高円宮杯U-18サッカーリーグ・プリンスリーグ関東2013/07/21 第9節 – 浦和レッズユースvsFC東京U-18 1-2敗戦・・・それでも致命的な状況にはなっていない

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2013年7月21日

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

第3グラウンドでは、開幕戦に試合が行われたものの、浦和レッズユースのある種の験を担ぐ場所、勝利を多く目にしてきた場所である埼スタ第2グラウンドで今年初めての浦和レッズユースの公式戦が行われました。

プリンスリーグにおいては連敗中で、いったん流れを勝ち切るためには最適のタイミングと場所だとは思っていたのですが、そう思うようにはならないものですね。

試合の流れ、大まかに書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに6番吉原大、センターバックが左に4番茂木力也、右に5番齋藤一穂、MFがボランチに8番須藤岳晟、左に10番関根貴大、右に9番小川紘生、真ん中に7番広瀬陸斗と14番斎藤翔太、FWが11番進昂平

となります。

う~ん、11番進昂平がスタメンだったり、前回の柏レイソルU-18戦から比べると、いくつかの変化も見られたものの、何かチームとしてのバランスと言う部分では、見ていてもどかしさを覚えるような展開になりました。個々の選手のプレーの質とかそういう部分ではなく、バランスの部分です。改めて書くべきことでは無いと思うので割愛します。

プリンスリーグでは、浦和と共に苦しんでいるFC東京U-18との対戦ですが、実際にFC東京U-18のサッカーはここ最近は見ていなかったので、実際どのような状況なのか気になっていたのですが、確かに、これまで浦和が対峙してきたやりにくいFC東京U-18とは、全く別の印象を受けました。相手の研究より、自らのサッカーを求める方が大事という考え方なのかもしれませんが、浦和がやられたらやだなと思われる狙われどころに対して特に厳しく来るわけでもなく、浦和もスムーズには行っていないものの、結果を求めることはできる試合かなという印象も持ちつつ試合を見ていました。

試合開始から、プラスに感じた要素として、10番関根貴大が基本的なポジションは、頻度の多い中盤の左なのですが、意識的に中盤に入ってきてプレーする姿が多く、そこからチャンスになる場面は結構ありました。

試合開始早々に、そういったプレーから10番関根貴大が左サイドでパスを受けると、中へ持ち込みながら追い越した7番広瀬陸斗にパスを出し、更に左サイドを駆け上がる3番森亮太へ繋げてサイドから仕掛ける形を作りました。この形はテンポよくて良かったと思います。

1分に、14番斎藤翔太にパスが入り、抜け出す10番関根貴大にパスを通し、シュートまで持ち込む形を作ります。このように、14番斎藤翔太にパスが収まると攻撃でプラスになる展開が多くなるものの、前半は、あえてそうしているのかと思うくらい、14番斎藤翔太に楔のパスを入れて攻撃しようという展開が見られませんでした。

これは、ベンチからもたびたび声が聞こえたので、決まり事などではなく、言われたことができていなかったのだと思いますが、11番進昂平の後ろのスペースが大きく空き、そのスペースを有効に使うことができず、いわゆる前線孤立状態が続いていました。これを11番進昂平の動きが悪いと見るか、それ以外に原因があると考えるかは、人それぞれだとは思いますが。

5分に、4番茂木力也からのロングフィードが10番関根貴大が抜け出した裏のスペースにピンポイントに入り、相手キーパーとどちらが先に触るかというギリギリの惜しいチャンスになりますが、ここは決められませんでした。

同様に9分には、3番森亮太からの縦パスが10番関根貴大に通るも、ここは上手くコントロールができず。

13分に、相手に危険なヘディングシュートを放たれますが、失点にはならず。

15分には、7番広瀬陸斗からのインターセプトから攻撃がスタートし、10番関根貴大、7番広瀬陸斗とパス交換し、ディフェンダーがブロックするところをやや強引にシュートを狙います。

17分には、4番茂木力也のロングフィードが7番広瀬陸斗に入り、11番進昂平に落とし、11番進昂平がドリブルからキープ、そして左から抜け出す10番関根貴大にパスを通し仕掛けていく形を作ります。

20分に、7番広瀬陸斗から10番関根貴大、14番斎藤翔太とパスが通り、14番斎藤翔太がシュートを狙う形を作ります。ここはディフェンダーにコースを変えられゴールになりませんでしたが、コーナーキックのチャンスにはなりました。

そして、迎えた24分にコーナーキックのチャンスからニアに走りこんだ6番吉原大が頭で合わせる見事なゴールで浦和が先制します。

1-0。

30分くらいからは、浦和のここ最近の失点が増えている一つの理由でもあり、先週末の練習試合でも散々言われていた部分が中途半端になることで危険になる場面が多く見られるようになってしまいます。

いわゆる、相手の攻撃に対して、ここを抑えなければならないというところでプラスが甘かったり、人任せになるような相手に攻められたときの守備の連動のなさが招いたピンチですね。

34分には、ペナルティエリア付近で寄せが甘くなり、狙い澄ましたシュートがポストを叩き、こぼれ球に詰められたものの、これはオフサイドの判定に助けられます。

37分に、7番広瀬陸斗から3番森亮太、クロスに14番斎藤翔太が狙う形を作ります。

41分には、7番広瀬陸斗、14番斎藤翔太、9番小川紘生、14番斎藤翔太とパスが回り、前線の11番進昂平にパスが渡り、左から勢いよく走りこむ3番森亮太にパスがつながりシュートまで持っていくも決めきれず。

このままリードした形で前半を終えて置きたかったものの、前半終了間際に、また守備の部分での甘さからピンチを招き、ここをしっかり決められてしまい1-1とされ、追いつかれた形で前半を終了します。

後半はスタートから、5番齋藤一穂に代えて2番細田真也が入ります。右サイドバックに入っていた6番吉原大がセンターバックにポジションを変え、2番細田真也が右サイドバックにという形になります。

後半スタートは、交代で入った2番細田真也の思い切った攻撃的なプレーで数回チャンスを作ります。

5分には、クロスバーを叩くミドルシュートを放ち、9分にはフリーキックのチャンスから10番関根貴大が蹴ったボールが相手ディフェンダーに当たり跳ね返ったところを再び2番細田真也が狙うも、これはキーパー正面。

連動性の部分で今日の試合で気になった要因の一つとして、例えば前半は、ほとんどパスが入らなかった14番斎藤翔太にパスが入るように後半はなったものの、それによって消えてしまう選手がいるんですね。要するに、数人の選手が連動してではなく、攻撃のパターンがどちらかに偏る中でのシンプルな個人任せな仕掛けが多いとも言えてしまうわけで・・・。

10分前後の攻撃の部分で、10番関根貴大が中盤でパスを受けドリブル、いったん14番斎藤翔太に渡し、14番斎藤翔太は、前のスペースにパスをだし10番関根貴大はスピードに乗ったままそのスペースで再びパスを受けて仕掛けるという形が見られました。ここでは、シュートまで持ち込み、コーナーキックを獲得します。

同様に13分にも、14番斎藤翔太、10番関根貴大とパスが回り、抜け出した9番小川紘生に通して仕掛けていく形を作ります。

浦和のチャンスの場面を挙げていますが、流れが良いとも言えずなのですが、14分にサイド攻撃から折り返しを豪快に押し込まれてしまい1-2と逆転されてしまいます。

直後の17分に、3番森亮太が気持ちの入った左サイドからの突破を見せてクロス上げると、相手の頭でのクリアボールが、もう少しずれればオウンゴールを生んだかもという同点のチャンスが生まれますが、残念ながら決まらず。

25分に、8番須藤岳晟と14番斎藤翔太に代わり、27番邦本宜裕と13番條洋介が入ります。

交代の直後にも相手のシュートミスに助けられる危険な場面を作られます。

32分に、9番小川紘生に代えて22番荒木聡太が入ります。

残り10分~15分の中で、交代出場した13番條洋介の相手を出し抜く狙いどころのパスなどで浦和が同点ゴールに近いチャンスを作る回数は増えました。

35分には、13番條洋介が何気なくやった割には、結構凄いところを狙うよなというようなスペースにアウトサイドで出したところに7番広瀬陸斗が反応し、そのままサイドをドリブルで駆け上がりクロスを上げる形を作ります。

同様に、気持ちの入ったプレーで左サイドを駆け上がる3番森亮太に13番條洋介からの眺めのパスが通り、仕掛けます。

39分に、再び危険な形を作られるものの、ここは18番関口亮助が防ぎます。

41分には、13番條洋介が10番関根貴大にパスを出して前線に走り、再び10番関根貴大からのパスを受けるとそのままペナルティエリアの深い位置まで持ち込んでクロスに対して誰かが触れればというところで、11番進昂平は反応していたものの触れず、ファーの位置に走りこんでいた4番茂木力也が何とか合わせるも、サイドネットでゴールにならず。

試合終了間際には、10番関根貴大から右サイドを走る7番広瀬陸斗にパスが通り、持ち込んでのクロスに22番荒木聡太がヘッドで合わせるも、枠を捉えきれず。

結果、1-2の敗戦となりました。

さて、淡々とチャンスの部分とピンチの部分を書いてきた後半でしたが、なんというか、そこには申し訳ないのですが、見ている側に伝わってくるような負けたくないという気迫が感じられたかと言われれば、ほとんど見られませんでした。

それぞれの選手は頑張っているのは分かるんですけどね。

ということで、プリンスリーグの前半戦最終戦は、敗戦と言う結果で終わりました。

勝った試合は選手のおかげ、負けた試合は監督の責任とは、こういう世界では良く言われることですが、はっきり言って、今日の試合の敗因の部分を考えると監督の責任ではないと断言できてしまう部分も多々あります。

それは、失点の形において、先週末の練習試合でもたびたび、ここでこういうプレーをしたらやられるということをはっきり何度もベンチから言われているのに、結果的にその部分ができなかった。相手のミスにも助けられて実際の失点は2点だけでしたが、相手の攻撃に対してこういう対応をしたら、やられるという守備を実際してしまったために生まれたものでした。これって、本当に監督やコーチ陣の方々が口を酸っぱくして言っている声が常に聴こえてくるので、やらなきゃだめですよ。

選手の起用や配置に関しては、練習試合や公式戦の途中からという部分では、個々の能力ではなく、チームとして上手く機能させるためにはこの形を熟成させていけば良いという形は、何度も見てきました。なので、そこを重要視しているように感じられなかった今日の試合においては、何も言うことはありません。何か、そうしなければならない理由があったのかな程度に考えておきます。

ブクメは、多く足を運んでいるので、細かい要素を考えて深いところまで考えて、表面的なものを見ないようにしてユースを見ようとしているのですが、あまり頻繁に足を運べない方が今日の試合を観戦していて、1つの試合としてフラットに見た時に、試合についての声を聴いてみると、個人が頑張る姿ばかりが目立って見ていてもどかしいというようなニュアンスの声も聞こえました。

極端に言うと、プロになるために自分に本当の意味で厳しくなれている選手がどの程度いるのかと少し疑ってしまいます。

少なくとも、今日の相手の出来を見る限りでは、勝利で終えておくべき相手だったと思っています。明らかにここ数試合の相手とは違いましたので。試合後にモヤモヤモヤモヤしていて、このモヤモヤをどうしてくれようかと思っていたのですが、レッズランドで、この試合に出場しなかった(出場時間の少なかった)メンバーを中心に紅白戦が行われると聴いたため、場所をレッズランドに移して、紅白戦を眺めてきました。

緑ビブス組vs黄色ビブス組。試合結果は、緑ビブス組が3-0で勝利していたと思います。邦本宜裕と安東輝と、もう1得点は確認できませんでしたが、なんというか、この紅白戦観戦を持って、ようやく気持ちが落ち着きました。

これだけ、悪い流れがプリンスリーグで続いていると、通常は流れも逃げていくはずです。それも、4連敗もしてしまったら、後半戦があるとは言っても、かなり昇格は厳しいという状況に陥るはずです。なんか、不戦勝で勝ち点3が自然と入ってしまうチームがいたりで、更に浦和としては、アンラッキー(?)な状況がありますが、まだプレミアリーグ昇格のチャンスを得られる3位以内を考えれば、その勝ち点差は7しかありません。

残留争いではなく、昇格争いを謳って良い試合数と勝ち点差です。

ということで、なんとなく「大会が変わるし、切り替えればOKだよ~」なんて今は言いたくもないのですが、ここしばらくの悔しさを持って、最低限でも必ずやることを確認して、チームとして連動するために、もう少しチーム間でのコミュニケーションをしっかり取って、クラセンで暴れてやりましょうよ。

ではでは。

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レッズランド2013年7月21日レッズランド2013年7月21日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけの写真です。