埼玉県S2リーグ 2019/12/01 浦和レッズユースB vs 浦和南高校B 4-1勝利・・・序盤苦しむも終わってみれば大勝で締めくくり

どうも、ブクメです☆

長いようであっという間の2019年。12月に入り、来週のプレミアリーグ最終節を前に、ユースBが参加している埼玉県S2リーグは、12月1日の順位決定戦をもって今シーズン最後の試合となりました。

今年は、S2リーグも結構行ったなと思って、自分のブログを見返してみたら、今日の順位決定戦を合わせて18試合分のブログを書いていたので、1試合を除いて全て足を運んだということで、では、どこの試合に足を運べなかったのかなと思ったら、6月2日の立教新座高校戦ということで、唯一行けなかったこの試合が、なぜ行けなかったかと言うと、5月下旬からカンボジアに行っていたからなんですよね(ユースのクラセンの関東予選の横浜F・マリノスユース戦も行けなかった。)

で、その一点を思い出すと、ちょうど、このカンボジアにいる時に、トップチームの体制変更のあおりでアカデミーの体制も変わったんだよなと強く覚えています。よりによって、日本にいない時にそんな大きなニュースが入ってくるとはとw

結局、ユースに関しては、クラセン関東予選の横浜F・マリノスユース戦、ユースBに関しては、S2リーグの立教新座高校戦と、2つの新体制の初陣が今年唯一足を運べていないユースの公式戦ということになりますね。

そして、この時のカンボジアに足を運んだ後から、色々考えることがあって、その後に大きな決断をすることになったりしたな・・・と、話がどんどん脱線しそうなので、戻しますが、その試合以外のS2リーグの試合は全て足を運ぶことができたということで、また、S2リーグに関しては、昨年もある程度足を運べたことで、浦和レッズユースBというカテゴリで臨むリーグ戦が、実際にプレミアリーグと比べたら3つ下のリーグになるからどうこうとか、レベルがどうこうということではなく、このカテゴリで臨むという点での難しさと言うものを、この2年間では、かなり実感しながら考えることも多く、そして、見る側としても得るものの多いリーグになりました。

高校の強豪校だったり、大学の部員を物凄く多く抱えるところでは、複数のチームを抱え、実際にAチーム予備軍と言うよりは、別の戦い方をするようなチームとすることで、より多くの特徴を持った選手にチャンスを与えるような形になっているところもあったり、実際に浦和レッズユースも、明確に方針としてやっていなくても、AチームのサッカーとSリーグに臨むBチームのサッカーがかなり違う時もあったりしましたよね。

今年に関しては、新体制前と新体制後と分けて考える必要もあるのかもしれませんが、当然ながら、メンバーの入れ替わりも多くなるので、連携連動のところで見れば、Aチームのようにはいかないものの、ここ数試合や今日の順位決定戦など見ていてシンプルに感じたのは、このリーグを戦ってきた選手の特にプレー強度の部分での成長が新体制後からの半年くらいで見られたなということです。

チーム全体としての元気がないように感じてしまうところは、正直多くありましたが、それぞれの選手が最初は、きれいに、相手との接触をできるだけしないで仕掛けて行こうと言うように感じられたところが多かったところで、ここ最近では、相手の激しいプレッシャーとかを受けながらも、競り合いで体をぶつけながらでも、キープすることができるようになり、プレッシャーを怖がらずに、プレーできる選手が増えたと感じます。それができることで、余裕が生まれて、セカンドへの反応が早くできるようになったり。個々で言えば、その点の成長が分かりやすく見られました。

終盤の数試合では、この組み合わせが面白いなと思ったところが次の試合で別の組み合わせになったりと言うことで、成長した部分と近い距離の選手同士の連携が高まってきたところを次はまた違った組み合わせになることなどで、リセットして見る必要がでてくることで「どうやって見るべきか」を考えながら、テンパったりもしましたが、それも含めて、このリーグは面白かったなと言うのが感想です。

・・・と、いきなりまとめのようになってしまいましたが、多く得点も奪えた試合の話に移ります。

vs浦和南高校B戦メンバーと交代は以下、

GK18番関大輝(後半スタート⇒41番樋口燿大)、DFが左に26番舘澤佑磨、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河(前半23分⇒28番アピッチ輝)と40番茂木柊哉(後半45分⇒37番高橋悠)、MFが左に38番舘樹(後半17分⇒36番瑞慶山一真)、右に42番吉田来綺、真ん中に31番大野海翔と35番島垣翔、FWが左に29番伊澤壮平、右に33番小川聖凪(後半36分⇒2番長田拓巳)

となります。

先週と同じく、前半は、浦和の攻撃方向の高めの位置から観戦し、後半は、移動して、グラウンドレベルでまた浦和の攻撃方向で観戦しました。前半見ていた位置からは、浦和が相手ゴールに迫ってペナルティエリア内に入ったあたりのところが、あまり見えないということで、細かいところまでは見えないケースが多かったものの、序盤から、浦和の攻勢が多く、特に左から38番舘樹が仕掛けて大きなチャンスを作るという場面が多かった印象があります。

前半4分に、26番舘澤佑磨からのパスを38番舘樹が相手ディフェンダーと競る形で体の向きでブロックしながら、トラップで抜き去ってゴールに迫る場面や、前半12分には、33番小川聖凪からのパスを受けた38番舘樹がそのままドリブルで持ち込んでシュートを放つ場面、更に前半14分には、右から突破した42番吉田来綺からのクロスを38番舘樹がヘッドで狙うなど、確認できただけでも3本の大きなチャンスを作っていました。

前半19分には、29番伊澤壮平が持ち込んで強烈なシュートを放つもここは、相手キーパーが弾いて防ぎます。

前半21分には、珍しくボランチの位置に入った31番大野海翔が中盤でインターセプトから自ら持ち上がってゴールに迫るチャンスを作ります。

試合の早い時間で5番遠藤龍河が相手との接触で足を痛め、一旦は戻ってしばらくは問題なくプレーできているように見えましたが、やはりが難しいということで前半23分に28番アピッチ輝と交代します。

前半25分には、左前線でパスを受けた38番舘樹のクロスを33番小川聖凪が受けてシュートを放つもキーパーにキャッチされます。

前半26分には、35番島垣翔からサイドの26番舘澤佑磨に展開し、38番舘樹とのパス交換から、そのまま26番舘澤佑磨が持ち上がり、チャンスを作ります。

前半27分には、右から32番岡田翼が持ち上がり、グラウンダーのクロスを高めに上がる35番島垣翔に通して、シュート。こぼれ球を29番伊澤壮平が詰めるもここはオフサイドの判定。

前半32分には、32番岡田翼が、42番吉田来綺へ良いコースでパスを通し、そのままペナルティエリア付近まで持ち上がりクロスを上げるも僅かに味方に合わず。

前半36分には、32番岡田翼が40番茂木柊哉に一旦パスを預け、右サイドを上がり再び高い位置でパスを受け持ち上がり、クロスを38番舘樹に通し、シュートもここは、相手キーパーにキャッチされます。

効果的な攻撃が多い中でしたが、決めきれない場面も多く得点が入らない中で、前半34分にラインを高めにしていたところで、ラインコントロールが遅れたところで相手に裏に完全に抜け出されてしまい、キーパーと1対1になり決められてしまい、0-1と多く攻めながらもビハインドを背負う形になります。

前半そのまま0-1で終わりそうな雰囲気もあったところでしたが、前半42分に左サイドの仕掛けからペナルティエリア内でパスを受けた33番小川聖凪が、相手ディフェンダーの寄せに合いながらも一瞬シュートまで時間がかかったように見えたものの、しっかり決めて1-1と同点に追いつきます。

前半の内にしっかり試合を振り出しに戻して後半に入ります。

後半は、グラウンドレベルで浦和の攻める方のかなり近いところで見ていたので、逆に浦和が攻められた際の距離感などがほとんどわからないような形になりましたが・・・まあ、浦和のゴールラッシュとチャンスもかなり多く作っていたので、それだけ書けばよいかなとw

逆転のゴールは、後半6分、やや態勢が悪いようにも見えましても、しっかりコースを狙ったシュートを放った42番吉田来綺の見事なゴールが決まり2-1。

更に、その3分後には、29番伊澤壮平がドリブルでペナルティエリア内まで持ち込んだところで倒されPKを獲得。これを33番小川聖凪が難なく決めて3-1。

後半9分には、38番舘樹が左から持ち込んで枠をとらえた強烈なシュートを放つもここは、相手キーパーの好セーブでゴールならず。

後半は、特に相手ゴールに迫る場面が多い中で、メモを取らずに楽しんでいる時間が続きつつ、、迎えた後半25分に31番大野海翔からのパスをペナルティエリア内で受けた33番小川聖凪が29番伊澤壮平へつなげ、29番伊澤壮平がきっちりと決めて4-1。

気が付けば、逆転ゴールどころか3点差をつけ圧倒する展開になります。

で、後半見ていた方々と、前半のゴールも含めて2点取っている33番小川聖凪が喜ばないよね~、みたいな話になっていて、ハットトリックをすれば喜んでくれるかもしれないとか言いつつ、3点目を楽しみに見ていたりしたのですが、その3点目は見られませんでしたが、自分が点取った2点よりも、29番伊澤壮平のアシストをした場面の方が喜んでいたように見えた気が私はしました・・・というくらい、楽しみながら試合が見られていたという意味です。

その後も、追加点は決まらなかったものの、交代で入った2番長田拓巳の枠は外れたものの、かなり強烈なシュートや同じく途中から入った36番瑞慶山一真の力強い仕掛けなど、相手ゴールに迫る楽しい場面を多く見せてもらいながら、S2リーグの最終戦を楽しく見させてもらいました!

色々な立ち位置や考え方によって、プレーしている選手にとっても、このS2リーグの考え方と言うのは、様々かと思います。その思いは、どれもその選手が思うところが正解で、私たちの立ち位置で「経験になるから」と安易に肯定するだけのものにはならないことは承知の上ですが、応援する側からすれば、確実に様々な思いを抱えながらも、ここでのプレーから選手の成長をしっかり感じ取ることができたのも事実です。

もどかしい状況を理解しながらも、この浦和レッズユースBのために、できる限りのことを還元しようとしてくれた選手がいたこともわかっています。

全ての選手にとって思うように行くということは、勝負の世界では、ありえないことですし、実力や特徴の前に、求められる要素のところで、違ってくるのも、記録だけではなく、様々な要素と戦術などで勝利を目指して行くサッカーと言うスポーツの幅広さであり、難しいところでもあります。

ただ、はっきり言えることは、Aチームに様々な事情で絡めなかった場合の、真剣勝負の場としての、それなりのレベルをBチームという形でも戦える環境は、数年前には存在しなかったのも事実なんですよ。レベル差がありすぎて、逆に戦いにくかった支部リーグをしっかり勝ち抜いて昇格してここまでたどり着いたことで、S2リーグというレベルのリーグまで登ってきたという歴史もあります。Bチームが練習試合くらいしかなかったころに、そこでも、プレーの姿勢を変えずに全力で臨んできた選手が今海外の舞台でプレーしていたりするという事実もあります。

私も来年も同じような生活スタイルが維持できるのであれば、今年のようにS2リーグもしっかり足を運ぶつもりでいます。今年は、ちょっとプライベートで色々起こりすぎたので、自分に自由があることが当たり前でないということも知った1年でもありましたので、今年は特に噛みしめて1試合1試合足を運ぶことになりました。

何が言いたいかと言うと、思うような状況や環境になくても、できる限り、その場所を大切に考えてほしいなということなんですね。

たまたま、練習試合にスカウトが別の用事で来ていたついでに眺めていて、そこで目に留まって新しい道が開けるのも、サッカーの世界です。

来シーズンのS2リーグも楽しみにしていますということです!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

練習試合 2019/11/16 浦和レッズユースBvs前橋商業高校 1-2敗戦・・・後半途中からの戦いぶりが見事だった

どうも、ブクメです☆

今週末は、浦和レッズジュニアユースの高円宮杯関東予選に足を運ぶと決めており、土曜日は、10時半キックオフのブロックの準決勝のFC多摩戦を観戦(前橋フットボールセンター)しつつ、ちょうど、掛け持ち可能な日程で、前橋商業高校で浦和レッズユースBの練習試合が13時キックオフで入ったということで、足を運ぶことができました。実際は、ジュニアユースの試合が延長までもつれ込んだと言うことで、試合会場の前橋商業高校に到着したのは、キックオフから30分くらい経ってからになります。

浦和レッズユースBに関しては、来週木曜日にU16リーグで昌平高校と対戦することや、S2リーグの最終節を24日に控えているということで、それらの試合へ向けての現在地をちょうど良いタイミングで見ることができました。

毎度のことですが、練習試合と言うことでそこまで細かくは書きませんが、全体的なところで感じたことなどを書きますね。

vs前橋商業高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳(後半スタート⇒41番樋口燿大)、DFが左に5番遠藤龍河、右に40番茂木柊哉(前半31分⇒29番伊澤壮平/後半15分⇒33番小川聖凪)、センターバックに32番岡田翼と28番アピッチ輝、MFが左に42番吉田来綺、右に11番石橋遼大、真ん中に45番???と35番島垣翔(後半スタート⇒39番戸田大翔)、FWが左に38番舘樹、右に36番瑞慶山一真

となります。

そういえば、以前もちょうど新体制になりたての頃に、リストにない選手が出ていて、それが誰だったのかが解決しないままに過ぎたものの、この試合では、中盤の位置に45番をつけた選手がいました。たぶん、コウヤと呼ばれていたと思うのですが、来年外部から入る選手なのかな~とか思いつつ。

先ほども書きましたが、試合自体は、既に前半が30分ほど経過してからの観戦になったので、それまでの状況はわからないものの、練習試合ながら、タイマーと得点ボードがしっかり用意されていたので、0-0の状況で試合が進んでいると言うことは、確認できました。

試合を見始めて、すぐに感じられたところとしては、5番遠藤龍河が、かなり意識して厳しい言葉も含めて、味方に指示を出し続けている姿で、私が見ることができた前半残り15分ほどは、相手の攻撃を浦和が跳ね返す場面が多く、その反撃の場面では、相手ディフェンダーに簡単に奪われて、また反撃を受けるような場面で、相手の強さがどのくらいかは、わからなくても、特に球際のところなどで負けているケースが多いのが気になるところでした。

それでも決定機のところで、30番川﨑淳がスーパーセーブで防ぐ場面などもあり、前半0-0で折り返します。

思うように行かない展開の中でしたが、短い時間でしたが、前線に入っていた36番瑞慶山一真が、前線でかなり強く競ったり、戦えている印象も残った前半でもありました。

後半に入り、バックラインで統率を取りながら、行ける時には攻撃参加するプレーを見せていた5番遠藤龍河が、38番舘樹からの落としをダイレクトで前線のスペースに通し、29番伊澤壮平が僅かに追いつけなかったものの、ここに通れば一気にキーパーと1対1と言う惜しい展開など見られ、リズムとしても良い入り方をした後半でしたが、5分に失点を喫して0-1と追いかける展開になったものの、後半は、球際のところで負けないプレーが多くの選手にできる場面が多く、特に私が見ていたサイドで近くで見られたからわかりやすかったと言うこともあるかもしれませんが、中盤の39番戸田大翔のところで収まり、仕掛けたときに相手に引っかかっても、そのこぼれ球も奪うようなプレーができている、こういった球際できれいに抜けなくても、相手にかかっても、その次に奪えば良いというプレーが36番瑞慶山一真や、38番舘樹のところでもできており、この3選手が良い距離で絡むプレーが増え、このエリアから相手のゴールに迫る場面が明らかに多くなっていました。

また、前半は、やや球際での競り合いながらのキープというところで、足りなさも感じられた42番吉田来綺が、後半20分くらいから左サイドバックにポジションを移し、5番遠藤龍河がセンターバックの位置に入ったところで、近い位置でプレーすることになったからとか、私は勝手に思っていたところもありますが、明らかにこの辺りから、42番吉田来綺が相手との体のぶつかり合いを怖がらずにやれるようになり、その意識をベースに元々あるテクニックのところで仕掛けるプレーができる場面が増えてきた印象がありました。

試合自体は、後半36分にPKを与えてしまい0-2とビハインドとなり、後半41分に11番石橋遼大からのクロスを28番アピッチ輝がヘッドで決めて1点を返すも1-2で敗れるということにはなりましたが、後半の戦いぶりは、かなり見事なものがありました。

大きな展開からの32番岡田翼のクロス。その精度のところで、味方から言われるところもありつつも、決定機を作るようなクロスも上げられる場面もあり、その良いイメージを継続できると良いなと。

切り替えや、集中力のところでは課題もあるものの、28番アピッチ輝の相手の起点を読んで摘み取るプレーなどもあり、ここは、味方からも称賛されていましたね。

そして、45番の選手は、本職が中盤の選手なのか、フル出場で球さばきの上手さは、試合を通して感じることができました。

36番瑞慶山一真の相手キーパーへプレッシャーをかけてミスキックを誘うプレーだったり、後半から入ったGK41番樋口燿大からの的確なロングフィードで一気に29番伊澤壮平に通してチャンスを演出した場面など、ポイントポイントで目を引く場面も多くなりました。

決定機も後半は多くあったところで、それらをもっとしっかり決められていれば、逆転勝ちも問題なくできていましたね。

・・・で、この試合を見ながら思ったのが、とにかくこの試合は、鼓舞するところでも声を出すところでも、守備の強さのところでも、狙えるところで攻撃参加したところでも、とにかく5番遠藤龍河の存在感が大きかったわけです。

実際に、後半力強く戦うことができたところも、後ろにそういう存在があったからとも言えるところもあり、ただ、相乗効果で、これまでの1年生中心のチームでは、あまり見ることができなかったような、ボールへの執着心のあるプレーと力強くプレーすることなどが、後半途中からかなり見られていたんですよね。

チームとして、こういう意識が高まっていけば、S2の最終節もかなり楽しい戦いを見せてもらえることは間違えないのと同時に、では、3年生の5番遠藤龍河がいないU16リーグの昌平高校戦では、1年生中心(状況によっては、ジュニアユースの選手も入る)で、今日の後半のような戦いができるのか、いわゆる良いイメージのところを、しっかりチームとして継続できるかどうか、そこが凄く見たいなと思っていいます。

木曜日の夜ということで、行けるかどうかは、かなり微妙なところなのですが、せっかく今日このような戦いぶりを見せてもらえたので、いわずとしれた強敵の昌平高校相手にどういう戦いを見せてくれるのか、なんとか調整して足を運びたいものです。

中途半端な観戦にはなってしまいましたが、結構、収穫は多かったなと勝手に満足しつつ帰路につきました・・・とさw

ではでは。

浦和レッズユースvs前橋商業高校の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

解説動画追加しました↓

埼玉県S2リーグ 2019/09/21 浦和レッズユースB vs 聖望学園高校 2-2引き分け・・・好循環、続いていると思います

どうも、ブクメです☆

勢いで、youtubeのチャンネルなど作成して見ました。思い描いていたイメージとしては、今は、文章を読むよりも、見る聴くというのが当たり前の時代になっているので、それに合わせつつ、毎回書いているブログの文章を朗読のように読んで追加して行くという形だったのですが、実は、昨日の夜中に、前回のS2リーグのブログを実際にそういった形式で動画として作ろうとしてみたら、自分が書いた文章を自分でただ読み進めるというのは、思った以上に難しく、その形式で一つ作る途中で断念しつつ、文章を読むというよりは、書いた本人なので、場面の解説や考えも入れながらやる方がまだ作りやすいかなと思って30分ほど録音していたら、途中で録音が切れていたという。で、結局、前置きの動画1つしか上げられていなかったりします。

あ、youtubeの動画と言っても、私が映像として登場するとかではなく、ブログの画面を出しながら、音声だけ私が登場という感じですよw

文章を読んで聴かせてしまうことによって、その文章に隠された意味を考えてもらい、それぞれ読む方が置かれている状況下でそれぞれ違った解釈をしてもらうこともできるというメリットが消えてしまう怖さもありつつ、音で実際に読んだり補足しながら伝えることからの新しいメリットも出せればと思っています。

まだ、チャンネルについて説明しているものだけですが、アップしています。ここで説明している朗読形式にしようと思うという流れが一発目から難しさを覚えて変更する流れになりそうだと言うことですねw

ブクメ、調子乗って動画も始めたぞとか言われるかもですが、実は、ただ紹介したい内容を解説するような動画と言うのは、仕事の方で以前からやっていることで、その形式のものであれば慣れたので、こちらのブログの方でもやってみようかなというボンヤリしたものは、以前から考えていたんですよね。

で、先週のプレミアリーグの青森山田高校戦~S2リーグの花咲徳栄高校戦の2試合で得られた感覚からのもので、「よし、やってみよう!」と勢いがついての試みになります。

ということで、だいぶ脱線からのスタートになりました。

さて、埼玉県S2リーグも残り3節となり、S1昇格の可能性も残す浦和は、その残り3試合が全て上位対決になるので、決して簡単ではないですが、先週の戦う姿勢を持って臨めれば、展開によっては、プレーオフまでは進出できる3位を死守できる状況になって今節を迎えることとなりました。

その対戦相手は、前回の対戦で、2-5と特に相手が主力を出してからの後半に圧倒されて大敗となった聖望学園高校との再戦になります。埼玉県リーグに関しては、仕組み上はホーム&アウェイになるものの、試合会場に関しては、中立地になったり、相手のホームで2回対戦するような会場の設定が普通で、聖望学園高校との試合では、前回がアウェイという形で、聖望学園の下川崎グラウンドでの対戦になったのですが、今回は、対戦カード上は、浦和のホーム扱いにはなっているものの、会場は、再び聖望学園の下川崎グラウンドでの試合となります。

S2リーグの浦和が入っているS2Aでは、昌平高校Bと聖望学園が3位以下を離して首位争いするという構図で、私が把握しているレギュレーション通りであれば、1位が自動でS1昇格で2位がS2AとS2Bの2位チーム同士のプレーオフ(上位2チームにBチームが入った場合S1リーグにそのチームのAチームがいる場合は、昇格の権利がなく、時点のチームが繰り上げになる)ということで、聖望学園高校としては、2位以内は決まっていても、1位で抜けるために、ベストメンバーで臨んでくるという構図。

浦和側とすると、3位争いが勝ち点1差くらいで正智深谷Bや武南Bということで、どちらもS1リーグでAチームが戦っている高校なので、繰り上げ対象になる可能性が高い相手にはなるものの、それ以外のチームも勝ち点差がそれほどないため、稼げる限りの勝ち点を稼いで自力で行ける3位をしっかり確保する意識で戦う必要があります。

今回の対戦では、聖望学園高校に浦和レッズジュニアユース出身の森田悠仁(9番)や、遠藤基意(15番)がこの試合ではピッチ上でプレーする形になってはいたものの、そこを楽しむというよりは、そこも楽しみつつも勝負のところは、浦和が勝つことのみを考えてみるような意識で観戦しました。

では、試合の話に移りますね。

vs聖望学園高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河と40番茂木柊哉、MFが左に14番千葉希(後半31分⇒11番石橋遼大)、右に42番吉田来綺(後半23分⇒38番舘樹)、真ん中に39番戸田大翔と35番島垣翔、FWが左に29番伊澤壮平(後半31分⇒2番長田拓巳)、右に33番小川聖凪(後半スタート⇒37番高橋悠)

となります。

*2人一緒の写真がこれしか撮れておらず、わかりにくくてすみませんが、聖望学園高校の9番森田悠仁、15番遠藤基意が浦和レッズジュニアユース出身。

 

細かくは、わかりませんが、相手もこの試合で組めるベストメンバーで来ていると思われるメンバー構成の中で、序盤から、一進一退の攻防を繰り広げます。

ここ最近の試合で、対戦相手が、当然のことながら、シーズン序盤よりも球際での強さだったり、守備の際の寄せる速さだったりが増している中で、より判断の早さが求められたり、競り合いのところでは、ぶつかることを避けると身長が高い選手でも簡単には競り勝てないような状況の中で、局面局面では、やや相手に分があるところが見受けられることも多くあったものの、引かずに戦う姿勢を見せることができ、その姿勢が良い形で作用していきます。

その姿勢の中で、この試合もバックラインでは、5番遠藤龍河が相手の攻撃陣にとっての大きな壁となる存在感を見せ、そこに呼応するかのようにピンチの場面で40番茂木柊哉が体を張って相手の決定機を阻止するようなプレーを見せるなど、守備の部分での良い要素が多く見られました。

更に、この試合では、攻撃面での14番千葉希の存在が際立っており、もちろん、この試合の2得点が14番千葉希だったわけですから、結果を残すという意味での存在感はありますが、それ以外のところでも、パスを預ければ、そこで落ち着き、更に攻撃のスイッチ役になるというプレーも多く見られました。

この試合で2本ほど見せた、鳥肌の立つようなサイドチェンジは、今でも印象に強く残っています。

こういったプレーも、味方の選手が思い切ったプレーができる要因になっていたように感じます。

*この試合2得点で、得点以外にも存在感を見せていた14番千葉希

また、実際に2得点挙げられたと言うことで、今日は浦和目線強めでと思いつつも、今日は、敵と言う立ち位置で見ることにはなったものの、聖望学園高校の9番森田悠仁の活躍も取り上げないわけにはいかないなということになります。

*聖望学園高校の9番森田悠仁

得点経過や試合の流れとしては、前半20分に相手ペナルティエリア辺りで混戦状態になりながらも、39番戸田大翔が相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらもしっかりキープして近い距離に入った14番千葉希に渡すと、相手ディフェンダーに寄せられてシュートコースがあまりない中で、その間を縫ってゴール右隅に決まる見事なシュートで浦和が1-0と先制に成功します。

しかしながら、前半30分に、前線で33番小川聖凪が相手ディフェンダーとの競り合いのところで頭を痛めたところで、一旦試合が止まり、そのリスタートのところで、浦和側が準備できていないところで、聖望学園高校の9番森田悠仁にループシュートを決められてしまい1-1とされてしまいます。

前半38分に長いパスが右前線の32番岡田翼に入り、このタイミングで相手キーパーが前に出ていてかなり大きなチャンスにつながったものの、そこからの判断が遅れたところで、33番小川聖凪にパスが入った時には、相手ディフェンダーが戻っている状態で、得点にはならず。

前半終了間際にも29番伊澤壮平が高めの位置で相手ディフェンダー2人に寄せられながらもキープして、35番島垣翔に繋げてからの右への展開から惜しい形を作るもののこれも得点にはつながらず、1-1で前半を折り返します。

やや中盤では持たせてくれることが多かった前半でしたが、相手が一つギアを入れたような時間帯では、寄せられてミスパスなども増え、中盤で落ち着かない場面が増え、前線の競り合いのところでも、なかなか競り勝てない場面などがあり、後半に向けてどのような変化が加わるのかと考えていたところで、後半スタートから33番小川聖凪に変えて37番高橋悠が入り、前半2トップでどちらかというと競る役目よりは、競ったボールを受けて仕掛けるような形が多かった29番伊澤壮平が前線で競る役目となり、体の強さを生かしたポストプレーなどで前線で収まるところが見られる後半スタートとなりました。

あ、直接試合には関係ないところでしたが、後半スタートで33番小川聖凪から37番高橋悠に交代する時に、33番小川聖凪が37番高橋悠の肩を両手でバシーンと叩いて気合を入れている姿が印象的でした。良い感じです。

