高円宮杯U-18サッカーリーグ・プリンスリーグ関東2013/04/27 第4節 – 浦和レッズユースvs山梨学院大学付属高校 2-2引き分け・・・課題は継続、強みも継続

山梨学院高校和戸サッカー場2013年4月27日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、プリンスリーグ第4節、山梨学院大学付属高校戦を観戦してきました。アウェイと言うことで、おそらく今年最もリーグ戦で遠い遠征の一つとなる、山梨へ足を運びました。

ブクメは、山梨方面に車で行くとき恒例の、彩甲斐街道を利用して秩父経由山梨入りという流れで移動しました。早めに移動したので特に渋滞などはあまり関係なく現地に到着することができましたが、運転での山越えはじわじわダメージを与えますということで、自宅に戻って、ブログ書こうと思って準備してたら急な眠気が襲い、気が付いたら22時くらいになってましたw

というわけで、これから書きますね。

浦和レッズユースは、開幕戦こそ敗れたものの、その後は、新しい戦術で苦しみながらも、一歩一歩前進を見せ、結果も残しつつの戦いをしながら3節まで2勝1敗という悪くない状況でこの大会を戦っています。その中でも、あくまで聞いた話や、数字を見ただけのことにはなりますが、おそらく、序盤戦の最初の難関が、今日の山梨学院戦ではないかと言われていました。

さて、会場となったのは、山梨学院高校の和戸サッカー場。人工芝のグラウンドで、今日は浦和の選手の中で割と多くの選手が足元が滑っている回数が多い印象がありつつ、それよりも何よりも、もう最近は、それが普通になりつつある強風の中での試合となりました。

強烈な横風で浦和にとっては、前半はやや角度によっては向かい風になる状況もありつつ、後半は追い風という試合でした。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に8番須藤岳晟、MFが左に10番関根貴大、右に9番小川紘生、真ん中に14番斎藤翔太と4番茂木力也、FWが27番邦本宜裕、右に7番広瀬陸斗

となります。

メンバー構成としては、前節と比べてボランチが23番安東輝から14番斎藤翔太に、また、ポジションでは前回は左サイドだった7番広瀬陸斗とフォワードの1枚として入った10番関根貴大が入れ替わっていました。おそらく、相手のサイト攻撃が強いということだったので、サイドの部分での守備と言うことで、サイドの守備の部分も期待されてのポジション変更かと思います。

正直、相当浦和も相手チームを研究して臨んだらしく、それがかなりはまっていて、今年の山梨学院のストロングポイントがどこなのかも探りつつ見て行こうと思っていたものの、それが分からないくらい、浦和の前線の選手の運動量豊富な前からの守備によって相手の長所を消し、逆に高い位置で奪って浦和が攻めることで大きなチャンスも多く作ることができていました。

開始早々、27番邦本宜裕がドリブルで仕掛けるチャンスを作り、9番小川紘生が前線でプレスを仕掛けながらインターセプトして仕掛けるプレーもあり、3分には7番広瀬陸斗から9番小川紘生、裏へ抜ける27番邦本宜裕へのパスが通ったかに見えるもこれは、オフサイド。

5分には、9番小川紘生がミドルシュートを狙います。

6分には、27番邦本宜裕が大きくサイドを変えるパスを10番関根貴大に通し、9番小川紘生にパスを通して仕掛ける形も作ります。

9分には、27番邦本宜裕から7番広瀬陸斗、クロスに9番小川紘生が合わせる形も作ります。

強風の中ではありましたが、14番斎藤翔太から右前線の2番細田真也へパスを通した場面なども含めて、比較的強風をあまり感じさせずにパスを繋げて仕掛けていたと思います。

味方同士の動きも、やはり試合を重ねるごとに合ってきていることや、スペースの使い方も、上手くなってきた印象もあります。

相手のカウンター攻撃の鋭さを警戒することで、いつも以上にサイドの選手は運動量を求められ大変だったと思いますが、守備の部分でも上手く対応をして試合を進めていきます。

ただ、前線から奪って仕掛ける場面は多いものの、なかなかフィニッシュまで持ち込める回数が多くは作れず、15分くらいからは、やや奪うところまでは同様に良いものの、奪ってからの仕掛けが雑になる回数が増えてきた印象もありました。

