
どうも、ブクメです☆
ジュニアユースの夏の全国大会(北海道帯広開催)をかけた戦いがスタートしました。今年も昨年同様トーナメントでの関東予選で、3つ勝てば全国が決まり、3回戦まで勝ち進めば、そこからは、負け上がりのトーナメントもあるとか、そういう仕組みですね(出場枠は14。)
今日の対戦相手は、神奈川のバディJrユースですね。どのようなサッカーをするかとか、どのくらい強いかなどはよくわからないものの、最近名前をよく聞くチームなので、侮れないというか、そもそも、ここ数年は、町クラブとは言っても、以前ほど、Jリーグの下部組織と差がないくらいの自信と強さを持ったチームが増えているので楽に勝てる相手ではないだろうなと考えてはいました。
こういうトーナメントでの戦いでは、どちらかというと、勢いと、数名の個性の強い選手がいるチームの方が手ごわいという印象を持つことが多いのですが、今日の相手に関しては、全体的にきれいなサッカーをやるタイプのチームなのかなという印象で、実際に緩く入っていきなり先制されてというスタートになったものの、それも含めて、サッカー的な戦術的なこと以上に、今年の浦和レッズジュニアユースが大事にしなければならないものをプレーしている選手自身も感じることができたという試合になったと思いますし、ちょっと浦和側を応援する身としては、理不尽な判定で、PKを奪われたと思ってしまうような局面もあったものの、試合の中で学べる事とか、そこで集中を欠いてしまうとどうなるかという部分も知りながら、乗り越えて80分で勝ち切ったことに意味を感じる試合になったと思います。
ということで、試合の流れを書きますね。
この試合のスタメンと交代は以下、
GK25番鈴木彩艶、DFが左サイドバックに2番清水楽人、右サイドバックに7番冨田蓮、センターバックに3番高橋孝太と4番江原大和、MFが左に19番佐藤優斗(後半8分⇒12番石山凌太郎/後半28分⇒5番奥山亮介)、右に13番石橋遼大(後半39分⇒16番柳原光希)、真ん中に6番苗加慶太(前半20分⇒14番千葉希)と10番鳥海颯、FWが左に9番森田悠仁(後半36分⇒15番大橋力也)、右に20番松村大也
となります。
たびたび書いていますが、今年は、あまりジュニアユースの試合に足を運べていませんので、負傷者だったり、選手名と顔が一致しないケースも多かったりしますので、私が試合で感じた部分などは、気に留めてみているけど、多くは見られていないサポーターがどのように感じたかという感覚でお読みいただければ幸いです。
情報は少ないものの、チームの中で軸になっていた3年生の選手が負傷で欠場するという状況だったりという話は、聞いています。
今日は、試合会場が埼玉スタジアム2002第3グラウンドということで、ピッチコンディションなどは、みなさんご存知の通り、最高の環境でした。強風ではないものの、湿気を帯びた強めの風が少しだけ試合に影響を与えつつ、一番の敵は暑さですよね。プレーする選手にとっては、暑さという一番厳しい敵がある中での試合になりました。
試合開始して、1分も経過せずに、裏にパスを出されて抜け出されてあっさり失点というスタートで0-1とされてしまいます。
暑さもありますが、相手がプレッシャーを感じずにパスを出せるような、緩いプレスと裏を狙う選手に対してのケアも散漫になっていたので、相手としては狙い通り、浦和としては、チーム全体として反省すべき試合の入りとしては、絶対にやってはいけない形で入って失点してしまったということになります。
その後も、どちらペースというわけではないものの、同じようにフワッと決定機を作られて25番鈴木彩艶の好セーブでなんとか失点を防ぐような場面もありつつ、浦和も5分の10番鳥海颯のドリブル突破からのシュートや、バックラインから3番高橋孝太がドリブルで仕掛けた場面など、何度か相手ゴールに迫るものの、ややゴール近くまで迫ってからの精度が悪くという時間帯が20分くらいまで続きます。
ちょうど、前半も半分過ぎたあたりからは、右サイドからの仕掛けで13番石橋遼大の相手ディフェンダーの間を上手く通す様な狙いの面白いクロスに19番佐藤優斗や20番松村大也が飛び込んで合えば1点というような、よりゴールに近づくプレーも増えてきます。
やや、軽い競り合いで笛がなる状況だったので、球際激しくと言いながら、それをやるとファールになりやすいとも感じつつ、ようやく、戦えるようになってきたなと感じたところで、30分に再び失点して0-2となったものの、その2点差が絶望的に感じることもなく、その時間帯に攻撃面で、できてきていたことを続けていけば、大丈夫かなという雰囲気もありました。
そんな中で迎えて前半終了が近づいた38分に、フリーキックのチャンスから7番冨田蓮が決めて1-2と逆転に成功します。
その後も、途中から入った14番千葉希が中盤で良いポジションを取りながら、パスを散らしてチャンスを作り出していた中で、13番石橋遼大のサイド攻撃の起点になるパスからゴールに迫る場面を演出するも、ここはゴールにならず。
前半を1-2で折り返します。
後半は、浦和がペースを握る時間帯が長くなります。後半開始早々に、裏へのパスに抜け出した20番松村大也のシュートは、惜しくもポストを叩き、その直後の9番森田悠仁の仕掛けからコーナーキックを獲得するなど、よりゴールのにおいを感じさせる入りになり、迎えた5分に、左前線でパスを受けた19番佐藤優斗のクロスを20番松村大也が折り返し、10番鳥海颯がダイレクトで合わせる見事なゴールで2-2とし、試合を振り出しに戻します。
より攻勢を強める中で、14分に右サイドから9番森田悠仁が持ち上がり、精度の高いクロスを供給し、20番松村大也が決めて3-2と逆転に成功します。
ここから突き放して、試合を決めてしまいそうだなという雰囲気もありましたが、18分に先ほど書いたPKの場面を迎えます。
相手選手が抜け出したときに、オフサイド判定でラインズマンが旗を上げていたものの、主審がそれを確認せず、決定機になったところで倒したところをファールとしてPKを取ったんですね。
私もオフサイドだと思ったのですが、ラインズマンの話を聞きつつも、オフサイドがなかったという判断になったようでPKとなりました。
若干、ギャラリーからも判定に対して声が響いていた中で、そのPKを決められて3-3となり、この場面で、もちろん、納得できない気持ちがあり、少しプレーが雑になる瞬間はその後数選手にあったものの、チームとしては、その出来事をしっかり受けとめて、自分たちのプレーをすることに切り替えることができたため、結果的に、その後の26分の9番森田悠仁のゴールにつながり、4-3と再び逆転し、残りの15分ほどは、疲労が蓄積する中で、交代した選手とともに集中して、再び追いつきたい相手を上回る気持ちを見せて、4-3で勝ち切ってくれました。
1回戦でカテゴリ的には格下の相手に点の取り合いになってしまったとか、そういう表面的なことではなく、今年の浦和レッズジュニアユースにとって、しっかり乗り越えていかなければならない状況と局面、経験しておいてほしいなという部分が、よく詰まっていた試合という感想です。
ちなみに、以前と比べると、Jリーグの下部組織とこの予選に勝ち上がってくるくらいの町クラブと呼ばれるチームのサッカー的な差というのは、詰まってきていると思います。
そのくらい、質の高い育成を行える環境が増えて来たと思います。もちろん、チーム全体で見たときには、それぞれの個々の能力の差というものはあります。
ただし、ただ巧さで優るだけでは、簡単に差がつけられない時代になってきていると思います。
では何が必要か。
必要なことはたくさんあります。その必要なことのいくつかが、今日の1試合に詰まっていたということです。
また、巧いとか下手とか、そういうこと以上に、今必要なことに対して、交代に関しても、メッセージ性が感じられる部分も多かったと思います。
代えられた、自分はできていたのに・・・で、腐ってしまうのではなく、そこにあるメッセージに耳を傾けて、例えば、攻撃に関しては、できていたし、結果も出したけど、自分のプレーで奪われて相手の反撃を受けたのに、守備をさぼってしまったなとか。意味があることとして考えて、そして、乗り越える強さとか、色々です。なんか、そういうことを試している時期なんだろうなと感じます。
現在のジュニアユースの監督の采配というものを数年見させてもらっていますが、サッカー的な戦術的なことよりも、ほかにまず優先することがあったら、そちらの方を優先する方です。
たぶん、今日は、そのメッセージの部分と、それをチームとして理解しようとして、一丸となって戦い切ることができた試合だからこそ、見ている側としても伝わってくる試合になったんだなと思います。
この試合を大事にしてください。ここで感じたことを、持続できて初めて前進ですからね。
さてさて、2回戦ですが、すごく悩んでいます。レッズランドでのユースのプリンスリーグの試合がキックオフ時間が16時になったものの、試合会場が栃木ということで、掛け持ちが凄く厳しい状況だったりします。
前半だけとか、試合途中で離れるとか、う~ん、それは嫌だなと思いつつ、今日のような試合を見せてもらうと、次の試合のスタートのところをしっかり見届けたいとか、そういう気持ちも生まれています。
一週間悩まさせてもらいます。しっかり勝って、全国が決まる3回戦を見せてもらうとか最初は考えていたのですが、途中まででも2回戦も見たい。う~ん。
ではでは。









































