高円宮杯プレミアリーグ2018/11/25 浦和レッズユースvsFC東京U-18 0-0引き分け・・・残り3試合を計算してかな?

どうも、ブクメです☆

最初に書いておきたいのですが、聞き流してもらっても結構なのですが、私は、よく知人に最近のユース世代の最高峰のリーグ、高円宮杯プレミアリーグのことを話すときに、「戦い方を覚えたチームが多くなった」と皮肉った表現をすることがよくあります。それは、プレミアリーグと言う最高峰のリーグで戦い続けるために、重要視するポイントが「毎シーズンをプレミアリーグで戦い続けるためのチーム」になってしまい、チームの色が薄いというか、負けないための戦い方が優先されるというか、そういうチームが増えてきたなと。

参加しているJクラブのユースや高校のチームを見ていると、本当は、物凄く特徴を持ってユースに入ってきた選手がいるのだと思いますが、その部分が際立って見えるような選手が他チームでもあまり見られなくなったというか、トップチームに上がるという前提で考えたときには、他チームとして見たときに、どうしてそんなに騒がれている選手なんだろうなと思うことも多いものの、代表系に入った時だったり、トップチームに昇格した後には、対戦相手とした時には感じられなかった、特徴が見られるというか。

自チーム内で見られている場合は良いものの、それ以外に評価されることで道を開くことを考える必要が出てくる選手が大半なわけで、その場合には、チームの中の一選手として消されてしまうという状況はどうなのだろうかと。

まあ、「一般」で「外野」の独り言ですけどね。

ただ、割と近い位置で見ているので、選手それぞれが本気で戦い、負傷など悔しい思いをしている選手の気持ちを背負って戦っていたり、真剣に向き合おうと必死に試合をしているのは伝わってきます。なので、正直、私は、性格的に大人ではないので、今日の戦い方には、イライラしてしまいましたし、イライラを普通に周りに愚痴のようにこぼしていましたが、おそらく浦和レッズユースにとっては、重要視されることは、残り試合で残留をしっかり決めるために、リスクを負った戦い方は、しないという方針なのだろうと、考えるようにします、文章を書くときには。

では、試合の話に移ります。

昨日のS2リーグ同様にプレミアリーグも一か月半ほど中断期間を空けての再開になります。順位的には、対戦相手のFC東京U-18の方が、厳しい状況にはいるものの、浦和レッズユースもまだ残留が決まったわけではなく、残留争いの当該チームとの対戦という構図になります。さらに言えば、この試合で引き分け以上でも有利に進み、勝てば浦和レッズユースとしては残留が決まるという試合になります。

その辺の事情が戦い方を変えたのだと思うことにします。

vsFC東京U-18のメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に3番林海斗、右に8番白土大貴、真ん中に23番遠藤龍河と4番大桃伶音、MFが左に24番山中惇希、右に38番松村大也(後半33分⇒17番波田祥太)、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢、FWが11番清宮昴大(後半43分⇒26番南濵優大)と10番池髙暢希

戦い方としては、浦和レッズユースは、とにかく蹴るようなサッカースタイルになっていましたね。長いボールで前線が競ってこぼれ球が上手くつながると仕掛けるような形。連携と言うよりは、単発で仕掛けることが多く、やや全体的に味方の動きを意識して動けていないのか、それほど長い距離ではないパスでも味方と合わないことが多かったり、落ち着いていれば、シュートを狙えるようなところで、ボールを持ちすぎてしまうなども見られ、フレッシュな戦力がサイドに入ったところで、その選手がなぜか後ろを向いてパスを受けるような場面ばかりになっていたり、長いボールや個々の選手が受けてキープしてフォローがないような場面が多くなったため、実際は、相手もミスが多く、割とバックラインなどでもミスが出て狙いどころもあったとは思うのですが、そんな相手が落ち着いてやれるような展開には自らしてしまっていたようにも感じられます。

ただ、全体的な集中力は高く、守備などでも、しっかり跳ね返していましたし、長いボールからの競り合いのこぼれが上手く味方につながった時には、前線の選手が仕掛けるという形は作れていたと思いますし、セットプレーのチャンスも作れていた前半だったと思います。

後半に入ると、より勝ちが欲しい相手が仕掛け、浦和が受けてしまうような形が増え、20分前後には、セットプレーを連続で与えるような場面も増えてくる中で、相手の交代選手にマークがつききれずにコーナーキックで決定的なヘディングシュートを放たれたものの、1番石井僚のスーパーセーブで逃れるなど、この時間帯は、キーパーの好セーブがなければ、失点していた可能性も高い時間帯になりました。39分くらいには、相手に決定機を作られるものの、相手のシュートミスに助けられる場面もありました。

残り5分(相手選手の負傷で止まっている時間もあり、アディショナルタイムが4分あったので、実質残り10分ほど)は、11番清宮昴大から26番南濵優大に交代したことで、パワープレー気味に点を取りに行くのかとも思いましたが、5バックにするという、引き分けOKという形になったものの、交代直前から交代後の残り10分ほどは、比較的良い位置でフリーキックを得られる場面も多く、直接フリーキックがわずかにゴールを外れるという、惜しい形もありましたが、結果的に、0-0で引き分けとなりました。

これで、浦和レッズは勝ち点1を積み上げて勝ち点18とし、当該チームのFC東京U-18は、勝ち点13で残り2試合となりました。

私は、今年の比較的同様のメンバーで戦っていた時のそれぞれの選手の特徴がよく見られていたタイミングでの試合を観戦できているので、今日のような制約に縛られたように見える戦いの中で選手は、やりたいプレーを抑えて頑張っているのだなと言う理解をしようと頑張れるのですが、今日の試合だけを見に来た方には、どのように映ったのかなと思う部分はあります。

そして、もちろん育成世代の中であっても、ある程度の制約は必要になってくるものでもあるとは思いますが、伸ばされるべき彼らの特徴は、今シーズンでどのくらい伸びているのかなと気になる部分もあります。

それとも、トップチームが鹿島アントラーズの監督をやっていた方だから、ユースも鹿島アントラーズユースがやっているような形をとろうとかになってきているのかな?それがこれからの方針になっていくのかな?色々よくわかりません。

昨日のS2リーグで伸び伸びと戦っていた選手たちも、トップに入るとこういう戦い方をしなければならなくなるのかな?

よくわかりません。でも、方針にそってやっているんですよね。よくわかりません。

ただ、選手が色々背負ってできる範囲で全力でやっているのはわかっています。だから、余計にもどかしいなと。

今日の勝ち点1の積み上げで、残留に向けては、前進しているので、少し違った特徴を生かした戦い方をするとかになっていれば嬉しいのですが、確実に残留を決めるまでは、リスクは負わないということであれば、またこの試合と同じような気持ちで見ます。それしかない!

ではでは。

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