第36回日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ 第3戦 2012/06/03 浦和レッズユースvs横河武蔵野FCユース 0-0引き分け・・・崩し切れずスコアレス

レッズランド2012年6月3日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

レッズランド浦和アカデミー1日公式戦4マッチデー(勝手に命名)、最後の1戦は、夏のクラブユース選手権を目指して浦和レッズユースが臨むんでいる関東予選。第3戦の横河武蔵野FCユースとの一戦となります。

見えるけど見えない敵と戦い続けている浦和レッズユースですが、苦しみながらも2連勝と結果は残して、この試合で勝ってしまえばだいぶ楽になるという試合。しかしながら、対戦相手の横河武蔵野FCユースは、ここまで湘南ベルマーレに大勝、川崎フロンターレに打ち合いの末引き分けと、攻撃力ありそうな雰囲気ぷんぷんで、そういう試合をしてきたら結構危険と言う空気を感じつつ、試合を観戦させていただきました。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが1番吉野雅大、DFが左に12番小坂慎太朗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下が16番岸伯富実と10番中村駿介、FWが左に20番広瀬陸斗、右に8番繁田秀斗、真ん中に21番進昂平

となります。

昨日の試合からの変化としては、左サイドバックが12番小坂慎太朗に、右の前線が8番繁田秀斗になっています。

蓋を開けてみればと言う話ではあるのですが、打ち合いに出てくるかもしれないという相手でしたが、ある意味相手の考え方は、この試合で打ち合いをして敗れるよりは、まずは最低限勝ち点1を取る戦い方をして、隙があれば、そこを突いてやろうという戦い方をしてきました。

要するに守備重視の戦い方をしてきましたということですね。

浦和の2列目までは、無駄に追いかけずにボールを持たせてOK、それ以上攻め込んできたときには真ん中をブロックして、サイドから来る場合には素早くプレスをかける(2人から3人くらいで閉めてくる。)

一見すると、川崎栗の木のような守備のイメージなのですが、カウンターの迫力がある分、攻め方がシュートなどで完結できないと結構危険なカウンターを食らうこともあったりでしたね。

浦和の崩しの仕掛けとしては、昨日の試合で久しぶりに公式戦フル出場を果たした6番西袋裕太のプレーが一つ鍵となる部分が序盤はあり、相手がプレスにこない2列目くらいまでのスペースを上手く持ち上がりながら、左前線のスペースへ走る20番広瀬陸斗へ独特の弾道でのパスをピンポイントで通して仕掛ける場面など、相手の守備陣を苦しめていたと思います。

ワントップに入っていた21番進昂平は、いわゆる真ん中は、完全に守備ブロックで閉じられているために裏へ抜け出すという意味では、苦しんでいましたが、縦に入ったボールに対しては、果敢に競りに行き、五分五分にボールを落とすことができた場面は何度もあり、そこをうまく活かして8番繁田秀斗がミドルシュートを狙う場面が何度か見られました。

個々での工夫で打開を図るプレーが見られますが、やはりシンプルに攻めることばかりを重視する今年の形の弊害と言うか、相手が守りを固めた時には崩しの工夫にまで至らないという印象。

前半の浦和のチャンスとしては、キープ力を生かして突破しての10番中村駿介のシュート、8番繁田秀斗のミドルシュートが2本ほど、30分くらいの2番新井純平からのクロスに21番進昂平がニアに走って頭で合わせようとした場面(ここは、キーパーチャージを取られる)、など何度かあったものの、決定的な場面はもしかしたら作れなかったかもしれません。

逆にカウンターで一度決定的な場面を作られたものの、シュートの精度がなく助かった場面が一度あり、それ以外だと12番小坂慎太朗がコースを読んで相手の突破をギリギリで防いだ場面もありました。

ここまで守備重視だった相手が、後半スタートに攻める姿勢を見せてライン高めに来て、後半は攻撃的に来るのかと思われたものの、この攻撃の時間を浦和が防ぎ切ったところで、再び守備重視のサッカーに戻り、前半同様の展開に戻ります。

後半の相手が攻める姿勢を見せている時間帯に、6番西袋裕太から10番中村駿介、ボールが収まったところで12番小坂慎太朗が攻撃参加して攻める形を作ったり、20番広瀬陸斗がサイドをうまく突破してマイナスのクロスに8番繁田秀斗が反応して枠に飛ばせればという決定的な場面は惜しくも枠を外れてしまい決めきれず。おそらく、この場面がこの試合で最大の決定機だったと思います。

後半に関しても、前線で良い動きをしていた21番進昂平でしたが、中途半端な8分と言う時間に9番カドコダイ・アシカンと交代になります。21番進昂平の前線での動きやつぶれるプレーが一つ相手の守備の突破口の可能性になっていただけに、ここでの交代の意図がやや不明でした。

9番カドコダイ・アシカンを投入した割には、そこに当てるような指示が出ているようでもなく、前線の動きが活性化する様子もあまり見られない状況で、10番中村駿介の個人技頼みになるような場面で、一度2番新井純平がからパスを受けて、ドリブルでディフェンダーの間をうまく抜けてシュートを放ち、キーパーが弾いたところに20番広瀬陸斗がつめるもディフェンダーに阻まれるという場面がありました。

15分に16番岸伯富実に代えて7番長谷優が入ります。

20分前後に再びカウンターから危ない場面を迎えますが、この場面も的確なポジショニングで12番小坂慎太朗がここを突破されたらキーパーと1対1になるという危ない場面でタックルで攻撃を摘んでなんとか凌ぎます。

その後、10番中村駿介が2度ほどミドルシュートで惜しい場面を作ります。

また、7番長谷優が右前線に持ち上がれた際に、惜しいクロスを入れるもペナルティエリア内に走りこんだ2選手ともにスルーしてそのままボールが抜けて行ってしまい、決められず。

35分に、20番広瀬陸斗に代わり5番佐藤大介が入ります。5番佐藤大介はそのまま左前のポジションに入ります。

40分に、3番寄特直人が、絶妙のタイミングでドリブルで持ち上がり、ディフェンダーをかわしつつ、前線の9番カドコダイ・アシカンへパスを通すも、処理にもたついて、ここも決めきれず。

試合終了間際に、9番カドコダイ・アシカンのポストから、2番新井純平がサイドから攻め上がる場面など見せるも、結果的に最後まで崩し切れずにスコアレスドローに終わりました。

これで、このグループの順位としては、

勝ち点7で並んでいるものの1位は得失点差で川崎フロンターレ、2位が浦和レッズ、3位が勝ち点5で横河武蔵野FCという上位の順位になりました。サッカーに絶対はないですが、今日は守備的にやっていましたが、攻撃的に来た時の鋭さを考えれば、残りの相手が川崎栗の木とRIO FCとなる横河武蔵野FCは2連勝して勝ち点11まで伸ばす可能性は高いでしょう。

浦和の残りの相手は、湘南ベルマーレと川崎フロンターレ。川崎フロンターレも次の試合は勝利する可能性が高いため、自動で全国に行ける2位以内で終わるためには、次の湘南ベルマーレ戦でできるだけ大量得点で勝利して、川崎フロンターレと得失点差で上回っておきたいところですね。得失点差は3、総得点は10点離れているので厳しいでしょう。

そんな勝ち点の計算よりも、やっぱり今年のチームの作り方が及ぼしている影響の大きさの方が頭の中を支配してます。もう少し柔らかく考えた方が良いのかな~。。

ただ、選手サイドで打開できる要素もこの試合では少し感じられたんですよね。

6番西袋裕太のプレーとか見ていて(パワープレーもやりそうな空気もあったり、やらなかったけど)、後は、3番寄特直人の終盤の思い切った攻撃参加とか。さすがに、こういう状況になってきて、俺のやり方に従えと言い続けることもできなくなってくるとも思いますし、今までやって来た、目指してきた高いレベルのサッカーを少しずつ思い出して加えて行っても良いのではないのかな~とも思います。いや、なんだかんだで、少しずつそうなってきているような気もします、気のせいかもしれませんけどそうでもないかもしれない。

ただ、少なくとも、従わないと使ってもらえないという考えに固執して、プレーが縮こまっている部分があるのであれば、それはさすがに解き放ってもらわないと困ります。

で、散々あおっておきながら、次の湘南ベルマーレ戦は行けないのです。

とにかく、大勝の報告待ってます!

ではでは~!

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第36回日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ 第2戦 2012/06/02 浦和レッズユースvsRIO FC 7-0勝利・・・前へ前へ、サイドからサイドから

レッズランド2012年6月2日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週からスタートした、クラブユース選手権の関東予選。初戦は、引く相手に苦戦しながらも4点を奪って勝利。 今週は、土曜日のRIO FC戦、日曜日の横河武蔵野戦と連戦になります。実力的には、ここも2連勝しなければならないような相手ですが、初戦の結果を考えると、横河武蔵野が難敵っぽい流れになってきていますね。

さて、今日の対戦相手のRIO FCですが、初戦で川崎フロンターレU18に1-10で敗れているということで、浦和も大量得点での勝利は最低条件となる相手と言えるでしょう。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが1番吉野雅大、DFが左に5番佐藤大介、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と6番西袋裕太、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下が16番岸伯富実と10番中村駿介、FWが左に20番広瀬陸斗、右に11番大野将平、真ん中に21番進昂平

となります。

試合は、前回の川崎栗の木のように、ずっと引かれた状態と言うことではなかったものの、力の差のある相手だったこともあり、浦和が攻め続ける時間帯が多い序盤となりました。

得点が多いので、まずは、得点の流れと交代の流れだけ書き出しますね。

前半5分に、右サイドバックの2番新井純平の攻撃参加から10番中村駿介、21番進昂平とつながり、なんなく決めて1-0。

8分には、16番岸伯富実が前線でドリブルで交わしきってゴールで2-0。

24分に、21番進昂平からのパスを受けた10番中村駿介が決めて3-0。

34分に、10番中村駿介が決めて4-0。

39分位、21番進昂平がドリブルでキーパーも抜き去ってのゴールで5-0。

前半で5-0とまずまずのペースで得点を量産します。

後半はスタートから、21番進昂平に代えて9番カドコダイ・アシカン、11番大野将平に代えて8番繁田秀斗が入ります。

後半スタート早々に、20番広瀬陸斗からの縦パスに抜け出した10番中村駿介が持ち上がり、クロスに9番カドコダイ・アシカンが合わせてゴール。これで、6-0。

15分に、10番中村駿介に代えて17番立野峻平が入り、その数分後に16番岸伯富実に代えて13番金野僚太が入ります。

35分に、相手のミスをついて9番カドコダイ・アシカンが決めて7-0。

40分に5番佐藤大介に代わって7番長谷優が入ります。

こんな感じで、7-0勝利です。

試合全体の流れを見ると、前半は浦和の一方的な展開になっていたものの、前線の飛び出すタイミングが早くてオフサイドになる場面が非常に多かった印象があります。

また、浦和が攻めることで相手の多くの選手が守備に意識を置かれるという状況になっていたため、前線の選手は手こずる場面も多かったと思います。

それでも、決めるべきところを決められなかったチャンスの場面も多かったのも事実なので、ここは修正していく必要はあると思います。

また、なんと言うか、先週の練習試合で猛アピールして出場した選手たちで数選手がこの試合でスタメンで出ていたのですが、その時と比べて、何かプレーに気迫が感じられなかった印象がありました。理由は不明です。

あとは、これは選手も感じていることだと思いますので、書いておいた方が良いと思うので書きますが、正直いくら今年のチームの作り方に疑問点があるここまでの流れでも、この予選で力の差のある相手との試合ではあからさまには出てこないと思っていた部分が、この試合でも出てしまっていました。

いわゆるリズムが悪くなる時間帯の使い方で、選手同士の動きがやや、思うように行かない時間帯に、おそらく選手はプレーに強弱をつけながら、バランスを取りたいところだと思うのですが、ベンチから、前へ前へ、サイドからサイドからと常に攻めの指示が飛ぶわけですね。

で、同じリズムで攻めるため相手も比較的守りやすい感じになっていて、意外と大丈夫そうだな~という感じで相手に攻めの気持ちが生まれてきて、そこで来られた時にバタバタしてしまうというか、もしかしたら、そういう指示は出していないのかもしれませんが、バランスを崩して常に攻め続けなければならないみたいな雰囲気。攻めているけど、攻め急がされているような空気がこちらにまで伝わってきます。

実際、今日の試合では、後半の終盤は、失点してもおかしくないような場面が何度かありました。

7-0という結果自体は大勝という事実と、試合後に挨拶に来てくれた選手たちの表情の冴えなさが表している何か。

色々気になる点はありますが、とにかく予定通りの結果で2連勝はできています。明日の横河武蔵野戦で勝利すれば、大分予選も楽になってきますので、連戦で大変かと思いますが、しっかり見守らせてもらいますので、踏ん張って戦ってください。

選手が勝利に向かって集中できるようなチーム作りを期待しています。

ではでは~。

  

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おまけの写真。 

第36回日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ 第1戦 2012/05/26 浦和レッズユースvsFC川崎栗の木 4-0勝利・・・引くチーム相手に4得点

レッズランド2012年5月26日

どうも、浦和サポブクメです☆

今週よりクラブユース選手権の関東予選の2次予選(浦和は2次予選から)がスタート。浦和レッズユースは、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、横河武蔵野FC、RIO FC、FC川崎栗の木と同じグループCに入っています。

各チーム1回ずつ対戦し全5試合で、グループ6チーム中上位2チームに入れば、全国出場が決まります。3位になった場合には、9位決定戦に回ることになります。

なかなか、監督が示そうとする今シーズンのユースの方針が伝わって来ず、選手も迷いながらのプレーをしている最近の試合ではありますが、どのような状況にせよ実力的に差のある、今日のFC川崎栗の木、次のRIO FC、その次の横河武蔵野FCまでの3つは3連勝で行かなければならない試合であり、そこまで3連勝で行くことで、だいぶ楽に進められるのも事実です。

無論、全国優勝を目指すのであれば、5連勝で1位通過して、順位決定戦で更にチーム力を高めて行くという最高のシナリオも待っているので、当然そこを目指して欲しい関東予選です。

選手にとっても、一つ力の差のある相手との対戦で自分たちを見つめなおせるこの機会を利用してほしい予選であり、可能であれば、今年のチーム作りを振り返り、ベースになる考え方に関して、指揮する側にも見つめなおしてほしい予選と考えています。

さて、試合の話に移ります。初戦の相手の川崎栗の木。格下になりますが、この大会の予選に関しては常連という相手ですね。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが1番吉野雅大、DFが左に12番小坂慎太朗、右に2番新井純平、真ん中に3番寄特直人と4番西澤秀平、MFがボランチに19番須藤岳晟、トップ下が16番岸伯富実と10番中村駿介、FWが左に20番広瀬陸斗、右に8番繁田秀斗、真ん中に21番進昂平

となります。

まず、浦和をリスペクトしてくれるのはサポーター側としても、光栄なことなのですが、この試合は極端なくらいに終始相手は引いて守るというサッカーをしてきました。そのため、基本的に真ん中は隙間がないくらいに閉じてきますし、サイドでは、特に2番新井純平がオーバーラップしてきた際の守備に関して最低2人以上割くような徹底した守り方をしてきていたように思います。

試合を通じて、相手が攻めてきたのは、前半はカウンター気味で行けそうな時に1回程度、後半も数回くらいと、とにかく守備優先でダメージ少なく戦おうとしていたように感じられました。浦和の攻撃で自陣に張り付くというよりは、リスクは一切負わないという方針だったのかな?とも思います。

浦和がほぼボールをキープして回し続けるような展開を想像してみてください。

その中で序盤の展開から、攻撃の形をいくつか書き出していきます。

21番進昂平が左サイドに開きながら攻めつつシュートを放つシーンで、12番小坂慎太朗がするするとペナルティエリア近くまで上がってこぼれたら狙えるような動きがあり、続いて21番進昂平から、19番須藤岳晟を経由して右に開いてオーバーラップした2番新井純平からのサイドからの仕掛け、3番寄特直人のロングフィードに20番広瀬陸斗があと一歩というところで追いつけず。16番岸伯富実から右の8番繁田秀斗に開いてサイドチェンジ気味に10番中村駿介につなげてドリブルからシュート。20番広瀬陸斗からの左サイドからのパスを受けた10番中村駿介がシュート。

10分くらいまで、拾い上げてもこれくらいチャンスがあったものの、枠内に飛んだシュートはここまでなかったと思います。

10分になり、ようやく21番進昂平がうまくねらってシュートを放ちますが、キーパーに弾かれて得点ならず。

この後に中盤のパスミスから、前半唯一と思われるカウンターで攻められる場面になるものの、4番西澤秀平が、しっかり摘んで問題なし。

相変わらず、スペースの使い方がうまいな~とこの試合でも感じさせる8番繁田秀斗がここから、直接得点を狙う場面が連発します。

最初はボレー気味なシュート、15分にはポストに当てるシュート、20分にはキーパーに弾かれてコーナーになるものの枠を捉えたシュート、そのコーナーキックのチャンスからのシュートはクロスバー。なんで決まらないんだろうと思うくらい、シュートは決まらなかったものの、打てる場面でパスを出すことが多い8番繁田秀斗のこの時間帯の得点意識の強さは良かったです。

この後に、2番新井純平が右サイドから深くえぐってクロスから10番中村駿介がシュートを放つ惜しい場面がありつつ、続けて16番岸伯富実のコースを狙ったシュートがポストに当たって弾いたところに、届かなかったものの21番進昂平が、しっかり詰める動きを見せつつの展開。25分に浦和の先制点が、前線のあてどころになる巧みな動きをスタートから繰り返していた21番進昂平から生まれます。

細かい部分は確認できなかったのですが、うまくゴール前に抜け出したところでグラウンダーの鋭いシュートを放ち、キーパーが弾いたところに自ら詰めてゴール。

ゴール前を人数で固めていた相手をなかなか崩せずにいましたが、なかなか良い時間帯にこじ開けて先制することに成功したと思います。

このゴールで相手も攻める姿勢を見せてくると思いつつ、変わらずがっしり守ってきますが、この先制点で少し楽になったこともあるかもしれませんが、より得点に近いプレーが浦和にも増えてきたように感じます。

8番繁田秀斗のサイドチェンジから12番小坂慎太朗が攻め上がり、クロスに21番進昂平がヘッドで合わせる場面など、得点を奪った21番進昂平が2点目を奪う雰囲気をぷんぷんさせつつ、浦和にとっての2点目のゴールは、10番中村駿介から生まれます。

これまた、そこまでの流れがしっかり確認できなかったのですが、ペナルティエリア左辺りでパスを受けた10番中村駿介が落ち着いてゴール右上隅を狙ったシュートで決めます。これで、2-0となります。このゴールが30分くらいだったと思います。

更に43分には、21番進昂平のポストプレーから、10番中村駿介に繋がり、2点目のゴールと同じような形で10番中村駿介がしっかり決め3点目。

相手の守備に苦戦はしたものの、3点決めることができ、前半を3-0で折り返します。

後半に入り、さすがに3点差になったのだから、相手も少しは攻めてくるだろうと思ったのですが、変わらず守備優先。

前半よりは、相手もカウンターから攻めてやろうという姿勢で何度か攻めてきたものの、基本的には前半と同じような試合展開で終始します。

相手の守備を崩すために、とにかく後半は右サイドバックの2番新井純平の攻撃参加の回数が凄いことになっていました。

< p>10分前後に、やや浦和のゴール近くで相手にフリーキックのチャンスを与えた場面が一度あったのですが、この攻撃をしのいだ後のカウンターは圧巻でした。奪ってすぐ右サイドの2番新井純平が走り、同時にペナルティエリア内に向かって3人くらいが走り、21番進昂平が守備の手薄なファーの方へ走り、2番新井純平が狙いすまして21番進昂平のファーサイドへクロスを上げて、決めたら電光石火で凄かったのですが、ここはフィニッシュの精度を欠いてしまいました。でも、こういう武器があるのは素敵です。

そんな2番新井純平からのクロスがなぜか得点まで至らない流れでしたが、後半15分くらいに同じように右サイドから8番繁田秀斗が狙い澄ましたクロスに21番進昂平が頭で合わせてゴール。

これで、4-0となります。

後半20分くらいに、浦和は8番繁田秀斗、20番広瀬陸斗に代えて7番長谷優、23番條洋介が入ります。

交代後のコーナーキックのチャンスで10番中村駿介からのボールに4番西澤秀平がヘッドで狙い、こぼれたところを21番進昂平が狙う惜しい場面があり、続いて、7番長谷優から21番進昂平へパスが渡りシュートを狙うも枠をそれます。

25分に12番小坂慎太朗に代えて5番佐藤大介が入ります。

この後、16番岸伯富実から左前線のスペースに走る5番佐藤大介へ長いパスが通り、10番中村駿介にあてて、再び5番佐藤大介に戻し、クロスに21番進昂平が飛び込むチャンスを作ります。

30分に4番西澤秀平に代わり6番西袋裕太が入ります。

直接得点にはならなかったものの、左前線で5番佐藤大介がボールキープした時に、中ほどにいた7番長谷優がサイドに走り外から5番佐藤大介を追い越すような動きを見せたのですが、守備で固める相手を崩す上での動きとして、結構このプレーが印象に残っています。

36分に16番岸伯富実に代えて17番立野峻平が入ります。

この後、コーナーキックのチャンスに6番西袋裕太がシュートを放つ惜しい場面がありつつ、17番立野峻平がペナルティエリアで倒されてPKになるかと思ったら笛は吹かれず、それでも倒れながらもボールはキープした状態で混戦の中からうまくこぼれれば得点チャンスになったという形がありつつ、6番西袋裕太からのクロスボールがワンバウンドしてちょうどファーに入った21番進昂平が合わせる決定的な場面がありつつ、結果的には追加点はなく4-0で試合は終了となりました。

ここ最近のこういう公式戦の中で、力の差はあると分かっていても、ここまで終始引いて守備に専念する相手を見るのは久しぶりであり、がっちり固めてくる守備に苦戦はしたものの、4点取ったことや難しい初戦で勝利したのでOKとしつつも、もっと得点が奪えた試合でもあった(あとで聴いたら37本くらいシュートを打ったとか)ので、この課題は次に生かせればよいかと思います。

この後に、1本練習試合が行われました。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが18番高須雄大、DFが左に14番茂木力也、右に6番副島暢人、真ん中に4番齋藤一穂と15番西袋裕太、MFがボランチに30番立野峻平、トップ下が27番小峯洋介と32番條洋介、FWが左に5番佐藤大介、右に28番長谷優、真ん中に17番カドコダイ・アシカン

となります(背番号は練習試合仕様です。)

この試合は、しっかりは見られなかったのですが、7番長谷優の豪快なゴールや、17番カドコダイ・アシカンが2ゴールか3ゴール決め、最後は5番佐藤大介が自ら倒され奪ったPKを決めて、快勝していました。

ここまでの試合で起用の部分でどうもブレを感じるのは1トップのところ。青森山田高校戦では、間違って交代したような話も聞きましたが、それでもカドコダイ・アシカンと進昂平を併用しない方針を貫いているのかと思ったら、清水戦辺りでは併用を図り、先週の彩の国カップでも併用、聞こえてくる指示は長所を発揮できないようなもの。

体格や、プレースタイルに違いはあるものの、この2人は1トップとしての起用で力を最大限に発揮するタイプだと思いますし、個人的には、互いに危機感を与え合う存在のワントップとして競争してほしいと考えています。

だから、今日、進昂平がスタメン出場して、動きの質と結果を見せつけて、出場できなかったカドコダイ・アシカンがその後の練習試合で気迫のこもったプレーを見せて得点を量産する。

カドコダイ・アシカンとしては、悔しい思いをしたでしょうが、今日は練習試合までつなげて見てみれば、育成という意味でも望ましい流れになっていたように感じます。進昂平も1トップとして出場し続けるためには、パフォーマンスを維持しておかないと奪われるという危機感を持ってプレーできると思います。

後半途中から出場した6番西袋裕太も、短い時間でしたが、彼が持つプレーの質と言うものを見せてくれたと思います。

とにもかくにも、難しい初戦にしっかり勝利できたことは大きいと思います。

お疲れ様でした。

ではでは~。