高円宮杯プレミアリーグ2018/07/01 浦和レッズユースvsFC東京U-18 2-2引き分け・・・早めの失点、追加点からの勝負強さ再び

どうも、ブクメです☆

まず、ユースとの時間との兼ね合いで足を運べなかったジュニアユースの全国大会出場をかけた横浜F・マリノス追浜との一戦に勝利。まずは、ホッとしましたが、チームは、既に全国での昨年の悔しさを晴らすという気持ちの切り替えをしているでしょうね。また、夏に1つ楽しみができました、ありがとうございます!

帯広のために、毎年、マイルを残しておく、それがブクメですw

ということで、別に関係者ではないのですが、ワールドカップ期間は、仕事柄、かなり珍しく時間に追われる生活をしております。昨日のジュニアユースの試合の後に、大学サッカーに足を運んだのですが、まずは、私の現在の行動の優先順位の頂点に位置しているユースの試合のブログを書いておきたいということで、そちらから書きます。

先週、内容的には、良い試合をしながら、結果としては、敗戦となった先週。サッカーの怖いところは、内容的にとか、試みとか、見る側からしても、育成として、良い感じになっているなとは思っていても、その良い内容が結果につながらないと、そういう波に飲まれてチーム自体が調子を落としてしまうということがあるので連敗だけは避けてほしいと思っていた試合。

結果的には、引き分けに終わったものの、2点のビハインドを追いついて終わる(逆転もできそうだった)という形で、チームとしての今年特に感じられている、勝負強さの部分が出た試合になりました。

残念なのは、会場が一方のゴール裏のかなり限定された場所からしか見られない構造になっている中で、後半の猛攻が、遠くてよくわからないという場面も多かったことですかね。

・・・と、いきなりまとめに入ってもあれなので、試合の話に移ります。

vsFC東京U-18メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に14番柳田大輝、右に8番白土大貴、真ん中に2番北村龍馬と4番大桃伶音、MFが左に24番山中惇希(後半スタート⇒17番波田祥太)、右に10番池髙暢希(後半45分⇒22番佐藤陸人)、真ん中に5番大城螢と16番玉城大志、FWが28番長田拓巳(後半18分⇒37番堀井真海)、右に9番二見健太

となります。

6月末に梅雨明けが発表されてから連日炎天下が続いている中で、この試合も暑い中での試合で、更に強風吹き荒れるという中での試合にもなりました。

ワールドカップで多くの試合をチェックしているような生活をして、色々な代表チームやそれに対する分析だったり、詳しい方の文章などを目にする機会が多くなると自然と試合も少し細かく分析しながら見たくなるもので、もともと考えながら見るのは好きなのですが、この試合は、かなり色々考えて見ていました。

まずは、これは、どちらのチームにも言えたことですが、面白かったのは、追い風の状態では、相手チームにペースを握られ、向かい風の状態で相手に攻め込むような展開になっていたのが興味深かったですね。

もちろん、風のみが試合の流れを左右したということではなく、しっかり分析されていたのかもしれませんが、守備面の浦和の高さと個に対する強さに対して、細かいプレーに関して甘さが見えるプレーが出るというところを突かれる形になったことで、相手に崩されたというよりは、狙われて奪われてそこから失点と言う形で前半開始早々の3分に0-1とビハインドを追うことになりました。

これと同時に、相手の9番と22番の左サイド(浦和の右サイド)でかなり対応が難しい個人技やスピードのある攻撃で仕掛けてくることで、逆に10番池髙暢希が入っていた右サイドからの攻撃というよりも、攻撃的な意識のところを狙われてしまうことの方が多かったのも前半難しい展開になったことの一員かなとは思います。

また、攻撃面においては、あとで調べて見れば、FC東京U-18の選手たちは、J3のFC東京U-23でのプレーの経験がある選手が多く、そういう部分でも攻撃の意識が高いというか、思い切ってシュートで狙ってくる場面と、そのシュートが結構危険なところを精度高く狙ってくるケースが多いという印象がありました。

これが前半苦しめられた理由とは思いますが、浦和側の攻撃が悪かったということでもなく、そこにも発見が多かった前半でもありました。

たびたび書いていますが、今年の育成のここまでの流れは、とにかく毎試合新しい発見があり、主役となるような選手が出てくるような状況があり、戦い方も、その選手の特徴が生かされる形で、なんとなく見る方としても、その選手に求められているプレーが見えやすいんですね。

この試合開始からの驚きは、1トップに入った28番長田拓巳のプレー。先週の流通経済大学柏戦でAチームの公式戦で初出場初スタメンと言う形で、相手ディフェンダーに苦しめられながらもその試合でも、良い意味での変化が見られだしていた中で、この試合も連続でスタメン出場となったわけですが、前線での競り合いの力強さと自信を持って相手と競り合えており、1トップの長身選手としての役割もしっかりこなしながら、狙えるところで7分に放ったシュートのようなゴールを狙うプレーもできていました。

早い時間の失点で、やや劣勢に見えながらも、攻撃のところでは、17分の28番長田拓巳のポストプレーから9番二見健太、10番池髙暢希につなげて相手ゴールに迫るという形もできていました。

この試合では、2トップの1枚が9番二見健太ということもあり、前節のスペースに入ってパスを受けて簡単にはたいて、動きとパスで相手守備陣を脅かすというプレーよりは、駆け引きをしながら、持った時には仕掛けていくという狙いが多いように見られ、18分のキーパーに防がれたものの思い切って狙ったシュートや、20分のキープしながら8番白土大貴の上がりを待ってパスを出し、サイドからのクロスに28番長田拓巳が飛び込んでいくという形、更に、サイドからのクロスにヘッドで狙い、キーパーにはじかれたものの、惜しい形を作っていました。

これ以外にも、追い風の強風を読んでの16番玉城大志の直接ゴールを強襲するような、コーナーキックからの直接狙ったシュートなど、惜しい形もいくつか作っていたものの、やはり、相手の左サイドでの攻撃に手を焼く形で、攻撃を受けた時のピンチになる割合の方が実際多い中で、これが決まったらワールドカップクラスだろうというよな物凄いカーブのかかったシュートなども打たれたりしたりしつつ、前半40分に追加点を許すことになります。

ただ、おそらくですが、早い時間に得点を奪われたことで、より相手の攻撃に勢いをつかせてしまったことはあるのかなとも思っています。実際、9番の選手の22番の選手の左サイドからの仕掛けがかなり凄いと思っていたものの、ある程度行ったところで、プレーが雑になってくるところが出てきたりしていましたので。

そして、10番池髙暢希のサイドで攻撃で主導権を握ることがその流れからできていなかったことで、2失点目を喫した後に、24番山中惇希と10番池髙暢希がサイドを入れ替えたところで、前半は残り5分ほどでしたが、左サイドで10番池髙暢希がキープして、クロスに24番山中惇希が合わせる惜しい形や、前半終了間際には、24番山中惇希からのパスを起点に10番池髙暢希がわずかに枠を外れる惜しいシュートを放つなど、ポジションの入れ替えによる効果がさっそく出たところで前半が終了となりました。

後半スタートから、24番山中惇希に代えて17番波田祥太が入りました。

苦しめられていた、右サイドを守備的にする交代などあるかなとは思っていたのですが、前線に17番波田祥太を入れることで、前線の圧力を高めて得点を狙っていくような選択でしたが、この交代が功を奏します。功を奏していたのは、わかるのですが、先ほど書いたように、観戦エリアによって、後半の攻撃は片方のゴール裏(高さはない一方のゴール裏から反対側のゴール裏の攻防は、本当に細かいところがわからないw)

後半開始早々の1分に5番大城螢からのパスをペナルティエリア内で受けた10番池髙暢希が倒されたように見えたものの、ここはPKならず。

直後の反撃で、GK1番石井僚が抜け出してきた相手と1対1になる決定機を作られるものの、落ち着いた対応で簡単に防いでしまえたことも、この後の試合に大きく影響を与えたと思います。ここで0-3になっていたら試合自体がかなり難しいものになりますので。

この後の反撃では、10番池髙暢希から、確認ができなかったものの、おそらく17番波田祥太が狙ったシュートが相手ゴールを割ったように見えたものの(これも見ていた位置からは、正直わからない)これは、ゴールではなかったようですが、明らかにここから浦和の攻撃が相手のゴールを脅かす場面が増えます。

そして、17番波田祥太に関しては、プレミアリーグの開幕や、初勝利を挙げた清水エスパルスユース戦でのプレーから、その攻撃の迫力と、ちょっと警告をもらってしまうのではないかと冷や冷やするくらいの主張があって、これは、少しコントロールの必要はあっても、かなり強烈なフォワードになるという印象から、思ったより落ち着きすぎなのではないかというプレーに感じられた試合がその後いくつかあったのですが、怪我があったとか、聞いたりもしていたので、おそらくそういうことだけだったようで、この試合では、球際の激しさや相手ディフェンダーを背負っても強引に突破してしまうなど見せていてすごく喜んでおります。

5分には、その17番波田祥太からのパスを28番長田拓巳が思い切ってシュートを狙い、枠を捉えきれなかったものの惜しいチャンスになりました。

7分には、10番池髙暢希のキープから、パスを受けた17番波田祥太のシュート。これも、枠は捉えられずも、後半は、よりゴールの可能性を感じるのは、完全に浦和に移りましたという展開に。

13分には、10番池髙暢希の枠を捉えた強烈なシュートは、相手キーパーにはじかれるもコーナーキックを獲得。

攻勢に行っているので、より反撃への対応にも集中が必要ですが、14番柳田大輝のインターセプトなど、4番大桃伶音や2番北村龍馬が個での攻撃を防ぐ中で、奪えるところで奪うというプレーをサイドの14番柳田大輝や8番白土大貴がしっかりカバーしながらやるというところもありました。

ただ、やはり、個の守備で強さを見せる中で、その後のパスなどが、甘くなることがあり、相手に狙われるという形があったのは、気になりました。

前半、劣勢になっていた時間帯にやや長いボール頼みになって中盤を経由しないことが多かった点も後半は、16番玉城大志や、5番大城螢を経由した攻撃などもできるように戻っていましたね。

そして、実際にこの試合の勝負強さを見せたスタートとなったのが、18分の37番堀井真海の投入から、フレッシュな力強さも加わりより前線で相手にプレッシャーをかけられる形になった中で、さっそく18分に10番池髙暢希のからのクロスをヘッドで合わせて17番波田祥太がゴール。これで1-2と1点差にします。

直後にサイドからの攻撃でクロスに10番池髙暢希がヘッドで合わせる惜しい形を作り、30分には、8番白土大貴も攻撃参加する形でチャンスを作りコーナーキックを獲得。

33分には、ショートパスでのパス交換から展開し、最後は37番堀井真海がシュートを放ちます。

35分には、23番遠藤龍河と、3番林海斗を同時投入し、残り10分で勝負に出ます。私個人的には、この交代で、センターバックが23番遠藤龍河と、8番白土大貴と言う形になり、4番大桃伶音が右サイドバックに入るという形になったことも、この試合の流れとしては、大きかったのではないかと思っています。

それは、この対応が強い大型の選手を8番白土大貴が、カバーするという形の守備が相手が中央から仕掛けてきたときにより、安定した守備につながるようになったという点で私は感じたということです。なんとなくですが。実際この時間帯は、相手の攻撃を防いだところで、すぐさま8番白土大貴がロングフィードで左前線に走る3番林海斗に長いパスを通すなどもありました、相手の攻撃を摘んでからの反撃と言う点でも良くなってました。

そういう様々な交代やポジション移動などを行いながら、迎えた39分に、37番堀井真海に合わせた選手がちょっとわからなかったのですが、浮き球をヘッドで見事に合わせてゴール。2-2と同点に追いつきます。

その後、22番佐藤陸人が投入され、アディショナルタイムのみという残された時間は少ないものの、逆転ゴールも奪えるのではないかと言うくらいの攻撃になっていましたが、残念ながら、逆転までは届かず。

それでも、くどいようですが、本当に今年のチームは、常に競争で、ポジションを狙う選手としては、常に緊張感を保っていないといけないような状況にはなるものの、様々な選手にチャンスが与えられ、特徴を見せ、結果も出すという流れになっているケースも多く、既に、様々な相手を想定した、複数のパターンがチームとしてできている。そういう状況なので、より修正していく必要があるところは、守備のバランスになるのかなとも感じています。これは、全てを1人の選手がやれということではなくて、いや、できるほうが良いのですが、組み合わせのところで、高さと1対1に強い大型のディフェンダーと、8番白土大貴のように読んでカバーができて、更に早い展開も作れるような選手が組む今日やった形のような組み合わせで、安定させていくのもありだと思います。

逆に、それで強みを出せる選手がポジション争いをできるようになっていくのかなとも思います。

まったく、楽しいチームです。文章も長くなってしまいました。

でも、やはりこれだけのことができるのだから、こういう試合でも勝ちに持って行けるようになるべきですし、プレミアリーグで優勝争いができるチームになるためには、やるべきことも多いということなのだと思います。

今いる選手たちがそれをやるのか、急激にS2リーグなどで頭角を現して、食い込んでくるか、S2リーグも再開しますし、その辺りも並行して見ていく楽しみも広がります。

そんな感じです。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/06/24 浦和レッズユースvs流通経済大学柏高校 0-1敗戦・・・全ての選手が主役になれるチームを再確認

どうも、ブクメです☆

日曜日は、浦和レッズユースの高円宮杯プレミアリーグ、vs流通経済大学柏高校戦を見にさいたま市浦和駒場スタジアムまで行ってきました。昼間は比較的暑い1日でしたが、キックオフが17時からと言うことで、クーリングブレイクは用意されていましたが、思っていたよりは、暑さが影響しないような試合になりました。

クラブユース選手権の予選がしばらく続いていたことでプレミアリーグ自体は、1か月半ぶりくらいになります。

さて、まず、試合の話に移る前に、対戦相手の流通経済大学柏高校のスターティングメンバーには、浦和レッズジュニアユース出身の佐藤輝(7番)がはいっていました。

↑7番の選手が佐藤輝。

ジュニアユース時代には、典型的な攻撃の選手として見ていた選手でしたが、流通経済大学柏高校に進学してからは、守備的なポジションで1年生からポジションを掴んでおり、浦和レッズユースとの対戦の中では、私は、見ることはできていませんが、高校サッカーの全国大会などで、何度かプレーを見ることはできています。

他の場で見る時は、応援していますが、浦和レッズユースとの対戦となる時は、気にして見ながらも、もちろん、負けられない相手ですけどね。

さてさて、ワールドカップの日本戦がキックオフされる前までに書いて、今日の敗戦で気落ちしている方がいたら、気にする必要はない、未来は明るいよという内容で締めくくってアップしてしまおうかなと思っていたのですが、試合までに間に合うか微妙になりましたがカツカツと書いています(試合に間に合いそうもないので、あきらめて試合が終わって再び書き始めています。)

さてさて、試合の話に移ります。

vs流通経済大学柏高校メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に8番白土大貴、右に14番柳田大輝、真ん中に2番北村龍馬と4番大桃伶音、MFが左に9番二見健太、右に10番池髙暢希(後半34分⇒23番遠藤龍河)、真ん中に24番山中惇希と16番玉城大志、FWが28番長田拓巳(後半21分⇒17番波田祥太)、右に22番佐藤陸人(後半13分⇒20番冨田蓮)

となります。

試合前にいくつか情報として聞いたところでは、5番大城螢が累積で出場停止という状況で、負傷選手や、試合には出られそうでも負傷明けで万全でない選手など、色々大変なチーム状況もあるという話も聞きつつ。

また、一つ謝っておきたいというか、言い訳をしておきたいのですが、後半は割と集中して試合が見られない時間も多くなりました。たくさん話を試合中にする方に久しぶりに会ってしまったのでw

その人は、浦和レッズの関係者ではないものの、まあ関連の仕事をしているような人で、あまりユースの試合は見ない人でオブラートに包んだ言い方はしない人なのですが、その人が後半から現れてしばらく試合を見た感じで、この日の浦和レッズユースの戦い方を見て褒めてました。辛口な人なんですよ。

それは、もちろん私も今日の試合で感じていたことで、まあ、体制が変わった時に感じて書いたこともあった、全ての選手が主役になれる特徴が生かせるようなチームとしての新たな可能性をポジションやメンバーがまた前回観戦した試合から変わっていたものの、そこでプレーした選手が、試合の中での成長も含めて、可能性を見せてくれたということが大きいです。

もちろん、失点がミスと言う形であったので、悔しいと思いますが、1試合単位で見る必要がないプレミアリーグでは、今のチームとしての前進の部分だけ大事にして課題は課題として解決していくとともに、見ている側としても少なくとも私と同じような立ち位置でユースを見ている人たちは、すごく楽しい試合を見せてくれたという感想の試合です。

この試合では、Aチームとしての公式戦では、初の出場となった28番長田拓巳と、最初は、1トップで1つ下に22番佐藤陸人だよなと思っていたら、どちらかというと2トップの1枚としての22番佐藤陸人という、私としては、新しい組み合わせを見ることになりましたが、以前S2リーグの昌平高校B戦の時に、競り合いのところで強く行けるところが課題になっているという形で触れていた28番長田拓巳がこの環境でどういうプレーを見せてくれるかというところで、もちろん対峙していた相手ディフェンダーが鹿島アントラーズに内定している選手ということもあるかもしれませんが、なかなか高いボールも競り勝てない場面が多くはなったものの、そういう状況の中で、力強く競ろうとする姿勢が増えてきて、また、プレーの種類としても、構えて競るというところ以外にも、少し下がり気味で浮き球のパスを簡単に頭ですらしてチャンスにつなげる場面など、試合の中での成長が見られるのは嬉しかったですね。

フォワードとして高さで勝負ができるというタイプが少なめのユースで今回の経験で成長することでまたチームとしてもできることが増えていくんだろうなと言う楽しみ。そして、22番佐藤陸人の前線でのプレーも、こういうプレーもできる選手なのかという発見と言うか、前線のスペースに走りこむタイミングがかなりよく、実際に、そのスペースに走り込み、そこへ味方からパスが入った時の動きのある数人の選手での攻撃は、かなり面白いものがありました。

