第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会2010/7/24 vs 愛媛FCユース 4-2勝利・・・初戦勝利の重要性

Jヴィレッジadidas Pitch

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

始まりました全国大会。福島県のJヴィレッジ。良く名前を聞く場所ですが初めてなのでワクワク感がすごかったですハイ。連日酷暑の日本列島ですが、やはり埼玉と福島は違うのか、暑いながら空気自体が熱く重たい感じはやや和らいでいるように感じられましたが、暑いことには変わりなく、ピッチでプレーする選手たちには過酷なコンディションだったと思います。

今日のスタメンは以下の通り

GK16番小笠原正人、DFがセンターバックに3番畑本時央と4番広瀬健太、右サイドバックに8番若井祥吾、左サイドバックに12番皆川孝之、ボランチに6番野崎雅也、トップ下が14番矢島慎也と5番藤野友則、FWが右に10番礒部裕基、左に7番矢島倫太郎、真ん中に11番鈴木大輝

となります。

この大会で、これまで背番号が15番だった野崎雅也がこの大会は6番で臨みます。

やはり、全国大会ということでやや硬さの見える滑り出しの浦和レッズユースと、気持ちと運動量で前線からの激しいプレスを試合開始から見せる愛媛FCユースという構図でした。チーム力自体は浦和レッズユースの方が上なので、均衡したゲームのような雰囲気で試合自体は進んでいきます。

この試合は、決定的なシーンでの5番藤野友則の活躍が重要なポイントとなったと思われます。試合開始から、中盤での意図のある効果的な動きがチームのチャンスを呼び込み初戦の難しさを打開するきっかけになっていました。

しかし、先ほども挙げたように試合開始からしばらくは前線でのプレスにややバタバタするようなシーンがあり、そこを狙われてしまい失点につながってしまいます。守備ラインで相手選手のプレスをかわそうとして奪われそのまま持ち込まれての失点。この失点のシーンは、プレスの激しい相手にはしてはいけないプレーということを今後の試合に生かしてくださいね。

0-1という展開が長く続くと試合の流れ自体を持っていかれてしまう可能性が高いため、まずは早く同点に追い付いてほしいところでしたが、失点で目が覚めたというか、攻撃への姿勢が強くなった印象があります。普段守備の意識が強すぎるかもと以前触れた6番野崎雅也が今日は攻撃への姿勢もボランチとしてのバランスを取りながら見せるシーンも何度かあったと思います。普段ならパスを出してしまうシーンでミドルシュートを撃ったことなど枠自体は外れたものの、姿勢としては数回に一度こういうプレーを入れるだけでも変わってくる部分が多くあると思います。

攻撃の姿勢を強くし、前半のうちに同点に追いつきます。右サイドから、10番礒部裕基が抜けだしドリブルでペナルティエリアに侵入しそのまま低い強めのクロスをゴール前に入れ、そのボールに7番矢島倫太郎が合わせてゴール。1-1となります。

試合を振り出しに戻した状況で前半を終えることができ、更に愛媛FCが前半飛ばしすぎていることで後半疲れてくることも予想され、流れとして後半は問題なくいけるだろうと見ていたのですが、愛媛FCユースの10番金村賢志郎の質の高い前線からのプレスや攻撃が簡単に浦和のペースにしてくれなかったという印象でしょうか。

後半に入り、いつものようなプレーを取り戻した浦和レッズユースが鋭い攻撃をしかけ、8番若井祥吾の右サイドバックからの攻撃参加が効果的に機能するシーンも増えてきた中で、彼からの相手ディフェンダーの間を抜ける縦パスに10番礒部裕基が見事に抜けだし、ゴール。2-1と逆転し、このまま早めに追加点を決めておけば楽に試合が進められそうという状況でしたが、相手の落ちない前線からの激しいプレスから再び失点を喫してしまいます。2-2

この後、4番広瀬健太に代わり、2番西山航平が入ります(この前に、ファールを受けた広瀬健太が痛んでいたので、怪我の交代かと思われます。)

ただ、今日の試合では相手の前線のプレス以上に5番藤野友則の機を見た攻撃参加が効果的に機能し、逆転ゴールも彼のプレーから生まれます。相手のディフェンスラインを奪った藤野友則がそのまま右サイド深くまでボールを持ち込み低い弾道の鋭いクロスを入れ、相手選手のオウンゴールを生みます。相手選手に当たっていなくても浦和の選手が詰めていたのでどちらにしてもゴールになったと思います。3-2

この段階で、ようやく浦和レッズユースらしい戦い方で少し安心して見られるようなボール運びになったという印象があります。

ここで11番鈴木大輝に代わり、18番堀田稜が投入されます。

鈴木大輝のポジションとそのままの交代なので最近では見慣れない(以前はあったのかもですが)、フォワードの真中という位置でのプレーとなります。

スピードある縦のドリブルから中へ切れ込むというブクメの好きなプレーはこのポジションのため、あまり見られませんでしたが、試合を決める4点目のゴールは彼のそういうプレーから生まれました。縦への鋭いドリブルから中へ切れ込むフェイントを入れたところで相手ディフェンダーが体を入れたことでボールのみが上手い具合に低めのクロスのような状態でゴール前に入り、そこにスペースを上手く狙って飛び出していた14番矢島慎也がしっかりと決めて4-2となりました。堀田のアシストの前の10番礒部裕基の見事なインターセプトも忘れてはいけません。アシストのアシストというプレーですね。見事でした。

試合残り10分くらいのところで最近試される機会の多い、21番カドコダイ・アシカンが7番矢島倫太郎に代わって投入されます。9番高木凛同様、難しい状況で打開するためのフォワードのオプションが増えてきているという印象があります。このような交代で得点という結果が残せると、今後起用される時間も増えていくでしょう。

試合が終わってみれば4-2の大量得点での勝利という結果になりましたが、やはりこの試合が終わってみての感想としては、初戦は難しいという言葉に尽きます。今日の試合では、特に藤野友則のプレー、礒部裕基の特に後半でのプレーが相手チームとの完全な差となって表れたと思います。あと、決定的なシーンで16番小笠原正人が見事な反応で失点を防いだシーンも重要なポイントだと思います。

とにかく、まずは難しい初戦でしっかり勝利をもぎとってくれたことが大きいです。

連戦で大変かと思いますが明日も期待しています!

ではでは!