高円宮杯プレミアリーグ2019/05/05 浦和レッズユースvsジュビロ磐田U-18 1-0勝利・・・試せることが増え、結果もつく好循環

どうも、ブクメです☆

やはり、得点が決まってみんなで喜んでいる姿を見られるのって良いですよね!

ということで、先週に引き続き、今週も日曜日は、ユースのプレミアリーグ観戦で場所も駒場スタジアムになります。ブログの最初の1枚は、円陣を組んでいるところを載せることが多いのですが、ふと最初に下の写真を載せたら、ほぼ先週と変わらない感じになったので、得点後に喜んでいるシーン(少し落ち着いたバージョン)にしました。

↑先週とほぼ同じ。

私は、サッカーを考える時に置かれている状況とかを前提として考えて見るようなことが多くて、それは、割と試合分析とか相手分析とかの前に、精神的な部分が左右しそうなポイントを拾い上げるのですが、一つの大一番と考えられていた青森山田高校戦を勝ちに近い引き分けという形で乗り切ったところで、結果が出ている現状と、対戦相手の戦績など見て行く中で、緩みが出てしまうとしたらここかなというのが今日の試合でした。

・・・が、まったく心配することもなく、集中力の高い状態で試合をスタートすることができていました。そして、精神面というところで言えば、良い意味で自信を持ってチームとして余裕を持ってプレーすることができることで、選手の中により「試み」も加えられている様子がうかがえました。

では、試合の話に移りますね。

vsジュビロ磐田U-18戦メンバーと交代は以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大、MFが左に20番木下翼(後半スタート⇒10番山中惇希)、右に11番石橋遼大(後半スタート⇒15番松村大也)、真ん中に17番盛嘉伊人と4番玉城大志、FWが左に13番堀井真海(後半45分⇒27番山田奈央)、右に9番波田祥太

となります。
*5番遠藤龍河が交代準備していたものの、交代前に試合が終了しています。

前節との変更点としては、中盤の両サイドが左に20番木下翼、右に11番石橋遼大になっていました。

さきほど集中した入りができていると書きましたが、序盤は、少し相手の攻撃を受けるという場面が多かったようにも感じます。今日は、やや風が強い中での試合となったものの会場の作りからピッチレベルでは、そこまで強風という感じではなかったものの、スタンドの高さでは、結構強めの風を感じていたので、浮き球に関しては、ある程度影響を受けるという中で、前半は相手にとっての追い風のような展開だったこともあるかもしれません。

その中で、ポツポツメモを見てみると、6番清水楽人が相手のサイドからの鋭い攻撃を上手く摘み取っただったり、21番南濵優大が、バックラインで待つのではなく、相手選手にくさびとして入ったパスに対して、タイミングよく攻撃に転じる前に奪って反撃のような内容が多かったことからも、相手攻撃に対しての良いプレーが多くあったスタートですかね。

反撃の場面では、9番波田祥太へ長めに当ててという狙いがスタートは、何度かあり、上手く入った時には、可能性を感じさせるプレーが見られました。

で、実際には、前半7分あたりに17番盛嘉伊人が持ち上がってファールを受けてフリーキックという場面は、あったものの、相手の守り方やサイドの選手の攻撃の仕方の特徴もあったのかもしれませんが、おそらく前半は浦和のコーナーキックは終了間際の1つだけだったと思うのですが、セットプレーがかなり少ない前半となりました。

サイド攻撃に関しては、やや左からの攻撃に関しては、相手の守備を突破することに苦戦していたものの、怪我から復帰して前節は、後半45分をプレーした11番石橋遼大が序盤は、工夫のある攻撃を見せていたように感じます。

前半8分の良いリズムで9番波田祥太に繋げた形や、4番玉城大志からの右前線への展開を受けて突破しての折り返しを9番波田祥太が受けてという形。更には、10分には、17番盛嘉伊人が右サイドの11番石橋遼大の近い位置にポジションを移動させながら、近い距離でのパス回しで突破を図った場面がありました。

前半の間に17番盛嘉伊人が11番石橋遼大の方向へパスを出した時に、何かメッセージ性のあるパスと届かなかったパスでも11番石橋遼大が、こういうパスが来るのかとパスの後に、意思疎通しているような感じに見えたところもあり、こういうところが「試み」ができる余裕なのかなと感じたところでもあります。

人によっては、今日は前半攻撃が上手くいかなかったという話をしている方もいたのですが、私としては、こういう試みが多く見られた前半で楽しかったです。

13番堀井真海もプレースタイルを変えずに貫いてくれていて、相手の激しい守備にあって自由なプレーはさせてもらえていなかったものの、14分には、豪快にポストを叩くシュートを放ち、15分には、6番清水楽人、20番木下翼、13番堀井真海と繋がった流れで惜しいシュートを放ち、17分には、8番冨田蓮のスローインから右サイドで受けて、見事なトラップからの反転で一気に抜け出して仕掛けるなど見せ場を作っていました。前半のクライマックスとしては、30分のディフェンダー3人くらいの間を相手が有利な状態と思われたところで、かき分けてゴールに向かって突破した場面ですかね。

前半の試合の流れとしては、結果的に先ほど書いたようにセットプレーがあまりとれなかったと言うことは、仕掛けの回数や狙いや試みは面白くても、受け手の反応が遅れたり合わなかったりも多くて、最終的には、相手にとっての危険な場面がそこまで多くは作れなかったとも言えると思いますが、今日の狙いや試みのいくつかを頭に残しているので、今後の試合でこれがあってきてチャンスが作られた時には「なるほどね」と独り言を言おうかと思ってますw

守備のところでは、集中した対応ができていて、後ろの選手からの意図のあるフィードもこの試合は見どころが多かったというか、21番南濵優大と12番福島竜弥のセンターバックの二人は、後ろからの攻撃に関しても、表現として適切かはわかりませんが、攻撃的な狙いのあるセンターバックとしてのプレーやパスも多く見られたような気がします。

両サイドバックの守備の安定もしかり。相手をいなすプレーもできていましたし、ボランチのところで守備的なところをケアしている4番玉城大志の質の高さも見られ、これらによって、17番盛嘉伊人が色々な試みができるのかなとも感じました。

ただ、なんというか守備からの流れでの相手の強引なシュートがディフェンダーにあたって、良い形で相手にこぼれてしまうなど、そういう試合の流れ的なところでは、予期せぬ形からの決定機は何度か相手に与えてしまっていたかなと思います。前半15分あたりにこぼれ球が見事なスルーパスみたいなところに行ってしまった場面で相手がシュートミスしてくれたのは助かりました。

セットプレー自体は、コーナーキックを与えてしまう回数は、多くなっていましたね。

前半終盤に、右に流れて、17番盛嘉伊人が受け、20番木下翼、4番玉城大志、そして左前線に上がる6番清水楽人とテンポ良く数名が絡んでの攻撃は惜しかったです。

前半、やや短いパスのところでミスが目立っていた25番鈴木彩艶でしたが、それを帳消しにしたプレーが前半40分のプレーで、良い位置で相手にフリーキックのチャンスを与えたところで、狙われたコースやシュートのスピードも含めて、決められてもおかしくないようなシュートを放たれたのですが、これを見事な反応で25番鈴木彩艶がはじき出し失点を免れた場面がありました。

そして、もう一つこの試合で25番鈴木彩艶が凄かったのが、キーパーの位置からのフィードで一気に前線の選手に良い形でロングパスを通してチャンスにつなげる場面で、前半では何度かあった中で、42分に9番波田祥太へ一気に繋げて、11番石橋遼大にパスが繋がりドリブルで深くまで侵入して、相手ディフェンダーにブロックされるも、コーナーキックを獲得(これが、この試合の浦和の最初のコーナーキックだったはず)する流れを作りました。

どちらにも得点のチャンスはあったものの、前半は得点が入らず0-0で折り返します。

後半スタートから中盤の両サイドが交代し、左に10番山中惇希、右に15番松村大也が入ります。

結果的に、この後の交代が後半終了間際までなかったことが物語るように、前半と違ったタイプの両サイド2枚を入れて、これがかなり相手にとって脅威となり、浦和ペースを作り出します。

さっそくの9分に9番波田祥太がくさびで受けて、15番松村大也に見事なタイミングでパスを通すと持ち上がり力強く仕掛ける形を作ります。

更に、左サイドでは、10番山中惇希が持つと何かやってくれそうな雰囲気が感じられる突破がさっそく見られ、珍しく、写真のタイミングがいつも下手な私が(w)、後半5分に左サイドから10番山中惇希が走り出したところで、なんか点が決まりそうということでカメラを構えて撮っていたらゴールが決まったという感じでした、珍しく写真も加えて説明できますw

このパスを出したのは、6番清水楽人だったと思いますが、こんな感じになります。10番山中惇希が相手ディフェンダーよりも一つ早い反応で走りこみます。奥には、9番波田祥太がファーからは、15番松村大也が走り、手前には、13番堀井真海がいるような状況ですね。

で、結果的に、ここまでえぐってのキーパーとディフェンダーの間に鋭いクロスを供給し、オウンゴールにつながったわけですが、10番山中惇希がサイドから来て、中に9番波田祥太が走りこむパターンでは、仮にディフェンダーが触れなかったとしても、このクロスだったら、9番波田祥太が足先で触ってゴールが決まるパターンだということもわかる位置取りなんですね。本当に見事な形でした。

これで、完全に浦和のペースとなり、徐々に運動量のところでも相手の守備陣に疲労が見えてくるような場面も増えてきて、後半は、かなりチャンスが増えます。メモしただけ書き出しますね。

8分には、13番堀井真海の仕掛けからフリーキックを獲得します。

9分には、10番山中惇希の左からの突破から裏に抜ける6番清水楽人に渡し、クロス。こぼれ球を17番盛嘉伊人が思い切ってシュート(相手ディフェンダーに当たり、コーナーキック。)

10分には、17番盛嘉伊人がおそらく、キーパーが前に出ていることを見越して直接狙った浮き球のシュート(キーパーがキャッチ。)

14分には、6番清水楽人からのフィードに抜け出した15番松村大也が仕掛け、コーナーキックを獲得。

16分には、13番堀井真海からのパスを受けた9番波田祥太がシュートを放ち、キーパーに弾かれバーに当たる惜しい形(コーナーキック獲得。)

17分には、17番盛嘉伊人からのクロスに10番山中惇希がヘディングシュート(コーナーキック獲得。)

21分には、12番福島竜弥からのスペースへのパス(味方が感じて走りこめれば決定機になるような面白い狙いのパス。)

26分には、10番山中惇希が相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらも6番清水楽人に預けて抜け出し、再び受けての突破。

30分には、4番玉城大志からの裏へのパスに15番松村大也が抜け出し一気にゴールへと向かうもオフサイドの判定。

32分には、25番鈴木彩艶からの見事なフィードが左サイド前線を走る10番山中惇希へ渡り、そのまま突破しクロスを入れ、9番波田祥太が走りこむも決めきれず。

38分には、コーナーキックのチャンスから、17番盛嘉伊人が上げたボールが一旦クリアされ、再び17番盛嘉伊人の方に転がり、15番松村大也へパスを通し、シュートを放つも相手ディフェンダーがギリギリブロックに入り防がれます。

39分には、17番盛嘉伊人が相手ディフェンダーを越す浮き球のパスを裏へ通し、13番堀井真海が抜け出して仕掛ける形を作ります。

40分には、左から10番山中惇希が抜け出し、9番波田祥太がヘディングシュートを放つもキーパー正面。

と、メモできただけでもかなりチャンスを作り、同時に、時間の使い方や、強弱ののつけかた、相手が焦れるようにキープする場面なども入れつつ、結果的には、運動量の面でも後半優った浦和がそのまま得点は動かなかったものの1-0で勝利となりました。

今シーズン3勝目でその3勝が全て1-0というスコアになるものの、今日の1-0がこれまでで最も、攻撃回数や試みが多く見られた中でのスコアで同じスコアでも、確実にチームとしての成長が見られる形での勝利となりました。

特に、後半に関しては、実際に得点と数えても良い活躍を見せた10番山中惇希を始め、おそらく本人は、決められなくて悔しい思いをしているであろう9番波田祥太や15番松村大也も、見る側からすれば、シーズンスタートから見れば、格段にゴールへの雰囲気と実際に狙う姿勢が増しているのがわかりますし、「どうしてゴールが決まらない」という感情を持つ必要はないと思います。どちらかというと、「ゴールが近づいているな俺」くらいの感覚で続けていけば、すぐに得点も決められると思います。

ということで、5試合で勝ち点10の二けたという良いペースで3位まで浮上したわけですが、私は割と「慢心したな」と怒るタイミングを待っていたりしますw

でも、チーム内の競争も含めて、常に緊張感が保たれるようなチーム状況になっているなというのが素直な感想で、そういう状況では、見る側が怒る必要もないまま今シーズンは進んでいくのかなと感じる部分もあります。つまり楽しんで見られているわけです。

そんな良い流れの中で、来週は、また、ちょっと一味違った試合になるシリーズ(?)のさいたまダービーになりますね。

勝手知ったる選手も多いような相手になるでしょうし、やりにくさも出てくるでしょうし、違ったモチベーションが生まれる試合にもなると思います。そして、おそらく、聞いた話では、結構なドリブルでガンガンのタイプの選手も相手に何人かいるようなので、そういう相手に対しての対応も含めて、また来週も楽しみに足を運びたいと思います。

ウォーターブレイクも取られる夏日の試合となり、体調管理のところも気にしなければならない時期に入っていきますね。

暑い中お疲れさまでした。ではでは!

関連の写真は、facebookページにアップしています⇒こちら