高円宮杯プレミアリーグ2012/09/09 第12節 浦和レッズユースvsコンサドーレ札幌U-18 1-3敗戦・・・後半の劣勢を覆せず

レッズランド2012年9月9日

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

ホームと言ってもレッズランドには、あまり良いイメージは持っておらず、ピッチコンディションは言わずもがな、それに拍車をかけるのは、観戦のし難さにあったのですが、中で観戦できるとこれだけ大会開催の会場として様になってしまうものなのかと納得させられました。

と言うのは、この試合限定ということらしいですが、今日は土手側のグラウンドでの試合でピッチサイドまで入れるようになっていて、真横から観戦することができるようになっていました。非常に見やすかったです。

先週、大原で青森山田高校に勝利し、連勝で更に残留に向けて良い状況に持っていきたい浦和レッズユースの今日の相手はコンサドーレ札幌U-18となります。アウェイでの前回の対戦では、厳しい試合展開から後半のものすごい反撃で引き分けまで持ち込んだものの、相手のやっているサッカーのレベルの高さを実感した試合でもありました。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番番関口亮助、DFが左に28番森亮太、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下に16番岸伯富実と14番関根貴大、FWが左に32番小川紘生、右に7番長谷優、真ん中に21番進昂平

となります。

10番中村駿介と12番小坂慎太朗は、累積で出場停止。20番広瀬陸斗は、学校行事でいないとのことでした。

序盤は、浦和の前線からの超が付くぐらいの攻撃的姿勢が相手の組み立てをさせず、見事にはまった試合展開を見せます。

5分には、21番進昂平からのパスを受けた14番関根貴大がシュート、10分には、14番関根貴大のインターセプトから21番進昂平のポストプレーからの仕掛け、14分には、21番進昂平が裏へ出したパスに14番関根貴大が抜け出して仕掛けるなど、今更ながらではありますが、21番進昂平と14番関根貴大が近い位置でプレーする形でのメンバー構成となったことで、この2人の連係からの仕掛けが何度も見られました。

また、32番小川紘生のシュートや、7番長谷優も惜しいシュート場面を作るなどするものの、決定的な場面が続いた中でシュートが枠をそれる回数も多く、浦和の攻勢ながらもなかなか先制点を生み出すことができません。

18分に2番新井純平のオーバーラップからのクロス、20分には、32番小川紘生からのクロスに21番進昂平のヘディングシュートと攻勢が続く中で、ようやく23分に浦和に得点が生まれます。

中盤でパスを受けた14番関根貴大が右前線を走る7番長谷優にパスを通し、そのまま持ち込んでゴール。

1-0と先制します。

その後も、21番進昂平から7番長谷優にパスが通りシュートまで持ち込む場面や、25分のフリーキックの場面では、珍しく6番西袋裕太が蹴り、グラウンダーで狙ったシュートは、一瞬ミスキックにも見えましたが、ゴールの右にわずかに逸れたものの、枠を捉えていたらゴールになっていたかもという、惜しいシュートでした。

おそらく、決定的な場面は、ゴール以外にも3,4回あったと思いますが、シュート精度を欠いて結果的に前半は1-0で折り返します。ちょうど、出場停止だったりで、組んだやや急造の形だったとは思いますが、実にはまっていて、トップ下の14番関根貴大はトップ下ですが、フォワードに近い位置でプレーすることが多くトップ下の広い位置を16番岸伯富実が上手く使っていましたし、ボランチの19番須藤岳晟も、その16番岸伯富実とちょうど良い距離感を保ちながらバランスよく動けていたと思います。

何より、前線の攻撃が相手の組み立てをさせていなかったことも前半を浦和のゲームにした要因だと思います。

この試合、左サイドバックで初スタメンとなった28番森亮太ですが、最初はやや硬さはあったものの、何度か、らしいプレーも見せることができていました。この経験を、今後に生かしてください。

さて、この流れで後半に上手く追加点を奪えれば、試合を有利に進めて行けると思った矢先、出端にサイドから崩されていきなり失点し1-1の同点に追いつかれると、ここぞとばかりに攻めてくる相手を防ぎきれず、5分に更に失点をしてしまい1-2と逆転されてしまいます。

こういうところが、さすがにプレミアの上位にいるチームだと思わされるような、ここで得点を奪えば試合のペースをひっくり返すことができるというところで上手くやられてしまい、更に逆転まで持っていかれたことで、気持ちがやや守備のところに行き、当然相手も行けると思って自信を持って仕掛けてくることから、今年の浦和が陥りやすい劣勢の時に中盤を省略してしまうような流れになってしまいます。

それでも、これまでの試合に比べると、中盤を経由してだったり、つないで組み立てなおそうという試みも見られたのですが、勢いの出た相手に対して、前半ほど思うように行かず、前線でのプレスも相手のミスを誘うほど激しくできなくなっていたりと、やや悪循環になっていたと思います。

21番進昂平が前線で体を張っても、やや守備に意識を置くために下がってプレーする頻度の増えた14番関根貴大が前線に意識を置いた時には、21番進昂平のポスト、14番関根貴大が受けて、展開して仕掛けるという形を作れてはいましたが、攻撃に転じた時の中盤と前線との距離が引きすぎてしまって、機能しなくなっていました。

例えば、今日のベンチメンバーを見てみると、8番繁田秀斗だったり、23番條洋介と中盤で変化を加えてくれそうな選手はいたのですが、交代の選択肢は、前線の個人技でなんとかしようというものだったのか、29分に32番小川紘生に代えて11番大野将平という選択でした。

劣勢の状況の根本的な改善とは、思いにくい交代の中で、守備の連係が上手く行かなかったところで、PKを与えてしまい1-3と2点差にされてしまいます。

また2枚目の交代は、32分に28番森亮太に代えて4番西澤秀平という選択で、3バックにして、2番新井純平を高い位置に上げるという形にしていました。

実際に、11番大野将平が惜しいシュートを放つ場面も見られたり、7番長谷優のドリブル突破から惜しい場面は作ったものの、これまでのような試合終盤の迫力を見せるまでも至らず、試合はそのまま1-3で終了となりました。

本当に、もろ刃の剣のようなサッカーのため、悪く転んでしまうとこうなってしまうということでまとめて良いのでしょうか。

中村駿介や広瀬陸斗がいれば何とかなった、で片づけて良いのでしょうか。

その試合の中で、何が起こっているから劣勢になっているかとか、深いところまで考えるのではなく、一人に対して一人の交代で個の力で何とかしてもらおうという発想なんですね。1人の交代で、数選手の動きを再び活性化させるような意図とかはないのかもしれませんね。

やっている選手は大変かと思いますが、結果は必要です。踏ん張って次の流通経済大学柏高校戦では、勝ち切ってやりましょう。

 

試合後、いったん車で家に戻り、大原サッカー場で行われたトップチームの栃木SCとの練習試合を観戦してきました。出場停止だった中村駿介はスタメンで前半45分間出場、小坂慎太朗は後半15分から出場。互いにJ2らしい激しいプレッシャーの中でも持ち味を発揮していました。中村駿介の良さは今更説明する必要はないですし、色々な練習生が参加していますが、プレーは一味違います。

また、小坂慎太朗も、まず非常に落ち着いてプレーできていたことや、左サイドバック(途中から左前線)でプレーして、サイドから切れ込んでシュートまで持ち込む場面を作ったり躍動していました。

ユースで少しもやもやしていたのですが、先週の試合後の紅白戦同様、選手が伸び伸びとプレーして持ち味を出してくれている姿を見て、気持ちが結構晴れました。

また、一週間頑張りましょう!

レッズランド2012年9月9日レッズランド2012年9月9日レッズランド2012年9月9日

 

 

 

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おまけの写真。