中盤右に入っていた、10番池髙暢希は、わかりやすいくらいに自由にさせないための激しいプレッシャーを受けていたのですが、それでもキープして突破したり、パスを供給することなど、多少は苦しめられながらも、チャンスを多く作り出していました。

そして、24番山中惇希のサイドではなく中盤真ん中でのプレー。多少慣れないのか、迷いがあるようなプレーも見られたものの、ポジション固定でもなくある程度自由に動くことも許されていることから、ボールを捌く中で、味方との入れ替わりでサイドのスペースに動き出してパスを受けての仕掛けなどでチャンスを作っていました。

そして、左サイドの9番二見健太も果敢なドリブル突破でチャンスに貢献。

特に1点を追う前半の25分前後には、22番佐藤陸人が前線のスペースに入ってパスを受けて、10番池髙暢希につなげて決定的な場面を作る場面が連続で訪れ、更に9番二見健太のドリブル突破からのラストパスを10番池髙暢希が惜しいシュートを放つ場面、30分くらいの、24番山中惇希の仕掛けからコーナーキックを獲得した場面や、35分の16番玉城大志から22番佐藤陸人、28番長田拓巳とつなげ、28番長田拓巳のシュートをキーパーが弾いたところを24番山中惇希があと少しで詰められたという場面、38分の4番大桃伶音からのロングフィードに14番柳田大輝がやや難しい体制ながらも追いつけたもののややトラップが長くなってしまった場面、40分の2番北村龍馬からの浮き球を下がり気味に28番長田拓巳が頭でスペースに流したところに22番佐藤陸人が素早く反応し、仕掛けて言った場面など、様々な選手の特徴が生かされた様々な攻撃の試みで押し込むことも多くできていました。

ただ、この辺はさすがの流経大柏というか、運動量と最後のところでの粘りが凄く、気迫で防がれた場面も多くなったとも言えると思います。

後半も同様に交代メンバーやポジションを移動させることで、主導権を握る場面が多く、相手のこれでもかと言うくらい前線でディフェンダーやキーパーにもプレッシャーをかけてくるプレーでややヒヤリとするような場面はあったものの、全体としては、かなりの時間浦和のペースで進んでいたのではないかなという感想でもあります。相手に決定機を作らせなかったのも、4番大桃伶音の高さ強さと、8番白土大貴の危機察知でのカバーする力がかなり効いていたことはありますね。

これは、以前にも書いた通り、あくまでも、「たられば」の話で、私個人的な好き嫌いのところが大きくなりますが、追う展開での終盤の残り10分くらいをパワープレーと言う形にして同点ゴールを狙っていたところがあるのですが、パワープレーを選ぶ割には、そのパワープレーが徹底されていないように感じてしまうこともあり、それであれば、今のチームであれば、攻め手がないということでもないので、そのまま交代選手などを活かした形で得点を狙っていくのでも良いのかなとは思ってしまうんですけどね。そのくらい、今のチームは、見るたびに新しい発見ができるチームになっているので、そういう期待の方が大きいというか。

何が言いたいかと言うと、今の浦和レッズユースは、プレミアリーグで、上に抜け出しても良いチームになっているから、この敗戦は、課題だけ見つけて修正するくらいで敗戦と言う結果は忘れても良いくらいのレベルの出来だったと思うんですよね。次は、FC東京U-18戦ですよね。相手は、結果だけ見る限りでは、調子が悪いようですが、常にFC東京U-18とうのは、浦和を苦しめてきたチームであり、今のチームで自信を持って粉砕することで、より上も見えてくる、今日ベースのメンバーでも良いし、そこにまたほかの選手が入った時には、この選手は、こういうプレーができるんだという発見も期待できる。

そういう競争が普通に起こってチームがより強化されていくという状況。

日本代表がワールドカップで、これまでの大会では見られなかった強さで、次の段階に入ってきたことが予感されるように、浦和レッズユースもプレミアリーグ挑戦者ではなく、プレミアリーグの優勝を狙う段階にチームとして入っていっても良いのではないかという予感はしてきています。

次の試合は、後半も集中してみたいw 「集中して見たいんですけどね」、とその人にはっきり言ったのに、それでも関係ない話含めて話し続けるメンタルはいただきたいw

と言うオチで良いですかね。

メンタルと言う意味では、たぶん、そのプレーがあったので、ここで触れても良いと思うのですが、相手のキーパーへのプレスが想像以上に厳しく、キーパーから奪われて前半早い時間に悔しい失点になったものの、そこで、不安定になってもおかしくないなかで、1番石井僚の変わりない落ち着きぶりと、相手に狙えると思わせないような、食いつかせて相手のプレスをテクニックでかわすようなプレーも、見せていたところがかなり強く印象に残っています。

このチームは、強くなっていく。

来週も楽しみにしています。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/04/29 浦和レッズユースvs青森山田高校 0-0引き分け・・・確実な手ごたえと悔しさ。

どうも、ブクメです☆

今日は、レッズランドで開催された浦和レッズユースのプレミアリーグ第4節vs青森山田高校に足を運びました。

レッズランド開催のプレミアリーグ。基本的にはゴール裏側が観戦エリアになるのとホーム側だとちょうどネットを挟んで見ることになるので、今日の写真は、全てネット越しで見辛くてすみません。今日、レッズランドに着いて、土手側のピッチだったかなと、そちら方面に向かったら、そうか、プレミアリーグは、ハイブリッドになった隣のピッチだったのだなと、遠回りに一蹴近く回ってでしたが、試合をしっかり見る角度が欲しいとすると、明らかなホーム側の応援ではないものの、反対側のゴール裏側の方が、しっかり見られそうだから今度試してみようか考えたのですが、来週1週間ほどカンボジアに足を運ぶことになったため、クラセン予選前の最後のプレミアリーグとなる来週のレッズランドでの試合に足を運べないのですが、プレミアリーグ自体は、その後は、ホームは駒場スタジアム中心で開催されると、日程眺めていたら気づいたり。

でも、クラセン予選でまた1つくらいはレッズランド入ってくるのかな?

ゴールデンウィークと言うこともあり、試合観戦する方もレッズランド開催にしては、かなり多いように感じられつつ、レッズランドらしく、隣のバーベキューの匂いが漂っていたりのポカポカを一つ越えてプレーする選手にとっては、暑さが難敵になる時期にも入りだしているような陽気の中での試合となりました。

まあ、U16の選手たちは、もっと暑いシンガポールで戦っているわけですからとか、強引にこじつけて見たり。

ということで、試合の話に移りますね。

vs青森山田高校戦メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に2番北村龍馬、右に8番白土大貴、真ん中に23番遠藤龍河と4番大桃伶音、MFが左に16番玉城大志、右に20番冨田蓮(後半16分⇒17番波田祥太)、真ん中に21番縄田脩平(後半スタート⇒10番池髙暢希)と5番大城螢、FWが7番岡村勇輝(後半23分⇒24番山中惇希)、右に11番清宮昴大(後半36分⇒9番二見健太)

となります。

レッズランドってこんな感じだったかと言う不思議な強風が結構選手のプレーにも影響を与えた試合と言うか、同じピッチ内でも、場所、高さによって結構ボールが受ける風の強さが違うような印象でロングボールのところでは、両チームともに苦慮するところが見られる試合だったようにも感じます。

また、普段あまり判定に対して怒らないコーチ陣が声を荒げるところもあったように、若干、難しいジャッジが多い試合にもなっていたと思います。

それでも、まあ、良い悪いは別としても、ファールにするプレーの判断のところは、ずれていなかったので、選手のところで対処できたところも多かったと思いますし、前半、その辺で、ちょっとコントロールできずに、ゴールに割と近いところで複数セットプレーを相手に与えたことはあるのですが、それでも、なんというか、雰囲気としては、やられているというよりは、集中した守備でしっかり跳ね返している中での、今日の主審のファールになるラインが、ちょっと難しかったので、そうなっていたという感じですかね。

メンバー構成として、相手の青森山田の攻撃力を計算してということもあったかもしれませんが、サイドバックのポジションに2番北村龍馬と8番白土大貴を置くことで、より守備力の高さを意識したのかなと言う印象と、これまでにサイドバックに入っていた16番玉城大志と20番冨田蓮が、それぞれ一つ前に上がる形のポジションとなり、もともと両選手とも攻撃面での特徴も持っている選手と言うことで、その良さも見える形になっていたと思います。前節までは、3番林海斗と6番上野夏輝が入っていて、その組み合わせでの攻撃パターンと、またこの試合では、違った攻撃パターンも試されるという印象でした。

前線の7番岡村勇輝と11番清宮昴大の2トップの組み合わせも、これまで以上に距離感などが良くなっていたのですが、相手の守備がかなり早く厳しいもので、それにより、なかなか思うようにはさせてもらえなかったものの、毎試合良くなっているポイントですよね。

それにしても、相手ながらあっぱれと言うか、割と攻撃側と守備側は、分断しているというか、攻撃に行っている時にも守備のところは、そこまでリスクをかけて上がってこないものの、前線の動きが流動的なスペースに走りこんでくるキープ力のある選手とサイドからの突破が持ち味の選手など、中盤と前線の選手だけでもかなり守るのが難しい動きで攻撃をしてくるなと言う印象でした。

