日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ2013/06/16 第5戦 – 浦和レッズユースvs柏レイソルU-18 1-0勝利・・・柔軟な戦い方、見せてもらいました。

レッズランド2013年6月16日

どうも、浦和サポブクメです☆

いや~、楽しい試合でした。勝利と言う結果だからではなく、楽しい試合でした。

ということで、今日は写真を撮ったりメモを取ったりはしていないものの、午前中に浦和レッズジュニアユースと帝京高校の練習試合を観戦して、次の週末からのクラブユース選手権の予選スタートは問題ないだろうなという手応えと、十分層の厚さもあることを確認して改めて今シーズンのチームの順調な様子を確認し、いったん帰宅、その後午後からは、浦和レッズユースのクラブユース選手権関東2次予選の最終戦となる柏レイソルU-18戦を観戦しました。

今日は、浦和レッズのトップチームのトレーニングマッチがさいたま市浦和駒場スタジアムで行われるということで、そちらに、関根貴大、広瀬陸斗、斎藤翔太、茂木力也、小川紘生、邦本宜裕の6人が参加。

全国大会出場は決まっているものの、より経験を積むためには1位通過して、順位決定戦の2試合をより強い相手と戦っておきたい。毎年、この関東予選の時には、同じことを書いています。

でも、今年の場合は、それ以前に今後のユースの進む道がどのようになっていくのか、なかなか光明が見えない同じ戦い方で進んでいくのか、そちらの方が心配な部分もあり、この試合で何か、良くも悪くもはっきりと何か実感できるものが出てくれば良いなという気持ちの方がやや強くもありました。

そんな中で、まず一つ驚いたのは今日のフォーメーションと起用した選手のタイプでした。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に6番吉原大、MFがボランチに8番須藤岳晟、左に22番荒木聡太、右に21番小島良太、真ん中に36番影森宇京と26番松崎洸星、FWが11番進昂平

となります。

大きくフォーメーションは変えていないのかもしれませんが、細かく見ると4-1-4-1のようなフォーメーションでした。

メンバー構成も、センターバックの二人は、センターバックタイプのディフェンダーの組み合わせ、8番須藤岳晟はボランチに戻り、トップ下には、中盤のスペースを使う特徴を持った26番松崎洸星と36番影森宇京の2人が入りました。

おそらく、柏レイソルもベストメンバーからは多くメンバーが変わっている可能性もありましたが、それでも試合開始からのプレーを見れば、やはりこの2次予選でこれまで戦ってきた相手とは、明らかにレベルの違うサッカーをしてきます。

その中で、この試合では、フォーメーションと選手の特性。そして、ベンチからの指示や、鼓舞の声、+α(笑)が、本当に絶妙というか、さすがというか、水戸ホーリーホック戦の時の良いな~と思った雰囲気が更に何割増しかになったと言えば良いでしょうか。とにかく、一丸となっていました。

球際の激しさに加えて、特にボランチの位置に入った8番須藤岳晟のトップ下とバックラインを結ぶ動きや守備的な意識を置いた時の動き、展開が見事で、加えて組織的な守り方をしてくる相手なので、あまりボールをキープしている時間が長くなると囲まれてしまうのですが、そこは、26番松崎洸星と36番影森宇京が頻度高くパスを出しやすい位置に入るため、攻撃の部分でも、ワンタッチで3人4人で展開する攻撃も多く見られました。

少し前に、サイドバックのプレーの安定感について触れたことがありましたが、これに関しても、ベンチからタイミングよく鼓舞する声が入ったり、選手自身も集中する意識高くやっていたこともあり、唯一相手の攻撃で怖い部分となるサイドからの攻撃に関しても、ほぼ封じ込めることができていました。

試合の流れに沿って攻撃の形など書いていきたいと思います。

スタートから、特に21番小島良太の前線からの献身的なプレスの意識とプレーが目立っていました。

11分に、中盤で8番須藤岳晟のインターセプトから、11番進昂平に当て、右の21番小島良太につなげるとファーサイドの22番荒木聡太へパスが通り、22番荒木聡太はシュートを選択し、枠を捉えることはできなかったものの、攻撃の形でいわゆる中盤と前線のあてどころが多く、サイドも広く使うような攻撃が今日は多く見られました。

