埼玉県S2リーグ 2019/09/16 浦和レッズユースB vs 花咲徳栄高校 3-2勝利・・・期待が膨らむ展開と今後。もっと多くの方に

どうも、ブクメです☆

日曜日にユースのプレミアリーグで青森まで行き、その日の夜中に戻り、月曜日は、埼玉県S2リーグの花咲徳栄高校戦に足を運びました。

若干、昌平高校までは、キックオフ30分前くらいには到着したものの、駐車場満車ですとかで、車停める場所でバタバタしていて、間に合わなくなることも覚悟しつつでしたが、キックオフには間に合いましたw

結果的に、今週は、わかりやすい結果でも、プレミアリーグも、S2リーグも勝利という結果というところでも充実していたものの、浦和レッズユースのチームとしてのこれからというところでも、非常に充実した嬉しい要素が発見できた2日間となりました。

一つ前のブログ『高円宮杯プレミアリーグ2019/09/15 浦和レッズユースvs青森山田高校 1-0勝利・・・勝負所で勝負ができるチームに』のところでも触れましたが、特に、今日の花咲徳栄戦では、これまでのS2リーグでモヤモヤしていたところを吹き飛ばしてくれるような展開になり、その一因が前日の試合からの流れと、S2メインで出場することになっている選手が、(私が勝手に思い込んでいるだけかもですが、全て良い方に捉えます私はw)その試合に足を運んでいるサポーターやご父兄の方のために、伝わるようなプレーと、勝負へのこだわりを見せてくれたことにあります。

色々考えたことがありますので、それは、試合の事を書いてから、文末の方で書きますね(たぶん、長くなるので。)

ということで、試合の話に移ります。

vs花咲徳栄高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に31番大野海翔、右に32番岡田翼、センターバックに34番工藤孝太と40番茂木柊哉(後半スタート⇒5番遠藤龍河)、MFが左に29番伊澤壮平、右に42番吉田来綺(後半20分⇒35番島垣翔)、真ん中に39番戸田大翔(後半36分⇒38番舘樹)と16番根岸恵汰、FWが左に2番長田拓巳(後半スタート⇒37番高橋悠)、右に19番成田安里(後半45分⇒36番瑞慶山一真)

となります。

スタメンを眺めてみると、先発出場のメンバーはいなかったものの、昨日の青森山田高校戦で後半割と長い時間プレーしていた、34番工藤孝太、19番成田安里がこの試合でスタメン出場しており、両選手とも、ほぼフル出場という形でのプレーとなりました。

また、昨日の試合での出場はなかったものの帯同してベンチに入っていた16番根岸恵汰も先発フル出場ということで、結果的に、あの試合のチームの雰囲気と意識をこの3選手が持ち込む形でのメンバー構成となりました。

私は、特にこの中でも、19番成田安里が持ち込んだものというのが、この試合では、大きかったと思っています。その辺は、試合の終盤に特に出ていましたので、その辺で触れたいと思います。

まず、試合開始早々に、まだスタメンなどをメモしている間に、また下を向いてる時に、いきなり得点が入っていました。

前半1分とかですよね。で、一緒に見ていた方に聴くと、右前線から42番吉田来綺が鋭いクロスを入れたところで、相手選手がオウンゴールしたということでしたが、先ほど浦和の公式で確認したところ、42番吉田来綺のゴールになっていましたね。

で、あっという間のゴールと、そもそも、浦和の選手のプレー強度もいつもより高めになっているかなと思うところもありつつですが、相手の守備に怖さがないなと感じていて、これまた事前に調べていなかったので、その場で調べたのですが、花咲徳栄高校は、S2で最下位のチームなのですね。でも、私が先日見た限りでは、かなり手ごわかった武南高校Bには、3-2で競り勝ってるなど気になる結果はあったものの、得点力は上位のチームと同じくらいでも、失点が多く、負けが多いということで、やや差があるなという印象にはなりましたが、試合開始からしばらくは、個々の突破だけで大きなチャンスにできていたものの、攻撃の工夫があまりない中で、相手が浦和の攻撃のリズムに慣れてきてからは、攻め切れない場面も増えるという展開になりました。

そして、得点力が高いというところで、確かに前線の選手は、質の高い抜け出しをしてくる選手もいるなと思っていたところで、前半15分に決められてしまい、1-1と同点に追いつかれます。

サイド攻撃などで多くのチャンスは作るものの、決めきれない中で、前半37分に更に失点を喫し1-2となります。

単発の攻撃が鋭い相手を止めきれない場面が増える中で、前半44分にも決められてもおかしくないような決定機で34番工藤孝太がギリギリのところでクリアして3失点目を防ぎます。ここでやられたら試合が厳しくなるというところで、失点を防いだ、その集中力は、前日の試合に通じるところもあり、こういうプレーのメッセージ性は大きいなと感じます。

前半を1点ビハインドで折り返し、迎えた後半スタートからセンターバックに5番遠藤龍河が入り、前線には、37番高橋悠が入ります。

明らかに後半スタートでチームに攻撃のスイッチが入り、例えば、サイドからの仕掛けなどでも、相手の守備のリズムに合わせたようなタイミングでのクロスを上げてしまうことが多かったところで、もう一つ抜け出してよりチャンスを広げようとする試みや、自分の特徴を出してやろうというプレーが増えていました。

そして、迎えた後半5分に、中盤で39番戸田大翔がパスを受けると、左前線に走る29番伊澤壮平に繋げ、ドリブルで深くまで持ち上がり、鋭いクロスを入れると相手キーパーが弾いたところに37番高橋悠がしっかり詰めていてゴール。

これで、2-2とし、試合を振り出しに戻します。

得点直後にも、19番成田安里からのパスを受けた42番吉田来綺が惜しいシュートを放つも相手キーパーの好セーブに阻まれます。

後半6分には、37番高橋悠がディフェンダーが2人に寄せられながらもドリブルで果敢に突破し、そのディフェンダー2人の間を通したパスを29番伊澤壮平に繋げチャンスを作ります。

前線からの守備と言うところでは、後半13分に、相手キーパーにバックパスが入ったところで、19番成田安里が、プレッシャーをかけていき、相手キーパーのキックミスを誘うようなプレーも見られます。この辺りの19番成田安里からのプレーでも、この試合は、勝たなければならないんだというメッセージが伝わってきていましたね。後ろからの5番遠藤龍河の力強いプレーや声もそうですし、自然とチーム全体に勢いがついていくようなプレーが後半は特に見られました。

ただ、やはり、まだ全体的に集中力を保ち続けるというところは難しく、後半早い時間に同点ゴールを決めて、その後の押し込める時間帯に逆転まで行かない間に、やや前半と同じような相手のペースに合わせたようなリズムになる時間も出てきてしまいます。

で、この試合で発見というか、こういう特徴もあるのかと初めて知ったのが、後半36分に投入された38番舘樹で、まず、後半39分に左から突破して29番伊澤壮平に繋げて仕掛けたような、左に入った時の突破力は、若干試合によってムラがあるものの、一つの特徴として面白いと感じた試合は以前もあったのですが、この後の後半40分にゴールにはならなかったものの、19番成田安里が走りこんだペナルティエリア内のスペースで、相手ディフェンダーが寄せてきている中で、シンプルに近い選手に渡すと思っていたところで、鋭いパスを間に通して19番成田安里にパスをしっかり通した場面と、その直後にも、コーナーキックからの流れで、37番高橋悠の抜け出しに対して通したパスの狙いが、相手の虚を突くもので(私も虚を突かれたということなのですが)、ここもパスを受けた37番高橋悠が抜け出して、クロスに5番遠藤龍河が力強いヘディングシュートでゴールを襲う(ここは、相手キーパーの好セーブで弾かれる)という、決定機につながるプレーの起点になっていました。

試合も終了が近づいてくる中で、2-2ののまま終わっても良いようなプレーに見える相手に対して、19番成田安里が見せた振る舞いが凄く凄く良かったんですよね。ボールボーイがいない試合なので、人がいない方にこぼれると選手が取りに行かなければならないのですが、例えば相手スローの場面で、ボールは結構遠くまで転がって行ってしまっている状況で、誰も取りに行かないなと思っていたら、19番成田安里が走って取りに行っていたので、浦和のスローかなとか一瞬思ったのですが、相手に渡す。更に、相手のゴールキックの場面でも、ボールをゆっくり取りに行こうとする相手に対して、19番成田安里が拾いに行き、相手ゴールキーパーの前に力強く置く(早くしてくれよというメッセージが伝わる。)

要するに、この試合に対しての勝つ意識なんですよね。

そして、チーム全体が勝利を意識した中で、迎えた後半45分。スローインの場面。

こんな感じで、昌平高校のグラウンドは、ネットが立ててあるので、助走するスペースは、ほとんどないのですが、ここで5番遠藤龍河が、多くのチャンスを作ってくれたロングスローを久しぶりに見せてくれます。これも、勝負にこだわった姿勢の一つだと思うんですよ、ここまでのS2の試合だったら、近い選手がすぐにスタートしていたと思いますたぶん。

そして、そのロングスローからのこぼれ球を37番高橋悠が狙いすましてシュート。これは、ポストに跳ね返るも、これにいち早く反応した34番工藤孝太が押し込んでついに逆転!

3-2としたところで、これも、S2では、見たことがないというか、絶対にこの1点リードで勝ち切ってやるという姿勢を見せてくれます。

コーナーポスト前で3選手で守るプレー。しっかり時間を使って、相手が奪って蹴りだした瞬間に試合終了。

なんというか、物凄く伝わってくる試合でした。

コミュニケーションのところを、最近よく書いていましたが、今日の試合では、言葉で伝えること以外でのコミュニケーションがプレーで見られたというか、「おいおい、こんな姿勢見せられたら、応援する側も気持ち入りまくるだろう!」という姿勢。

本当に、こんな試合を見せられてしまったら、S2リーグに臨む浦和レッズユースという別の1チームと言う意識で、上を目指す戦いを真剣に応援する1サポーターになってしまいたいくらいですよ。

もちろん、今日書いていることは、私が見て勝手に感じたことを書いているだけですけど、どうしたらS2リーグに臨むチームが、自然と強いモチベーションを持って試合ができるかということを考えたときに、プレミアリーグで実際に試合をしてきた選手が入って、その姿勢で伝えることが大きいこと。

そして、モヤモヤした気持ちは、実際にはあると思いますが、自分の能力を疑わずに、その特徴を見せて、見る側の私たちに勝利への執念のようなものを見せてくれる選手がいる。こういう形もあるのだなと、見せつけられました。

もちろん、たびたび書いているように、こういう状況が毎節作れるわけではないですが、今日のようなメッセージ性のある試合を体感したピッチ上に立っていた選手は、次は、それを自分たちもやらなければならないと感じて、実行していく。そういう循環ができて行けると最高だなと思います。

そして、姿勢のところ、コミュニケーションのところが、浸透して行けば、よりS2の監督のやりたいことも伝えやすくなるでしょうし、全てが好循環になるのかなという大きな期待を持ちました。

この試合を見てからの、次は、S2リーグで抜けた強さを見せている聖望学園高校との再戦(最初の対戦は前半主力温存の相手に2-5で敗れている)になります。

今週末は、S2リーグからの翌日が、プレミアリーグのアウェイ磐田戦と言う流れになるため、今回のようなメンバー構成にはならないかもしれませんし、全く読めません。でも、今日の試合は、S2に臨む選手たちにも大きなきっかけになると私は信じています。勝ちましょうよ、聖望に!

そして、他力にはなりますが、S2リーグの3位は死守して終わり、S1昇格への可能性を残す結果を求めて、今日のような戦いを続けてください!

 

長くなってしまいましたが、タイトルに書いた「もっと多くの方に」というところです。今後は、時々、そういう内容も入れていきたいと思うのですが、ここ数年は、「浦和レッズユースの試合を一緒に見ませんか?」という話を人にすることができていませんでした。それは、私自身が最も大事にしている、育成カテゴリで大事なことというところから、かけ離れた育成にチームがなっていたからです。

Jリーグ全体で、年齢層が上がってきているという話も聞こえてきますが、ユースを応援するサポーターも例にたがわず、私も40歳代に入ってきてしまいましたし、全体的には年齢が上がってきています。そもそも、ここ数年のもろもろで去る人の方が多かったので、減っているのが実際のところだと思います。しっかりユースを見るメンバーに新しい風が吹いていないんですよね、実際のところ。

で、正直なところ、トップチームを応援するよりも、もっと繊細なことが多いですし、自分が楽しむよりも、選手が伸びるためにどうすべきかを考えるような人向けにはなるのですが、適性の合う方には、凄く応援しがいのある空間でもあります。私も、トップチームの応援から入って、気が付けば、こちらにどっぷりですしw

もちろん、以前にも書いたように、見る方にも様々な立ち位置がありますし、私や私と近いところで一緒に見てくださる方の見方と、相反するような方もいますし、群れているとか時々言われますが、割と、私たちの場合、それぞれの行動は、放置し合っているような感じで、現場であったら一緒に見ましょうみたいな感じだったり、今日は集中したいから別のところでとか、勝手に見ているような人たちの集まりになります。時々遠征とかの時は、一緒に乗り合わせて行ったりしますが。

「浦和レッズユースの育成は、楽しいから見に来なよ」と言える状況になってきました。

なので、トップチームを応援している方で時間の空いている時には、浦和レッズユースの試合にも足を運んでみませんか?

で、お気軽にお声がけください。

もちろん、トップチームありきなので、今の体制がずっと続く保障はないのですが、良い循環が見えてきている、今の育成のタイミングで、少しでも興味ある方には、ぜひ足を運んでもらいたいです。トップと同じ応援がしたい方には向いていないとは思いますが。。

・・・と、今後は、こんなことも緩く時々書いてみます。

ではでは。

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埼玉県S2リーグ 2019/05/25 浦和レッズユースB vs 花咲徳栄高校 5-3勝利・・・崩れてもおかしくない展開を打ち破っての勝利

どうも、ブクメです☆

夕方から飲み会があったということで、ブログを書くのが翌日になっています。25日の日曜日は、12時キックオフのユースのS2をさいたま市浦和駒場スタジアムのサブグラウンドで観戦の後、レッズランドに移動して同じくユースのクラブユース選手権予選を15時から観戦という流れで、いつも通りであれば、自分の車で移動する動きになるのですが、お酒が入ると言うことで、かなり久しぶりに、電車で浦和駅から、駒場まで歩くという移動をしました。

もう、私が以前さいたま市浦和駒場スタジアムの近くに住んでいたというのを知っている方も少なくなってきたと思います(気が付けば、鳩山町に引っ越してもう4,5年になるという)が、浦和駅からさいたま市浦和駒場スタジアムに向かって歩いたちょうど中間点くらいの位置に住んでました。

このコースを歩くのもだいぶ久しぶりだったのですが、途中にあった、お蕎麦屋さんが、串カツ屋に変わっていたり、時々足を運んでいた焼き肉屋さんがセブンイレブンに変わっていたり、唐揚げ屋さんがなくなっていたり変化を感じつつ、更には、私が以前住んでいたアパート自体もなくなり戸建てになっていたというのにもかなり驚きました。

・・・と、そういう歩かないと、なかなかわからない変化を感じつつ、懐かしさを感じながらも、そうやって歩くときに限って、どうしてこんなに気温が上がるんだろうというくらい暑くなりましたねw

はい、ということで、前置きはこのくらいにします。

S2リーグは、前節の伊奈学園総合高校戦で、攻め続けるも、崩し切れず、反撃からの失点、追加点も決められ、最後に1点返したものの敗戦という流れになりました。いつか入るだろうというくらい一方的に押している時間も長かったものの、では、崩し切った場面は多かったかというとそうでもなかった試合、こいう展開は、昨年のS2でもよくあったということで、その辺りに触れましたよね。

そういった流れを踏まえての、この試合は、どういう戦いを見せてくれるかという試合でした。

vs花咲徳栄高校戦メンバーと交代は以下、

GK30番川﨑淳、DFが左に26番舘澤佑磨(後半11分⇒31番大野海翔)、右に3番清水哲太、センターバックに34番工藤孝太と23番山本陽生真(後半スタート⇒14番千葉希)、MFが左に42番吉田来綺、右に32番岡田翼、真ん中に35番島垣翔と39番戸田大翔、FWが左に38番舘樹(後半スタート⇒36番瑞慶山一真/後半44分⇒33番小川聖凪)、右に29番伊澤壮平

となります。

別に、意図してチェックしていないということではないのですが、最近は、試合前に相手チームの現在の順位などを調べると言うことをしない(忘れるともいう)で試合を観戦して、ブログを書く前に、そういえば、どんな位置にいる相手だったのかなとチェックすることが多い(一緒に見る方がいる時には、その方が調べていたときには聞いて知ることはある)という流れで、今回は、ブログを書く前には順位を調べたりしていなかったのですが、対戦相手の花咲徳栄高校は、ここまでのS2は、全敗と言うチームだったのですね。

チームの調子や自信の部分と、浦和が相手と言うことで、過剰に意識してくれたところがあるのかもしれませんが、浦和にとっては、これとない試合のスタートとなり、これがまたこの試合の全体を通した時には、難しい状況を作り出してしまう試合にもなりました。

開始早々から相手の守備陣がやや動きが硬いというか、ミスが多く、その中でさっそく2分にコーナーキックの流れから、29番伊澤壮平が放ったシュートが相手ディフェンダーをかすめつつも決まり、1-0と先制。更に、6分には、39番戸田大翔が仕掛け、相手ディフェンダーが寄せるも、こぼれ球が良い位置に流れ、キーパーと1対1日なる形を作り、落ち着いて決めての2-0。

あっさりと2点をリードする試合展開になります。

これで、もしかすると、いくらでも点が取れるという空気になってしまったのかもしれませんが、それとは逆に、最初は動きに硬さの見られた相手守備陣も、浦和の攻撃を受け慣れてくると、これまでのAチームとの対戦でもあったような集中した守備ができるようになっていき、いわゆる、攻撃の回数は多いものの、決定機と呼べるほどの場面が作れない状況になっていきます。

球際での若干の緩さなども見えるような中で、対応はできていたとは思いますが、少ないチャンスの中で、鋭い抜け出しからゴールを狙うという、危ない場面が前半の途中あたりからポツポツ見え始め、そのちょっと危険な流れが、前半終了間際の失点につながります。

裏に抜け出され、キーパーと1対1の場面を作られて、決められてしまい、2-1で前半を終了。

後半に入ると、開始から相手の攻撃が勢いを増し、8分のピンチは、GK30番川﨑淳の好セーブで防ぐものの、9分に再び相手がチャンスを作り、決められ2-2と同点に追いつかれます。

「何かおかしいぞ」となったところでも修正が利かないままに、15分には、カウンターから再び失点を喫し、浦和が前半の10分で2点取ったのと同じように、前半終了間際から後半の15分までの20分間ほどで、今度は相手に3点取られるという展開になってしまいます。

暑さもある中で、これまでの試合を考えると、相手に集中して守られ、更に反撃を受けて失点を更にするということも考えられましたが、この日の浦和は、打ち合い上等のような展開に持って行けたのが大きかったですね。

ビハインドを背負ったところから、攻撃のギアを上げる中で、22分に42番吉田来綺が抜け出してペナルティエリア内まで持ち込んで、放ったシュートは、豪快にバーを叩き決まらなかったものの、その跳ね返った浮き球に対して、後半から入った14番千葉希が柔らかいヘディングながら相手のキーパーの逆を突くコースを狙い、ゴール。3-3とし、再び試合を振り出しに戻します。

この辺りの時間帯は、右サイドバックの3番清水哲太と中盤右に入った14番千葉希のところで攻撃の形を作る場面が増えており、同点ゴール直後も、14番千葉希と3番清水哲太のパス交換から、3番清水哲太がサイドから持ち上がってチャンスを作る場面で36番瑞慶山一真に繋げてゴールに迫る惜しい形(相手ディフェンダーに当たりコーナーキックを獲得)だったり、29分にも14番千葉希のためて相手を引き付けてからのサイドへのパスに3番清水哲太が抜け出し、見事なパスをゴール前に送り込んでの36番瑞慶山一真があと一歩でゴールというチャンスも作られていました。

そして、迎えた36分に浦和の攻撃からの決定機を相手選手がハンドで止める形となり、PKを獲得。これを、39番戸田大翔が落ち着いて決めて4-3と逆転に成功します。

更に、43分には、14番千葉希がサイドから仕掛け、相手ディフェンダーが引いたところで、ペナルティエリア外の35番島垣翔にマイナスのパスを送ると、そこから思い切って35番島垣翔が狙い、これが決まって5-3となり、結局、終わってみれば大量5得点で勝利となりました。

ちなみに、得点とそこまでの布石ということで言うと、最後の35番の島垣翔のゴールが印象的で、前半は、悪い流れになる展開の方を中心に書いたので触れませんでしたが、2点リードした段階で、もう1点奪っておく必要があると意識して、35番島垣翔がミドルシュートを放った場面が前半6分と8分に2度ほどありました。

この意識を持っていたからこその、最後の最後でのミドルシュートでのゴールにつながったのかなと思っています。

後は、全体的な内容が褒められた試合ではないので、課題として意識することの方が多いとは思いますが、全体的なところで言うと、39番戸田大翔の中盤でのプレーの質の高まりを感じたというか、そもそも、ドリブルで相手を交わしたりできる選手ではあるのですが、高校生のカテゴリの相手のプレッシャーや速さにも慣れてきたのかなという印象を持つようなプレーや駆け引きがこの試合では多く見られました。

あとは、コミュニケーションのところで、割とおとなしいと思っていた選手たちで中盤とバックラインのところでの守備の戻りや入れ替わりのところで、主張し合っているところなどが見られたのも、私としては、絶対に必要なことなので、こういうやり取りがあるのは、良いなと。

それにしても、本当に蒸し暑い中での試合になりましたよね。サッカーという競技の夏というのは、暑さと疲労の戦いにもなってくるので、ここから本格的な夏へ向けての戦い方として、抜くところと集中するところなどをこれから考えていくという点では、非常に良いモデルケースとなる試合でもあったのかなとも思います。

ではでは。

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埼玉県南部支部リーグ(SS1)S2参入戦 2018/12/02 FC Gois vs 花咲徳栄高校 2-3敗戦・・・前半のみ観戦、記録として残しておきたかった

どうも、ブクメです☆

FC Goisが今シーズン戦っていた南部支部リーグ(SS1)で、相手チームが原因の不成立の試合は、不戦勝ではなく1試合分がなかったことになるという不思議な計算式となるという話は聞いていましたが、勝ち点を考えた上(その1試合をFC Goisが勝てば1位のチームを上回るといういびつな状況)で、再考されることもあるかと思っていましたが、そのまま、2位で終了したFC Goisが来シーズンのS2リーグ参入をかけた戦いに参加することになりました。

その試合の日程が、他の試合とかぶらない状況になればと願っていたものの、ある意味酷な日程になりました。現状では、私の中で最も優先している浦和レッズユースのプレミアリーグの柏レイソル戦の2時間前キックオフの12時からの試合。ただ、会場は、レッズランドへ移動しやすい浦和南高校での試合。

30分くらいで移動ができるので、前半だけであれば、観戦できるという日程で、「前半だけでも今年の公式戦最終戦を見届けよう」とすぐに心は決まったものの、実際に、今年多めに観戦させてもらったFC Goisというチームの最終戦を、前半のみ、そして、0-2ビハインドという段階で会場を後にしなければならないというのは、なんとももどかしいというか。

こういった重要な公式戦最終戦で、前半のみ観戦と言う形になり、決して見届けたという形にできない状況でブログに残すのが良いのかどうか、特に結果的に敗戦したということで迷いましたが、記録としても、私自身今年見させてもらった流れを記録して、来シーズン以降のFC Goisを見ていく、語るうえで、残しておきたいと思ったので書き進めています。一番必要な後半の反撃のところが見られていないので、そこももどかしいですが、そこは想像しながら。

まず、軽くですが、観戦した前半の内容を書きますね。

前半のみのメンバーと交代になります。

GKが12番馬場拓朗、DFが左に4番加藤蓮、真ん中に18番金山俊介、右に21番熊田佳太、MFが左に8番佐原颯馬、右に6番横山成希(前半26分⇒13番荒木翔)、ボランチに10番横田啓一郎と7番中嶋陽基、真ん中に11番太田峻輔と20番大室雄幹、FWに22番中村海渡

ぱっと眺めてテンパることがなくて良かったのは、メンバーを眺めたときに、11月23日に観戦した、タウンクラブカップ同様にFC Goisは、新チームで試合に臨んでいたこと。大きい番号で3年生も出場していましたが、参入戦のみ今シーズンを戦ってきた主力メンバーに戻してということではなく、ここからスタート(厳密に言うとタウンクラブカップから新チームがスタート)というメッセージも込められたような、来シーズンS2で戦いたいのであれば、まだチームとして成熟していない状況で勝ち抜けと言うようなメッセージも込められたようなメンバー構成になっていましたね。

おそらく、花咲徳栄高校は、シーズンを戦ってきたベストメンバー(怪我とかは知りません)で臨んできたと思います。試合開始の勢いでは、FC Goisがドリブルの仕掛けなどで攻め込むような形も多く、相手の攻撃を早めに摘み取るようなプレーもできていて、行けるのではないかという感じもあったのですが、細かいプレーの精度が高いわけではないものの、相手の攻撃の際の思い切ったプレーやシュートが思った以上に良いコースに飛んでしまっているという印象もあり、そのうちに1本は、12番馬場拓朗の好セーブで防いだものの、前半10分の失点の場面は、見事なシュートを決められてしまったなという印象。

徐々に相手ペースになっていくなかで、少ないチャンスの中でも決定機があった中で、決められない場面が数回。この辺は、3年生の選手の課題として、これからの活躍を期待する意味で、書き残しておくと、私が見ていた前半の場面では、決定機で22番中村海渡が決められないという場面がありました。

ただ、私が会場を後にしてから、幸い、ツイッターで検索したら、この試合の得点経過と結果を速報でツイートしてくださっている方がいたので、その後、レッズランドに移動した段階でチェックしたところ、後半1点返した際のゴールは、その22番中村海渡だったということ。

勝敗を左右する局面でのゴールというところでは、私が見てきた中では、22番中村海渡は、決めていたこともあったものの、はずしてしまうということも多かったと思います。そういったところでは、この試合の後半のゴールがどのようなゴールだったのかは、わかりませんが、試合の中で一つ、課題を残して、そこを超えるプレーも見せた最終戦になったのかなと感じるところもあります。

また、この試合でもタウンクラブカップ同様に感じられたのは、連携のところが上手く行かないところで、チャンスのきっかけとなった11番太田峻輔のドリブルでの仕掛け。この仕掛けで、セットプレーを獲得できる回数も多く、来年も残る戦力として、楽しみな要素もしっかりと見られました。

スタートしたばかりのチームなので、やはりこの試合でも流れが難しくなったところでは、バックラインから3年生の21番熊田佳太が攻撃参加した時などに打開の可能性が見られるなど、今年主力として戦った選手の存在感が目立つところもありました。

2失点目は完全に崩されることになりましたが、この辺りは、3バックが中盤の選手と攻守の連携が上手く行かずに3人で守るような形になってしまう典型的な失点になっていたと思います。

この辺りは、FC Goisらしく、攻撃と守備の連係部分は、まだまだ(まだまだ)これからなので、3バックが3人で守るにならない、サイドバックが守備に回ってしまい5バックになるという他チームでよくあるようなケースにならない、バックライン以外の選手の守備の連係攻撃した時のバランスなど、今後どのように新チームで修正されてい来るのかと言う伸びしろの部分に期待しています。

私が見た前半というところでは、ここまでになります。中途半端な私の観戦になりましたが、それでも得ることが多く、ここまでを踏まえて、また来シーズンも見させてもらうことができますので、結果的には、足を運んで良かったと思っています。

でも、やはり後半の早い時間に1点返し1-2として反撃ムードから、再び1-3と2点差に開かれ、残り5分くらいで再び得点し、2-3と1点差に迫りながらそのまま試合終了という情報がありましたが、その経過だけ見れば、この試合のハイライトは後半で、その部分を見られなかった私は、なんだったのかという。

たぶん、こういう風にブログを書く身としては、1試合として、興奮して、そこだけの感想に留まるなと言うメッセージなのかなと勝手に考えています。

自分ができなかったことを後悔しつつも、そこにどういう意味があったのかなと考えるのは、最近私がよくやることです。

なので、前半のみ実際に見たことと、その後わかる情報の範囲内で考えながら文章を書いています。

FC Goisというチームにとっては、最後に反撃をしたことをプラスに捉え、そして、この試合での私が見られた時間帯にあったわかりやすい課題とこれから、そして、私は、見られなかったものの、後半に前半の悪い流れを断ち切った反撃の流れ、これら全てが3年生にとっては、これからの進路で、2年生以下来年FC Goisを背負っていく選手にとっては、来シーズンのプレーに確実にプラスになっていくと思います。上手く行ったことはプラスに上手く行かなかったこともプラスに考えて、様々なことに取り組めていくことが重要ですね。

今年は、私自身もプライベートでは、屈辱的なことがこれまでにないくらいたくさん起こりました。負の流れってやつです。でも、その負の流れの中で、それが起こらなかったおそらく取り組まなかっただろうなと言うことも、がむしゃらにやることができました。それが、プラスに働くかも全くわかりませんが、割と過去同じようなことが起こったタイミングで、がむしゃらに取り組んだことが、数年後にプラスになったということは多いです。

長年ブログを書いていますが、割と、その時その時の自分の状況を照らし合わせて文章を書いているのは、意識的に書いているというよりは、思うままに書いているというところはあるにせよ、私が、ブログを見たサッカーの内容を記録するというよりも、プレーしている選手のことを考えることの方が良いから、自然とそういう文章になるのかもしれません。だから、今年は、私自身が良くない流れにあるということも書きながら、文章を書くことも多かったですね。

このような1年の中で、私が最も多く足を運んでいるチームの育成に関しても、納得できないことがピークに達してきている中で、今年FC Goisと言うチームを発見(既に、だいぶ前から縁はあったのですが、しっかり見るようになったという意味)したことで、少し、心にゆとりをもって2つの育成を眺めて考えることもできるようになりました。

サッカー好きは、特に1つのサッカーチームを熱狂的に応援するようになると視野が狭くなりやすいとは言いますが、そういった点では、私の考え方の答え合わせもできるわけですし、方針と言う点で、FC Goisとの出会いと言うのは、かなり大きかったなと言う素直な感想です。

選手には、私は、ほとんど知られていないと思いますが、今年で会ったFC Goisの選手たちの動向は、これからも気にしてチェックしてくことも多くなると思いますので、今後の様々な舞台での活躍にも期待しています。

新しい出会いに感謝しています。

ではでは(締めのような文章にしてしまったものの、まだ公式戦がありますとかだったらどうしよう・・・。)

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埼玉県U-16リーグ2010 09/05 vs 花咲徳栄高校 3-1勝利・・・前線では時に強引に

レッズランド

 

 

 

 

キレイな夕暮れの写真・・・になってしまいました。一応下部分がレッズランドのグラウンドなのですが、暗すぎてこんな写真になってしまいましたw 

どうも、浦和サポブクメです☆

矢島倫太郎は天皇杯に出場するのかな~と考えつつ、駒場スタジアムに向かう浦和サポを見かけつつ今日は浦和レッズユースの埼玉県U-16リーグの試合に足を運びました。場所はレッズランドです。U16リーグは前回の試合から結構期間が空きました。たぶん、7月17日以来だと思います。

最近は日が陰ってきても気温が下がらない日が続きましたが17:30キックオフの今日の試合は、心地よい風が吹くやや試合がやりやすいコンディションになっていたと思います。

今日のスタメンは以下の通り。

GK1番関口亮助、DFが右サイドバックに35番西澤秀平、左サイドバックに33番佐藤大介、センターバックに32番西袋裕太、28番寄特直人、MFがボランチに38番立野峻平、トップ下に40番中村駿介、27番岸伯富実、FWが真ん中に25番大野将平、左に6番長谷優、右に31番金野僚太

