日本クラブユースサッカー 選手権(U-18)大会 関東予選2次リーグ2011/06/12-第4節 vs横浜FCユース 2-2引き分け・・・スカウティングに負けないチームへ

2020年6月12日

レッズランド2011年6月12日

どうも、浦和サポブクメです☆

で、今日の試合の結果がどうだったの?全国決まったの?と気になる方のために最初に書いちゃいます。今日の試合が2-2の引き分けで勝点が10(得失+13)になりました。横浜FCユースが勝点8、ジェフユナイテッド千葉ユースがザスパ草津U18に5-1で勝ったようなので勝点が7(得失+10)になりました。横浜FCユースの最後の相手がここまで全敗の常総アイデンティなので、横浜FCユースが勝点11まで伸ばす可能性が高い。で、自動的に全国が決まるグループ2位以内になるにはどうすれば良いかというと、来週のジェフユナイテッド千葉ユース戦で1点差以内の負け以上の成績でOKとなります。1位通過するには勝つか、引き分けの場合は横浜FCユースが現在の浦和との得失点差の7を上回る勝ち方をしなければOKということになります。

そんな感じです。

では、試合の話に移ります。

今日の試合は、今のチームにとって非常に刺激になる難しい試合になりました。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に26番大野将平

となります。

前節と同じスタメンで臨みます。

ここまでバランス良い試合運びを続け、結果を残してきた浦和レッズユースにとって今日の試合は、ある意味今後引き締めるべき部分を考えるきっかけとなる展開や相手の試みを強く意識させられるものとなりました。

試合の入り方は、いつも通り落ち着いて入れたと思いますし、相手のフォワードに大きい選手がいるのは気にはなったものの、ロングフィードでサイドの選手がいきなり仕掛ける展開を作るなど相手に走らせるようなプレーができていました。

しかしながら、何か少し違うなと感じたのは、浦和の長所を徹底的に潰しにかかる相手のプレースタイルでした。高校サッカーのチームがとにかく運動量豊富にプレスをかけてくる試合はよくありますが、これに加えて狙いどころを絞り込んで賢くプレーしてくると言うと適当かと思います。

更に、相手の前線の大きい選手は思ったよりスピードがありポジショニングも上手い、組んでいたフォワードも裏を狙う動きが鋭くプレーが思い切り良く危険な雰囲気も持っていました。

見る側とすると、攻められないな~と言う印象ながらも、相手を消耗させるようなポゼッション力の高いプレーは浦和もできていたので、どこかで打開して得点してしまえば、相手の運動量も落ちてきていつも通りの展開になるかな~くらいで見ていました。

中盤は閉じられてしまうものの、サイドからの攻撃で仕掛けることは出来ていて、7番鈴木悠太の仕掛けからのシュートなども最初は出来ていましたし、ロングボールから26番大野将平がポストで落として11番堀田稜が仕掛けるとうい形もできていました。それでも、中盤の選手を経由してというところが、激しいプレスで減らされていたのは気になっていました。

浦和として運の悪い展開になってしまったのは、前半12分にペナルティエリアの外から相手選手が思いきりよく打って来たシュートがディフェンダーの足に当たってキーパーが届かないコースに飛んでしまっての失点。甘く見ていたわけではなく浦和もバランスよく守れてはいたものの、こういう形の失点で相手を勢いづかせてしまいましたね。

失点から立て直す失点後の時間に余裕を持ちすぎてのミスから更に失点をしてしまい前半15分の間に2点のビハインドを背負うという非常に苦しい展開になってしまいます。

今日の相手は、浦和のサッカーを物凄く研究してやってきているのが分かるものの、おそらく0-0の状況で試合が長く続いていれば、浦和のペースにもって行くことはできたと思いますが、この2点が相手に余裕を与えてしまい、更に浦和の長所を潰すプレーを徹底されてしまいます。

おそらく、前半の残りの時間では、激しいマークを受けながら、それでもかわして何度かチャンスを作っていた10番矢島慎也から26番大野将平に繋げたパスから持ち込んで放った惜しいシュート以外は、得点の可能性を感じさせるような惜しいシュートはなかったように思います。

後半に入ってもしばらくは同じような展開で進むものの、3番寄特直人がタイミングで攻撃参加を試みるなど、これまでの試合でなかった相手に研究されていないような試みも見られつつ、サイドからの攻撃で11番堀田稜や7番鈴木悠太がチャンスを作る場面も何度かありつつ、決定的な何かまではあと一歩という歯がゆい展開で10分ほどが経過した所で、11番堀田稜に代わり28番関根貴大が投入されます。

左サイドで独特のキープ力あるドリブルで28番関根貴大が人数をかけた激しいプレスを突破するシーンなどが出だし、徐々に浦和に得点のにおいがし始めます。更に、やはり浦和のボール回しや急な大きな展開やサイドからのスピードある攻撃に対応していた相手に疲れが出始め、対応できないために危ないファールが増えてくるのはいただけないのですが、10番矢島慎也は明らかに疲れてきた相手に対して効果的なプレーを増やしていきます。ドリブルの範囲もいつもより更に広くスペースを使って動くことで相手はついてこれません。

流れができ始めた所で20分に26番大野将平に代えて17番カドコダイ・アシカン、14番繁田秀斗に代えて8番片槙吾を投入します。

そして、30分にようやく28番関根貴大の見事なシュートで1点を返すことに成功します。

ここからは、浦和の圧倒的攻勢の時間になり、特に10番矢島慎也が前半の激しすぎるマークのイライラを晴らすかのごとく、ドリブルで仕掛けたり、惜しいシュートを放ちます。やや強引ながらも相手を完全に抜き去っていたこの時間帯のプレーは凄かったですね。そして、持ち込んで豪快なシュートを決めてついに2-2の同点に追いつきます。

同点ゴール以降も逆転すべく、10番矢島慎也のチャンスメークで何度もチャンスを作ります。17番カドコダイ・アシカンをおとりにしてゴール前に入り込んだ28番関根貴大へクロスボールを入れてヘディングシュートの流れを作ったり、7番鈴木悠太の決定的なチャンスを演出したりしたものの、惜しくも逆転ゴールは決まらず、相手の激しいマークで少し足を痛めていたこともあり、後半40分に18番西袋裕太と交代します。

ここから怒涛の攻めを見せる浦和でしたが、結局逆転まではとどかず試合は2-2で終了しました。

雑感としては、今年の浦和レッズユースは既に徹底研究されるレベルまで相手チームには警戒されるようになったんだな~と実感しつつ、全国レベルでも戦えるくらいの強さの浦和でも研究されるとまだまだ修正点も多いものだなという部分もありつつ、それでも浦和のサッカーに対応しようとすると相手の体力をかなり削れる(後半の相手の運動量の落ちっぷりを見て)んだな~とも感じつつ、色々考えましたね。

これはこの予選の最初の試合の時に書いたかもしれませんが、全国リーグで不動のセンターフォワードとなっていた高田拓弥が負傷して、大野将平にチャンスが来て、途中出場ながらカドコダイ・アシカンも出場機会を得てというセンターフォワードのバリュエーションを色々見ることができたものの、それぞれの持ち味は違うわけでして、その選手の特徴を活かした動きやパスを回りがもう少し意識(理解とも言える)してできて精度が高まると、物凄い武器になるな~と言う部分と、それぞれの選手も持ち味+他の選手の方が優れている部分に近づく努力をすることで、相手のスカウティングを上回れるんですよね。可能性を考えると、凄く楽しみになってしまうわけです。それぞれの選手にとってはポジション争いで大変なのにすみません・・・と言いつつ、やはり気を抜くとスタメンを奪われる状態に常にあるほうが成長はするので私はそういう見方をします。

結構難しいものです。点を取るのが仕事のフォワードでも、メンバー構成によってはチャンスメイクを多くする必要がベストになる場合もありますし、やはり前に3人置く戦術である限りは、ある程度は点を取ることをメインにやる選手と取らせることに意識強めにやるべき選手もいると思うんですよね。

そういう意味では、今日の試合やここ何試合かを見ていて、28番関根貴大のプレーというのは非常に分かりやすく良いと思います。サイドのポジションで出ることが多いですが、点を取りに行く時はシュートを打つために角度が難しくなりすぎないくらい中に近いところで仕掛けていきますし、一旦捌いた方が良いときは簡単にはたいて他の選手に渡して自分は得点を奪うための良いポジションを探して動く。ゴール前では判断が技術より勝るということの方が意外と多いですからね。

結果的に、この試合を通じて浦和の選手達としては、スカウティングの怖さと、逆にそこまで研究されても基本的には今のスタイルを貫けば相手を上回ることができるという手応えも掴んだのではないでしょうか?

後は、やはり試合の駆け引きにどれだけ強くなれるかが引き続きの課題になると思います。

さてさて、この試合の後に40分ハーフで練習試合が行われましたのでそちらにも触れさせていただきます。

この試合のスタメンは以下、

GK29番関口亮助、DFがセンターバックに2番今泉賢人と15番西袋裕太、左サイドバックに26番小坂慎太朗、右サイドバックに16番西澤秀平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に11番中村駿介と25番岸伯富実、FWが左に13番長坂竜一、右に19番金野僚太、真ん中に17番カドコダイ・アシカン

となります。

練習試合仕様ということで、背番号が違っている選手もいます。横浜FC側は、もっと斬新なユニ違い、番号なしなど色々混ざっていました。

試合自体は1-1の引き分け。得点は17番カドコダイ・アシカンが裏に抜け出してのゴールでした。

凄く不思議だったのですが、先ほどの試合と比べてこの試合は、明らかに17番カドコダイ・アシカンの特徴を周りが生かそうというプレーが出来ており、ジュニアユース時代から慣れていると言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、センターバックからのロングフィードはサイドよりも真ん中の17番カドコダイ・アシカンに出す頻度が高く、周りも彼のポストプレーを受けやすい位置に動く。特に11番中村駿介は良い距離感でポストプレーを生かして攻撃を仕掛けられていました。周りが生かそうと動くと17番カドコダイ・アシカンはあれだけの動きができるのだと思うと、公式戦で出たときの伸びしろはまだまだあるなと今後に期待できるわけです。

また、右前線に入った19番金野僚太のプレーが印象的で、スピードがあるわけではないのですが、上がり方が絶妙で、サイドバックが上がり易いようなタメを作ったり、時にはペナルティエリア付近で得点に絡めるようなポジショニングに上手く入り込んで行く。サイドバックが攻撃を仕掛けるのが好きなタイプの選手だった場合には、非常に面白い右サイドが構成されるようなプレースタイルですね。

ここ何試合かは公式戦に絡めていない13番長坂竜一ですが、やるべきプレー、やって欲しいプレーはしっかりできていましたし、先ほどの試合ではベンチから外れていましたが、今日のような展開であれば、途中から出場していれば効果的な活躍が見られたのではないかと思ったりもします。

文章が長くなり過ぎそうなので、このくらいにしておきます。

なんというか、今日の試合に出場した選手や、周りで見ていた今後の出場を狙う選手がどのように感じてどのように今後に生かしていくかで、今のスタイルがどれだけスケールアップして行くか、楽しみで仕方がありません。

ということで、既にご存知の方も多いかと思いますが、浦和レッズユースからU17日本代表のワールドカップメンバーに新井純平が選ばれ、大会が18日からメキシコで開催されます。調子に乗って、ブクメは2週間ほどこの大会を観戦に行くことにしましたので、予選最終戦のジェフユナイテッド千葉戦と順位決定戦は見に行くことができません。

言いたいことは簡単で、見られなくて既に悔しいブクメを、更に悔しがらせるために今年も関東NO.1になっちゃってください。

グループ1位で通過すれば、駆け引きを学べる手強い相手と対戦することも出来ますし、今のチームの戦い方への自信を深めつつ、大きな経験を積むこともできます。楽しみにしています!

お疲れ様でした。

ではでは~!