序盤は、ややサイドから攻め込まれた時のキーパーとサイドバックの守備の受け渡しが上手く行かない所もあり、そこをつかれて13分に一度決定的な場面を作られるも、相手が放ったシュートは枠を外れます。

そして、17分に浦和が待望の先制点を奪います。

このゴールまでの展開も11分のチャンスに少し似ていて、起点は8番須藤岳晟から。8番須藤岳晟がボールを持ったタイミングで、右のスペースに26番松崎洸星が上手く開き、パスを受け、抜け出してクロス。これに11番進昂平が受け、シュート。いったんはキーパーに弾かれるものの、21番小島良太がしっかり詰めてゴール。

浦和が1-0とリードします。

中盤が機能していることで、攻撃に転じた時のリズムが凄く良い印象の前半。

22分には、相手キーパーからのロングボールに対して、21番小島良太がタイミングよく相手選手より前に入りヘッドで前に落とすと、しっかりこのボールを11番進昂平が、相手ディフェンダーのプレスを受けながらもキープし、26番松崎洸星にパス。パスを受けた26番松崎洸星がすかさず左前線のスペースにパスを通し、パスを受けた22番荒木聡太が持ち上がり、惜しいクロスを上げます。

この後、相手の攻撃を受け我慢する時間がしばらく続いたものの、とにかく守備の集中力の高さと、守備の結果相手から奪ったボールを安易に蹴りだしたり、読みやすいパスコースで奪われるということがなく、奪った後の展開もスムーズに行く回数が多くなっていました。

32分には、21番小島良太から36番影森宇京を経由し、左前線の22番荒木聡太に展開。折り返しのパスを再び受けた36番影森宇京がシュートを放ちます。

39分にも、36番影森宇京から22番荒木聡太へ繋げてサイドからの攻撃がありました。

43分のフリーキックのチャンスでは、いったん壁に跳ね返されたところを8番須藤岳晟がシュートを狙うも、ここも相手キーパーに阻まれました。

前半は1-0で終了します。

安易なミスや気の抜けたプレーを1つでもしてしまうと相手に一気に狙われるような締まった空気のある試合の中で前半は、浦和が守備も集中、攻撃でもテンポよく繰り広げることができていたと思います。

後半も、浦和の前線の意識の高さが見られる、11番進昂平の相手キーパーへのプレッシャーから、キックミスを誘ったり、同様に8番須藤岳晟や36番影森宇京の前線での球際を厳しくというプレーがスタートから見られました。

5分に36番影森宇京に代えて13番條洋介が入ります。続けて、21番小島良太に代わり19番橋岡和樹が入ります。19番橋岡和樹が入ったポジションは右の前線ということで・・・かなり久しぶりに、攻撃的なポジションでの起用となりました。

中盤トップ下での組み合わせが26番松崎洸星と13番條洋介に代わったことにより、13番條洋介のキープ力の高さと、大きな展開(狙いどころが面白い)という攻撃のパターンが加わったと同時に、気の利いたポジションに入って展開する動きが少し減ったこともあり、前半と比べると中盤で3,4人がテンポよくパス回ししてサイドからサイドと展開する形は、やや作りにくくなっていた印象があります。

この辺りは、やはり柏レイソルの中盤もさすがだと思いますね。

13番條洋介は、意識的に19番橋岡和樹を上手く生かそうとする長めのパスを供給する回数が多く感じましたが、実際にそこからサイドを鋭くえぐってクロスを上げるようなチャンスも何度か生まれていました。

26番松崎洸星が後半もかなり、中盤のスペースを上手く使うために右に左に真ん中に奮闘していましたが、相手のプレッシャーとあてどころが少し減ったことにより、やや攻撃を受ける回数も増えた印象があります。

17分には、危ない場面を作られるも、ここは18番関口亮助が好セーブ。

20分には、19番橋岡和樹のクロスに11番進昂平が受けて仕掛けるチャンスがありました。

23分には、13番條洋介が相手のプレッシャーを受けながらもしっかりキープして、右前線の19番橋岡和樹に長いパスを通し、狙い澄ましたクロスに22番荒木聡太がヘッドで合わせるも、枠を捉えきれず。しかしながら、この展開は、見事でした。

25分には、2番細田真也が右サイドからやや斜めにゴールに向かってドリブルし、クロスを上げ、少し合わなかったものの、このチャンスでゴール前に11番進昂平と13番條洋介が走りこんでいて、合えば1点と言う場面でもありました。

28分には、22番荒木聡太が左サイドからディフェンダー数人に囲まれて、プレッシャーを受けながらもボールを失わずに突破、そのままサイドを持ち上がり、クロスに19番橋岡和樹が反応するという攻撃がありました。

35分には、左サイドバックの3番森亮太の攻撃参加からのクロスに19番橋岡和樹が受けて仕掛ける形もありました。

人数をかけて攻めてくる相手に43分に、再び決定機を作られるも、18番関口亮助が好セーブ。

アディショナルタイムに、26番松崎洸星に代えて33番石井康輝が入ります。

試合終了間際に、28番新井瑞希と39番松澤彰が同時投入されるか、というところで試合終了。

はい、浦和が1-0で勝利し、グループ1位通過が決定しました!

今日は、選手の頑張りもそうなのですが、最初に、「采配さすがです!」、と言いたいですね。

なんか、選手の適性を生かした強豪相手にも十分戦えるやり方もちゃんと出来るんだよ、ということを見せつけられた印象です。

最初に書いたように、今日は普段スタメン出場することが多いメンバー6人がトップチームとのトレーニングマッチに参加していたということで、そのことを考慮してのフォーメーション変更なのか、それとも模索した中で、今後一つのベースとして採用しようとしている新しい形なのか、それは分かりませんし、その6人が戻ったら、再びこれまでのようなフォーメーションと配置にするのかもしれませんが、今日のフォーメーションと配置されたメンバーの見せていたプレーは、簡単に言えば、選手が伸び伸びとプレーしている印象と、実際にプレーの質も、しっかり彼らが求められるプレーを、ベンチからの的確な指示や鼓舞にも対応しながら、高いレベルでも戦えるサッカーを繰り広げてくれたと思います。

名前は出しませんでしたが、センターバックの組み合わせとしても、5番齋藤一穂がどっしりと構えて6番吉原大がケアをするような組み合わせも、実にはまっていました。

なんというか、今日の試合を見ていると、今日出場しているメンバーをベースとして考えつつ、そこに、こういう特徴を持った選手が入ったら、こうなって行きそうかなとか、一つのフォーメーションとしての進化系も描けるような楽しみな空気も感じました。

あとは、とにかくベンチのコーチ陣も含めて、一緒に戦っているという空気が凄く凄く感じられたのも良かったです。こういう雰囲気は好きですね。

さて、今日の試合を踏まえて、来週の順位決定戦はどうなって行くのか。凄く興味深いです。

細かく調べていないので、最初にどこと当たるのかなど詳細は分かりませんが、昨年もこの1位グループの順位決定戦で対戦した横浜F・マリノスユースと東京ヴェルディユースが入っているんですね。もう一チームは、ヴァンフォーレ甲府ユースですね。

楽しみです!

あ、あと一つ触れておきたいのが、ジュニアユースからユースと怪我をしている選手が最近増えているような気がします。中には復帰までかなりの時間を要する可能性もある選手もいると聞きました。

これまでも、浦和の下部組織を見てきた中で、同様に怪我によって長期間離脱を余儀なくされるという選手を見てきましたが、こればかりは、焦らずにしっかり治すことに専念してほしいとしか言えません。

私たち、下部組織を見ているサポーターは、今だけを見ているわけではなく、今最高に輝く姿よりも、もっと先のところまで考えて見守っています。これは、怪我に関係なく、出場している選手、なかなか出場機会に恵まれない選手に対しても同様。

経過と経験、成長していく姿、立ち止まっている時も含めて、先の先までを見守り、見届けるために存在すると考えています。内部の人間ではないので、できることとできないことがありますが、常に何ができるかを考えながら見守っています。

そんな感じです。

レッズランド2013年6月16日
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おまけの写真。

日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ2013/06/09 第4戦 – 浦和レッズユースvs浦安JSCユース 3-0勝利・・・全国出場は決まった

レッズランド2013年6月9日

どうも、浦和サポブクメです☆

今日は、正直少し落ち着いてからブログを書きたい気分ということで、帰宅してから夕食をとって、しばらくボーっとしてからブログを書き始めています。

ということで、夏の全国を賭けたクラブユース選手権関東大会2次リーグの大一番となる第4戦、浦安JSCユース戦を観戦してきました。

夏らしい日が増えてきて、今日も気温は結構上がったものの、ちょうど試合の時間は雲も多く、湿気が多く蒸した感じはあったものの、気温自体は思ったほど上がらない気候の中での試合となりました(が、今年初めての給水タイムがありましたね。あれ?前半だけだったような?そんなわけないか。)

3勝1分でここまで来た浦和レッズユースは、今日の試合で勝利すれば2位以内が確定し、全国が確定します。

そんな状況の中で今日の対戦相手は浦安JSCユースということで、ここまでの勝敗を見てくる限りは、自力で差があるため、この試合はすんなり力を見せつけて勝利して、1位を賭けた戦いとして思い切り柏レイソルと戦う状況を作れればOKとなる試合という意識では観戦し、実際結果的には、そういう状況を作ってはくれたものの、今日は、何かそちらに切り替えた文章を書くべきなのかな~という気持ちでいっぱいになっています。

トップチームの合宿(途中から2人はU18日本代表に参加)で今日は、関根貴大、広瀬陸斗、邦本宜裕の3人がいないからということではないんですよね。

あ、試合の流れをごくごく簡単に書きますね。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に19番橋岡和樹、MFが左に23番安東輝、右に22番荒木聡太、真ん中に14番斎藤翔太と4番茂木力也、FWが左に11番進昂平、右に9番小川紘生

となります。

このグループに所属するチームの中で、3位争いを繰り広げている相手というだけあって、やはり守備を意識した時の寄せの早さだったり、攻撃のチャンスの時に鋭く仕掛けられる選手がいる。その状況は、思った通りでしたが、それでも力の差は歴然。

そんな中で、攻めの回数は多いものの、決定的な場面がほとんど作れない。それも、その原因は、自らのパスミスだったり、クロスの精度が悪かったり、強引に行ってしまえば決められそうな場面で、パスを選択したり。

例えば、2分の場面を見ると5番齋藤一穂から14番斎藤翔太、11番進昂平と縦に速いパス回しで展開し、左サイドを駆け上がる3番森亮太にパスが通り、ファーへの強いクロスに22番荒木聡太がヘッドで合わせてのシュートが枠を捉える。相手キーパーの好セーブで防がれたものの、一連の流れから、クロスの精度含めて申し分ない攻撃だったのですが、では、サイドからの攻撃で精度の高いクロスが連発されていたかと思うと、そうでもない。

試合によっては、連発される精度の高いクロスも試合が変われば、何があったんだろうと思うくらい、同じようにプレッシャーがかかっていない場面でも精度が落ちている試合がある。不思議なんですね。

良い時があるので、「できる」か「できない」かで言ったら、できる選手なのに、試合によってムラがあるのか、判断しがたいケースです。

そのチャンスの直後に、守備がバタバタしたところで、相手選手がタイミングよく抜け出し、決定的な形を作られます。ここでは、19番橋岡和樹が上手くカバーして事なきを得たものの、決められていてもおかしくない局面でした。

5分に、9番小川紘生がチャンスをしっかり決めて1-0と浦和が先制します。

この3分後の8分に、再び相手に決定的な形を作られシュートを放たれたものの、僅かに左に逸れて同点ゴールは決められずに済みます。

この後は、大きなピンチはなかったものの、浦和としては攻撃のリズムが悪く、パス回しで連携悪く、そこを狙われて奪われて相手の攻撃、そこを奪って、仕掛けるも、また同じような展開が多く感じます。

決定的に近い形と言うのであれば、30分にも左サイドの3番森亮太からの折り返しを、どの選手だか確認できませんでしたが、合わせて枠を捉えきれずというシュートがありました。

前半終了近くの43分に、左前線から23番安東輝がグラウンダーの強いクロスをゴール前に入れると、相手ディフェンダーを上手く抜け(相手がクリアできなかった?)結果的に、11番進昂平のところまで上手く届いて押し込んでゴールとなり、2-0となります。

