どうも、ブクメです☆
晴れましたね!ここ数日は、雨の日が多く、寒い日も多くでしたが、浦和レッズユースの公式戦の開幕となった日曜日は、晴天で気温も上がり過ぎず、ちょうど良い気候下での試合となりました。やはり、大事なスタートとなる試合は、こういう天候の元で行われるのが良いですよね。
今シーズンがスタートする前に、触れたことを、言われなくても選手が実践してくれ、良い流れを作りつつ、その中で、当然ぶつかる課題にぶつかった選手もおり、準備段階としてのその期間を経て、プリンスリーグ開幕を迎えることになりました。
口癖のように私は、アカデミー関係で話をする時に点ではなく線で見ることが重要と言う話をします。プリンスリーグは、名前の通りリーグ戦ですから、1試合のみをあまり重く見る必要がないリーグになります。
それでも、今年のチームに課された使命と言うのは重く、私もその辺は、強く書くこともしてきました。だって、結果を見せないと、言いたい放題の方が多いですから。まずは、結果で納得させるスタートも必要ですから。
なので、特に、今年の浦和レッズユースにとっては、私が言っていることとしては、矛盾する部分もあるのですが、開幕戦という点の部分での結果も大事だと考えていました。
今回の開幕戦での無失点での勝利と言う結果は、まず、一つ今年のチームがわかりやすく数字で証明してくれた結果であり、実際に準備の過程の中で、例年ほど多くはないものの、その経過を見させてもらった身からすれば、長いシーズンを戦うためのチームとして、ベースとなる部分の手応えをそのまま証明してくれたことを確認できた試合にもなりました。
最近、前置きが長いな~と自分で書いてて思ったので、ここで試合の話に一旦移りますね。
この試合のスタメンと交代は以下、
GK1番大川圭為、DFが左サイドバックに10番堀内千寛、右サイドバックに36番橋岡大樹、センターバックに7番高橋聡史と2番小木曽佑太、MFが左に2番川上開斗(後半38分⇒19番川上エドオジョン智慧)、右に8番影森宇京(後半33分⇒15番鈴木海都)、真ん中に14番渡辺陽(後半45分⇒3番東伸幸)と24番松高遼、FWが左に9番松澤彰、右に12番松尾佑介(後半16分⇒13番新井瑞希/後半43分⇒5番中塩大貴)
となります。
まず、試合開始から感じられたのは、選手の集中力ですね。ここの指示はガッツリ出ていたという話も後で聞こえましたが、球際のところでの激しさ含めて、チーム全体が相手以上に運動量豊富にできていたことが印象的でした。開幕戦なので、緊張感が出る試合になってもおかしくないのですが、その部分をほとんど見せずに試合に入れていましたね。
特にその中でも、ボランチで守備的なところでこの試合相当頑張った24番松高遼のプレーと、チームのコンセプト(?)自体が、ややロングボール多用すべしみたいな形になる中で、細かい仕掛けと思い切りの良い突破を試みて実際に左サイドから多くチャンスを作っていた2番川上開斗のプレーが目を引きました。
実際に7分に9番松澤彰から左への展開でそのサイドチェンジのボールがやや厳しめのコースに行ってしまったものの、そこをしっかり2番川上開斗がキープしたところから、再度を突破してのクロスからの9番松澤彰のシュートまでの形だったり、直後の8分にも、まずは、12番松尾佑介の中盤でのインターセプトで高い位置での攻撃スタートできたところでも、左に展開した後の2番川上開斗の思い切ったプレーからのサイド攻撃は、ただサイドから攻撃してクロスを上げて終わりというものではなく、得点のにおいを感じさせるような仕掛けになっていました。
前半序盤に、かなり押し込む展開を多く作れている中で、この試合の勝利のもう一つのポイントが、早い時間の先制点でしたね。
この試合でスタートから、前線でしっかり体を張ってプレーすることができていた9番松澤彰が前半10分に、少し下がり目の位置でパスを受けた際にワンタッチでヒールで相手ディフェンダーの裏に流したところに12番松尾佑介が抜け出し、キーパーと1対1の状態で落ち着いて決めて、先制することができました。
これは、既に何度も書いているのですが、守備の部分でのバランスの良さがこの試合でもしっかり出ており、相手に思うようなチャンスを作らせずに試合を進めることができていました。
また、25分前後には、サイドバックの選手のオーバーラップをうまくおとりにしながら、2番川上開斗が思い切ってシュートを狙ってみたり、中盤あたりで2番川上開斗がパスを受けたところで、14番渡辺陽が追い越して出たところにパスが出てと言う厚みのある攻撃もできていました。
ただ、少し気になったというか、それも指示なのかな~と思うくらい、そのあとくらいから、蹴り合いのサッカーになってしまい、中盤省略型のロングボールを多用する形になっていて「???」という部分はありました。相手もロングボールを多用する攻撃が多く、跳ね返し合いのような不思議な時間が続く前半の終盤でした。
