どうも、浦和サポブクメです☆
今日は、浦和レッズユースのクラブユース関東予選順位決定戦に足を運びました。那須に来られるとき恒例の那須に一泊しての2日連続観戦です。
浦和レッズジュニアユースの、クラブユース選手権の関東予選も今日からスタートし、ジュニアユースの場合は、トーナメントで1回負けたら敗退という過酷な条件ということで、そちらにも足を運びたいという気持ちもありつつ、先週の関東U15リーグ翌日の練習試合を眺めつつ、大丈夫だろうと確認したところで、ユースの方に足を運ぶことを選択(と言いつつ、水曜日くらいまで迷ってたw)で、ジュニアユースは難敵横河武蔵野を下して2回戦進出。やっぱりなという気持ちと、ほっとした気持ち半々くらいです。2回戦は足を運びます!
さて、浦和レッズユースですが、先週の関東2次予選最終戦の柏レイソルU-18戦で、これまでとは違ったフォーメーションや、そのポジションに適性のある選手が奮闘することで、代表系の選手など従来スタメン起用が多い選手が6人いない中で勝利し、グループ1位通過を果たしました。
先週いなかったメンバーも戻ったところで、先週を踏まえてこの順位決定戦をどう戦っていくのだろうというところが気になりつつの観戦です。
梅雨らしい天気のここ最近で、今日も雨の中での試合になるのかと思っていましたが、キックオフの15時くらいからは、思った以上に晴れ間の広がる時間も多い中での試合となりました。
この試合のスタメンは以下、
GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に19番橋岡和樹、MFがボランチに8番須藤岳晟、左に10番関根貴大、右に27番邦本宜裕、真ん中に14番斎藤翔太と4番茂木力也、FWが9番小川紘生となります。
前回、4-1-4-1になったようだと書きましたが、厳密には、4-5-1のような形がベースのようです。まあ、その辺は固定ポジションではなく流動的にということで、細かく定義する必要もないですね。
さて、ということで、まずフォーメーションに関しては、先週から引き続きの形となっています。メンバーは、7番広瀬陸斗以外はスタメン出場という形になります。
対戦相手が、プリンスリーグで前回対戦し、敗れている横浜F・マリノスユース。そして、去年もまったく同じラウンドで対戦した横浜F・マリノスユース。去年の試合では、浦和が快勝という結果にはなっていた
ものの、決定的すぎるシュートを相手が何本も外したことなどもあり、圧倒したというイメージではなかったと思われます。そして、昨年のクラセンで、悔しい敗戦を喫した相手でもあり、プリンスリーグでもホームに迎えての試合が残されています。
まあ、あまり対戦相手として良いイメージが最近ない相手ではあります。
さて、この試合ですが、序盤は浦和ペースになります。8番須藤岳晟がディフェンダーと中盤真ん中の間くらいの位置に入ったことで、4番茂木力也、14番斎藤翔太が、トップ下に近い位置で攻撃にもやや意識を置きやすく戦えていることで攻撃に絡んでいく回数も増えている印象がありました。
2分に10番関根貴大から9番小川紘生に当て、クロスに4番茂木力也がドリブルで仕掛けていく形を作ります。
4分にも9番小川紘生が前線でいったん受けてからの展開があり、右サイドの27番邦本宜裕に開いて、パスを受けた27番邦本宜裕が左前線のスペースにパスを通すも味方と合わず。
8分には、27番邦本宜裕と4番茂木力也の縦関係でのパス交換から最後は27番邦本宜裕がシュートを狙います。
11分にも、9番小川紘生が前線から少し降りたところでパスをいったん受け、14番斎藤翔太とのパス交換から仕掛けていく形を作ります。
今日の9番小川紘生は、特に前半は、ワントップらしく前線でしっかりキープして、パスよりも仕掛けていくという意識を強くプレーしている印象が強かったです(その分、前半終盤にかなり披露している様子も見えたり見えなかったりw)
守備に関しても、全体的に球際に厳しく行けていることや、一本裏に出されるパスで鋭く仕掛ける相手の攻撃に対して、集中して対応することで、相手に攻撃のリズムを作らせず、危ない場面をそこまで作られることなく対応していきます。
