Jユースカップ2011/10/30 – グループステージ第2戦 vs ザスパ草津U-18 2-0勝利・・・今日もOK

熊谷スポーツ文化公園陸上競技場2011年10月30日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

ジュニアユースの大会では、結構使用される熊谷スポーツ文化公園陸上競技場ですが、ユースの試合がここで開催されるのは珍しい気がしますね。

ということで、今日はJユースカップのグループステージ第2戦のザスパ草津U-18戦を観戦してきました。最近、ザスパ草津がこの競技場をトップチームも含めてホームゲームとして開催することが増えてきていますね。なんとなくですが、昨年も対戦したザスパ草津と試合をした玉村町北部公園サッカー場では、思うように選手たちがプレーできていない印象があったので、開催地がここになって良かったです。

さてさて、第1戦のコンサドーレ札幌U-18戦では、結果的には敗れたものの、この大会へ向けての気持ちを高めて臨んでいる姿勢が強く感じることができており、それを結果として残すために、残りの2試合は、前回同様の戦い方を続けながら、結果にもつなげていけるかどうかが重要になる、そういう試合でした。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに4番小出啓太と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに19番西澤秀平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に24番中村駿介

となります。

第1戦で怪我から復帰して途中出場した中村駿介が、この試合ではスタメン出場となりました。

控えは、1番三上綾太、12番高田拓弥、14番繁田秀斗、15番小峯洋介、23番岸伯富実、26番大野将平、背番号は分かりませんでしたが、1年生の森亮太も控えに入っていたと思います。高田拓弥はしばらく試合に出場していませんでしたが、この試合から復帰のようです。

さてさて、力の差はあるのは確実なのですが、ザスパ草津U-18との対戦は、いつも楽に勝てずに接戦になるという印象が強かったため、いつも通りの戦い方ができれば問題ないという気持ちはありつつも、先制点が取れない時間が続くほど苦しい試合になるかもしれないという思いも持ちつつ見させてもらいました。

試合開始から、ザスパ草津が、バックライン4人と中盤4人が常に低い位置を保って、前線の2人だけが基本的に攻撃で他は守備を徹底するというのがはっきりと見え、浦和がパス回ししながら如何に崩していくかというわかりやすい展開になりました。

フォワードの真ん中に24番中村駿介を置いたことで、浦和の戦い方は、高いボールで競り合ってということではなく、細かいパスとポジションチェンジで相手の隙を見つけて突いていくという戦い方がはっきり徹底され、中盤の選手たちが動き周り、タイミングで両サイドへ展開してサイド攻撃という形で、守備に人数を割く相手を崩しにかかります。

特に、24番中村駿介にボールが入ると、しっかりキープして捌くことができるため、経由して左サイドの11番堀田稜へ出して左サイドから、右サイドの7番鈴木悠太へ出して右サイドから、時には8番片槙吾が24番中村駿介を追い越した裏のスペースを狙って走り、狙うなど、とにかく、誰がどこのポジションという固定されたものはないのかもというくらい、攻撃の際のポジションが何度も入れ替わり攻撃が展開されていました。

また、10番矢島慎也は、やはり警戒されているのか、彼がボールを持つと相手ディフェンダーが人数をかけてプレスをかけてくるため、そこを上手くついて10番矢島慎也がボールを持ちながらディフェンダーを引き連れてポジションを下げて空いたスペースを狙って攻撃なども見られました。

攻撃の仕掛けはOK、不用意なパスミスもほぼない、完全に主導権を握った戦いであとは相手の守備を崩せるかどうかというところでしたが、今日は崩すための仕掛けもかなり効果的で多彩で、思った以上に相手の守備陣を破ってシュートまで持ち込めるシーンを作り出すことができ、その結果、前半12分に見事な展開からゴールが生まれます。

左サイドで11番堀田稜がボールを持つと、左サイドバックの5番佐藤大介がオーバーラップで前線へ走ったところへパスがつながり、マイナス気味のパスを24番中村駿介に通すと、すかさず前線へ走る10番矢島慎也へパスを通してゴール。

相手が守りに手ごたえをつかむ前に、しっかり先制点を奪うことに成功しました。

この失点の後に相手がどう出るか見ていましたが、それでもまだ、攻撃にはほとんど人数を割かず、中盤の4枚のうちの一人が失点前より攻撃に参加する姿勢を見せていたくらいでした。

6番野崎雅也が守備のバランスをしっかり取っていたため、おそらく相手はカウンターで一気に得点と言う形を狙っていたのでしょうが、ほとんど早めにボランチの位置と守備ラインの間くらいで浦和が奪い返してしまうという状況でした。

その後の、前半の浦和の攻撃の場面をいくつか挙げてみますと、

8番片槙吾が凄く狭い相手ディフェンスラインの隙間を通して裏へ鋭いパスを通して7番鈴木悠太がスピードを生かしてそのパスを受けてからの攻撃の場面。4番小出啓太から11番堀田稜へ長いパスを通して、裏のスペースに走り込んだ8番片槙吾がシュートを狙う場面。右サイドバックから攻撃に参加した19番西澤秀平がディフェンダーの予測の裏をついたマイナスのパスでペナルティエリアわずかに外のポジションに入った24番中村駿介にきれいにパスを通してシュートを狙った場面。

前半は、決定的な場面を多く作りながらも追加点が奪えなかったのですが、その決定的なチャンスの中でも8番片槙吾が前半25分当たりにタイミング良く飛び出してパスを受けてから狙ったシュートがクロスバーの内側に当たった場面は本当に惜しかったです。数センチ内側ならゴールに入っていてもおかしくなかったくらいの惜しさでした。

前半40分前後のところで、危ない場面を何度か作られたものの、30番関口亮介のセーブなどで失点は免れ前半終了。その時間数分相手が勢いよく攻めてきた時に少し対応が悪くてピンチもあったものの、全体的に前半は浦和が圧倒した展開でした。

問題なく勝てる流れですが、あれだけ攻めて1点のみという結果が、怖さも残しており、後半の早い時間にしっかり追加点を奪って試合を楽にできるかどうか、見る側としても気を抜かずに見させてもらいました。

もちろん後半は負けているザスパ草津が点を取りに来るわけですが、思ったほど激しく攻めてくることもなく、問題なくいなしながら、浦和も攻撃のチャンスを作るという形。今日の場合は、相手のレベルを考えても攻撃で押し切ってしまった方が良いということで、浦和も果敢に後半スタートから追加点を奪いに行っていました。

守備のバランスを重視して前半から攻撃にはほとんど絡まなかった6番野崎雅也ですが、こういうところは流石だなと思うのですが、後半の早い時間帯で、守備のバランスを取っていた中で、相手の隙を見つけると、ここだと言わんばかりに前線のスペースへ上がり、24番中村駿介を追い越してパスを受け、一気に右サイドの7番鈴木悠太へ展開し、7番鈴木悠太が持ち込んでシュート。得点にはならなかったものの、この一連の流れは見事でした。

そして、待望の追加点が15分に生まれます。

もう少し細かい展開からだったのですが、最後のところしか、しっかり確認できなかったのですが、24番中村駿介のパスを受けた10番矢島慎也が落ち着いてゴールを決めて2-0。

欲しい時間での追加点で、浦和にとってはかなり楽に戦える状況を作り出し、2失点の相手はリスクを負っても攻撃をしなければならない状況になったわけですが、相手の点が欲しい気持ちを逆手に取るように浦和はボール回しで、いなしていきます。守備ラインで回しながら、時折18番西袋裕太や4番小出啓太がロングフィードで一気にサイドの前線へ展開して、スピードのある攻撃で一気に攻め立てる。理想的な試合運びが出来ていたと思います。

25分に7番鈴木悠太に代えて12番高田拓弥が入ります。24番中村駿介がサイドに入り、12番高田拓弥がセンターフォワードの位置に入ったことで、今度は12番高田拓弥に当てて攻撃するというパターンも加わり攻撃を仕掛ける回数も増えて来ます。

33分に24番中村駿介に代わり23番岸伯富実が入ります。

この辺りから、相手の得点を取るためのプレーにやや危険なプレーが混じりだし、8番片槙吾が危険なタックルを受ける場面などもありました。

40分に8番片槙吾に代わり、14番繁田秀斗が入ります。

交代から残り時間は短かったものの、14番繁田秀斗が絡んだ攻撃でゴールに迫る場面が多く作られます。その中でも、ペナルティエリア内で見事な動きでボールを受けて、ディフェンダーを交わしてあと一歩でゴールという場面もありました。気持ち余って、短い時間で2枚警告を受けて退場という結果にはなってしまいましたが、なんというか、14番繁田秀斗の良さというのは、大人しくスペースを上手く見つけて攻撃のつなぎ役になっていくのと同時に中盤の位置でスペースを見つける上手さを守備でも活かすために、相手の攻撃の芽を摘む際の激しいプレーもやることで、存在感が数倍増すと思っていますので、きれいにスペースを探すより激しさを常に持ってプレーしてほしいと思うので、ブクメ的にはOKなのですが、あからさまなカード対象になるファールはダメなので直しましょう。でも、良かったです。でも、ダメですよ。うん、そんな感じです。

ということで、今日の試合は完勝だったと思います。欲を言えば、決定的な場面の数に対して得点が少ないので、この辺りをきっちり決めて行けるように更に磨いてほしいというところくらいだと思います。

勝利に対する気持ちも全ての選手から伝わってきましたし、この試合の前までに見る側として感じていた、力の差はあるけどザスパ草津U-18はちょっと苦手というイメージも払しょくされました。

予定通りです。今日もOKです!

来週も、しっかり勝利して、ガンガン突き進んで行きましょう!

お疲れさまでした。

ではでは!