高円宮杯プレミアリーグ2019/09/01 浦和レッズユースvs市立船橋高校 1-0勝利・・・勝ち点3を奪う戦いを見せて勝利!

どうも、ブクメです☆

ゲン担ぎと言うことでもないのですが、一つ流れを変えたいなと言うときに、よくやるのが車で向かう時の道を変えてみるとかなのですが、県西の自宅から駒場スタジアムまでのルートで、この試合に向かう際に、いつもは、ほぼ確実に混むので極力通らない、大宮駅付近や、長めに産業道路を通るようなコースでスタジアムに向かってみました。結構時間に余裕を持って向かったのですが、早めに着きたいときに通るコースと比べると、やはり混んで時間はかかりました・・・が、そんなときに結果が出ると、ゲン担ぎ成功したのかなと思う、応援する側のあるあるです。

今日、久しぶりにユースの試合を観戦に来た友人が数人いて、その人たちは、自分たちが勝利の女神と言い放って帰っていきましたw

でも、久しぶりに来た方から、「楽しかったからまた来たい」という声が聴けたのは、嬉しいものです。そういう試合でした。来ていたうちの一人は、試合がつまらないと容赦なくつまらないと言う人でしたが、その人から「(浦和レッズ)ユース楽しいな」と言葉が自然と出ていたので。

もちろん、浦和レッズユース全体を見ると、選手によっては、今日の勝利に貢献できたできない、試合に絡めない悔しさなども出てくると思いますが、今日の試合全体での姿勢というのは、全ての選手が持つべきで、それを前提として、ポジション争いが繰り広げられていくことが凄く楽しみなブクメです。

ということで、試合の話に移りますね。

今日の試合は、前節の後に偉そうに「今のプレミアリーグは・・・」、みたいなことを書き綴ってしまったのですが、私の考えが正しいか誤りかは、わからないとしても、その流れに浦和レッズユースもハマってしまう怖さというものが、今日は、良い意味で壊しに行ってくれていた。もし、今日もスコアレスドローで終わったとしても、ブログでは、残留するための負けない戦いではない方の戦い方ができたことをプラスに書こうと思っていた部分もあったのですが、結果的に、その戦いを肯定できる勝利という形で終わらせてもらえた。

そういう試合でした。

vs市立船橋高校戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半スタート⇒20番木下翼)、右に10番山中惇希(後半34分⇒22番奥山圭介)、真ん中に4番玉城大志と3番清水哲太(後半31分⇒16番根岸恵汰)、FWが左に7番與那覇航和(後半25分⇒17番盛嘉伊人)、右に9番波田祥太(後半41分⇒19番成田安里)

となります。

前半は、明らかに守備に重きを置いて、リスクを負わない戦いをしてきた相手に対して、浦和がボールを持つ時間が長い中で、如何に崩していけるのか、奪われた後の相手のカウンターをどうするかという戦いになる中で、この試合、ボランチでスタメンに入った3番清水哲太が、様々なポジションに顔を出しつつ、ドリブルで仕掛けたり、右足からフィードでチャンスを作る場面が目立ち、展開の中で、左前線の24番佐藤優斗に長いフィードが通り、そこから攻撃という形も多くなりました。ただ、サイドの守備に関しては、相手もかなり集中していてなかなか崩すのが難しいという流れにはなりました。

また、この試合、右サイドでのプレーとなった10番山中惇希の縦へのドリブルだけでなく、横や斜めへのドリブルでの仕掛けなど、サイド攻撃を意識した相手には、かなり脅威になっていたと思います。

後は、かなり相手のセンターバックにケアされていて、思うようなプレーがなかなかさせてもらえなかった9番波田祥太でしたが、それでも前半16分には前線でくさびのパスを受け、7番與那覇航和に落としてからの左サイドの24番佐藤優斗への展開からの仕掛けで惜しい形を作った場面や、前半24分には、高めの位置でチェイスからのインターセプトに成功して、この場面でも7番與那覇航和が良い位置に入り、受けてからの左への展開で24番佐藤優斗が仕掛けるという形になっていました。

突破しきるというところでは、相手の守備に苦戦は強いられたものの、結構な本数、左前線の24番佐藤優斗への展開からの攻撃のチャンスが作られていました。

あとは、埼玉県S2リーグの方も良く足を運んでいる中でも、右足のキックの良さというものは、知っていても、セットプレーのキッカーとしてのイメージがあまりなかった3番清水哲太がキッカーを務めたセットプレーがかなり驚きのものになりました。

左のコーナーキックのキッカーを3番清水哲太が務める形で、そちらサイドでコーナーキックのチャンスを得た、前半17分に低く強い弾道で、かなり得点のにおいのするコーナーキックになっていました。更に、前半終了間際に得たやや距離のあるフリーキックのチャンスでも3番清水哲太が直接ゴールを狙った強烈なシュートは、相手キーパーが弾くのが精いっぱいで、この流れで得たコーナーキックのチャンスでも、やはり、その弾道と強さが、相手守備陣にとって脅威になっていることがわかるようなキックになっていたと思います。

前半34分の7番與那覇航和⇒9番波田祥太⇒7番與那覇航和からの10番山中惇希が仕掛ける場面だったり、前半30分前後の4番玉城大志からのパスを受けた10番山中惇希の仕掛けや枠を捉えきれなかったものの、思い切ったシュート、更に前半39分の27番山田奈央から8番冨田蓮につながり、前線の9番波田祥太にパスが通り、相手ディフェンダーを背負いながらも粘り強く突破してシュートまで持ち込む場面など、浦和主導での攻撃の試みが多く見られた前半で、相手の守備を崩し切って得点までは、行かなかったものの、わかりやすく、試みが面白い内容でした。

前半の段階から、控え選手のアップの時にいち早くアップを始めていたり、かなり気合いが入っているのが、見ていて伝わってきていた20番木下翼が後半スタートから投入され、開始早々からドリブルでの果敢な仕掛けで相手ディフェンダーを苦しめるプレーを繰り返します。

前半以上に、攻撃の圧力を強める中で、徐々に守備意識の高かった相手に隙が見えるような場面も増えだしたところで、後半9分には、右サイドからの前後の細かいパス交換からの10番山中惇希に繋げての仕掛けからのシュートや、後半11分には、20番木下翼の左からの突破からクロスを7番與那覇航和が受けてのシュートなどシュートチャンスも作り、後半20分には、右サイドから6番清水楽人の見事な突破からチャンスを作り、更に後半25分には、7番與那覇航和がドリブルで突破してのゴール左隅を狙うシュートを放つもこれは、僅かにゴール左に外れます。

後半31分には、やや距離のあるフリーキックのチャンスで3番清水哲太が、この場面でも強さのある低めの弾道のキックでこれに27番山田奈央が合わせる惜しい形がありました。

この時間帯には、ややオープンな戦いになる局面も多く、相手の攻撃への対応で、シュートコースを空けてしまい、危険なシュートを打たれる場面もありますが、ここでの失点は免れます。チャンスも多く、ゴールに迫る場面も増える中でしたが、なかなか得点が決められない中で、残り5分と残り時間が少なくなる中で、後半25分から投入された17番盛嘉伊人のパスと左サイドの選手がそのパスを意識して走りこむことで、大きなチャンスと、結果的にはゴールまで生まれます。

まずは、後半40分に、17番盛嘉伊人がパスを受けると、左前線へ20番木下翼が走るところで、その走るコースにパスを出して左から仕掛けるというパスがそれまでは多かった中で、17番盛嘉伊人は、あえて、左サイドをケアするディフェンダーとその選手に寄って動いていくセンターバックの間を通しての裏へのパスを通すと、20番木下翼がそのパスにしっかり反応して、受けた段階で体がゴールの方向を向いているようなパスが通り、裏を取られたディフェンダーが対応できないまま、クロスを上げ、これを9番波田祥太がヘッドで合わせるもここは、惜しくもゴールならずでしたが、後半43分に、再び同じような形で、17番盛嘉伊人がパスを受けると、今度は、左サイドバックの6番清水楽人が迷いなく相手のサイドバックを外から巻いて中に走りこむような動きと、その動きを読んだかのような17番盛嘉伊人のディフェンダーとディフェンダーの間へのパスが通り、深く持ち上がってからのクロスに後半41分に投入された19番成田安里がヘッドで競り勝ってゴール!

アディショナルタイムは、やや長めの5分でしたが残り時間をしっかりと守り切り、1-0で勝利となりました!

勝利はもちろん嬉しいのですが、何より今日の試合は、見ていて伝わってくるものが多く、私個人的には、相手が研究して想定していたことを壊すような試みも多くできていたことが、かなり楽しかったですね。

これは、前日の埼玉県S2リーグの後にもブログで書いていたことですが、セットプレーが多い割には、相手ゴールを脅かすところまで行っていないと、これは、プレミアリーグでも感じていたことではあったので、今日のセットプレーは、かなりの武器になることが証明されました。

これまで蹴っていた選手のキックの質が決して悪いとも思わないので、今日の試合で得点になった場面のように、キッカーの狙いと受け手の狙いのところでのコミュニケーションを高めることで、複数のキッカーが様々な強さや弾道+味方との阿吽の呼吸のような動きで、守備側が高さと強さがあっても、先に味方がボールに触れるような工夫ができてくるとよりよいのかなと思いますね。攻撃のバリュエーションとしてのロングスローが武器の選手も見てみたいですね。

負けないための戦い方ではなく、自分たちの特徴を出して、活かして、組み合わせて、どうやって崩そうかと楽しみながら、得点を奪って勝利する。

今日の試合でのその過程は、見る側を楽しませてくれ、そこに結果が付いてこないことで、それが正しいのかどうかが、なかなか測れない時期が続きましたが、これでようやく、一歩前進ですね。そして、この一歩が思った以上に大きな一歩なり、この勝利を持って、1週間空きますが、この状況で2週間また、し烈なポジション争いをして、首位の青森山田高校とのアウェイゲームに乗り込んでいく。最高に楽しみな展開になってきましたよ、応援する側としても。

楽しい試合でした。

ではでは。

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