強さ高さのところでは、4番大桃伶音がセンターバックに戻ってきたことは、やはり大きいなと感じる試合でもありましたね。

それにしても、本当に、選手みんながよく声をかけあうチームになりました。まだその辺で遠慮している選手には、容赦なくベンチから声を出すように指示も出ていましたし。

0-0の中でも、色々詰まっていた良い試合だったので、試合の流れ以前に書きたいことが多くなってしまって書いてしまいましたが、相手の攻撃を摘んで少ないチャンスで仕掛けるという攻撃が求められた前半は、耐える時間も多い中で、前半20分までに、奪ったところからの、16番玉城大志から7番岡村勇輝へのパスからの仕掛けや、20番冨田蓮から21番縄田脩平を経由して抜け出した16番玉城大志へパスが通ればという狙いや、コーナーキックのチャンスから、16番玉城大志からのボールを11番清宮昴大がシュートを狙うなど、決定機には、なかなかならなかったものの、相手の寄せと高さに対しても強い守備に対して、距離感を考えながら打開しようと試みる時間が多くなりました。

前半を0-0で折り返し、後半スタートから10番池髙暢希が投入され、ポジションは右サイドに入っていたものの、キープ力や反応、そして、中のスペースへの動きなど、そこに預けたり、入ってきた位置にパスを通すなどで、一つ相手が対応しきれないようなボールのもらい方をできることで、サイドバックからの攻撃参加も見られる場面が出てきた中で、3分には右サイドバックの8番白土大貴がサイドから仕掛ける形でのチャンスを作り、直後には、抜け出した11番清宮昴大にパスが通り、折り返しに10番池髙暢希が仕掛け相手のハンドを誘いゴールに近い位置からのフリーキックを獲得。このコーナーキックのチャンスを16番玉城大志が直接狙い、決まってもおかしくないようなコースを狙っていたものの相手キーパーの好守でギリギリのところで防がれます。

相手に攻めの時間が長かった前半から、後半は、浦和の攻撃の時間が増えてきた印象で、10分前後には、サイドからのクロスに20番冨田蓮がヘッドで前線に流すと5番大城螢が反応する惜しい形や、11番清宮昴大が惜しいシュートを放つ形を作ります。

まあ・・・この場面だけに限ったことではないのですが、若干、浦和にとって「なんで?」と思う判定が多かったも事実で、少し試合が荒れかけていたのですが、2番北村龍馬が落ち着けようと声をかけていた、この時間帯の声掛けは良かったと思います。

攻撃の流れが浦和に向いてきていたところで、後半16分に17番波田祥太が交代で入り、より前線で力強くキープして仕掛けることができる状態を作れるようになります。

良い流れの中で、17分には、2番北村龍馬からのパスを受けた11番清宮昴大が思い切ってミドルシュートを狙います。

直後に、決定機を作られたものの相手のシュートミス(見ていた位置から遠い位置なので、細かくはわからない)で失点を免れます。

20分には、再び10番池髙暢希から5番大城螢を経由して抜け出す11番清宮昴大にパスを通し、シュートを狙います。

後半22分に24番山中惇希が投入されます。前節は少し違う流れになっていたように私は感じてしまっていたのですが、この試合は、なんだか、逆転勝利を飾った清水エスパルスユース戦の時のような雰囲気をチームから感じており、その流れの中で、同じように左サイドを良い形で24番山中惇希が抜け出していく形があり、この場面では、クロスを上げずに、いったん2番北村龍馬を経由したものの、そこからペナルティエリア内に良い形で17番波田祥太が抜け出したかのように見えましたが、ここはオフサイドとなりました。

ただ、何度も書きますが、0-0ですが、耐えて守った0-0ではなく、浦和が得点を決めて勝つのではないかと言う雰囲気の方が強かった戦いをしたのがこの試合です。

後半36分に前節惜しいシュートを放った9番二見健太が投入され、実際に残り時間も得点が決まりそうな雰囲気があったのも事実。

そして、最後の最後で相手の決定機での決定的なシュートを1番石井僚が止めたことも事実。

もちろん、プレーしていた選手は勝てなかったので悔しいと思いますが、育成を見ているサポーターサイドからすると、明らかなチームの成長と可能性を感じられるここ最近で、またこの試合で大きな前進を感じられることができたことで、なんか、そのチームとしての前進が嬉しかったわけですよ。

どのくらいかと言うと、ここ数年しかめっ面をしながら見ることしかできていなかったサポーター仲間から思わず、親父ギャグが飛び出してしまうくらいです(伝わらないかw)

もちろん、久しぶりに2人スタメンとなった選手がいれば、これまでスタメンだった2人がベンチスタートになったりということもあったわけですが、この辺りは、競争ですから、その競争の理由が、正当なものであり、また、相手チームの特徴を考えた中で、この特徴が必要だなと思うときにまたスタメンであったり、途中交代で色を加えるような起用のチャンスが来るようになったと私は考えていますし、そういう気持ちで選手が前向きにプレーできる雰囲気にはなってきているように感じています。

交代の順番はセオリーになりつつあるかもしれませんが、その交代も試合の中でのパフォーマンスで判断されているのだろうなというのが、見ている側としてもわかるような交代だったと思います。

そして、見る側としては妄想するわけですよ。ちょっとヤンチャなタイプの選手を落ち着ける声をかけられるという組み合わせとしても上手く機能しているなと感じる、前所属チームが同じ2人がプレーしている時間の出来事があったり。

そういう色々なことを、想像しながら見られるようになりました。

まあ、今日の試合に関しては、ここまで書いてきた中にちょくちょく判定でイライラさせられるような場面もあったのですが、まあ、私も、途中からちょっとそういう目で見るような雰囲気になりかけていて判定間違えたりしてました。反省です。たびたび書いていますが、やはりプレーする選手は、冷静に熱く(暫定監督が前に試合中にかけていた素敵な言葉)で良くて、あとは、審判の特徴にも順応できるようにやることが良いのかなと思います。ブレブレだと困りますが、割と、傾向掴むとそこに忠実にやっている方なのだなとわかることも多いです。

あとは、常に野次を飛ばすのではなく、本当に言うべきところで、監督やコーチが怒ってくれれば良いこと(今日みたいに。)

 

とりあえずは、暫定からの流れ含めて新体制になってからは、私の見るスタンスはこのようになってます。

もちろん、中の人間ではないですから、見誤りもあるとは思いますが、正常に育成が機能するのであれば、その中で、全ての選手に可能性があり、選手にもそういう考え方で臨んでほしいですね。もちろん、浦和レッズの育成チームですから、目指すところは、トップチームであるべきですが、私が目指すところは、全ての選手に可能性があり、今いる環境下でできる限りのところまで選手が本当の意味で伸びること。

サッカーの世界は本当に広いですから、狭い世界ではなく、視野広くサッカーの可能性を見つめる中での最高の環境に浦和レッズの育成がなっていくと信じて見ていきたいのです。今のところ、すごく良い流れができ始めているように感じています。

この流れの中で、ジュニアユース、S2リーグ、プレミアリーグがまとめてレッズランドで見られるという来週末の1日に日本にいないというのは、かなり残念なのですが、この週末で見た浦和レッズの育成チームの良い流れが、集約した1日になるのではないかと速報を追いつつ、足を運んだ方の、「来なかったのもったいないよね」と言われるような1日になってくれればと思っています。

楽しい週末でした。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/04/22 浦和レッズユースvs市立船橋高校 2-2引き分け・・・終了間際の強さを2試合連続で見せてくれた

珍しく、得点シーンのコーナーキックからのドンピシャ、ヘディングシュートの両方がちゃんと写真に撮れていたw

どうも、ブクメです☆

いや、本当にスカウティングというのは必要ですよ、はい。私の場合は、サッカーの話ではなかったのですけどねw

なんとなく、数年前に電車で来たことがあった今日の試合会場のグラスポですが、その時の頭で、なんか、駐車場があって車で来たら停められたんだなとか、残っていて、特にそれ以上のことを調べずに、早めに来れば良いくらいで到着したら、サッカー観戦者は停められませんというオチ。それで、そうなったらコインパーキングだなと探したら、少しずるいことすれば停められそうな場所は多数あるものの、コインパーキングが見当たらず、結果的に、渋滞気味の道を通って駅近くのコインパーキングまで行き、そこからまた2キロほどを歩くという、車って何なんだろうという、思わぬタイムロスと、普段からもっと歩けよと言わんばかりに、2キロほどをすたすた歩く真夏日に近い気温の日。

なかなか、私自身試練が多い毎日ですw

ここしばらくの出来事は、思ったよりも私をむしばんでいたようで、前日は、ジュニアユースの試合を観戦しようと車で出発したのは良いものの、なんか途中で具合が悪くなるは、逆走者に追突されかけるは、自転車のおばあ様にサイドミラー当て逃げされて曲がるはで、途中で引き返すことになり、自宅に戻ったら電気コンロが漏電で思わぬ出費がかかるはと、凄かったです。本当に、見事に負の流れにやられた土曜日で何もできませんでした。変なツイートもしてしまったなと。

まあ、良いです。結果的には、今多くの方が評価している方を否定してきたわけですから、私の考え方が嫌と言う方も出てきているとは思いますが、育成を育成としてしっかり見つめることができる環境には、なってくれました。

できれば、このことを試合の前から聞けていれば、もっともっと集中して試合を観戦できたのになという反省もありつつの今日です。

ということで、今後も私は、基本的に見たまま感じたままのことを書いていきますので、お付き合いいただける方はお読みいただければ幸いです。

ということで、試合の話に移ります。

先週の清水エスパルスユース戦で、ここ数年ではなかった、ある程度の制約はあっても、基本的には、選手のアイデアや試みが許される環境下で、チームが成長していく姿とその可能性を存分に感じる逆転劇を見させてもらい、迎えた、市立船橋高校戦。その終盤は、ちょっと予想していた展開とは違っていたものの、これまでとは違うチームというのを足を運んだ方がはっきりと感じることができた試合になりましたね。

vs市立船橋高校戦メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に16番玉城大志、右に20番冨田蓮、真ん中に23番遠藤龍河と8番白土大貴、MFが左に3番林海斗(後半27分⇒24番山中惇希)、右に6番上野夏輝(後半14分⇒10番池髙暢希)、真ん中に21番縄田脩平と5番大城螢(後半45分⇒9番二見健太)、FWが7番岡村勇輝(後半14分⇒17番波田祥太)、右に11番清宮昴大(後半32分⇒4番大桃伶音)

となります。

3試合連続で同じスターティングメンバーとなりました。

まだ3試合ですし、それぞれの対戦相手の特徴などでの相性もあるので、現時点で、対戦相手の市立船橋高校がどのくらいのレベルにあるのかということは、読めないのですが、これまでの試合等同様に守備の部分で集中して入った浦和に対して、相手もバックラインでの組み立てとロングボール中心という展開になる中で、わかりやすくスピードと突破力のある相手サイドバックや前線に嫌な動きをするフォワードがいるなという印象を短い時間で感じつつ、ここ2試合で最初は、跳ね返すことが精いっぱいという場面が多かった守備陣もこの2試合で試合ごとに自信をつけ、コミュニケーションも上手く取ってやってきているようで、今日は、連携としてしっかりした守備で相手に最終的なフィニッシュまではもっていかせないようなプレーも目立ちました。

例えば、右サイドバックの20番冨田蓮がサイドから仕掛けてくる相手に対して、プレスをかけつつ仕掛けられるコースを限定させながら、追い込んで8番白土大貴が摘み取るプレーなどが良かったですね。

ただ、やはり先ほど書いたような相手のサイドバックの選手のスピードと体の強さで、前節も浦和の左サイドのところで、慣れるまでは、対応に苦慮していたところはあったものの、この試合では、それにも増して対応に苦慮していたと思います。その中でも、体を張ってプレーすることで相手のチャンスを最小限に食い止めていたと思います。

攻撃面では、開始3分の5番大城螢から6番上野夏輝を経由して20番冨田蓮とパス交換から仕掛ける形や、その流れからの16番玉城大志のミドルシュートは、枠を捉えることはできなかったものの、これまでの試合では、序盤になかなかシュートまで持って行けなかったことから比べると、早いタイミングでシュートまでの形を作ることができていました。

暑さと、もしかすると、ピッチの距離感が慣れていないと測りにくいグラウンドなのかもしれませんが、ロングボールのところで、思ったよりも長くなってしまうことが結構ありました。もしかすると前の攻める方向がいわゆる見上げるとまぶしい状況だったことも影響していたかもしれません。また、相手がミドルレンジから精度高い選手がいるとすれば序盤は、中盤の連携が上手く行っていないのか、ゴール前で相手がミドルシュートを打てるようなところで寄せが少し遅れたりしているのは気になりました。

それでも、これまでに比べてスタートから20分くらいで、セットプレーを多く獲得する時間などもあり、ややそのチャンスを慌ててしまうことで相手に奪われてしまうケースが多かったとはいえ、そういう形が多く作れていたことにも成長が見られた試合とも言えますね。

12分のセットプレーからだったと思いますが、16番玉城大志がヘッドで落として、11番清宮昴大がシュートを狙った場面や、20分の20番冨田蓮を経由しての11番清宮昴大のポストからの仕掛けなど、チャンスになりかける場面はあったものの、相手の守備陣の寄せも早く、自由にやらせてもらえない場面が多くなりました。

この辺は、まあ、相手のレベルも高いので、普通であれば、それでもできるところが簡単に行かないケースを考えると、例えば、7番岡村勇輝と11番清宮昴大の距離感とかをより意識を高めることで打開できる部分もあるかとは思います。そういうことを考えられるのも、通常であればできるところをしっかり潰しに来る相手と対峙してよくわかることですからね。ポジションに制約がないのであれば、後半にやっていたように3番林海斗が2トップの動きを予測してもらいやすいポジションに抜け出していくとかも良いと思います。攻撃のバリュエーションとして色々できることは多いかなと。

さてさて、互いのチャンスを集中した守備で摘み合うという展開が多くなる中で、先制したのは、浦和でした。

セットプレーの際には、かなり精度の高いクロスを供給している6番上野夏輝からのコーナーキックを23番遠藤龍河がドンピシャで合わせてのゴール。写真よりも自分が見たい方が強くて雑に写真を撮っている中で、最初に貼ったように珍しくコーナーキックのキッカーとヘッドで押し込んだ場面の写真がどちらも取れていたので、そんな感じのイメージです。見事でした。

また、前半終了間際には、6番上野夏輝がサイドから前線中央に向けてドリブルを仕掛けながら、独特のリズムで裏へのパスを供給し11番清宮昴大が抜け出してゴールに迫るという惜しい形もありました。

前体制下では、そのポジションからは動くなとサイドの選手がサイドに呪縛のようにサイドに張り付いてしまう傾向がけっこうあったのですが、探り探りでも、そういうポジションの移動なども最近は見られているので、今後は、中盤の2選手などがコミュニケーションを取りながら、サイドの選手が中に切り込みやすいようにケアするなどより連携ができてくると、攻撃面でも一点打開が図れるような場面で7番岡村勇輝や11番清宮昴大が抜け出してゴールとかもあるかもなと想像したりもしていました。

前半は1-0とリードして折り返します。

結果的にセットプレーで得点を決めた浦和でしたが、相手も枠に飛ばされなくて助かったようなセットプレーからの決定機などは、作っており、またサイドからの突破できわどいクロスを入れられたりもあったので、リードしているが、相手の怖さも十分に感じてしまった前半でもありました。

そして、相手が得点を奪うために、力強く少し雑にでも仕掛けてくるようになった後半スタートは、ピンチが続く難しい時間が多くなりました。

10分くらいまでに2度ほど、決定機を作られるも相手のシュートミスに助けられる形があり、この時間こらえてほしいと思っていたところでしたが、13分に決められてしまい1-1と追いつかれます。

同点に追いつかれたところで、攻撃のパターンを変えるべく、10番池髙暢希と17番波田祥太を同時に投入します。

相手の攻撃を受けていた時間の中で、前線で体を張って収めることができるプレーを17番波田祥太が行うことで、3番林海斗が裏へ抜け出す形などができ、17分には、16番玉城大志からのフィードを17番波田祥太が流れて前線で受けたところで3番林海斗が抜け出し、折り返しに5番大城螢が合わせるという惜しい形を作ります。

その後の20分くらいには、同じく16番玉城大志からのフィードを7番岡村勇輝が受けて仕掛ける形や、26分には、17番波田祥太のポストから10番池髙暢希とのコンビネーションで最後は、11番清宮昴大がシュートを放つ場面を作るなど見せていました。

前線で収まる形を作ることで、攻撃で相手の攻撃を封じるような状況ができかけていたものの、同時に、やや荒っぽくなりすぎる場面も多く見受けられ、若干、バランスと言う点では、少しおかしくなってしまっているように感じるところもあり、その後、前節決勝点をアシストした24番山中惇希が投入されるなど、必勝パターンになりそうな雰囲気の交代の順番で進むものの、やや、中盤などの連携などにずれがあることは気になりましたが、攻撃に迫力が出ている時間であったのは確かです。

そんな中で、相手の反撃を受けた際にPKを取られる形となり1-2と逆転されてしまいます。

ただ、攻撃の流れとしては、前線に流動性も生まれて、相手が対応に苦慮する攻撃ができていたので、荒っぽくなっているところを落ちつけつつ、攻撃の形はこのまま繰り返しながらやっていけば、チャンスは来そうかなと感じていたところで、強いメッセージのある交代がありました。

怪我で長期離脱していた4番大桃伶音が復帰と言う形で投入されたのですが、そのポジションが前線。

残り15分をパワープレー的な形で点を取るというメッセージになりますよね。ちょっと、予想外の交代での配置になりましたが、23番遠藤龍河のロングスロー含めて、わかりやすいロングボール、ハイボールでの競り合いからのゴールを狙う攻撃で相手のバックラインでの組み立ての優位を崩していたのは事実でしたね。

