関東ユースU-15リーグ2011/05/03 – 浦和レッズJrユース vs 鹿島アントラーズJrユース 2-1勝利・・・勝ちきった!

レッズランド2011年5月3日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよ浦和レッズジュニアユースの公式戦が今日開幕しました。震災の影響で今年の関東ユースU15リーグは、ユースの高円宮杯U18プレミアリーグのようにチームによって試合が延期されたりするわけではなく、大会開幕自体がこのゴールデンウィークに予定されていた3節からとなっています。延期された1節、2節の予定はまだ決まっていないようです。

延期されたおかげという言葉を使うのは、良くないかもしれませんが、当初の開幕の試合はユースの公式戦と被っていたため、被らないこの3節が開幕戦となったことで、ジュニアユースの重要な初戦を見ることができました。

今年のジュニアユースの3年生は、U13新人戦の頃から見られていますので、彼らがブクメの中では初めてジュニアユースのスタートから見られている年代と言うことで勝手ながら、思い入れを持って見させていただいています。

今年スタートした頃に聞いた話では、怪我人が多くて1チーム作るのがギリギリなくらいと聞いていたのですが、この大会の開幕の今日見た限りでは、怪我明けで万全ではない選手が多いという印象は受けたものの、怪我人が多いという状況は抜け出しているように見えました。

試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下。

GK16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と5番長島巧、左サイドバックに2番岡野森、右サイドバックに6番及川皓平、MFがボランチに8番斎藤翔太、15番勝野瑛、トップ下に11番小島良太、FWが右に18番神宮未来人、左に7番荒木聡太、真ん中に10番清川大輝

となります。

開幕と言うことで、やはり緊張感のあるスタートとなりました。

試合前から物凄く選手同士で気合いを入れている様子が伝わってきた鹿島の選手のほうが比較的、開幕戦ながら緊張を気合いでかき消すことができていて良い入りをしたように感じ、逆に浦和は受けてしまうという印象がありました。

ただし、鹿島は序盤の勢いは感じられたものの、パスの精度や連携という点にやや欠ける部分があり、動きはやや堅かったものの、集中して試合に入れていた浦和が上手く凌ぎながら少しずつ落ち着いてペースを引き寄せていきました。

特に前半のスタートから、10番清川大輝と18番神宮未来人の2人には動きの堅さはなく、前線や中盤で激しくプレーできていたと思います。彼らがインターセプトしてカウンターという場面もなどか作れていました。

浦和が最初の鹿島の勢いを凌いでペースを引き寄せてからは、出足良くボールを奪うことができるようになり、単発で来る鹿島の攻めもディフェンスがしっかりと抑えられるようになります。

ただ、攻めの中での中盤から前線の動きはやや上手く合わない印象があり、中盤を経由してというよりも攻め急ぎなのか中盤を省略して攻めようとするプレーが多くなっている印象。それでも、左サイドバックの2番岡野森からの大きな展開から11番小島良太、10番清川大輝というバックライン⇒前線で落として、フォワードがドリブルで仕掛ける攻撃や、5番長島巧のバックラインからのロングフィードを10番清川大輝が受けてドリブルからシュートなど、惜しい場面は何度も作ることはできていました。ユースの試合での西袋裕太ではありませんが、5番長島巧のロングフィードからの狙いはなかなか精度が高く、面白かったです。

前半30分ごろにスタートから激しいプレーでサイドを攻めたりプレスをかけてインターセプトと気持ちの入ったプレーを見せていた18番神宮未来人が中盤でプレスをかけて体を入れてボールを奪った際に足を痛めてしまい、ここで9番橋岡和樹と交代となります。

前半の大きなチャンスとしては、コーナーキックからのこぼれ球に対しての4番吉原大のシュート、フリーキックのチャンスから8番勝野瑛が直接狙った大きな弧を描くような弾道のシュート、5番長島巧からのロングフィードを7番荒木聡太が受けてドリブルで仕掛けてシュート、11番小島良太のシュートがクロスバーを叩いた場面、9番橋岡和樹が10番清川大輝とのワンツーで抜け出してシュートがありましたが、いずれも得点には至りませんでした。

前半は0-0で終了。

前半の印象としては、左サイドバックの2番岡野森からの攻撃の際にテンポ良く展開されていた印象と、11番小島良太がいつものようにポストプレーで落としてという展開が少なく、中盤の15番勝野瑛と8番斎藤翔太が中盤での守備の動きは大変良いものの、攻撃の際のポジションや動きのバランスが今ひとつ上手く行かず苦戦していたという印象がありました。

