第67回国民体育大会サッカー競技(少年男子) 準々決勝2012/10/2 埼玉県vs大阪府 1-3敗戦・・・勝つためのチームと育成

飛騨古川ふれあい広場2012年10月2日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

国体の少年サッカーも3日目に入りました。1回戦、2回戦と勝利した埼玉県は、シードで2回戦から登場してその2回戦を快勝で勝ち上がってきた大阪府との準々決勝に臨みました。

この国体に臨む大阪府のチームと言うのは、直接毎大会見ているわけではありませんが、どの大会でも強烈なメンバーを組んできて強さを見せているため、この準決勝で大阪府と当たる可能性が高いということで、見る側としてはこの準々決勝が、埼玉県の優勝へ向けての大きな山と考えられていました。

毎大会、強いというのですから、とにかく国体で勝つためのメンバーを作り上げるという方針のチームなのでしょう。

今日は、試合に関してはあまり細かく触れるつもりはありません。

大まかにまずは書かせてもらい、この大会の埼玉県のチームについて思ったことを書かせてもらいたいと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが1番佐川雅寛(本庄第一高校)、DFが左サイドバックに13番長嶋巧、右サイドバックに2番細田真也、センターバックに4番髙山和真(大宮アルディージャユース)と3番吉原大、MFが左に9番橋岡和樹、右に14番清川大輝、真ん中に6番勝野瑛と8番小野雅史(大宮アルディージャユース)、FWが11番里見直樹(大宮アルディージャユース)と7番菅原朋也(大宮アルディージャユース)

となります。

2回戦同様センターバックが集中力高くプレーできていたことで、相手の人数をかけた迫力のある攻撃の多くを摘むことができていたと思います。そして、やはり両サイドバックに関しては、攻撃参加する機会をあまり作れず、守備に回ることが多くなってしまっていたと思います。

中盤でのプレスに関しても、効果的に作用していたと思いますし、そこで奪うことで相手の攻撃を摘めた部分も多かったと思います。

ただ、攻撃に移った際の仕掛けが単発でサイドから攻めても人数が足りないことが多い印象がありました。

5分に崩されて失点し0-1とされてしまいます。

展開としては、押される時間が大半を占めるものの、失点して数分後に7番菅原朋也のゴールで同点に追いつきます。

この同点ゴールの後は、埼玉が攻撃する回数も増えるものの、逆転までは至らず前半は1-1で終了。

後半は、更に攻められる時間が増えてしまい、10分に失点を喫して1-2と再びリードを許してしまいます。その後は、なんとか堪えていたものの、28分に追加点を決められてしまい、結果的には1-3で敗れました。

交代の流れですが、後半スタートは交代なし。10分くらいに11番里見直樹に代えて10番ンドカ・ボニフェイス、26分に13番長島巧に代えて15番岡野森、後半終了間際に9番橋岡和樹に代えて5番池田壮太朗という交代でした。

そもそも、今年の埼玉県のチームに関しては、既に質の高いプレーが見せられるポジションではないポジションに配置される選手が多いチームの作り方というのが、浦和レッズユースの選手のポジションを見ていると分かるのですが、あえてそういうポジションで経験させつつ、視野を広げて成長させることを目的とするのは、凄く納得できる育成の方法だと私も思っています。

そういうチーム方針が明らかに見える中で、初戦の愛媛県との試合は苦しみながらも、勝ちに持っていくことができ、2回戦の富山県は、やや力の差があり快勝。冷静に大阪府を分析して、あと一つ勝てば最低限あと2試合このチームで経験を積めることを考えて、勝つために展開によっては、慣れたポジションでプレーさせる形をとってみるということをするのか、それとも頑なに、どういう展開でも貫くのか、そういう部分にも注目していたのですが、あくまで方針を貫く交代の流れになっているように感じました。

もちろん優勝を目指して戦っていたとは思いますが、勝つためよりも育成を重視したのかな~という印象も感じました。

ね、見る側は勝手でしょう?1サポーターから見るとこういう風に見えていました。また、このチームに関しては、絶対に負けたくないという気持ちで大差のリードから逆転勝利を飾ったプレ国体の神奈川県との試合を見ていますので、その試合とどうしても比較してしまいます。そこと比べた時には、絶対に負けたくないという気持ちがこの試合では弱かったのではないかと感じる部分もあります。

だから、単純に一つのハイレベルな相手に対してのハイレベルな試合ということを考えて見た時には、その選手の得意なポジションで構成して戦わせてみたらどうなったかな~と思う部分もあります。

それも、育成世代を見るサポーターとしては完全なエゴになります。

最後の最後に出場した5番池田壮太朗がロングスローをした瞬間に、ふとプレ国体の試合を思い起こし、ロングスローから10番ンドカ・ボニフェイスがすらしてというプレーが強烈な武器になっていたその試合で見えた勝つための強みの一つの登場が後半終了間際だったことも含めて、9番橋岡和樹が右でプレーしたのがほんの数分だったことも含めて、なかなか色々なことを考えさせてくれる今日の試合でした。

後は、埼玉県が連戦で既に2試合を戦う中で、その2試合は人工芝の杉崎公園グラウンドで、対する大阪府はシードになっていたために1試合のみしかまだ戦っていない状況で、その試合を今回の天然芝の古川ふれあい広場で戦っているという部分も影響していた部分があると思うので、同条件で戦ってみたらどうなっていたかな~と思う部分もあったりなかったりです。

 

・・・そんな、厳しめのことばかり書いてみましたが、本心はと言うと、チーム作りが難しいトレセンリーグからの国体という戦いの中で、怪我で外れた選手や代表に選ばれてメンバーから外れた選手など、チーム作りの終盤のところで色々な変化を余儀なくされたチームの中で、準々決勝まで勝ち進んでくれたのは、応援する側としては凄く嬉しかったですし、勝利の喜びを2度分かち合わせてくれたことにも凄く感謝しています。

また、車で当日に現地に入り、負けたらその日に帰り、勝ち進むごとに宿をとって観光を楽しもうと決めて行ったので、2つ勝ってくれたことで、かなり飛騨高山という観光地を楽しむこともできましたし、国体の雰囲気を味わわせてもらうこともできました。

そのおかげで、今回の岐阜国体を町ぐるみで協力し合って盛り上げている部分までしっかり体感することもできました。

今回の国体の経験をどれだけ各チームに戻って今後に生かせるかが本当に重要ですからね。生かしてなかったら怒りますからね!

毎回国体の時に書いている言葉で絞めます。今回の国体のように浦和レッズ絡みの選手以外も参加するようなチームを応援すると、他のチームの選手でも愛着が湧くのです。なので、今回の埼玉県のメンバーとして戦った選手は今後気にして見るようになると思いますし、応援します・・・・が、浦和レッズユースと対戦する時は敵ですからね!

それぞれの選手が、今回の経験を良い方向に活かして活躍してください。

ではでは。

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おまけの写真。