Jユースカップ2012/11/18 決勝トーナメント1回戦 浦和レッズユースvs横河武蔵野FCユース 2-0勝利・・・結果的に格上の戦いができた

味の素スタジアム西競技場2012年11月18日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

レギュレーション変更で1位通過でも浦和レッズユースにとっては何か例年以上に過酷な今年のJユースカップ。ただ、今年はまだ大きな戦いが待っていることを考えると、選手たちで考えて戦っているチームの成長を考えると、1回戦があることは良いことで(選手は大変でしょうけどw)2回戦でプレミアのウェスト1位のサンフレッチェ広島ユースと戦えるというのは、ある意味考え方によっては最高のシチュエーションです。

1回戦の相手は、クラブユース選手権のグループステージでも対戦した横河武蔵野FCユース。その時は、相手も引き分けOKということで、かなり守備的な試合になり、結果的にスコアレスドローでした。ただ、浦和の試合以外では大量得点と攻撃力が凄いという話も聞いていたので、相手の戦い方や攻撃に来た時どの程度なのかも含めて気になる試合ではありました。

また、浦和レッズユースとしても、前の試合で柏レイソルU18に、かなり質の高いサッカーを繰り広げて無失点で勝利した流れをしっかりつなぐことができているかを確認する意味でも重要な試合でした。

土曜日の悪天候から一転して晴天の中での試合となりましたが、同時に強風の中での試合となり、これまで「風」にあまり味方してもらったことがない浦和としては、また一味違った敵も含めて、戦うことになりました。

では、試合に移ります。

浦和レッズユースのスタメンは以下、

GKが1番吉野雅大、DFが左に5番佐藤大介、右に2番新井純平、真ん中に6番西袋裕太と29番茂木力也、MFがボランチに3番寄特直人と19番須藤岳晟、トップ下に10番中村駿介、FWが左に14番関根貴大、右に8番繁田秀斗、真ん中に20番広瀬陸斗

となります。

前の試合でスタメンで出場していた21番進昂平は、この試合は学校行事で不在とのことでした。

前半は浦和にとって追い風となる展開で、蹴ったボールが良く飛ぶよく飛ぶ。

相手の出方としては、やはり守備に意識を置いた戦い方をしてきました。風でボール回しに苦戦するかと思われましたが、そこまで大きな影響なく、浦和が上手くチャンスを作ることができていました。10番中村駿介から20番広瀬陸斗につなげてのシュートや、2番新井純平のロングシュート(クロス?)、14番関根貴大のサイドチェンジを20番広瀬陸斗が受けて後ろから抜け出す10番中村駿介に通してシュート、29番茂木力也のインターセプトから右前線のスペースに走る20番広瀬陸斗に通してクロスに10番中村駿介がシュート。キーパーが弾いたところに14番関根貴大がシュートを放つなど、10分くらいの愛ででも結構惜しいチャンスが多かったものの、なかなか得点にならないという展開。

相手が守備的と言うことで、この試合は左サイドバックの5番佐藤大介の攻撃参加も多く見られ、20分前後には数回サイドからチャンスを作る場面ができます。コーナーキックや、フリーキックも比較的この時間帯多く獲得できたものの、これも得点につなげることができません。

やや中盤が上手く使えないために、14番関根貴大が仕掛けにくい形でパスを受けることも多く、運動量の多さに比べて効果的なパスが通りにくい状況ではありましたが、この試合の14番関根貴大の仕掛けはかなり相手を脅かしていたのは確かです。

また、10番中村駿介も前の試合はやや持ちすぎる場面が目立ったものの、この試合ではキープするところではしっかりキープしてタメを作り、捌くところではシンプルに捌くことができていました。

中盤のスペースの使い方やバランスはあまり序盤は上手く行かなかったのかもしれませんが、10番中村駿介のところでしっかりボールが収まっていたため、リズムとしては悪くはなかったと思います。

浦和のビッグチャンスとしては、25分に2番新井純平と20番広瀬陸斗のパス交換からの攻撃からコーナーキックを奪い、3番寄特直人が蹴ったコーナーキックに20番広瀬陸斗が合わせた場面がありましたが、ここも惜しくも決まらず。

守備に関しても集中して守れていたと思いますが、28分にサイドから鋭く切り込まれてクロスを挙げられるピンチもありましたが、ここは失点にはつながらず。

30分に19番須藤岳晟が中盤でインターセプトして持ち上がりパスを受けた10番中村駿介が惜しいシュートを放ちます。更に33分に14番関根貴大がドリブルで鋭くサイドを切り裂き、攻撃参加する5番佐藤大介に落としてゴールを襲う場面を作ります(ディフェンダーに防がれコーナーキック。)

風がどういう風に影響するかわからない試合で、チャンスが多くても得点ができないため、少しいやな予感もしていはいたのですが、前半の内に浦和が先制することに成功します。

34分に得たコーナーキックのチャンスから、10番中村駿介がシュートを放ち、こぼれ球を5番佐藤大介が押し込みます。

これで、1-0。良い展開です。

その直後に8番繁田秀斗が惜しいシュートを放つ場面がありつつ、得点を取りに来る相手にやや押し込まれる場面があった際にクリアボールが中途半端になり、危険なシュートを放たれますが、シュートは枠をそれます。

その後浦和も5番佐藤大介の攻撃参加などでチャンスは作るものの、同点ゴールを狙う相手の対応に苦慮する時間もありつつ、それでも際のところではしっかり守ることができており無失点で前半を折り返します。浦和としても前半終了間際に10番中村駿介の惜しいシュートやコーナーキックからの混戦であとは押し込むだけというところで押し込めなかったり追加点も奪えそうで奪えませんでした。

後半に入り、向かい風になるのかと思いきや、風向きがやや代わり、向かい風と言うよりは強めの横風というイメージでこれがプラスに作用したかマイナスに作用したかは、測り兼ねるところですが、浦和にとって悪い時間がというものがそれほどなかったことを考えると浦和が上手く対応したと言えるでしょう。

得点を取らなければいけないということで、相手も守備に大きくリスクを負うということはしていませんでしたが、浦和のセンターバックの間の裏のスペースに鋭く抜け出してボールをもらおうとする試みが多く見られました。

確かに、今年のプレミアの夏ごろの失点パターンで多かったのが、そこを狙われてという場面でしたが、この試合では上手くオフサイドを取ったり、しっかり対応できていて、危ないかなと思わされるような場面もありつつも、決定的と言う形は作らせることは無かったと思います。

GKの1番吉野雅大も、際どいところへのパスに対して上手く飛び出して防いでいました。

また、前半と比べてやや大きく空き気味だった10
番中村駿介の周辺のスペースも、8番繁田秀斗や3番寄特直人が上手く使って中盤を経由した展開も前半に比べて増えた印象がありました。

右サイドの攻撃に置いて良い形と言える、8番繁田秀斗と2番新井純平と10番中村駿介がちょうど良い距離感でパス回しをしながら最終的にクロスまで行き20番広瀬陸斗が合わせるという形の攻撃も後半10分前後には増えていました。

ただ、なんというか、20番広瀬陸斗含めて、14番関根貴大、10番中村駿介と、得点を奪う仕事をする選手にとって今日はどうもゴールに嫌われている試合だったというか、これは決まっても良いだろうという軌道のシュートですらクロスバーに嫌われたり、ポストに嫌われたり、好セーブにあったりと、どうも上手く行かないという印象でした。

サッカーってこういう展開になることがあるんですよね、怖い怖い。

そういう試合では、他の選手が得点を奪うことができると助かるのですが、今日の試合ではそれができたんですね。これが大きいです。

35分に中盤ややペナルティエリアに近い位置ででボールを受けた19番須藤岳晟がシュートコースが空いているのを見極めてゴール右を狙ってシュートを狙い、これが見事にゴール!

おそらく、公式戦で初ゴールだと思いますが、前線の選手がゴールを決められない中で中盤の守備的な位置の選手が追加点を奪えたのは相当大きいことだと思います。

これで2-0となります。

40分に14番関根貴大に代えて27番細田真也、44分に8番繁田秀斗に代えて16番岸伯富実、45分に10番中村駿介に代えて24番小川紘生と終盤に3枚交代して、守備も集中してしっかりしつつ、攻撃陣も決定的な形を残り時間で結構作ったのですが・・・やはり決まらなかった。なんというか、そういう日なのですかね。

試合はそのまま2-0で終了しました。

チャンスが多い割には得点が少ないとは思いますが、先ほども書いたようにこういう試合は起こり得ると言えば起こり得るし、精度を高めることは必要ですが、決まってもおかしくないチャンスの回数も多かったのでそこまで気にする必要はないと思います。

それ以上に、左サイドバックの5番佐藤大介がゴールを決めたこと、追加点をボランチの19番須藤岳晟が決めたという事実がこの試合では重要だと思います。また、なんだかんだで試合の進め方を見れば、常に優位に格上の戦い方ができたとも言えます。

トーナメントですし、大味なスコアで乱戦で勝利するのもそれはそれで良いと言えば良いのですが、試合をコントロールしてのこういう勝ち方の方が、なんか浦和安定してきたなというイメージを強く感じることができますし、より良いものだと思います。

くどいようですが、グループを1位通過した浦和レッズユースは1回戦を勝ち上がり、今度はサンフレッチェ広島ユースとの対戦となります。場所・・・やはり吉田公園なんですね。過酷なアウェイ遠征ですね。

強豪との対戦となりますが、昨年の夏の合宿で一度訪れている場所ですし、そこで対戦したサンフレッチェ広島ユース相手にはしっかり結果を残していますし、全国レベルの公式戦ではあまり対戦していない印象ですが、思った以上に真剣勝負になるプレシーズンの試合だったり、夏の合宿での試合だったりでは浦和が結果を残していますし、相性は悪くありません。

とにかく、柏レイソルU18戦でのイメージとプレーの質が出せれば、どこが相手でも十分勝てます。

楽しみにしています!

ではでは。

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