埼玉県S2リーグ 2019/12/01 浦和レッズユースB vs 浦和南高校B 4-1勝利・・・序盤苦しむも終わってみれば大勝で締めくくり

どうも、ブクメです☆

長いようであっという間の2019年。12月に入り、来週のプレミアリーグ最終節を前に、ユースBが参加している埼玉県S2リーグは、12月1日の順位決定戦をもって今シーズン最後の試合となりました。

今年は、S2リーグも結構行ったなと思って、自分のブログを見返してみたら、今日の順位決定戦を合わせて18試合分のブログを書いていたので、1試合を除いて全て足を運んだということで、では、どこの試合に足を運べなかったのかなと思ったら、6月2日の立教新座高校戦ということで、唯一行けなかったこの試合が、なぜ行けなかったかと言うと、5月下旬からカンボジアに行っていたからなんですよね(ユースのクラセンの関東予選の横浜F・マリノスユース戦も行けなかった。)

で、その一点を思い出すと、ちょうど、このカンボジアにいる時に、トップチームの体制変更のあおりでアカデミーの体制も変わったんだよなと強く覚えています。よりによって、日本にいない時にそんな大きなニュースが入ってくるとはとw

結局、ユースに関しては、クラセン関東予選の横浜F・マリノスユース戦、ユースBに関しては、S2リーグの立教新座高校戦と、2つの新体制の初陣が今年唯一足を運べていないユースの公式戦ということになりますね。

そして、この時のカンボジアに足を運んだ後から、色々考えることがあって、その後に大きな決断をすることになったりしたな・・・と、話がどんどん脱線しそうなので、戻しますが、その試合以外のS2リーグの試合は全て足を運ぶことができたということで、また、S2リーグに関しては、昨年もある程度足を運べたことで、浦和レッズユースBというカテゴリで臨むリーグ戦が、実際にプレミアリーグと比べたら3つ下のリーグになるからどうこうとか、レベルがどうこうということではなく、このカテゴリで臨むという点での難しさと言うものを、この2年間では、かなり実感しながら考えることも多く、そして、見る側としても得るものの多いリーグになりました。

高校の強豪校だったり、大学の部員を物凄く多く抱えるところでは、複数のチームを抱え、実際にAチーム予備軍と言うよりは、別の戦い方をするようなチームとすることで、より多くの特徴を持った選手にチャンスを与えるような形になっているところもあったり、実際に浦和レッズユースも、明確に方針としてやっていなくても、AチームのサッカーとSリーグに臨むBチームのサッカーがかなり違う時もあったりしましたよね。

今年に関しては、新体制前と新体制後と分けて考える必要もあるのかもしれませんが、当然ながら、メンバーの入れ替わりも多くなるので、連携連動のところで見れば、Aチームのようにはいかないものの、ここ数試合や今日の順位決定戦など見ていてシンプルに感じたのは、このリーグを戦ってきた選手の特にプレー強度の部分での成長が新体制後からの半年くらいで見られたなということです。

チーム全体としての元気がないように感じてしまうところは、正直多くありましたが、それぞれの選手が最初は、きれいに、相手との接触をできるだけしないで仕掛けて行こうと言うように感じられたところが多かったところで、ここ最近では、相手の激しいプレッシャーとかを受けながらも、競り合いで体をぶつけながらでも、キープすることができるようになり、プレッシャーを怖がらずに、プレーできる選手が増えたと感じます。それができることで、余裕が生まれて、セカンドへの反応が早くできるようになったり。個々で言えば、その点の成長が分かりやすく見られました。

終盤の数試合では、この組み合わせが面白いなと思ったところが次の試合で別の組み合わせになったりと言うことで、成長した部分と近い距離の選手同士の連携が高まってきたところを次はまた違った組み合わせになることなどで、リセットして見る必要がでてくることで「どうやって見るべきか」を考えながら、テンパったりもしましたが、それも含めて、このリーグは面白かったなと言うのが感想です。

