関東クラブユースサッカー選手権(U-15)2016/07/03 – 浦和レッズJrユースvs横浜FC Jrユース 2-1勝利・・・前進をしっかり感じた試合で全国をもぎ取った

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どうも、ブクメです☆

2日のブログでも少し触れましたが、バタバタと動き回ったりしていた関係で、ブログを書くのが遅れてしまいました。

さて、日曜日は、群馬県の宮城こと、宮城総合運動公園に足を運び、浦和レッズジュニアユースの夏の全国を決める戦いを観戦してきました。

3回戦で大宮アルディージャジュニアユースに惜しくも敗れた浦和レッズジュニアユースですが、この段階で出場が決まった関東の全国大会出場8枠から、残る6枠を争う戦いに移ります。

負けてもあと1度チャンスがあるというのは、良いようで悪いようで、例えば、関東U15リーグでも、冬の全国大会というのは、リーグの上位は予選を戦わずに本戦に出場できるのですが、チーム状態として、もう少しギリギリの戦いを踏まずに全国に進むと、苦しい戦いになってしまうのではないかと思っていて、それでも全国大会を経験できることとできないことで、全国の強豪を肌で感じて戦って得るものが得られないなど、まあ、難しいものです。

その点では、私が感じたというだけですが、この全国へ向けた戦いの歩みというものは、今の浦和レッズジュニアユースにとっては、最高の歩みになったと私は感じています。

その辺は、また最後に触れますね。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンと交代は以下。

GK25番鈴木彩艶、DFが左サイドバックに2番清水楽人、右サイドバックに5番奥山亮介、センターバックに3番高橋孝太と6番苗加慶太、MFが左に7番冨田蓮、右に13番石橋遼大(後半13分⇒19番佐藤優斗)、真ん中に14番千葉希と10番鳥海颯、FWが左に20番松村大也、右に9番森田悠仁(後半40分⇒16番柳原光希)

となります。

まず、いつもいつも書いている試合の入り。凄く良かったです。この試合では、スタートから、球際のプレー含め、競り合い、こぼれ球への反応など、集中力高く、チーム全体が相手よりも勝って入ることができました。

そのため、例えば、開始2分くらいには、相手の攻撃の際の隙を2番清水楽人が、しっかり狙ってインターセプトして反撃できたように、奪って速攻という形もできていました。

勢いよく仕掛けてくる相手前線の選手に対しても、簡単に突破させず、サイドでは、囲い込んで奪うプレーなども見られました。

試合の入りで完全に相手を勝った流れで次に欲しいのは先制点。これも、早い時間で奪い取ることに成功しましたね。

6分に20番松村大也が仕掛けてシュート。やや密集状態でしたが、枠をとらえていたシュートは、相手ディフェンダーをかすめてゴールになり1-0と先制。

リードも奪うことができた。この語も、10分の20番松村大也から一つ下の良いポジションに入っていた14番千葉希にいったん落としてそこから、早い展開で前線に再びパスが供給されて7番冨田蓮が突破を仕掛けていく形など、攻撃の際にも一つ中盤を経由して展開という形がこの試合スタメンで起用された14番千葉希の良いポジショニングから展開されていました。

同時に、バックラインの選手が守備の集中を切らさずに対応して、相手が少しコントロールを誤ったりしたときはすかさずインターセプトしてという形も多くできていました。

見た目のピッチ状態がよく見える、宮城総合運動公園の天然芝のグラウンドですが、今年のユースの試合でも一度利用していて感じたように、実際プレーすると、結構凸凹だったり、グラウンダーのパスで早いパスを意識しないとしっかり転がらない(緩いパスだと、少し距離の長いパスになると思っていたよりもパススピードが遅くなってしまう)というやりにくい状況もありましたが、そのあたりも、浦和の方が上手く対応できていたと思います。

14分には、9番森田悠仁のポストプレーでヘッドで流したところに20番松村大也が反応しての仕掛けでチャンスを作ったりできていました。

欲を言えば、前線でパスが収まるような展開になっていたので、もうひと頑張りで、前線にパスが入る展開になった時にゴール前に走る人数が多くなると、より大きなチャンスになったかなという課題も見え隠れしましたね。

クロスの精度の高い13番石橋遼大や、攻撃の展開で右前線に流れてドリブルを仕掛ける回数が多かった20番松村大也がサイドでクロスを上げるという場面になった時に、少し時間をかけないと人数がペナルティエリア内にいないという状況があったのは、少しもったいなかったですね。

例えば、15分のバックラインからの大きな展開で右から20番松村大也が持ち上がった時に、クロスを上げた段階で、ペナルティエリア内まで走り込めていたのが9番森田悠仁だけで、もう一枚厚めにということで、7番冨田蓮も走り込もうとしていましたが、長いパスからの反撃になるときは、この場面は、少し頑張って、もう何選手かペナルティエリアに向かって走り込む選手が出てくるだけで、かなり得点の可能性が高まります。

気候も気候ですので、配分は必要です。なので、ここはチャンスになりそうというところで、ひと頑張りしてやろうということが、こういう大きなチャンスになりそうな展開でできるかどうかがかなり重要です。体力に自信があれば、とにかくこういう展開では、俺は、毎回走り込んでやるという意識がある選手がいれば素敵です。

さて、攻撃のところでの良かった場面を書きだしていきますと、

17分の攻撃で、右サイドで13番石橋遼大がパスを受けた際に、右の前のスペースに20番松村大也が走り込んだところでそのスペースにパスを出した後に、すかさず13番石橋遼大が真ん中のスペースに走りだした場面など、パスを出した次の動きまで意識して動けているプレーが良かったです。

