クラブユース選手権2019/07/25 浦和レッズユースvs名古屋グランパスU-18 0-2敗戦・・・強さの基準水準と勝負強さ

*今回のブログは、細かいレポート的なものは、書かずに総括的な流れと感じたことを中心に書いています。

どうも、ブクメです☆

クラブユース選手権は、今日から決勝トーナメントに入っていき、浦和レッズユースのベスト16ラウンドの対戦相手は、名古屋グランパスU-18となりました。

公式戦では、地域的なものもあり、あまり多く対戦したことはないものの、割と大きな大会の上の方のラウンドでは、勝っている(調べると、2008年の高円宮杯決勝2015年のJユースカップ決勝で勝利している)のですが、私は、この勝った記憶よりも、これも結構前の話になりますが、2010年のGo for 2014 Cupの3位決定戦(0-4敗戦)の試合のイメージがどうしても頭に残り続けてしまっていて、名古屋グランパスU-18とは、完敗したこの試合で、そもそもの相性が悪いという印象がずっと頭を離れなかったんですね。

一応その時のブログのリンクを載せておきます(第4回GO FOR 2014 CUP 3位決定戦2010/12/28 vs名古屋グランパス 0-4敗戦・・・これが基準)で、実は、今回のタイトルは、このブログを見直す前に書いていて、「基準水準」という言葉を使っているのですが、以前のその試合のブログでは、「基準」という言葉を使っているのですね。無意識に使った似た言葉がありましたが、もちろん、それぞれ若干意味や使い方は違うものの、同じような言葉を試合後のブログで使ったということで、その相手が名古屋グランパスU-18だったという。

似たニュアンスを感じた一戦であり、ある意味、スタートが遅れた新チームのように、時期の意識をずらしながら見て行く必要もある中で、今回も、勝負というところでは、逆転勝利できる局面も作れていたものの、試合内容としては、かなり相手に押し込まれ続けてしまった一戦で、不思議なことに、ここで改めて書こうと思っていた内容に近いことが全く違うその時のチームと、その時相手だった名古屋グランパスU-18に完敗した時に感じて書いた内容に近いものがあるなということで、お時間がある方は、先ほどのリンク先を読んでみてください。

 

ということで、簡単に試合のことを書き、総括的な内容を書きますね。

vs名古屋グランパスU-18戦メンバーは以下、

GK25番鈴木彩艶、DFが左に6番清水楽人(後半16分⇒34番工藤孝太)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と27番山田奈央、MFが左に24番佐藤優斗(後半30分⇒37番高橋悠)、右に22番奥山圭介(後半スタート⇒15番松村大也)、真ん中に4番玉城大志と17番盛嘉伊人(後半22分⇒20番木下翼)、FWが左に7番與那覇航和(後半スタート⇒16番根岸恵汰)、右に13番堀井真海

となります。

表現が雑ですみませんが、正直に試合スタートから感じたのは、柏レイソルのような正確な足元とパス回しと幅を使った攻撃に加えて前線の選手がそれぞれ力強いイメージがあり、「力強い柏レイソル」みたいなイメージを勝手に持って見てしまっていました。

相手に保持される時間が長く、浦和のストロングポイントの一つであるサイド攻撃のところも、かなりケアされてしまっていたこと、あとは、これは、相手ペースになっていたからだけかもしれませんが、どうも、体力的には他チームより余裕があると思われた浦和の方が、それぞれの選手の動きや反応、攻守の切り替えが遅くなっているようにも感じられました。

単発にはなりますが、奪った後のカウンター気味の仕掛けで何度かチャンスを作るものの、そもそもの攻撃回数で相手が多く、やや雑に外れるシュートも多かったもののとにかくシュート意識が高く、前半31分の失点は、その少し前に同じような場面でシュートを外した選手が、同じような場面で今度は調整して見事なシュートを決めてきたという感じでしょうか。

前半では、終盤に、7番與那覇航和と17番盛嘉伊人のポジションを入れ替えたところで、17番盛嘉伊人が味方との距離感を狭めての細かいパスを混ぜた狙いで攻撃を組み立てたところと、13番堀井真海が、強引な仕掛けと、そのこぼれ球も自らのボールにして突破してやろうというプレーをした時間帯に、やや相手が守勢に回り、浦和の時間を作れていました。

後半も全体的には、相手ペースで進む中で、得点が動かないままに向かえた後半残り10分くらいに12番福島竜弥を左サイドバックにポジションチェンジさせたところで、これも、きれいな突破というよりは、リスクもあるけど、とにかく切り裂いて突破してやろうという姿勢を見せたことで、その突破に成功した数回がいずれも大きなチャンスにつながっていました。

最後の最後で、失点をして0-2というスコアとなり、この大会は敗退となりました。

表面的には、「勝敗」というところでは、ひっくり返せる大きなチャンスがあったのも事実です。だから、逆転勝利はできたかもしれませんが、総合的に負けたなと感じたのは、初めてだったかもしれません。

相手チームの事はほとんど知らないので、実は、名古屋も新たな試みを始めたばかりですとかだったらすみませんが、完成度の高さを感じさせる戦いができる相手に、もしかすると、勝敗と言うところでは、この大会のモンテディオ山形ユース戦で勝利するまでなかなか勝てなかったですが、新体制になってからの浦和レッズユースは、どの試合でも相手を圧倒する時間が作れていた(フィニッシュが決まらない)と思うのですが、この試合では、それが作れないままに終わってしまったという悔しさもプレーしていた選手には残ったと思います。相手に飲まれたところもあり、また、選手同士がこれまでと比べて動きが重たく感じられた。この理由ははっきりとは私にはわかりません。

これは、私が勝手に感じたことですが、ハーフタイムの監督からの選手に対して書ける言葉や声がいつもより強く伝えようとしているように反対側のピッチにいながら伝わってきました。

ここまでのプレミア含めた試合で、見られたプレーの良いところが集約されて出れば、展開は変わった。でも、それが試合によって出せない相手の戦い方によって出せない。それが出てしまった試合なのかもしれません。だから、今後やることは明確で、個々の武器を研ぎ澄まして、整理整備されてきた守備バランスもより強化する、それが、どのような相手であっても、自分たちが主導できるようになっていく。

この試合でも数選手が見せた、相手に引っかかっても突破してしまうくらいの、突き進む意識。

そして、既に前線に強い選手がいても、放り込むだけのサッカーにはならないような戦い方が現在のチームにはできるので、前線で収まりどころとして強烈なプレーができる選手の台頭も待たれます。