後半スタートは、相手がギアを更に上げて畳みかけるようなプレーに出てくるかと思っていたのですが、後半序盤は浦和ペースで試合が進みます。

良い流れの中で、後半7分に5番遠藤龍河のインターセプトを起点に、39番戸田大翔に渡し、そこから右前線へ大きな展開で32番岡田翼にパスが通ると、そこからのクロスに対して37番高橋悠がおとりになるような形でペナルティエリア内の左のややシュート角度がないところで14番千葉希がパスを受けると、迷いなくシュートを選択し、これが見事に決まり2-1と再び浦和がリード。

相手の攻撃も縦だけではなく、中へのドリブルなども織り交ぜたりサイドへの展開だったり工夫を加えて得点を狙いにくる中で、浦和も集中して跳ね返しながら、追加点を狙う展開になります。

後半15分には、14番千葉希からの右の42番吉田来綺への展開から、37番高橋悠に繋げて仕掛ける形を作ります。

その直後の後半16分にも37番高橋悠が高めでキープしたところで、39番戸田大翔が高めの位置まで上がったところにパスが繋がりシュートを放つもここは、相手キーパーにキャッチされます。

この辺りの時間帯は、浦和の攻撃とともに相手の攻撃も厳しくなる中で、後半19分には、相手に決定機を作られかけるもここは40番茂木柊哉のカバーで失点は免れます。

流れの中での相手の攻撃は集中して防いでいたものの、後半20分の相手コーナーキックのチャンスで9番森田悠仁にドンピシャのヘッドを叩きこまれて再び同点に追いつかれて2-2となります。

後半もまだ半分ほど時間が残る中で、最初に上げた、鳥肌が立つような見事な弾道での14番千葉希からのサイドチェンジがあったのが後半29分。左から選手を切り裂くような低い弾道でのサイドチェンジのパスが32番岡田翼へ繋がり、クロスに今度は38番舘樹がおとりになるような形で奥に入った37番高橋悠に通るもここは、ゴールならず。

残り15分ほどのところで、11番石橋遼大と2番長田拓巳が同時に投入され、勝負の時間に入っていきます。

後半38分には、11番石橋遼大が相手キーパーが前に出ているところを見逃さずに長めの距離のループシュートを狙うもこれは、僅かに枠を捉えきれず。

後半40分には、守備からの流れで40番茂木柊哉が持ち上がりつつ、良いタイミングで37番高橋悠にパスを通すもここは、決めきれず。

後半45分には、2番長田拓巳が前線で粘り、右の11番石橋遼大につなげ、そのままゴール前まで走り込み、11番石橋遼大の見事なクロスが上がり2番長田拓巳がヘッドで狙うも、相手ディフェンダーの位置で死角になっていたのか、合わせきれずにゴールならず。

試合は、2-2の引き分けで終了となりました。

勝てるチャンスもあったことを考えると、もったいないとも言える試合ではありましたが、前節と比べると、またメンバー構成が入れ替わるスタートになった中でも、試合に臨む姿勢として良い部分の継続が見られたことがかなり大きく、その中で、5番遠藤龍河や14番千葉希と言った3年生がチームの軸となるような存在感を見せたことで、締まった試合ができたと思います。

課題としては、対戦相手によってかなり強度に差がある中で、今日の相手は当然ながら、強度の強い相手ということで、競り合いのところでもっと力強く行かなければならないところや、パスを受けてから次のプレーへの判断がおそかったり、その相手の寄せの速さを意識しすぎて普段できるコントロールができないところなども多く見られたので、もちろん、相手に触れられないタイミングでワンタッチパスも織り交ぜたりして崩したり、テクニックで抜き去ることも求めつつ、やはり、相手ディフェンダーを背負った形でのプレーも意識して体の向きだったり、競り方だったり、更に言えば、これもコミュニケーションの一環にはなりますが、サイドでパスを受けたときには大体相手の寄せ方は、似たものになるので、こういう時には、味方がこういう位置でもらいに入ると、寄せてきた選手を一気に欺けるような連携で突破できるとか、そういったことを追求していくのも良いのかなとも思いつつ。

いずれにしても、先週同様に、この姿勢が継続されていくのであれば、見る側としては、このレベルの相手がゴロゴロいるようなS1リーグでプレーしてほしいなという思いは強くなるわけです。

ということで、難しい相手からもしっかり勝ち点を奪う戦いを見せてもらいました。

残り2試合。より上を目指して戦う姿が見られることを楽しみにしています。

そして、試合が終わればノーサイドということで、聖望学園高校で今日出場していた9番森田悠仁、15番遠藤基意、そして、試合には出ていなかったものの、少し話すことのできた鳥海颯など、浦和レッズアカデミー出身の聖望学園高校の選手たちの活躍も楽しみにチェックして行きますね!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

動画を追加しました。

埼玉県S2リーグ 2019/09/16 浦和レッズユースB vs 花咲徳栄高校 3-2勝利・・・期待が膨らむ展開と今後。もっと多くの方に

どうも、ブクメです☆

日曜日にユースのプレミアリーグで青森まで行き、その日の夜中に戻り、月曜日は、埼玉県S2リーグの花咲徳栄高校戦に足を運びました。

若干、昌平高校までは、キックオフ30分前くらいには到着したものの、駐車場満車ですとかで、車停める場所でバタバタしていて、間に合わなくなることも覚悟しつつでしたが、キックオフには間に合いましたw

結果的に、今週は、わかりやすい結果でも、プレミアリーグも、S2リーグも勝利という結果というところでも充実していたものの、浦和レッズユースのチームとしてのこれからというところでも、非常に充実した嬉しい要素が発見できた2日間となりました。

一つ前のブログ『高円宮杯プレミアリーグ2019/09/15 浦和レッズユースvs青森山田高校 1-0勝利・・・勝負所で勝負ができるチームに』のところでも触れましたが、特に、今日の花咲徳栄戦では、これまでのS2リーグでモヤモヤしていたところを吹き飛ばしてくれるような展開になり、その一因が前日の試合からの流れと、S2メインで出場することになっている選手が、(私が勝手に思い込んでいるだけかもですが、全て良い方に捉えます私はw)その試合に足を運んでいるサポーターやご父兄の方のために、伝わるようなプレーと、勝負へのこだわりを見せてくれたことにあります。

色々考えたことがありますので、それは、試合の事を書いてから、文末の方で書きますね(たぶん、長くなるので。)

ということで、試合の話に移ります。

vs花咲徳栄高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに34番工藤孝太と40番茂木柊哉(後半スタート⇒5番遠藤龍河)、MFが左に29番伊澤壮平、右に42番吉田来綺(後半20分⇒35番島垣翔)、真ん中に39番戸田大翔(後半36分⇒38番舘樹)と16番根岸恵汰、FWが左に2番長田拓巳(後半スタート⇒37番高橋悠)、右に19番成田安里(後半45分⇒36番瑞慶山一真)

となります。

スタメンを眺めてみると、先発出場のメンバーはいなかったものの、昨日の青森山田高校戦で後半割と長い時間プレーしていた、34番工藤孝太、19番成田安里がこの試合でスタメン出場しており、両選手とも、ほぼフル出場という形でのプレーとなりました。

また、昨日の試合での出場はなかったものの帯同してベンチに入っていた16番根岸恵汰も先発フル出場ということで、結果的に、あの試合のチームの雰囲気と意識をこの3選手が持ち込む形でのメンバー構成となりました。

私は、特にこの中でも、19番成田安里が持ち込んだものというのが、この試合では、大きかったと思っています。その辺は、試合の終盤に特に出ていましたので、その辺で触れたいと思います。

まず、試合開始早々に、まだスタメンなどをメモしている間に、また下を向いてる時に、いきなり得点が入っていました。

前半1分とかですよね。で、一緒に見ていた方に聴くと、右前線から42番吉田来綺が鋭いクロスを入れたところで、相手選手がオウンゴールしたということでしたが、先ほど浦和の公式で確認したところ、42番吉田来綺のゴールになっていましたね。

で、あっという間のゴールと、そもそも、浦和の選手のプレー強度もいつもより高めになっているかなと思うところもありつつですが、相手の守備に怖さがないなと感じていて、これまた事前に調べていなかったので、その場で調べたのですが、花咲徳栄高校は、S2で最下位のチームなのですね。でも、私が先日見た限りでは、かなり手ごわかった武南高校Bには、3-2で競り勝ってるなど気になる結果はあったものの、得点力は上位のチームと同じくらいでも、失点が多く、負けが多いということで、やや差があるなという印象にはなりましたが、試合開始からしばらくは、個々の突破だけで大きなチャンスにできていたものの、攻撃の工夫があまりない中で、相手が浦和の攻撃のリズムに慣れてきてからは、攻め切れない場面も増えるという展開になりました。

そして、得点力が高いというところで、確かに前線の選手は、質の高い抜け出しをしてくる選手もいるなと思っていたところで、前半15分に決められてしまい、1-1と同点に追いつかれます。

サイド攻撃などで多くのチャンスは作るものの、決めきれない中で、前半37分に更に失点を喫し1-2となります。

単発の攻撃が鋭い相手を止めきれない場面が増える中で、前半44分にも決められてもおかしくないような決定機で34番工藤孝太がギリギリのところでクリアして3失点目を防ぎます。ここでやられたら試合が厳しくなるというところで、失点を防いだ、その集中力は、前日の試合に通じるところもあり、こういうプレーのメッセージ性は大きいなと感じます。

前半を1点ビハインドで折り返し、迎えた後半スタートからセンターバックに5番遠藤龍河が入り、前線には、37番高橋悠が入ります。

明らかに後半スタートでチームに攻撃のスイッチが入り、例えば、サイドからの仕掛けなどでも、相手の守備のリズムに合わせたようなタイミングでのクロスを上げてしまうことが多かったところで、もう一つ抜け出してよりチャンスを広げようとする試みや、自分の特徴を出してやろうというプレーが増えていました。

そして、迎えた後半5分に、中盤で39番戸田大翔がパスを受けると、左前線に走る29番伊澤壮平に繋げ、ドリブルで深くまで持ち上がり、鋭いクロスを入れると相手キーパーが弾いたところに37番高橋悠がしっかり詰めていてゴール。

これで、2-2とし、試合を振り出しに戻します。

得点直後にも、19番成田安里からのパスを受けた42番吉田来綺が惜しいシュートを放つも相手キーパーの好セーブに阻まれます。

後半6分には、37番高橋悠がディフェンダーが2人に寄せられながらもドリブルで果敢に突破し、そのディフェンダー2人の間を通したパスを29番伊澤壮平に繋げチャンスを作ります。

前線からの守備と言うところでは、後半13分に、相手キーパーにバックパスが入ったところで、19番成田安里が、プレッシャーをかけていき、相手キーパーのキックミスを誘うようなプレーも見られます。この辺りの19番成田安里からのプレーでも、この試合は、勝たなければならないんだというメッセージが伝わってきていましたね。後ろからの5番遠藤龍河の力強いプレーや声もそうですし、自然とチーム全体に勢いがついていくようなプレーが後半は特に見られました。

ただ、やはり、まだ全体的に集中力を保ち続けるというところは難しく、後半早い時間に同点ゴールを決めて、その後の押し込める時間帯に逆転まで行かない間に、やや前半と同じような相手のペースに合わせたようなリズムになる時間も出てきてしまいます。

で、この試合で発見というか、こういう特徴もあるのかと初めて知ったのが、後半36分に投入された38番舘樹で、まず、後半39分に左から突破して29番伊澤壮平に繋げて仕掛けたような、左に入った時の突破力は、若干試合によってムラがあるものの、一つの特徴として面白いと感じた試合は以前もあったのですが、この後の後半40分にゴールにはならなかったものの、19番成田安里が走りこんだペナルティエリア内のスペースで、相手ディフェンダーが寄せてきている中で、シンプルに近い選手に渡すと思っていたところで、鋭いパスを間に通して19番成田安里にパスをしっかり通した場面と、その直後にも、コーナーキックからの流れで、37番高橋悠の抜け出しに対して通したパスの狙いが、相手の虚を突くもので(私も虚を突かれたということなのですが)、ここもパスを受けた37番高橋悠が抜け出して、クロスに5番遠藤龍河が力強いヘディングシュートでゴールを襲う(ここは、相手キーパーの好セーブで弾かれる)という、決定機につながるプレーの起点になっていました。

試合も終了が近づいてくる中で、2-2ののまま終わっても良いようなプレーに見える相手に対して、19番成田安里が見せた振る舞いが凄く凄く良かったんですよね。ボールボーイがいない試合なので、人がいない方にこぼれると選手が取りに行かなければならないのですが、例えば相手スローの場面で、ボールは結構遠くまで転がって行ってしまっている状況で、誰も取りに行かないなと思っていたら、19番成田安里が走って取りに行っていたので、浦和のスローかなとか一瞬思ったのですが、相手に渡す。更に、相手のゴールキックの場面でも、ボールをゆっくり取りに行こうとする相手に対して、19番成田安里が拾いに行き、相手ゴールキーパーの前に力強く置く(早くしてくれよというメッセージが伝わる。)

要するに、この試合に対しての勝つ意識なんですよね。

そして、チーム全体が勝利を意識した中で、迎えた後半45分。スローインの場面。

こんな感じで、昌平高校のグラウンドは、ネットが立ててあるので、助走するスペースは、ほとんどないのですが、ここで5番遠藤龍河が、多くのチャンスを作ってくれたロングスローを久しぶりに見せてくれます。これも、勝負にこだわった姿勢の一つだと思うんですよ、ここまでのS2の試合だったら、近い選手がすぐにスタートしていたと思いますたぶん。

そして、そのロングスローからのこぼれ球を37番高橋悠が狙いすましてシュート。これは、ポストに跳ね返るも、これにいち早く反応した34番工藤孝太が押し込んでついに逆転!

