関東ユース(U-15)サッカーリーグ2013/10/05 第20節 浦和レッズJrユースvsFC東京U-15深川 5-0勝利・・・やっかいなタイプの相手も再戦で撃破!

FC東京深川グラウンド2013年10月5日

どうも、浦和サポブクメです☆

思い返せば、今日の対戦相手のFC東京U-15深川は、今年の浦和レッズジュニアユースの開幕戦引き分け以降の2節からの連勝快進撃を止められた相手なんですよね。戦術以上に、力強さを感じさせるサッカーで勢いに乗せると一気にやられるような印象であり、前回の対戦の時も、相手のペースにはまって混乱してしまい、スムーズにチームがきすぎていて、その逆境を跳ね除けられずにやられたような記憶があります。

今回も強引にこじつけると、夏の全国大会での中断期間を経てから連勝で勝ち点を積み上げる中での対戦になるわけですね。今回は、会場をFC東京深川グラウンドに移しての再戦となります。

先週の東京ヴェルディジュニアユース戦で、組織的な守備の質の高さと攻撃力で完勝した浦和レッズジュニアユースにとっては、もしかすると今日のほうがやりにくい相手だったかもしれませんが、先週とはまた違った強さを見せ、今節も大勝を飾ってくれました。

では、試合に移ります。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに28番橋岡大樹、右サイドバックに5番河内渉真、センターバックに12番関慎之介と15番高橋海翔、MFが右に11番川上エドオジョン智慧、左に3番渡邊陽、真ん中に2番浅賀祐太と17番平野正人、FWが左に4番轡田登、右に10番萩原大智

となります。

8番松高遼が久しぶりにメンバーから外れ(怪我かも!?)、2番浅賀祐太がボランチの位置に入り、15番高橋海翔がセンターバックに、そして左サイドバックに28番橋岡大樹が入っています。

また、U15日本代表でチームを離れていた3番渡邊陽が戻り、左サイドバックでスタメン出場となりました。

小雨が降るピッチで、芝もけっこうめくれ上がるややコンディションとしては、やりにくい状況ではありましたが、前半スタートから、浦和が主導権を握り試合が展開されます。

開始すぐに11番川上エドオジョン智慧と10番萩原大智で仕掛ける形や、左サイドバックの28番橋岡大樹からの縦パスを受けた3番渡邊陽が10番萩原大智につなげて仕掛けます。

相手に前線から激しくプレスをかける意図はあったのでしょうが、浦和の選手が細かく早くパス回しから仕掛けていくことで、そこまで相手のプレスを脅威に感じず仕掛ける回数が多くなっていたことや、雨のためにコントロールがうまくいかないケースは両チームとも多くなっていたものの、セカンドボールへの反応は全体的に浦和が優っている印象でした。

また、数試合ぶりに浦和としての公式戦のピッチに立った3番渡邊陽が左前線や中盤に流れながら、パスを受けてキープすることができるため、そこからの展開も多くできていたと思います。

この試合最初の大きなチャンスは、5分。2番浅賀祐太からのパスに抜け出した10番萩原大智がシュートまで持ち込みます。

たびたび書くことですが、攻めていてもなかなか先制点が取れないと難しい展開に一気に変わる可能性があるという部分も心配する必要もなく、7分に4番轡田登のゴールで浦和が先制します。1-0。

前の試合でも後半の途中からボランチの位置に入っていた2番浅賀祐太ですが、17番平野正人と組んだボランチで安定感のあるプレーを見せてくれました。

17番平野正人も前の試合では、特に読みの部分が際立っていましたが、今日は、どちらかというと、体の使い方での球際でのプレーの質の高さが目立っていた印象があります。大きい選手とのマッチアップでも、体をうまく使ってボールを失わずプレーできている回数が多かったと思います。

