どうも、浦和サポブクメです☆
浦和レッズジュニアユースの試合が行われた深川グラウンドから日立柏総合グラウンドに移動しまして、16時から行われましたプリンスリーグを観戦してきました。今節の浦和レッズユースの対戦相手は、今シーズンのプリンスリーグで、頭一つ抜け出して首位を走る難敵柏レイソルU-18となります。
今日は、細かいレポートは書きません。
出場メンバーと交代の流れと、大まかな流れと、感じたことなどを書きたいと思います。
この試合のスタメンは以下、
GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に4番茂木力也、右に6番吉原大、MFがボランチに8番須藤岳晟、左に10番関根貴大、右に27番邦本宜裕、真ん中に7番広瀬陸斗と14番斎藤翔太、FWが9番小川紘生
となります。
19分、43分に失点し、0-2でハーフタイムを迎えます。
後半14分に、2番細田真也に代えて、11番進昂平。この交代で、14番斎藤翔太が右サイドバックに入り、11番進昂平がフォワード、9番小川紘生が中盤に入っています。
21分に、3番森亮太に代わり22番荒木聡太。
32分に7番広瀬陸斗に代わり20番影森宇京。
33分に、失点し0-3。
39分に10番関根貴大に代えて29番川上開斗、8番須藤岳晟に代えて26番松崎洸星。
試合結果は、0-3で敗戦となりました。
まず、浦和レッズの不調を考える前に、前節の市立船橋高校は、今の時期の高校サッカーの中では最も高いレベルと最もピークに近い状態にある相手であること。
そして、今日の相手の柏レイソルU-18は、クラブユースで最も高いレベルで一貫したサッカーを貫いてくる相手。プリンスリーグでも首位を走る相手であること。
正直、浦和レッズユースの今年のチーム作りの状況進捗から考えると、今の段階で最も当たりたくないタイプの相手に2戦連続で対峙したということになります。
なので、まず、この2戦において、公式戦の経験が少ない選手で思うようにできずに自信を失いそうになっているとしたら、逆に、このレベルの相手に対して、問題なく自分のプレーができるようになれば、高いレベルで戦えることを意味すると考えて、基準を見たと考えて、磨いていってくれれば良いと思います。
今日の試合に関しては、基本的には柏レイソルに合わせてサッカーをやったら苦しくなると、分かっているはずなのに合わせてしまった前半。チームとしての状況の把握も甘かったように感じられます。相手の中盤に引っ張られ、精度の高いパスを送れる選手に隙を狙われる。
潰しどころに対する対処ができていなかったことや、明らかに14番斎藤翔太に縦パスで当てることができた時は、チャンスに繋がり、相手もそこを抑えることに苦慮していることが分かる展開だったにもかかわらず、相手の組織力を恐れて、思い切った縦パスを入れる頻度が増えない、縦パスが入った時に、前線の選手にスイッチが入らず、ずれる、うばわれる。
前半の戦い方は、そもそも相手の狙いにはまっていく形になっていたので、それでも打開するためには、通用している個所を積極的にチーム全体で使うべきなのに使えていなかったのがやや不満でした。
後半は、11番進昂平が入ったあたりから、ポジション変更だったりも含めて、相手のやり方を受けずに浦和が主導権を握るために仕掛けていくという姿勢で圧倒する時間帯を作れてましたよね。
特に、10番関根貴大がサイドに張るよりも中盤に入ってきてパスを受ける意図でプレーしだしたところ、7番広瀬陸斗も前半とは見違えるほど前に後ろに運動量豊富に、プレスも激しくやれていたこと、ボランチの位置に降りてきてパスを受けることもあり、相手のプレスを8番須藤岳晟のところに絞らせない動き。
組織的なプレーに長けた相手というのは、こういうイレギュラーな動きをする選手がいると混乱することを分かってかどうかは分からないものの、効果的でした。
11番進昂平も含めて、攻撃のリズム距離感がよくなった時間帯で相手の組み立てをさせなかったことと、右サイドバックに入った14番斎藤翔太のロングフィード(特に、フォワードの11番進昂平の裏へ抜ける動きに対してのフィード)が正確で、中からも鋭くくるし、後ろからのフィードも精度高く来るということも相手を混乱させることができていた要因になっていたと思います。
気になる点が、今の浦和のメンバー構成の中でのボランチの役割が8番須藤岳晟がキープして展開するところに時間帯によって依存する傾向がある部分というか、ボランチをやる選手にも様々な特性があると思いますが、私の印象としては、8番須藤岳晟はドッシリキープして展開するタイプの選手ではなく、中盤真ん中の2枚の内の1人が常にケアして動いてここが連動していることで初めて盤石になると思っているんですね。
今日のように、やや孤立してプレッシャーを受ける(最近、こういう形で狙われてダメ押しの失点をすることが多い)状況をどっしりと交わしてという役割になるのであり、そこで奪われることに対して、責任を負わせるような形になるんのであれば、他の選手を発掘するか、ボランチを2枚にする必要があるように感じます。特に、ここ数試合対戦したようなクラスの相手になるのであれば余計に。
だからこそ、20番影森宇京や26番松崎洸星のように1ボランチが相手のプレスを受けても展開しやすいように動ける選手が、経験を積んでより精度高く中盤の連携を高める役割を果たせるようにしなければならないと思うんですね。
どうも、型に当てはめたポジションの役割で、責任を押し付けるような見方がされる傾向が強いように最近は、感じる部分もあるのですが、あくまで連動連携があって初めて機能する物として、今のフォーメーションは、なかなか浦和に合っているなと思うのです。
それは、今日の後半に明らかに相手を圧倒していた時間帯にやっていたプレーが一つの鍵であり、その時にできていた連携連動が長い時間持続できれば、一気に今の結果が付いてこない流れから脱することができると思います。
それらを踏まえてですが、やはり昨年、キーパーのミスから失点が続いている時期にも、迷った挙句に書いたことがありますが、今で言えば、ボランチのミスからの失点が続いている状況が続いています。今のフォーメーションでのボランチの私が考える役割は、先ほど書いたようになると思うので、改善の余地は十分あると思いますが、なんにせよ、ボランチを担う選手は自信を持ってプレーをしなければならないと思います。
自信を持ってプレーして、連携部分で要求することを断固として主張して中盤を形成することができないと、チームとしての安定感が上がらないので、それができないのであれば、他の選手でそこをやれるという選手が変わることも必要になるかと思います。
そのくらい、重要なポジションです。
でも、私は2ボランチの時よりも、今の形を成熟させていくほうが今年の浦和にとっては、より高い位置を目指せるサッカーができるような気がしています。
結果は完敗の試合でしたが、良いと感じられた時間帯に繰り広げられたサッカーの質が思った以上に高かった。なので、未来は明るいと思っています。
未だにプリンスリーグの順位表を確認すれば、柏レイソルは、一つ抜けていても、浦和にとっては3位以内を狙うには十分すぎるくらいの勝ち点差以上に開くことはありません。
誰が何と言おうが、ブクメは、1年でプレミア昇格しか考えていません。だから、そこを本気で目指してチームとして一つになって戦える、そういう意識を持って戦ってほしいです。
昇格には運も必要と考えた場合には、浦和にとっては痛いプレミア3連敗を喫しても、なお3位以内は遠のいていないのですから、運も逃げていないのですよ。
だから、夏の全国の前に、プリンスリーグ前半戦の最終戦となるFC東京U-18戦がありますよね。ここは、自力で運と自信を手繰り寄せるには十分すぎる環境です。駒場での試合も良いですが、やはりユースの本当のホームは埼スタ第2グラウンドだと思っています。プレミアリーグが始まってから、埼スタ第2グラウンドは、浦和レッズユースに他の会場にはない雰囲気と力を与えてきました。
タイミング的には、最高のタイミングです。ここで勝って、勢いに乗りましょうよ!
・・・ということで、試合展開完全無視でお届けしましたw
試合後に、45分x2本で練習試合が行われました。この試合も、0-2、0-2と今日の柏レイソルU-18との試合は練習試合も含めて完敗となりました。
しかしながら、21番小島良太の迫力のある前線からのプレスや、怪我で長い間戦列を離れていた1番吉野雅大(正確には、前節の練習試合にも出ていたらしい)のプレーを久しぶりに見ることができたり、得点を奪うために走り回る11番進昂平の気迫などなど、完敗の中にも印象に残る要素も多くありました。
ではでは。
おまけの写真。