前半終了。

後半スタートから、19番橋岡和樹に代わり8番須藤岳晟、22番荒木聡太に代わり26番松崎洸星が入ります。

交代により、リズムと言う部分で大きく変わるということではなかったものの、やや14番斎藤翔太が、バランスを取る役割から攻撃にも参加するという意識が高まってきたように感じた後半でした。攻撃のセンスがある選手なので、行ける時にはもっと行っても良いと思いますので、少し変わってくるかなと言う印象。

それ以外にも、前線の選手が得点を取るという意識が高まり、より23番安東輝にボールが収まって攻撃する回数が増えた印象。その中で、8分に、23番安東輝がキーパーとディフェンダーの裏にピンポイントにパスを供給すると、そこに11番進昂平がドンピシャのタイミングで抜け出して合わせてゴール。これで、3-0となります。

試合展開を考えても、3点差になればほぼ試合は決まりと言う状況でしょう。

10分に、5番齋藤一穂に代えて24番倉本隼吾が入ります。更に24分に11番進昂平に代えて39番松澤彰、30分には、4番茂木力也に代えて36番影森宇京が入ります。

浦和にしては、珍しい前線に2人の長身選手が入る状況、試合もやや楽にできる得点差まで来ていたので、公式戦初出場となった39番松澤彰と36番影森宇京の動きなどを確認しつつ、39番松澤彰は、気持ちが先に行き過ぎて今日はチャンスでのミスが多かったものの、チャンスに絡む回数は多くできていましたし、空回りな部分はあったものの、そのプレーはゴールに向かっていたのでフォワードとしてOKですし、次は更によくなってくるかな~とか、36番影森宇京は、思った通り中盤で良いスペースを見つけて落ち着いてパスを捌けているな~とか、体幹強くなってきたかな~とか、プレーの一つ一つを楽しみながら見ることができました。

そして、残り15分くらいの状況の中で、26番松崎洸星も交代で入った当初は、中盤でのプレーを意識しすぎてらしくないと思うプレーも多かったものの、終盤は前線のスペースに上手く抜け出してパスをもらってペナルティエリアに侵入する場面なども見られました。

その狙いどころ、入り方は良かったのですが、一つ不満だったのは、戦術に取りつかれているように、シュートを狙っても良いと思われる角度はないものの、この時間帯でこのリードならシュートを狙っても良いだろうという場面で、2つともパスを選択したプレーがあったのですが、どちらも中途半端な狙いになってしまっており、こういうところで得点奪える選手だったのにな~と思う部分もありました。

試合終了間際の39番松澤彰に合わせたクロスは、良かったです。

試合は3-0で終了。全国大会出場決定です。

今日の試合を振り返りつつ、色々考えていたのですが、改めて触れる課題というものはありません。進行形の部分をより強く濃く今日も感じてしまっただけです。

ただ、直近の試合で考えれば、3歩進んで2歩下がるではないですが、湘南戦のスコアレスドローから、水戸戦で見えた良い要素への前進が、また今日は少し後退してしまったようにも感じられるのです。

この世代が、結果によって勢いがついていくことも分かります。なので、本来は、3-0での勝利と、全国大会出場を祝う文章にすれば、それで良いのかもしれませんし、それで勢いがついていくケースもあると思いますが、私は私の立ち位置として、そんなことは、誰にでもできるし、結果だけ見た方が書けばよいと思っています。

私は未だに去年の関東NO.1になった時の試合の雰囲気に怖さを感じています。確かにリードを守って勝ちました。ただ、あの時の後半の東京ヴェルディがやっていたサッカーを目の当たりにして、逃げ切れたことで喜んでしまう。

サッカーをやる上でのゴールを手前に置いて、課題が進行形の中で、その結果に浮かれる。

そんな空気感はまっぴらです。

なので、今日の試合後に、全国が決まった中でも、そういう浮かれた空気感がなかったことは、ある意味の安心と、またある意味の不安を覚えるわけです。ゴールを遠くに設定した中での「過程」の部分に手ごたえを掴めていないのかなと。

関東での優勝が、クラブユース選手権での結果につながったという声も良く聞きますが、結果的には、昨年のチームがクラセンで戦ううえでの浮上のきっかけとなったのは、第1戦の京都サンガFC戦途中でのフォーメーション変更からだと考えています。

なので、それが考えすぎだと言われても、私は私が感じる不安要素がある時にはここで書き続けます。

今後、浦和レッズユースというチームが、この戦術をチームの色として長期間かけて作っていき、全ての選手にその中での戦術ありきのプレーを強く求めるのであれば、スカウトも含めて、そういう選手を集めるような方針にシフトしていかなければならないと思います。

適性的な部分で、正直なところ、今年やろうとしているサッカーが合わないと感じる選手が多いような気がします。

浦和のジュニアユースでの前線では攻撃的に個々の選手が勝負する要素にあこがれ、選手の持ち味として生かせると考えて浦和のユースを選んでくれた選手が多くいることも考慮して、そういう選手にユースは勝手が違うから、というのも何かおかしい気もしますし。もちろん、持ち味を消さないことを前提に、新たに学ばなければならないことには真摯に取り組むのは必須ですが。

そこまで掘り下げて考えると、新体制になって教える側のコーチ陣も、トップチーム側から言われているであろう方針と、柔軟に今の所属する選手たちの特徴と適性を生かして、選手が成長しつつ、結果もついてくるようなやり方を試したいという思いもあるだろうなということまで頭に浮かんできてしまうので、凄く複雑な気持ちになります。

えと、確かリーグ戦は、結果よりも育成部分を重視したことが試せて、トーナメント戦は、勝負にこだわってやる。

高円宮杯からプレミアリーグに形が変わった時に、そんなようなことがどこかに書いてあったような気がします。

そこを考えると、クラブユース選手権は、グループステージであっても結果が出ないと先に進めない勝負にこだわって良い大会ですよね。

なので、もし、現実的に勝利するためには、こうしたら良いなという要素も大会から加えつつ、勝負の部分で戦える要素も見せつけて結果を残して、そしてリーグでは、育成部分とトップチームと紐付けた中で試みなければならないことを合わせつつも、勝負に出なければならない時は、その強みをどこかで加えるとか、色々な試みが見られることを期待したいと思います。

「今年の浦和レッズユースはどのような特徴のあるチームですか?」

に、迷わず応えられるようなチームが次の柏レイソル戦と夏の大会で見たいです!(思いっきり、身勝手な願望です。)

なんか、書いたり消したりしていたら、まとまらなくなりましたね。いつものことです。

レッズランド2013年6月9日
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おまけの写真。

日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ2013/06/02 第3戦 – 浦和レッズユースvs水戸ホーリーホックユース 6-0勝利・・・遅れたら本当に得点入ってたw

レッズランド2013年6月2日

どうも、浦和サポブクメです☆

更新が深夜になってしまってすみませんw

さてさて、浦和の下部組織のサポとして合計12得点(ユース6点、ジュニアユース6点。ユースの1点目は既に入ってたけど、試合後の練習試合で1点見たので合計12得点と言い張る)も見せてもらった贅沢な1日。

横浜から場所を移しまして、レッズランドに移動。昨日のブログでも触れていたように、移動の関係で試合開始に間に合わない可能性が高い移動距離でしたが、やはり間に合わず、前半10分くらいからの観戦になります。

さて、夏の全国を目指した戦いの第3戦となります。昨日の湘南ベルマーレユース戦に引き分けたものの、勝ち点4で2位ということで、同じく勝ち点4で現状では、2位以内を争うためには確実に叩いておきたい水戸ホーリーホックユースが今日の相手となります。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに3番森亮太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に19番橋岡和樹、MFが左に10番関根貴大、右に23番安東輝、真ん中に14番斎藤翔太と4番茂木力也、FWが左に9番小川紘生、右に27番邦本宜裕

となります。

で、既に到着した時は10分くらいだったのですが、昨日のブログで遅れたら既に得点が入ってて突っ込まれるとか書いていたら、本当に既に得点が入っていました。ゴールは9番小川紘生だったそうです。

バタバタと到着して途中から見始めた流れを言い訳にしつつ、前半は、試合の雰囲気を眺めながら、問題なさそうな試合運びだなと確認する感じであまり細かいところまで見ることは、結果的にできませんでした。

久しぶりにスタメンで登場した23番安東輝が、中盤のスペースを上手く使いながら捌くことでチームとしてもリズムが生まれていましたし、正直相手の守備、攻撃も、何か集中を欠いているように見える部分もあり、常に浦和手動で試合が進んでいる様子。

20分に、フリーキックのチャンスで23番安東輝からの見事なフリーキックは相手キーパーが反応されるもコーナーキックを獲得。その様子をメモしようかと頭を下げていたら14番斎藤翔太のヘディングシュートが決まって2-0になりました。

ポジションの関係でなかなか直接得点を奪う機会が少なくなっていた14番斎藤翔太のしかも、持ち味の一つでもあるらしいヘディングシュートからのゴールと言うことで、嬉しいゴールです。

40分には、混戦から抜け出した4番茂木力也が決めて3-0。

43分には、10番関根貴大から9番小川紘生とつなぎ、大きな展開で23番安東輝に繋がればチャンスにという場面がありましたが、これはわずかに合わず。

前半終了間際には、14番斎藤翔太のミドルシュートがありつつ、前半を3-0で折り返します。

後半スタートから10番関根貴大に代えて7番広瀬陸斗が入ります。

4分にフリーキックのチャンスで9番小川紘生が蹴ると見せかけ23番安東輝が直接狙うも壁に跳ね返されます。

6分に14番斎藤翔太に代えて26番松崎洸星が入ります。

終始浦和ペースで試合が進む中で、後半は、右サイドからの2番細田真也へパスが通ってのサイドからの攻撃がかなり多く、パスを受けた2番細田真也自身の動きの切れや、クロスの精度も良く、何度も右サイドからチャンスを演出します。

ここ最近、得点を取るという部分で思うように行かないために、ややプレーが消極的な印象が見える27番邦本宜裕は、後半11分にパスを受けた時に、ドリブルで仕掛けて自らでもシュートを狙う形に持っていけるというところで、9番小川紘生へのパスを選択した時に、シュート打ってほしかったと思いつつ、思うように行かない時は仕方ないのかとも思いつつでしたが、14分にパスの出し手が確認できなかった(26番松崎洸星だったような気がする)からのパスに抜け出して、これをしっかり決め(4-0)、この辺りから、27番邦本宜裕らしいプレーが増えだした印象があります。

17分に、19番橋岡和樹に代えて8番須藤岳晟が入ります。

22分には、2番細田真也からの裏へのパスに抜け出した7番広瀬陸斗から、27番邦本宜裕へとつなぎ、9番小川紘生がパスを受けてシュートを狙う形を作ります。

22分に18番関口亮助に代わり25番杉本広貴が入ります。

26分には、27番邦本宜裕から右前線に走る2番細田真也へパス、クロスに7番広瀬陸斗と4番茂木力也がゴール前に走りこむも、僅かに合わず。

この直後の27分に、先ほどと同じように27番邦本宜裕から2番細田真也へパスが通り、今度は27番邦本宜裕が自らゴール前に走り込み、2番細田真也からのピンポイントのクロスを27番邦本宜裕が頭で豪快に押し込み5-0とします。

30分には、7番広瀬陸斗から右前線の2番細田真也につなぎ、23番安東輝に下げ、パスを受けた23番安東輝がゴール前に走りこむ4番茂木力也にクロスを上げるもこれはわずかに合わず。

31分に、27番邦本宜裕に代えて11番進昂平が入ります。

短い時間の出場でも結果を残す11番進昂平は、この試合でもきっちり結果を残します。

39分に、8番須藤岳晟からのロングフィードを受けた2番細田真也がドリブルで相手ディフェンダーをかわしてペナルティエリアに侵入し、近いスペースに入った23番安東輝にパス。パスを受けた23番安東輝が、キーパーとディフェンダー、そして11番進昂平の間くらいにグラウンダーのパスを通し、誰が先に触るかと言うギリギリの状況の中で、11番進昂平が一歩先にさわり、ゴールに流し込みゴール!11番進昂平らしいゴールで6-0とします。

その後も、何度かチャンスを作りつつ、試合は6-0で終了となりました。

初戦で湘南ベルマーレユースを破った水戸ホーリーホックユースということで、やりにくい相手なのかと思っていたのですが、もしかすると、勝てると思っていたであろう浦安SCと前日引き分けてしまったことで、自信を失ってしまっていた部分もあるのかもしれませんが、昨日の相手と比べても、何か攻撃に対しても守備に対しても、集中力が欠けているようなプレーが多い印象があり、結果的に浦和は大勝しましたし、メンバーやベンチからの指示だったり、色々な部分で昨日と比べてまた柔軟に変化を加えて、良い要素が多く見えた浦和レッズユースではあるのですが、組しやすくなってしまっていた相手と言うことを考えると、どう捉えて良いのかも分かりません。