21分には、14番千葉希のインターセプトから、9番森田悠仁を経由しての13番石橋遼大への展開した攻撃。

28分には、この試合バックラインに入った6番苗加慶太からの長い展開で同じくサイドバックが多い最近でしたが、この試合は中盤左の攻撃的な位置に入った7番冨田蓮への長いパスを通して仕掛ける形でチャンスを作りました。出しての狙いと、受けた選手が気持ち強く仕掛ける姿勢が見られたこの場面は、良かったです。

前半終了間際のカウンターの場面でも、9番森田悠仁と7番冨田蓮が絡んでの惜しい場面を作っていました。

同じく前半終了間際に、14番千葉希のインターセプトから、20番松村大也に出して、ゴールに近ずく場面がありましたが、ここはシュートが枠をとらえきれず。

前半を1-0で折り返し、後半スタートは、点を取りに来る相手に守勢に回る時間帯が少し多くなるスタートになります。

それでも、守備の集中力は高く、簡単に突破を許さず、相手の勢いのある時間帯を回避したところで、15分あたりからは、浦和が攻撃を仕掛ける場面が増え、前半と比べて攻撃の際に、厚みのある攻撃ができる場面も増えていたように感じられます。

16分の7番冨田蓮から20番松村大也、下げたところに少し高めに上がった5番奥山亮介が受けて狙った形や、19分の2番清水楽人から9番森田悠仁にあてて、落として7番冨田蓮が左へ展開して、後半途中から入った19番佐藤優斗が仕掛け、25分にも裏へのパスに抜け出した19番佐藤優斗がディフェンダーとの駆け引きに勝ち、キーパーと1対1になり、惜しくもキーパーに防がれるもこの時間帯は、追加点を奪えそうな空気感が出ていました。

ただ、その時間帯で追加点を奪えなかったところで相手の反撃で、唯一相手の攻撃陣の中で危険な仕掛けをしてくると感じていた選手に決められ、クーリングブレイク(新しい言葉を使ってみたかったので強引にこの言葉を入れてみましたw)の直前に試合を振り出しに戻されると、そこから点を取ったことで相手の勢いのある攻撃の時間帯となりますが、この時間帯も25番鈴木彩艶の好セーブなど含めて集中してそれ以上の失点を許さずも、その後の攻撃の場面で、やや自分で決めてやろうという意識が足りない場面が見られて、1-1のまま延長まで行きそうな雰囲気も若干出ていたところで、19番佐藤優斗が、この試合では、交代で入ってから、やや思うような動きができていない印象があったものの、34分に相手ディフェンダーを前に置くような形だったので、この時間帯の全体的な雰囲気としては、パスの選択になりがちなところで、しっかりゴールに向かって突破を試みたことで結果的に、ゴールを決めることに成功再び2-1とリードします。残り5分くらいのところで5バックにしたものの、この試合で良かったのは、ただ守るだけではなく、狙えるならば3点目を奪おうという姿勢も見せながら、時間を使うところは使いながらというプレーができていたところですね。

38分には、この試合フリーキックなどでチャンスメイクしていたものの、自らの仕掛けが少し足りないかなと感じていた10番鳥海颯が、果敢にドリブルでゴールを狙う姿勢を見せてチャンスを作るなど、攻撃のところでも人数はかけないものの、狙える選手は狙っていくという姿勢を見せつつ、守備のところも集中して、前半同様に相手の攻撃で少しコントロールをミスしたらすかさず奪って前線にというプレーを多くの選手ができており、80分でしっかり2-1で勝利して全国大会を決めてくれました!

本当は、この大会に入ってから、ずっと見てきた中では、毎試合成長が見られ(時には、一歩後退して「あれ?」と思う部分も、試合を追うごとに安定していっている部分もありつつ)、まずは、予選の中でここまでの段階まで来てほしいなと思っていた部分が、この試合でかなり密度濃く見られたので、褒めるばっかりの内容でも今回は良いかなと思っていたのですが、ここは、あくまで通過点ですから、もうこの先のことを考えて、よりこの試合のような戦いの中で、ここでこうできていると、もっと楽にと感じたところでは、ちょこちょこ課題として触れさせてもらいました。

3回戦の大宮アルディージャジュニアユース戦までで、最後の押し込んだ流れも逆転して全国を決るところまでは届かず、悔しさを残して、この試合で、まずここまでの集大成としての課題をクリアして全国で戦うチームとして必要な要素を見せてもらえたことが、大きいです。

勝負に勝てるチームにならないと、全国では勝ち進むことができません。たぶん、細かく書くまでもなく、この予選を通して、何か自分たちがチームとして変わってきたなと感じる部分があるのではないでしょうか。

私は、この大会を通じて、今年の浦和レッズジュニアユースというチームが、よりサポーターとして応援したいチームに変わりました。

気持ちが見えて、伝わってくるものがあって、さぼらず、集中して、戦って、(まだ足りないですが、)仕掛けるところは、多少強引でもゴールに向かう選手がいて、そういうチームが浦和らしいかなと思うんですよね。

まずは、全国出場を決めた。この予選で得たものをベースとして、ここからは本大会までの1か月ほどの期間を大事に戦い望んでくださいね。ある程度戦えるベースとともに、またここからは競争激しく、この大会で絡めなかった選手も、しっかり求められるプレーと自らの特徴を見せてアピールして、さらに厚みのあるチームに変貌して、本大会が見られればと思っています。

・・・というのは、本戦まで関東U15リーグは、あと2戦ありますが、その期間、私は日本にいないため、次にジュニアユースの試合が見られるのが、クラブユース選手権本番という可能性が現時点で非常に高くなっています。

なので、本戦までの戦いは見ることができませんが、ここから、選手それぞれがどのような意識で準備して取り組んできたのかは、本戦で見ることができますので、私はその時を楽しみに1か月ほど待ちたいと思います。

ではでは。

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