となります。この試合、ゴールキーパーを中学3年生の関口亮助が務めていました。

対戦相手の花咲徳栄高校は、このリーグ全敗ということで、レベルの低いチームなのかと思っていましたが思ったよりチームとしてしっかり組織されて特に守備部分の意識の高さに逆に浦和のほうが攻めあぐねるという前半になりました。

絶えず、運動量豊富に相手の前線に入ったところで2人ほどでプレスをかけてくるためボールキープ自体は浦和がしているものの中盤でボールが収まらずにカウンターをくらってしまう場面が多くなりました。守備の部分で人数をかけてくるために、何度か浦和もミドルシュートを狙うも大抵は相手守備の網に引っかかってしまう状況となりました。細かいパス回しとサイド攻撃で崩そうとする攻撃がなかなか機能していないという印象でした。

それでも、相手の攻撃陣に対しての対処はしっかりできていて守備の部分が特にほころぶこともなく、身長の高い相手フォワード相手でも例えば33番佐藤大介がそのフォワードと体をぶつけ合って競り合うシーンなどありましたが、身長では相手のほうが高かったものの、ほとんど勝っていました。そのため、大きなピンチというのもほとんどなかったと思います。

逆に浦和の攻撃も前半で決定的なチャンスは、27番岸伯富実が放ったシュートがクロスバーに辺りゴールラインをギリギリ超えずにゴールにならなかったというシーンくらいだったかもしれません。

浦和の運動量が足りなかったのか、相手のモチベーションの高さと組織的な守備が勝ったのかは判断が難しいところでしたが、フィニッシュまで行かない展開にイライラしている様子もうかがえました。

後半に入り、6番長谷優に代わり29番小坂慎太朗が入り、ポジションは左サイド前目に33番佐藤大介が上がり、左サイドバックに29番小坂慎太朗が入ったという感じです。

前半と比べて、33番佐藤大介が頻繁にサイドを駆け上がり運動量多く攻撃に絡もうとする動きから攻撃が活性化されていき、それによって前半なかなかボールが収められなった40番中村駿介がコンビネーションから抜け出すなどできるようになっています。

それでも、相手の守備の意識は後半も変わらず、引っかかるシーンは多かったものの後半10分過ぎくらいからは浦和に得点が入る匂いがしてきます。前線と中盤のボールが回りだし細かいパス回しで狙えるシーンも出て来ましたが、先制点のシーンはやや強引ながら見事な40番中村駿介のミドルシュートから生まれます。ペナルティエリアやや外でボールを受けた40番中村駿介が下がっていた相手ディフェンスラインがプレスをかける前に細かいドリブルでボールを横に動かし、ディフェンダーの隙間を狙って放ったシュートが見事にゴールネットに突き刺さります。

やや時間はかかりましたが、リードを奪った浦和でしたが、その数分後に相手の攻撃でペナルティエリア内で密集した所で落ち着かないボールを押し込まれてしまい同点に追いつかれてしまいます。

それでも、特に下を向くこともなく残りの20分ほどの時間は浦和のペースで試合が進み、左サイドの33番佐藤大介の仕掛けと40番中村駿介の絡みに加えて、右サイドの31番金野僚太が参加しての攻撃も多くなり、そこに前半は抑えていたのか右サイドバックの35番西澤秀平のオーバーラップ(というか、気が付いたら上がってきているという感じでしたw)での攻撃参加で何度もチャンスを作り出していました。今日は、前線でのボールのキープで苦戦をしていた25番大野将平でしたが、しっかりフォワードとしてのゴールという結果を出します。35番西澤秀平がオーバーラップしたところにパスが渡り、ゴール前へのクロスを見事に足で合わせてのゴール。点で合わせるシュートが上手いですね、しっかり仕事をして2-1と逆転。そして、その数分後にはまたもや35番西澤秀平のオーバーラップから、今度はそのスペースを空けた31番金野僚太がしっかりゴール前にポジションを取っており、そこへクロスがピタリと合い3点目。

結果的に3-1で勝利となりました。

後半途中までは、きれいに崩すことを狙いすぎる感じも強くもう少し強引に行っても良いというところでパス回しを狙ってしまうことで相手の守備がやりやすくなってしまっていたり難しい試合になっていた部分もありましたが、後半途中からの試合展開は見事でした。

このU16リーグでは大宮アルディージャ以外は全て高校生のチームが相手になりますが、全体的なレベルでは浦和レッズユースが明らかに上になるのですが、組織的な動きやガムシャラさの入った運動量などやはりクラブユースのチームが見習うべき点を高校生のチームは見せてくれるため、今年のこのリーグの参加はきっと今後に生きてくると思います。特に、どのチームでもモチベーション高く臨んでくれることも非常に良いです。

お疲れ様でした!

ではでは~。