高円宮杯U-18サッカーリーグ・プリンスリーグ関東2014/07/20 第9節 – 浦和レッズユースvsFC東京U-18 1-1引き分け

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どうも、ブクメです☆

今日は、さいたま市浦和駒場スタジアムで行われたプリンスリーグのFC東京U-18戦を観戦してきました。前節の山梨学院附属高校戦は、足を運べなかったものの、その試合でも勝利し、クラセン予選終了後のプリンスリーグを2連勝した流れで、再びクラセン本戦のために中断期間に入る直前のプリンスリーグであり、混戦状態ではあるものの、天皇杯予選で関東1部の大学勢を破るなど快進撃を見せつつ、プリンスリーグでも首位に立つという、いわゆる2連勝してクラセンを直前に控える状況では、現在地を図るうえで願ってもない相手との対戦になりました。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に21番中塩大貴(後半38分⇒17番川上開斗)、右に40番橋岡大樹、真ん中に4番吉原大と2番橋岡和樹、MFが左に22番荒木聡太(後半8分⇒39番渡辺陽)、右に10番小川紘生、ボランチに7番勝野瑛と5番茂木力也、トップ下に8番斎藤翔太、FWが9番小島良太(後半21分⇒19番松澤彰)

となります。

得点経過は、5分に失点。この失点は、相手の攻撃陣を警戒しすぎてスタートに堅くなりすぎていたことからのミスの連鎖の危ない時間帯のものでした。失点以降徐々に安定してからの守備と守備を崩さない程度の守備陣の攻撃参加のバランスが凄く良かっただけに、いわゆる入り方のところでの失点は、悔やまれますね。

得点は、後半アディショナルタイムに後半代わって入った19番松澤彰の粘りから、キーパーが弾いたところを、気が付いたら上がってペナルティエリア内に走りこんでいた2番橋岡和樹が押し込んでのゴールでした。

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この試合をどう捉えるか。私自身も、少し自分の頭の中での最近のユースの見方が頑なになりすぎているのが自分でもわかるくらいなので、素直に書くと試合終了直前の同点ゴールで、浦和側の上の方の座席が大騒ぎで喜んでいる声をよそに、今日の内容と試合展開であれば、しっかり導かれていれば、そのゴールは、同点ゴールではなく、逆転ゴールであるべきだったと、妙に冷静に考えてしまっている自分がいたんですね。

なので、頑なで厳しすぎる考えの自分をいさめるためにも、この試合を見ていた何人かのサポーターの方に、話を聞きつつ、頭の中を整理していきました。数人の方に話を聞くと、今日の試合は、交代の意図も適切で、首位の相手にしっかり追いついて終えられたので良い試合だったということでした。

私の中での素直な感想は、前線で効いていた9番小島良太を下げることに疑問を感じたり、結果的には、広げる意味では成功していた39番渡辺陽の投入と求められた役割も、彼の特徴が生きる使われ方がされないなと感じたりしていました。

ただ、4バックに変わってから、クラセン予選などで私が見ていない期間に良くなったと聴いていた状況から、私が見た4バック変更後のチームで、その良くなった要素がずっと感じられていませんでしたが、今日の試合では、2番橋岡和樹、40番橋岡大樹、そして、ボランチの5番茂木力也の3人のポジションの取り方により、40番橋岡大樹が高めの位置で攻撃参加できるような守備の連動性が見られたり、いわゆる最初の失点までのバタバタは、課題ですが、守備のバランスが明らかに良くなっていたことがわかりました。

これにより、7番勝野瑛が更に攻撃も意識したボランチとしての動きがやりやすくなっているように見えました。

攻撃に関しては、押し込んでいる時間帯、セットプレーを連続で取れた時間帯など、明らかに、「勝負」というところで重要な時間帯に同点ゴールを奪っておけなかったことは、課題になりますね。リスクを負えないという部分もあったと思いますが、明らかにこちらの構成で相手の守備が混乱していた前半の終盤の時間帯には、高い位置で何度か22番荒木聡太がインターセプトで高い位置で奪えたり、相手が守備に入った時に低めにラインを取っている時に、結構フィフティのボールになった時に、大きくスペースを開けてしまう傾向が相手にはあったことで、その辺りでボールを保持できる選手が多かったところなど、やはり生かしたかったですね。

10番小川紘生が、前線でパスを捌くというところで、良さを見せている中で、反面シュート意識が薄いことが気になっており、同じく前半の終盤の時間帯で、少し強引にシュートまで行っても良いというところで、キープしてパスを選択した時には、「シュート狙えよ」と思ったりしたのですが、こちらが言うまでもなく、その後、狙えるところでは、シュートも思い切って狙う場面が増えたのでOKです。決めていればなおOKです。

守備のバランスがよくなり、相手の戦い方によっても、対応できるようになってきたことは大きいですよね。

やはり、ある程度後ろがどっしりしてきたということが重要であり、そこから、攻撃の課題を考えていく、と言うほうがチームとして混乱せずに、やっていけると思いますので、その点は少し安心しました。

前線の選手の個々のプレーは、悪くないと思います。ただ、それがなかなか線となってつながらないのが、今日なかなか良い時間帯でも得点ができなかったことにつながっていると思いますので、自分の特徴を殺さず、近い位置でプレーする選手の特徴を考えながら、一つ一つ、慌てずに生かし活かされをうまくやれるようになって行けば、より前進できます。

相手を研究することも必要。でも、リスペクトのし過ぎは不要。手応えを掴んできた形が、ちょっとしたことでまた壊れないように、全国大会の中でも一歩一歩前進していけることを期待しています。

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