日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2011/07/23 – 1次ラウンド第1日vs大宮アルディージャユース 1-1引き分け・・・自信を持ってやればOK

玉村町北部公園サッカー場2011年7月23日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

いよいよ夏の全国大会となるクラブユース選手権が開幕しました。まずは1次ラウンドのグループステージを突破するための戦いからスタートするわけですが、グループ1位と、2位の上位2位までが決勝トーナメント進出と言う過酷な条件のため、一つでも負けてしまうと厳しい状況になるというのがこの大会になります。

震災のために今年はJヴィレッジが使えないため、U18の大会の会場は群馬県の色々なサッカー場で開催。少し雰囲気が違う中での戦いとなります。

浦和レッズユースは、大宮アルディージャ、ベガルタ仙台、ジュビロ磐田と同組となり、初戦の今日は大宮アルディージャユースと玉村町北部公園サッカー場で対戦しました。

なんで、全国大会のグループステージで大宮とやらなければならないんだという気もしますが、組み合わせですから仕方ないですよね。

さて、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に13番金野僚太、真ん中に12番高田拓弥

となります。

プレミアリーグでのスタメンと前回の彩の国カップで手ごたえをつかんだメンバーを上手く組み合わせたようなスタメンになりました。

先日の台風の影響で昨日一昨日と涼しかったのですが、その流れで今日も比較的湿度は低めで風が通ると涼しいような気候でしたが、それでも日向はかなり暑かったことや、ピッチ状態も悪かったためにやややりにくい環境ではあったと思います。

まず、得点経過を簡単に書いてしまいますと、

ここ最近の試合と同じような、リズムを作るためのボランチの6番野崎雅也を経由するための仕掛けのパスを奪われてしまったところから始まったカウンターからディフェンスラインを突破されての失点。これが前半の8分。

そして、浦和の得点は後半終盤にPKを得て、そのPKを12番高田拓弥が決めて同点にしたゴール。

これにより結果は1-1の引き分けとなりました。

試合展開は、バランス重視と崩し所、中盤の6番野崎雅也や両サイドの経由役となる中盤の動きがやや足りないところで、リズムが作れないままに奪われてカウンターで浦和の左サイドを多く狙ってくる大宮、左サイドの11番堀田稜のサイドを使って攻撃をしかける回数が多かった浦和という構図ながら、浦和が攻撃を受ける際はカウンター気味に受けるために、ピンチの大きさとしては浦和の方が危ないシーンが多かったと言うしかないかもしれません。

右サイドの並びが13番金野僚太と20番新井純平になったことでオーバーラップを使っての攻撃の場面が多くみられるかと思いましたが、チームの中でバランス重視となっていたのかどうかは分かりませんが、前半に関してはオーバーラップがほとんどなく、このポジションをプレミアリーグから変えた意図というものが少しわかりにくい印象がありました。

サイドバックとサイドの連携というものは少なかったものの、左サイドに通った時には11番堀田稜が仕掛け、右サイドに通った時は13番金野僚太がためを作って中盤の選手を使うという場面も見られました。

ただ、前線の12番高田拓弥のところでおさまらなかったり中盤でテンポよく攻撃のリズムにつなげられないためんに後ろで回す場面が多くなってしまったり、攻撃が停滞することから、10番矢島慎也が個人技に余計に運動量を使わなくてはならないような、少し悪循環にもなっていました。

前半の終盤に、そのあたりをケアして6番野崎雅也がボランチよりも更に低い位置に下がってディフェンスラインに近いところでバランスを取りながら、サイドバックを使って攻撃しようとする意図は見られたのですが、思うようにはなかなか行かないようでしたが、それでも前半の終盤は攻撃のリズムが良くなり、同点に追いつけそうな場面もできつつ、終了。

後半に入っても、途中までは思うような形は作れてはいなかったと思いますが、前半の大宮のものすごい集中力が欠け始めたこともあり浦和が攻勢に出る場面も多くなってきました。

やや前線でボールを収めることには苦戦していた12番高田拓弥でしたが、サイドに近い距離に動いて20番新井純平の攻撃参加の起点になったり、自らでシュートを放ったり、前半に比べて得点に近づくための動きの質が上がってきました。

惜しい場面も作りながら0-1のまま試合が進み、後半20分に11番堀田稜に代えて21番関根貴大、13番金野僚太に代えて7番鈴木悠太が入り、この交代により右サイドでの攻撃にスピードが加わり相手ゴールを脅かす場面が増えて来ました。

7番鈴木悠太がいつものサイドに縦に攻め上がるパターン以外に中にドリブルで切れ込んでいくプレーを見せ、このような攻撃により相手の守備を混乱させることができていました。

後半30分に5番佐藤大介に代わり18番西袋裕太が投入され試合終盤は、相手が守備に重点を置いたこともありますが、浦和が攻めこむ、惜しくも決まらないという場面が何度もありながら、それでも決まらないままに時間が過ぎて行きます。

そんな中で、最後の最後にペナルティエリア内で倒されPKを獲得して同点へとなっていきました。

同点ゴールの後、12番高田拓弥のボレーシュートなど相手キーパーの好セーブがなければ得点になっているだろうというシュートもあったり、10番矢島慎也が前線でキープして攻撃につなげたり、少ない残り時間の中で逆転のチャンスもなかったわけではないと思います。

試合終盤に、最後の交代枠で14番繁田秀斗に代わり8番片慎吾が入ります。

交代枠を全て使い尽くし逆転ゴールを狙ったものの1-1の引き分けに終わりました。

負けたら、かなり厳しくなるグループステージで引き分けに持ち込んだことはかなり大きいです。

また、確かに失点につながってしまっていることが多いのは事実ですが、浦和がリズムを作るためのパス回しは、自信を持ってやり続けるしかないと思います。前に書いたかもしれませんが、できるなら自信を持ってやるしかない。それがだめかもと思ってできないならやり方を変えるしかないわけですから。

とにかく、自信を持ってやってください。中盤の距離感をもっと大切にしてみてください。そして、やはり右サイドバックに20番新井純平をスタメンで起用するのであれば、持ち味であるオーバーラップからの攻撃参加をチームの中で使うような意図をもっと出しても良いような気もします。

良いバランス、悪いバランス、この辺りの駆け引きができれば浦和のチームのリズムを大きく崩さずに相手に脅威となる攻撃を仕掛けるためのオプションに必ずなると思います。

ということで、今日の良かった時間帯を大切に思いだして、増やして残り2つはしっかり結果を出して上へ進みましょう!

明日の試合を楽しみに見させてもらいます!!

お疲れさまでした。

ではでは~!