個でできることを研ぎ澄まし、更に、組み合わせでできることも増やす、特徴同士が活かしあって数倍の力を見せるとか、この大会だけでも大きな発見がありました。

前線での強さというところでは、9番波田祥太が見せたプレーがものすごかったわけですが、この2試合は、いなくなってしまったりで、こういうところは、私は、何も言えないです、もう、本当に。。ですが、前線で収める動きをするプレーとして、抜けた強さを見せた、彼の存在と、前線でプレーする選手はもちろん体格やプレースタイルに違いがありますが、やはり、この試合の戦いを見ていても、前線で強烈な強さを持った選手がいて、そこに相手を食いつかせての他の選手が生きるという構図がこの試合では作れなかったのも事実なので、ここを脅かすレベルを目指して前線の選手にはやってほしいです。

勝負強さを付けるためのリスクに挑戦ができるチームにはなってきていますので、チーム全体のレベルを一つ上げるために、個人名をあえて挙げてしまいましたが、9番波田祥太の水準のプレーに近づき追い越すような選手が台頭してくることも必要になるなと感じたのも事実です。

私は、S2リーグも多く見ていますからね。そうなるポテンシャルを感じている選手もいます。でも、まだ足りないです。

新体制のチームも、最初の段階をクリアしてきていますし、選手の表情もなんか、以前よりよくなっているんですよね確実に。

次の段階へ上がるべく、またこの試合とこの敗戦を私自身も頭に刻んで、ここからのチームの、そして、選手個々の取り組みを、より集中して見て行きたいと思います。

課題も多く見つかってしまいましたが、それを上回るくらいの発見もありましたし、私自身は、この大会をかなり楽しませてもらいましたよ。本当にありがとうございました!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

日本クラブユースサッカー選手権(U-18) 2017/07/26 浦和レッズユースvsヴィッセル神戸U-18 0-0引き分け・・・激しい戦いを戦いきり1位通過

どうも、ブクメです☆

昨日の夜から日本に戻っています。浦和レッズユースが挑んでいるクラブユース選手権も既にグループ3戦目。私は、この試合からの観戦となります。そして、準決勝まで観戦することができる日程です。

なんとなく頭に思い浮かべているのは、浦和レッズユースが勝ち進んでいき、決勝まで勝ち進む。そして、ブクメは、決勝は、見られない。でも問題なく優勝する。そう、昨年のプリンスリーグの入れ替え戦など重要な一戦で足を運べない時こそ、力強く戦い抜いて勝利するという構図。うん、それで良いと思います。

ということで、台風の影響で雨が多く、比較的過ごしやすいカンボジアよりも昨日の夜に羽田空港から外に出た時は蒸し暑い、不快指数高いという印象を強く持っていたのですが、聞けば、関東地方は、梅雨明けをしてから雨が多くなったとか。で、この試合も雨、気温も25度程度でどちらかというと涼しいという中での試合になりました。

浦和レッズユースは、グループリーグ初戦の湘南ベルマーレユース、第2戦の塩釜FCユースとギリギリの戦いで競り勝っての2連勝で既に勝ち点6を積み上げながら、ヴィッセル神戸と湘南ベルマーレが1勝1敗(浦和と湘南は得失点差+2で同じ、得失点差では神戸が、だいぶ有利)という状況で最終戦を迎えたため、最終戦で湘南ベルマーレが塩釜FCユースに勝利した場合は、浦和が敗れると得失点差が必ず1以上減り、湘南ベルマーレが1以上積み上げることになるため、勝ち点6でも最終戦に敗れれば敗退の可能性も残した中でのヴィッセル神戸U-18戦となりました。

見方によっては、引き分けOKでもあるのですが、当初、このグループで最も強い相手と思われていて、プレミアリーグウェストで首位の神戸ということで、ゾクゾクするような状況が用意されたとも言えますね。

すぐに翌日に決勝トーナメントがスタートするため、ある意味、勝ち点では余裕があっても、敗退の危険もあるギリギリの戦いを最終戦でもできたうえで、決勝トーナメントに入っていけるというのは、良いことだと思います。過去、この大会のユースで、グループ最終戦に快勝して、逆に決勝トーナメント初戦で、完敗したということもありましたので。

さてさて、前置きは長くなりましたが、簡単に試合の内容に触れますね。あまり見られていないですし、この大会の浦和レッズユースの戦いもこの試合が最初になるため、1試合ごとの変化など書けないので、簡単にです。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番河畑光、DFが左に15番北村龍馬(後半38分⇒12番大桃伶音)、右に4番橋岡大樹、真ん中に17番大城螢、MFが左に6番荻原拓也、右に2番池髙暢希、真ん中左に7番弓削翼、真ん中右に13番白土大貴、FWが左に20番長倉幹樹(後半35分⇒3番大西翔也)、右に10番シマブク・カズヨシ(後半アディショナルタイム⇒8番立川将吾)、真ん中に14番井澤春輝

となります。

宮城総合運動公園のグラウンドは、イメージとして、見た目が良くても凸凹しているという印象を以前から持っていて、加えて雨というコンディションでどうかと思いましたが、思っていたほどピッチコンディションが悪いようにも見えず。いずれにしても、やや肉弾戦の様相が強い、互いにシンプルでいて激しい戦いでぶつかり合うという試合になりました。

テクニックを重視して、細かいプレーや飛びぬけた個人技(対人の強さという意味では、抜けている選手は何人かいましたが)を駆使してくるようなタイプよりもガッツリ向き合って戦える形になり、比較的浦和レッズユースとしては、組みやすい相手だったようにも感じられます。

互いに人数をかけた攻撃よりも、まずバランスを崩さないことが重視され、サイドに攻撃的な選手を配置していた浦和も、最初は、相手がそのスペースを作らせていないから攻撃参加できないのかなとも感じましたが、ある攻撃を抑えるように言われているようにも見えました。逆に、相手は、前線に強靭な選手を置きながらサイドからの攻撃を試みてきた時には、サイドの選手や中盤の選手で囲むような形で奪うこともできていました。

この大会から途中出場で存在感を発揮していたと聞く14番井澤春輝が、この試合はスタメン出場で前線の真ん中に入っていましたが、確かにいるかいないかでだいぶ局面が変わりそうだというプレーを多く見せていました。そして、コーチングも多く聞こえてきました。

前半は、決定的なチャンスは、もしかすると16分のセットプレーでの17番大城螢の枠をわずかに外れてしまったヘディングシュートくらいだったかもしれませんが、右前線で10番シマブク・カズヨシが簡単に奪われずに仕掛けてチャンスを作る場面が比較的多く見られました。

惜しい形としては、24分に6番荻原拓也がインターセプトから20番長倉幹樹に預けて前線に走り、越える形で右サイドの10番シマブク・カズヨシに出したところは、結果的にオフサイドになりましたが、高めの位置で奪って、テンポ良い攻撃で左右に揺さぶる良い形の攻撃でした。

同様に、33分に7番弓削翼が高めの位置で相手の不用意なボールの持ち方を見逃さずに奪って、20番長倉幹樹にパスが良い形で通ればという場面などありました。

崩してという形はなくても、チェイシングだったり、こぼれ球への反応などは、一つずつ浦和の方が優っていた印象があります。チェイシングで言うと、13番白土大貴が相手キーパーへチェイシングして、ミスキックを誘ったという場面もありました。

それでも、やはり相手ゴールを脅かすプレーができていない中で、攻めている数が多いけど、決められないという状況で相手がラッキーな形で得点ということは、サッカーではよくあることで、実際に、前半の終了間際に、相手の放ったシュートがディフェンダーに当たって、決まっていてもおかしくないようなコースに飛んだ場面があったのですが、ここをゴールキーパーの1番河畑光が見事な反応で弾いてピンチを防ぎます。

前半を0-0で折り返し、その時の印象は、先ほども少し書きましたが、強さは見ていてわかる相手ではあるものの、工夫が多い攻撃でないために、集中を切らさず、また不用意なミスをしなければ、後半も無失点で行けるのではないかと考えていましたが、後半に入り、基本的にそのイメージは変わらなかったものの、後半3分くらいに、テンポよくパス回しをする中で、そのコースを狙うかという見事なスルーパスを通されて、決定機を作られてしまう場面がありました。結果的に、相手のシュートが枠をとらえきれなかったので助かりましたが、こういうプレーができる選手もいるんだと一人でびっくりしていました。

後半の15分くらいまでの時間は、相手の攻撃が多い時間帯で、ロングスローを投げられる選手がいるということで、サイドラインを割っても、セットプレーのようなボールが飛んでくるという、対応が大変な場面が多くありましたが、ここを集中して跳ね返すと、迎えた15分に、2番池髙暢希が起点になっていたと思いますが、14番井澤春輝がペナルティエリア内でパスを受けて角度がないところであえてパスかシュートかという強めのグラウンダーのボールをゴール方向に入れ、これは押し込めなかったものの、こぼれ球を6番荻原拓也がシュートというかなりゴールに近い場面を作りました。

一進一退の攻防が続く中で、やや判定などで荒れ気味になるところもありつつ、0-0のまま迎えたアディショナルタイムに再び相手に決定機が訪れシュートも枠をとらえて決まってもおかしくないような場面がありましたが、ここも1番河畑光が反応して防ぎ、結果的に0-0で終了。

もう一つの試合で、湘南ベルマーレユースが勝利したため、もし0-1で敗れていたら敗退になっていたというところをチーム全体で、そして、最後の砦の1番河畑光が防いでグループ1位で突破となりました。

くどいようですが、私は、この大会の前までの2試合を見ていないので、積み上げられたものは、よくわかりません。戦術や指示が良くなったとも思いません。改めて、私は今の浦和レッズユースの育成方針や戦い方が好きではない現状ですが、選手それぞれやチームというところでは、少しずつ、上昇できる条件が増えてきているように感じています。

この試合で、相手選手のラフプレー(橋岡大樹に対してではない)に対してだと思いますが、4番橋岡大樹が、激怒して審判とその選手に対してかなり詰め寄っていた場面がありました。確かに相手も得点を取らなければならない場面で、苛立ちからそういうプレーが相手チームには増えていたように見えましたが、ああいう場面で感情をむき出しにして怒る橋岡大樹は珍しいなと。結果的に、両成敗(?)でイエローカードが両社に提示され、結果的に累積2枚で次の試合は出場停止になったのですが、「~だから、○○しなければならない」「求められている選手像に近づかなければならない」とか、そういうところでらしさを失っていた、少し前までの状況から考えると、「やっちゃったな」と私は、少しニヤニヤしてみてしまいました(個人の感想です。)

なんとなく、今のチームでは、それぞれの選手を補い合ってまとまっていくというところに少しずつ選手自身は近づいて行っているような気がしています。

試合後の選手挨拶の時に、怪我でメンバー外になっている、関根束真がボトルを片付けるために近くを通った時に、多くの選手と力強く互いに手を重ねる。一つ一つ、少しずつ、変わってきていることを嬉しく思っています(個人の感想です。)

さらにさらにくどいようですが、私は、今のユースの人間育成の部分のところが本当に嫌いです。やり方は、間違っていると思っています。でも、選手は、悩みながら成長している、多く見られない中で、そういう姿をこれまでと違った形を足を運べた時に感じられる、そこを大事にしたいと思います。

きれいな戦いは、できなくても、勝負を勝ちきるために必要なことが今のチームにも見えてきている。この大会で、一つでも多く、そして一番高いところまで上り詰める。そんな流れを見ていきたいです。

決勝トーナメントの初戦は、ガイナーレ鳥取。疲労や負傷者の具合も心配ですが、ここからは、総力戦で戦い抜いてください!

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

関東クラブユースサッカー選手権(U-15)2016/07/03 – 浦和レッズJrユースvs横浜FC Jrユース 2-1勝利・・・前進をしっかり感じた試合で全国をもぎ取った

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どうも、ブクメです☆

2日のブログでも少し触れましたが、バタバタと動き回ったりしていた関係で、ブログを書くのが遅れてしまいました。

さて、日曜日は、群馬県の宮城こと、宮城総合運動公園に足を運び、浦和レッズジュニアユースの夏の全国を決める戦いを観戦してきました。

3回戦で大宮アルディージャジュニアユースに惜しくも敗れた浦和レッズジュニアユースですが、この段階で出場が決まった関東の全国大会出場8枠から、残る6枠を争う戦いに移ります。

負けてもあと1度チャンスがあるというのは、良いようで悪いようで、例えば、関東U15リーグでも、冬の全国大会というのは、リーグの上位は予選を戦わずに本戦に出場できるのですが、チーム状態として、もう少しギリギリの戦いを踏まずに全国に進むと、苦しい戦いになってしまうのではないかと思っていて、それでも全国大会を経験できることとできないことで、全国の強豪を肌で感じて戦って得るものが得られないなど、まあ、難しいものです。

その点では、私が感じたというだけですが、この全国へ向けた戦いの歩みというものは、今の浦和レッズジュニアユースにとっては、最高の歩みになったと私は感じています。

その辺は、また最後に触れますね。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンと交代は以下。

GK25番鈴木彩艶、DFが左サイドバックに2番清水楽人、右サイドバックに5番奥山亮介、センターバックに3番高橋孝太と6番苗加慶太、MFが左に7番冨田蓮、右に13番石橋遼大(後半13分⇒19番佐藤優斗)、真ん中に14番千葉希と10番鳥海颯、FWが左に20番松村大也、右に9番森田悠仁(後半40分⇒16番柳原光希)

となります。

まず、いつもいつも書いている試合の入り。凄く良かったです。この試合では、スタートから、球際のプレー含め、競り合い、こぼれ球への反応など、集中力高く、チーム全体が相手よりも勝って入ることができました。

そのため、例えば、開始2分くらいには、相手の攻撃の際の隙を2番清水楽人が、しっかり狙ってインターセプトして反撃できたように、奪って速攻という形もできていました。

勢いよく仕掛けてくる相手前線の選手に対しても、簡単に突破させず、サイドでは、囲い込んで奪うプレーなども見られました。

試合の入りで完全に相手を勝った流れで次に欲しいのは先制点。これも、早い時間で奪い取ることに成功しましたね。

6分に20番松村大也が仕掛けてシュート。やや密集状態でしたが、枠をとらえていたシュートは、相手ディフェンダーをかすめてゴールになり1-0と先制。

リードも奪うことができた。この語も、10分の20番松村大也から一つ下の良いポジションに入っていた14番千葉希にいったん落としてそこから、早い展開で前線に再びパスが供給されて7番冨田蓮が突破を仕掛けていく形など、攻撃の際にも一つ中盤を経由して展開という形がこの試合スタメンで起用された14番千葉希の良いポジショニングから展開されていました。

同時に、バックラインの選手が守備の集中を切らさずに対応して、相手が少しコントロールを誤ったりしたときはすかさずインターセプトしてという形も多くできていました。

見た目のピッチ状態がよく見える、宮城総合運動公園の天然芝のグラウンドですが、今年のユースの試合でも一度利用していて感じたように、実際プレーすると、結構凸凹だったり、グラウンダーのパスで早いパスを意識しないとしっかり転がらない(緩いパスだと、少し距離の長いパスになると思っていたよりもパススピードが遅くなってしまう)というやりにくい状況もありましたが、そのあたりも、浦和の方が上手く対応できていたと思います。

14分には、9番森田悠仁のポストプレーでヘッドで流したところに20番松村大也が反応しての仕掛けでチャンスを作ったりできていました。

欲を言えば、前線でパスが収まるような展開になっていたので、もうひと頑張りで、前線にパスが入る展開になった時にゴール前に走る人数が多くなると、より大きなチャンスになったかなという課題も見え隠れしましたね。

クロスの精度の高い13番石橋遼大や、攻撃の展開で右前線に流れてドリブルを仕掛ける回数が多かった20番松村大也がサイドでクロスを上げるという場面になった時に、少し時間をかけないと人数がペナルティエリア内にいないという状況があったのは、少しもったいなかったですね。

例えば、15分のバックラインからの大きな展開で右から20番松村大也が持ち上がった時に、クロスを上げた段階で、ペナルティエリア内まで走り込めていたのが9番森田悠仁だけで、もう一枚厚めにということで、7番冨田蓮も走り込もうとしていましたが、長いパスからの反撃になるときは、この場面は、少し頑張って、もう何選手かペナルティエリアに向かって走り込む選手が出てくるだけで、かなり得点の可能性が高まります。

気候も気候ですので、配分は必要です。なので、ここはチャンスになりそうというところで、ひと頑張りしてやろうということが、こういう大きなチャンスになりそうな展開でできるかどうかがかなり重要です。体力に自信があれば、とにかくこういう展開では、俺は、毎回走り込んでやるという意識がある選手がいれば素敵です。

さて、攻撃のところでの良かった場面を書きだしていきますと、

17分の攻撃で、右サイドで13番石橋遼大がパスを受けた際に、右の前のスペースに20番松村大也が走り込んだところでそのスペースにパスを出した後に、すかさず13番石橋遼大が真ん中のスペースに走りだした場面など、パスを出した次の動きまで意識して動けているプレーが良かったです。

21分には、14番千葉希のインターセプトから、9番森田悠仁を経由しての13番石橋遼大への展開した攻撃。

28分には、この試合バックラインに入った6番苗加慶太からの長い展開で同じくサイドバックが多い最近でしたが、この試合は中盤左の攻撃的な位置に入った7番冨田蓮への長いパスを通して仕掛ける形でチャンスを作りました。出しての狙いと、受けた選手が気持ち強く仕掛ける姿勢が見られたこの場面は、良かったです。

前半終了間際のカウンターの場面でも、9番森田悠仁と7番冨田蓮が絡んでの惜しい場面を作っていました。

同じく前半終了間際に、14番千葉希のインターセプトから、20番松村大也に出して、ゴールに近ずく場面がありましたが、ここはシュートが枠をとらえきれず。

前半を1-0で折り返し、後半スタートは、点を取りに来る相手に守勢に回る時間帯が少し多くなるスタートになります。

それでも、守備の集中力は高く、簡単に突破を許さず、相手の勢いのある時間帯を回避したところで、15分あたりからは、浦和が攻撃を仕掛ける場面が増え、前半と比べて攻撃の際に、厚みのある攻撃ができる場面も増えていたように感じられます。

16分の7番冨田蓮から20番松村大也、下げたところに少し高めに上がった5番奥山亮介が受けて狙った形や、19分の2番清水楽人から9番森田悠仁にあてて、落として7番冨田蓮が左へ展開して、後半途中から入った19番佐藤優斗が仕掛け、25分にも裏へのパスに抜け出した19番佐藤優斗がディフェンダーとの駆け引きに勝ち、キーパーと1対1になり、惜しくもキーパーに防がれるもこの時間帯は、追加点を奪えそうな空気感が出ていました。

ただ、その時間帯で追加点を奪えなかったところで相手の反撃で、唯一相手の攻撃陣の中で危険な仕掛けをしてくると感じていた選手に決められ、クーリングブレイク(新しい言葉を使ってみたかったので強引にこの言葉を入れてみましたw)の直前に試合を振り出しに戻されると、そこから点を取ったことで相手の勢いのある攻撃の時間帯となりますが、この時間帯も25番鈴木彩艶の好セーブなど含めて集中してそれ以上の失点を許さずも、その後の攻撃の場面で、やや自分で決めてやろうという意識が足りない場面が見られて、1-1のまま延長まで行きそうな雰囲気も若干出ていたところで、19番佐藤優斗が、この試合では、交代で入ってから、やや思うような動きができていない印象があったものの、34分に相手ディフェンダーを前に置くような形だったので、この時間帯の全体的な雰囲気としては、パスの選択になりがちなところで、しっかりゴールに向かって突破を試みたことで結果的に、ゴールを決めることに成功再び2-1とリードします。残り5分くらいのところで5バックにしたものの、この試合で良かったのは、ただ守るだけではなく、狙えるならば3点目を奪おうという姿勢も見せながら、時間を使うところは使いながらというプレーができていたところですね。

38分には、この試合フリーキックなどでチャンスメイクしていたものの、自らの仕掛けが少し足りないかなと感じていた10番鳥海颯が、果敢にドリブルでゴールを狙う姿勢を見せてチャンスを作るなど、攻撃のところでも人数はかけないものの、狙える選手は狙っていくという姿勢を見せつつ、守備のところも集中して、前半同様に相手の攻撃で少しコントロールをミスしたらすかさず奪って前線にというプレーを多くの選手ができており、80分でしっかり2-1で勝利して全国大会を決めてくれました!

本当は、この大会に入ってから、ずっと見てきた中では、毎試合成長が見られ(時には、一歩後退して「あれ?」と思う部分も、試合を追うごとに安定していっている部分もありつつ)、まずは、予選の中でここまでの段階まで来てほしいなと思っていた部分が、この試合でかなり密度濃く見られたので、褒めるばっかりの内容でも今回は良いかなと思っていたのですが、ここは、あくまで通過点ですから、もうこの先のことを考えて、よりこの試合のような戦いの中で、ここでこうできていると、もっと楽にと感じたところでは、ちょこちょこ課題として触れさせてもらいました。

3回戦の大宮アルディージャジュニアユース戦までで、最後の押し込んだ流れも逆転して全国を決るところまでは届かず、悔しさを残して、この試合で、まずここまでの集大成としての課題をクリアして全国で戦うチームとして必要な要素を見せてもらえたことが、大きいです。

勝負に勝てるチームにならないと、全国では勝ち進むことができません。たぶん、細かく書くまでもなく、この予選を通して、何か自分たちがチームとして変わってきたなと感じる部分があるのではないでしょうか。

私は、この大会を通じて、今年の浦和レッズジュニアユースというチームが、よりサポーターとして応援したいチームに変わりました。

気持ちが見えて、伝わってくるものがあって、さぼらず、集中して、戦って、(まだ足りないですが、)仕掛けるところは、多少強引でもゴールに向かう選手がいて、そういうチームが浦和らしいかなと思うんですよね。

まずは、全国出場を決めた。この予選で得たものをベースとして、ここからは本大会までの1か月ほどの期間を大事に戦い望んでくださいね。ある程度戦えるベースとともに、またここからは競争激しく、この大会で絡めなかった選手も、しっかり求められるプレーと自らの特徴を見せてアピールして、さらに厚みのあるチームに変貌して、本大会が見られればと思っています。

・・・というのは、本戦まで関東U15リーグは、あと2戦ありますが、その期間、私は日本にいないため、次にジュニアユースの試合が見られるのが、クラブユース選手権本番という可能性が現時点で非常に高くなっています。

なので、本戦までの戦いは見ることができませんが、ここから、選手それぞれがどのような意識で準備して取り組んできたのかは、本戦で見ることができますので、私はその時を楽しみに1か月ほど待ちたいと思います。

ではでは。

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第40回日本クラブユースサッカー選手権大会関東大会2016/06/04 – 浦和レッズユースvs鹿島アントラーズユース 0-0(pk勝利)・・・PK戦は嫌いですが、チームにとってこのPK戦勝利は大きなプラスになった

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どうも、ブクメです☆

今年からのトーナメント方式での関東予選と、負けたら終わりのこの試合での相手が鹿島アントラーズユースという状況が、こういう難しい戦い方を選ばせてしまったのかもしれませんが、逆に言えば、トーナメント方式の試合だからこそ、こういう我慢の戦い方を経験して、補い合ってギリギリの戦いで、ギリギリの勝利をチームで勝ち取るという、こういう試合をしないと得られない経験を、しかも、全国大会の本番で戦う可能性もある宮城総合運動場(群馬県の宮城です)で、そういう試合をできたというのは、思った以上に、大きいことなんだなと、家に戻り、気が付けば爆睡していて、目が覚めてから、ふと考えている土曜日の夜です。

ということで、このタイミングで、浦和レッズユースか、鹿島アントラーズユースが敗退しなければならないという、なんとも複雑な状況を作り出した、新レギュレーションでの夏の全国をかけた戦い。

まずは、負けないことが前提の戦いということで、今日の試合は、かなりやることが徹底された、ある意味、ポジションによっては、苦手なことを強いられることで、かなり選手によっては頭も体も消耗が激しくなった試合になったと思われます。

攻防というよりは、両チームとも、まずは、点を取らせないことが前提の相手の攻撃に対する防御という攻め(?)の部分が目立つ、見る側としてはかなり焦れる部分も多い試合となりました。

また、本戦の時期よりはまだましとは言っても、木陰を作れて日差しを避けて観戦できる私たちと違って、ピッチ上の選手たちにとっては、かなりの暑さとの戦い、さらには、見た目以上にピッチコンディションが悪い中での戦いとなりました。

この試合のスタメンと交代は以下、

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに6番鈴木海都、右サイドバックに26番池髙暢希、センターバックに3番関慎之介と40番橋岡大樹、MFがボランチに16番大西翔也、左に9番川上エドオジョン智慧(後半40分⇒16番樋口颯太)、右に11番時里元樹(後半34分⇒20番長倉幹樹)、真ん中に10番渡辺陽と8番松高遼、FWが14番井澤春輝

