高円宮杯プレミアリーグ2012/09/02 第11節 浦和レッズユースvs青森山田高校 3-2勝利・・・打ち合いに転じて今回は競り勝つ

大原サッカー場2012年9月2日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、大原サッカー場で行われた高円宮杯プレミアリーグの青森山田高校との試合を観戦してきました。昨日に引き続き、天気がやや不安定で、この試合も序盤は結構な大雨の中での試合となりました。その後は降ったりやんだりで、試合が終了するころには、やや晴れ間・・・までは行かないものの、最後の打ち合いでの勝利によって雲を吹き飛ばして光差すというか、そんな感じの天気でした。

さて、なかなか結果が出ない状況の中、先週から再開したプレミアリーグですが、先週の試合もものすごい展開の中で、最終的には、引き分けに持ち込んだものの、試合自体をどのように判断して良いのかは複雑な状況でした。

この試合もまた、時間帯によってはサッカー的な部分を考えて、ここをこうすれば良いのにあまりそういう指示がでないな~とか、思う部分もありつつ、終盤はとにかく打ち合いに競り勝てという展開に持ち込まれました。

それらの時間帯を分けて、考えるべきなのかな~という試合です。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番番関口亮助、DFが左に12番小坂慎太朗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下に16番岸伯富実と20番広瀬陸斗、FWが左に14番関根貴大、右に7番長谷優、真ん中に21番進昂平

となります。

中盤省略型の攻撃となった序盤は、やや前線と後ろが分断された形の中で前線に入った時には14番関根貴大が鋭く仕掛けたり、7番長谷優が仕掛けたりでき、この試合では21番進昂平がスタメンに入ったことで前線でのフィフティのボールなどでしっかり競り、ポストとしても機能するような形にはできるはずでしたが、中盤との距離が空いていることで、そこへボールが入った時に上手く生かすという形が思ったほどはできていなかったようにも思います。

それでも、21番進昂平がパスを受けて右の7番長谷優に出してそのままゴールへ向かって走り込み、クロスにヘッドで合わせるなどのチャンスも作れていました。

攻防と言う部分では、どちらに転んでもという感じではありつつ、浦和の方がやや鋭い攻撃をできているというイメージながらも、バックラインからの長いパス、前線の数人で攻めるという形になっていることから、流れが相手に移った時には、前線へのパスがカットされての素早い攻撃から守備が受け身になってという展開にもなりかねないとも言えるものでした。

ただ、中盤省略でボールタッチが少なくなっていた19番須藤岳晟が攻撃に対して意識して動いた時には、チャンスになる場面も多く、例えば、10分に19番須藤岳晟が中盤でボールを受けて右の7番長谷優につなげてクロスから20番広瀬陸斗が狙うなど良い距離で攻撃に絡んだ形で実際に得点に近い形も作れていました。

前半で言うと、もっとも浦和が得点に近づいた形としては、14番関根貴大が縦へのパスで裏に抜け出してペナルティエリアに進入してパスを受けた場面だったと思います。

鋭く攻めてギリギリのところでディフェンダーに防がれてしまったものの、おそらく最初のトラップが思ったより長くなってしまったと思われ、ここが思うようにできていれば、得点できていたと思います。

攻めの形を作る回数では浦和が多かったものの、決定的な場面では青森山田の方が勝っていた前半だと思います。実際、シュートを外してくれたから助かったという場面が2度ほどありました。

しっかり競り、しっかりキープはできていたものの、なかなか思うように結果に結びつくプレーまでは行かなかった21番進昂平ですが、前半終盤には、いずれも14番関根貴大からだったと思いますが、左からのクロスに対して迫力のある飛込みを2度ほど見せていました。ゴール前でああいう飛び込み方ができる選手はなかなかおらず、少しでも緩めると触ってゴールに入れるという動きをしていたと思います。

前半は0-0で終了し、迎えた後半。

前半と比べて、19番須藤岳晟が意識的にタイミングで前線の選手との距離感を縮める動きを見せることで21番進昂平が落として19番須藤岳晟が受けて左右に展開してというい攻撃があったり、16番岸伯富実の攻撃の部分での動きも多くなり、攻撃の連携や崩すための動きなどがかみ合ってきて良い感じになってきたと思っていたところで20分に21番進昂平を下げて10番中村駿介が入ります。

確かに攻めのオプションで10番中村駿介をこのタイミングで投入するのは大賛成なのですが、前線での起点となる動きをしていた21番進昂平をどうしてここで下げるのかと思ったのが本音です。とりあえず、ここまでをサッカー的に考えた、試合の中で修正しながら良い流れになっていく過程として完結させてもらいます。

ここからは、今年は非常にこうなることが多い、打ち合いに競り勝つ戦いの時間と説明するとイメージがわきやすいと思います。

10番中村駿介の鋭い攻めにより、まずはサイドを切り裂いて横パスを受けた20番広瀬陸斗がシュート。これが決まり1-0と先制します。

ただし、この攻撃の形になると、守備も何かおかしくなるということがよくあるのですが、恐れていた通り、27分にヘッドで決められて1-1とされてしまうと、31分には相手も勢いよく攻めてくる中で、守備の寄せが甘くなり、あっさりとゴールを決められてしまい1-2と逆転されてしまいます。

で、浦和も負けじと32分に14番関根貴大がドリブルで仕掛けつつ前線に抜ける10番中村駿介にパスを通し、10番中村駿介がそのまま持ち込んでゴール左隅にグラウンダーでシュートを決めて2-2の同点。

この得点の後、7番長谷優に代えて32番小川紘生を投入します。

ちょうど、この打ち合いに転じた時間帯は16番岸伯富実の攻撃的な意識も相当高まっているのが見ていて感じ取れるくらいで、パスを受けて裏へのパスを何本も狙って通そうとし、そこに14番関根貴大や32番小川紘生、10番中村駿介が勢いよく飛び出していきます。

同様に相手の攻撃も激しく、35分には、ゴール左隅を狙った強烈なシュートを放たれるも18番関口亮助が反応してはじき出し逆転を許しません。

そして後半もロスタイムに入ろうかというところで、まず2番新井純平が左から攻め上がりシュートを放つと、これはキーパーに防がれるもコーナーキックのチャンスを獲得し、このコーナーキックからの(直接か、一人経由したかは未確認)ゴール前への速いボールに対して20番広瀬陸斗がおそらく足先でそらしたと思いますが、これがゴールに吸い込まれて、ついに浦和が逆転に成功します。

3分のロスタイムの中で、上手く時間を使い、16番岸伯富実に代えて17番立野峻平が入り、更に4番西澤秀平も交代で入る準備はしていましたが、試合はこのまま終了しました。

ノーガードの打ち合いと言うか、そういう展開に切り替えて、これまでは引き分けまで持ち込むことがほとんどでしたが、ここに来てついにその戦い方で逆転まで持ち込むことができました、という試合です。

現時点では、残留争いという状況ですので、とにかく欲しかった勝ち点3が、難しい相手と思われた青森山田高校との試合で取れたのはかなり大きいと思います。

これで、順位は8位と降格圏を脱出し、更に上の順位にいる3チームと勝ち点差3という状況になりました。そもそも、今年のプレミアリーグは東京ヴェルディが走っていてそれ以外のチームは混戦状態なので現時点でも2位までは十分に射程圏とも言えるのがなんとも複雑なところです。

こういうスリリングな打ち合いも結果が出るなら受け入れる姿勢を見る側としても持つべきなのかなと思う部分もあります。そして、クラセンが終了した時にも書きましたが、さっさと残留は大丈夫と言う状況まで持って行ってもらって、チームの作り方としておかしいと誰もが思っている部分は、そこからまた考えて行きたいとも思います。

だって、例えば、守備のところでは今日も高さで安定した守備を見せていた6番西袋裕太の狙い澄ましたロングフィードはものすごい武器になるのに、今やっているサッカーだと中盤を経由しないことが多くなっているため、相手ディフェンダーがロングボールに対して警戒している状況がほとんどなので、警戒されてしまっていて活きないとか、守備ラインの攻撃的な部分での特長も見てきている身としては、ほんとうに色々な意味で良さが殺されている部分も感じます。

見方によると、この試合での交代後の攻め中心の構成が悪いと聞こえてしまうかもしれませんが、個人的には、10番中村駿介であったり14番関根貴大の攻撃の部分での本当の凄さというものを見てきている身としては、彼らがもっと攻撃的なところで躍動できるのに、それすらも半減させられているように感じるのも事実。

でも、今は半分「どうしてだろう?」と感じながら、それでも彼らが攻撃を頑張ってくれることで、ここまで得点できているという個人能力的な部分をシンプルに評価して見ようとも思います。

で、今日は試合後に、紅白戦があり、じっくり見させてもらったのですが、怪我していた選手が元気にフル出場している姿があったり(安東輝のこと)、こういうプレーもできるようになっているのかというドリブル突破を見せた選手がいたり(倉本隼吾のこと)、とにかく紅白戦とは思えないくらい全選手が全力のプレーで、見ていて相当楽しい時間を過ごさせてもらいました。

改めて、浦和レッズユースには、能力の高い選手が多いことを実感しつつ、紅白戦でもこれだけの戦いを見せてくれるのを見て、少しホッとした部分もありました。

来週も苦手なコンサドーレ札幌ですが、倒してやりましょう!

ではでは。

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おまけの写真。