吉田強化フェスティバル2011/08/22 – 浦和レッズユースvsサンフレッチェ広島ユース 4-1勝利・・・再スタートへ向けてモチベーション高く

吉田サッカー公園人工芝グラウンド2011年8月22日吉田サッカー公園人工芝グラウンド2011年8月22日コンビニで買った広島風お好み焼き2011年8月22日

 

 

 

 

 

 どうも、浦和サポブクメです☆

今年は恒例のスペイン遠征はなく、浦和レッズユースは広島遠征と仙台遠征の2つにわかれて夏の遠征を行うということで、本当は両方行きたかったのですが、日程が被るためサンフレッチェ広島の練習場となる吉田サッカー公園で行われる吉田強化フェスティバル(大会名不明と書こうと思っていましたが、サンフレッチェ広島のユースの日程のところにこの名称があったので、正式名称ということでOKだと思います。)という大会の方に今回は足を運んでいます。

最初広島に遠征するらしいということだけしかわかっておらず、とりあえず広島市内に宿を取っておけば何とかなるだろうと手配を進めたところ、試合会場は吉田公園サッカー場になるということが後ほどわかり、調べてみたら、想像以上に遠くてバスや電車+徒歩でも厳しいということなので、今回はレンタカーを借りて広島市~吉田公園サッカー場の40キロくらいを往復しながら観戦するという思ったより壮大な観戦スタイルになりました。真ん中の写真が今回借りたマツダのデミオ君です。だらだらしてたら軽自動車が満車になってしまい、一番安い次のがこれだったというだけですがw

さて、今回の広島遠征ではサンフレッチェ広島ユース、ヴィッセル神戸ユース、名古屋グランパスユースの3チームと対戦するということで下部組織を見ている方ならご存知のように、海外に遠征しなくても相当良い経験を積めるレベルの高い相手となるため、9月からの公式戦再開に向けてチームを強化するにはかなりプラスの要素が多いフェスティバルとなります。

初日の今日は、夕方からサンフレッチェ広島ユースとの対戦となりました。

天気予報は曇りだったものの、雲が多く不安定だったこの日、試合開始までは雨はギリギリもっていたものの、試合開始直前から降り始めました。ただ、気候的には比較的涼しく炎天下に比べればやりやすい環境だっと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番三上綾太、DFがセンターバックに22番寄特直人と15番西袋裕太、右サイドバックに3番西山航平、左サイドバックに5番佐藤大介、MFがボランチに8番片慎吾、トップ下が11番中村駿介と25番岸伯富実、FWが右に28番長谷優、左に14番堀田稜、真ん中に12番高田拓弥

となります。

試合開始から感じられたのは、選手のモチベーションの高さで、比較的ゆったりしたスタートをした広島に対して、浦和は試合開始から前線でプレスをかけたり運動量多く激しく試合を進めて行きます。

これにより、浦和が序盤からペースを握り、攻めこむ時間が長くなり、迎えた前半3分に早くもゴールが生まれます。25番岸伯富実が放ったシュートを相手キーパーがはじいたところを12番高田拓弥がしっかり詰めていて合わせてのゴール。早くも1-0とリードを奪います。

ここ最近少し動きに迷いを感じているようにも見えた12番高田拓弥でしたが、この試合では前線での動きが鋭く激しく、ポストプレーも上手くおさまり、この動きにより相手ディフェンダーに相当プレッシャーを与えることができていたと思います。

攻撃でも、例えば、バックラインから15番西袋裕太が縦にボールを入れたところに上手く12番高田拓弥がポストで落として11番中村駿介につながり更に左サイドの14番堀田稜へとテンポ良い攻撃の経由役としても上手く機能していました。

また、右前線でスタメン出場した28番長谷優もこの試合では果敢にドリブルで仕掛けたり、持ち味でもある角度のないところからの思い切りの良いシュートなどコンディションが上がってきていることが感じられるプレーを随所に見せていました。

浦和が攻める時間帯が最初から続いていたこともあるかと思いますが、思ったほど広島は浦和の守備ラインやボランチに対して激しいプレスは序盤はなく、問題なく守備ラインもボールを捌くことができていましたが、セットプレーの時などはやや危ないシーンもありましたので、この辺りは更に集中した方が良いと思います。

浦和攻勢の中で、前半20分に今度は28番長谷優のアシストから12番高田拓弥が再びゴールを決め、2-0とリードを奪います。

全体的に浦和が主導権を握ったまま前半は終了したのですが、中盤でのパスミスが前半の終盤に何度か見られ、そこを狙われて一気に攻め込まれるという場面も何度かありました。ここは更に集中した方が良いですね。

前半の攻撃の形で良かったパターンをいくつか挙げると、22番寄特直人から中盤の25番岸伯富実を経由して28番長谷優へ出しドリブルで切れ込んでシュートという場面。11番中村駿介がワンタッチで左サイドの14番堀田稜へつなげて上手い具合に飛び出した12番高田拓弥へラストパスを出してシュートの場面。5番佐藤大介から28番長谷優へ大きな展開からのシュート。

浦和が危険になるパターンで相手に中盤で奪われて人が足りないところで一気にカウンター気味で攻められることがあるのですが、この試合では、逆手にとって相手が攻めにかかったところで上手くインターセプトして一気に前線に走った14番堀田稜へパスを通して惜しい場面を作るなどもできていましたし良かったです。

右サイドバックの3番西山航平は1対1の守備の強さを見せつけていましたね。そちらのサイドでは、ほとんど突破を許していませんでした。

そんな感じで前半終了。

後半は一気に4人が交代となりますので、サイドラインナップを書きますね。

後半のスタメンは以下、

GKが1番三上綾太、DFがセンターバックに22番寄特直人と15番西袋裕太、右サイドバックに20番新井純平、左サイドバックに26番小坂慎太朗、MFがボランチに8番片慎吾、トップ下が27番小峯洋介と21番繁田秀斗、FWが右に28番長谷優、左に14番堀田稜、真ん中に12番高田拓弥

IN:20番新井純平、21番繁田秀斗、26番小坂慎太郎、27番小峯洋介

OUT:3番西山航平、5番佐藤大介、11番中村駿介、25番岸伯富実

となります。

印象的だったのは、後半スタートに再び円陣を組んだ際の気合いの入り方が新しいメンバーで再び試合開始と考えて勝ちにいくぞとでも言うような力強さを感じたことでした。

ちょっと後半は書き方を別視点で書きたいのですが、交代と試合の流れを書いてしまいますね。

メンバー交代は後半25分(30分かも)に5人交代

GKが29番関口亮介、DFがセンターバックに22番寄特直人と15番西袋裕太、右サイドバックに20番新井純平、左サイドバックに26番小坂慎太朗、MFがボランチに8番片慎吾、トップ下が27番小峯洋介と21番繁田秀斗、FWが右に28番長谷優、左に14番堀田稜、真ん中に12番高田拓弥

IN:4番小出啓太、5番進昂平、7番鈴木悠太、29番関口亮介(GK)、34番関根貴大

OUT:1番三上綾太(GK)、12番高田拓弥、14番堀田稜、22番寄特直人、28番長谷優

後半は、開始数分でちょうど下を向いていたところで21番繁田秀斗が豪快なシュートを決めたようですが見逃してしまいましたw これで3-0。

その後、バックパスを狙われてそこから失点し3-1。

40分に5番進昂平のポストプレーから7番鈴木悠太につながりゴール前に攻めこみディフェンダーに当たったこぼれ球に34番関根貴大が反応し、そのままシュートを放ちゴールで4-1。

結果的に、4-1で快勝となりました。

試合自体は、大勝で「やったー!」なのですが、この試合では前半と後半含めて全体的に見ながら、凄く個々の選手が色々なことを試行錯誤しながらやっていたことが見ていて凄く伝わって来ていてその辺を考えながら見ているのが本当に楽しかったですね。

例えば、前半であれば、右サイドバックが28番長谷優と3番西山航平の並びになるのですが、3番西山航平が守備に重きを置いて右前のスペースにはあまり侵入しないために、ドリブルで仕掛けるのが好きな28番長谷優が中盤の選手と絡みながらテクニックと中盤から前の数人で崩していく。

これが、後半には右サイドバックに20番新井純平が入ったことで、少し右前のスペースについて考えながらプレーする必要が出てくるわけですが、ぱっと見ではこの試合は前半の2人の関係性の方が上手く行っていたようにも見えますが、後半に試行錯誤しながら行っていた試みも面白く、20番新井純平も不用意に上がるというよりは色々考えながらその形を試してみようという意図が見えました。この辺も上手くいけばバリュエーションにもなりますし、面白いと思います。

また、左サイドに関しては、今年のお決まりの形となっている14番堀田稜と5番佐藤大介の縦の並びではお互いの考えは色々あるかとは思いますが、やはり長くやっているのでボールの動きや人の動きはスムーズにも感じられます。前半の終盤辺りから広島の前線でのプレスが厳しくなる時間帯があったのですが、その時に果敢に強いパスでワンタッチでバックラインに近いところでも打開を図るようなパスを5番佐藤大介が試みていたところが、先を見据えていて凄く良いと思いました。

後半は、左サイドバックに26番小坂慎太朗が入ったのですが、面白かったのはこの時の22番寄特直人のポジショニングでセンターバックの左の22番寄特直人がやや3バックの左に近いような形で左サイドに近い位置まで開いて26番小坂慎太郎が高い位置でプレーできるような上手いポジショニングをしていたことで、右サイドで20番新井純平が見せる豪快なオーバーラップとはまた少し違った形でスルスルと前線へ上がって気がつけばゴール前くらいまで迫って攻撃参加できている(バランスは崩れていない)という形でもできていました。

12番高田拓弥の今日のプレーを見ている限りはセンターフォワードのポジションはなかなか脅かされないものの、後半途中から入った5番進昂平の競り合いでもしっかりポストとして味方に落とせるプレーや気持ちの強いプレーを見せられると、12番高田拓弥が少しでも不安定なプレーを見せたら5番進昂平が奪ってしまうのではないかというようなセンターフォワードのポジション争いの激化の予感も嬉しく思いました。

また、実際フル出場したのは、8番片慎吾と15番西袋裕太の2人のみになります。例えば、センターバックの選手として試合の中でメンバー交代が多く運動量などが全体的に代わったり、近くのポジションの選手が代わったりで考えてプレーすることも多かったりの中でのフル出場で15番西袋裕太は終盤は相当疲れていたようですが、そのような状況まで踏まえてフル出場させていたのかな~とか考えつつ、8番片慎吾は相当プレーに対してプレッシャーをかけられていたようでしたが、こういう状況の中でやりきれば更に成長できると思います。

さてさて、ここまで書けばお気づきの方も多いと思いますが、来季のトップ昇格が発表された野崎雅也と矢島慎也は今回の遠征には参加していないようです。他のメンバーで今回の遠征に参加した選手、仙台に行った選手、怪我をしている選手など細かい情報は分かりませんが、今回試合出場選手として名前を出した選手以外は帯同していないようです。

フェスティバルとは言っても相手はレベルが高い。そういう中で試せることも多く、逆にあまり対戦しない地域の強豪チームと言うことで、研究されていないためにある程度ストロングポイントをそのまま行かせてしまう可能性もあるなど、一概に今日の大勝が力の差とは言い来ませんが、色々試す中で、プレミアリーグイーストで首位を走る広島に快勝したという結果も重要だと思います。プーマカップの時はB戦では勝ったものの、Aチームの試合では負けていますからね。前回負けた相手にはしっかり勝って苦手意識をなくしておく。これも重要です。

ということで、なんか色々楽しくていつもより長文になりました。

ということで、3枚目の写真は広島なので広島焼(コンビニのですがw)というオチで、明日は朝から試合があるのでここまで~。