それでも、時折抜け出された時の攻撃が鋭く、13分にうまく抜け出されてキーパーと1対1の場面を作られるも、ここは18番関口亮助が反応し、ピンチを防ぎます。
15分には、9番小川紘生から10番関根貴大、4番茂木力也、14番斎藤翔太とパスがテンポよくつながり、14番斎藤翔太が持ち出してシュートを放つ形を作ります。このプレーからコーナーキックのチャンスをつかみます。
このコーナーキックのチャンスで、10番関根貴大が蹴ったボールに5番齋藤一穂が強烈なヘディングシュートを放ち、これがクロスバーに当たって、ゴールラインを超えていたように見えたものの、これはゴールならず(このヘディングシュートは、最初4番茂木力也が放ったと思っていましたが、違うらしく、だとすると齋藤一穂だろうということで・・・自信ありませんw)
相手に思うような攻撃をさせず、攻撃のリズムも良い中で迎えた19分に、27番邦本宜裕がドリブルでペナルティエリアに侵入したところで倒されてPKを獲得します。
このPKを10番関根貴大が蹴り、キーパーに反応されたもののこぼれ球を押し込んでゴール(数人が走りこんでいて、4番茂木力也が押し込んだように見えたのですが、オフィシャルで関根貴大のゴールとなっていたので、自らで押し込んだということなのでしょう。)
浦和が1-0とリードします。
22分に、14番斎藤翔太が持ち込んでシュートを放ちます。枠をとらえたシュートでしたが、キーパーに弾かれ得点にはならず(コーナーキックは獲得。)
続いて25分に9番小川紘生が、3番森亮太の左サイドからのオーバーラップを使うパスを出すもこれはオフサイド。この場面ですが、単純に左前線のスペースにパスを出すのではなく、3番森亮太がサイドからゴールに向かって回り込んで受けたらそのままゴールに向かって仕掛けられるようなスペースを狙ってのパスでした。この試みは面白かったです。
26分に、27番邦本宜裕から10番関根貴大を経由して左から攻撃参加する3番森亮太にパスを通し、9番小川紘生にパスを繋げて仕掛ける形を作ります。
30分あたりからは、さらに相手の裏を狙うパスが多くなるものの、ラインコントロールがうまく行きオフサイドを多くとることができていました。
ただ、守備の部分に不安な要素もあったようで、ベンチからは、枚数含めた守備の部分での指示が多くなってもいました。
全体的に激しいプレーが多い中で、判定や対応(?)に関してもやや疑問符が付くようなこの試合でしたが、そんな中で、右サイドから攻撃の一つの起点となっていた、27番邦本宜裕が、負傷し前半終了間際に7番広瀬陸斗と交代になります。
前半は1-0と浦和がリードして終了します。
前半については、センターバックの19番橋岡和樹と5番齋藤一穂と8番須藤岳晟の三角形の守備の部分での関係性が良く、再度の選手の守備意識も高いことで相手の攻撃をうまく封じ込められていたことと、4番茂木力也と14番斎藤翔太と8番須藤岳晟の三角形の関係性により、8番須藤岳晟が守備的な意識の高いプレーをすることで、4番茂木力也と14番斎藤翔太がこれまでにないくらい攻撃に意識を置いた中盤として攻撃に参加できていたのも印象的でした。
後半スタートから、立て続けに9番小川紘生の前線でのキープ力を生かした展開が見られます。
6分には、7番広瀬陸斗がシュートを狙う形を作ります。
後半に入り、相手の球際の激しさが前半とは明らかに違っており、特に浦和の中でバランスを取る動きで奮闘していた8番須藤岳晟のところへのプレスがかなり激しくなり、一つ一つのプレーの判断により速さと味方の気の利いた動きが必要になる中で、全体的なプレーバランスが何か不安定な状況になり始めます。
そんな中、微妙な判定でのオフサイドのあるないということはあったものの、失点を喫し1-1と同点に追いつかれます。
このあたりから、前半には多く見られた連携もうまく行かない場面が増えます。
それでも失点直後の8分には、10番関根貴大がドリブルで仕掛け、倒されたフリーキックのチャンスで5番齋藤一穂の惜しいヘディングシュートがありました。
9分に3番森亮太に代わり22番荒木聡太が入ります。
9分に、9番小川紘生から7番広瀬陸斗にパス、ドリブルで仕掛けます。
10分に獲得したコーナーキックのチャンスから、10番関根貴大の蹴ったボールを4番茂木力也がニアに走りこんで頭で合わせるも、わずかに右にそれます。
こういった攻撃のチャンス自体は作るものの、相手の激しくなった攻撃に対しての対処がうまく行かず、攻められる回数が増える中で、11分に失点し1-2と逆転されます。
13分には、9番小川紘生、14番斎藤翔太、10番関根貴大とパスが回り10番関根貴大がドリブルで仕掛けます。
14分に2番細田真也に代えて11番進昂平が入ります。もちろん、11番進昂平がサイドバックに入ったのではなく、19番橋岡和樹が右サイドバックに移動し、8番須藤岳晟がセンターバックに降りて、4番茂木力也がボランチといった組み合わせになります。このポジションチェンジには、やや意図がわからない部分もありました。
前線も、攻撃的な選手が多くなったものの、プレーの意図が線ではなく、点になっているというか、いわゆる11番進昂平が入っても得点が入らない空気感のある状況というか・・・。
実際にチャンスが作れないわけではなく、16分には19番橋岡和樹の右サイドからの攻撃参加から鋭いクロスを上げ、9番小川紘生、11番進昂平、4番茂木力也がディフェンダーに跳ね返されながらも立て続けにシュートを狙うも決められず。
19分には、11番進昂平が抜け出してパスを受けた14番斎藤翔太がシュートを放つも決まらず。
10番関根貴大が粘り強くキープしたり仕掛ける場面も多くあるも、やはり全体的に単発な仕掛けが多くなっていたように思えます。
同点ゴールが奪えない中で、25分に再び失点し、1-3となります。
31分に、8番須藤岳晟に代えて13番條洋介が入ります。
13番條洋介がボランチの位置に入り、4番茂木力也がセンターバックに入りました。
この後、7番広瀬陸斗の粘りから、10番関根貴大、9番小川紘生とつながりシュートまで持ち込む形や、14番斎藤翔太から9番小川紘生、7番広瀬陸斗とつながり仕掛ける形など何度かチャンスも作るものの、結局点差は縮められず、1-3で試合終了となりました。
前半と後半で全く正反対の展開となった試合ですが、後半浦和が苦しんだ理由の一つは、中盤勝負で相手にいいようにやられてしまったことにあるような気がします。
特に、後半相手の前線からのプレスが激しくなったところで、守備全体が混乱してしまったことの要因の一つとして、バランスを取るために中盤をコントロールできる選手がいなくなっていたことがあるような気がします。
先週の柏レイソルU-18戦があったおかげで、比較しやすいのですが、後半横浜F・マリノスユースがやってきたようなプレーを浦和が前半していたことで主導権を握れていた状況を続けられれば問題なかったのかもしれませんが、結果的に後半は逆の状況になってしまった。この時に、やはり中盤が混乱していたために、8番須藤岳晟に対してプレスが激しく来た時に、例えば、前の試合でトップ下に入っていた松崎洸星だったり影森宇京だったり、味方の出しやすいポジションに気の利いた動きができるタイプの選手がいれば、いわゆる、いなすプレーをできていた可能性が高いようにも考えられます。
やはり、今日に関しては、攻守の所で8番須藤岳晟が大きな起点になっていたことから、そこを止めに来られた時への味方の意識など含めて、おかしくなってしまったことが後半苦しくなった原因のような気がします。
ただ、やはり以前のように、何がやりたいのか見ている側がわからないという状況にはなく、今回こういう形で、前半は手応えのある戦いができ、後半うまく行かなかった部分に対して、次にどのように継承、修正されて良くなっていくのかということを見る側としても、前の試合を踏まえて変化を見届けていくことができるような状況にはなってきている気がします。
そして、やはり、ここ数試合のベンチの雰囲気が妙に気持ち良いです。
ということで、ブクメは、横浜F・マリノスユース戦をしっかり踏まえての、3位決定戦のヴァンフォーレ甲府戦を楽しみに見届けさせてもらうわけです。
見た目よりもピッチ状態が悪そうで、大変かとは思いますが、さらなる前進が見られることを期待しています。
おまけの写真。