どうも、浦和サポブクメです☆
春分の日らしく暖かくなった火曜日祝日の今日はレッズランドで行われた浦和レッズユースの練習試合を観戦してきました。試合前に、同じレッズランド内で高校サッカーへ進む選手も含めた今年ユースの新1年生になる選手たちがジュニアユースの3年生と紅白戦をやっていましたが、紅白戦ながら、気迫が伝わってきました。もう少し早く来てじっくり見たかったですが、その結果は来週の関東U15リーグで楽しみに見せてもらうということで、ユースの方に話を移します。
今日の対戦相手は、TOKYO23というチームです。社会人チームで少し前までアマラオが監督を務めていたチームですね。新しいチームで順調に結果を残して今シーズンは関東2部リーグで戦うらしいです。メンバーもJリーグ経験者もいるような感じで、今年の詳細はわからないものの、かなり良い経験が積めるという印象の相手となります。
この試合のスタメンは以下。
GKが29番関口亮助、DFがセンターバックに4番齋藤一穂と16番西澤秀平、左サイドバックに26番小坂慎太朗、右サイドバックに7番広瀬陸斗、MFがボランチに33番須藤岳晟、トップ下に11番中村駿介と25番岸伯富実、FWが左に34番関根貴大、右に21番繁田秀斗、真ん中に5番進昂平
となります。
日曜日のモンテディオ山形ユース戦と全く同じスタメンになります。
まず、こういう相手の場合は、開始早々に勢いよく来られて落ち着く前に点差をつけられてしまうというケースもこれまで見てきたのですが、この試合に関してはチーム内からも、言葉は忘れましたが、その点をケアするような言葉も飛んでいたましたし、落ち着いて試合に入れたと思います。
また、相手もそこまでガツガツくるタイプではなかったこともあり、比較的浦和がボールを回して攻めることも出来ていたと思います。ただ、マッチアップなどになると体格が違うのでまともに当たると敵わないようなような局面は当然のごとくありました。
また、浦和も細かい展開からワイドな展開にとボールを回していたこともありましたが、思ったよりスペースを空けてくれるので、そのスペースを狙った攻撃も思った以上にやれていました。
先制点も早い時間に浦和が良い形で奪います。5番進昂平にボールがつながったところで左に走る11番中村駿介にパス。そこから前線に抜け出した34番関根貴大へパスを通して、これをしっかり決めてのゴールとなります。
この攻撃以外にも、33番須藤岳晟から左の26番小坂慎太朗へパスからロングフィードで一気に右前線に抜ける5番進昂平へパスをつなげて攻撃や11番中村駿介から5番進昂平へのパス、シュート。更に21番繁田秀斗のループシュートや、珍しく26番小坂慎太朗の思い切りのよいミドルシュートも見られたり、日曜日ほどスムーズに崩せはしないものの、出し手と受け手が理解して動けているな~という場面が多くみられました。
相手の攻撃は、一気に人数をかけてという感じではないものの、前線の選手のここだという時の攻撃は鋭く、それでも浦和の守備陣もうまく対応はしていたものの、前半15分くらいに、サイドを突破されて折り返されたところから失点を喫してしまい1-1となります。
失点はしたものの、浦和は大きく崩れることはなく、33番須藤岳晟が判断よく、右のスペースを見つけて走った7番広瀬陸斗へパスを通したり、同じく25番岸伯富実も、狭くならずに広い視野でパスを供給することができていたと思いますし、守備のところでも、奪えそうなところでは、前線の選手が素早くプレスをかけて奪って攻撃に転じるプレーもできていました。
そして、30分くらいに、おそらくカウンターの形だったと思いますが、11番中村駿介から裏へのパスを出したところに5番進昂平がうまく抜け出して、そのままディフェンダーのプレッシャーを受けながらもしっかりゴールに押し込んで再び2-1とリードを奪います。
前半は、2-1で終了。
後半に入り、21番繁田秀斗に代わり17番カドコダイ・アシカンが入ります。これにより、5番進昂平が右の前線、17番カドコダイ・アシカンがセンターフォワードの位置に入りました。
開始早々に34番関根貴大と17番カドコダイ・アシカンのワンツーで抜け出して34番関根貴大がシュートを放つという場面があり、後半も得点が期待できると思ったところで、ちょっと遠くて細かくは分かりませんでしたが、守備のところでミスが出てキーパーと1対1になったところをループシュートで決められてしまい、再び2-2と試合は振出しに戻ります。
後半は、ちょうど見ている位置が浦和の狙うゴール側ということで、浦和の攻撃と相手の守備がしっかり見られる位置で見ていたのですが、さすがプロを目指すチームと言うか、後半は守備ブロックの作り方や、追い込み方をうまく修正されていて、更に体の大きい選手がいるため、体格の大きい17番カドコダイ・アシカンでも競り合いで苦しいという場面が多くあったり、おそらく同じカテゴリの相手だったらシュートまで行けているだろうというシーンでしっかりコースを消されてしまうということがかなりの数ありました。
狙いとしては、色々な形が見られ、例えば5番進昂平がキープしたところで26番小坂慎太朗が追い越したところにパスをだし、すかさず前線の17番カドコダイ・アシカンの裏への飛び出しのタイミングでキーパーとの間くらいにパスを出したり(一歩届かず)など、これ以外にも17番カドコダイ・アシカンの高さを生かすというよりは、裏を狙う場面が多く、オフサイドにかかったりという場面が何度か見られました。
後半15分くらいで、相手チームが一気に選手交代します。浦和も33番須藤岳晟に代えて22番寄特直人が入ります(もう少し早くに代わったかもです。気がついたらボランチが22番寄特直人になってましたw)
メンバーが変わっても相手の守備のところの巧さは変わらず、浦和としては、11番中村駿介のシュートが何本か、7番広瀬陸斗がドリブルで攻め上がり、二人ほどゴール前に飛び込むもキーパー、ゴール前で17番カドコダイ・アシカンがシュートを放ち壁に跳ね返されたボールを5番進昂平が狙ってもまた守備陣に跳ね返されるなど、実際浦和が相手のペナルティエリアの周りまで持ち込む回数はかなり多かったものの、一歩手数を増やしたことで、シュートコースをふさがれてしまったり、角度のないところまで追いつめられてしまったりと、チャンスの数ほど決定的な場面は作れていなかったという印象があります。
残り5分のところで5番進昂平に代わり28番長谷優を投入し、逆転を狙いに行きましたが、結果的には崩し切れずに2-2で試合終了となります。
この後、PK戦まで行い、浦和は一本外し、相手にはすべて決められてしまい、結果としてはPK戦4-5で敗戦となりました。
試合が終わって感じた印象は、純粋に来月に公式戦開幕を控える浦和にとっては純粋に良い試合だったな~という印象でした。プレスの激しい関東第一高校に苦戦し、プレスがそれほどでもないモンテディオ山形ユースには圧勝し、今日のいわゆる大人のチームを相手にして、やれる形ではしっかり得点も2点奪っていることや、シュートやパスの判断が少し遅れるとしっかり守られてしまう相手にてこずったり、体格勝負で苦しんだり、3試合をそれぞれ思い返してプレーしていくことによって公式戦に向けて、より高めて行くことは明確になっていますし、相手の守備の基準を今日のTOKYO 23くらいに考えて、そこをどのような形でも崩せるくらいの攻撃を目指して行ければ、かなりスタートから良い試合ができると思います。
そして、今日の試合では、これまでのように一気にメンバーを入れ替えることはせずに一試合をベースとなるメンバーで途中に勝つための交代を加えながら90分間戦ったことになりますし、次の段階に進みだしたのかな~とも感じます。
でも、これがベースメンバーとも言えないとも思います。新監督の体制がスタートして、何度かこれがベースメンバーになるのかな~と思ったところで、一気にメンバーが変わったことも多々ありますし、3月20日の時点では今日のメンバーがベースメンバーに近いことは間違えないでしょうが、ここから公式戦までにまた大きく変わることもあるということは、はっきりと伝わってきます。
例えば、何人か挙げると、今は怪我で離脱していますが、ブクメとしては西袋裕太が局面で見せるロングフィードの精度まで達している選手がいるとは思えませんし、運動量と難しい展開で思い切って攻撃参加して試合をひっくり返してしまうようなオーバーラップを見せられるという意味では新井純平を超えている選手もいないと思います。また、シュート力という意味では、倉本隼吾を超えている選手もいないと思います。最近は苦しんでいるようですが、したたかにプレーしてゴールを決めてしまえる小峯洋介とか、試合を読む力としては佐藤大介が一枚上手だと思いますし、そんな感じで一人一人が誰にも負けない特徴を持っているわけです(ブクメの勝手に感じたことですが。)
監督の求めるものを出していくことは最低のラインで、そこに特長を加えて行くことで戦術+個性になって、それを共通理解できるようになると凄く強いチームになっていくんだと思います。
今思うような位置にいる選手は、その中で更に精度を高めるプレーを、今が逆境にいると感じている選手は、逆境を悪くとらえずに取り組んでいくことで、より成長できます。
なんとなくですが、今年のやり方は、まだわからないところは多いですが、今までの浦和レッズユースになんとなく足りないと思っていた要素が、選手の取り組み方次第で克服されて行くのではないかな~という予感もあります。
正直、この試合の後に紅白戦があるということで、その試合も見たかったのですが、今日はナビスコカップ観戦を決めていたため、それを見ていたら間に合わないということで、見られませんでしたが、なんとなく、今のこの時期の試合は一つも見逃さずに見ていたいなというのが本音だったりします。
ナビスコカップでは、少し前までユースにいた矢島慎也が、かなり評価されるべきプレーを本気のベガルタ仙台のメンバーを相手に見せていましたよ。アクシデントから得た長い時間の出場機会ですが、彼はそのチャンスを生かして良いパフォーマンスを見せていたと思います(←ここ重要。)
また、文字での情報だけですが、浦和レッズユース出身でモンテディオ山形に加入した中村隼は、ゴールキーパーという難しい位置で今年は第2ゴールキーパーと言うところまで来ました。そして、アビスパ福岡に加入したディフェンダーの畑本時央は、スタメンでほぼフル出場して無失点に抑えるプレーをしたようですよ。大したものです、誉めてやろう!(と偉そうに言いたくなるくらいうれしいことです。)
プロチームに入ったって我慢して、練習して、戦術を理解して、その結果やっと出場機会が近づいてくるものですからね。
ジュニアユースに対しても書きましたが、逆境でも気持ちはポジティブに。ポジティブにやることで抜け出せることは多いんです。特にスポーツの世界はそうです。
期待しています!
ではでは~。
おまけの写真(フラッグの写真じゃありません!)