となります。

前の試合までスタメンだった、中盤右の2番高山大智が怪我らしく(試合後に、バスに戻るときに声かけて聞いたけど、ちょうど、答えてくれているときに、他の声が被って聞き取れず詳細は不明)この試合は、ベンチ外という状況。そのポジションに11番時里元樹が入り、中盤の真ん中に8番松高遼が入り、また、この大会に入ってから、このポジションでの起用が増えている14番井澤春輝が、1トップに入るという形になりました。

対戦相手の鹿島アントラーズユースは、プレミアリーグに所属しているということで、あまり状況がないものの、昨年と比べると、やや難しい戦いを強いられているらしいという話は聞こえてきていました。

たしかに、得点を奪うというところでは、昨年ほどの怖さは感じられなかったものの、守備のレベルの高さは、かなりのものでしたね。

前回の東京ヴェルディユースも浦和レッズユースの攻撃を研究してきているという印象は、ありましたが、人によっては、あれは、荒いんだよと感じる方もいるかもしれませんが、その辺のギリギリのところでの球際の激しさと、追い込み方、強さは、もしかすると昨年対戦した時以上だったかもしれません。

攻撃の選手は、相当ストレスを抱えるくらい、囲い込まれて、奪われるケースが多くなっていました。

おそらく、このポイントを重視して、1点取られたら逃げ切られる可能性があるという判断から、試合のプランとしても、点を取るよりも取られないことが徹底されていた印象が強い試合となりました。危険な位置では、決まり事として、はっきりとクリアすることなども徹底されていたようですね。

試合の序盤こそ、9番川上エドオジョン智慧の突破から、10番渡辺陽がシュートを試みる場面や、14番井澤春輝の前に11番時里元樹が回り込んで攻撃を試みる形など見られたものの、試合全体的には、ある程度、決められたポジションでしっかり守備をして、攻撃は大きく前線に放り込んで、相手の守備陣の強さに苦しめられるという時間が多かったように思います。

両チームとも、決定機はほとんどない試合ながら、試合の流れの中での決定機という点では、後半12分の相手が作った決定機がおそらくこの試合で最も流れの中から得点が入りそうな場面でしたが、ここを1番山田晃士が防いだことも今考えれば、PK戦での2本止めたことにもつながったのかなとも思います。

正直、点を取りに行く姿勢や試みが見たいというのが、応援する側の心理で、そういう交代がないな~と焦れている人が多かったと思います(私もです。)

ただ、冷静に考えてみれば、今日の戦い方は理にかなっていたかなと。

後半残り15分以降まで交代がないという、現体制では珍しい流れにも象徴されていたのかなと。また、その時間帯での交代で20番長倉幹樹と14番井澤春輝の2トップ気味にした時間帯は、実際に、唯一相手がほころびを見せる場面を何回か作り出していて、その隙を、8番松高遼がスペースに抜け出して試みてクロスを上げた場面や、ペナルティエリア付近での攻防の中での相手の対応に少しバタバタした様子が出た場面、そこにすかさず16番樋口颯太が投入されて、ロングスローで狙うなど、結果的には、その時間帯で得点を奪い切れなかったものの、駆け引きとしてはありだったのかなと思います。

本当に冷静に考えて、リスク負いすぎて、先に1点奪われていたら、集中して守り切られてしまうだろうというくらい、相手の守備は硬かったと思います。

だからこそ、浦和の守備も相手にとって脅威になっていたと思うんですね。リスクを追ってくれないことでのストレスは、相手に与えていたと思います。

で、PK戦ですが、毎度のことですが、PK戦に関しては、このブログでは、細かく書きません。PK戦になった時点で、記録としては、成功失敗は残っても、誰の責任とかそういう話にはならないので。それがPK戦なので、それは、公式結果を見てくださいということ・・・なのですが、今日の場合は、相手のシュートを2本止めた1番山田晃士のことは触れておかないわけにはいかないですよね。

決して相手のミスではないと思うんですよ。駆け引きでキーパーが勝って、反応したことでの2本止めたという事実。これは、書いておきます。

やっている選手にとっても、見ているほうにとっても、我慢しなければならないことの方が多い試合だったかもしれませんが、結果的に、0で抑えきって、PK戦で勝利した、補い合って勝利したという結果は、チームにとっては、言うまでもなく大きなプラスになりました。

何より、今シーズンということを考えると、今日の試合では、相手の守備でのファールぎりぎりのプレーの連続にイライラするような場面は実際に多かったと思います。こういう場面で、そのイライラを受けてプレーにまで影響が出るというケースも今年のスタートからは、見られる選手もいたわけで、こういうところで、当然、主張することはしていますが、チーム内で声をかけあっている部分も含めて、そういうイライラを誘発させるような挑発に対して、プレーでは激しくも冷静にできるようになっているという印象が強いのです。

それらも併せて、今日の試合は、勝ち切ったのですから、大事な勝負の試合で強かったのは、浦和レッズユースだったということです。

さてさて、あと1勝で全国が決まるというところまで来ました。

ユースのサポーターとしての経験も割と長くなってきた中で、夏の全国大会を決める試合でPK戦まで持ち込まれたという試合があります。その時は、予選はグループステージでしたが、残り1枠を4チームで争うという那須での順位決定戦は、全国のためには、2連勝するのみという状況下で、2試合連続でPKになり、その初戦が大宮アルディージャユースで、そのPK戦では勝利し、翌日が横河武蔵野FCでこの試合もPKになって、ここで敗戦したことがありました。

対戦相手という意味合いでは、少しこの時と似ていて、どちらが勝つかわからないと思われる相手とまずやって勝利し、勝負の試合の相手は、比較的、問題なく勝てるであろう相手だったということでしたが、ここで相手の守備に苦しめられてPK戦まで行ったという状況とPK戦まで想定していた相手に結果的に勝てなかったということがありました。

今年の不思議なトーナメントによって、明日の試合では、仮に負けても、まだチャンスがあるという点がその時とは違いますが、やりやすいであろうと思われる相手と戦う時ほど難しい試合になるということもよくあるのがサッカーですので、明日も今日と同じように我慢させる戦い方になるということは、ないと思いますので、相手が守備的に来ていても、そこをもぎ取る強さを明日の試合では期待しています。

今日ため込んでいた攻撃面でのストレスは、明日爆発させてください。楽しみにしています!

ではでは。

あ、関係ないのですが、この試合から、新しいデジカメに変わりました。写真を撮る腕が良くない私を、デジカメが補ってくれています。そのデビュー戦での勝利、ありがとうございます。

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第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 1次ラウンド3回戦 2014/07/27 – 浦和レッズユースvsコンサドーレ札幌U-18 0-3敗戦

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クラセングループステージ第3戦です。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番大川圭為、DFが左に21番中塩大貴(後半37分⇒15番高橋聡史)、右に40番橋岡大樹(後半20分⇒12番小木曽佑太)、真ん中に4番吉原大と2番橋岡和樹(後半27分⇒20番東伸幸)、MFが左に22番荒木聡太(後半22分⇒7番勝野瑛)、右に9番小島良太(後半12分⇒39番渡辺陽)、ボランチに8番斎藤翔太と5番茂木力也、トップ下に10番小川紘生、FWが19番松澤彰

となります。

前半39分、コーナーキックから失点0-1

後半19分失点0-2

後半38分失点0-3

この結果、グループ3位で敗退となりました。

仕方がない理由も多くあるのかもしれませんけどね。

浦和レッズの下部組織が好きでこういう大きな大会以外も多く目にしてきた者。今年の3年生がジュニアユースの3年生として全国大会で戦っていた時に、各選手の特徴を見せて最大限戦って、悔しい敗退をしていった長崎での高円宮杯を見ていた者。その後の彼らの3年間を見て来た者。私は、ジュニア世代と言うものは見ていませんが、ジュニアチームができる前の浦和レッズの下部組織的な位置づけをされていたFC浦和から見ていたという方もいるでしょうし、いつから見ていたという話やどのくらい特徴を知っているという話にしてしまうとキリがないかもしれませんが、特に選手個々の特徴を見出しやすい個性派が揃った学年が最高学年の今年のチームだと私は考えています。

そのような、特徴(人間性を含めて)を生かすことが育成と感じて長く見て来た者の一人からすれば、浦和レッズのユース世代の育成では、大事にされるものは違うんだなと感じてしまうわけでして、「それも育成のありかたの一つ」と言うことは認めなければならないのかもしれませんが、私が大事と思うものが無視されるという事実に、戸惑いを感じてかなり長い期間が経ちました。

例えば、この大きな大会で浦和レッズユースの試合を見た、サッカー関係者の方は、この試合が初見だとしたら、今回プレーしていた選手をどのように評価するのでしょうか?おそらく、多くの選手が、本来の特徴を評価されないのではないでしょうか?

何年も前から見ていて選手に対しては思い入れがあります。疑問に思うことが多く、話しかけられるタイミングでは、選手に言葉をかけることもありますが、その際には、選手は信じて前向きに頑張っているというニュアンスの言葉が良く聞こえてきました。それだけで、純粋に気持ちよく選手がプレーできるように前向きな見方をしてあげられるのが、本当のファンサポーターなのかもしれません。

でも、私は、現在のユースの育成の方針(言葉で記載されている内容とは別です)に対しては、疑問しかなく、あまり否定的なことを言う自分てなんなんだろうな、という思いも日増しに強くなっています。

選手と言う人間を応援したいけど、その環境を応援できない。

育成世代と言うものは、見る側が余計なことを考えずに、選手を後押ししてあげる姿勢があれば、それだけでより選手が力を発揮できる場なのかもしれませんし、その意味では、私は結構邪魔をし続けているのかなとも思います。

試合が終わってから、色々考えましたが、やはり、この大会で純粋な後押しをしようと思っていたのにできなかった自分にも責任があります。

まあ、でも、自分もわがままなので、同じようなことは、この先も続くと思います。こればかりは治せませんw やはり、一番大事なことが間違っていますから、今の環境は。

さてさて、この後は、国内で遠征などありつつ来月末には、プリンスリーグが再開されますよね。

短期決戦の大会を勝ち抜くという部分では、足りない部分が多かったと思いますが、チームとしての土台となる守備部分の安定に関しては、この大会でも継続して見られました。その部分には、自信を持って良いと思います。

ピッチに立っている選手がやるべきこととしては前進していますし、プリンスリーグでの戦いにまた頭を戻せば、クラセンでの結果のことはあまり引きずらないことが重要で、継続する課題として、突き詰められる要素を高めていけば良いと思います。

そんな感じです。

ではでは。

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日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会2012/08/01 決勝トーナメント(準々決勝) 浦和レッズユース vs 横浜F・マリノスユース 3-4敗戦・・・今できる中での最大限を出してくれたと思う

宮城総合運動場・サッカー場2012年8月1日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先に試合の流れを書きます、その後に、この大会で感じたことやもろもろ思うところがありますので、書きたいと思います。

この試合のスタメンは以下となります。

GKが18番番関口亮助、DFが左に12番小坂慎太朗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下に10番中村駿介と23番條洋介、FWが左に14番関根貴大、右に8番繁田秀斗、真ん中に20番広瀬陸斗

となります。

昨日のラウンド16と同じスターティングメンバーになります。

昨日のブログで気を緩めないでほしいと書きましたが、しっかり浦和の選手たちは気を引き締めて臨んでくれていたと思います。関東予選の1位グループの初戦で対戦した横浜F・マリノスには3-0と勝利していましたし、確かにその試合では相手の決定的な場面でのミスは多かったものの、チームとしてやっているサッカーにはそれほど脅威を感じる要素はなかったように感じていました。

ただ、今日見た相手は、組織としての動きで浦和の一つ上を行っていたように感じます。一つ先を読んで動く選手が多い相手とボールを持った時の対処に手間取る浦和という構図になってしまっており、いわゆるセカンドボールも相手に奪われることが多い展開の多い前半。

浦和の攻撃としては、20番広瀬陸斗、10番中村駿介、14番関根貴大の3人でなんとか打開しようとするものの、テンポよくというよりは、そのパス回しのどこかで奪われてというケースが多かったとも言えます。

また、スカウティングもしっかりされていたようで、今シーズンの浦和がここを狙われると苦戦を強いられるという箇所を、何度も何度も狙ってきます。

それでも、12分、16分と決定的な場面を作られた際には、18番関口亮助が的確な判断で処理して決定的な場面を免れていましたが、26分と34分に相手に崩されて2失点を喫し、前半を0-2で折り返します。

前半の終盤には、20番広瀬陸斗の惜しいヘディングシュートや、14番関根貴大の仕掛け、2番新井純平のオーバーラップからの仕掛けで何度か浦和にも惜しい場面が訪れましたが、ここで点を返すことはできませんでした。

後半スタートから、23番條洋介に代えて7番長谷優が入ります。

本来であれば、相手がやっていたようなサッカーも浦和ができるようになっている時期であると思いますが、今年はそういうチームの作り方が許されずに選手がそういうサッカーを吸収することができなかったため、このような展開の中で、勝機があるとすれば、プレミアリーグで言えば、アウェイのコンサドーレ札幌U-18戦の時のような、気迫のこもった攻撃がはまって相手が受けに回るような展開で圧倒する形に持っていくことができればと思って見守っていました。

この大会の鹿島戦では、奇しくも審判の不可解なジャッジの連続でスイッチが入ったような部分もありましたが、とにかくきっかけがあれば、2点のビハインドくらいは簡単に跳ね返せる個の力を持った選手も多くいますからね。

まずは、代わって入った7番長谷優が左サイドからドリブルで仕掛けて惜しい形を作ります。また、前半は不用意な仕掛けをすることも多く、上手く行かない時の流れに戻っているようにも感じた14番関根貴大は後半のスタートに、落ち着いて相手の動きを読みながら瞬間的なスピードで一気にインターセプトして20番広瀬陸斗につなげて仕掛けた場面を見た時に、落ち着いて動けるようになっていると思い、何かやってくれる雰囲気を感じました。

前半は、2点ビハインドを背負いながらも、何か絶対に奪い返してやるという空気が伝わってこない部分があったものの、後半は、確実に取り返してやろうという気持ちがプレーにも現れ出していました。

7番長谷優から8番繁田秀斗につなげシュートまで持ち込んだ場面や、セットプレーから10番中村駿介の蹴ったボールに2番新井純平が合わせたボールがクロスバーを叩いた場面、2番新井純平のオーバーラップから14番関根貴大、20番広瀬陸斗へとつなげて仕掛けた場面など、後半は、浦和の攻撃で相手の組織的なプレーを出させないような展開に変えることに成功していたと思います。

ただし、やはり攻勢に出ている時ほど、得点パターンを持っている相手のカウンターはより危険になるわけでして、14分にカウンターから作られた決定的な場面は、18番関口亮助が防いだものの、17分に再び失点を喫してしまい、0-3とされてしまいます。

19分に20番広瀬陸斗に代えて21番進昂平が入ります。 

21番進昂平が入ったことで、14番関根貴大の動きの良さが更に増した印象があるここからの時間、浦和の反撃が始まります。

まず、セットプレーのチャンスで10番中村駿介からのボールを誰かが、すらしたところに2番新井純平が飛び込んで気迫で押し込んで1点を返します。これで、1-3となります。

25分あたりからは、6番西袋裕太も自らの判断で行ける時は前線の攻撃に絡んでゴールを狙います。全体的に、浦和がペースを握る時間が続き、守備のバランスも崩れてはいなかったとは思いますが、一瞬の隙を突かれて35分に失点を喫してしまいます。1-4の状況にはなりましたが、ここから浦和が意地を見せます。

44分に8番繁田秀斗が上げたクロスを14番関根貴大がジャンピングボレーで見事に決めて2-4。

更には、アディショナルタイムに混戦の状態から再び14番関根貴大がグラウンダーで狙い澄ましたシュートを決めて3-4と1点差まで詰め寄ります。

本当に、あと3分くらいあれば、同点に追いつくこともできたと思うくらいの終了間際の14番関根貴大の集中力でしたが、反撃一歩及ばず3-4で敗れました。

 

この大会は、今年のチームの作り方とかそういうことには目を瞑って純粋に優勝目指して戦う選手たちを応援させてもらうとブログでも書いてきました。

浦和の選手は、今できる最大限のサッカーをして、ここまでの結果を残してくれました。思うようなサッカーができない苦しいチーム状況の中でのベスト8は称賛に値すると思います。腐らずに戦い切ってくれて感謝です。

だからこそ、最後の最後に2点を挙げた14番関根貴大や、後半にキャプテンらしい気迫を見せて実際にゴールも奪って見せた2番新井純平、中盤で迷いながらプレーをすることになった10番中村駿介など、多くの選手が土台度外視のチーム作りでもがき苦しんで悔しい思いを続けることになったことには、怒りを覚えます。

特に、横浜F・マリノスユースがやっていたサッカーが、チームでの連携ができていて、その中で前線のタレントが力を発揮するプレーを見せられたことで、余計に
そう感じてしまいました。なんか、小野裕二がいたころの横浜F・マリノスユースに近いようなインパクトのあるチームでした。

今年の浦和のメンバー構成を見れば、これ以上のチームになる素養があると確信していました。だからこそ・・・。

 

ここまでの戦いを見せてくれた浦和レッズユースには感謝します。そして、3年生にとっては、まだプレミアリーグも残っていますし、Jユースカップもあります。次の世代にプレミアリーグの舞台を残すのは、その台の3年生の義務です。だから、踏ん張ってさっさと残留を決めるところまで勝ち点を延ばして、多くの選手が経験できる場にしてあげてください。

そして、今大会の悔しさは、Jユースカップで晴らしてください。今できる最大限がここならば、Jユースカップでは、もっと上へ行くべきです。だから、その時のチームの方針が変わらずかもしれませんが、その時は、ガンガン攻撃して一気に突っ走ってしまえば良いくらいに思います。

この大会の戦いぶりを誇りに思ってください!

本当に本当にお疲れ様でした。

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おまけの写真。

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ここからは、私個人の意見になります。辛辣な文章になるかもしれないので、読まなくても結構です。

先ほど、浦和レッズのオフィシャルページで来シーズンからのジュニアチームの設立が発表されていましたが・・・、これだけユースで「土台」という言葉を無視したチーム作りに急に変えたのに、「土台作り」という言葉を使っていることに対して、ものすごく違和感を感じています。

書きたいことは山ほどありますが、本当に世界に通用するチームに浦和をしていきたいのであれば、トップチームと対等に考えて、しっかりと「下部組織の土台」を作って行かないと、浦和レッズの下部組織は、やっていることが分からないから、子供を預けるのが心配というご父兄の方が増殖してしまいますよ。

 私は、本来、浦和レッズの下部組織のサポーターとして、チームにしっかりとした方針がある中で、出来る限り多く見届けて、それぞれの選手の良いところを見つけて、引き出し引っ張り出すためのお手伝いがしたい。それで、力を出し切って選手が様々な世界へ羽ばたいていければ、それで満足なのです。

そこに再び専念できるようになってくれることを心から願っています。