清水フェスティバル2013/03/29 – 最終日vs清水エスパルスユース1-1引き分け(練習試合45×1本 1-1引き分け)・・・手応えと悔しさを持ってプリンスリーグ開幕へ

鈴与三保グラウンド2013年3月29日鈴与三保グラウンド2013年3月29日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズユースの静岡遠征も最終日を迎えました。清水フェスティバルの最終戦は、鈴与三保グラウンドで清水エスパルスユースとの対戦となりました。アウェイの環境で、浦和レッズユースにとっては、この相手にはここ最近色々悔しい思いを公式戦でさせられていることもありつつ、普通に最終戦はレベルの高い相手とやって終わってほしいなと思っていたので、この対戦カードを聞いた時には、結構テンションが上がりました。

清水フェスティバルは、40分ハーフで試合を行いますが、おそらく自分の計算が間違っていなければ、この試合は、プリンスリーグやプレミアリーグ同様に45分ハーフで行われたと思います。さらに、この試合の後に45分1本の練習試合も行われています。融通を利かせてくれたのでしょう、感謝です。

浦和レッズユースの静岡遠征のここまでの結果は、月曜日のジュビロ磐田ユースとの練習試合は0-3で敗戦。清水フェスティバルの初戦、習志野高校戦はスコアレスドロー、第2戦の清水東高校戦は3-0勝利、第3戦の東海大翔洋高校戦は5-1(b戦は、ジュビロ磐田ユースとのB戦では2-0と勝利したものの、清水フェスティバルの期間のB戦は、三菱養和SCユース、清水商業高校、清水東高校といずれも0-2で敗れています。

結果だけ見れば、Aチームは順調でBチームは厳しいな~と見えるかもしれませんが、実際にすべての試合を見ると全体が抱える課題もあれば、敗れたB戦でも好要素が多く見られた試合もあれば、勝った試合でも、課題が多く見つかった試合もありますし、一概に結果のみで状況を知ることはできないが、この大会が今後の浦和レッズユースにとって、今後大きなプラスになっていくという要素が多く見つかったことは確実です。

では、今日の試合のことを書きつつ、ブクメが個人的に思った今大会での状況など最後に書きたいと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが25番番杉本広貴、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に20番長島巧、MFが左に11番進昂平、右に23番安東輝、真ん中に26番松崎洸星と8番須藤岳晟、FWが左に10番関根貴大、右に21番小島良太

となります。

昨日大勝した、東海大翔洋戦と同様のスタメンになります。

清水エスパルスがどのようなチーム状況なのかに関しては、ちょうど1日目に帝京高校との試合を見た様子とここまでの結果くらいでしか判断できませんが、帝京高校戦はスコアレスドロー、習志野高校戦は1-0、法政大学戦は5-2勝利ということで、浦和同様にこの大会では、負けなしでここまで来ています。

さすがに、ここまで戦ってきた対戦相手と比べると、一つレベルの高い印象がある清水エスパルスユースが相手ということで、昨日の試合で手応えを掴んだメンバー構成そのままで来たものの、思うようなプレーがなかなかできない時間が多くなりました。

浦和の攻撃の流れをいくつか挙げていきます。2分に23番安東輝がインターセプトから11番進昂平に繋げての仕掛け、5分には2番細田真也からのパスを10番関根貴大が11番進昂平に落として、そのまま前のスペースに走り再び受けて仕掛ける形、10分の5番齋藤一穂からのロングフィードに21番小島良太が受ける(この時、3番森亮太が左サイドのスペースを上がる。)

攻撃の狙いは悪くないものの、一つ一つの相手の対応が早く、試みが相手の守備陣を脅かすところまでは行かない状況の中で10分くらいからは、相手の攻撃を受けて危ない場面を連続で作られる時間がありました。

スペースをうまく使えない状況を味方同士で指示を出しあっている様子がよく聞こえる中で、15分くらいに20番長島巧がバックラインでパスを受けた際に、すぐにパスを選択するのではなく、前に空いたスペースにしっかり持ち上がってから、右前線の2番細田真也へのロングパスを通すプレーがありました。

また、これ以外にも相手の動きを読みながら、味方同士でどこを狙うかなど、修正しながらプレーをしている姿が多く見受けられました。

これまでの試合同様に相手が前線でプレスをかけてきた時の、課題はやはり少しずつ改善していくしかないようで、20分前後にはバックライン付近でのパスミスから、相手に決定的な形を作られてしまいます(なんとか、失点は免れる。)

25分には、11番進昂平が力強いドリブルで相手のプレスを受けながら突破していく形を作り、さらに、これは、3番森亮太からのコーチングを生かした形だと思いますが、相手のディフェンダーの特徴を伝えて、11番進昂平がうまく相手ディフェンダーを引き連れる動きをして、そのスペースに26番松崎洸星がタイミングよく走り、パスが通れば一気に仕掛けられるという動きでの崩しの狙いが見られました。

26分には、21番小島良太からのパスを受けた23番安東輝が惜しいシュートを放つもキーパーに反応されまてゴールはならず。28分には、コーナーキックのチャンスで23番安東輝からの高めのボールに5番齋藤一穂がヘッドで合わせるも相手ディフェンダーに跳ね返されます。

40分には、26番松崎洸星からの8番須藤岳晟にいったん下げたところから、一気に右前線に走る2番細田真也への大きな展開から受けた2番細田真也がそのまま持ち込んでシュートを放つ場面がありました。

なかなかシュートの形は作れないものの、ここ2試合で得点を量産している11番進昂平が、前線でスペースを作る動きを繰り返している姿も印象的でした。

パス回しから、なかなか崩せない中で、42分に23番安東輝がパスを出す形が多い場面で、切り替えてフェイントで相手を抜き去ろうとするプレーを見せて、これは相手ディフェンダーに阻まれたものの、時間帯と狙いとしては面白いプレーでした。

しかしながら、前半終了間際に失点を喫し、前半を0-1で折り返します。

やはり、このレベルになると、気持ちを切らさずに何度も繰り返し試みて、少ないチャンスをしっかり決めていく必要性があると感じる前半でした。

後半スタートのメンバー交代はなし。

3分に11番進昂平から右の2番細田真也へパスするのと同時に、2番細田真也の前のスペースに23番安東輝が走り、このスペースから仕掛ける形、21番小島良太、11番進昂平、3番森亮太と繋げて仕掛ける形で攻撃を仕掛けます。

8分に右サイドを突破されるピンチがあるものの2番細田真也がタイミングよいタックルでこのピンチを防ぎます。

10分前後の時間帯は、相手の攻勢を受け続ける時間となり、立て続けに3回コーナーキックを奪われる我慢の時間帯となりました。

このピンチの中で、一度、25番杉本広貴がボールをキャッチする瞬間に21番小島良太が前線に勢いよく走りだし、そこへパスが通ってというカウンターの形で一気に攻撃する狙いも見られました。

11分には、その21番小島良太がうまく抜け出して、あとはキーパーだけという決定的なチャンスを迎えるも狙い澄ましたシュートは枠をとらえることができませんでした。

20分には、10番関根貴大から大きな展開で2番細田真也、21番小島良太と繋げて仕掛ける形がありました。

25分に、21番小島良太、10番関根貴大に代えて27番邦本宜裕、9番小川紘生が入ります。

この交代直後の攻撃で、8番須藤岳晟から11番進昂平にパスが通り、それと同時に左から23番安東輝、右から27番邦本宜裕が同時に裏へ抜ける動きをしたところで、11番進昂平は23番安東輝へのパスを選択し、これが決定的な形を作るも23番安東輝のシュートはキーパーに防がれてしまいます。

しかしながら、この25分の交代から、明らかに浦和の攻撃の迫力が増したと思います。

30分に、決定的な場面を作られるも相手のシュートはポストに当たり、こぼれ球も何とかディフェンダーが対応して追加点を免れます。

その大きなピンチの後の32分に、前線でパスを受けた27番邦本宜裕が見事なボールタッチで相手ディフェンダーの寄せを交わし、11番進昂平にパスをだし、スペースに走る23番安東輝に決定的なパスが通り、これを23番安東輝が落ち着いて決めて1-1の同点とします。

その直後にも、27番邦本宜裕と9番小川紘生が良いタイミングで前線に走り、27番邦本宜裕にパスが通り仕掛ける形がありました。

34分には、23番安東輝からのパスを受けた11番進昂平が、相手のプレスを受けながらも見事なシュートを放つもこれはキーパーにギリギリで反応されてしまいます。

35分には、今度は相手に決定的な形を作られるもキーパーと1対1になった場面で25番杉本広貴が残した足で相手のシュートを防いで失点を防ぎます。

この時間帯は、前線で23番安東輝と27番邦本宜裕にパスが入った時に、相手のプレッシャーを受けてもしっかりキープできるため、味方も安心してスペースなどに走りこめるという好循環が生まれていたように思います。

38分には、3番森亮太が持ち味である、力のあるクロスを左サイドのセンターライン付近からゴール前へ上げるプレーなども見られました。

42分には、カウンター形から26番松崎洸星、27番邦本宜裕へパスがつながり仕掛ける形がありました。

更に40分には、9番小川紘生が前線でパスを受けるとキープしながら、シュートを打つと見せかけてふわりと浮かせたパスを通すプレーも見られます。

44分には、前線で27番邦本宜裕がキープ力の高さを見せつつ、試合終了間際には、11番進昂平、23番安東輝、27番邦本宜裕とテンポよくパスがつながり、27番邦本宜裕がシュートを放つもこれは、惜しくもクロスバーを越えてしまいましたが、早い展開で相手のプレスがかかっている中で、シュートまで持ち込む見事な連携からのシュートでした。

ここで試合は終了1-1の引き分けとなりました。

勝敗という意味では、両チームともに決定機を何度か外しているので、どちらに転んでもおかしくない試合だったと思います。

総括の前に、この後に行われた45分一本の練習試合について書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに22番荒木聡太、右サイドバックに19番橋岡和樹、センターバックが左に12番上野文也、右に29番小木曽佑太、MFが左に15番清川大輝、右に21番小島良太、真ん中に16番中村透と13番條洋介、FWが左に24番倉本隼吾、右に28番新井瑞希

となります。

この試合も、ここまでのB戦同様に、なかなか連携がうまく行かないという形が多く、例えば15分の28番新井瑞希から24番倉本隼吾に出したパスをしっかりポストプレーとして展開できた時には、そのあとに15番清川大輝へと繋げて攻撃を仕掛けるなど良い形もあったものの、なかなか動きだしとパスが合わないというケースが多く、攻撃にリズムが生まれないまま試合時間が経過していくという印象がありました。

その中でも良い攻撃がいくつかありましたので挙げておきます。

13番條洋介からの展開で、まず左サイドを15番清川大輝が駆け上がり、相手ディフェンダーを引き出しつつ、22番荒木聡太にパスを通し、13番條洋介もパスと同時に自らも前線に上がり、22番荒木聡太とのパス回しで仕掛ける形、30分の右サイドからの仕掛けで19番橋岡和樹から16番中村透、26番松崎洸星、28番新井瑞希と数人が良い動きでパスを回して28番新井瑞希がシュートまで持ち込んだ形。15番清川大輝からのパスを受けた28番新井瑞希が相手の裏をかくアウトサイドでのパスで13番條洋介にパスを通す形なども良かったと思います。16番中村透の裏を狙ったパスに28番新井瑞希が抜け出した形も狙いと動きがあっていて良いプレーでした。40分の19番橋岡和樹から13番條洋介を経由して15番清川大輝にパスが通っての持ち込んでシュートという形も良かったです。

あ、この練習試合の交代ですが、22分に21番小島良太に代えて26番松崎洸星、32分ン位26番松崎洸星に代えて23番安東輝(←安東輝はセンターバックに入ってました。)

得点経過ですが、ロングボールの対応が中途半端になったところを抜け出され、たまらず倒してしまいPKを与えて34分に失点し、0-1。

しかしながら、終了間際に24番倉本隼吾がヘッドで決めて、結果1-1の引き分けでした。

ということで、静岡遠征の締めくくりは、2試合とも1-1の引き分けという形で終わっています。

 

さて・・・、正直言いまして今年の清水フェスティバルは例年以上にご父兄の方やサポーターの方が忙しいということで足を運べる方が少ないということで、結構、来られない方に状況を伝えるべくしっかり見るということに関してプレッシャーを受けていたブクメです(笑)

この大会前の約1か月ほど練習試合を見られない期間を経て、聞いた中では結果がついてこないという話と、ブクメ自身が足を運んできた中でも、連携面でうまく行かずに、リズムが作れないところで、失点する時の形が簡単すぎたり、試合によっては大量得点もあると聞くものの、ほとんど決定的なチャンスを作れない試合も多く見てきたり。

新体制の新フォーメーション。フォーメーションだけ言えば4-4-2なので、よくあるものの、戦い方がものすごく複雑なんですね、ある時はサイドが高めに上がってボランチが一枚下がって3バックになったり、フォワードの選手が中盤深い位置まで降りてきていたり、とにかく動くんです。

確かに、選手からも聞こえてくるように、続けていれば強くなることは伝わってきますが、途上の段階でプレスが激しい相手と対戦した時に、苦しむことが多く、実際に結果が出ないことで、チームとしての戦い方に自信が持てない状況もあるようでしたが、この清水フェスティバルでは、その攻撃がはまった時の強さと結果も付いてくる試合も2つありました。

プレスが激しいチームには同様に苦戦はしましたが、これに関しては、自信を持ってやっていき、よりプレスを受けても精度高く組み立てられるように、動けるようにできるようにしていくしかありません。

そして、これは、静岡遠征の最初のころにブログで触れたのですが、少し危惧していることがあるのでこの大会で確認していく的なことだったのですが、それは、今年のチーム作りに関して、これからの浦和レッズユースの戦い方のベースづくりをしていくことに重点を置きすぎて、結果を求めないチーム作りになって行っているように感じていたことなのです。

トップチームは、別の理由で断念させられましたが、数年かけてチーム戦術を浸透させていく中で、ある程度結果が出ないことを我慢して時間をかけて見ていくということに挑戦したことがありましたし、それをするべきだと、ブクメもその時思っていたのでそれは良いと思うのですが、ユースに関しては、所属する選手にとっては1年1年が勝負になりますし、すべての選手がトップに上がれるわけでなければ、浦和のトップチームの体制は、勝利するための即戦力補強をするチームに戻っています。

このこと自体には、否定する要素はなく、浦和のサポーターの多くが求めるのがドッシリしたベースを作り上げていくチームではなく、「勝利」になるので、ニーズに合った方針変更(回帰?)だと思っています。私は、そこに共感できない少数派の一人ではありますが。

話が少しそれましたが、特に今年の3年生にとっては夏までが一つの勝負となります。トップ昇格する選手は、流れを見れば減らすでしょうし、トップ昇格しても、順調に経験を積める環境にはなかなかならないでしょう。

だからこそ、結果も残せる戦い方も含めてチーム作りを進めているのかどうかに関してすごく疑問に感じていました。

これからの浦和レッズユースを考えた中で、多くの選手が次のステップを見つける門戸が広くなっていくことが、今後の浦和レッズユースには必要なことだと最近は強く思うようになっており、その一つとしては、やはり結果を貪欲に求めていくことが必要だとも思っています。進路にも影響しますし、上に行くほど、門戸が広がる可能性(見る人の多さという意味でも)が広がります。

現実的に、苦しい展開でそれでも勝ち点を物にするような試みが、見られないことへの不安というやつですね。

ただ、この大会を見ていく中で、特に今日の清水エスパルス戦の終盤の攻撃を見ていく中で、その不安が少し払拭されました。

細かくは書きませんが、安心して預けられる選手が既に数人このチームにいるということ。その選手が入ると、特に、生かされることでより輝きを増す選手が、活性化されて良いプレーを連発する。そういうプレーが見られたこと。

チームの強さの一つは、やはり軸になる選手がいるチームであり、そういう選手の層が厚いのが強さの一つだと最近は特に感じています。

また、得点をすることで調子を上げていく選手がしっかり得点を奪ったことや、今の戦術ではまった時の攻撃力の高さを実際に見せたこと。

要するに、課題はしばらく併用したままで公式戦に入っていくのは仕方ないこととしても、いくつかの勝利するために必要な要素をこの大会で見せてくれたことなんですね。

個々の選手の中では、手応えを感じた選手もあれば、悔しさの方が残った選手もいると思いますが、既に何が課題で何を伸ばしていけば良いかは、見る側の私にも見えているので、本人はもっとわかっていると思います。

大きなプレーと同時に、繊細なプレーが必要な時にそこでしっかり、落ち着いてできることが必要な選手だったり、もしかするとゴール以上にチームの核として今後必要になるプレーができているのにゴールがないことで、時間帯によっては我に走ってしまったり。

自分の特徴を見つめなおして、直すべきところはじっくり直して(というより、研ぎ澄ますという方が良い表現かも)、プリンスリーグという過酷なリーグを戦っていってください。見届けることしかできませんが、ブクメもしっかり今年の戦いを見届けさせてもらいます!

なんか、どうしようもなく強くなるような要素が見え隠れしている現状。一つ越えてしまえばすごいことになりそうです。楽しみです。

その前に、新1年生の浦和カップをしっかり見させてもらいつつ、ですね!

ではでは!

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