日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会2回戦 2019/05/25 浦和レッズユース vs 東京武蔵野シティU-18 3-0勝利・・・全国決定、競争は激化

どうも、ブクメです☆

駒場サブグラウンドでのS2リーグを観戦後、友達の車に乗せてもらいレッズランドに移動。15時キックオフのクラブユース選手権関東予選の2回戦の東京武蔵野シティU-18戦を観戦しました。15時キックオフなので、ここから涼しくなっていくことを期待していましたが、試合を通して直射日光も強い状況のまま、結果的に、ずっと暑い状況下での試合となりました。風も吹いていましたが、若干生暖かく、試合開始と比べると、試合が進むにつれて風が強くなるということで、多少暑さを和らげてくれつつ、でも強くなったらなったで試合に影響を及ぼすような。

割と急遽ではあるのですが、5月28日から1週間ほどカンボジアに行くことになり、次のラウンドの試合が観戦できないということになりました。よって、全国大会出場ということになると、この2回戦を勝利した段階で決まるのですが、もし、この試合に敗れると負け上がりでの重要な一戦が次のラウンドとなるので、この試合で何としても決めてほしいという状況での観戦になりました。

結果から言えば、問題なく勝利してくれたのと同時に、新たな競争も見られ、全国出場は決まったが、では、次の試合が見られなくても良いかと言えば、各ポジションでの競争を考えても一つも見逃したくないので、ぞれはそれで残念だという気持ちになるという感じ。

ということで、試合の話に移りますね。

今年のクラブユース選手権の関東予選は、トーナメントが昨年とほぼ同じで推移していて、勝ち上がってくるチームも同じということで、2回戦での対戦は、昨年に引き続き東京武蔵野シティU-18となりました。

簡単ではない相手ですよね。そのチームを追いかけているわけではないですが、個々で抜けたものを持っている選手もいるだろうし、スピード系の選手は、どのシーズンで見ることがあってもいるイメージ。守備の組織的にも町クラブだからという緩さもない。

浦和が勝つのが普通という見方をされるし、相手のモチベーションが高いという難しさも、同カテゴリとやる以上に大変で、特に昨年対戦している相手でかなり厳しい試合を強いられたことで、相手としては、勝てるという自信も持って挑んでくる。

その難しさが出そうな時間帯は、昨年同様にあったとは思いますが、それを今年のチームの特徴として出だしている、試合の中で、相手の流れに乗らないで、いったん立ち止まって考えて崩していくことができる。そんな、良さが出たのかなとも考えています。

vs東京武蔵野シティU-18戦メンバーと交代は以下、

GK1番石塚悠汰、DFが左に6番清水楽人(後半37分⇒5番遠藤龍河)、右に8番冨田蓮、センターバックに12番福島竜弥と21番南濵優大、MFが左に24番佐藤優斗(後半スタート⇒10番山中惇希)、右に15番松村大也、真ん中に17番盛嘉伊人(後半32分⇒22番奥山圭介)と4番玉城大志、FWが左に7番與那覇航和(後半10分⇒13番堀井真海)、右に9番波田祥太(後半43分⇒16番根岸恵汰)

となります。

1回戦で、途中から出場してポジショニングとワンタッチプレーで攻撃を活性化させるなど良いプレーを見せていた7番與那覇航和がこの試合ではスタートから出ています。Aチームの公式戦では、初スタメンだったかと思います(細かくは調べてません。)

ここまで組み合わせが多かった13番堀井真海と9番波田祥太の前線の組み合わせと比べると、自ら突破を狙っていくのが13番堀井真海だとすれば、チャンスメイクを考えるプレーをしながら狙えるところでシュートを狙えるタイプの7番與那覇航和ということで、若干攻撃の作り方がいつもと違うような形で進みますが、開始から、そのような特徴を見せた形で何度かチャンスを作り出します。

前半3分に6番清水楽人がサイドから仕掛けるタイミングで良いポジションに7番與那覇航和が入り、パスを受けるとワンタッチで4番玉城大志に戻すことで相手のプレスを受け流すようなプレーだったり、5分には、24番佐藤優斗からのパスを受けた7番與那覇航和がシュートを狙ったり、7分には、9番波田祥太と良い距離間でパス交換をしながら、9番波田祥太の突破につながる連携などありました。

攻撃の試みとしては、面白い狙いが多かったと思いますが、なかなか相手の集中した守備を崩すことができずで、相手の反撃の際には、鋭いだったり、力強いだったりという表現ができるような突破を試みる相手に対して、気を抜くと一気に抜け出してきそうなタイプの選手がいたものの、浦和の守備も落ち着いて跳ね返し対応できていたと思います。

8分に4番玉城大志が惜しいミドルシュートを放つなど、ゴール前が密集して突破ばかり狙うと守りやすくカウンターを受けやすいところで、意図的にミドルシュートを打つ場面も見られます。

11分には、24番佐藤優斗の左からの突破から7番與那覇航和に繋げて仕掛ける形を作ります。

前半15分あたりから、浦和が仕掛けてる回数は多いものの、試合としてはやや膠着状態になりかけ、長いボールを蹴りあってしまいそうになる時間帯に入ります。

こういう時間が長く続くと嫌だなと思っていたところでしたが、20分あたりから、早い仕掛けからファールをもらいフリーキックを獲得する場面が増えていきます。

20分のフリーキックのチャンスで4番玉城大志が惜しい狙いでディフェンダーに跳ね返されるもコーナーキックを獲得。そのコーナーキックのチャンスから9番波田祥太が惜しい形を作ります。

浦和に攻撃の工夫が見られる中で、27分には、17番盛嘉伊人が6番清水楽人の抜け出しに正確なパスを通し、そこから、左の24番佐藤優斗、更に少し高め位置を取った21番南濵優大に渡して、そのまま右前線の15番松村大也に展開するという、左右真ん中を幅広く使った攻撃も見られます。

サイド攻撃などでも惜しい形が増えてきた流れで、迎えた35分に6番清水楽人から7番與那覇航和へつなげての仕掛けから獲得したコーナーキックのチャンスから、6番清水楽人が決めて1-0と先制に成功します。

その後も前半残り時間に15番松村大也の右サイドからの仕掛けなどで何度かチャンスを作るなどありつつ、得点は動かず前半は1-0で折り返します。

後半開始早々から、右サイドからの15番松村大也の仕掛けからチャンスを作り、コーナーキックの場面では、4番玉城大志から受けたパスを15番松村大也が自ら惜しい形を作ります。

その直後の5分に、相手が決定機を作ったところで1番石塚悠汰が好セーブをして防ぎます(この場面、ちょうど目を離していた時に起ったことで、一緒に見ていた人に教えてもらったw)

7分には、10番山中惇希の左からの突破から、9番波田祥太と7番與那覇航和が絡む形で惜しい場面を作ります。

後半良い流れで進んでいる時間帯に待望の追加点が生まれます。

右サイドから8番冨田蓮が突破を仕掛け、15番松村大也に預けると、抜け出した9番波田祥太にパスを通すと、相手ディフェンダー2枚にクリアされるか、9番波田祥太が先に触れるかというところで、正直なところ私が見ていた角度だと、その2枚のディフェンダーが被るような形で、9番波田祥太が先に触ったのか、オウンゴールのような形になったのか、わからなかったのですが、別の角度から見ていた方から、9番波田祥太が先に触ったことで決まったゴールと教えてもらいました。

正に、9番波田祥太のゴールの中でも私の好きなゴールパターンの一つでもある、点で点を取るプレーでのゴールだったわけですね。

これで2-0となります。

2-0リードと言う状態は、すぐ前に観戦したS2の試合で、2-0リードから一度は逆転されてという場面を見たばかりなので、安心できる点差ではないなという考えを持ちつつも、試合展開と試合運びを考えると、比較的安心感が持てるスコアでもありました。

2点リード後も、相手の個々の突破の狙いも、しっかり防いでいく中で、迎えた23分。

後半10分から入った13番堀井真海がタイミングの良い抜け出しからキーパーと1対1の場面を作り出し、落ち着いてゴールを決め3-0。

この試合では、久しぶりに途中出場という形になったものの、それでもしっかり結果を残すところはさすがです。

試合としては、ほぼ決まった状況で、暑さもある中でしたが、その後も、例えば、ゴールラインを割りそうなパスであっても、9番波田祥太が最後まで懸命に追いかけて走るプレーなど、最後までチーム全体が気を抜くことなく、プレーし続け、相手の反撃も許さず、終わってみれば、浦和の強さと層の厚さを見せつけられることになる3-0快勝となりました。

・・・と、メモを見ながら書いていたのですが、やはり1日2試合、炎天下の中で試合を見て、更にその後にお酒を飲んで1日開けてブログを書くということをやると、どうも、断片的なメモを見ながら、繋げていくという作業がスムーズに行かず、なんだか、もっと書きたかったことがあったような気がするのに、浮かんでこないとかになってます。

そんなダメダメな私とは対照的に、浦和レッズユースは、点差以上に強さを見せてくれた試合だったということだけは覚えています。決して簡単な相手ではなかったと思いますし、相手がやりたい展開にされる可能性もあったとは思うのですが、そうさせなかった強さも含めて、浦和側として見ていて楽しい試合でしたし、今シーズンは、毎試合感じていることですが、同じポジションで台頭する選手が出てきて、選手間のポジション争いという点では、選手にとっては、大変な環境にはなりますが、また競争が激しくなりそうなポジションが出てきたなという印象も持たせてもらえる試合になりました。

ということもあり、次の試合は足を運べないので、全国大会出場がとりあえずは、ここで決まってくれて良かったとは思いつつも、競争の部分も含めて、一つも試合を見逃したくないという思いが強くなっているわけでして、次の横浜F・マリノスユース戦も見たかったなとなっているのが今でございます。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら