Jユースカップ2011/10/23 – グループステージ第1戦 vs コンサドーレ札幌U-18 2-3敗戦・・・今日はOK

宮の沢白い恋人サッカー場2011年10月23日

 

 

 

 

 

ちょっと前に、ニュースでやっていた札幌でクマが出没しているやつ。これ、この写真の奥の方であったらしいです。

どうも、浦和サポブクメです☆

今年最後の大会となるJユースカップが今日から開幕しました。今大会は、グループステージ突破の条件がシンプル。4チームのグループで総当たりの一発勝負。1位になるか、2位の上位7チームになること。

ザスパ草津、モンテディオ山形、コンサドーレ札幌と同グループ。言うまでもなく初戦のコンサドーレ札幌がこのグループで最大の強敵と考えられます。ザスパ草津も相性が良いとは言えませんが、ここに勝てないようでは全国NO.1とは言っていられない、そんな相手です。

とにもかくにも、コンサドーレ札幌とは、12月にプレミアでも対戦しますし、来年も確実に2試合は対戦するチーム、今後も戦っていくチームと考えると、勝ってはおきたい試合でした。

前回のプレミアリーグの時と場所が変わり、宮の沢白い恋人サッカー場になります。聞いていた話では、前回の対戦した札幌サッカーアミューズメントパークと比べるとあまり風が吹かないという話でしたが、今日は札幌の天候自体が荒れ模様で、強風と雨のセットで、かなりプレー環境は悪かったと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに4番小出啓太と18番西袋裕太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに19番西澤秀平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に15番小峯洋介

となります。

前回の三菱養和戦のメンバーから、左サイドバックが21番小坂慎太朗から5番佐藤大介、右サイドバックが20番新井純平から19番西澤秀平、センターバックが3番寄特直人から4番小出啓太に代わっています。

3番寄特直人、20番新井純平、21番小坂慎太朗は、遠征自体に帯同していなかったと思います。

その他、ベンチメンバーを眺めていると、1番三上綾太、14番繁田秀斗、23番岸伯富実、27番金野僚太、32番カドコダイ・アシカンに加えて、怪我で戦列を離れていた24番中村駿介が復帰、更に1年生の副島暢人(背番号確認できず)が入っていました。

関根貴大や進昂平もベンチに入っていなかったことも含めて、この大会に合わせて少し新しい要素も試してみようという意図が見られるメンバー構成になっています。

対するコンサドーレ札幌も代表メンバーやトップチームの絡みなどで、主力が6人欠けていたということでした。

試合の入り方は浦和の方が良く、中盤のところでの出足で勝り、その中でも8番片槙吾の中盤でのチェックでボールを奪取して攻撃に転じるなど、高い位置から攻撃に移すこともできていました。中盤からの不用意なパスミスも、スリッピーなピッチコンディションや風の影響も受ける割には、ほとんどなく、スムーズに展開できていたと思います。

細かいパス回しからの攻撃では、11番堀田稜から、5番佐藤大介へ下げ、10番矢島慎也へワンタッチでパス、そのパスを10番矢島慎也が落として6番野崎雅也がシュートなどテンポ良い攻撃もあり、前で相手に脅威を与えることができていたため、相手が守備に気持ちを置かなくてはならないという状況に出来ていました。

そのような流れの中で思わぬところから浦和に先制点が生まれます。

右サイドバックから攻撃参加した19番西澤秀平がゴール前にクロスを上げたところ、そのボールが強風にうまく乗ってそのままゴールに入ります。プレミアリーグの尚志高校でやられた不運なゴールを返してもらったようなラッキーな形ながら、19番西澤秀平の攻撃参加の意識が生んだ嬉しいゴールでした。

10分のこのゴールで、1点リードを奪った浦和は、更に攻勢を増しテンポ良い攻撃で相手ゴール前に迫る場面を多く作ります。例えば、5番佐藤大介から15番小峯洋介に当て、10番矢島慎也が受けて左前線に入った7番鈴木悠太へ展開し攻撃のような浦和がやりたい攻撃のパターンが上手く行っている感じですね。

この攻撃の流れの中で、15分に前線で厚みのある攻撃でゴールに迫った中で相手がクリアしきれなかったボールが右に流れたところで19番西澤秀平がダイレクトでクロスを上げるとこれに10番矢島慎也が頭で合わせてゴール。

前半15分までに2点のリードを奪うことに成功します。

左サイドバックでスタメン復帰した5番佐藤大介もチームを鼓舞しながら、相手のサイド攻撃の際どいところでは的確なタックルで防ぐなど、気持ちあふれるプレーが見られました。

このゴール後も、相手の反撃の姿勢が見えながらも、浦和も攻撃の手を緩めずに、コーナーキックのチャンスに18番西袋裕太が競り勝って落とし、そこに5番佐藤大介が相手との接触を恐れずに飛び込みゴールを狙うなど惜しい場面を作りました。ただし、その少し前くらいから左サイドを攻められた時に、最後のところでプレスをかけきれないなど、おや?というプレーが見え、先ほどのセットプレーの場面で明らかに足を痛めたような状況になり、ここを相手に狙われることで浦和の左サイドから決定的なチャンスを作られてしまい、失点。前半30分で1点返されて2-1になります。

足を痛めた部分含めて、攻撃攻撃となっていた段階で、守備においての対応が薄くなる場面を的確に狙われる。こういう場面では、前線やセンターバック、ボランチ含めて上手くケアして行かないといけない場面が上手くバランスを保てないような形で、失点以外にも何度か危険な場面を作られながら、なんとかそれ以上の失点は許さず前半を終了します。

後半に入り、当然のことながらビハインドを負っている札幌がややバランスを崩して攻撃に比重を置いて浦和ゴールに迫る場面を多く作られます。できれば、ここを利用して追加点をカウンターなどで決められれば楽になるところでしたが、そこまでは至らず、ただ危険な後半最初の15分はギリギリのところでこらえて失点は許さず、少しずつ再び浦和のチャンスも出てくる時間帯ができはじめます。

最も大きな追加点のチャンスとなったペナルティエリアのすぐ右外側で得たフリーキックのチャンスで5番佐藤大介のゴール右隅を狙ったシュートはわずかに右にそれてポスト。

前半終盤に狙われていた浦和の左サイドに関しては、後半スタートからは上手く修正して対応しており、更に足を痛めていたように見えた5番佐藤大介も問題なくプレーしていたようでしたが、22分に27番金野僚太と交代した後の様子を見ると、足を引きずっていましたので、かなり無理してプレーしていたようです。

さてさて、この後半の残り25分ほどの時間の戦い方が今後に活かすべき課題になると思います。

この時間帯の交代は、35分に15番小峯洋介に代えて24番中村駿介。24番中村駿介がそのままフォワードの真ん中の位置に入ることの是非に関しては別として、怪我から復帰したばかりの割には思った以上に動けていたので少し安心しつ、残りの時間帯は、それ以上に状況判断と試合運びに少し冷静さを欠いてしまった気がします。

11番堀田稜がいつも以上に気持ちを前面に出したプレーで力強く攻めたり相手ディフェンダーとマッチアップする場面を見せたり、7番鈴木悠太も疲労を見せながらも守備意識も見せながら攻撃に転じる際には前へ行く姿勢を見せるなど全体的に相手のプレーの激しさに呼応するように激しく対応していたのですが、今日のこの後の逆転されてしまった要因と言うのはそこにあるのではないかと思われます。

激しいというよりも、少し危ないプレーも加わってきた相手のプレーの中で、雨と風という不安定な要素が加わって、押し込まれると何が起こるか分からない残りの時間帯で、相手の激しさに応えてしまったことで、逆に相手に攻め入る隙を与えてしまったのではないでしょうか?

相手に決定的なフォワードはこの試合いなかったものの、中盤から冷静に浦和の隙を狙っている選手がいたことの危険性を冷静に感じてプレーできていましたか?

4番小出啓太が負傷で一時的にピッチを離れた時の1人少ない時間帯に、普通にプレーして押し込まれてしまった場面もあったような気がします。

後半終了間際とロスタイムで2点取られた結果は残念ですが、相手の攻勢という状況はあっても、試合は勝っている状況で試合終盤まで来ていたこの試合の場合は相手の激しさに激しさで応えるよりも、逆にファールを誘ったり、キープしていなしたりする必要があったと思います。

今日くらいのレベルの高い相手においてリードして試合終盤まで行っているという試合自体が思い返せば久しぶりだったので、仕方ないかもしれませんが、今日は何かが起こる状況をおぜん立てしてしまった部分もあるような気がします。

ただ、相手の激しさで押し込まれてやられてしまう試合とは別の部分での受けて立てた部分もあったので、この部分も重要なので、この気持ちも大切にして、リードして試合の終盤を迎えた際の、相手への対応に関して今後の試合では、いわゆる頭は冷静にプレーは激しくという形で出せるようにしてみてください。できます。

大会単位で考えれば3試合のうちの1試合で敗れてしまった。1点差負けのなかでも2点取って3点取られたという負けの中ではかなり良い数字なので、残り2つをしっかり勝てば問題ありません。

負けて良い試合はありませんが、残り2つ勝てば、良い経験としての敗戦なので、今日の試合は今後のために必要な試合だったのでOKとできます。

第2戦に期待しています!

やりにく過ぎる環境の中お疲れさまでした。

否定的な要素を感じる試合ではありませんので、続けてください。

ではでは~。