どうも、ブクメです☆
アニ山さんから記事が届きましたよ。昨年に、高校サッカーのインターハイが沖縄開催と聞いた時には、かなり行きたい気持ち強くなっており、更に、知っている選手もそちら方面のチームに入ったなどもあったのですが、結果的にいくつかの条件が重なり、沖縄に行くモチベーションを行動まで移すところまで届かずでしたが、アニ山さんは、宣言通り、しっかり沖縄に足を運んでの試合観戦ということで。
会場の選び方は、相変わらずのアニ山さんらしさが出ていますね。
ということで、アニ山さんの記事です、どうぞ!
おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
さて、この週末はインターハイの観戦に沖縄に行っておりました。
男子の1回戦に合わせて金曜日・26日から二泊三日で沖縄に入ったのですが、初日は那覇空港着が午前11時。その日はとにかく最もスムースに移動できる会場に…ということで、西原町民陸上競技場にまいりました。それでも同会場にたどり着いたのは第2試合(関大一高vs米子北)前半終了間際となりました。
ただ、自分の到着前にはかなり強めのニワカ雨があったようで、それはそれでラッキーだったかもしれません。
さて、しっかりと観戦できる2日目ですが、カード的には1回戦で星稜を破った水戸商業と富山第一、青森山田と大津という2試合がある吉の浦公園ごさまる陸上競技場が気にかかったのですが、スタジアムマニアの発想としてはFC琉球がJFL時代に使用したスタジアム・北谷陸上競技場を潰しておきたいという思いもあり、悩んだ挙げ句に北谷を選びました。
北谷までは那覇のバスセンターから45分ほど。運動公園の最寄りの停留所は運行本数が多くないので、少し離れた国道58号線を走るバスを利用しました。
自分は「謝苅入口」という停留所で下車しましたが、陸上競技場は運動公園の一番奥にあるので、バス停から徒歩10分といった感じでしょうか。
大きめのメインスタンドが東側を向いていて夏の沖縄の陽射しを正面から受けるのには難儀しましたが、スタンド最上段から外を眺めると、この海が広がります。
2回戦・北谷会場の1本目は帝京大可児と徳島市立の対戦。
帝京大可児は4-4-2、徳島市立は少しシステムがはかり辛かったのですが、恐らく4-3-2-1のツリー型で、相手ボールで左ハーフの#9木村広也が落ちてきて5-4-1的なバランスを取っていたのではないかと思います。
徳島市立の相手ボールに対するアプローチが積極的で、徳島市立ペースでゲームは進んみますが、前半14分に大きなチャンスが訪れます。
帝京大可児センターバックの足元の処理が乱れたところ、徳島市立#7槇野秋也がスチール。そのまま持ち込んでキーパーと1対1になりますが、フェイントでキーパーも交わそうとした#7槇野のステップに帝京大可児のキーパー#1安江翼が見事に対応してボールを抑えます。
この辺りを境に、今度は帝京大可児が前でゲームを進め出します。19分には#14横井内壮が真ん中から左に叩き、フリーになった#7関根空がシュートを放ちますが、惜しくも外。
徳島市立の対人に強く、球際にしぶとい守備に対して、帝京大可児がそれを背負って、いなしながら、どのように前を向くシーンを作れるか…という構図になっていきますが、それ以降は双方ともシュートらしいシュートもなく、スコアレスで70分が終わります。
後半ロスタイムにはPK戦に備えて、両チームともゴールキーパーを交替しただけあり、徳島市立#17米田世波が3本、帝京大可児の#17牧田修希が2本セーブ。牧田は他に触りながらもゴールとなったのが2本あり、帝京大可児は本当に惜しくもの敗退です。
帝京大可児は前述の前半19分#7関根のシュートの直後にクーリングタイムに入ってしまったのがツキがなかったか(この試合はクーリングに入る時間が少し遅れた)。それまでの5分間ほどは流れを引き寄せていたのに、再開後は徳島市立がリズムを取り戻してしまいました。
35分ハーフのゲームは、ただでさえマネジメントが難しいと思いますが、さらにクーリングで5分程度、飲水で1分程度の中断が入る。熱中症対策なので仕方ありませんが、前後半がさらに【15分-10分-10分】と3つのピリオドに分割されてしまうと、従来のサッカーとはまた違ったスポーツにも感じてしまいます。
徳島市立は、スタメンキーパー#1中川真が安定。クロス、セットプレイを中心にカバーエリアの広さを発揮し、帝京大可児はペナルティエリア内のハイボールはノーチャンスといった感じでした。
フィールドプレイヤーでは中盤の#5川人太陽。攻守に存在感がありましたが、特にディフェンスでは最終ラインの前で攻撃の芽を摘み取り、チームに好循環をもたらす働きぶり。
もうひとり、右サイドバックの#6平佑斗も、クサビのパスに対しての反応がよく、そのボール奪取からオーバーラップで攻撃の起点になっていましたが、ひとつ残念だったのは、クロスやスルーパスなど最後の部分に精度がなかったこと。もう少し丁寧に可能性のあるボールを供給できていれば、徳島市立は70分で勝ちきれていたのでは、とも思えます。
【丸岡 1 – 1 (PK 3 – 2 )矢板中央】
丸岡高校は、北信越プリンスでの戦績からは好調さが窺え、見ておきたいと思っていたチームでした。
この試合も両チーム決め手を欠いたというか、なかなかシュートまでいけない序盤になります。
矢板中央が前半28分と早めにフォワードを交替。#11大貫翔平out #9多田圭佑inと手を打ってきますが、この辺りからやや矢板中央寄りに流れが傾きます。
後半クーリングタイム前には立て続けにシュートまで持ち込み矢板中央が優勢にゲームを進めていたのですが、後半26分に左サイドを突破した丸岡#11明間希からのクロスに合わせた#7中村晃大のヘディングがバーを叩いて内側に吸い込まれ、押されていた丸岡が先制。
しかし直後に矢板中央#7靏見拳士朗がフリーキックを直接決めて同点。矢板中央の底力を感じさせます。
第2試合もPK戦にもつれ込みますが、こちらも充実のPK戦でした。
丸岡#1倉持一輝、矢板中央#1溝口陽日ともに2本セーブ。最後矢板中央は5人目のキッカーがバーに当てて丸岡の勝利。
PK戦自体、緊張感がみなぎり引き込まれるものですが、2試合とも両チームのキーパーの反応が素晴らしく、見応えのあるPK戦でした。