メトロポリタンリーグ(U-14) 2012/12/01 浦和レッズJrユースU14 vs 横浜F・マリノスJrユース追浜U14 2-6敗戦・・・学年ごとで求められることの違いに戸惑い?

レッズランド2012年12月1日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、レッズランドでジュニアユースU14、U13、ユースの練習試合と3試合を被らず観戦できるということで、朝からレッズランドに入り浸って3試合観戦してきました。

まず、午前中10時キックオフの試合は、メトロポリタンリーグU14の横浜F・マリノスジュニアユース追浜の試合となります。 

U15と混ざってのU14の選手も多い試合、U14で臨んだ埼玉県U15の大会はありますが、U15にU14のメンバーが多く参加していたりで、U14が一通りそろってという試合は夏以来とかなり久しぶりの観戦になります。

3試合見た時恒例の、また大雨強風の時間ありなどで、試合のイメージがごちゃごちゃになって、わけのわからないことを書く可能性が高いのでその辺りは温かい目で冷やかに流してくださいねw

では、試合に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番関敦也、DFが左に10番関慎之介、右に8番斎木大輔、真ん中に20番渡辺陽と2番浅賀祐太、MFがボランチに12番知久航介、トップ下が6番川上エドオジョン智慧と17番平野正人、FWが左に3番伊藤敦樹、右に15番萩原大智、真ん中に7番轡田登

となります。

ディフェンスラインのところで左サイドバックのイメージで定着していた20番渡辺陽がセンターバックに入っていたことに少し驚きました。

さて、この試合はスタートから少し違和感を感じた部分が何点かあります。まず、割と声を出す選手が多いイメージのチームでしたが、この試合ではあまり聞こえないという印象、そして、動きに何か迷いがあるような選手が多いという印象。

おそらく、相手と対照的だったために余計に感じたのかもしれませんが、相手は前線でも激しいプレスをかけ、精度の悪いパスなどを狙って中盤で奪おうとするような動きをしてくるのに対して、浦和はプレスのかけかたが中途半端で、ディフェンスラインにおいても比較的相手に自由にやらせてしまうような印象を受けました。

そのような状況で、2分に連係ミスで1点を先制され、更にプレスが甘くなったところを思い切ったシュートを狙われて6分に追加点を奪われてしまい、早い時間で0-2という状況にされてしまいます。

こうなると、なかなか修正が上手く行かない部分もあるものの、どうも、6番川上エドオジョン智慧や15番萩原大智など高円宮杯予選でも躍動していた選手に勢いが感じられない、というか動きに戸惑っているような印象すら受けました。

割合で言うと、前半は攻められる時間が多く、浦和の攻撃としては、7番轡田登にボールが上手く入った時には、そこに他の選手が絡んで攻撃するという形はありましたが、やや単発になっていました。

攻撃の際に有効な動きと有効なスペースの使い方が、なかなかできない印象。そんな中、23分にサイドから崩されて0-3、27分にはコーナーキックからヘッドで決められ0-4と前半だけで4失点を喫してしまい0-4で折り返すこととなります。

後半に入り、4分、10分と失点を喫し、一時は0-6という状況になりましたが、15分くらいから15番萩原大智の突破力を生かした仕掛けが増えて浦和が攻める機会が増え、やや状況が変わりつつある展開や、それに伴って前線の選手のプレーの激しさがその時間から増えてきたことで、浦和のチャンスの回数も一気に増えます。

ちょっとメモをたどりつつ、後半の流れを書きますね。

2分に15番萩原大智が右前線でドリブルで鋭く仕掛け、相手ディフェンス陣を脅かします。

4分に失点。0-5

7分に相手に攻められた場面で、20番渡辺陽が相手ディフェンダーに自由にさせないように体をぶつけながら防いだ場面がありました。全体的にこういう守備が前半ではあまり見られなかったので、ここで「お!」と思いました。

8分に17番平野正人に代えて9番清水裕太が入ります。

10分にPKを与えてしまい、決められて0-6。

16分にコーナーキックのチャンスから混戦のこぼれ球を20番渡辺陽が蹴りこんで1-6。

18分、相手選手のミドルシュートがクロスバーを叩く。

6番川上エドオジョン智慧がパスを受け、タメを作って右から2番浅賀祐太がオーバーラップで攻め上がり、パスを通しチャンスを作る。

22分に6番川上エドオジョン智慧が7番轡田登のワンツーで抜け出すもオフサイド。

27分に7番轡田登が長いパスを15番萩原大智に通す。

29分に右から切れ込んだ15番萩原大智がシュートを放ちキーパーが弾いたところを数選手が押し込もうとするも押し込めず。

ここから、連続で15番萩原大智の仕掛けが相手守備を脅かす。

32分にコーナーキックのチャンスで混戦状態から15番萩原大智が決めて2-6。

33分に6番川上エドオジョン智慧が出足良く相手の中盤の選手にプレスをかけて奪い、攻める。

35分に6番川上エドオジョン智慧のマイナスのクロスに7番轡田登が思い切ってシュートを放つもキーパーにセーブされる。

試合終了。

後半の終盤のような球際での激しさや思い切りよく仕掛ける場面などできていた時間をもっと作れれば、このような大敗にはならなかったと思いますが、試合と言うことで考えるとやはり失点の時間の早さ、連続失点など試合を難しくする要素にはまってしまったとも言えなくもないのですが、やはりこの試合の序盤の部分では、持ち味を出せていない選手が多かったように感じられます。見ている側に迷いが伝わってくるくらいでしたから。

学年ごとのやるサッカーの重きを置く部分の違いから、もしかするとプレーに対する戸惑いがでてしまったのかもしれないとも思います。求められるサッカーの質の高さもありますので、同じメンバーで試合をあまり最近やれていなかったことなども影響している可能性も高いと思いますし、そういった部分が出てしまった試合なのかもしれません。

現状、学年ごとにコーチが変わるジュニアユースの仕組みですので、求められることの大前提は、その試合のコーチが求めているものを出すことになりますが、もちろん、3年生のチームで経験してきた選手もいますし、そこで必要なものをしっかり学んできていますよね。試合の終盤で見せてくれた「それ」も凄く今後必要になってくることです。

サッカーの場合は、前提があってもそれが「義務」になることはあってはならないと思います。例えば、スペースを上手く使ってパスを上手く回して攻めていく2年生で求めている形を考えた時には、今日の相手のように組み立てのところで激しく来られると精度が悪くなってしまう、ミスが出て失点してしまうというのはありがちなことです。

ベンチから「いつもできていることができなくなっている」というようなニュアン
スの言葉が聞こえたような気がしますが、今日の場合は、相手のやり方にはまってしまった典型的な形とも言えるかもしれませんね。

こういう戦い方の時は、キープできる選手で落ち着けられる状況を作ったり、今日の終盤に見せたような、こちらも激しいプレーで対抗する局面を出したり、個人技もやりすぎない程度には必要だと思います。

そういう上手く行かない時の打開策のオプションを持ちながら、この2年生の指導で求められることをベースとして戦えると一気にレベルアップしていくような気もします。

せっかく、それぞれ特徴を持ったレベルの高い選手たちが集まっているのですから、個性もしっかり加味しながら、今日のような相手に対して今日のような展開を作られないように、次はできるようにしてください。

 なんか、文章が堅苦しいw

ではでは。

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