高円宮杯U-18サッカーリーグ・プリンスリーグ関東2013/09/22 第14節 – 浦和レッズユースvs前橋育英高校 2-2引き分け・・・今日の流れが次に活かされない可能性

前橋育英高校高崎グラウンド2013年9月22日

どうも、浦和サポブクメです☆

日曜日は、11時からユースのプリンスリーグ、vs前橋育英高校戦から、午後は15時から(間に合わなかったですがw)のジュニアユースの関東U15リーグvs鹿島アントラーズつくばジュニアユースの試合に足を運び、割と運転で疲れた模様で、家に戻ってから少し休憩と思ったら爆睡・・・まあ、言い訳なのですが、月曜日の早朝からブログを書き始めております。

言い訳が済んだところで、まずはユースのプリンスリーグ、vs前橋育英高校の試合について書きますね。

最近は切り替えようと思ってもどこか何かに不満を常に抱えた状態で足取り重めにユースの試合に足を運ぶようになっている自分に嫌気がさしつつも、選手にとって心境ははどうかは知れずでしたが、今日は、ユースの1年生の大半が坊主頭になっているのを見て、試合前に少し和ませてもらいました。

さてさて、前節での消極的采配が結果的に逆転負けと言う流れにまでつながってしまった中での中2日での戦い。順位表の上では、現在首位の前橋育英高校が対戦相手ということで、万全の状態でも簡単な試合にはならないということが容易に予想される試合でしたね。

ただ、印象としては、木曜日に対戦した山梨学院大学付属高校に比べると、組織的にはレベルの高いサッカーではあるものの、攻撃陣の迫力で言えば、木曜日よりは集中して守備の連係が取れていれば守り切れた相手だったかなという気もする相手だったようにも感じます。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左に6番吉原大、右サイドバックに19番橋岡和樹、真ん中に8番須藤岳晟、MFが左に22番荒木聡太、右に7番広瀬陸斗、ボランチに17番勝野瑛と13番條洋介、トップ下に14番斎藤翔太と9番小川紘生、FWが27番邦本宜裕

となります。

前節の試合で、退場になった4番茂木力也は出場停止(わざとじゃないのに一発退場ハンドを取られて悔しそうな表情をしていましたね。)また、前節センターバックのポジションに戻り、安定したプレーを見せていた5番齋藤一穂がスタメンから外れていたり、このタイミングで再び3バックになったり、やはり毎試合読めない采配は見事ですねw 選手も適応能力が身に付きますね。

あと、前節後半に負傷した10番関根貴大は、復帰まで時間はかからないようですが、今日の試合ではベンチにも入っていなかったと思います。

ようやく涼しくなってきたここ最近ですが、今日は晴れて試合の時間帯は結構熱い状況下での試合となりプレーする選手にとっては、かなり消耗度の大きい試合になったように思われます。

前半は、スタートから相手にボールを回される回数が多くなる中で、浦和は3バックというより5バックのような形になるケースが多く、加えてバックラインと中盤、前線の距離が開いてしまったりパスの意図が合わないというケースが多く、相手の攻撃をバックラインで止めた後も、次の攻撃に転じたところでのパスを相手に狙われて奪われてしまうケースが多くなり、リズムがつかめない印象がありました。

ただ、回数は決して多くないものの久しぶりに前目のところでスタメン出場した14番斎藤翔太にパスが入った時には、前線での攻撃がスムーズに展開されやすい状況にはなっていたように感じられます。

ポイントポイントでは、良い部分は見つけられるものの、やはり前半の浦和には混乱が見られるケースが多くあり、守備陣のところの連携も、いつもと勝手が違うところなども含めて、混乱が見られる中で、しっかり相手にそこを突かれて、決定的な場面を作られる場面も決して少なくはなかったと思います。

そうした中で、前半11分に失点し、0-1とビハインドを背負う形になります。

浦和の攻撃としては、27番邦本宜裕からの仕掛けからもう一人が絡んでというケースが多く、そこに加えて14番斎藤翔太が上手く経由されたときの攻撃では、チャンスになる形が比較的多くありました。

また、前節右の中盤で攻撃的なプレーでかなり相手ゴールを脅かすプレーをしていた19番橋岡和樹は、その流れが汲まれないバックラインでの起用に再び戻りましたが、前半はそんな中でも7番広瀬陸斗のワンツーからサイドを攻め上がっていく場面を1,2回ですが作っていましたね。

個々のドリブルでの仕掛けなども結構相手守備陣にかかることが多かったものの、何度かそれが実ってゴールに近いところまで持ち込むことは浦和にもできていたものの、前半は得点を奪えず0-1でハーフタイムを迎えます。

前半やや気になったのは、以前にも触れたことがありますが、パスの出し手の意図、受け手の意図がずれて奪われるケースが多かった中で、出しても受けても、何も主張しないケースがほとんどだったことなんですね。こういうところも、試合の中で選手同士でコミュニケーションをとって行かないと、やはり連携部分は深まりにくいのかな~と思います。

さてさて、後半開始から14番斎藤翔太に代わり11番進昂平が入ります。

同時に、前半の難しい時間帯にもほとんど指示が無かった監督にもなぜか急に後半からスイッチが入ります。指示と言うよりは、「戦え」という意味でのスイッチが。かなり、前半後半の差が大きく、未だにこれに関しては、謎が多いです。

ブクメも、観客席が落ち着かなかったので、前半終了と同時に席を立ち、後半は浦和の攻撃する側のゴール裏に移動(ゴール裏とは言っても、金網+ネット越しで道路に面した外から見るという木曜日の与野八王子グラウンドと同仕様というだけw)して、気持ちを切り替えて観戦。

前後半の色々な変化で、何か見える景色も選手の攻撃的な部分も何かスイッチが入ったように感じられ、正直後半の位置からは、浦和が攻められた場合の状況は、あまり良く見えない位置になり、純粋に攻撃している時に、その攻撃に対して集中して応援できるようになったというか、実際に後半立ち上がりから、浦和が相手を押し込むようなプレーも多くなり、後半は、まったく別の試合になったような印象でした。

チャンスが増える中で、相手ゴールに近い位置でのフリーキックも増え、よりゴールに迫るプレーも当然増えたわけです。

その理由の一つが、27番邦本宜裕のところでボールが収まる回数が多くなったことや、シンプルに活かされる動きを11番進昂平が務めたことが大きかったように感じます。

21分に13番條洋介に代えて23番安東輝が交代で入ったように暑さの中で、疲労がたまってくる時間帯で、攻撃陣もフレッシュな選手を投入しながらより得点を狙う形が作られていきます。

そして、浦和にとって待望の得点が25分に入ります。

中盤の高い位置でパスを受けた27番邦本宜裕がキープしながら、左から駆け上がる11番進昂平に絶妙のタイミングでラストパスを通し、このチャンスをしっかり11番進昂平がものにして1-1の同点に追いつきます。

この同点ゴールの直後に相手に決定的な形を作られたものの18番関口亮助がタイミングよく飛び出してこのピンチの場面を防ぎ、流れとしてはより浦和に傾いていくかに思われたものの、35分に遠くて細かくは見えなかったものの、おそらく前半の失点と同じような形でもったいない失点を喫してしまい1-2と再びリードされてしまいます。

そして、ここで夏のクラセンのサンフレッチェ広島戦に足を運んでいた方であれば、記憶に強く残っていると思われる、延長戦の攻防の時に効果的だった交代が行われます。

38分に22番荒木聡太に代わり、24番東伸幸が入り、前線に高さを加えます。シンプルに高さを生かした形でのパワープレーでしたが、24番東伸幸が求めらえるポストプレーをしっかり高確率で成功させ、ここから11番進昂平が飛び出していくなど、より得点に近いプレーが増えていきます。

42分には、17番勝野瑛に代えて16番小木曽佑太が投入され、16番小木曽佑太も前線に入ります。

前線に2人の長身選手と、彼らが体を張った時のこぼれだめに11番進昂平が反応する形、そこに加えて、一つ下がって中盤の位置で供給役になった27番邦本宜裕のプレー精度も高く、残り時間は相当迫力のある攻撃が展開されます。

そして、後半アディショナルタイムに入ったところで、24番東伸幸の落としから11番進昂平が抜け出して、やや難しい角度ながらしっかりゴールを決めて2-2と土壇場で試合を振り出しに戻します。

この後、7番広瀬陸斗に代えて15番清川大輝を投入して間もなく試合は終了となってしまったものの、この終盤の時間帯の攻勢を考えると、あと5分残っていれば、浦和が逆転することも十分可能だったと思います。

結果の2-2は、リーグでおかれている状況を考えれば、十分な結果ではありませんが、今日は、選手が最後まで戦えるような采配をしてくれて、実際に選手も戦ってくれていましたし、悪くはなかったです。

そして、浦和の育成は、こういうところをもっと重視してほしいのになと感じる部分も強くなりました。

浦和レッズには、積み上げてきたチームの戦術と言うものはありませんが、一貫して浦和のサポーターが求めてきた要素だけは、積み上げられてきたと思うんですね。それが、こういう部分なのかなと。

試合はあまり最近見ていませんが、興梠選手のインタビューで見かけたような、「浦和のサポーターは、得点以外の、球際で頑張ったり、そういうプレーを認めてくれる」というようなニュアンスの言葉に象徴されているというか、唯一浦和のサポーターが一貫して求めている選手の形というものがあると思うんですね。

きれいなサッカーや戦術も確かに重要ですが、やはり浦和の育成を冷静に見つめて見た時には、前提として、その部分が必要になると思うんですよね。

未だに表面的なところで、今のユースの1年生に対して、昨年のジュニアユースでの苦戦のみを見て、その乗り越えて得たものを見ずに、弱いと語る人がたまにいますが、今日、その結果を生み出し、前線で力強くプレーした東伸幸と小木曽佑太が今、こういう頼もしいプレーを1年生の段階から見せることができているのは、今の浦和のユースの育成に足りない要素を、昨年の段階で得ることができたからだと私は思っています。

こういう要素を最も大切にし、そこを崩さないように次の段階で戦術に移っていくようになれば、もっともっと浦和の育成は、魅力的で、強い選手を生み出せると思うんですけどね。

その部分を強く主張しつつ、既にクラセンで一つの武器として、今日の後半のような形に手ごたえを感じていたのは、誰が見ても明らかであったにもかかわらず、直後から、なかったかのごとく、また一貫性のない起用采配に戻ってしまった今年の特徴からも、今日は再び手ごたえを感じ、でもまた次は、大幅に色々なことが変わってしまう、今日の流れが次に活かされない可能性を常に考えてしまう、それに慣れてしまっている(悪い意味ですよ)自分が少し怖いですが、今度こそ、活かされるように願います。

まずは、身近な木曜日と日曜日の2試合での高要素が活かされますように!

ではでは。

・・・前回の前橋育英高校戦の時同様に、試合終了後間もなく、ジュニアユースの試合に移動したため、この後に練習試合が組まれていたのですが、またもや見られずw

どんな試合になったのか、気になります。

前橋育英高校高崎グラウンド2013年9月22日前橋育英高校高崎グラウンド2013年9月22日前橋育英高校高崎グラウンド2013年9月22日

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おまけの写真。