3-2としたところで、これも、S2では、見たことがないというか、絶対にこの1点リードで勝ち切ってやるという姿勢を見せてくれます。

コーナーポスト前で3選手で守るプレー。しっかり時間を使って、相手が奪って蹴りだした瞬間に試合終了。

なんというか、物凄く伝わってくる試合でした。

コミュニケーションのところを、最近よく書いていましたが、今日の試合では、言葉で伝えること以外でのコミュニケーションがプレーで見られたというか、「おいおい、こんな姿勢見せられたら、応援する側も気持ち入りまくるだろう!」という姿勢。

本当に、こんな試合を見せられてしまったら、S2リーグに臨む浦和レッズユースという別の1チームと言う意識で、上を目指す戦いを真剣に応援する1サポーターになってしまいたいくらいですよ。

もちろん、今日書いていることは、私が見て勝手に感じたことを書いているだけですけど、どうしたらS2リーグに臨むチームが、自然と強いモチベーションを持って試合ができるかということを考えたときに、プレミアリーグで実際に試合をしてきた選手が入って、その姿勢で伝えることが大きいこと。

そして、モヤモヤした気持ちは、実際にはあると思いますが、自分の能力を疑わずに、その特徴を見せて、見る側の私たちに勝利への執念のようなものを見せてくれる選手がいる。こういう形もあるのだなと、見せつけられました。

もちろん、たびたび書いているように、こういう状況が毎節作れるわけではないですが、今日のようなメッセージ性のある試合を体感したピッチ上に立っていた選手は、次は、それを自分たちもやらなければならないと感じて、実行していく。そういう循環ができて行けると最高だなと思います。

そして、姿勢のところ、コミュニケーションのところが、浸透して行けば、よりS2の監督のやりたいことも伝えやすくなるでしょうし、全てが好循環になるのかなという大きな期待を持ちました。

この試合を見てからの、次は、S2リーグで抜けた強さを見せている聖望学園高校との再戦(最初の対戦は前半主力温存の相手に2-5で敗れている)になります。

今週末は、S2リーグからの翌日が、プレミアリーグのアウェイ磐田戦と言う流れになるため、今回のようなメンバー構成にはならないかもしれませんし、全く読めません。でも、今日の試合は、S2に臨む選手たちにも大きなきっかけになると私は信じています。勝ちましょうよ、聖望に!

そして、他力にはなりますが、S2リーグの3位は死守して終わり、S1昇格への可能性を残す結果を求めて、今日のような戦いを続けてください!

 

長くなってしまいましたが、タイトルに書いた「もっと多くの方に」というところです。今後は、時々、そういう内容も入れていきたいと思うのですが、ここ数年は、「浦和レッズユースの試合を一緒に見ませんか?」という話を人にすることができていませんでした。それは、私自身が最も大事にしている、育成カテゴリで大事なことというところから、かけ離れた育成にチームがなっていたからです。

Jリーグ全体で、年齢層が上がってきているという話も聞こえてきますが、ユースを応援するサポーターも例にたがわず、私も40歳代に入ってきてしまいましたし、全体的には年齢が上がってきています。そもそも、ここ数年のもろもろで去る人の方が多かったので、減っているのが実際のところだと思います。しっかりユースを見るメンバーに新しい風が吹いていないんですよね、実際のところ。

で、正直なところ、トップチームを応援するよりも、もっと繊細なことが多いですし、自分が楽しむよりも、選手が伸びるためにどうすべきかを考えるような人向けにはなるのですが、適性の合う方には、凄く応援しがいのある空間でもあります。私も、トップチームの応援から入って、気が付けば、こちらにどっぷりですしw

もちろん、以前にも書いたように、見る方にも様々な立ち位置がありますし、私や私と近いところで一緒に見てくださる方の見方と、相反するような方もいますし、群れているとか時々言われますが、割と、私たちの場合、それぞれの行動は、放置し合っているような感じで、現場であったら一緒に見ましょうみたいな感じだったり、今日は集中したいから別のところでとか、勝手に見ているような人たちの集まりになります。時々遠征とかの時は、一緒に乗り合わせて行ったりしますが。

「浦和レッズユースの育成は、楽しいから見に来なよ」と言える状況になってきました。

なので、トップチームを応援している方で時間の空いている時には、浦和レッズユースの試合にも足を運んでみませんか?

で、お気軽にお声がけください。

もちろん、トップチームありきなので、今の体制がずっと続く保障はないのですが、良い循環が見えてきている、今の育成のタイミングで、少しでも興味ある方には、ぜひ足を運んでもらいたいです。トップと同じ応援がしたい方には向いていないとは思いますが。。

・・・と、今後は、こんなことも緩く時々書いてみます。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

埼玉県S2リーグ 2019/09/08 浦和レッズユースB vs 立教新座高校 4-1勝利・・・序盤苦しむも終わってみれば快勝

どうも、ブクメです☆

土曜日に大阪の長居スタジアムで開催された大学サッカーの総理大臣杯2019の決勝に足を運び、翌日の朝の新幹線で埼玉に戻り日曜日は、埼玉県S2リーグの浦和レッズユースBvs立教新座高校の試合を観戦しました。ちょっと、仕事を残して動き回ってしまったことで、若干バタバタしておりまして、気が付けば日付が変わってしまって、でも、書いておきたいなということで、ブログとしては、前後しますが、まずは、ユースの試合からブログを書いています。

本当は、日曜日は、S2の試合を観戦してから、西が丘サッカ-場に移動して、浦和レッズユース出身の新井瑞希が移籍した東京ヴェルディの試合の観戦もする予定だったのですが、台風の影響を考慮して、キックオフが早まったと言うことで、断念することになったのですが、試合の時間が変更されるほどの台風という印象とともに、大阪から移動する前に、今回の試合が開催される立教新座高校(埼玉県の東武東上線の志木駅最寄り)辺りを雨雲レーダー的なもので調べたら、雨の確率も高く、怪しげすぎる雨雲がかかるような予報になっていたので、そもそも試合ができるのかくらいになるのかと思っていたら、確かに試合前には、一時的に大雨が降ったタイミングもあったのですが、試合開始の頃には止み、おそらく、今日は、雨か曇りで、暑さ対策は最低限で大丈夫だろうくらいに思っていたら、驚くほどの蒸し暑さと、晴れの時間も多く、ちょっと頭がボーっとするタイミングもあるくらい、嫌な暑さの中での試合でしたね。

プレーしている選手もかなり蒸し暑さを感じながらの戦いになったと思います。

では、試合の話に移りますね。

vs立教新座高校戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに34番工藤孝太と40番茂木柊哉(後半35分⇒5番遠藤龍河)、MFが左に29番伊澤壮平(後半44分⇒38番舘樹)、右に11番石橋遼大(後半10分⇒42番吉田来綺)、真ん中に39番戸田大翔と16番根岸恵汰、FWが左に2番長田拓巳(後半10分⇒35番島垣翔)、右に37番高橋悠(後半28分⇒33番小川聖凪)

となります。

これは、S2リーグでは、多くの試合がこうなることが多いので、課題と言う言葉で片付けて良いものなのか難しいところなのですが、試合の入りのところでは、相手の方が勢いも強さも感じられるプレーが多く、印象としては、前線の大きめの選手などの対人のプレーなど見ていると、なかなか強さのあるチームだなと相手の方を見てしまうところもありつつ、出足のところでも、仕掛けた後のこぼれ球への意識なども相手の方が集中して狙いに行けているという印象のスタートとなりました。

もちろん、浦和が仕掛ける回数が少ないわけではないのですが、プレーで気になったところをメモすることが多いのですが、今日最初にメモをとったのが、前半4分の中盤で16番根岸恵汰が相手ボールの状態で、厳しくプレスをかけて、奪いきったという場面でした。

その次にメモしたのが、前半12分のコーナーキックのチャンスで34番工藤孝太がファーで競り勝ち強烈なヘッドでゴールを狙い、ここは防がれたものの、再度コーナーキックとなり、そのコーナーキックでも、再び34番工藤孝太が競り勝ってヘッドで狙い、枠を捉えていればゴールになったと思われるくらい強いヘディングシュートになりましたが、これは、僅かに右にそれたというものでした。

別に相手に押し込まれていたと言うことではなく、浦和が仕掛ける回数も多かったと思いますが、メモを取っておこうという場面が少なかったのかもしれません(観戦エリアの構造上、前の試合でプレーしていた選手などが目の前を動き回る感じで、私の集中力がなくて、そこに気が取られる場面が多かったというのもありますw)

浦和にとっての前半の流れの中からの大きなチャンスは、前半16分。31番大野海翔と39番戸田大翔が絡む形で最後は2番長田拓巳がシュートで狙うも枠を捉えきれずという場面。

セットプレーと流れの中で決定機を数回作った中で決められない流れで迎えた前半20分に、良い位置で相手にフリーキックのチャンスを与えると、このフリーキックをヘッドできれいに合わされてしまい失点。

1点を追う形になり、前半27分には、11番石橋遼大が右からの仕掛けでクロス(シュートを狙ったかもしれない)がゴール左隅上を狙うループシュートのような形になりますが、ここは、相手キーパーに弾かれ得点ならず。

なかなか流れの中での決定機が作れない状況でしたが、前半30分に、コーナーキックを獲得すると、先ほども競り勝っていた34番工藤孝太が再び競り勝ち落としたところで、おそらく31番大野海翔だったと思いますが、反応して、低いパスをキーパーの前くらいに通すと、これに16番根岸恵汰が足を延ばして押し込んでゴール。

1-1の同点に追いつきます。

ただ、やはりこの試合で、何かふわっとした場面がところどころで見られた中の一つと言うか、バックラインの連携ミスで、ピンチになったものの、ここは、なんとかクリアして失点を免れます。

その後も、流れの中で崩し切るところまでは行かないものの、セットプレーを獲得する回数が多い中で、前半37分には、ゴール前直接狙える位置で得たフリーキックのチャンスで39番戸田大翔が直接狙うも、枠を捉えきれず。

前半40分に、どのような形で崩したのかは確認できなかったものの、ペナルティエリア内で2番長田拓巳が、キーパーと1対1のような形になっており、切り返して落ち着いてゴールに流し込み、これで2-1と逆転に成功。

前半42分には、31番大野海翔の左サイドバックの位置から、右前線に抜ける37番高橋悠への見事なロングパスが通り、仕掛け、2番長田拓巳へのパスが通ればという場面でしたが、ここは、パスが通らず。

思うような崩しの形は作れなかったものの、しっかり逆転してリードする形で前半を折り返します。

後半も8分に29番伊澤壮平が抜け出してシュートを放つ場面を作るなどありますが、フリーキックなどを与える回数が多く、相手にチャンスを作られる場面も多かったものの、追加点を決めたのは浦和ということで、これも、気が付いたら42番吉田来綺が抜け出してゴールを決めていたということで、流れをはっきり見られなかったのですが、周りから聞こえてくる話だと、相手がオフサイドと思って、プレーをやめてしまったらオフサイドでなく、そこを42番吉田来綺がついてのゴールだったようです。

この後半29分のゴールで3-1と2点差に開き、この辺で相手の集中力が若干途切れたかなと言う印象で、試合の残り時間は、浦和が力強く仕掛けるという場面が増え、その中でも、39番戸田大翔が果敢にドリブルで仕掛けるという場面が多く見られるようになり、後半30分に仕掛けてからの裏へのパスが29番伊澤壮平に通ればと言うパスを通し、後半35分には、フリーキックのチャンスで39番戸田大翔から32番岡田翼につなげ、クロスのこぼれ球を16番根岸恵汰がミドルシュートを狙うも枠を捉えきれずも、惜しい形を作り、後半38分には、33番小川聖凪からのパスを受けた39番戸田大翔が相手ディフェンダー二人に囲まれながらも、ドリブル突破を試み、ここは防がれたものの、迎えた後半41分に、35番島垣翔からの良い狙いのパスが39番戸田大翔に通り、そのままドリブルで突破を図り、相手ディフェンダーを一人抜き去り、最終的には相手ディフェンダーに寄せされながらも空いていたコースにしっかり決めてゴール。

終わってみれば、4-1と快勝と言う結果になりました。

相変わらず、声を出す選手が少数に見え、淡々とプレーしているように感じてしまうところは、気になるのですが、もちろん、日本代表の試合を見ていても、「海外では、個人プレーで結果を出すことが重要」みたいな形で、ドリブルで仕掛けまくる選手が賞賛されたり、かと思えば、相手に失礼だと言われたりしていましたが、アピールは必要ですが、ユース全体で求められるものが、自分たちで考えることであり、そのためには、選手間でもっと積極的なコミュニケーションがとられる必要もあるのではないかなと感じたりもします。

仕掛けた結果、コーナーキックを奪えるのも、フリーキックを得られるのも、もちろん、得点に近づくプレーなので良いのですが、動きと突破の試みとしては、相手に防がれているとも言えるわけで、う~ん、どういう言葉で伝えるのが良いか、適当な言葉が見当たらないのですが、考えること、伝えること、伝えたことが伝わる工夫、相手を見て、どうするかを考えていくというところでは、課題が多いようにも感じられました。

いや・・・今日は、私も集中力が散漫な時間も多かったので、本当に、移動が長かったり、疲労がたまっていたり、暑さ対策など試合観戦への準備ができていない、スマホは、熱を持ちポケット入れたら熱い、日が陰ったと思ったら、猛烈な日差しが襲ってきて、そちらに気が取られるとか、相手ホームではあるけど、浦和側のサイドいっぱいまでホーム応援の方たちで広がらないでくれよとか・・・。そんなことを言い訳にして、集中して見られた時間帯だけを拾い上げて、偉そうなことは書けないなとも思っているのですが、思ったことは書いておきたいので書いています。

間違っていることが多くても、私が感じていることは事実ですので、その中から、正解を拾い上げてもらえれば良いかなくらいの気持ちで、書いています。

そうだ、もう一つ書いておきたいことがあって、まだブログでは書いていませんが、土曜日に観戦した総理大臣杯の決勝の話で、浦和レッズユース出身の松澤彰が法政大学で堂々スタメンでプレーしていて、ユース時代に明らかに課題として克服しなければならないことなのに、どうして、そこがチームとして求められないのかなと思っていた課題の部分。これが、法政大学でできるようになっているんですよ。見違えるようなプレー。法政大学という環境やそこに関わる人たちと、本人の努力でそこまで来たと言うことが容易に想像できます。

どんなサッカーチームでもそうですが、それぞれの体制下での戦術だったり、求められるものによっては、必ず、試合に出られる者、出られない者がでてきます。出場できる人数が限られているのだから当然です。では、出られないものが力が劣っているか。それは、違います。

体制が変わって、出られなくなった選手に対して、先日、私は、声をかける機会があったので「大丈夫だから頑張れ」と伝えました。もちろん、今いる環境での好転を期待しての部分もありますが、どちらかというと、私のその言葉の本意としては、その選手が持っている強みにしてきた部分が、疑う余地なく、磨いていけばプロになれる資質があるということで、自分を疑わずに、磨くところは磨いて、今いる環境で求められることで報われなくても、プロになるため、その上まで行く道筋を描いて信じて進んでほしいということにあります。信じて進めば、その強みを必要としてくれる環境に出会うことができるはずです。

強みを見失わずに、がむしゃらに、今求められる苦手なことも追及してみてください。そこで大事なのは、今いる場所だけで考えないことです。仮に報われなくても、必ず次に生きると信じてやれるかやれないかで全てが変わります。逆境ほど人生にプラスになるものは、ありません。

だから、大丈夫なんです。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

埼玉県S2リーグ 2019/08/31 浦和レッズユースB vs 伊奈学園総合高校 1-1引き分け・・・後半押し込むも逆転までは届かず

どうも、ブクメです☆

ちょうど、私のように育成世代を中心に観戦しているものにとっては、必ず読まなければならないものの、おそらく、ツイッターでサポーターの友達がリンクを貼ってくれなかったら、スルーしていたであろう『コミュニケーション研修(ロジカル編)」開催(浦和レッズユース):人材育成:Jリーグ.jp*Jリーグのオフィシャルページ内の該当記事へのリンクです。』という記事で、今年の浦和レッズユースが、「コミュニケーション」や「要求すること」を常に伝えていて、それにチームとして取り組んでいることが確認できました。

で、以前からこのブログでは、意思疎通のところで、パス一つにしても、味方の動きと合わなかった時は特に、主張しないと、ただのエゴにしかならないみたいなことを書くことが多くて、時には喧嘩するくらいしないとダメですよということも書くことが多いですが、コミュニケーションの奥深さを、その辺を意識しながら試合を見ていると感じることも多いです。主張する選手もいる、その主張に対して答える選手もいる、でも、場面場面で見ていると「あ、一方通行の主張になっているかも」と思うことも多いです。

ただ、そもそも、意識して言葉を発するということは、特にS2を見ている時には、何か少なさを感じるのも事実なんですよね。

これは、長年の言われたことをベースにやらなければならないという雰囲気が、浦和レッズユース内では、作られてきた中である程度染みついてきた中でのことなので、すぐにそうはならないと思うものの、そもそも性格的に主張が苦手な選手ももしかすると多いのですかね?

その辺りの改革?を考えると、ベンチからの雰囲気も含めて、言い合わないことに対しての指示(言葉で伝える部分よりは、空気を作るというか)というのが、S2になると聞こえにくく、見えにくいことも若干気になる今日この頃です。

自己主張が強い選手も少ないのも気になりますし、自己主張=コミュニケーションの妨げという考え方がどこかにあるのだとすれば、それこそ、研修内容の細かいところまでよくわかりませんが、自己主張するためのコミュニケーション力というのも必要になってくるのかなとか、本当に最近は、サッカー以外のこともよく考えてしまうブクメですw

くどい様ですが、それでもはっきりと、選手の入れ替わりが激しく、学年が若い選手がベースとなる傾向にあるS2リーグに臨むチームに関しては、ここをプレミアリーグに臨むチーム以上に真剣に考えて行かないとならないとは思います。逆に言えば、本当に、入れ替わりが多い環境下で良質のコミュニケーションがとれるようになると、それは、物凄い武器になるんですよね。声を出すことだけがコミュニケーションではなく、主張が得意な選手もいれば、主張が苦手な選手もいるわけで、その選手を引き出す力もコミュニケーションですし、自分が声を出すことが得意でなければ、声を出すことが得意な選手との組み合わせでお互いにどう良い形を作り上げられるかをセットで考えられるようになることもコミュニケーションですよね。まあ、私も競技は全然違うものの、中学時代にやっていたスポーツでダブルスで組んでいた人が、良く主張する人で、それを踏まえて、上手くチームとして動けるようにやっていたものの、もう少し、私自身も相手に考えてもらうような伝え方ができていれば、もっと上の方に勝ち上がれたのかなと思うこともありますし、これが、人生経験を積んで40歳代くらいになった私が、今これだけできるようになったと言ってもあれですが、それでも、こうやって毎回文章に思ったことを書くことで、より、一つ一つを早い段階で経験していくことが求められるサッカー界では、参考になることもあるかなと思っていますので、今後も書いていきます。

前置き長いw

さて、本題に入ります。

今週は、水曜日の武南高校B戦から、短い間隔で中二日で伊奈学園総合高校戦ということで、浦和レッズユースBの埼玉県S2リーグを2試合観戦する流れになりました。

そこそこの過密日程の中で、なおかつ今日はまだ9時半キックオフで良かったものの、それでも、だいぶ暑さが戻る中での試合(ウォーターブレイクがあった)になり、戦い方もまた考えなければならない試合になりました。そして、前回の武南高校B戦と違って、今回は、特に後半に至っては、引く相手をどう崩すかという要素が強く、既に3日前の試合とは別の難しさとの戦いになったとも言えます。基本的に集中して運動量多く、寄せも早い相手に対してどうするという前回の課題とは、少し変わってくる試合でもありました。

では、試合の話に移ります。

vs伊奈学園総合高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に26番舘澤佑磨(後半スタート⇒31番大野海翔)、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河と40番茂木柊哉(後半スタート⇒42番吉田来綺)、MFが左に29番伊澤壮平、右に11番石橋遼大、真ん中に39番戸田大翔(後半29分⇒14番千葉希)と35番島垣翔、FWが左に37番高橋悠、右に2番長田拓巳(後半43分⇒36番瑞慶山一真)

となります。

ある程度、暑さも考慮された戦いなのか、そもそもそういう戦いなのかは、わかりませんが、比較的、高い位置からプレスには行かないよというのがはっきりわかるような相手の戦い方で、浦和が容易にボールをキープできるような中で、前節に比べるとプレッシャーもそれほどきつくないため、早く判断して動いてパスを出さないと囲まれるということがなかったものの、サイド攻撃に対してのケアがしっかりされていて、中からの攻めに関しては、若干激しく来ていたのかなと思います。

これ、浦和サイドとしては、結構イラっとする言葉だと思うのですが、相手のベンチから「サイドからは、やらせても大丈夫だから」みたいな指示が出てましたよね。

今日の会場が、埼玉スタジアム第4グラウンドで、ゴール裏のスタンドで観戦していたため、前半は、浦和が攻めるサイドの相手ゴール付近が一番遠かったため、実際に細かいところでの攻防が見にくくなっていたものの、実際にサイド攻撃からの決定機と言うのは、回数の割には、ほとんど作れていなかったかもしれません。

また、同様に、多くのセットプレーを獲得する中で、そのセットプレーからも効果的なチャンスは作れていなかったように見えました。

ミドルシュートの意識というところでは、前半17分に29番伊澤壮平が中へのドリブルからのミドルシュートや、前半32分の5番遠藤龍河のミドルシュート、前半終盤の43分には39番戸田大翔もミドルシュートを狙っていましたが、いずれも枠は捉えきれませんでした。相手の守備から考えて、狙いは良かったと思います。

崩しの試みというところでは、前半27分に11番石橋遼大が、あえて相手がパスを予測していたであろうタイミングからワンテンポ送らせてボールをずらしてからのパスで2番長田拓巳が抜け出してシュートという形がありましたが、これは良かったです。

また、左サイドバックに入った26番舘澤佑磨が何度か、サイド攻撃に対しての相手の守り方を崩すために、縦ではなく斜めにドリブルで入って攻撃参加をするという狙いがありましたが、こういう狙いも特に今日の相手では効果的だと感じられたのですが、味方との連動のところで、この試みが活かされるような動きがあまりなかったようにも感じました。

相手のチャンス自体は、それほど作らせていなかった前半でしたが、前半32分にコーナーキックのチャンスを決められてしまい、0-1とビハインドを負う形で前半は終了します。

後半は、今度は、裏の攻撃をゴール裏から間近で見るようなイメージでの観戦になったので、浦和の守備のところでの細かい動きは、わかりにくくはなりましたが、前半以上に相手が引き気味に試合を進めることになり、私が見ていた位置からだと、かなり多く、センターバックの5番遠藤龍河が相手ハーフまで持ち込みんでも、プレッシャーがそこまで来ずに引かれている状況で、5番遠藤龍河からの左サイド高めへのパスを37番高橋悠と31番大野海翔をベースに、39番戸田大翔や29番伊澤壮平が絡む形でどう崩して行こうかという場面を見ることになりました。

サイド高めに入った時に、相手が寄せてくる中での攻防は、かなり面白かったですね。31番大野海翔が味方に求める主張の部分に対して味方がどう感じて、どうするべきと思っているのかが返されないことが多いので、その辺りは、以心伝心できているので問題ないというところまで来れば良いなと思いつつ、求める動きに対して、ゴール前での味方の動きとクロスの狙いがずれる(精度のところで思うように行かなかったのかもしれない)ことが、多かったので、これが試合を重ねるごとにどうなっていくのかは楽しみなところです。ずっと同じであれば、主張が一方通行になっている可能性もあるということで、この場面が近い位置で見られたのは、私としては、それだけで収穫です。

こういった左サイドでの攻防を多く見つつ、後半は、早い時間から2番長田拓巳の高さ強さの部分をシンプルに活かした形でチャンスを作り、またそれが同点ゴールにもつながっています。

後半9分に31番大野海翔からのフィードを2番長田拓巳が受け、29番伊澤壮平に繋げてシュートの形を作ります。

そして、後半15分には、2番長田拓巳がペナルティアリア内で上手くパスを収めて37番高橋悠に繋げると、割と密集している中でしたが、このチャンスをしっかり決めて1-1と同点に追いつくことに成功します。

相手の守り方は、前節とは全く違うものの、これだけ守備固めした相手に対してということで、前節気になっていた、セカンドボールへの反応のところや、相手にかかることを考慮して、そのこぼれ球への反応というところで、意識して動けている選手も増えていたと思います。

その動きで言えば、後半と29分から入った14番千葉希のプレーが特に良く、こぼれ球ではないですが、クロスに対して、あえてダイレクトでシュートを狙って見るような、相手が守備的だからこそ何かが起こるプレーを意識したプレーだったり、ペナルティエリア内での密集状態では、囲まれながらも相手に触れることも意識した上で粘り強くキープして抜け出すという場面も作っていました。

カウンター狙いの相手にも何度か奪われてからの仕掛けで危険な場面は作られたものの、後半は、相手に得点は許さず。

浦和は、後半41分に42番吉田来綺から右の11番石橋遼大へつなげ折り返しを受けた2番長田拓巳のシュートや、試合終了間際には、左から仕掛けた31番大野海翔のグラウンダーのクロスを相手ディフェンダーがクリアしたボールが、ポストに当たるなどの惜しい形がありましたが、結果的に、崩し切ることはできず、そのまま試合は1-1で終了となりました。

全体的に、見ている側に覇気が伝わりにくく、その空気を、作ろうというところも見えにくいところは、正直気になります。

アピールのために鬼気迫るプレーが見られるという回数も少なかったと思います。ただ、その辺は、正直物足りなく感じますが、進行形と言うことで、今後意識して良くなっていく状況を見られれば良いかなとも思います。

あとは、これも気になっているところではあるのですが、精度の高いキックを蹴られる選手がいる割には、セットプレーが相手にとって脅威になるという場面が、少なすぎるんですよね。セットプレーを武器にして点が取れれば、より色々な狙いを試すこともできるだけに、セットプレーが取れるのにそこから得点が生まれにくいのはもったいないとも感じます。

ここを重視した練習が行われているかどうかは、わからないのですが、これこそ、練習から試合で実行しやすいコミュニケーションから作り出せるものではないのかなとも思います。

と、もろもろ今日感じたことを踏まえての8日のS2リーグも楽しみにしています!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

埼玉県S2リーグ 2019/08/28 浦和レッズユースB vs 武南高校B 1-2敗戦・・・相手の集中力の高さに苦戦

どうも、ブクメです☆

何気に過密日程の埼玉県S2リーグで、今月後半は、19日(月)、24日(土)、そして28日(水)のナイターを今日は観戦し、3日後の31日(土)には、午前9時30分キックオフでまた1試合開催されるんですよね。

プレミアリーグも再開されていて、メンバーも毎試合入れ替わる中で、見る側としては、プレミアでもS2でも、私は、同様に相当楽しみに足を運んでいるし、これは、対戦相手にとっては、本気のAチームが望んでくる公式戦だから、最大限の集中を持って1試合1試合戦ってほしいと言葉では言っても、実際には、置かれている状況によっては、集中できないであろうことは、理解できますが、それでも求めるものは高く、そういう気持ちで毎試合見ています。

なので、ちょうど、前回のプレミアリーグの時にも書いていた、こぼれ球への反応というところで、相手より一歩遅いという場面がかなり多く見られたことで、若干イライラしそうになりながら見ていた時間帯もありました。

さてさて、今日のS2リーグですが、会場が、ずっと気になっていながらまだ一度も足を運んだことがなかった旧騎西高校のところに作られて今年の3月にオープンした「SFAフットボールセンター KAZOヴィレッジ」という人工芝2面のグラウンドですね。最近は、初めて行くグラウンドというのも近場でのユースの試合では減ってきたので、こういうワクワク感は新鮮でしたよ。ただ、試合の時間が帰宅ラッシュの時間と言うことを忘れていて、割と所要時間を気楽に考えていたら、やはり道が混んで、到着時間がそこそこキックオフに近くなってしまいました。

国道122号線を少し入ったところなのでアクセスとしてもわかりやすいですし、駐車場も広々でなかなか良いところですね。サイドが金網だったので、写真は若干取りにくく、見る場所によっては、手前の奥の方での攻防が見にくい(駒場のサブグラウンドに近いイメージで、金網の目はこちらの方が粗く見やすくはある)感じではありました。

夜は比較的気温が下がるようになってきた中で、久しぶりに、ウォーターブレイクのない試合でしたね。

ということで、試合の話に移ります。

vs武南高校B戦メンバーと交代は以下、

GK18番関大輝、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河(後半スタート⇒34番工藤孝太)と40番茂木柊哉、MFが左に29番伊澤壮平(後半スタート⇒37番高橋悠)、右に42番吉田来綺(後半40分⇒38番舘樹)、真ん中に16番根岸恵汰(後半スタート⇒35番島垣翔)と39番戸田大翔、FWが左に2番長田拓巳、右に7番與那覇航和(後半スタート⇒33番小川聖凪)

となります。

序盤は、浦和ペースで進むものの、相手の集中力の高さとと守備の際の寄せの早さ、こぼれ球への反応の速さで、浦和が仕掛けた時に少し連携が乱れたパスはすぐに奪われ、不用意な仕掛けは、すぐに寄せられて奪われてしまうという場面も多くなりながらでしたが、相手の反撃に対しては、バックラインが声を掛け合いながら問題なく跳ね返すという形で試合が進んでいきます。

浦和の攻撃としては、前半7分に5番遠藤龍河から39番戸田大翔に繋げて左から走る29番伊澤壮平に繋げての仕掛けや、前半9分のコーナーキックのチャンスから5番遠藤龍河のヘディングシュート、前半11分には、相手ディフェンダーの激しいプレスに遭いながらも、31番大野海翔がキープして、2番長田拓巳、39番戸田大翔に繋げての仕掛けなど見られます。

前半12分には、29番伊澤壮平からのパスを受けた31番大野海翔が、縦のケアをするディフェンダーに対して、横方向へのドリブルを見せて突破してゴールに迫るという場面を作ります。

前半13分には、2番長田拓巳の高さを生かしたポストプレーから29番伊澤壮平に繋げ、シュートまで持って行くも相手キーパーに防がれます。

前半21分には、コーナーキックのチャンスから混戦のこぼれ球を42番吉田来綺がシュートするも枠を捉えきれず。

両サイドからの突破というのは、比較的多く見られたのですが、味方との連携の問題なのかクロスの精度の問題なのか、特に主張が見られなかったので、どちらが原因かはよくわかりませんが、サイド攻撃で深くまで持ち込む回数の割には、その後のクロスがチャンスにつながる回数が少なかったように前半は感じられました。もちろん、先ほど書いたように、相手の集中力が高く、完全にフリーで長く持たせてくれることがあまりなかったことも原因かとは思いますが。

なかなか、決定機が作れない中で試合が進みますが、迎えた前半26分に誰からのパスかは確認できなかったのですが、2番長田拓巳への浮き球のパスに対して、2番長田拓巳が相手ディフェンダーと並ぶように立ち、競るような形と見せて、そのままボールに触れずに裏に抜けたところで、相手ディフェンダーが触れずにそのまま裏へ抜けたボールを2番長田拓巳が先に反応して、キーパーと1対1の形を作りゴール。

1-0と先制に成功します。

前半34分には、42番吉田来綺のインターセプトから、バックラインの5番遠藤龍河、中盤の16番根岸恵汰、左に抜ける7番與那覇航和とテンポ良くパスが回るも、そこからのクロスが味方に合わず。

ここまで相手の攻撃を浦和も集中して抑えていたものの、前半40分にサイド深くまで持ち込まれた折り返しを難しい角度ながら合わせられ、これがゴール隅に決まり1-1と同点に追いつかれます。

前半42分に、42番吉田来綺からのパスを受けた7番與那覇航和がシュートを放つも相手キーパーにキャッチされます。

前半終了間際には、40番茂木柊哉からの縦パスを2番長田拓巳が受けて7番與那覇航和、16番根岸恵汰と上下を上手く使ったパス交換で打開を図るも、その後の精度を欠き相手に奪われます。

前半は、1-1で折り返します。

後半は、一気に4選手を交代し、以下のような形になりました。

GK18番関大輝、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに34番工藤孝太と40番茂木柊哉、MFが左に37番高橋悠、右に42番吉田来綺、真ん中に35番島垣翔と39番戸田大翔、FWが左に2番長田拓巳、右に33番小川聖凪

2番長田拓巳とGK18番関大輝以外は、1年生という組み合わせですね。

比較的、後半の方が一緒にやっている時間が長い1年生同士なので、連携面でスムーズに行くかと思われましたが、相手が一つギアを上げたのか、浦和が味方同士の動きが合わなかっただけなのかは、ちょっと判断がしにくいですが、後半は、前半以上に相手の出足の良さに苦しめられる印象が強くなりました。

後半開始からしばらくは、後半2分の35番島垣翔のシュートや、後半4分のコーナーキックのチャンスからの42番吉田来綺のシュート、前半12分の31番大野海翔からのフィードから33番小川聖凪のヘディングシュートなどありましたが、相手の守備の対応の早さに攻撃の試みがかなり止められてしまっていたように感じられます。

また、相手の攻撃もより激しくなり、後半16分には、シュートは外してくれたものの、ドリブルで突破して決定機を作られる場面がありました。

単発の攻撃が多くなる中で、後半19分に35番島垣翔からのパスを受けた2番長田拓巳がループ気味にシュートを狙うもこれは、ゴール上に外れます。

そして、いくつかのチャンスが決められなかったところで、後半20分に、思い切った狙いのシュートを決められてしまい1-2と逆転を許してしまいます。このゴールだけではなく、相手の方が、隙があれば、シュートを狙うという意識が高かったかなと思います。そういう狙いと、シュートブロックされても、そのこぼれ球を再びマイボールにしようという意識が高いように感じられました。

結局、その後もパスミスから決定機を作られて、18番関大輝が何とか防いだ場面など、相手に決定機を作られつつ、浦和も相手ゴールに近づく場面は、多く作るも決定機はその後は作れないままに1-2で敗戦となりました。

なかなか課題の多い試合にはなってしまいましたが、後半特に私が見ていた目の前のサイドを仕掛ける場面が多かったのでしっかり見ることができたのもあるのですが、やはり左サイドに入った37番高橋悠のドリブルでの仕掛けは、良かったですね。実際、今日は、相手の守備陣の寄せの速さと集中力の高さが目立ったと書いたように、そのサイドからの仕掛けも、最後のところで止められてしまうことが多かったものの、37番高橋悠のドリブルで狙いには、相手ディフェンダーにかかっても、コースの変わってこぼれたボールにも反応してやるという意識の高さが見られたんですよね。本当にこれ重要です。

先週末のプレミアリーグの時にも書きましたが、本当に日本のサッカーの守備はどのカテゴリにおいても凄いなって思います。相手を研究しての組織的な守備もそうですし、今日のように個の能力が高い相手に対しては、とにかく駆け引きでは負けて一度は抜かれそうになっても、意地でも食らいついて最後のところで足を出して防ぐこともやれる選手が多い。

海外の20歳前後くらいが主力でやっているカテゴリの試合などを時々視聴していると、個を出させないよりもお互いに個を出す方を重視してアピール合戦になっているようなヨーロッパのリーグも多いので、こういうのを見るたびに日本というのは、特に攻撃に特徴のある選手にとっては、難しい国だよなと感じることあります。

良さを出して勝つことよりも、良さを出させないで少ないチャンスで決めて勝つことを選ぶところが多いというか。

ただ、それでも日本でやることのメリットは、そういう守備を相手がする中で、どれだけ攻撃の特徴を出せるかを試せるので、これを打開できるようになれば、かなりその先が開けてくるんですよね。だから、セオリー通りでは通用しないケースを考えたときには、囲まれること前提で、プレスが激しくなることが前提で、むしろキレイに抜けなくても、最終的に抜ききれば良いと考えて、予測して動くことができる、次への反応が早くできることがかなりの武器になると思うんですよね。その試みをやっている選手は、伸びてくると私は考えています。

上手くない選手なのに、良い位置にいて点を取るとか、サッカーではよくありますよね。これだって、予測なんですよ・・・と、私の勝手な思い込みかもしれませんが、ここ最近は、本当にこれを考えることが多くなりました。一緒にやるメンバーが良く変わるS2であれば、味方の動きの予測も、味方が出すパスの予測もそう。これをこの環境で磨けると考えて挑戦してもらえると見ていても楽しいかなと思ったりします。

特にS2リーグは、同じ埼玉県の相手ですから、浦和レッズユースと対戦する場合は、普段以上に、そういう守備をしてきますから、良いトレーニングになります、間違えなく。

ちょっとずれたことを書いてしまったかもしれませんが、私はそう思います。

ということで、土曜日のS2リーグも楽しみにしています。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

 

埼玉県S2リーグ 2019/08/19 浦和レッズユースB vs 西武学園文理高校 1-1引き分け・・・この試合に対する気持ちと集中力の差かも?

どうも、ブクメです☆

今日は、埼玉県S2リーグの西武学園文理高校戦の観戦に、聖望学園高校下川崎グラウンドに行ってきました。この会場には、6月30日にもS2の試合で足を運んでおり、その時は、一度、聖望学園高校に行ってしまったりバタバタしたのですが、今回は、場所を間違えることはなかった・・・のですが、不思議なトラブルが起こったんですよね。そもそも、9時30分から聖望学園高校の試合があることもわかっていて、そこに浦和レッズジュニアユース出身選手もいるので、そこから2試合観戦することも考えていたのですが、今日は朝やらなければならない仕事があったので、その辺をやっていて気が付いたら11時30分からの浦和の試合自体も結構ギリギリになってしまいそうな時間になり、割と慌てて向かったのですが、私のスマホのgoogle mapのナビが今日は、機嫌が悪いらしく、現在地の200メートル手前を現在地として判断してしまう状況で、急いでいたので、いったん立ち止まって、スマホの電源を入れなおすとか、そういうこともせず、その誤差を考えながら、現地に向かい、特に右折左折の時が、読みが試されるというか、久々にナビを入れているのに、かなり集中力を高めての30分ほどの運転となりました。ということで、なかなかの試練を抱えつつの現地到着となりました。

割と、試合時間が迫った状況で到着したのですが、予定の組まれ方自体が結構詰まっている状況で、ここ数日に比べたら多少ましでも、給水などが間に挟まれることで、前の試合の時間の関係で結局、スタートしたのは、10分遅れくらいだったので、落ち着いてから見ることはできました。

という前置きをしました。特に、この出来事に何か意味があって読んでいる方にメッセージ性があるということでもないのですが、そう捉えて考えていただくと発想力が身につくかもしれません(そんなわけはないw)

今日は、正直なところ、試合を観戦して、しばらく考えていたのは、厳しめの内容を書いたほうが良いのかなと思うところもあったのですが、特にここ最近は、ユースの試合は、練習試合を含めて、かなり多くの試合に足を運んでいます。

それほど、多くの情報が集まってくるわけではないですが、私は、性格的に、それぞれの選手の今の心境とか置かれている状況とか、そういうものを考えてしまう方なので、この夏の全国大会やプレミアリーグ、水戸遠征や和倉遠征、そのタイミングで別の大会やトップの練習に参加していた選手、怪我もあったり、万全でも思うように使ってもらえなかったり、もろもろの状況を想像するわけですね。もちろん、3年生にとっては、進路的なものが心に引っかかる時期でもありますし、本来であれば、1つの試合を観戦するものとして、そういう背景とか思いとかは考慮せずに、今日の試合は、どこか、集中にかける時間があったり、プレーが雑になるところがあったり、相手の戦い方を見ながらのプレーの選択もできていなかったし、試合の締め方としてのプレーも良くなかったと書いて、もっとビシッとしてくれよ、カテゴリはBチームが望むカテゴリでも、私は発見を楽しみに足を運んでいるし、監督も見に来ている(というか、新体制になってからは、予定が被らない時は、S2の試合も毎回監督が見に来ているのが現在)のだから、まず姿勢のところから見せるのが当たり前だと思うと、物足りなく感じたとか、書きたいのですが、背景も考慮してしまうので、でもな・・・とは、なってしまうのです。

昨年からS2リーグを見ていますが、特に高校のAチームと対戦する時に感じるのは、攻撃の精度とか個の能力とか、そういうところは、かなり上と比べると差があるようには感じるのですが、守備にポイントを置いた時には、基本的にこのくらいのカテゴリにいる高校のAチームの守備は固いですし、そこに浦和レッズが相手と言う要素が加わるので、最後のところでの頑張りが加わると、相当な集中力と、判断の速さを持って臨まないと、今日の試合もそうでしたが、ごちゃごちゃした中でのこぼれ球を上手くマイボールにできての決定機とか、そういうところ以外では、一見攻め続けているように見えても、では、相手キーパーを脅かすようなところまでのシュートが何本打てていたかというと、ほとんどないとなってしまうんですよね。

毎回メンバーも入れ替わる中で、連携を高めていくのは難しいかもしれませんが、今の体制では、全体を含めてのコミュニケーションを選手自らに求めるところが強いので、それをどのような組み合わせであっても、その試合の中でできるようになることがベストで、それは、S2だろうがプレミアリーグだろうが、練習試合だろうが変わらないよなと思っています。

前置きが長くなりすぎた・・・ということで、試合の話に移りますね。

vs西武学園文理高校戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に31番大野海翔、右に3番清水哲太、センターバックに5番遠藤龍河と40番茂木柊哉(後半43分⇒28番アピッチ輝)、MFが左に29番伊澤壮平、右に11番石橋遼大(後半13分⇒42番吉田来綺)、真ん中に39番戸田大翔(後半43分⇒26番舘澤佑磨)と16番根岸恵汰(後半13分⇒35番島垣翔)、FWが左に20番木下翼、右に37番高橋悠(後半27分⇒33番小川聖凪)

となります。

試合開始から、相手の守備ブロックと早い寄せに苦しめられる展開となり、中盤でボールが収まりにくく、サイド攻撃になった時には、素早く2枚が寄せてきつつ、そこに更に2枚が加わりサイドの狭いエリアで4人くらいに囲まれて、そこを強引に突破しようとしたり、パスコースが限定された形で出して奪われるような場面が多くなります。

仕掛けて奪われてカウンターという形は多くなるものの、相手の攻撃の精度の低さに救われるところがありつつ、試合としては拮抗した状態が続きます。

味方との動きが合わないというところもあるのかもしれませんが、相手の寄せが早いところで、トラップが長くなってしまったり、パスが味方と合わずというところも多いように感じられました。

序盤のいくつかのチャンスでは、例えば、20番木下翼が前線で受けて、相手ディフェンダーに囲まれながらも粘ってキープして引き付けたところでサイドの11番石橋遼大に繋げてと言った形でのサイド攻撃であったり、右サイドバックの3番清水哲太が高めの位置にポジションを取ることが多く、そこを上手く使えたときには、チャンスが作れるというイメージはありました。

ただ、やはり相手の守備ブロックというものを意識した駆け引きというものが少ないなという印象はありました。

シュートチャンス自体が少ない中でしたが、前半18分には、37番高橋悠がインターセプトしたところからの攻撃で、裏に抜け出した20番木下翼にパスが通り、キーパーと1対1の場面を作りましたが、ここは、決めきれず。

このチャンスの直後には、今度は、相手に決定機を作られるも、ここは1番石塚悠汰がなんとか防ぎます。

ウォーターブレイク前後くらいだったと思いますが、29番伊澤壮平と37番高橋悠のポジションを入れ替えて、37番高橋悠が中盤左に入ったあたりから、この左サイドを使った攻撃で37番高橋悠のドリブルでの仕掛けに相手が対応できずに、抜け出してクロスまで持ち込めるという場面が増えます。

更に、こちらのサイド攻撃に対する相手の守備の人数のかけかたを逆手にとったような中盤を経由して両サイドに展開するようなプレーを意図的に入れたと思うのですが、これにより、チャンスが徐々に増えていきます。

それでも、やはり、突っかけてカウンターを受けるという回数は多く、何度かピンチを挟みながら浦和もチャンスが増えていくという時間帯に入っていきます。

そんな中で、迎えた前半32分に、31番大野海翔からの相手ディフェンダーの間を通すパスに対して、高めの位置を取っていた3番清水哲太が中央辺りまで移動して抜け出していてキーパーと1対1のチャンスを作るも決めきれず。

崩してのシュートがほとんどない中でしたが、前半で迎えた2つのチャンスが今思えば、キーパーと1対1の決定機だったわけですね。ここで決めていれば、展開は変わったかもしれません。

セットプレー自体もほとんどない中で、前半終了間際に得たコーナーキックのチャンスで20番木下翼からのクロスに40番茂木柊哉がヘッドで合わせる形を作りつつ、前半は0-0で終了。

前半25分くらいからは、攻撃にも工夫が加わりサイド攻撃からの光明は見えたものの、では、崩せていたかというと、相手ゴールを脅かす崩しまでにはつながっていなかったという前半の感想でした。

後半スタートは、メンバー交代なし。

前半の流れそのままで行けばある程度ペース自体は浦和が掴んでいけると思っていたのですが、後半は相手が一つギアを上げてきた印象で、スピードのある選手の仕掛けの対応をしているうちに、守備ラインが下げられる形になり、しばらくは相手の攻撃を受ける時間が多くなります。

試合の半分、ウォーターブレイクに入るくらいまでは、相手に多くのチャンスを作られ、そのうち一つは、5番遠藤龍河がなんとかクリアしたものの、崩されてシュートも枠にしっかり打たれていたような決められていてもおかしくない決定機でした。

相手も攻撃の回数が多くなったことと、若干疲労も出始めたところで、守備のバランスも若干崩れてきたところで、浦和が33番小川聖凪を投入し、この辺りから、浦和の大きなチャンスが増えていきます。

後半25分に35番島垣翔から42番吉田来綺につながり、42番吉田来綺が相手ディフェンダーの間へパスを通すとそこへ33番小川聖凪が抜け出し、たまらず相手ディフェンダーに倒されてPKを獲得します。

このPKは、相手キーパーに反応される、こぼれ球に33番小川聖凪が飛び込んで押し込んだかに見えたものの、このシュートはクロスバーに跳ね返り、ゴールならず。

更に、後半29分には、右から3番清水哲太が持ち上がり、クロスに33番小川聖凪が見事なトラップからシュートを狙うもシュートコースが甘く相手キーパーに防がれます。

後半38分に、ペナルティエリア外くらいでパスを受けた42番吉田来綺が、相手ディフェンダーが寄せてきている状況ながらも、体の向きからは、シュートを打つとはおそらくキーパーも思っていなかったと思うのですが、そこを見事な振りでシュートを放ちゴール右隅の枠内に飛んだ見事なシュートでしたが、ここは、相手キーパーの見事な反応で防がれます。

直後の41分には、再び42番吉田来綺が、33番小川聖凪とのワンツーから抜け出して、相手ディフェンダーに倒されPKを獲得。

このPKのチャンスを、この後半に何度も決定機を止めている相手キーパーにまたもや反応されて防がれてしまいます。

決定機が増えた中でもなかなか0-0の均衡を崩せない中でしたが、迎えた後半43分に先ほど見事なシュートを放った42番吉田来綺がペナルティエリア外くらいでパスを受けるとそのままドリブルで持ち込んで相手キーパーの位置をしっかり意識しての見事なコースのシュートを決めます。相手が当たっているキーパーだっただけに、この場面では、ただゴールを決めたというだけではなく、当たっているキーパーでも止められないコースにシュートを狙えたと言うことも大きかったなと思います。

アディショナルタイムを残して残り5分くらいというところで、この辺がタイトルに書いたところでもあるのですが、終盤は確かに攻撃面でチャンスが多かったものの、なんというか、守備のところでの集中力と言うか、この試合を勝ち切ることの重要性とか、そういうところに気持ちが置けていないのかなと言う局面がいくつか見られていて、なんとなく、嫌な予感もしていたのですが、試合終了間際に、カウンターを受ける形になり、ただ、そのカウンターもしっかり集中して対応できれば、問題なく防げたような場面だったのですが、簡単に振り切られて、更にそこに対するフォローも人がいたにも関わらず、できず、これを決められてしまい1-1と追いつかれてしまいます。そのまま試合は1-1で終了となりました。

1-1で追いついたことでの、相手の応援席の方たちの物凄い喜び方を見ていると余計に、この試合に対する気持ちの部分での差も感じてしまうところもありました。

内容として褒められた試合ではなかったものの、勝負というところでは、問題なく勝てるチャンスも多く転がっていた試合。

様々な要素が考慮される中で、今後のS2を見て行く中では、かなり今日の試合の臨み方に関しては危機感を覚えなければならないとも言えるかもしれません。

もちろん、わかってますよ、S2は、毎回メンバーも変わる。ここを頂点として戦っているリーグではないから、連携面にも課題はどうしてもでてしまう。

でも、そこを考慮しても、やはり今日は何か物足りなさを感じる試合にはなりました。

例えば、私がスカウトとして、この試合を情報なく見たとしたら、42番吉田来綺や33番小川聖凪のプレーが印象に残った試合として収穫ありにはなるでしょう。

ただ、私はそういう見方をするためだけに足を運んでいるわけではないですからね。

様々な置かれている状況があっても、その中で、今の浦和レッズユースは、とにかく選手間がよく話をするチームになり、どんなメンバー構成でも、とにかく選手は集中力を保ち続け、試合の中での修正を自らで行い、その結果、新しい発見を見せ、アピールにもつながる。

そこに持って行くのは難しいのでしょうか・・・というのは、私の考えすぎですかね。

少なくとも今の私は、S2でも見なければという感情で足を運んでいません。S2をかなり楽しみに足を運んでいます。だからこそ、求めるものから考えて今日の試合は、何か足りなかったんだよな~。

この先もあるんだよ。終わってないよ。すべての選手の持ち味を存分に見せてほしい。気持ち一杯のプレーを見せてほしいです。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

和倉ユース2019/08/10 浦和レッズユースvs東京ヴェルディユース 0-0 pk1-0勝利・・・結局、流れの中での失点は0で終えたのです。

どうも、ブクメです☆

8月7日に始まった和倉ユースも4日目、最終日となりました。

浦和レッズユースは、9日のグループ1位チームで争われる1~16位の順位決定ラウンドの結果、5~8位決定戦に進むことになりました。1位~4位の山以外は、最終日は、1試合のみ開催ということで、要するに、勝てば5位が2チーム、負ければ、7位が2チームという形になる・・・はずです。

前日の試合のブログの際に、疲労のピークと書きましたが、その流れで言えば、最終日は、疲労のピークの中のピークでの試合になるわけですので、選手にとっては、やはり思うように体が動いていないという印象がある試合になりましたが、締めくくりを勝利で終えて気持ちよく大会を終了することって結構重要なことで、その点では、本当に難しい試合になりましたが、最後まで粘り強く、そして、PK戦までもつれ込みましたが勝利で終えることができたことが重要だったと思います。

それにしても、最終日の試合会場の七尾市城山陸上競技場は、しっかりしたスタンドがある構造ではあるものの、日陰を作る屋根もほぼないに等しい(小さのがあるけど、太陽の位置的にほぼ防げていない)ということで、見る側としてもかなり過酷な環境になりました(普通の傘を日傘のように使いましたw)

浦和レッズユースの試合で馴染みがあるとすれば、夏の全国でよく試合をする前橋総合運動公園陸上競技場をイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。

天候は、写真を見ていただければわかるように、この大会は結局全日程を通じて晴れて物凄い暑さの中での戦いを選手は強いられたということになりますね。

では、試合の話に移ります。

vs東京ヴェルディユース戦メンバーは以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に5番遠藤龍河、右に40番茂木柊哉、真ん中に3番清水哲太、MFがボランチに16番根岸恵汰、左に10番山中惇希(後半24分⇒6番清水楽人)、右に11番石橋遼大(後半14分⇒24番佐藤優斗)、真ん中に17番盛嘉伊人と14番千葉希、FWが左に7番與那覇航和(後半10分⇒19番成田安里)、右に20番木下翼(後半24分⇒13番堀井真海)

となります。

ちょっと驚いたのは、最後のシュートのところでの精度を欠く場面は多かったものの、相手の東京ヴェルディユースが、かなり疲労など感じさせないような動きやパス回し、組織的な守備をしてきたこと。もちろん、メンバー構成なども相手に関しては、わからないものの、そもそも東京ヴェルディユースと戦うときは、基本的に足元の技術が高い選手が多いというイメージそのままに、浦和の選手たちも体が重たい中でもプレスをかけて奪いに行くものの、上手くいなされるケースが多く、全体的には、相手ペースで進んで行った試合と言えます。

また、浦和も集中した守備で最後のところでやらせないことは、できていたと思いますが、奪ってからの反撃のところでは、やや仕掛けたり、パスを出したりというところで味方との連携がうまく行かない場面や、相手の守備陣に上手く囲まれて引っかかる場面も多く、また、パスコースを限定されて奪われたりするケースも多く感じられました。

そういった相手ペースで進む試合の中ですが、前半8分の11番石橋遼大のドリブルでの仕掛けや、前半10分には、10番山中惇希から20番木下翼に繋げドリブルでの仕掛けからコーナーキックを奪取したり、ドリブルで仕掛けた後のパスなどの選択肢には課題が残ったものの10番山中惇希の前半11分、13分の仕掛け、前半23分の20番木下翼のドリブルで相手ディフェンダーをかわしての仕掛け、前半26分には、17番盛嘉伊人のインターセプトからの20番木下翼に繋げてややトラップが流れてしまったものの、惜しい形を作るなど、浦和の攻撃の試み自体も少なくなかったのですが、やはり、今書いたところのその次の選択肢や味方の動きなどのところでうまく行かないイメージが強い前半でした。

逆に、相手に決定機を作られた場面が数回ありましたが、この辺りの精度を相手が欠いていたところを見ると、やはり両チームともこの大会で蓄積された疲労が出ているのかなというところも感じられました。

後半に入っても、スタートのところでは、やはり相手ペースで進んでいましたが、後半10分に19番成田安里が入ったあたりから、流れが徐々に変わりだした印象があります。

後半12分には、17番盛嘉伊人からのパスを19番成田安里がおさめて、再び17番盛嘉伊人へ渡して仕掛ける形や、後半20分には、GK1番石塚悠汰からフィードを19番成田安里がしっかりとおさめて、20番木下翼、14番千葉希とテンポの良いパス回しから24番佐藤優斗に繋げて仕掛ける形、更には、後半24分には、20番木下翼のドリブル突破からのクロスに19番成田安里がヘッドで合わせるも、これは、枠を捉えられず。

これらのチャンスで相手の動きが止まり、浦和のペースが残り10分ほど続き、後半27分には、14番千葉希が力強くキープして、19番成田安里に繋げる場面を作り、後半28分には、3番清水哲太からのパスを受けた19番成田安里が左から駆け上がる6番清水楽人に繋げますが、ここからのクロスがやや大きくなってしまいます。大会通じて安定して守備も攻撃も精度高くやっていた6番清水楽人のクロスが大きくなりすぎた場面を見ても、この大会トータルの過酷さがわかるなという印象も残りつつ。

結果的に、昨日に引き続き、得点が奪えないままに0-0で試合が終了でPK戦へともつれ込みましたが、昨日と違う点は、後半の戦いぶりを見ると、浦和が得点を奪ってもおかしくないような展開に持って行けていたこと。この流れでの0-0だったので、なおさら、PK戦にはなったもののしっかり勝利して終わってほしいという気持ちがより強くなりましたね。極端に言えば、5分ハーフの延長戦でもやらせてもらえれば、浦和が点を取っていたかもしれないのにくらいの気持ちはありました。

そして迎えたPK戦は、既に昨日2回PKをやっているのでお馴染みとなっているサドンデス形式のPKになります。

このPKで、最初にゴールマウスを守った1番石塚悠汰が、相手のPKのコースを読み切って防ぎ、これで浦和が決めれば勝利というところで、最初で最後のキッカーとなった5番遠藤龍河がしっかり決めてPK1-0で浦和レッズユースが最終戦を勝利で締めくくったという形になりました。

既に、ツイッターで写真を上げましたが、最後が楽しかったですね。

こちらでも写真を上げておきましょうかw

既に先行の相手が決められなかったので、これを決めれば勝ちというところで、5番遠藤龍河が落ち着いて決めて勝利。

味方がねぎらう・・・が、遠藤龍河と味方選手たちの向きがなんか違う。いや、違う方向に彼らは走っている。

味方は走り去ってしまうが、遠藤龍河は雄たけびを上げる。

味方は、1本目の相手PKを止めたGK1番石塚悠汰をねぎらい、遠藤龍河が放置されるという・・・ネタw

で、もう1枚写真があるのですが、17番盛嘉伊人だけ残っていたんですね。5番遠藤龍河は、そこへ駆け寄るみたいな流れが続きとしてありました。

最高に楽しい終わり方を見せてもらいました。なんとなく、写真を撮っていて良かったなとw

さてさて、これで和倉ユースの全日程が終了となりました。

大会全体を見直してみると、練習試合を除くと、6試合を戦い4得点1失点となるのですが、帝京高校戦での1失点は、やや判定に泣かされた感じのPKでもあることを考えると、流れの中から崩されて決められたという失点はなかったとも言えるのではないかと思います。相手に決定機を作られた場面も複数回ありましたが、結果的に決められなかったわけですし、この大会で採用された3バック(5バック)の守備が機能したとも言えますよね。

で、そういえば、色々メンバーが入れ替わる中で、常に3バックの中央には3番清水哲太がいたなと思って、メモを見直してみたら、大会2日目の大津高校戦のみ前半のみで交代となった試合があったものの、それ以外は、全てフル出場していたという、なんというか、現地でずっと見ていたからわかる部分でもあるのですが、本当にプレーする選手には、過酷すぎる環境だったと思うんですよね、この大会は。そこで、ほぼ全試合をフルで守備の中心として守り続けたというのは、凄いなと。

夏の大会で敗退した悔しさと課題を抱えながら、Bチームとして水戸カップを戦っていた選手たちが融合して、複数のメンバーが帯同できないという状況の中で、これだけの戦いぶりを見せてくれた。本当に、1試合1試合発見があり、楽しい大会でした。

ありがとうございました!

今月下旬に再開されるプレミアリーグ、S2リーグを楽しみに待ちたいと思います。

ではでは。

和倉ユース2019/08/08 浦和レッズユースvs帝京高校 1-1引き分け、vs大津高校 1-0勝利・・・グループ1位通過!

どうも、ブクメです☆

試合前とか、ハーフタイムとか、ウォータブレイクとか、試合が長めに途切れた時とか、この辺で、最近は当たり前のように選手同士で声を掛け合っている姿を見るようになりました。当たり前のようで、なかなかなかった風景で、大げさかもしれませんが、この光景をおかずに飯が食えるくらい嬉しかったりします最近w

ということで、和倉ユース2日目になりました。昨日の浦和レッズユースの試合会場は、学校の校庭で、2日目の2試合は、和倉温泉多目的グラウンドという人工芝3面のグラウンド施設で、これはこれで割と滑ってしまう選手も多かったようですが、施設としてかなり良く、海が真横のグラウンドなので、めちゃくちゃ暑いけど、海風がそこそこ涼し気に吹き付けるような状況もある。そんな中での2試合となりました。

時間帯も、第1試合が10時20分と暑くなり切る前、第2試合が15時40分で暑さのピークを過ぎた後というのも多少助かる感じですかね(くどい様ですが、選手がめちゃくちゃ暑い中で試合しているのは変わりませんがw)

で、どうでも良い話ですが、私がよくやってしまうことで、今日は、特に考えずに青い服を着て行ったら、帝京高校も大津高校もユニフォームが青で、なんか、服装的には、そちらを応援しているような色になっていたとかありつつ。

さらにどうでも良いか良くないかわかりませんが、昨日浅間山が噴火したと言うニュースが速報で流れてきましたが、正に、その日の早朝に、4キロ圏内と言われていた軽井沢近辺を車で走ってたなとか。

ね、どうでも良いですよね?

ということで、大会の話に戻しますと、1日目の清水桜が丘高校戦を2-0で勝利した浦和レッズユースの裏のカードでは、大津高校が帝京高校に1-0で勝利という結果で2日目を迎えたので、ざっくりと大津高校との試合が1位通過のカギになって行くのかなと感じつつの2日目。

実際に、2日目の1試合目でも大津高校が4-2で清水桜が丘高校を下して2連勝ということで、実際に1位になるためには、大津高校に勝つ必要があるという流れになりました。浦和レッズユース自体は、帝京高校相手に、高い位置で不用意に奪われての展開はあったものの、やや怪しげなPK判定で先制されたものの、追いついて引き分けたことで、最終戦は、1位通過するためには勝つしかないという状況になり、試合自体は、守備の時間が長くなるような試合にはなったものの、1-0で勝利して1位通過を決めたという流れになりました。

もちろん優勝を目指して戦う大会にはなるものの、フェスティバル系の大会でもあり、夏以降のプレミアやJユースカップの戦いまで考慮した中での選手個々やチームとしての経験と成長も考えての戦いと言うことで、グループ第3戦の大津高校戦に関しては、大幅なメンバー変更で、ポジション含めて、連携面であまり見たことがないような組み合わせなっていたところもあったりで、それに加えて相手の攻撃や守備の強度が高いところで、苦しい試合になったものの、それでも結果を残してくれたことが大きいなと感じています。

ということで、急いで読みたい方のために、まずまとめましたw

では、試合少し細かいことに触れていきますね。2試合分なので、ざっくり書きます。

vs帝京高校戦メンバーは以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に6番清水楽人、右に21番南濵優大、センターバックに3番清水哲太、MFがボランチに4番玉城大志、左に10番山中惇希(後半スタート⇒24番佐藤優斗)、右に8番冨田蓮(後半15分⇒5番遠藤龍河)、真ん中に17番盛嘉伊人(後半7分⇒16番根岸恵汰)と7番與那覇航和(後半スタート⇒22番奥山圭介)、FWが左に9番波田祥太、右に19番成田安里(後半スタート⇒13番堀井真海)

となります。

メンバー構成のベースやフォーメーションは、1日目の清水桜が丘戦とほぼ同じで、左前が24番佐藤優斗から10番山中惇希に変わってのスタート。

守備のバランスよく、相手の攻撃に問題なく対応できていたのですが、攻撃面では、多少は強風の影響もあったとは思いますが、相手に上手く対応されることが多く、攻撃の回数自体は、多かったものの、抜ければ決定的というパスや抜け出しが多くオフサイド判定になっていたことからも、相手の守備ラインもかなり統率されていたのかなと言う印象が残ります。

メモしただけでも、前半2分に4番玉城大志から抜け出した8番冨田蓮への長いパス、前半14分の21番南濵優大からの裏へのパスにタイミングよく9番波田祥太が抜け出したかに見えた場面、前半20分あたりの密集した中で17番盛嘉伊人がアウトサイドできれいに裏を通して19番成田安里が抜け出した場面、前半終了間際の4番玉城大志から19番成田安里に出したパスは、オフサイドではなかったような気がしましたが、、後半14分の6番清水楽人から13番堀井真海へのパスなどがオフサイド判定になっていました。

これらを除いた決定機と言うところでも、なかなか作れていない印象もありましたが、前半25分に6番清水楽人のインターセプトから持ち上がっての17番盛嘉伊人を経由し19番成田安里、そして7番與那覇航和に渡ってのシュートの場面は、かなり惜しい形になりました。

前半を0-0で折り返し、後半に入ると2分に高い位置で奪われ仕掛けられて防いだと思われたところで、PK判定となり(1番石塚悠汰が弾きだした後に相手に足がかかっただけだとは思うのですがw)、これを決められて0-1とビハインドを背負います。

サイド攻撃などでチャンス自体は多く作るものの、なかなか決定機が作れない中でしたが、後半21分に、4番玉城大志からのパスに9番波田祥太が抜け出してキーパーと1対1の状態を作ると、これを落ち着いて決めて1-1と試合を振り出しに戻します。

動揺した相手に対して、直後にも相手のリスタートのところを13番堀井真海が奪って9番波田祥太に繋げて仕掛けたり、6番清水楽人のインターセプトからのサイドからのドリブルから、更にドリブルで中へ切り込んで自らでゴールを狙ってしまうかのような突破や、3番清水哲太のドリブルでの仕掛けなど、相手の集中が切れかけたタイミングでの狙う姿勢を見せられた選手も多く、6番清水楽人から相手キーパー前に入れたパスに9番波田祥太が足先で合わせる惜しい形など、畳みかけて逆転が狙えた時間もあったものの、逆転までは届かず、試合は1-1で終了となりました。

第2戦を終わった時点で、勝ち点4となり、大津高校が2連勝したため、1位通過のためには、勝利が必要という状況になりました。

そして、15時40分キックオフの大津高校戦へと進みます。

vs大津高校戦メンバーは以下、

GK18番関大輝、DFが左に5番遠藤龍河、右に40番茂木柊哉、センターバックに3番清水哲太(後半スタート⇒6番清水楽人)、MFがボランチに16番根岸恵汰、左に10番山中惇希、右に11番石橋遼大、真ん中に14番千葉希と22番奥山圭介、FWが左に20番木下翼、右に13番堀井真海(後半9分⇒19番成田安里)

となります。

聞いた話によれば、対戦した大津高校もメンバーを入れ替えてきていたという話でしたが、1位通過をかけた負けられない戦いをイメージしていたので、組み合わせ含めて大幅に変更してきたことには若干驚きながらの観戦となりました。

ただ、結論から言えば、連携面やミスなども多く、相手の強度の強い攻撃や守備に苦しめられたものの、1-0勝利という結果を残せたことで、またこの試合に出場した選手たちは成長するなと言う感想を持つわけです。

序盤は受ける形が多く、なかなかスムーズにパス回しなどができない時間が多く、相手に決定機を作られることもありながらも15分ほどこらえたところで、中盤でのボール奪取成功から20番木下翼がドリブルで仕掛け、13番堀井真海が前線へ走り、ラストパスを受けた13番堀井真海がしっかり決めて1-0とします。

10番山中惇希のサイドからの突破や14番千葉希の中盤でアクセントを作りながらの突破やパスなど、攻撃の試みは多く作れていたものの、数選手が絡んだところや、ラストパスの精度や味方の動きの予測などがずれることが多くなりました。また、前半24分に11番石橋遼大からパスを受けた22番奥山圭介が、空いているスペースにパスを出したものの、誰もそのスペースに気づいて走れていおらず、ミスパスのような形になった場面を象徴するように、味方との連携のところで、やや合わないというところが全体的に多かったように思われます。

後半に入っても、そういった流れが続いたものの、途中交代で19番成田安里が入った後半10分あたりからは、19番成田安里が前線で激しいプレッシャーをかける流れに呼応したように、40番茂木柊哉のプレーの強度が急に増したように感じました(偶然かもしれませんが。)

競り合いのぶつかり合いとか、厳しくプレッシャーをかけてインターセプトに成功する場面なども増えたように感じました(偶然かもしれませんが。)

試合終盤は、強さのところで、相手にぶつかれる場面が増えたというか、見どころが多くなったようにも感じ、ただ、不用意なミスも多く、やられたと思った場面も何度もあったのですが、奪った1点でしっかり勝ち切ることができました。

勝負強さも強さの一つですから、この試合を勝ち切れたことは大きいわけです。

ということで、1位通過。

浦和レッズユースが入ったグループHの1位は、グループIの1位と言うことで、そのグループIが履正社高校と川崎フロンターレU-18が勝ち点と得失点差、総得点で並んでいたと思うので、どちらが1位になるのかと思っていましたが、ちょうど、このブログを書きつつ、いま浦和レッズのオフィシャルを見たところ、履正社高校が明日の対戦相手となっていたので、そちらが1位になったのですね。

今日は、和倉温泉多目的グラウンドが会場でしたが、明日の浦和レッズユースの試合は、能登島グラウンドに移ります。午前の試合に勝っても負けても、次の試合は、同じ能登島グラウンドで15時40分キックオフで行われるはずなのですが、浦和の公式では、和倉温泉多目的グラウンドになっているんですよね。

こういうフェスティバル的な大会なので、変更になることもあるかもと思いつつ、まあ、明日の最初の試合は能登島グラウンドなので、行けばよいだけですね。

明日の戦いも楽しみにしています。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています↓

vs帝京高校戦

vs大津高校戦