Jユースカップ2012/10/21 予選グループステージ第1戦 浦和レッズユースvsモンテディオ山形ユース 3-1勝利・・・引いた相手を崩す

大原サッカー場2012年10月21日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

おそらく、ジュニアユースとの掛け持ち組からは、ジュニアユースとユースの試合があと30分ずれてくれれば・・・という声が聞こえてきそうな今日の日程。掛け持ち可能な日程は嬉しいんですけどね、ジュニアユースの試合終了後、30分無い状態でレッズランドから大原サッカー場まで移動するという結構なバタバタスケジュールとなりました。

この移動は、車よりも自転車の方が早いと思ったら、若干道に迷って、同じ方向に向かっている浦和サポーターの方に助けてもらったり、そんなこんなで試合開始から10分前後くらいのところで大原サッカー場に到着しました。

さて、浦和レッズユースは、先週まで行われていた高円宮杯プレミアリーグを2試合残してしばらく中断期間に入り、ここからは、Jユースカップがしばらく続きます。具体的に書くと、グループステージ3試合と、1回戦(ここはグループステージの結果によっては免除)、2回戦、準々決勝までの最大で6試合の公式戦を、12月のプレミアリーグ再開までに戦うことができる日程構成になっています。

このJユースカップをチームがどのような意図を持って、どうのようなメンバー構成で臨んでくるかは、分かりませんが、ブクメ個人的には、交代云々に左右されないでチームの中でどのような状況でも対処して乗り越えるような雰囲気を選手同士のコミュニケーションで作り上げていくことと、勝利する感覚をしっかり取り戻すことの2つに重点を置いて、結果的にそういう中での選手の成長が見られてプレミア残り2試合を2連勝する力を身に付け、Jユースカップ自体の優勝へ向けてチームが浮上していくという流れを想定して見させてもらいました。

「あれ?」と思うことは、多くても、そこでイライラするよりも、もうそういう状況には見る側としても慣れて、そういう環境の中での選手の順応性の方に期待して前向きに応援する雰囲気づくりも必要です。

では、試合の話に移ります。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが1番吉野雅大、DFが左に29番茂木力也、右に39番長島巧、真ん中に6番西袋裕太と4番西澤秀平、MFがボランチに3番寄特直人と19番須藤岳晟、トップ下に10番中村駿介、FWが左に14番関根貴大、右に20番広瀬陸斗、真ん中に21番進昂平

となります。

~10分くらいまでは、分かりませんが、ちょっとしたピンチもありつつ、0-0の状況と聴きました。

で、10分~15分くらいは、ブクメ自身が自転車移動でヒーヒー言っていて、落ち着くまでの時間でしっかり見られなかったということで、流していただいて、15分くらいからの状況。

こういう試合になるかとは思っていたのですが、浦和がゲームを支配して、守備に人数をかけてくる相手に対して如何に崩せるか、前線に大き目の選手を入れて、ロングボールに対して浦和がしっかり対処できるか、あとは、攻めて奪われた際のカウンターの対処など含めて、注目して見させてもらったのですが、ロングボールの対処に関しては6番西袋裕太を中心に問題なく跳ね返せていました。

この試合では、両サイドバックに29番茂木力也と39番長島巧の2人の1年生を初めて起用してということにはなりましたが、ここ数試合での3番寄特直人、4番西澤秀平、6番西袋裕太と3人のいわゆる軸になる選手が近い位置で起用されていたことで、サイドバックが新しい組み合わせで構成されていても、チームとしてのバランスは問題なく保たれていました。

また、3番寄特直人と19番須藤岳晟のダブルボランチと言う形も、良く・・・と言うか、今年のチームを作る上で最初に19番須藤岳晟に負担をかけ、責任を大きくしすぎるスタートをするなら、この組み合わせでやりながら、慣れてきたところで試合によってワンボランチでやる試合で、どちらかで試してみるとか、そういう作り方をしてくれば・・・とブツブツ言いたい部分もありますが、とにかく、今日の配置の仕方は、軸を崩さないで新しい選手たちを試しつつ経験を積ませるというやり方としては、良かったと思います。

試合自体は、21番進昂平、20番広瀬陸斗、10番中村駿介、14番関根貴大の4人で仕掛けていく場面が多くなる中で、細かいパス回しで真ん中から崩そうとするものの、中からの崩しに対して相手が6人~7人くらいでゴール前を埋める守備をしてくるため、それでも崩せそうな場面はあったものの、やや無謀な仕掛けも多かったのかもしれません。

そうは言っても、10番中村駿介と14番関根貴大のワンツーからの仕掛けからシュートまで持ちこめていた場面もありましたし、それはそれで凄いな~と思う場面も多くはありました。

セオリーすぎますが、こういう相手を崩す場合にはサイドからの攻撃が有効になるのですが、サイド攻撃の回数も少なくはなかったものの、中を固めてくる相手に対して、大きい選手が多くない中で、シンプルにクロスを上げるケースが多く、ここも一工夫必要だと思われることもありつつ、前半は0-0で終了します。

前半は得点が動かなかったものの、後半に入ると、すぐに試合が動きます。4分に14番関根貴大が左サイドから深くまでドリブルで攻め込み、グラウンダーのクロスを10番中村駿介が押し込みます。守備意識の強かった相手に対して、欲しかった先制点を後半の早い時間で奪うことに成功します。

ただ、このゴールの後も、相手の引き気味に人数をかける守備の意識はあまり変わらず、あくまでカウンターから前線にあてて攻撃しようという姿勢は崩さないように見えました。

ただ、ここで引き気味の相手に対して有効なミドルシュートでの仕掛けで浦和が追加点を奪うことに成功します。13分に相手の守備ラインが引き気味になってスペースが空いているところで3番寄特直人が中盤から前に持ち上がって思い切りよくミドルシュートを放つと、これが見事に決まります。

サイドから崩して先制、そして、引き気味の相手に対してミドルシュートで追加点。相手の戦い方の攻略法を上手く突いた形での2点目で相手の守備が少しずつ綻びを見せ始めたところで、更に追加点が入ります。

その前に、17分に39番長島巧に代えて2番新井純平が入ります。

その直後の19分に、14番関根貴大がコースを狙ったグラウンダーのミドルシュートで見事なゴールを決めてくれました。印象としては、クラセンの横浜F・マリノスユース戦の時の後半アディショナルタイムに決めたような、ディフェンダーの位置も見ながらコースを狙った針の穴を通すようなシュートというか、とにかく見事でした。

試合の流れからも、この3点目でほぼこの試合は決まり、ここからは交代枠を使って多くの選手に経験を積ませることが可能になりました。

27分に21番進昂平、10番中村駿介に代えて8番繁田秀斗と33番安東輝、36分に14番関根貴大に代えて9番斎藤翔太、40分には19番須藤岳晟に代えて24番小川紘生が入ります。

ポジションとか、なんか見慣れない凄い感じに最終的にはなっていましたが、必死に8番繁田秀斗がボールを受けて前後左右に捌いている印象がなぜか強く残りつつ、ちょっとよそ見していた時に、キーパーのボールコントロールのミス(?)で、失点していて後味としてはやや良くないのかもしれませんが、チームのバランスを取る部分の軸は崩さずどっしりと、色々なことも試せたという意味でも良い試合だったと思います。

今日右サイドバックで先発出場した39番長島巧も公式戦初出場となりますが、落ち着いてプレーできていたと思いますが、ブクメ個人的には、今日のように引いていてサイドのスペースを空けるような相手に対してだったら、サイドから攻め上がって、もう一人ディフェンダーをかわして深くまで持っていくようなプレーを後半の数回だけでなく、前半からガンガン仕掛けて欲しかったとも思いますが、いや、このメンバーの中でこれまでほとんどプレーしていない中でできたプレーとしては、及第点かも。でも、あくまでU16リーグの西武台高校戦の時の水準を期待しているので、要求は高くさせてもらおうかな~と思っています。

左サイドバックに入った29番茂木力也に関しては、これまた、このポジションでやっているイメージがないので本人はどのような感覚でどこまで感触をつかんでいるのかは分かりませんが、こちらに関しても今日のようなタイプの相手であれば、受け渡しを上手くしながら、もっと仕掛けても良いかもとも思います。ただ、29番茂木力也に関しては、いわゆるクマガヤSC時代にやっていたというもう少し前目のポジションと言うのを、ユースに入ってからほとんど見ていないので、まだ特徴をつかみ切れていないので、保留。

また、前線でポストプレーをしながら、裏を狙ってタイミングで抜け出す動きが求められる21番進昂平ですが、今日はさすがにボールを受ける前線の真ん中に相手のディフェンダーが密集していることで、相当苦戦していたり、交代する少し前の決定的なチャンスにシュートを枠に飛ばせなかったことで、かなり不完全燃焼だとは思いますが、今日のような守備をしてくる相手に対して、どういう動きをすることでより自分が生きて自分のシュートチャンスも作れるかを考えて、今後同じような相手の時に、思うような活躍ができるようになってくれることを期待しています。

来週のザスパ草津ユースにも、しっかり勝ってまずは、突破を決めて、柏レイソルU18と思いっきり戦ってやりましょう!

ではでは。

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「Jユースカップ2012/10/21 予選グループステージ第1戦 浦和レッズユースvsモンテディオ山形ユース 3-1勝利・・・引いた相手を崩す」への2件のフィードバック

  1. この間はコメントのお返事ありがとうございます。
    毎回とても細かく、分かりやすい解説に感動しています!
    私もサッカーは大好きで、
    今度の高校サッカーも西武台中心に観に行きたいねー
    と友達と話してはいますが
    こんな風に分析できるにはまだまだかかりそうです笑
    それにしてもやはりレッズユースは強いですね!
    何年か前にはジュニアユースが全国優勝したとも聞きました。
    自分と近い年の人たちがこんなに頑張っているのを見ると
    私もテストなんかに負けてられない!
    みたいな気持になります笑
    あ、西武台に関して、色々ありがとうございますm(__)m
    ではまた記事楽しみにしています。

  2. ゆぴ様
    コメントありがとうございます!
    あくまで、試合を見て、ポイントポイントでメモを取っているだけなので、誤った情報を書いてしまっていることも結構あると思います。ただ、雰囲気が伝わるように書くことは心がけています。
    よく、試合レポートと評してくださる方もおりますが、正確な情報を届けることを目的としていないので、その点も少し違ったりするのですが、褒められるのは嫌いではありません(笑)
    下部組織の選手を見ていると、遊びたい時期に、昼間は学校、終わったら、夜はサッカー、とまるで社会人のような(むしろそれ以上に大変な)生活をしているので、それだけでも尊敬に値しますよね。高校サッカーでも同様ですよね。
    自分の好きな浦和レッズの下部組織に属してくれているのですから、そこに係った選手が一人でも多く、サッカー選手として人として大成してほしいと考えて続けているようなブログです。
    かなり脱線しまくりましたが、ゆぴさんもテストに勝ってガンガンサッカー観戦してください(という表現で良いのかな?
    どこかでお会いしましたらお気軽にお声掛けください。

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