その15分の中では、10番池髙暢希の粘りからのゴールに近い位置でのフリーキック獲得などチャンスを増やしつつ、45分に投入された9番二見健太がすぐにセットプレーから見事なシュートを放つもここは、相手に気迫ではじき返されます。本当に惜しかった。そのシュートの跳ね返りが流れたところで、24番山中惇希が左からクロスを入れ、ファーサイドに流れていくところを追った4番大桃伶音が倒されてPKを獲得し、これを10番池髙暢希が落ち着いて2度決め(味方選手がペナルティエリアに早く入りすぎたということでやり直しになったのですが、2度目も落ち着いていたというか、PK外す空気がなかったw)、キーパーの1番石井僚も上がった最後の最後のセットプレーのチャンスから同点に追いついての2-2で終了となりました。

昨シーズン苦しんだ、試合終了までの数分という時間帯をこの2試合は、逆に自分たちが強みとして使えているという事実は大きいですよね。

私自身は、少し疑問に思っていた、攻撃に流動性が生まれていたように感じていた中での、早めのパワープレーのような起用でしたが、最近は、自己完結せず、他の試合を見ていた方に聞くということができるようになりました(という成長w)同じ意見の方もいましたが、暑さがある中で、攻撃が機能していたものの、相手の反撃も危険と言う判断をすると、終盤でわかりやすくて攻撃の組み立てを行っていた相手バックラインを混乱させるという意味では、確かに機能していたのかなと、そういう意見も聞きつつ「それもあるな」と。

何が言いたいかと言うとコミュニケーション重要ということですね。最近私の仕事でも、知人が同業他社になってライバルになったりするという事情がある中で、日本人感覚だと、こういうところで協力するってあまりないんですね。特に、オンラインでのウェブサイト運営などから収益を得るパターンでは、相手よりいかにして、上に行くかが先行する。当然、私もそういう考えになりかけてやっていたのですが、うまく行かないことが多い。

昔は、同業他社がいないような業界だったので、自分が出すアイデアで何とかなっていたのですが、同業他社が増えるとそうもいかない・・・で、ライバルになったところに、昔ビジネスパートナーだった人がいて、まあまあ仲良かったのでやり取りしながら、お客さん取られているなとばかり思っていたんですよ。

でも、相手は、お互いに伸びることが結果的に、どちらも伸びることにつながるという考えで、相手の強みも簡単に教えてくれて、こちらの強みも聞いてくる。

こんなコミュニケーションをとっていたら、最近は、詰まり気味だった自分のサイトにも光が見え始めているという事実。

そう、何が言いたいかと言うとコミュニケーション大事ということ。

今日の試合の後に、育成部門の新体制が発表されて、ユースの監督は、上野監督(ダイレクター兼任)となり、暫定監督となっていた石栗さんや、工藤さんは、コーチとなる形ということで、私個人的には、上野監督の采配を多く見てこられたわけではないものの、数少ない中でも、埼玉県支部リーグなどの戦いぶりや、Bチームを率いて参加した大会などで結果やその時の話などを聞く限りは、好印象そのものなので、その中で、この3試合を急遽率いたコーチ陣も残るので、前向きな印象しかありません。

また、来週の試合を楽しみにしています。良いところ探し、特徴探しができる育成になりそうな予感。

でも、ジュニアユース時代には、戦う気持ちがそもそも弱いというイメージを持っていたこの世代の3年生を戦うチームにしたという点と、育成出身選手がトップチームでの公式戦で活躍できるということを証明してくれた、大槻さんの功績も大きかったのかなと、ヨイショしておきます。本音を言えば、私が考える育成はこうあるべきだという形ではなく、スーパーな選手をしっかりトップに上げれば良いという考え方のサポーターの方もいるのも確かですし、それが今回も選択されるのであれば、それも仕方がないのかなという気持ちも半分くらいはありました。

だから、ここしばらくの出来事は、本当に私の中では、吐き気がするくらい気持ち悪かった。このやり方では、チームに積み重なるものがない。でも、そういうクラブチームの育成を応援しようとしたんだから、合わせろとか、そんなことできないし。もちろん、体質的に、育成部門のことが優先されて精査された結果が新体制という考え方はできませんが、結果的に、未来を考えられる育成の体制になったと私は思っています。大事にしてほしいです、選手の人生を。過保護にするということではなく。

今日を踏まえての来週。今週「あれ?」と思ったところもまた来週見れば、何か答えが見えるかもしれない。そういう楽しみも持ちながら1週間楽しみにしています。

ちなみに、今日の試合後の練習試合見られなかったのが心残りです。

もともと、何もなければ移動して天皇杯予選を別のところで観戦する予定でしたが、練習試合があるとわかったので見たかった。でも、私にも全て私のワガママにはできない事情ができていまして、それでもだいぶワガママを許してもらっているのですが、今日は移動することになりました。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/04/15 浦和レッズユースvs清水エスパルスユース 2-1勝利・・・誰もが勝者になれるチームの始まり

どうも、ブクメです☆

もうね、本当に楽しかったです!この一言に尽きます。勝ったから?もちろん、それはあります。でも、それ以外にも、本当に色々なことが凝縮されていて、その中での期待の中で結果が付いてきたことが何よりも嬉しかったのです。

先に試合の流れなど書きますね。

vs清水エスパルスユース戦メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に16番玉城大志、右に20番冨田蓮、真ん中に23番遠藤龍河と8番白土大貴、MFが左に3番林海斗(後半スタート⇒10番池髙暢希)、右に6番上野夏輝(後半25分⇒9番二見健太)、真ん中に21番縄田脩平(後半41分⇒2番北村龍馬)と5番大城螢、FWが7番岡村勇輝(後半19分⇒17番波田祥太)、右に11番清宮昴大(後半?分⇒24番山中惇希)

となります。

スターティングメンバーは、第1戦と同様となりました。敗戦スタートとなった今シーズンのプレミアリーグですが、1週間の間にしっかり立て直して準備して集中して入っている様子は伺えたものの、スタートは、やや相手ペースの試合で進む流れとなりました。ベンチなどの指示から考えると、セカンドボールに対する意識を特に持たせるような声が多く飛んでおり、実際に、なかなかテンポよく攻撃がつなげることができなかったものの、競り合った際のこぼれ球などにすぐに反応して相手に自由にさせないことで、相手がやりたい攻撃も思うようにさせていないようなスタートからの展開になりました。

攻撃に関しては、やはり、前節に近い形で、やや急いで前に出すようなプレーが多く、そこに7番岡村勇輝や11番清宮昴大が体を張るような形で、そこに入った時に攻撃がスタートするという印象でした。

序盤10分くらいまでで、5番大城螢から、8番白土大貴から、21番縄田脩平から、相手の攻撃を止めて反撃がスタートと言うところで、早めに前線を出す攻撃で、狙う形などありましたが、前線の選手に届いても、相手が守備しやすいエリアと言うことが多く、奪われるという回数も多くなっていました。

やや相手ペースと書いていましたが、これは、相手の方がよりゴールを予感させるプレーが多かったという意味にもなるのですが、前節失点した場面などを研究されていたのか、それとも、そもそも相手がそういうサッカーをしてくるチームなのかは、それほど多く見ている相手ではないのでわからないのですが、サイドへのパスに抜け出されてクロスをという場面で、やや危ないような形を作られていました。

それでも、プレーしている選手の集中力の方が優っていて、サイド攻撃もそれほど自由にはさせず、また、右サイドの6番上野夏輝などの守備の部分での貢献もかなり聞いており、相手のサイドの選手が結果的に終盤披露してくれる要因になっていたのも事実かなと思います(これ、重要なポイント。)

浦和も攻撃の形を見出すのに、試行錯誤している段階で、どうしても、これまでの浦和レッズユースがやることになっていた形に結果的になってしまうことが多かったものの、何が違うかと言うと、選手が考えていること、試合が落ち着いてくると、徐々にプレーしている選手が、試合の中で「こういうことを試してみよう」という、変化が生まれてくるのが見ていてわかるんですね。

これが前半30分くらいまでの状況。

ここまでの浦和のチャンスで言えば、20分くらいだと思いますが、獲得したフリーキックのチャンスで6番上野夏輝の狙ったボールの精度が高く、直接決めるには距離があったものの、相手キーパーが弾くという選択肢になるプレーがありました。フリーキックの精度は武器になる。

24分には、前線で一緒に見ていたサポーターの友達が、わかりやすい表現をしていましたが「フォワードらしい動きをしてくれる選手」という言葉通り、前線でプレッシャーをかけ、アバウトなボールでも競り合ってマイボールにしようとする動きを繰り返していた11番清宮昴大のポストプレーからテンポよく抜け出した7番岡村勇輝が仕掛ける形がありました。

その少し後には、コーナーキックのチャンスで遠目ではっきりは確認できなかったものの、21番縄田脩平からのボールを最終的に3番林海斗が押し込む形でゴールかと思われた場面ですが、ここは、相手キーパーの好セーブに阻まれました。

また、前節は後半くらいから見ていて感じていた左サイドバックの16番玉城大志が、サイドバックというポジションながら、攻撃を意識した精度の高いパスの供給をする回数が増えてきて相手が対応しにくい場所へのパスが増えていた印象があります。

30分には、11番清宮昴大のインターセプトから、6番上野夏輝へとつながり、クロスに5番大城螢が反応してゴールに迫る場面を作ります。この場面では、いち早く中盤の5番大城螢が攻撃のチャンスと考えて前線に入っていったという判断も良かったと思います。

ということで、もちろん、相手の攻撃に対しての守備には課題もあったかもしれませんが、集中して対応するという意味で、また、相手のミスに助けられた場面はありましたが、相手に思うようにフィニッシュまでもっていかせていない守備ができていたと言えます。

やはり、8番白土大貴がセンターバックに入っているというのも大きいなとこの試合でも感じるところです、反撃の狼煙ということでもないのですが、なんだか、いまだに前半40分くらいに、その8番白土大貴が、センターバックの割と深めの位置から、どう表現すれば良いのか、弾丸のように鋭くまっすぐ放たれたロングフィードを3番林海斗に向けて放った(あえて放ったとか言ってみたw)パスが何だか今でも頭に残っていたり。

とにかく、この試合は、前半30分くらいから、守勢の流れながら、打開するために色々やってみようという選手の試みが、徐々につながっていったという印象がありました。そんな感じで、前半終了間際に、3番林海斗からの11番清宮昴大へのクロスから惜しい形がありつつ、0-0で終了。

攻撃の可能性を探りつつ、16番玉城大志、23番遠藤龍河、8番白土大貴、20番冨田蓮という並びで、守備の選手が本当に頑張って無失点に抑えたところで攻撃への工夫へと進められたのだなと思いますよ。

後半スタートから、10番池髙暢希が交代で入ります。

後半3分に、16番玉城大志、7番岡村勇輝、6番上野夏輝(この試合も前半中盤右、後半中盤左にポジションを移していた)とテンポよくパスを回して仕掛けます。

直後には、7番岡村勇輝が前線で相手のプレスを受けながらも、粘って11番清宮昴大につなげシュートの形を作ります。

後半15分くらいに、相手に決定機を作られフリーでヘディングを放たれるものの、これは枠を捉えずなんとか失点は免れます。

後半19分には、6番上野夏輝、11番清宮昴大とつながり、20番冨田蓮が入ってきたところでシュートを打ってほしかったところでしたが、パスを選んで相手にカットされるという場面があって、その後の20分に再びシュートを狙える場面があった時に、今度は、思い切ってシュートを狙う選択肢をしたんですね。狙った方が良かった場面でパスを選択して奪われたところで、同じようなチャンスがあれば今度は打とうと実行したのかなと、こういうのかなり良いです。

後半21分には、10番池髙暢希からのパスに17番波田祥太がかなり惜しいシュートを放ちます。

23分には、5番大城螢が中盤でボールを受けて、右サイドの10番池髙暢希に供給し、そのタイミングで、良いクロスが来ることを期待して迷わず、ペナルティエリアの左サイドの方に走っていき、数選手がニアにファーにも高い5番大城螢が走りこむという形になり・・・まあ、ここは、10番池髙暢希が蹴った瞬間に「ごめん!」と言う声が響いたように、クロスはミスになったのですが、試合が進むにつれて、得点の雰囲気がどんどん強くなっており、そこで得点にならなかったものの、なんだか、見ている友人たちは、皆得点が入りそうな雰囲気にゾクゾクしていたという。

また、守備の集中力も持続しており、特にその一つとして印象的だったのが(相手サポーターサイドからは、野次が飛んでいましたが)、6番上野夏輝が、守備をする中で顔面にボールを受けて一度は倒れこんでいたものの、相手がそのままプレーを続けている中で、気合で立ち上がり、フラットしながらファールになったものの相手の攻撃を止めたんですね。で、実際、流血していたのですが、こういうプレーにも象徴されているというか、まあ、凄かったです。前節、体の強い選手の多い鹿島に対して守備をやったことで、相手とのぶつかり合いにも自信を持ったのか、この試合では、本当に守備時にも頼もしさが目立ってました。

そんな6番上野夏輝が交代で下がった直後に、失点してビハインドを背負うという形にはなって残り20分間という状況にはなったものの、今日は、このまま敗れることはない、敗れてはいけないくらい何かが始まるきっかけになる試合だという不思議な感覚があったんですね。少なくとも、見ていた私たちには。

で、そこから起きたことが劇的だったわけでして。

31分に、途中から入った9番二見健太の突破からクロスに21番縄田脩平がシュートを狙うも、ここは、枠を捉えきれず、更に、10番池髙暢希、17番波田祥太、11番清宮昴大と見事に崩してのシュートもゴールラインをぎりぎり割らずにゴールにならず、ここまでの頑張りで点を取らせてあげたい選手になかなか得点と言う形でのご褒美が生まれないのですが、それでも、もう得点の匂いは最高潮なわけですよ。

更に、10番池髙暢希からのクロスを5番大城螢がヘッドで狙う惜しい形と続いたところで、ついにこのシーズン初の得点が生まれます。

その得点の形が凄くて、スローインの場面で、ロングスローでこの試合攻撃でも貢献していた23番遠藤龍河からのロングスローが混戦の中で、だれも触らないような形で相手キーパーの前にこぼれて、キャッチされそうな状況でしたが、いち早く反応した10番池髙暢希が、足を延ばし、思わず足が伸びたと言葉が漏れてしまったくらい、届かなそうなところを足先で触ってゴールとなりました。

これで、1-1。

それだけでは終わらないんですね。

後半42分に、10番池髙暢希からのヘッドでのパスを17番波田祥太が、おそらくクロスではなくゴールの方を見ていたのでシュートだと思うのですが、アウトサイドで浮かせてゴールを狙うも、これは相手キーパーにキャッチされます。

そして、後半アディショナルタイムに入ろうかと言うところで、見事なゴールが生まれます。相手との接触でいったん倒れた10番池髙暢希でしたが、すぐに立ち上がり、サイドに供給すると途中交代で入った24番山中惇希が、低い弾道で見事なクロスを上げると、そこに17番波田祥太が飛び込み足先で触ってゴール。

劇的な形で2-1とすると、その後は、相手の反撃を抑え勝利となりました。

2-1勝利。

というのが試合の流れになるのですが、この試合では、本当にタイトルに書いたような誰もが勝者になれるチームの始まりを感じることが多くあったんですね。

まずは、もちろん、選手によっては、不平等を感じることがあるのがサッカーですので、その思いは否定はしませんが、交代の流れを常態化していない正常な状態をまずはこの試合では感じました。

まあ、この試合は、全選手良かったんですね。本当に、お世辞ではなく、みんな本当に良い動きができていたんですよ。でも、これまでの経験上、その流れがそのままだったら、今日は、この選手は、もう少し引っ張って起用しておいても良いのではないかと言う選手でも、ほぼセオリーを崩さずに交代していたのですが、それが、違っていた点。また、ある程度、選手に自由度を持たせる部分も出てきたようにも感じています。

その結果、プレー中に選手自身が考えて、工夫を加えていると明らかにわかるような形も多かったこと。本当に、シンプルに考えれば、本来はこの選手の適性はこのポジションではないんだけどなという起用ももちろんありますが、そのポジションの中で、選手が、自らどうしようと工夫する余裕が生まれてきている、許されている気がするんですね。

その結果が、この試合の勝利につながったのだと思います。アウェイ、試合終盤1-1の状況だったら、おそらく、これまでだったら、守備の意識の方を最優先させて勝ち点1を取りに行くような守備をさせていたと思いますし、ビハインドがあった時には、高い選手に放り込むだけであとは、個のスーパープレイに頼るようなのが以前だったと思いますが、この試合は、取りに行かせていた。もちろん、切り替えの指示などは、ベンチからも選手からも出ていたし、そういうところもできていた。

そして、最終的に局面で得点を奪うときの選手起用や、ポジションの移動の指示も、ピタリとはまっていた。

ゴールの形もそう。

この試合は、間違えなく、トータルで勝った試合です。

あえて、試合終了後のベンチ側の選手の表情の写真を載せさせてください。

自分たちが出場している時間帯に、決定機もあったけど、決められなかったという悔しさなどもあると思います。もちろん、勝利に導いた選手は称えられるべきですが、本当に、この試合は、彼らが作り上げた形や流れがあってこその、最終的な逆転勝利だったのは間違えないのです。

同じプレー、決まり事で、かなりの期間、選手の特徴がよくわからない時期もありましたが、今年のプレミアリーグを2試合見ただけでも、それぞれの選手がそれぞれの個性を持っていて、その活かし方活かされ方、選手自身で試合の中で考えて、試していくことで成長していく姿が現時点で見られていますし、これからが本当に楽しみです。貴重な瞬間を見せてもらった気分です。

次節が楽しみです。

本当に楽しかった。ありがとうございます。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/04/08 浦和レッズユースvs鹿島アントラーズユース 0-1敗戦・・・見る側も経験が問われる新シーズンスタート

どうも、ブクメです☆

実は、私自身にもちょっと課題を課した1か月を送っています。まあ、私生活とサッカー的な生活を両立してどこまで、これまでと同じようなスタイルで生活ができるかと言うことなのですが、半分うまく行き半分は、うまく行きません。今日も、本当は、ジュニアユースとの掛け持ちができるので、そういう動きをしたかったのですが、なんとなく、昨日の大学サッカーを最後まで見られなかった流れを考慮して、ユース1試合にしたほうが良いということで、そうしましたが、それでもちょっとバタバタしたスタートになりましたが。

私にも人生計画と言うものが一応はあり、その辺が大丈夫かどうかを探っていくのも非常に必要な時期に来ているのですw

そして、イベント日の時間貸し駐車場の上限なしルールと設定変更に気が付かずに、想像以上の金額がかかったなどのミスもあったりの1日でした。そして成長していくw

ということで、本日より浦和レッズユースのリーグ戦での2つの戦いがスタートとなりました。高円宮杯プレミアリーグと埼玉県S2リーグ。非常に重要な2つのリーグをユースの選手たちが戦い抜いていくわけですが、今回は、2つの試合を両方見ることができない時間設定だったので、プレミアリーグに足を運びました。

まず、試合のことを書いてから、色々考えたことなど書きますね。

vs鹿島アントラーズユース戦メンバーと交代

GK1番石井僚、DFが左に16番玉城大志、右に20番冨田蓮、真ん中に23番遠藤龍河と8番白土大貴、MFが左に3番林海斗(後半27分⇒22番佐藤陸人)、右に6番上野夏輝(後半17分⇒10番池髙暢希)、真ん中に21番縄田脩平と5番大城螢、FWが7番岡村勇輝(後半18分⇒17番波田祥太)、右に11番清宮昴大

となります。

まあ、相変わらず、鹿島アントラーズユースというのは、体が強い選手が多いなという印象で、簡単に言ってしまえば、単純なぶつかり合いでは、相手の方が優るようなマッチアップが多いような試合という印象で、相手に攻め込まれる場面と言うのが、多くなるような展開の中で、集中を切らさずに跳ね返しながら、長いボールでのマッチアップでもやや厳しいところがあったものの、隙を狙うのがうまい7番岡村勇輝が相手の処理ミスだったりを狙って仕掛ける形や、右サイドでかなり相手との接触プレーでは、苦慮していたものの、技術でボールを奪われずに6番上野夏輝のところで収まった時などでチャンスができるという形になっていたように思います。

この試合では、別に審判の判定が悪いとかそういうことではないのですが、センシティブというか、ちょっと過敏にファールを取る方だなと思っていたところで、判定に対して何か言うとそこにも過敏に反応していたところから、ちょっと危険だなと思いつつも、ベンチからも「冷静に行こう、戦うときは戦って」という言葉が出ていましたし、主張は必要ですが、なんというか、相手の性格をなんとなく読めて主審と上手くやれることも必要になるということを知る意味でも、経験になる試合だったというか。

そんな流れの中、前半17分に相手のセットプレー流れのところで、PKの判定で「え?」とかなりましたが、疑惑かどうかは別として、このくらいでPKが取られるんだなという中で、そのPKは相手が外してくれたことで0-0の状態で試合は続きます(プレミアだけにダイジェスト動画があって見てみたら、確かに引っ張ってましたね。)

選手それぞれは、開幕戦と言うことでしたが緊張感は見られず、逆に気合がみなぎっている印象で、ベンチの選手たちからも見方を鼓舞する声がたびたび飛んでいてすごく良かったんですね。

相手キーパーやディフェンダーに果敢にプレスをかけにいく11番清宮昴大の姿勢も良かったです。

前半は、決定的と言う場面は、作れなかったかもしれませんが、32分の8番白土大貴からの左前線へのフィードに3番林海斗が抜け出して、ここに合えばというプレーなど、単純な長いボールでは、あまり分が良くない中でも、狙い方でチャンスになりかけた形もありました。

また、前半の終盤くらいには、中盤に入っていた5番大城螢が、攻撃と守備のリズムを変えようと単調にならないように意識して前後に動きながらプレーしているようなところも見られました。

前半は0-0で折り返します。

後半に入り3分に21番縄田脩平から、後半は右中盤にポジションを移した3番林海斗へ右前線へのフィードが通り、チャンスになりかける形を作ります。

後半5分には、7番岡村勇輝のインターセプトから6番上野夏輝との近い距離でのパス交換で突破してゴールに迫ります。高さと強さでシンプルに攻撃というタイプではない選手構成での攻撃で言えば、こういう細かいプレーを近い位置で技術力をもって生かして相手が対応できないテンポで突破するというのは、結構通用しそうだなと感じたプレーでした。

守備面は、かなり集中していましたし、センターバックに8番白土大貴が入ったことで、高さの勝負の部分では大変でも、危ないところをケアするというところでは、存在感抜群で、そこ行かれたら決定機と言う場面が結構詰めていました。

守備は集中できていたものの、後半33分に、サイドを突破されて精度の高いクロスから合わせれて失点し0-1となり、その後、途中から入った17番波田祥太が前線でキープして仕掛けるという、スタメンで出ていた選手とは違った特徴を見せて攻撃のバリュエーションとして違いを見せていたのが印象的でした。

また、後半の攻撃のところでは、左サイドバックに入っていた16番玉城大志が、サイドからの縦へのフィードに工夫を色々加えて供給することで、攻撃の可能性を探っているところも、回数を重ねるごとに相手が対応しにくいところに供給できていた場面も増えてきており、ここも今後面白そうだなと感じた箇所でした。

開幕戦で対峙した相手が、フィジカル強めの相手と言うことで、今後の相手によっても通用しやすい部分などは変わってくるとは思いますが、相手のタイプを考えた今日の試合で言えば、中盤を経由した形での相手守備陣の揺さぶりがもう少しできれば良かったのかなとは感じます。

ただ、プレーしている選手同士で声も掛け合えていますし、見ていて、今日はうまく行かなかったけど、今選手の特徴とこの選手の特徴があってくれば、面白くなりそうだとか、そういう想像ができるような局面は、割と多く勝手に発見していました。

負傷している選手がいる状況など、様々な状況もありますし、負傷明けの選手がフィットしてきたときに変わってくることもあるでしょうし、結果的に、警告が多くなる試合ではありましたが、それが全て警告に値するほど悪いプレーだったかは実際のところ微妙なところも多かったですし、その辺もマイナスに考えるのではなく、一つのチームベースだけでなく、多くの選手の特徴を上手く絡ませてチームとしての強さが上昇していくような今シーズンのチームを私の中では、想像するような試合でした。

課題と手ごたえ、また、相手チームの特徴によっては、また考える部分も出てくると思いますが、開幕戦としては、結果は敗戦でも、これからここがこうなっていけば、面白なというポイントが多く見つかった試合だったと書いておきます。

また、この試合中に、埼玉県S2リーグが3-0勝利となったという情報をいただきました。

ちょっと、私育成の試合を多く見ているのに、あまり仕組みとか細かいところを負うのがめんどくさいというダメな性格でして、選手の入れ替えなどがどの程度フレキシブル(←ちょっと難しい言葉使ってみた)なのかわかっていないのですが、2つの公式戦で形上はAチームとBチームと言う扱いにはなりますが、Bチームが戦うリーグのカテゴリも簡単には勝てないカテゴリまで来ていますし、それぞれ高い意識で戦い結果を出し、競争する中で、チーム力を上昇させて2つの強豪チームがシーズンを通じて誕生していくという姿を本気で想像しているんですよ。

プレミアリーグの試合会場に足を運びつつ、まじめに埼玉県S2リーグでのチームの戦いもしっかり見たいと思ったんですね。もちろん、両方見られる日程であれば助かりますが、できるだけ両方を見られるように足を運びたいという気持ちも強くなっています。

もちろん、私のわがままな、育成が正常に機能する環境になり、持続されればという条件付きにはなりますが。。

あとは、見る側の部分での話として書いておきたいのは、いまだに私は過去にシーズン途中にトップの都合で体制が変わった時の次のシーズンでユースの見方というものを誤ってしまったことをいまだに反省しています。起こっていることを冷静に見る目と感じることが必要なところで、表面的なところで感情的になって文章でも、かなりその1年の体制がスムーズに行かないように仕向けてしまうような内容を文章でも書いてしまっていました。

だからこそ、同じようにトップチームの都合で体制が変わることになった今回は、見る側としても、私は、新体制でのユースの監督コーチ陣も含めて応援していく考えをしっかり持って考えて見ていきたいのです。

ただ、何が正解なのかは、私が決めることではないですが、私がおかしいと思う状況が気が付けば、もう5,6年続いてしまったわけで、逆に言えば、それが常識になった浦和レッズユースの育成方針が変わっていくとしたら、それもまた簡単なことではないのかもしれないとも思っています。

ずるいですが、よくわからないんですね。ただ、必要なことが当たり前に行われる環境に戻ってほしいことと、選手にも、新体制で行われることがたとえ違うと思っても、おかしいと反発するだけではなく、コミュニケーションをとって解決する努力をしてほしいと思うんですね。

・・・色々書きましたが、久しぶりに、なんだか、すごく試合に集中して、純粋に浦和レッズユースを応援して試合が見れましたし、なんだか、自然と大声で叫んでしまった場面が何度かあったのも実に久しぶりでして、そういう気分にさせてくれたのも、ただ環境が変わったからだけではなく、チームとして全力で戦っている選手(ベンチ入りして出場はなかった選手もみんな含めて)の姿を見ることができたからに他なりません。

来週、清水アウェイ、楽しみにしています。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら