清水フェスティバル4日目2016/3/29 – 浦和レッズユース vs 国見高校 7-1勝利・・・最終戦は、理想的な展開で大勝

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どうも、ブクメです☆

オフィシャルサイトで最終戦の情報が未定のままで当日朝を迎えて、色々調べても情報が出てこずかなり焦ったものの、なんとか試合の情報を得ることができ、足を運べました。チーム的には、ギャラリーには来てほしくないのかなとか若干思った部分もありますが、そういうところは、嫌がられても足を運ぶ予定の試合は足を運んでやるのだ!ということで、最終戦は、これまで足を運んだことがなかった(というか、サッカーグラウンド自体が昨年あたりから使われるようになったようです)清水桜が丘高校の校内にあるサッカーグラウンドで国見高校との一戦となりました。

観戦環境としては、かなり見やすくて良いグラウンドですね。人工芝のグラウンドということで、若干何名か試合中によく滑っている選手がいた印象がありますが、気候も含めて、かなり良いコンディション下での試合となったと思います。

対戦相手が国見高校ということで強豪校だとは思いますが、浦和レッズユース同様に、おそらく、予選上位チームは、上位チーム同士で最終日は戦っていると思われるので、この大会であまり結果を残せなかったチームにはなると思いますので、結果の大勝に関して、色々な見方はされると思いますが、私個人的には、集中が切れるまでは、球際激しく戦ってくれるチームで、最終戦として良い相手であったと感じています。

そして、この試合は大会最終日にして、前半から後半途中までメンバー交代なしで、基本的に守備を構成するところでは、試す意味での強引な交代はせずに、長い時間プレーされた比較的公式戦仕様の戦い方になったのかなと思います。

では、この試合のメンバーと交代をまず書きますね。

GK1番山田晃士、DFが左サイドバックに5番鈴木海都、右サイドバックに4番関慎之介、センターバックに2番遠藤凌と23番関大夢、MFがボランチに15番井澤春輝、左に9番川上エドオジョン智慧(後半23分⇒26番池髙暢希)、右に8番高山大智(後半15分⇒20番荻原拓也)、真ん中に14番シマブク・カズヨシと17番立川将吾(後半34分⇒24番関根束真)、FWが11番時里元樹(後半21分⇒13番長倉幹樹)

となります。

前半スタートは、8番高山大智、4番関慎之介の右からの攻撃に中盤の17番立川将吾などが絡む形での仕掛けが多い印象で、そこからのチャンスが3回4回続きました。その中でも、例えば、前半5分には、17番立川将吾から4番関慎之介、右サイドを駆け上がる8番高山大智にパスが渡り、ドリブルで仕掛けて反対サイドまで流れた折り返しのパスを9番川上エドオジョン智慧が受けて、相手ディフェンダーを抜き去って仕掛けるという場面だったり、7分にも、23番関大夢からのパスを受けた8番高山大智がドリブルで持ち上がり、いったん17番立川将吾に下げたところで、4番関慎之介が右サイドを駆け上がり、そこにパスが通り、深くまで持ち上がってクロスまで持っていくという場面など、この3人が絡むプレーからのチャンスが多くなりました。

徐々に両サイド使われる展開になる中で、前線で仕掛けは少なくも、上手い形で受けてパスを裁くという役割で14番シマブク・カズヨシが起点となるプレーと、様々なポジションに顔を出して相手の攻撃の起点を摘む役割でも、17番立川将吾が利いていたと思います。

その中で、パスを受けた9番川上エドオジョン智慧が、迫力ある突破を見せる場面は、これまでの試合と同様に見られました。少し低めの位置からの15番井澤春輝の精度の高い展開も含めて、いる選手が特徴をしっかりと出せている試合になっていました。守備のところも安定感があるように感じました。

ただ、チャンスの多い割には、なかなか先制点が奪えないという状況下で、これを打開したのが9番川上エドオジョン智慧でした。サイドから仕掛けることが多くチャンスもかなり多く作っていた川上エドオジョン智慧でしたが、なかなか得点という結果を出すことができていなかったのですが、前半30分にペナルティエリア外の真ん中あたりから思い切って振りぬいたシュートが決まって1-0と先制に成功します。

そして、立て続けに追加点が決まります。おそらく、セットプレーからの精度の高さという点でのチャンスには絡んでいたものの、流れの中からのプレーでは、思うようなプレーができていなかったと本人も思っていると思いますが、やや前線で思うようなプレーができていなかった11番時里元樹が、前半33分に獲得したフリーキックのチャンスで大きな弧を描いたキックで直接ゴールにねじ込んでゴールを奪います。決めた後淡々としていましたが、かなり見事なゴールだったと思います。

2-0とリードしたところで、前半終了間際に、23番関大夢からの長いパスを受けた11番時里元樹が、いったん9番川上エドオジョン智慧に預けて自らは前線に走り、5番鈴木海都を経由してのクロスにヘッドで合わせるもキーパーの正面でゴールならず。決まらなかったものの、数名を経由した形でのチャンスを作ることもできた良い流れで前半終了。

メンバー交代なしで迎えた後半スタートは、点を取りに来た相手の攻撃を受ける形になり、やや押し込まれてクリアしてと危ない時間帯がある中で、それでも流れで崩されたわけではないものの、後半3分にコーナーキックから失点を喫して2-1と1点差に詰め寄られます。

よくあるサッカー的な流れであれば、2点差で迎えた後半に攻勢を仕掛けた相手が得点を決めた場合は、そのあとも猛攻を受けて追いつかれたり逆転されたり、いずれにしても、相手ペースが続くものですが、逆に失点後に崩れることなく、後半10分前後からは、また押し込む場面を多く作り出せたのが見事だと思います。前掛かりになりかけた相手の隙を上手く狙えたところもあると思います。

後半9分に、4番関慎之介が相手ディフェンスラインの裏に縦パスを出し、そこに反応した11番時里元樹がキープしたところで倒されてフリーキックを獲得、良い位置でのフリーキックを獲得してチャンスを作ったり、後半12分には、5番鈴木海都からの展開で8番高山大智が受け、いったん下げたパスを4番関慎之介が前線の11番時里元樹につなげて、仕掛けからコーナーキックを獲得するなど、長めのパスと11番時里元樹の持ち味が生きる形でのチャンスも増えてきます。

後半15分にこの試合初めての交代で8番高山大智に代わり20番荻原拓也が入ります。

さっそく、14番シマブク・カズヨシとのパス交換で仕掛ける形など作りますが、マッチアップしていた相手のサイドバックの選手の激しいチャージに苦しめられることが多かったものの、あとで書きますが、最終的には、そこを突破しきってアシストもしています。

大勝した試合ではありますが、書いてきたように後半の20分くらいまでは、かなり競った試合になっていましたし、大味な試合では決してないわけです。

ということで、ここからが得点ラッシュになります。

後半21分に17番立川将吾からの4番関慎之介とパスが通り、相手の守備の裏に通したところで先ほどの交代のあとから右前にポジションを移していた9番川上エドオジョン智慧が抜け出して、落ち着いてこの試合本人の2点目となるゴールで3-1と再び2点差に広げた(・・と勝手に思っていたのですが、オフィシャルを見ると3点目は長倉幹樹のゴールとなっていたので、交代と得点が多くて確認がごちゃごちゃになっていたと思われますw)

この得点のあとに、11番時里元樹に代わり13番長倉幹樹が入ったと思っていたのですが、3点目の前のタイミングで代わって入っていたんですね。

3点目の直後にディフェンスラインとの駆け引きにあっさり勝って13番長倉幹樹がゴールを決めて4-1と点差を広げます。

その直後の23分に9番川上エドオジョン智慧に代えて26番池髙暢希が入りました。

3点目4点目と交代のタイミングが、あまりにも短い時間で起こったため、3点目の得点含めて間違っているかもしれません、間違っていたらすみません。

はい、まだ得点が入ります。

後半29分に13番長倉幹樹が高い位置でパスを受けると、あっさりディフェンダーを抜き去り、ゴール前に詰めていた17番立川将吾にラストパスを送り、このチャンスをしっかり決めて5-1。

後半34分に17番立川将吾に代わり24番関根束真が入ります。

後半35分のゴールが、先ほど書いた20番荻原拓也と相手のサイドバックとの攻防の一つの結果となるもので、果敢に仕掛ける20番荻原拓也に対して、相手サイドバックが激しいチャージでドリブルを止められたり、ややラフプレーで吹っ飛ばされてネットに直撃みたいなこともあったのですが、それでも果敢に仕掛けた結果が6点目のゴールにつながっており、左サイドから20番荻原拓也が相手の激しいプレスをかいくぐり突破して深くまで持ち込んで、ラストパスを13番長倉幹樹が決めて6-1となりました。

そして、ラストのゴールは、これも今後注目要素ではあるものの、JリーグU16チャレンジリーグでかなり活躍していると聞いていた新加入の26番池髙暢希をその最終戦の清水エスパルスユース戦で見たときに初めて見たとき、そして、28日の中京大附属中京高校戦で少しの時間を見た限りでは、プレースタイルの断片断片にかなりの可能性の片鱗が見えるものの、まだ、強烈なインパクトを受けるプレーを聞いているほど見られなかったのですが、この最終戦でも起用される形で一度決定機を枠に決められないなど、私が見た中では結果を見られなかったものの、この試合の最後のゴールは、決してきれいな形ではないもののの、おそらく本人も若干ミスキックになったけど、得点になったというゴールになるとは思いますが、13番長倉幹樹の強烈なシュートを相手キーパーがはじいたところを流し込む形でゴールを決め、結果として残したことがまずは大きいと思います。

清水フェスティバルの総括的なところも含めて書くと、今年は、攻撃陣に関しては、かなり層が厚くて競争が激しくなることが確実で、これまでの主力としてスタートから出ることが多かったメンバーが多く怪我をしたり、代表系でチームを離れている中でも、代わって入っている多くの選手が、それぞれの持ち味を消さずに質の高いプレーをできています。大会通してであれば、それぞれ質が高い選手がそろっていても、やはり、バックラインを試合の中でもガンガン交代したりポジションチェンジすることで安定感を保つことができずに敗れる試合も見てきましたが、それでも、今年のチームは、既に十分高いレベルで戦えるチームが早い段階でいくつかのパターンが見えつつある中で、様々なことが試されて、競争させる意図も含めての、この数日の起用交代だったと理解できますし、最終戦では、勝てる形の一つのパターンを見せつけられたという思いが私個人的には強いです。

こういうチーム状況の中で、高く評価されて加入してくる選手であっても、Aチームですぐにフィットして持ち味を出すというのは難しい部分もあると思いますが、それでも得点という形を残して、プリンスリーグ開幕に入っていくチームで結果を残したことは今後につながると思います。以前と比べて、注文は相変わらず多くても、攻撃的な選手の持ち味をしっかり見せることを求めてくれるようなチームに今はなっているので、堂々と競争に入ってきて、今年は強いだけではなくて、えげつなく強いくらいのチームになるために、持ち味を存分に発揮してもらえればと思います。

逆に、厳しいことを言えば、意識を変えないと、全くチームに絡めなくなる状況のままになってしまうかもしれないという選手も見受けられます。

持ち味があるのに、どこかで甘さを見せてしまうというか、それが見えてしまうようなプレーがある選手は、意識を変えて取り組んでください。

この後に、まだ浦和カップもありますが、実質、この清水フェスティバルがプリンスリーグ開幕前の最後の公式戦となります。

サポーターとしてこの大会を見て、結果関係なく、かなりの可能性をこの大会で感じることができました。

競争の激化で、調子が良くてもメンバーから外れる選手も今年は多く出てくると思います。そういう時期を迎えたとしても、自分の持ち味を信じて、チャンスが来ることを信じて、今シーズン戦ってくださいね。

清水遠征、お疲れ様でした。

ではでは。

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