練習試合2011/07/25 – 浦和レッズジュニアユースvs帝京高校 0-1敗戦・・・個とチームとカテゴリ

レッズランド2011年7月25日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズユースのクラブユース選手権の空き日となる月曜日に、レッズランドでジュニアユースが帝京高校の1年生中心のチームと練習試合を行うということで行ってきました。

先週ルーキーリーグの帝京高校の試合を観戦した時のブログでも書きましたが、帝京高校の1年生には都築洋平、中林佑太、武藤稜、柳下大樹の4人が所属しており、4人同時に出場したことがなかったような話を聞いていましたが、この試合では、柳下大樹がフォワード、都築洋平がトップ下、中林佑太が中盤の左サイド、武藤稜が右サイドバックでそろって先発となり、ちょっとしたOB戦のようなスターティングメンバーとなっていました。

今回は浦和との対戦と言うことで試合としては浦和レッズジュニアユースを応援しつつ、帝京側の浦和出身者個々のプレーぶりには注目しつつという気持ちのバランスで見させてもらいました。

対する浦和レッズジュニアユースのこの試合のスタメンは以下。

GKが1番内島大輝、DFがセンターバックに4番吉原大と5番長島巧、左サイドバックに7番荒木聡太、右サイドバックに3番久保龍希、MFがボランチに15番勝野瑛、トップ下に8番斎藤翔太、17番松崎洸星、FWが右に9番橋岡和樹、左に2番岡野森、真ん中に11番小島良太

後半途中のメンバーは

GKが16番高須雄大、DFがセンターバックに4番吉原大と12番益子大輝、左サイドバックに19番山田大一、右サイドバックに6番及川皓平、MFがボランチに15番勝野瑛、トップ下に8番斎藤翔太、13番中村透、FWが右に18番神宮未来人、左に14番加藤智陽、真ん中に11番小島良太

となっていました。

10番清川大輝は今日はいなかったようですが、それ以外の選手はすべて試合に出場していました。

全体的な試合展開としては、個の仕掛けで浦和レッズジュニアユースが仕掛ける回数は多いが、プレスの強さや体の強さでいつものように突破しきることができずに止められてしまっているという攻撃が浦和には多かったような印象があります。最近見慣れていた左サイドバック2番岡野森、左前線に7番荒木聡太の縦の並びが逆になっていたのですが、攻撃面で2番岡野森がサイドから上がってのクロスの精度が高く、この形から得点の匂いは感じました。

帝京の攻撃は、前回ルーキーリーグで見たような縦に放り込んでしまうサッカーというよりは、2年生が2人入っていたこともあったかもしれませんが、割とつないでサイドバックが攻撃参加という場面も作ったり、中盤でいったん溜めて展開するなどこの前は見られなかった仕掛けをしてきていました。

浦和の守備のバランスに関しては、以前よりは改善されてきた印象があります。4番吉原大が高さの強さ以外にも攻撃の芽を摘むプレーで帝京の攻撃を何度も抑えていたのが良かったですね。

試合自体は、前半終盤に帝京に先制点を許してしまい、後半はどちらにも得点は入らずに0-1での敗戦でした。

今回は、中学3年生と高校1年生(2年生数名)という対戦になったことで、ジュニアユースからユースに上がった選手たちが苦戦するような、典型的なケースと手応えというものも見ることができました。

まず、フィジカル面の差とプレスの厳しさにより、いつもであれば容易に収まる前線のところでボールがおさまらなかったり、個人技に長けた選手でいつもであれば抜き切ってしまえるような場面でも、上手く体をぶつけられて止められてしまったりと、勝手の違いを感じた選手も多かったと思います。

ただ、そのような中でも例えば5番長島巧から9番橋岡和樹が動いてポスト役になり落としたボールが17番松崎洸星につながり攻めこんだ場面のような数名をテンポ良く経由した攻撃は問題なく通用することがわかったでしょうし、先ほど書いたサイドからの攻撃での精度の高いクロスも相手のフィジカルや高さに関係なく効果的で、実際に大きなチャンスにも繋がっていました。

後半の終盤の11番小島良太からのパスを裏へ上手く抜けた9番橋岡和樹がキーパーと1対1となって放ったシュートは惜しくもキーパー正面で抑えられてしまいましたが、そこまでの展開は良かったと思います。

浦和出身の帝京高校の選手たちも、それぞれ持ち味を発揮していたと思います。27番中林佑太からのクロスを29番柳下大樹がヘディングで狙った前半のシュートや、後半もセットプレーから枠を捉えられなかったですが、29番柳下大樹のヘディングシュートで惜しい場面があったり、中盤での26番都築洋平のプレーも効果的に作用していましたし、28番武藤稜もただ放り込むだけでなく、試合の場面を考えながら前線のフォワードに当てるロングフィードや、やや高めの位置から攻撃に絡む動きも今日は出ていました。

さてさて、この試合を受けてですが、浦和レッズジュニアユースの選手としては、よりチームとしてプレーすることが必要と感じた選手も多かったのではないでしょうか。中学生世代までは、割と個人技で抜き切ってしまえるような相手ディフェンス陣というケースも多いのですが、高校世代になると今日の帝京のようにフィジカルが強かったり、プレスがきつかったりと個の仕掛けではなかなか思うように抜けないことが多くなってきます。

当然、個人技に長けた選手の多い今の3年生が個人技を使うなということではなく、使う場面を選び、バリュエーションを増やして守備をする選手に絞らせない工夫によって、より個人技で抜ける可能性が高まるように考えてプレーすることでより個の力を発揮できるという意味です。

守備に関しては、今日は失点はしましたが、これまでと比べるとだいぶ良かったと思います。

この夏の期間での更なる成長を期待しています!

お疲れさまでした~!

ではでは。