第15回埼玉県ユース(U-13)サッカー選手権大会 準決勝 2013/03/02 浦和レッズJrユースU13 vs 大宮アルディージャJrユースU13 0-2敗戦・・・組織と個、次のステップへ必要な敗戦

秋葉の森総合公園サッカー場  2013年3月2日

 

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

U13の埼玉県の新人戦の1回戦、2回戦は、足を運ぶことができなかったため、U13の試合としては代表決定戦の1月20日以来、ユースの練習試合でレッズランドに行った際に先週あたりに、3本目の最後のほんの少しだけチラッと眺めるくらいだったので、割と久しぶりの観戦になります。

代表決定戦に勝利し、1回戦、準々決勝を勝ち上がった浦和レッズジュニアユースU13は、今日の準決勝で大宮アルディージャJrユースU13と対戦しました。

このところ、強風が吹く日が多く、今日もかなりの強風の中での試合となりました。

1回戦は大勝、準々決勝は1-0で勝ち切った試合という結果のみで、その経過自体はほとんど分からずも、浦和の個々の能力の高さと破壊力は、既に何度も見ているため、その特徴を組織的なサッカーをしてくる相手に対しても発揮できるのか、強風という悪条件を上手く活かせるかなど、いくつかのポイントを置きつつ見させてもらいました。

では、試合に移ります。

浦和レッズジュニアユースU13のスタメンは以下、

GKが18番高草木天平、DFが左に15番三井愁雲、右に16番山崎広大、真ん中に20番弓削翼と14番松永悠希、MFが左に19番山下勇希、右に17番山崎舜介、真ん中に2番大西翔也、10番長倉幹樹、FWが左に5番シマブク・カズヨシ、右に13番樋口颯太

となります。

前半は、風上で難しい状況での立ち上がりと同時に、相手の組織的な戦いに個人での打開を狙う浦和と言う構図になるケースが多く、2分に17番山崎舜介からの縦パスに5番シマブク・カズヨシが抜け出すも惜しくもオフサイドになる場面、13番樋口颯太がインターセプトからシュートまで持ち込むもキーパーに阻まれた3分のプレーなど、惜しい形も作れてはいたものの、かなり長い時間を浦和が守備、大宮が攻撃という苦しい展開となりました。

サイドから、長身の選手やドリブルの巧い選手を上手く生かした大宮の攻撃に対して苦しみながらも耐える展開が続き、ボールを奪った後の攻撃も中盤でパスを狙われてカットされてしまうケースが多く、個人の突破もうまく囲まれて奪われるなど、なかなかうまく行かない状況の中、15分前後に2番大西翔也が逆に中盤で相手からボールを奪ったり、キープしてパスを捌いたり、リズムを作るようなプレーを多く見せることで、少しずつ浦和のペースになりそうな空気もあったものの、その流れを断ち切るように、相手選手のミドルシュートが風に乗って豪快に決まってしまい、0-1とビハインドを負ってしまいます。

その後も、攻撃の際に個々の力で突破をしようとして引っ掛かるケースが多く、2番大西翔也のミドルシュートや、5番シマブク・カズヨシのインターセプトからの攻撃などあったものの、同点ゴールまでは遠く、逆に20分に、どのくらいの接触があったのかはやや怪しげではあったものの、ペナルティエリア内で相手選手を倒したという判定でPKを取られてしまい、これを決められて0-2とされてしまいます。

前半は0-2で終了。風上という状況があったにしても、かなり流れも味方しない前半となりました。

後半スタートから、10番長倉幹樹に代えて4番菊地泰智が入ります。

風下の後半、上手く生かしてこの劣勢を跳ね返したいところですが、前半に比べて明らかに攻める時間は長くなったものの、やはり効果的な攻撃はなかなか繰り出せず。5分に16番山崎広大からのパスを受けた13番樋口颯太の放ったミドルシュートが風に乗ってクロスバーを叩く場面はあったものの、全体的には、相手は上手く使っていた風下と言う状況をなかなか浦和は活かせない状況。 

7分に、14番松永悠希に代わり6番白田颯人が入ります。

8分に、19番山下勇希のパスを受けた5番シマブク・カズヨシが抜け出してシュートを狙うもキーパーに阻まれます。

12分には、再び5番シマブク・カズヨシがドリブル突破でサイドから切り込んで行くも得点には至らず。

いくつかのチャンスを作るも決められない中で、15分に、カウンターからキーパーと1対1になる決定的な場面を作られるも、18番高草木天平がしっかりコースに入ってシュートをキャッチし防ぎます。

18分に、17番山崎舜介に代わり7番関根陸斗が、20分に13番樋口颯太に代わり3番荻原拓也が入ります。24分には、6番白田颯人がドリブル突破からクロスを上げたところ、相手ディフェンダーがハンドしたようにも見えましたが、ハンドの判定にはならず。

残り5分ほどは、相手ゴールを脅かすプレーが作れないままに、カウンター気味に2度ほど危険な場面を迎えつつ。

試合終了間際に、3番荻原拓也から4番菊地泰智、裏のスペースへのパスに7番関根陸斗が抜け出すというプレーがあったものの、これはオフサイド。

結果、後半は得点が動かず0-2で終了。

残念ながら、決勝進出はならず、来週は3位決定戦に回ることになりました。

まず、浦和サポーターの気持ちとしては、多くの人がそういうように浦和のエンブレムを付けている選手は大宮アルディージャには負けてほしくないという気持ちが強いので、敗戦と言う結果は純粋にサポーターとしては残念です。

ただ、浦和レッズのジュニアユースの1年生のこの段階ということと、この1年間で見てきたU13のイメージから考えると、個性の強い選手が多いチームで、この1年間での指導方針もおそらく、戦術を重視した戦い方より、個々の特徴を生かしてやるサッカーと言うものに重きを置いて戦ってきたチームだと思いますので、思った以上にチームとして組織的に、いわゆる個々の力を重視したサッカーに対して、こう守られたらいやだな~とか、こう攻められるといやだな~ということを、忠実にやってくる相手に対して、真正面から攻めすぎた部分もあったり、守備でも苦戦を強いられたり、なんというか、術中にはまったような部分もあるのかな~とも思います。

いわゆる、今日の試合で思うように行かなかったことは、浦和の育成の中で個性を生かした戦い方、個人を重視したサッカーでは、必ず通らなければならない道と言ってしまっても良いと思います。

じゃあ、今後どうすればよいか。まず、ドリブルが得意、シュートが得意など色々あると思いますが、今日個人での突破で通用しなかった回数を思い返した時に、どうして通用しなかったのかをよく考えてみることが一つ重要で、更に個人技を磨いて同じケースでも突破できるようにする努力ももちろん必要です。

更に、プレーの選択肢を考えることも必要で、風上なのにそれを計算しないで安易に大きく蹴るケースも目立っていたので、そのような状況判断も必要でしょう。

そして、組織的な戦い方のウェイトを少しずつ増やしていく必要もあると思います。味方との連携での突破のバリュエーションもそれぞれの個性を消さないやり方で考えていくことも必要でしょう。

自分が生きるために、味方の動きをよく見て2つ3つ先の動きを数選手が共有して攻める形もありでしょう。

色々考えられます。

とにかく、今日の試合でなぜ敗れたかを、考えて、話して、聞いて、試して。また、これまでの個人重視だったところに少しずつ組織的な戦い方も加えていくことも今後は必要になっていくと思います。ただし、これは、個性を消すための組織ではなくて、個性を生かすための組織。

ただ、ブクメがこの大会を戦っているU13で好きなのは、破壊力のある攻撃を仕掛けることができる攻撃的な特徴を持った選手が多いことでもあるので、そこだけは常に継続させていってほしいです。

ブクメは、わがままですよ、要求も多いです。

 

まずは、来週の3位決定戦できっちり勝利して、次のステップへ進んで行きましょう!

ではでは。 

秋葉の森総合公園サッカー場  2013年3月2日秋葉の森総合公園サッカー場  2013年3月2日秋葉の森総合公園サッカー場  2013年3月2日

 

 

 

秋葉の森総合公園サッカー場  2013年3月2日秋葉の森総合公園サッカー場  2013年3月2日秋葉の森総合公園サッカー場  2013年3月2日

 

 

 

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