先制点以降も浦和の攻勢が続きます。

10分に11番川上エドオジョン智慧の意表をついたヒールでのパスから4番轡田登がシュートまで持ち込む場面や、15分には、左前線でパスを受けた3番渡邊陽が中央へ横へのドリブルでボールを運び、17番平野正人を経由して、右前線のスペースに駆け上がる5番河内渉真へパスを通し、クロスボールを再び受けた3番渡邊陽が、11番川上エドオジョン智慧にパスを通して、あと一歩でゴールという形を作ります。

20分には、3番渡邊陽のドリブルから、10番萩原大智にパスを出し、左前線に開く4番轡田登にパスを通します。

このように、前線で3人以上が絡んだ攻撃が以前に比べて格段に増えています。

時折相手の攻撃を受けた場合に関しては、15番高橋海翔と12番関慎之介が、気の利いたポジショニングとカバーリングの意識の高さを見せ、最後のところで相手に仕事をさせない動きを見せていました。

また、今日の印象としては、3番渡邊陽がドリブルで仕掛けていくというよりは、比較的キープして周りを使うという意識を高くプレーしていた印象があり、これにより左サイドバックに入った28番橋岡大樹が攻撃参加できる回数も多くなっていました。実際、惜しいミドルシュートだったり、クロスボールがあと少しコースがゴールに向いていれば直接入った可能性もあるようなきわどい場面など、そこからのチャンスも多くありました。

サイドバックからの攻撃参加というと、右サイドバックの5番河内渉真のサイドからの印象が強いですが、今日に関しては、両サイドが頻繁に攻撃参加する場面が見られました。

そのような流れで、しっかり前半の早いうちに先制することに成功した浦和ですが、前の試合同様に、ここで追加点を決めておけると楽になるという時間帯にこの試合でも追加点を取ることに成功します。

細かいところを見逃してしまったのですが、30分にサイドからの仕掛けの中で3番渡邊陽がゴールに迫る中で、相手キーパーがひきつけられたところで、近くにいた4番轡田登に3番渡邊陽が少しマイナスになるパスを出したところで、4番轡田登が迷わずループシュートを狙い、前にでていた相手キーパーの頭上を越えるゴールを決めました。

前半終盤には、相手の力強い仕掛けで何度か危険な場面を迎えるものの、ゴールを割らせず前半を2-0で折り返します。

後半スタートから、3番渡邊陽に代わり24番シマブク・カズヨシが入ります。

開始早々の1分に、2番浅賀祐太がミドルシュートを放ち、相手キーパーに防がれるものの後半も浦和ペースで進みそうな立ち上がりになるかと思われたのですが、後半開始からしばらくは、どちらかというと相手の得点を取るという気持ちの入った力強い(実際に大きな選手も多いのでより迫力は感じる)攻撃を受けるような時間が多くなります。

10番萩原大智のミドルシュートだったり、カウンターの形での4番轡田登から10番萩原大智のスピードを生かしたパスでの攻撃など、やや単発にはなるものの相手の攻撃をしのぎながら浦和が攻撃する形も作ります。

今日特によかったのは、相手の時間帯だな~という、起こりうる状況の中で、しっかり「受け身になるなよ!」とチームの中で声をかけながら、相手のペースに飲み込まれないように声を出して立て直していたことですね。ちょっとしたことですが、重要なことです。

6分に、決定的な場面を作られるも1番関敦也の好セーブで失点を免れます。この時間帯は、危険な位置でファールをしてフリーキックのチャンスを与えるなど、あまり思うように行かない時間帯になりましたが、球際のところで強く、集中して跳ね返すことができており、相手がリスクを負って取りに来ている時間帯に守りきれたことが大きかったと思います。

そして、耐えた結果、19分に10番萩原大智が相手にとってかなり大きなダメージとなる3点目を決め、3-0とします。この3点目以降は、再び浦和のペースとなります。

25分に、17番平野正人に代えて23番立川将吾が入ります。

直後に得たフリーキックのチャンスで5番河内渉真からの高めのボールを28番橋岡大樹が合わせ、これがゴール左隅をとらえ、4-0。

30分に4番轡田登に代えて13番中嶋海登が入ります。

32分には、28番橋岡大樹から10番萩原大智、24番シマブク・カズヨシと展開し、折り返しのパスを受けた23番立川将吾がシュートを狙います。

33分には、13番中嶋海登からの裏へのパスに抜け出した24番シマブク・カズヨシがシュートを狙うも惜しくもキーパー正面。

33分に、28番橋岡大樹に代わり26番荻原拓也が入ります。

この交代の直後の34分に、この試合のだめ押しとなる得点が生まれます。

10番萩原大智を起点に、右前線の11番川上エドオジョン智慧にパスをだし、10番萩原大智はそのままペナルティエリア内に走りこみます。11番川上エドオジョン智慧からの折り返しのパスを10番萩原大智がスルーして、そのコースに走りこんでいた23番立川将吾が押し込んでゴール!

この後、相手のあきらめない攻めの姿勢で1点奪われてもおかしくないというくらい攻め込まれた場面があったものの、1番関敦也が連続で反応して(3回か4回くらい、決まってもおかしくない相手のシュートを跳ね返してました。)失点を許さず。

39分に2番浅賀祐太に代えて6番知久航介、40分に10番萩原大智に代えて29番樋口颯太を投入。

結果、前節同様の5-0大勝で終了でした。まあ、すごいです!

多少の運は味方につけたものの、今日の無失点は価値のあるものだと思います。特に、今日の相手のように激しく強く得点を奪いにくる相手の場合には、たとえば先週のような組織的な守備でも勢いで突破されてしまうこともあり、こういう流れから得点を取られてしまうと、さらに相手を勢いに乗せてしまうんですね。

だから、今日のように、相手の勢いのある時間帯をしっかり理解して、落ち着いて跳ね返して流れが戻るのをじっくり待ち、その流れを変えるチャンスをしっかりものにして再び自分たちのペースに戻してしまうような戦い方も必要です。

先週のコンディションと比べると、今日は、対戦相手のタイプも天候も、ピッチコンディションも、思い通りのプレーがやりにくくなっており、そういった少し違った環境下での戦いでも、しっかり力を見せることができたのは大きいと思います。

さてさて、何か、聞いた話によると「実際何枠なの?」と言われていた関東U15リーグの上位チームに与えられる高円宮杯の予選免除でのダイレクトでの出場権獲得の順位が5位までとなったというような話が入ってきました。

今後の対戦カードや、当該チームの直接対決などを考えると、今日の大勝で浦和の5位以内は、ほぼ間違えないのですが、まあ、確保したから満足とか、そういうチームではないですから、この枠に関しては参考程度にさらに上のレベルのチームを目指していってください。

今日の試合からだって、多くの課題は見つけることはできると思いますし、プレー面ではないですが、たとえば、今日少し気になったのは、試合終盤に、5番河内渉真や1番関敦也がチームを鼓舞する声をあげていた時に、呼応する選手がいない時などが何度かあったと思います。こういうちょっとしたところを楽な展開の時だからと、軽く流してしまうのは、あまりよくないと思います。

これは、実際そうならなかった今日の方が良いに決まっているのですが、個人的には、後半の序盤の受け身になっている時間帯に仮に1点返されて1-2になっていたら、今の浦和のチームはどのような戦いを見せてくれたのかというところが見たかったような気もしています。

再延期になったジェフユナイテッド千葉戦がいつ入るのかはわかりませんが、次は、もう一つの倒しておかなければならない相手、柏レイソルU-15ですね。今日は、ユースではなく、ジュニアユースに足を運びましたが、来週末は、ユースの試合に足を運ぶ予定です。なので、実際に試合を見ることはできませんが、全国優勝を目指すうえでは負けられない、関東U15リーグでの優勝を争う上でも負けられない一戦での勝利の報告を楽しみにしています!

ではでは!

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