第40回日本クラブユースサッカー選手権2016/07/26 – 浦和レッズユースvs愛媛FC U-18 0-0引き分け・・・サッカーらしい結果。続ければ大丈夫。

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どうも、ブクメです☆

埼玉から出発するときは、怪しい天気だけど、意外と雨は持つかもしれないなと思っていたのですが、車で群馬県に近づくにつれて雨が降り出し、気が付けば結構な本降りになりました。暑いよりは良いとは思いつつも、結果的に、雨というコンディションをものともせずにゲームを支配したのが浦和レッズユースだったものの、その1点を決めさせてくれなかったのも、もしかすると雨だったのかもしれない。

ということで、今日は、クラブユース選手権のグループステージ第2戦に足を運びました。昨日の前橋総合運動公園から場所を移しまして、今日は、下増田多目的運動広場での試合となります。なんだか、昨日の前橋総合運動公園のピッチ状態が気になったということで、最終戦の会場となるNTT図南のグラウンドを見るために、今日の9時からの試合足を運んだという方がいて話を聞いたら、あまりよろしくないようですね。

そんな、各会場のコンディションも気になる大会ですが、ピッチコンディションという点では、比較的今日の下増田多目的運動広場は、良い方だったようにも思います。

第1戦で、横浜FCユースに0-1のビハインドから追いついて引き分けに持ち込んでの第2戦。この日の対戦相手は、愛媛FC U-18でした。

この試合のスタメンと交代は以下の通り、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに26番池髙暢希(後半スタート⇒8番松高遼)、センターバックに3番関慎之介と40番橋岡大樹、MFがボランチに16番大西翔也、左に9番川上エドオジョン智慧(後半20分⇒7番伊藤敦樹)、右に23番シマブク・カズヨシ(後半16分⇒20番長倉幹樹)、真ん中に10番渡辺陽と11番時里元樹、FWが14番井澤春輝

となります。

攻撃のメンバーが第1戦より少し変更になっていますね。

今日の試合は、よく言われる決定力がという話も出そうな感じではありますが、それを差し引いても、決定機の決定機で、ちょっとしたところを天候によるいたずらみたいな形でゴールの中に吸い込ませてはくれなかったとか考えてしまうような、展開になりました。

寄せては来るけれども、プレッシャーにはあまりならないようなプレスのため、比較的、初戦と違って、自由に思うようにプレーできる選手が多いように感じた試合序盤の印象。それに加えて、今日は、前線に入った14番井澤春輝が、胸で受けてキープしたり、くさびになって受けたりと、この組み合わせになった時になりがちな、放り込みで、高さ勝負になって、特徴が活かされないよなという印象ではなく、低めの弾道で展開するために当てる意図のパスと、それをキープするという形ができていて、実際試合の中で、相手ゴール付近で、パスを受けた14番井澤春輝が粘って倒されて良い位置でフリーキックを獲得するという場面も多くなっていました。

この試合での攻撃の印象は、その14番井澤春輝のところと、あとは、第1戦の時もそうだったように、やや攻撃の際は、左に偏る傾向があり、9番川上エドオジョン智慧と10番渡辺陽、そして、サイドバックの位置から攻撃参加した6番鈴木海都が絡んだときに、より迫力のある攻撃になっていました。両サイドとも攻撃的になりすぎないようにということで、比較的、右前線に関しては、シンプルに23番シマブク・カズヨシにつなげてから個人で仕掛けるという形が多くなっていました。

で、やや左サイドからの攻撃が多いなという印象が相手についたところで、9番川上エドオジョン智慧と23番シマブク・カズヨシがポジションを入れ替えて、左の組み合わせに23番シマブク・カズヨシが入って仕掛けて、逆に右の方は、9番川上エドオジョン智慧が個人で仕掛ける形を作るなど、相手が対応しにくい試みもできていたと思います。

少し細かく浦和の攻撃の流れを書いていきますね。

2分に40番橋岡大樹のロングフィードを14番井澤春輝が受けて、9番川上エドオジョン智慧がミドルシュートを狙います。

5分には、11番時里元樹が高めの位置でインターセプトし、そこからいったん下げて、テンポよく26番池髙暢希が前線に展開する形の攻撃。

6分には、9番川上エドオジョン智慧と10番渡辺陽がパス交換から仕掛け、結果的に9番川上エドオジョン智慧がそのまま仕掛ける形になったものの、そのタイミングでしっかり左サイドから6番鈴木海都が攻撃参加して前線に走っているという厚みのある状況を作り出した攻撃。

8分には、23番シマブク・カズヨシのドリブルでの仕掛けで良い位置でフリーキックを獲得すると、そのフリーキックのチャンスで、キッカーの6番鈴木海都が雨という天候も考えて、グラウンダーで狙ったことで、かなり惜しい形を作ります。

10分前後は、連続で23番シマブク・カズヨシが右から仕掛ける場面からセットプレーのチャンスを複数作ります。

20分には、10番渡辺陽からのパスに抜け出した9番川上エドオジョン智慧が、持ち込んで、クロスを入れるも23番シマブク・カズヨシには、わずかに合わず。

23分には、11番時里元樹のドリブルでの仕掛けから、良い位置でのフリーキックを獲得します。

ここで獲得したフリーキックで、6番鈴木海都の直接狙ったキックは、惜しくもクロスバーを叩きます。

前線がやや攻撃的になる状況下で、16番大西翔也が、守備的なケアをかなりしっかりやっていたのも印象的でした。

28分には、11番時里元樹が、相手キーパーにプレッシャーをかけてキックミスを誘うなど、浦和の攻撃の選手は、寄せるだけではなくて、しっかり相手がプレッシャーを感じるような、追い込みなどができるのが良いですよね。

守備のところも、安定していて、ほとんど相手にやられたなという形を作らせていなかったものの、前半34分の相手コーナーキックからの流れでは、一度ピンチになりかけましたが。ただ、前半で危なかった場面は、それくらいかと思います。

前半残り5分くらいからは、さらに前半に1点取ってやろうという攻撃が続き、連続で3回くらいコーナーキックを獲得するも、決められず、前半を0-0で折り返します。

前半の時点でも雨は降り続いていたのですが、後半スタートくらいからは、雨がさらに強くなって、精度の高いプレーが難しいようなコンディションには、なってしまったものの、それでも浦和ペースは変わらず。

後半開始早々に16番大西翔也からのパスに抜け出した23番シマブク・カズヨシが仕掛け、ここからコーナーキックを獲得します。

5分には、スペースが空いていると見るや、40番橋岡大樹がバックラインから攻撃参加したり、7分には、11番時里元樹がファールを受けて試合がいったん止まりそうになった時に、すかさず3番関慎之介が素早いリスタートを試みるなど、得点を奪うための工夫も多く見られます。

8分には、6番鈴木海都のインターセプトからの前線へのパスを14番井澤春輝が胸で受けて素早く抜け出す11番時里元樹に通れば大きなチャンスという形を作ります。

9分には、この試合、比較的守備に重きを置いてバランスをとっている印象が強かった16番大西翔也が、中盤でパスを受けたところで、前線の9番川上エドオジョン智慧がタイミングよく走り出すのを見つけると、そこへ精度の高いパスを供給する場面を作り、その直後の10分には、シュートコースが空いたときには、枠をとらえきれなかったものの、自らもミドルシュートを狙う意識もしっかり持っていて嬉しかったですね。大事なことです。

更に14分には、16番大西翔也からのフィードを11番時里元樹が上手く受けて、23番シマブク・カズヨシに落とし、そこから14番井澤春輝へというテンポ良い狙いも見られました。

19分には、後半からサイドバックに入った8番松高遼からのゴール前へのクロスに20番長倉幹樹がタイミングよくディフェンダーの間に入ってヘッドで狙うなど、この試合途中から入った選手も、特徴を見せて得点を狙います。

24分には、8番松高遼からの展開で20番長倉幹樹、10番渡辺陽とつながり、ペナルティエリア内で再び20番長倉幹樹につながりシュートを狙うも、ここは、惜しくも相手にギリギリのところで防がれます。

25分には、一瞬PKをもらえたのかと勘違いしてしまいましたが、ペナルティエリアのわずか外で14番井澤春輝が粘り強くキープしたところで倒され、フリーキックを獲得します。

27分には、7番伊藤敦樹と20番長倉幹樹のパス交換で、最後は7番伊藤敦樹がヘッドで狙う形も作ります。

30分には、3番関慎之介からのロングボールを相手ディフェンダーがクリアしたところを狙って10番渡辺陽がシュートを狙います。

36分には、40番橋岡大樹から、11番時里元樹、16番大西翔也、8番松高遼と上下でテンポ良い展開から攻撃の形を作ります。

残り時間が少なくなったところで、40番橋岡大樹からパスに20番長倉幹樹が抜け出して決めたように見えたものの、ここはオフサイドの判定。

そんなわけで、チャンスの場面をある程度、絞って書き出してもこれだけあるくらい、ゲームを支配していたものの、わずかなところで決まらずに結果的に0-0で試合が終了となりました。

実にサッカーではよくある、ゲームは支配しても0-0で終わるというケースで、ポゼッションがどうこうということではなく、ゴールを狙う姿勢も見せているチームですから、何が悪かったとかではなく、ツキに若干恵まれていなかったという感じでこの試合は良いかと思います。

気が付けば、ユーロ2016で優勝したポルトガルと同じ、初戦1-1、第2戦0-0という結果になってしまいましたが、内容としては、ポルトガルよりも、第2戦でだいぶ良いところまで上げてきているのが分かる試合でしたので、第3戦では、ビハインドから追いついてという形ではなく、この試合の攻撃の良いイメージを継続して、気持ちよく勝利して自力でグループ2位以内を奪い取って、決勝トーナメント進出を決めてくださいね。

今大会は、気温というところでは、比較的恵まれての第2戦までになりますが、今日のような大雨の中での試合は、暑さの中での試合とはまた別の疲労感を与えたでしょうから、休息日でしっかりコンディションを整えて、木曜日の第3戦へ向けて万全の準備を整えてくださいね。

お疲れ様でした。

ではでは。

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