・・・と、いきなりまとめのようになってしまいましたが、多く得点も奪えた試合の話に移ります。

vs浦和南高校B戦メンバーと交代は以下、

GK18番関大輝(後半スタート⇒41番樋口燿大)、DFが左に26番舘澤佑磨、右に32番岡田翼、センターバックに5番遠藤龍河(前半23分⇒28番アピッチ輝)と40番茂木柊哉(後半45分⇒37番高橋悠)、MFが左に38番舘樹(後半17分⇒36番瑞慶山一真)、右に42番吉田来綺、真ん中に31番大野海翔と35番島垣翔、FWが左に29番伊澤壮平、右に33番小川聖凪(後半36分⇒2番長田拓巳)

となります。

先週と同じく、前半は、浦和の攻撃方向の高めの位置から観戦し、後半は、移動して、グラウンドレベルでまた浦和の攻撃方向で観戦しました。前半見ていた位置からは、浦和が相手ゴールに迫ってペナルティエリア内に入ったあたりのところが、あまり見えないということで、細かいところまでは見えないケースが多かったものの、序盤から、浦和の攻勢が多く、特に左から38番舘樹が仕掛けて大きなチャンスを作るという場面が多かった印象があります。

前半4分に、26番舘澤佑磨からのパスを38番舘樹が相手ディフェンダーと競る形で体の向きでブロックしながら、トラップで抜き去ってゴールに迫る場面や、前半12分には、33番小川聖凪からのパスを受けた38番舘樹がそのままドリブルで持ち込んでシュートを放つ場面、更に前半14分には、右から突破した42番吉田来綺からのクロスを38番舘樹がヘッドで狙うなど、確認できただけでも3本の大きなチャンスを作っていました。

前半19分には、29番伊澤壮平が持ち込んで強烈なシュートを放つもここは、相手キーパーが弾いて防ぎます。

前半21分には、珍しくボランチの位置に入った31番大野海翔が中盤でインターセプトから自ら持ち上がってゴールに迫るチャンスを作ります。

試合の早い時間で5番遠藤龍河が相手との接触で足を痛め、一旦は戻ってしばらくは問題なくプレーできているように見えましたが、やはりが難しいということで前半23分に28番アピッチ輝と交代します。

前半25分には、左前線でパスを受けた38番舘樹のクロスを33番小川聖凪が受けてシュートを放つもキーパーにキャッチされます。

前半26分には、35番島垣翔からサイドの26番舘澤佑磨に展開し、38番舘樹とのパス交換から、そのまま26番舘澤佑磨が持ち上がり、チャンスを作ります。

前半27分には、右から32番岡田翼が持ち上がり、グラウンダーのクロスを高めに上がる35番島垣翔に通して、シュート。こぼれ球を29番伊澤壮平が詰めるもここはオフサイドの判定。

前半32分には、32番岡田翼が、42番吉田来綺へ良いコースでパスを通し、そのままペナルティエリア付近まで持ち上がりクロスを上げるも僅かに味方に合わず。

前半36分には、32番岡田翼が40番茂木柊哉に一旦パスを預け、右サイドを上がり再び高い位置でパスを受け持ち上がり、クロスを38番舘樹に通し、シュートもここは、相手キーパーにキャッチされます。

効果的な攻撃が多い中でしたが、決めきれない場面も多く得点が入らない中で、前半34分にラインを高めにしていたところで、ラインコントロールが遅れたところで相手に裏に完全に抜け出されてしまい、キーパーと1対1になり決められてしまい、0-1と多く攻めながらもビハインドを背負う形になります。

前半そのまま0-1で終わりそうな雰囲気もあったところでしたが、前半42分に左サイドの仕掛けからペナルティエリア内でパスを受けた33番小川聖凪が、相手ディフェンダーの寄せに合いながらも一瞬シュートまで時間がかかったように見えたものの、しっかり決めて1-1と同点に追いつきます。

前半の内にしっかり試合を振り出しに戻して後半に入ります。

後半は、グラウンドレベルで浦和の攻める方のかなり近いところで見ていたので、逆に浦和が攻められた際の距離感などがほとんどわからないような形になりましたが・・・まあ、浦和のゴールラッシュとチャンスもかなり多く作っていたので、それだけ書けばよいかなとw

逆転のゴールは、後半6分、やや態勢が悪いようにも見えましても、しっかりコースを狙ったシュートを放った42番吉田来綺の見事なゴールが決まり2-1。

更に、その3分後には、29番伊澤壮平がドリブルでペナルティエリア内まで持ち込んだところで倒されPKを獲得。これを33番小川聖凪が難なく決めて3-1。

後半9分には、38番舘樹が左から持ち込んで枠をとらえた強烈なシュートを放つもここは、相手キーパーの好セーブでゴールならず。

後半は、特に相手ゴールに迫る場面が多い中で、メモを取らずに楽しんでいる時間が続きつつ、、迎えた後半25分に31番大野海翔からのパスをペナルティエリア内で受けた33番小川聖凪が29番伊澤壮平へつなげ、29番伊澤壮平がきっちりと決めて4-1。

気が付けば、逆転ゴールどころか3点差をつけ圧倒する展開になります。

で、後半見ていた方々と、前半のゴールも含めて2点取っている33番小川聖凪が喜ばないよね~、みたいな話になっていて、ハットトリックをすれば喜んでくれるかもしれないとか言いつつ、3点目を楽しみに見ていたりしたのですが、その3点目は見られませんでしたが、自分が点取った2点よりも、29番伊澤壮平のアシストをした場面の方が喜んでいたように見えた気が私はしました・・・というくらい、楽しみながら試合が見られていたという意味です。

その後も、追加点は決まらなかったものの、交代で入った2番長田拓巳の枠は外れたものの、かなり強烈なシュートや同じく途中から入った36番瑞慶山一真の力強い仕掛けなど、相手ゴールに迫る楽しい場面を多く見せてもらいながら、S2リーグの最終戦を楽しく見させてもらいました!

色々な立ち位置や考え方によって、プレーしている選手にとっても、このS2リーグの考え方と言うのは、様々かと思います。その思いは、どれもその選手が思うところが正解で、私たちの立ち位置で「経験になるから」と安易に肯定するだけのものにはならないことは承知の上ですが、応援する側からすれば、確実に様々な思いを抱えながらも、ここでのプレーから選手の成長をしっかり感じ取ることができたのも事実です。

もどかしい状況を理解しながらも、この浦和レッズユースBのために、できる限りのことを還元しようとしてくれた選手がいたこともわかっています。

全ての選手にとって思うように行くということは、勝負の世界では、ありえないことですし、実力や特徴の前に、求められる要素のところで、違ってくるのも、記録だけではなく、様々な要素と戦術などで勝利を目指して行くサッカーと言うスポーツの幅広さであり、難しいところでもあります。

ただ、はっきり言えることは、Aチームに様々な事情で絡めなかった場合の、真剣勝負の場としての、それなりのレベルをBチームという形でも戦える環境は、数年前には存在しなかったのも事実なんですよ。レベル差がありすぎて、逆に戦いにくかった支部リーグをしっかり勝ち抜いて昇格してここまでたどり着いたことで、S2リーグというレベルのリーグまで登ってきたという歴史もあります。Bチームが練習試合くらいしかなかったころに、そこでも、プレーの姿勢を変えずに全力で臨んできた選手が今海外の舞台でプレーしていたりするという事実もあります。

私も来年も同じような生活スタイルが維持できるのであれば、今年のようにS2リーグもしっかり足を運ぶつもりでいます。今年は、ちょっとプライベートで色々起こりすぎたので、自分に自由があることが当たり前でないということも知った1年でもありましたので、今年は特に噛みしめて1試合1試合足を運ぶことになりました。

何が言いたいかと言うと、思うような状況や環境になくても、できる限り、その場所を大切に考えてほしいなということなんですね。

たまたま、練習試合にスカウトが別の用事で来ていたついでに眺めていて、そこで目に留まって新しい道が開けるのも、サッカーの世界です。

来シーズンのS2リーグも楽しみにしていますということです!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら