関東ユース(U-15)サッカーリーグ2013/03/24 第4節 浦和レッズJrユースvs大宮アルディージャ Jrユース 4-1勝利・・・レベルの高い試合と試合運びの妙

NTT東日本志木総合グラウンド2013年3月24日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

サニックスカップから再び、埼玉県に場所を戻しまして、今日は、浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグの試合を観戦してきました。場所は、レッズランドから荒川を隔てた場所にあるNTT東日本志木総合グラウンドとなります。

大宮アルディージャの下部組織の試合では、比較的使用される会場になりますが、この会場で試合を観戦するのは初めてになります。去年の同一カードは、ユースの試合などと被っていてこれませんでした。レッズランドと比べて、ネットが低かったり、土手がから見やすいなど、見る側の環境としてはレッズランドより、こちらの方が良いと思ってしまったのは皮肉なものですがw

ここのところ、強風などが影響を及ぼしてしまうことが多かったですが、今日は風もほとんどなく、少し肌寒いくらいの気候と言うことで、ダービーを戦うには、最適の環境になったと思います。

ここまで2勝1分という結果以上に、チームとしての手応えも感じている様子を見る側としてもはっきりわかるくらい良い状況でこの大会を戦っている浦和レッズジュニアユース。ここ最近、この大宮アルディージャとの対戦で悔しい思いをしていることで、選手にしても、監督コーチ陣も、ご父兄の方も、サポーターにとっても、一際モチベーションが高い試合になったと思います。

特に直近で考えると、U13の新人戦で、出場して敗れて悔しい思いをしたシマブク・カズヨシや、出場したい思いを持ちつつ、関東U15リーグのメンバーに入っていたことで出場できずに敗れたことで、一際この試合への思いは強かったであろう立川将吾、そして、昨年のこの大会で大敗したという思いを持っている今年の3年生の選手も含めて、とにかく序盤の山場と考えるのにふさわしい試合だったと思いますし、そういった試合で、しっかり素晴らしいパフォーマンスを今日の試合では見せてくれました。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに3番渡辺陽、右サイドバックに12番関慎之介、センターバックに15番高橋海翔と4番轡田登、MFが左に24番シマブク・カズヨシ、右に13番中嶋海登、真ん中に8番松高遼と23番立川将吾、FWが左に10番萩原大智、右に9番町田ジェフリー

となります。

前節とまったく同じスタメンになります。ちなみに、11番川上エドオジョン智慧は、追加招集でU16日本代表のフランス遠征に帯同しているため不在です。

相手の大宮アルディージャジュニアユースの印象としては、大き目の選手を揃えてきているな~という感じで、それに加えて、組織的なサッカーをしてくるのだろうなと思いつつ、スタメンの選手を確認していたら・・・左サイドから、おそらく10番萩原大智がドリブルで切り込んで、ラストパス、これを23番立川将吾が押し込んで、いきなりゴール!

あっという間のゴールでびっくりしましたが、幸先の良いスタートを切ることができました。

この試合では、前線の選手のプレスがかなり効いており、それに加えて、サイドの24番シマブク・カズヨシも、これまでの攻撃の意識の高さに加えて、今日は球際の激しさと運動量を惜しまずに相手にプレスをかける場面が多く見られ、これでかなり相手の守備陣は混乱していたと思います。

序盤は、5分の9番町田ジェフリーにあてて、右前線の13番中嶋海登につなげて仕掛けるなど、9番町田ジェフリーの前線で体をはったプレーと、相手のプレスを受けながらも、しなやかに足を出してポストとしてしっかり役割を果たすプレーによって前線を使った早い展開の攻撃と、8番松高遼からの前後左右様々捌いて仕掛けることで攻撃を組み立てていました。

試合ごとに成長が見られるチームの中で、この試合は更に全選手の運動量が更に増えた印象もあり、それに加えて早い時間の先制点で相手を混乱させることに成功したということで、正直、2連勝して大勝している大宮アルディージャジュニアユースは、こんなものなのかな、と思ってしまうくらい浦和の思うような展開で試合を運べていたと思います。

9分に、フリーキックのチャンスで8番松高遼からのゴール前へのボールに10番萩原大智が頭で合わせようとしてあと少し合えばと言うチャンスがありつつ、迎えた11分に、前線で9番町田ジェフリーにパスが渡り、相手のプレスを受けながらも粘り強くキープしてパスを10番萩原大智に送ると、思い切りよくミドルシュート。これが見事に決まり、点差を2点に広げることに成功します。

前の試合では、相手のプレスの速さで中盤でのコントロールに苦慮していた8番松高遼と23番立川将吾でしたが、この試合はスタートこそ少し相手のプレスに苦戦しているように見えたものの、その後は、相手より出足良く、激しく、キープもしっかりできて組み立てることにも成功していました。

守備の部分でも4番轡田登が1対1に強いディフェンスを見せ、相手の大きいフォワードの仕掛けに対応し、その対応に対するカバーの動きで15番高橋海翔が非常に気の利いた動きを見せており、サイドからの仕掛けに関しては、浦和の右サイドのところからの相手のスピードのある攻撃には多少苦戦は強いられたものの、12番関慎之介が最後のところで集中して対応し、15番高橋海翔がカバーすることで崩されることはほとんどありませんでした。

試合運びも見事なこの試合でしたが、25分にコーナーキックから、豪快にヘディングで叩き込まれてしまい1点返されてしまいます。さすがに大きな選手をそろえていることもあり、セットプレーに関しては、冷やっとする場面も何度か見られました。

2点差からの1点返された状況では、立て続けの失点が一番怖いのですが、失点後の対応も特に大きな問題はなく、バランスを崩さずに、追加点を狙うようなプレーを見せていました。中盤のスペースが空いている時には4番轡田登がセンターバックの位置から持ち上がって攻撃を仕掛ける場面もありました。

前半は、1-2で終了します。

後半の立ち上がりは、思った通りリードをされている相手の激しい攻撃でのスタートとなります。高さと、サイドからのスピードのある攻撃、独特のドリブルのリズムで仕掛けてくる相手に対して、集中して守るものの、コーナーキックを多く与える展開で、ファーに構える大きい選手めがけて狙って、折り返して仕掛けるという、高さと言う意味では相手に分がある構成でることからも、分かりやすい攻撃の形ながらも相当苦しめられました。

これまでの試合でも何度か見られたのですが、とにかく守備陣が集中してカバーする意識を持っていたことから、この危ない時間帯でもギリギリのところで3番渡辺陽がクリアするなど、相手ペースの時間帯に集中して無失点で切り抜けることができました。

この危険な時間を切り抜けたこと、更にこの後のプレーで浦和がほぼ試合を決定づけることになります。

7分に10番萩原大智が倒されて得たフリーキックのチャンスで、最初の写真にあるように、4番轡田登と8番松高遼、23番立川将吾が構え、ちょっとしたトリックプレー(?)によって、23番立川将吾が見事に直接フリーキックを決めます。

これにより、3-1と再びリードを2点に広げます。

良い時間帯で決められなかった相手と、そこを堪えて直後にセットプレーから追加点を決めた浦和。この試合運びは見事です。

ただ、後半は9番町田ジェフリーに対して相手の守備陣がかなり上手く対応してくるようになり、単純な高めのボールに対しては、なかなか思うようにポストプレーをさせてもらえなくなったり、相手の攻撃の仕掛けが鋭くなるなど、ようやく相手がここまで大勝してきた理由が分かるようなハイレベルなプレーの応酬になりました。

このような状況下で、24番シマブク・カズヨシが左サイドから見事な仕掛けを見せる場面が増え、これまでは、パスを仕掛けるよりも自らで仕掛けすぎるという印象もあったのですが、この時間帯では、シンプルで更に狙いどころの面白いところへパスを出してスペースに走る9番町田ジェフリーへパスを通したり、かと思えば自らで仕掛けて粘ってフリーキックを獲得するなど、こういうプレーをすると更によくなるだろうと思っていたプレーをこの試合ではかなり見せてくれていました。

相手がらしさを見せる中でも浦和の方がプレーで一つ一つ勝っていたのが楽しい後半の厳しい時間を耐えてからの、20分~30分間でした。

そして、更に試合を決定づけるゴールが25分に生まれます。

フリーキックのチャンスで混戦状態から3番渡辺陽が見事に決めて4-1とリードを3点に広げます。

直後に、相手のヘディングシュートがギリギリ枠を外れる危ない場面はあったものの、仮にそれが決まったとしても、3点までリードを広げておいたことで、おそらくそれほど試合の大勢には影響がなかったと思います。

30分に、24番シマブク・カズヨシに代えて17番平野正人が入ります。

その後も、8番松高遼から13番中嶋海登につなげてシュート、17番平野正人のドリブルでの仕掛けなど惜しい形でいずれもコーナーキックを奪う流れになるなどチャンスを作りつつ、試合は4-1で終了となりました。

非常に気持ち良い試合でした。この言葉に尽きます。

更に、この試合の後に40分1本の練習試合が行われました。

メンバーは以下となります。

GK18番宮川聖冬、DFが左サイドバックに21番大西翔也、右サイドバックに16番斎木大輔、センターバックに2番浅賀祐太と20番小崎魁、MFが左に17番平野正人、右に7番伊藤敦樹、真ん中に6番知久航介と22番菊地泰智、FWが左に19番清水裕太、右に26番白田颯人

30分:17番平野正人⇒11番野口琢真(従来は14ですが、ユニフォームは11番、パンツの番号は14番でした。)

となります。

この1本の練習試合も、実に見事なパフォーマンスで、22番菊地泰智からのクロスを2番浅賀祐太が豪快にヘッドで決めて先制、続けざまに19番清水裕太がゴール、更に22番菊地泰智が豪快なミドルシュートで決めて最初の10分くらいまでに面白いように3点を奪います。

15分には、17番平野正人が上手く抜け出してゴールし、4-0で大勝となりました。

練習試合という形になると、なかなかモチベーションを保つのが難しくはなるのですが、先ほどの試合同様に高い意識で1人1人がかなり気持ちの入った集中したプレーを見せ続けていました。

この練習試合では、16番清水裕太が見せたパスを受けてからターンで相手ディフェンダーを抜いての仕掛けだったり26番白田颯人が斜めにドリブルして鋭く突破する形など、個人技を上手く絡めたプレーで相手を翻弄するようなプレーも多く見られました。

2番浅賀祐太に関しては、先制点以外にも、クロスバーを叩くヘディングシュートもありました。

20番小崎魁は、センターバックの位置からの攻撃参加でシュートまで持ち込む形も作っていました。

6番知久航介のパス捌きなど含めて、全体的に質の高いプレーをしており、極端と言われるかもしれませんが、このメンバーでそのまま、今日の試合を戦ってみても良かったかもしれないと思う部分もあったりでした。

ということで、今日に関しては、一人一人褒めまくりたい気持ちでいっぱいなのですが、上を目指すチームと言うことで、ここからは、現時点でどっしりとしたサッカーができるチームとしてのベースとなっているメンバーが、例えば今日警告を受けて累積でおそらく次の試合は出られないであろう町田ジェフリーのように、今後は怪我であったり、累積で出場できないメンバーが出てくることが考えられますので、その中で今日、練習試合に出場したメンバーが見せたパフォーマンスの高さを継続して、さまざまな組み合わせでも同様のパフォーマンスができるように、常に高い志を持って、どの選手も、臨んでもらえればと思います。

そして、やはりこのチームとしても更にレベルアップしていくために、今日の後半の大宮アルディージャジュニアユースのようなパフォーマンスのレベルの高い状況での相手との試合を多く経験して行ってもらいたいです。

力の差のある相手には、圧勝が義務くらいに考えて甘さを見せず、強い相手とは課題を見つけながら、成長していく姿を見ていきたいです。

さてさて、4月に入ると、ユースのプリンスリーグが開幕するということで、日程の関係で結構ジュニアユースの関東U15リーグで足を運べない試合も増えて来そうです。

早速、次の東京ヴェルディジュニアユース戦は行けないのですが、数試合おきに足を運んだとして数試合分の成長がしっかり毎回見えるような浦和レッズジュニアユースを楽しみにしています!

ではでは。

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おまけの写真。