ただ、その辺りの心配はハーフタイムでしっかり指示が出たのか、後半に入ると明らかに11番小島良太のプレーがよくなり、前後の動きで運動量を見せることでポストとしても捌け、また裏に抜け出して仕掛ける場面が格段に増えました。

ゴール前での得点を奪うためのプレーが増え、9番橋岡和樹がややディフェンダーを背負いながらも強引にシュートを打ったり、同じく9番橋岡和樹のサイドからのチャンスメイクで10番清川大輝がシュートを狙ったり、崩す狙いにゴールの枠に向かってシュートを打てば何が起こるかわからないという、シュート意識が前半と比べて明らかに強くなっていました。

前半より得点の臭いは確実にするものの、それでも先制点がなかなか奪えない。

後半15分ごろに7番荒木聡太に代わり17番松崎洸星が入ります。この交代で前線で左に10番清川大輝が移り、右に9番橋岡和樹、そして真ん中に11番小島良太が上がり、トップ下に17番松崎洸星というフォーメーションになりました。

これにより、更に11番小島良太の動きが良くなった印象があります。

攻勢を強めた中でようやく25分に先制点が生まれます。

サイドからの攻撃の際にゴール前でパスを受けた15番勝野瑛が低い弾道でシュートを放つとこれが相手ディフェンダーに当たりコースが変わりゴールに吸い込まれます。最初のシュートコースが枠を捉えていたのでおそらくオウンゴールではなく斎藤翔太のゴールになると思います。

とにかく、後半からの得点を取るためのシュート意識の強さが生み出したゴールで浦和が待望の先制点を奪います。

後半の浦和の大きなピンチは鹿島のFKの際にマークがつききれずにフリーでヘディングシュートを打たれてしまった(ゴール右にそれましたが)場面くらいでそれ以外はここまでしっかり抑えられていたのですが、得点から5分後くらいに(やや見ていた位置から見難い場所だったため細かい展開はわかりませんが)、サイドから崩されて失点してしまいます。

残り時間10分くらいのところで同点に追いつかれてしまいましたが、ここから良かったのが下を向かずに逆転ゴールを狙いにいく姿勢を選手達が続けてくれたこと。

35分に15番勝野瑛に代わり14番加藤智陽が投入されます。

最後まで点を取りに行く強い気持ちを見せ、迎えた後半終了間際に得たコーナーキックのチャンスで5番長島巧がヘディングで豪快に押し込んで逆転。この場面は、5番長島巧以外にも二人ほど鹿島のディフェンダーよりも良い位置に飛び込んでおり、このチャンスで決めるという気迫でも一歩も二歩も勝ったと言うゴールシーンでした。

残り数分をGK16番高須雄大が上手く時間を使うなど賢く守りきり、大事な開幕戦を2-1で勝利。

最高の展開で勝利を飾ってくれました。

まだ連携面では改善していくことはたくさんあると思いますが、このような難しい試合で勝ちきる試合をできたことが非常に大きいと思います。

お疲れ様でした!

さて、この試合の後に3本目ということで40分の試合がもう1本行われました。

簡単に触れますと、

GKが1番内島大輝、DFがセンターバックに3番久保龍希、20番小木曽佑太、左サイドバックに19番山田大一、右サイドバックに23番新井克之、MFがボランチに5番長島巧、トップ下に17番松崎洸星と13番中村透、FWが左に村上秀斗、右に14番加藤智陽、真ん中に11番長島巧(途中で10番清川大輝と交代)

というメンバー構成。

2年生の20番小木曽佑太、21番村上秀斗、23番新井克之の3人は出場機会はありませんでしたが、今日の試合でベンチ入りしていた2年生です。22番は確認できませんでしたが、もしかしたらキーパーでいたのかも?

ということで、直接FKで鹿島に先制点を許すも、17番松崎洸星のゴールで同点、14番加藤智陽のゴールで逆転、更に10番清川大輝のゴールで突き放し3-1で勝利となりました。

形式上は3本目は練習試合ですが、試合前に浦和の選手から聴こえた「この試合も重要だぞ」というニュアンスの言葉が聞こえてきたのは聞いていて頼もしかったですね。言葉通り、勝ちに行く攻撃的な戦いぶりを見られましたし、左サイドの21番村上秀斗の思い切り良い攻撃の仕掛けや、ボランチの位置に入った5番長島巧の攻撃へのスイッチの入れ方など今後に期待できるようなプレーが多く見られました。

更に、この3本目と同時に真ん中のピッチでも2年生が練習試合をスタートしていて、3本目終了時に移動して後半だけ見たのですが、去年は見られなかった小田切真人が元気にプレーしている姿も見られましたし、今日は色々見られて満足です。

ではでは~!