ただ、それでも、ペースは、ほぼ相手に握らせることなく前半を1-0とリードして折り返すことができてました。
後半も、攻めの形としては、やはりロングボールが多用される形にはなり、その攻撃から決定的な形までという回数は少なかったものの、試合のペース自体は、後半も譲らずという中で、更にこの試合の勝利のポイントとなった、26分の追加点がセットプレーから取れたことも大きかったと思います。
コーナーキックのチャンスで、4番小木曽佑太がまずは、ヘッドで狙ったところで、相手ディフェンダーに当たってこぼれたか、クリアが甘くなったかは、しっかり確認できなかったのですが、こぼれたところを14番渡辺陽がしっかり決めてという形でのゴールとなりました。
試合終盤は、2点リードでもうそこまで守りきる意識を徹底させちゃうの?という采配もあったりはしましたが、終盤に交代選手が多く入った時に起こりがちなバランスが崩れたりすることもなく、途中から入った選手も集中して、試合を戦い切ることができ、終わってみれば完封で2-0勝利でした。
さてさて、ここからは、今の時点で書く必要があるのかないのか、若干迷った部分ではあるのですが、たぶん、問題なく、クリアしてくれるだろうから、書いても良いかなと思ったので書きますね。
この試合で、後半途中から出場した13番新井瑞希が、PKの場面で相手キーパーに止められた場面を見つつ、ストライカーとして、今は、難しい時期に入っているといことがうかがえます。ポジショニングや、嗅覚で得点を量産するタイプのフォワードと違って、ドリブルを得意とするフォワードにとっては、特に、組織的な守備をする相手などと対峙したり、気持ちの部分でうまく行かないなと思ってしまう時期が来た時には、必ずと言ってよいほど、今回のようなことになりえます。
少し厳しいことを書きますと、今日の相手の守備陣は、組織的な守備と言うことでは、まだ完成度が低く、乗っている時の13番新井瑞希のドリブルであれば、2,3人は、かわして決めることもできたと思います。
で、それが現状出来ないのであれば、どうするか。それは、うまく行かない時期があっても、自分の能力を否定せずにやり続けるしかないんですね。回数見ているサポーターからすれば、PK失敗も、ドリブルが引っかかった部分も特に気にしていません。それよりも、果敢に仕掛けていったことへの評価や、特にこの試合では、右サイドのバックライン付近から、ドリブルで持ち上がって、前線まで持って行った場面などを見て、そのプレーを評価しています。そういうプレーが、13番新井瑞希であり、その蓄積が、ドリブラーとしての大事な部分を失わせないことも知っています。
ちょうど、今活躍しているので挙げても良いかと思いますが、トップチームに昇格した関根貴大も、ユース時代には、考え過ぎてはまってしまっている時期がありましたからね。
だから、失敗しても良いから、与えられた時間に自信をもって、ガンガンドリブルを続けてもらいたいなと思っています。たぶん、ベンチから聴こえる声からも、それをやることが求められていると思うんですよね。取り戻すまで、例えば、1試合15分しか与えてもらえないとしても、15分あれば、魅せられるのがドリブラーですからね。
チームに迷惑をかけても良いんですよ。その代り、難しい時期に救うプレーができるようになれば良いのですから。
さてさて、そして、この試合の後に30分x3本の練習試合も見させてもらいました。何年か前に、B戦や練習試合になると、メンバー構成が慣れない組み合わせになることもあるが、なんだか、B戦ですからみたいな、真剣みが感じられないということを感じていたことがあったのですが、ここ最近は、B戦であっても、気持ちの伝わるような戦いを見ることができるようになっていて、この試合でも、その部分がしっかり見られたことを、まず嬉しく思っています。
そして、今日のプリンスリーグを戦ったチームで、対戦相手の特徴が変わった時には、例えば、今日のように相手がロングボールを多用してくるような相手の場合は、跳ね返す能力が高い選手が出ていたけど、相手によっては、サイドに攻撃力が高い選手が入っても良いよなとか、B戦でもこれだけ質の高いプレーを見せていれば、少し何かあれば、ポジションを奪ってもおかしくないなとか、色々考えながら見ることができました。
選手起用を決めるのは、監督ですので、私の中での妄想でしかないのですけどねw
・・・と、開幕戦での完封勝利に、終始集中した選手の戦いぶりに、ブログを書く前は、今日は褒めまくるだけで良いかな~と思っていたのですが、やはり点ではなく、線で考えてしまって、ダラダラと長い文章になってしまいました。
まず、大事な開幕戦で気持ちの良い勝利を見せてもらえて満足です!
ではでは。