どうも、浦和サポブクメです☆
いや~、日本の夏ってこういうものだったよなと、毎年季節を過ぎれば忘れ、季節になると改めてその不快指数満点の夏を思い出しますね。
運動量を要するポジションの選手にはより過酷な時期になり、体力面のコントロールも必要になってくる・・・まあ、嫌な時期ですよね。今日の天気は、雨となっていたはずですが、むしろ試合中は晴れ間も出るくらいで、雨が降って多少涼しい方が良いような気もするくらいの気候でした。
さて、今日は浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグを観戦。前節は、ユースと時間が被ったため、足を運べませんでしたが、聞いたところによると試合は敗れたものの、内容は悪くなかったと言うことでした。実際に見ていないので語れませんが、柏レイソル戦の時のような一進一退の中で、一つのゴールで勝敗が決まったという競った戦いだったのでしょう。
ジュニアユースに関しては、結果が出ない試合がポツポツ出始めているものの、チーム作りとしては至極順調にここまで来ていると考えています。その中で、大きな殻を破るための壁にぶつかっている段階。その壁も徐々に破りつつあると考えています。
では、試合の話に移ります。
この試合のスタメンは以下となります。
GK1番関敦也、DFが左サイドバックに12番関慎之介、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに4番轡田登と15番高橋海翔、MFが左に3番渡辺陽、右に13番中嶋海登、真ん中に8番松高遼と23番立川将吾、FWが左に10番萩原大智、右に9番町田ジェフリー
となります。
序盤は、互いに様子をうかがうような展開となります。暑さを考えて、ある程度動きをコントロールしているように見える部分と、相手の守備陣が器用に対応してくるところで、なかなか攻撃の起点が作れない浦和、同様に相手の攻撃に関しても、浦和がバランスよく跳ね返すことができていました。
相手の前線の選手が、浦和のバックラインがボールを持った時に激しくプレスに来る意図が見え、守備が不安定な状況であれば、ここでミスパスなど出てしまうこともあるのでしょうが、浦和の守備も安定しているため、問題なく対処していきます。
前半は、大きなチャンス自体互いにどちらも少なく、相手の攻撃を防いでから、攻撃に転じた時の基本的な攻撃パターンで攻め入ろうとすると、上手く相手に対応されるため、大きなチャンスになりそうな場面としては、例えば15分の23番立川将吾が中盤でインターセプトして高い位置で反撃に転じた場面だったり、19分の4番轡田登からの右前線へのロングフィードに対して、ディフェンダーが先に反応したものの、そのこぼれ球を13番中嶋海登が奪って攻め上がった場面のような、相手に跳ね返された後のボールに先に反応できるようなプレーなど、相手が守備に気持ちを転じる前に仕掛ける形など以外では、なかなか思うように攻め込めない印象がありました。
20分には、左から10番萩原大智がドリブル抜け出し、折り返しのパスを受けた3番渡辺陽がシュート。これは、キーパー(ディフェンダー?)に跳ね返されるものの、そのこぼれ球を23番立川将吾がシュートするもこれも跳ね返されます。
22分には、左から3番渡辺陽が持ち上がり、追い越す12番関慎之介にパスをつなげ、自らは中のスペースへ走り、12番関慎之介からのクロスをヘッドで折り返し、5番河内渉真がシュートを狙うなど、浦和が仕掛ける場面がこの時間帯は続いたものの、決定的な場面とまでは行きませんでした。
25分の、23番立川将吾がアウトサイドで縦のスペースに出したところに9番町田ジェフリーが抜け出して仕掛ける場面がありましたが、こういう相手が予測しない狙いどころのパスなどももう少し多くなると良かったと思います。
28分に、4番轡田登が中盤でプレスをかけてインターセプトに成功し、8番松高遼にパス、素早い展開で左前線をペナルティエリアに向かって走り出す3番渡辺陽にパスが通り、ペナルティエリア内か、僅か外で相手選手に倒されたようにも見えましたが、これは、ファールなしの判定。
29分には、15番高橋海翔からの前線への縦パスを9番町田ジェフリーが落とし、23番立川将吾につなげ左前線に大きく展開して3番渡辺陽が攻め込む形がありました。
中盤でのインターセプトからの早い攻撃と共に、前線でポストプレーを9番町田ジェフリーがしっかりできた時にはスムーズに攻撃が展開されていたことを考えても、こういう形が思ったほど作れていなかったため、9番町田ジェフリーが意識して、ポストプレーで見方を生かすための力強いプレーを増やせるかも今後の課題かと思います。できるのですから、やればやるほど、周りの選手も動きやすくなるので、もっと増やせばチャンスは増える。ここは、ポイントですね。
34分に、再び10番萩原大智がドリブルで持ち上がり、相手ディフェンダーが囲む中で、右サイドの13番中嶋海登へのパスを選択し、13番中嶋海登が持ち上がってシュートを放つも枠を捉えられず。
35分に、左サイドから攻め込まれ、角度のないところからのシュートが枠を捉えて失点となります。
前半は0-1で終了。
後半スタートから、9番町田ジェフリーに代えて7番伊藤敦樹が入ります。
開始早々から、相手キーパーへのバックパスに10番萩原大智がプレッシャーをかけてキックミスを誘うなど、得点への意識が感じられるプレーが見られます。
5分に、10番萩原大智から3番渡辺陽、13番中嶋海登とつなげてシュートを放ちます。
10分には、10番萩原大智が、相手ディフェンダーのプレッシャーを受けてバランスを崩しながらもシュートまで持ち込む場面を作ります。このシュートは、相手ディフェンダーにわずかに当たり惜しくも右にそれ、コーナーキックのチャンスになりました。
20分には、5番河内渉真からのパスを受けた13番中嶋海登が枠を捉えたシュートを放つも、キーパーの好セーブに阻まれます。
このプレーから生まれたコーナーキックのチャンスからの流れで、5番河内渉真からのパスを受けた4番轡田登がシュートを放ち、いったんは防がれるも、こぼれだまを5番河内渉真がつめてゴール。
1-1の同点に追いつきます。
27分には15番高橋海翔からのパスを受けた3番渡辺陽が持ち込んでシュートを放つもここはキーパーに防がれます。
得点を奪う意識が高い時間帯ということで、リスクを負ったポジションは相手にも狙われるということで、互いに大きなチャンスになりそうな場面が増えてきた残り10分の中で、30分に決定的な場面を作られるも、相手のシュートは枠を外れ
ます。
この時間帯のチャンスで先に得点を上げたのは大宮でした。38分に、サイドから個人技も含めた連携で突破され、失点。
1-2となります。
その後、10番萩原大智に代わり26番シマブク・カズヨシを投入し、4番轡田登も前線に入り、パワープレー気味にプレーする中で、力強くキープして枠を捉える惜しいシュートがあったものの、ここも相手キーパーの好セーブに阻まれて得点できず、その後セットプレーのチャンスを何度か得たものの、得点は決まらず、結果1-2の敗戦となりました。
この試合の後、40分1本の練習試合が行われました。
この試合のメンバーは以下
GK18番宮川聖冬、DFが左サイドバックに29番荻原拓也、右サイドバックに28番山崎広大、センターバックに21番大西翔也と2番浅賀祐太、MFが左に26番シマブク・カズヨシ、右に27番長倉幹樹、真ん中に17番平野正人と6番知久航介、FWが左に19番清水裕太、右に7番伊藤敦樹(20分⇒9番町田ジェフリー)
となります。
この試合は、先制を許したものの、6番知久航介のゴールで追いつき、結果1-1でした。
試合全体を見た中で、大きなチャンスの場面を考えた時に、枠を捉えきれなかったシュートも多くありましたが、今日の試合を冷静に振り返ってみると、相手キーパーの好セーブに阻まれただけで、そのシュートが得点になっていてもおかしくないという手ごたえを感じるシュートも2本、3本は、ゴール以外にありました(相手にもありましたけどね。)
結果的に、今日もギリギリの勝負のところで敗れたという試合で、実際どちらが勝利してもおかしくない内容だったと思います。
正直なところ、最初にも書きましたが、結果が付いてこない状況になっていますが、それほど心配な要素はありません。悩んで話し合って、自ら殻を破る時を楽しみに待っている感じです。
攻撃的な部分で個人で打開するべき時と、組織的に崩すサッカーで相手守備陣を混乱させる。これらのバランスが、チームとしてはまってくれば、浦和を止められるチームはないと思っています。
ただ、組織的なサッカーに終始するタイプのチームにはなってほしくないという思いがありますし、前線でゴールに貪欲にガツガツ向かって行くようなプレーの割合が多いのが浦和の色だと思うんですね。
なので、組織的なプレーを意識する部分ではまってしまうのであれば、今年の攻撃部分の強さの原点である、前線での個々の力で打開するプレーの意識を再び高めても良いかと思うんですよね。
守備で固められて跳ね返されても、こぼれ球をまたシュート、そのこぼれ球もまたシュート、で結果的に決めてしまうとか、あれだって、ある種崩しですし、チームプレーですからね。
攻撃が上手く行っているという感覚を持っている時の方が、組織的なプレーへも意識が回りやすいという安易な考えではあるんですけどね。ある種、気楽にやる部分を作るのも良いかと。で、ゴール前では鬼のように(変な表現ですがw)
そんなこんなで、公式戦としては、来週から夏の全国へ向けた戦いに切り替わります。トーナメントという厳しい戦いになりますが、今一度書きますが、チームとしてのバランスは良いですし、今の時点でも全国には普通に出場できる(するべき)チームです。その強さに自信を持ちつつ、相手には敬意を払いつつ、突き進んでもらえればと思います。
チームとして話し合いをするのであれば、自分の意見が正しいと思っていても、10のうち7は自分の主張を通しても、3は仲間の意見を尊重して協力する。それをみんながやることで、チームとしての連携もより上がっていくと思います。
楽しみにしています!
ではでは。
おまけの写真。