高円宮杯プレミアリーグ2018/09/17 浦和レッズユースvs青森山田高校 0-2敗戦・・・戦える形の再始動。まだ間に合う。

どうも、ブクメです☆

会場に到着して見れば、知っている顔がたくさん来ている。これが、青森県と言う不思議。私は、今回は、飛行機で当日に青森空港に入り、空港バスで会場の青森山田高校に最も近いバス停で降りて歩いて会場に来ましたが、このユースの青森山田高校戦をきっかけに、前泊して、昨日は、むつまで足を運んで、ラインメール青森の試合を観戦して浦和レッズユース出身の野崎雅也を見に行っていたという方もいた。まず仙台に行って、ベガルタ仙台の試合を観戦していた方もいた。

青森まで車で来たというご父兄の方もいた、北海道から足を運んでいたご父兄の方もいた。本当に色々。

トップチームであれば、当たり前の風景が、育成のチームでもあるというのは、感慨深いものがあります。もちろんお金はかかりますが(w)、プレミアリーグという舞台で戦ってくれているから、ここまで遠方の戦いがリーグ戦であるわけでして、そこに足を運びたいと思って足を運ぶきっかけがを作ってくれていることに感謝です。

そんなことを、考えながら、空港から最寄りのバス停から青森山田高校に向かって歩いている時に感じていたことです。

なんか、テンションが上がって、会う方会う方に、「行きの飛行機で総理大臣が乗ってきた!!」と伝えまくったのは、そういうテンションもあったのかもw

私は、青森で一泊して明日帰るので、時間には余裕があるところで、明日仕事で今日の新幹線で帰る方が多い中、時間が空いている方数名と、青森駅周辺で食事したり、ちょっと観光したり、そういった時間の中で、今日のように、おそらく、選手も監督もコーチもご父兄の方も、そして、私たちサポーターも含めて皆が、今の状況を打開するにはどうしたら良いのだろうと考えていたわけでして、私ももちろん、整理がつかずだったので、その時間帯にリラックスできて、なおかつ、色々な話を同じような気持ちで応援しているもの同士で話をしながら、まあ、まとまらなかったわけですが、ある程度私の中でも落ち着いたのは、他のチームが、チームのベースを考えて、シーズンを戦い、そのベースをもって色々変化を加えていく中で後半戦に入り、成熟度を増してくる中で、やはり、浦和レッズユースは、そこに理由があるとは思いますが、ある程度手ごたえを掴んで戦えて選手も自信を持ってやれていたベースに手を加えすぎてしまった(悪く言えば、破壊してしまった)ことで、ベースがなんだかわからなくなってしまったことに今があるのかなと感じています。

今日の試合のスタートの形は、多少今シーズンのメンバー構成やポジションとしては、変わっていたところはあったとしても、今年チームが自信をつけて戦えていたような構成になっており、実際に、もちろん、強風の風上風下の影響で前後半の流れが変わってしまったという見方もされるかもしれませんが、そういう要素とは別の意味で、安定感があり、選手が自信を持って動き戦える形になっていたと思います。

現に、前半開始からしばらくの間は、ほぼ浦和の攻撃のみの時間が続き、コーナーキックも連続で獲得し、合計で6回くらいセットプレーから狙える場面があったり、攻めにおいても、相手は、大きく蹴って逃げる形が多かったところで、高さをそろえたバックラインで力強く跳ね返し、中盤もこの試合中盤真ん中に入った21番縄田脩平が良いポジションを取りながら、捌いていた。

ここしばらく見ていたチームの中で、見ていて本当に安心できる戦いができていたものの、それでも、ちょっと気になったのは、選手によってモチベーションにばらつきがあったのではないかと思われるような、らしくないプレーが見られる場面も多かったこと。

もちろん、相手が研究してきていたこともあるでしょうし、そもそも、青森山田高校の守備は固かったのは確か。それでも、この前線でのメンバー構成で今シーズン見せた多くの攻撃のパターンで相手の守備を脅かしてきたプレーのリズムが何かおかしく見えたのも確か。

結果的に、猛攻を見せた前半に無得点で終わったことと、後半に相手がスイッチを入れてきたスタートの時間帯で、浦和は数多くのセットプレーを獲得しながら決められなかった前半とは対照的に、後半5分、8分と相手が決めた時は、かわされてフリーでヘッドで合わせられるような失点になってしまった。

相手の守備を崩すところができていない中で、2点のビハインドを背負ってしまったことで、この試合がわかりやすく浦和にとっては、難しくなり、もともと前半の猛攻に耐えて手ごたえを掴んでいる相手の守備は、よりリラックスした状態で対応できるようになる、それによって、相手が慌てて攻めてきた時に生まれた隙をシンプルに突いて行けばよい。

こういう状況下になった時の、押し戻す風と言うのは、本当に迷惑な風になってしまう。

結果的に、後半の浦和が反撃を試みた回数よりも、相手の決定機の方が多いという形で、浦和が放った枠内シュートは、相手キーパーを脅かすシュートにはならない形で、終わってしまったという試合。

いつもは、前線から声をかけている選手がビハインドを背負うまで声があまり聞こえないような状態だった不思議、無駄にピリピリして審判に悪印象を与えるプレーがあったり、自信を持っていた攻撃陣の組み合わせなのに、相手の守備を崩すための動きがなぜか、味方同士の呼吸がずれることが多い。

もちろん、そこには、今日は、相手のエース選手が累積で出ていないような話もありましたが、それとはまた別の意味での、高校サッカーで常時優勝争いをするようなチームの冬の全国を目指して完成度を高めていっている段階での相手なので、順調にチームを上積みできてきたチームなので、浦和の攻撃の連携や仕掛けや崩しも、これまで最も良かったところより更に精度を増していないといけない。

ただ、私が見た中では、その攻撃のピークは、プレミアリーグのアウェイで清水エスパルスユース相手に逆転勝ちした時であり、その時くらいのプレーが今日はできていたのかと言うと、できていなかったと思ってしまうわけです。

だから、見る側としては、その理由を探してしまうんですね。

怪我なのか、コミュニケーションがうまく行っていないのか、その中で、やはり考えてしまうのは、研ぎ澄ますべき武器が、切り札として隠されてしまったことや、戦い方自体を変更した夏の全国くらいからのところで、攻撃における自信というものが、何か揺らいでしまっていたり。

深いところまでは、よくわかりませんが、少なくとも、以前手ごたえを掴んでいたベースに近い形に戻して、またスタートラインに戻ったというか、前節とは違った、しっかりした勝負をできる形としての試合であったのは確かですし、最終的には、課題満載な形で終わりましたが、プレミアリーグの残り試合を戦い抜くことを考えたときには、この戻したベースを崩さずに、再び、その武器の成熟度を高めるための試みをしながら、そこを壊さないような形で、色々な特徴を生かした試みをやっていくようにすれば、問題はないと私は思っています。

Jユースカップでの中断前に、アウェイの富山第一高校戦、アウェイの流通経済大学柏高校戦と2つのアウェイが続きますが、今日の青森山田高校戦の前半の相手を圧倒していたところだけ、しっかりイメージとして残して、攻撃のところは、今日やったことを更に精度を少しずつ高めていけるような崩しの狙いで、また新たなスタートとして試合に臨むことができれば、良い結果が付いて来ます。

今日、サポーターの方と話をしていて、プレースタイルが少し当初と変わっているけど、最初の頃できなかったことが個々ではできるようになっている選手がいるという話も出ています、それぞれの選手が成長しているんです。その成長が、これまで良かった連携の部分と組み合わさらないのはもったいない。だから、やってくれ。そんな感じです(雑で済みません。)

最後に、「今日の試合は、相手要因で負けたのではない。自分たちで崩れたのだ。だから、自分たちで取り戻せ。」と挑発的なことを書いて終わっておきます。

vs青森山田高校戦のメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に23番遠藤龍河、右に2番北村龍馬、真ん中に4番大桃伶音と5番大城螢、MFが左に24番山中惇希(後半24分⇒9番二見健太)、右に10番池髙暢希、真ん中に21番縄田脩平(後半11分⇒16番玉城大志)と8番白土大貴、FWが11番清宮昴大(後半16分⇒37番堀井真海)と17番波田祥太(後半44分⇒3番林海斗)

ではでは。

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