どうも、ブクメです☆
アニ山さんから記事が届きました。インターハイ観戦関連の記事の第2弾ですね。沖縄県には、高校生の頃に修学旅行的な形で行ったことはあるものの、サッカー目的で足を運んだことがないため、いくつかのスタジアム名が出てきますが、私としては、一つもピンときませんw
そして、実は、インターハイの経過はほとんどチェックしておらず、この記事を持って、青森山田が敗れたことを知ったという程度の本当に情報を追えていません。この記事をアップする前に、そういえば、どこが優勝したのだろうと調べてみたら、正に今日が決勝で、桐光学園が優勝したのですね。
なので、あまり記事の内容に反応できていないのですが、記事の最後の方にあった新潟勢の台頭のところで新潟明訓高校が出てきて、浦和レッズユースBが参加した水戸ホーリーホックユースカップで、総得点差で浦和の1位通過を阻まれた相手で結局、決勝まで進んでいたんだよな~、なるほど新潟勢が台頭は、よくわかる話だと思った感じです。
では、アニ山さんの記事です。どうぞ。
おはようございます。
ブクメ氏の助手見習い・アニ山です。
さて、沖縄インターハイ観戦記の後編、7月28日(日)観戦分です。
この日は19時那覇発のフライトで成田に戻る予定です。14時前には試合が終わるとはいえ、何かトラブルが起こると嫌なので、比較的バスの便が多くアクセスしやすい、那覇市の南東隣、南風原町にある黄金森公園陸上競技場を選択しました。
バスの便が多いと言っても最寄りではなく、少し離れたところに多くの路線が経由する停留所「兼城十字路」があります。そこからスタジアムまでは徒歩で15分ほど。
ただし、自分は25分ほど歩く破目になりました。いや、迷ったワケではないのですがね。
プリントアウトした地図を持っていたのですが、キチンと見ずに、なんとなく最短距離を行こうとしたため、スタジアムの裏手の山道に入ってしまいました。
入口は整備された遊歩道という雰囲気だったので油断をしていたのですが、「黄金森」というだけあって、進むにつれ鬱蒼とした森の中を行く、かなり急な上り坂になります。頂上近くで視界も開けてくると、今度はスタジアムに向けて階段をひたすら降りていかなくてはなりません。結果的には大きく遠回りした上に、スタジアムの裏手の山をワザワザ超えてくる格好になりました。
遊歩道の入り口に『ハブに注意』なんて看板があったので、そこで恐れおののいて引き返し、地図を確認していればコンナコトにはならなかったんですけどね。
【初芝橋本 1 – 0 高知】
大まかな印象では、パスで繋いでいく高知と、ドリブルでボールを運んで突っかけていく初芝橋本という構図の試合。
高知高校は、このゲームを見たところでは、左利きのアンカー・#5小黒大翔がキーマンという感じがしました。
中央で細かくボールを動かしながら、#5小黒に入ったところで機を見てフリーになった選手などに大きく小さく散らしていきます。この視野の広さと間合の良さ、そして配球されるロングボールの正確性から、能力の高い選手だということが感じられます。
高知高校は後半21分にPKで失点しますが、追いかける展開になって#5小黒を前線左に上げてきましたましたが、これもチーム内での評価の高さを反映するような采配です。
レッズユースでいえば、井澤春輝のような信頼の置かれ方…と喩えるとわかりやすいでしょうか。
前線は3トップ気味の位置取りをしますが加えてトップ下と両サイドバックが流動的にボールを引き出していきます。
もちろん受けに回ることも多いのですが、前を向いてゲームを作れている時間帯では、前日の2回戦で埼玉代表・西武台を4-0と大差で下している勝ち上がりもなるほどと頷けるところです。
【北越 1 – 1 (PK 5 – 4 )青森山田】
このゲームの最大のポイントはやはり、1-1のスコアで迎えた後半37分、青森山田の決定機でしょう。
相手コーナーキックをクリアしてのカウンターでキーパーと1対1となった場面で、#17タビナス・ポールがシュートを大きく外してしまいます。
時間帯的にも、もう勝負を決めるゴール…になるハズでした。
後半17分から投入されていた#17タビナスは、このプレイの直後に交替を命じられます。監督の心中が窺われる采配です。
タビナスと対峙した北越キーパー#1平山颯太の間合いの詰め方が巧かったこともあるでしょうか、それに対してタビナスが若干慌てたようにも映りました。
さて、試合を通してみると青森山田がとてもギクシャクした、北越が自分のサッカーをやりきったというゲームで、結果PK戦で北越が勝利しましたが、内容面をみると妥当な結果に落ち着いたのではないかと思います。
北越が後半13分に先制。後半18分に青森山田がセットプレイで追い付く…という得点経過なのですが、このスコアが動く前に青森山田としては2度ほど危うい、命拾いしたというシーンがありました。
一度目は前半15分、北越#11田中翔がエリア内でボールを受けて切り返しに対たところ、青森山田ディフェンスのチャージがファウルの判定でPK。これを北越キッカー#9庄内碧がポストに当てて決められず。
二度目は後半7分、北越が中央から#12五十嵐翔のスルーパス、#5藤吉玲依が完璧な受け方をみせてフリーに。さらに落ち着いてキーパーも交わし、角度のないところからマウスにボールを流し込もうという絶体絶命の局面。ここでディフェンスがスライディングで戻りボールを跳ね返します。
青森山田は前後半ともクーリングタイムには、監督から非常に厳しい口調の声がかけられていました。内容はハッキリとは把握できませんでしたが「やっていない」、「闘っていない」という趣旨のものだったと思います。
一方の北越はピッチ上でも【やれる・勝てる】とボジティブな声が飛んでいました。パスワークで相手を振り回し、最後のキメのところではスルーパスに対して斜めに入る動きでディフェンスの裏を取るなど、連動性の高い仕掛けで青森山田の守備ブロックを翻弄する時間帯もあり、また、ルーズボール、セカンドボールが北越に収まる場面も多く、良い流れに乗ったチームと歯車が噛み合わずに悪循環を起こしてしまったチームの典型的な側面も顕れていました。
それにしても、昨今の新潟県のユース年代の充実ぶりはすごいなぁ、と。
この北越をはじめ、昨年度の選手権で見た帝京長岡、また、これはTV中継での確認でしたが北信越プリンスを制してプレミア参入戦に挑んだ新潟明訓と、それぞれなかなか面白いサッカーをやってきます。
これも北信越プリンスによる高いレベルでの切磋琢磨の効果でしょうか。