攻撃の組み立ての部分では、中盤からのパスの精度も含めて、やや課題として残る部分は多くあるものの、この試合では、それ以上に前線の選手の守備意識や隙を見て奪う、セカンドボールに反応するという意識が高く、高い位置から攻撃をスタートさせることができることも多く、その部分が一つ生きた形で浦和が先制点を奪うことに成功します。

得点の前に、16分に中盤からのパスを受けた7番広瀬陸斗から10番関根貴大へ繋げて仕掛けたり、18番関口亮助からの長いパスがやや風に流されてサイドラインを割りそうなボールを7番広瀬陸斗が、しっかり残して9番小川紘生、27番邦本宜裕とつなげていく形など、前線での7番広瀬陸斗の動きからチャンスになる回数が増えていた中で、迎えた25分に、7番広瀬陸斗が高い位置で相手のボールを奪い、そのまま持ち込んでシュートを決めて先制、1-0とします。

直後にも、かなり惜しいチャンスが再び7番広瀬陸斗に訪れ、ペナルティエリア内でパスを受けた7番広瀬陸斗がキーパーが少し出ていることを感じてか浮き球で狙うも、これは強風の影響もあり、キーパーにキャッチされてしまいます。

8番須藤岳晟が、4番茂木力也に声をかけて、中盤の位置まで上がって相手の攻撃の起点をつぶしに行く動きの際に、声もかけていましたが、それ以前に4番茂木力也が上がったスペースを埋める動きを自らしていたなど、守備ラインとボランチの動きの受け渡しもスムーズに感じられました。

31分には、10番関根貴大と相手キーパーがどちらが触るかと言う際どいパスからのチャンスがあり、33分に4番茂木力也と9番小川紘生の前後でのパス回しから崩そうとするプレー、36分にはオフサイドにはなったものの、10番関根貴大から裏へ抜ける27番邦本宜裕への惜しいパスもありました。

ただ、前半残り10分くらいからは、ややサイドの攻防の中で相手選手が突破してクロスを上げるところまで持っていかれる回数が増えてきて、何度か危ない場面を作られます。相手フリーキックの場面では、風に乗ってかなり難しいコースにシュートが飛ぶ場面もあったものの18番関口亮助が見事な反応でかきだすなど、最後のところで集中を切らさずに無失点で切り抜け、前半は1-0とリードした状態で折り返します。前半終了間際には、やや受ける時間帯になっていたものの、逆にカウンターの形で8番須藤岳晟から大きな展開で10番関根貴大へパスを通し、3番森亮太がサイドから仕掛け、14番斎藤翔太へと繋げてゴールを狙う惜しい場面もありました。

後半スタートは、メンバー交代なし。追い風になったということもあり、開始早々に10番関根貴大、9番小川紘生と立て続けにロングシュートを思い切って狙ってみるというプレーが見られました。

浦和としては、後半は追い風を利用してより攻撃しやすい形になっていくはずだったのですが、前半の終盤でも何回かあったのですが、相手の前線の選手で浦和の守備ラインの真ん中のところを斜めに入って仕掛けてきたり、激しくプレスに来るプレーなどでやや浦和の中盤のところでの組み立て守備のところで慌てるようなプレーが出始めたところを見られたなのか、後半は、今年の浦和が最も苦しんでいる前線の組み立てのところを激しく狙われることで、パスミスが増えてしまい、そこからピンチになるという場面が増えた印象があります。

そのため、追い風を使って攻撃を上手く仕掛けているように見えつつも、中盤からのパスの精度というものは、逆に風をうけていた前半よりも低く、相手に奪われる回数が増えてきたことで、リズムとしては相手のリズムになっていったようにも思います。

中盤が少し、混乱してきた状況の中で、前線で特に10番関根貴大が後半は、前線での高い位置からの守備の運動量が更に増した印象もあり、同様に27番邦本宜裕も相手のバックパスに対して、しつこくプレスをかけていくなど、前線からの守備は、より鋭くなっていたようにも思います。

前線での動きがより多くなった10番関根貴大がカウンターの場面でチャンスに絡む回数も多くなった印象もありつつ、後半はやや危ない時間帯が増えたのも事実。

追加点も欲しい中で、23分に9番小川紘生に代わり11番進昂平が入り、2点目を狙いに行きますが、浦和の得点を狙う形以上に、相手が浦和の中盤から守備ラインの混乱を意識的に狙うプレーが上回ってしまったというか、24分に同点ゴールを奪われると、直後のピンチはなんとか跳ね返すも27分に再び突破されてしまい、失点。連続失点で1-2と逆転されてしまいます。

28分に11番進昂平からのパスを受けた7番広瀬陸斗のシュートはキーパーにキャッチされてしまいます。

やや中盤が混乱していたものの、得点を奪いに行く交代ということか、逆転される前に23番安東輝が交代で入る用意をしていたように見えたのですが、いったん下がったようで、28分に27番邦本宜裕に代えて21番小島良太をまず投入します。

そして、35分になって8番須藤岳晟に代わり23番安東輝が投入されます。

更に39分には、2番細田真也に代えて19番橋岡和樹が入ります。

今日良かったのは、これまでの試合では、組み立ての部分を激しいプレスなどで精度を落とされて混乱した状況になってからは、攻撃が沈黙してしまい、そのまま得点を奪えずに終わってしまうということが多かったのですが、前節同様に試合の終盤でしっかりと反撃に転じる形と結果を残してくれたことだと思っています。

そのカギとなっていたのは、やはり11番進昂平であり、41分には、相手キーパーと11番進昂平のどちらが先に触るかと言うギリギリのパスが入った時に、11番進昂平が相手キーパーと交錯しながらもこぼれ球に足を出し、これもクリアされるも7番広瀬陸斗がシュートを狙う形など、相手がこうされると嫌だろうなと言う動きとプレーをするんですね。

実際、44分には、前線で11番進昂平が粘りフリーキックのチャンスを得て、23番安東輝の蹴ったボールを11番進昂平がヘッドで合わせて得点。土壇場で同点に追いつきます。この得点の場面では、決めた11番進昂平のプレーもそうなんですが、23番安東輝も見事でした。だって、投入されて何度かあった長めのパスの狙いの時は、予想以上の追い風を計算できておらずに精度が低いパスになってしまっていて、フリーキックの場面でも、まだ風を計算しきれていないみたいなので難しいかと思っていたら、見事なアシスト。しっかり計算できてるし、ということなんですね。本当にお見事でした。

アディショナルタイムも残り1分を切っていて、いつ試合終了の笛がなってもおかしくないというところで、後半特にサイドからの守備の部分でも運動量豊富に走り回っていた10番関根貴大が抜け出したところに長いパスが、想像以上に決定的な形で通り、キーパーと1対1という形になったものの、ここはやや力んでしまい決めきれず。

試合は2-2で終了となりました。

変な話ですが、研究されていたら、そこを狙ってきたら浦和はしばらく苦しむだろうなというところを狙ってくるチームが少なくプリンスリーグが開幕して、4節にしてようやく今年の浦和のチーム作りの中で、ここを狙われると嫌だなというところを的確に鋭く狙ってくる相手と対峙することになったという印象と同時に、浦和の選手達の中でも徐々に戦い方が浸透されていっており、以前ほどの混乱はしなくなったし、やはり前節に見せた強みの部分は本物で、苦しい戦いの中で勝ち点を積み上げていきながら、チーム力が上がっていくという意味では、思っていた以上に順調に来ているように感じられる。そういう一戦になりました。

また、最後のところで逆転の決定的なチャンスを外してしまったことで、相当悔しい思いを10番関根貴大はしたと思います。ブクメのブログの書き方として、こういう場面では、選手名を挙げずに逆転のチャンスもあったが決めきれなかったと全体的な流れの中の一つとして抽象的に書くことも実際は多いのですが、あえて今回は、名前も書きました。

10番関根貴大が今一番苦しんでいる部分ですからね。ただ、今日の試合の特に後半の動きに関しては、これまでも得点が奪えない時に終盤に激しいプレーをすることは多くあったものの、その時はやや無理に足を延ばして怪我をしてしまうんじゃないかなと言うくらい無茶な激しさを見せる時もあったのですが、細かくは分かりませんが、今日の後半のプレーに関しては、激しさの中に冷静さもあるようなプレーが多かったようにも思うんですね。

そんな中で、最後の最後にあのスペースを見つけて、決定的な形を作るところまで持っていけたこと自体が重要で、結果的に今日は力んでしまい外してしまいましたが、よく言っていますが、「続けていくしかない」ことなんです。

感覚を取り戻すには、失敗しても続けることです。良くなってます。確実に、プレーの質は上がってます。なので、続けてください。

ということで、結果的に序盤の山場と考えていた山梨学院とのアウェイでの戦いで、しっかり勝負強さを見せて、勝ち点を奪うことに成功しました。やはり、課題の部分は時間をかけて、失敗を恐れずにやっていくしかないことも分かりました。

一歩一歩前進。結果も残せています。自信を持ってやっていってください。しっかり見させてもらいますから!

ではでは。

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おまけの写真。

 

関東ユース(U-15)サッカーリーグ2013/03/24 第4節 浦和レッズJrユースvs大宮アルディージャ Jrユース 4-1勝利・・・レベルの高い試合と試合運びの妙

NTT東日本志木総合グラウンド2013年3月24日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

サニックスカップから再び、埼玉県に場所を戻しまして、今日は、浦和レッズジュニアユースの関東U15リーグの試合を観戦してきました。場所は、レッズランドから荒川を隔てた場所にあるNTT東日本志木総合グラウンドとなります。

大宮アルディージャの下部組織の試合では、比較的使用される会場になりますが、この会場で試合を観戦するのは初めてになります。去年の同一カードは、ユースの試合などと被っていてこれませんでした。レッズランドと比べて、ネットが低かったり、土手がから見やすいなど、見る側の環境としてはレッズランドより、こちらの方が良いと思ってしまったのは皮肉なものですがw

ここのところ、強風などが影響を及ぼしてしまうことが多かったですが、今日は風もほとんどなく、少し肌寒いくらいの気候と言うことで、ダービーを戦うには、最適の環境になったと思います。

ここまで2勝1分という結果以上に、チームとしての手応えも感じている様子を見る側としてもはっきりわかるくらい良い状況でこの大会を戦っている浦和レッズジュニアユース。ここ最近、この大宮アルディージャとの対戦で悔しい思いをしていることで、選手にしても、監督コーチ陣も、ご父兄の方も、サポーターにとっても、一際モチベーションが高い試合になったと思います。

特に直近で考えると、U13の新人戦で、出場して敗れて悔しい思いをしたシマブク・カズヨシや、出場したい思いを持ちつつ、関東U15リーグのメンバーに入っていたことで出場できずに敗れたことで、一際この試合への思いは強かったであろう立川将吾、そして、昨年のこの大会で大敗したという思いを持っている今年の3年生の選手も含めて、とにかく序盤の山場と考えるのにふさわしい試合だったと思いますし、そういった試合で、しっかり素晴らしいパフォーマンスを今日の試合では見せてくれました。

では、試合の話に移ります。

この試合のスタメンは以下となります。

GK1番関敦也、DFが左サイドバックに3番渡辺陽、右サイドバックに12番関慎之介、センターバックに15番高橋海翔と4番轡田登、MFが左に24番シマブク・カズヨシ、右に13番中嶋海登、真ん中に8番松高遼と23番立川将吾、FWが左に10番萩原大智、右に9番町田ジェフリー

となります。

前節とまったく同じスタメンになります。ちなみに、11番川上エドオジョン智慧は、追加招集でU16日本代表のフランス遠征に帯同しているため不在です。

相手の大宮アルディージャジュニアユースの印象としては、大き目の選手を揃えてきているな~という感じで、それに加えて、組織的なサッカーをしてくるのだろうなと思いつつ、スタメンの選手を確認していたら・・・左サイドから、おそらく10番萩原大智がドリブルで切り込んで、ラストパス、これを23番立川将吾が押し込んで、いきなりゴール!

あっという間のゴールでびっくりしましたが、幸先の良いスタートを切ることができました。

この試合では、前線の選手のプレスがかなり効いており、それに加えて、サイドの24番シマブク・カズヨシも、これまでの攻撃の意識の高さに加えて、今日は球際の激しさと運動量を惜しまずに相手にプレスをかける場面が多く見られ、これでかなり相手の守備陣は混乱していたと思います。

序盤は、5分の9番町田ジェフリーにあてて、右前線の13番中嶋海登につなげて仕掛けるなど、9番町田ジェフリーの前線で体をはったプレーと、相手のプレスを受けながらも、しなやかに足を出してポストとしてしっかり役割を果たすプレーによって前線を使った早い展開の攻撃と、8番松高遼からの前後左右様々捌いて仕掛けることで攻撃を組み立てていました。

試合ごとに成長が見られるチームの中で、この試合は更に全選手の運動量が更に増えた印象もあり、それに加えて早い時間の先制点で相手を混乱させることに成功したということで、正直、2連勝して大勝している大宮アルディージャジュニアユースは、こんなものなのかな、と思ってしまうくらい浦和の思うような展開で試合を運べていたと思います。

9分に、フリーキックのチャンスで8番松高遼からのゴール前へのボールに10番萩原大智が頭で合わせようとしてあと少し合えばと言うチャンスがありつつ、迎えた11分に、前線で9番町田ジェフリーにパスが渡り、相手のプレスを受けながらも粘り強くキープしてパスを10番萩原大智に送ると、思い切りよくミドルシュート。これが見事に決まり、点差を2点に広げることに成功します。

前の試合では、相手のプレスの速さで中盤でのコントロールに苦慮していた8番松高遼と23番立川将吾でしたが、この試合はスタートこそ少し相手のプレスに苦戦しているように見えたものの、その後は、相手より出足良く、激しく、キープもしっかりできて組み立てることにも成功していました。

守備の部分でも4番轡田登が1対1に強いディフェンスを見せ、相手の大きいフォワードの仕掛けに対応し、その対応に対するカバーの動きで15番高橋海翔が非常に気の利いた動きを見せており、サイドからの仕掛けに関しては、浦和の右サイドのところからの相手のスピードのある攻撃には多少苦戦は強いられたものの、12番関慎之介が最後のところで集中して対応し、15番高橋海翔がカバーすることで崩されることはほとんどありませんでした。

試合運びも見事なこの試合でしたが、25分にコーナーキックから、豪快にヘディングで叩き込まれてしまい1点返されてしまいます。さすがに大きな選手をそろえていることもあり、セットプレーに関しては、冷やっとする場面も何度か見られました。

2点差からの1点返された状況では、立て続けの失点が一番怖いのですが、失点後の対応も特に大きな問題はなく、バランスを崩さずに、追加点を狙うようなプレーを見せていました。中盤のスペースが空いている時には4番轡田登がセンターバックの位置から持ち上がって攻撃を仕掛ける場面もありました。

前半は、1-2で終了します。

後半の立ち上がりは、思った通りリードをされている相手の激しい攻撃でのスタートとなります。高さと、サイドからのスピードのある攻撃、独特のドリブルのリズムで仕掛けてくる相手に対して、集中して守るものの、コーナーキックを多く与える展開で、ファーに構える大きい選手めがけて狙って、折り返して仕掛けるという、高さと言う意味では相手に分がある構成でることからも、分かりやすい攻撃の形ながらも相当苦しめられました。

これまでの試合でも何度か見られたのですが、とにかく守備陣が集中してカバーする意識を持っていたことから、この危ない時間帯でもギリギリのところで3番渡辺陽がクリアするなど、相手ペースの時間帯に集中して無失点で切り抜けることができました。

この危険な時間を切り抜けたこと、更にこの後のプレーで浦和がほぼ試合を決定づけることになります。

7分に10番萩原大智が倒されて得たフリーキックのチャンスで、最初の写真にあるように、4番轡田登と8番松高遼、23番立川将吾が構え、ちょっとしたトリックプレー(?)によって、23番立川将吾が見事に直接フリーキックを決めます。

これにより、3-1と再びリードを2点に広げます。

良い時間帯で決められなかった相手と、そこを堪えて直後にセットプレーから追加点を決めた浦和。この試合運びは見事です。

ただ、後半は9番町田ジェフリーに対して相手の守備陣がかなり上手く対応してくるようになり、単純な高めのボールに対しては、なかなか思うようにポストプレーをさせてもらえなくなったり、相手の攻撃の仕掛けが鋭くなるなど、ようやく相手がここまで大勝してきた理由が分かるようなハイレベルなプレーの応酬になりました。

このような状況下で、24番シマブク・カズヨシが左サイドから見事な仕掛けを見せる場面が増え、これまでは、パスを仕掛けるよりも自らで仕掛けすぎるという印象もあったのですが、この時間帯では、シンプルで更に狙いどころの面白いところへパスを出してスペースに走る9番町田ジェフリーへパスを通したり、かと思えば自らで仕掛けて粘ってフリーキックを獲得するなど、こういうプレーをすると更によくなるだろうと思っていたプレーをこの試合ではかなり見せてくれていました。

相手がらしさを見せる中でも浦和の方がプレーで一つ一つ勝っていたのが楽しい後半の厳しい時間を耐えてからの、20分~30分間でした。

そして、更に試合を決定づけるゴールが25分に生まれます。

フリーキックのチャンスで混戦状態から3番渡辺陽が見事に決めて4-1とリードを3点に広げます。

直後に、相手のヘディングシュートがギリギリ枠を外れる危ない場面はあったものの、仮にそれが決まったとしても、3点までリードを広げておいたことで、おそらくそれほど試合の大勢には影響がなかったと思います。

30分に、24番シマブク・カズヨシに代えて17番平野正人が入ります。

その後も、8番松高遼から13番中嶋海登につなげてシュート、17番平野正人のドリブルでの仕掛けなど惜しい形でいずれもコーナーキックを奪う流れになるなどチャンスを作りつつ、試合は4-1で終了となりました。

非常に気持ち良い試合でした。この言葉に尽きます。

更に、この試合の後に40分1本の練習試合が行われました。

メンバーは以下となります。

GK18番宮川聖冬、DFが左サイドバックに21番大西翔也、右サイドバックに16番斎木大輔、センターバックに2番浅賀祐太と20番小崎魁、MFが左に17番平野正人、右に7番伊藤敦樹、真ん中に6番知久航介と22番菊地泰智、FWが左に19番清水裕太、右に26番白田颯人

30分:17番平野正人⇒11番野口琢真(従来は14ですが、ユニフォームは11番、パンツの番号は14番でした。)

となります。

この1本の練習試合も、実に見事なパフォーマンスで、22番菊地泰智からのクロスを2番浅賀祐太が豪快にヘッドで決めて先制、続けざまに19番清水裕太がゴール、更に22番菊地泰智が豪快なミドルシュートで決めて最初の10分くらいまでに面白いように3点を奪います。

15分には、17番平野正人が上手く抜け出してゴールし、4-0で大勝となりました。

練習試合という形になると、なかなかモチベーションを保つのが難しくはなるのですが、先ほどの試合同様に高い意識で1人1人がかなり気持ちの入った集中したプレーを見せ続けていました。

この練習試合では、16番清水裕太が見せたパスを受けてからターンで相手ディフェンダーを抜いての仕掛けだったり26番白田颯人が斜めにドリブルして鋭く突破する形など、個人技を上手く絡めたプレーで相手を翻弄するようなプレーも多く見られました。

2番浅賀祐太に関しては、先制点以外にも、クロスバーを叩くヘディングシュートもありました。

20番小崎魁は、センターバックの位置からの攻撃参加でシュートまで持ち込む形も作っていました。

6番知久航介のパス捌きなど含めて、全体的に質の高いプレーをしており、極端と言われるかもしれませんが、このメンバーでそのまま、今日の試合を戦ってみても良かったかもしれないと思う部分もあったりでした。

ということで、今日に関しては、一人一人褒めまくりたい気持ちでいっぱいなのですが、上を目指すチームと言うことで、ここからは、現時点でどっしりとしたサッカーができるチームとしてのベースとなっているメンバーが、例えば今日警告を受けて累積でおそらく次の試合は出られないであろう町田ジェフリーのように、今後は怪我であったり、累積で出場できないメンバーが出てくることが考えられますので、その中で今日、練習試合に出場したメンバーが見せたパフォーマンスの高さを継続して、さまざまな組み合わせでも同様のパフォーマンスができるように、常に高い志を持って、どの選手も、臨んでもらえればと思います。

そして、やはりこのチームとしても更にレベルアップしていくために、今日の後半の大宮アルディージャジュニアユースのようなパフォーマンスのレベルの高い状況での相手との試合を多く経験して行ってもらいたいです。

力の差のある相手には、圧勝が義務くらいに考えて甘さを見せず、強い相手とは課題を見つけながら、成長していく姿を見ていきたいです。

さてさて、4月に入ると、ユースのプリンスリーグが開幕するということで、日程の関係で結構ジュニアユースの関東U15リーグで足を運べない試合も増えて来そうです。

早速、次の東京ヴェルディジュニアユース戦は行けないのですが、数試合おきに足を運んだとして数試合分の成長がしっかり毎回見えるような浦和レッズジュニアユースを楽しみにしています!

ではでは。

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