ただ、フラットに考えれば、今後のために得点を取っておいてほしい選手が得点を取ってくれましたし、結果的にも勝ち点だけでなく得失点差も大きく伸ばすことができたため、来週の浦安SC戦で勝利すれば、ほぼ2位以内は決まりという状況に持っていくことができました。今日対戦した水戸が柏との試合を残していることを考えれば、よほどのことが無い限り、引き分けでも2位以内になりそうな状況です。

でもまあ、こういう勝ち点計算をしているよりも、次勝ってしまえば良いことですし、せっかくですからね。柏と勝ち点差2の状況で次節全国を決めて、最終戦で勝てば逆転1位で通過を賭けて戦える構図にできるのがベストですよね。

やはり、全国大会出場が前提であっても、今後のプリンスリーグ再開も含めて考えると順位決定戦ではより手ごわい相手と戦うことができる方が、チームとしての経験値を積むことができますからね。

今日の試合は、昨日の試合を踏まえて、直すべきところが的確に意図して選手もプレーしていましたし、ベンチから聞こえていた声も実に的確。もったいない横パスが、縦のスペースや味方の動きを意識しての動きに変わっていましたし、それだけに、相手がもっとガツガツ来てくれた方が、その意図の中で良い経験も積んでいくことができたのになあと思いつつです。

さてさて、この試合の後に、練習試合が30分x2本と紅白戦が20分x1本で行われました。

特に練習試合の1本目では、水戸戦でベンチ入りしていて出場しなかったメンバーや出場時間が少なかったメンバー中心で戦い、その30分間のほとんどを、相手陣内で繰り広げるという一方的な展開になりながらも、どういうわけか1点も入らなかったんですね。1年生中心の2本目も、同じくチャンスは作れど得点が決まらず。

どういうわけだろうと「???」という状況で見続けた60分で、紅白戦の20分でようやく松澤彰が1点を決めたという、公式戦の後の練習試合+紅白戦の流れでした。

来週、自力で全国決めちゃいましょうね!

ではでは。

レッズランド2013年6月1日
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日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ2013/06/01 第2戦 – 浦和レッズユースvs湘南ベルマーレユース 0-0引き分け・・・毎年1つは引き分ける

レッズランド2013年6月1日

どうも、浦和サポブクメです☆

先週からスタートしたクラブユース選手権の関東2次リーグ。初戦は、11-1と快勝し、今週は、土曜日日曜日と連戦となり、組み合わせが決まった時の印象でも、実際の第1戦の結果から考えても、今日の湘南ベルマーレユース、明日の水戸ホーリーホックユースが、このグループが混戦になった際には2位争いに絡んできそうな2チームということで、重要な二日間になります。

毎年同じようなことを書いていますが、スムーズに3連勝くらいしてしまって楽な状況にしてしまってほしいと思いつつも、どうも浦和レッズユースと言うチームは、この予選は毎年、勝っておきたい相手に一つ引き分けを挟んでしまうんですね。調べてみたら、2008年大会以降は、毎大会引き分けに持ち込まれている試合がかならず1つはあるんですね。

ということで、展開的には、それほど心配することはないとは思うものの、チームとしての自信と言うものが、相手に付け入る隙を与えているという危うさを持って戦い続けている今年の状況もありますので、勝っておきたい試合に引き分けた。そういう試合でした。ただ、部分的ではありますが、変化を感じた部分や、改めて感じたことなどがありましたので、その辺りも踏まえて今日の試合のことを書いていきたいと思います。

天気は曇りで、気温はそこそこ上がったものの、比較的試合をしやすい環境だったと思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに22番荒木聡太、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に19番橋岡和樹、MFが左に10番関根貴大、右に7番広瀬陸斗、真ん中に14番斎藤翔太と4番茂木力也、FWが左に11番進昂平、右に27番邦本宜裕

となります。

第1戦で途中出場していた22番荒木聡太がスタメン出場、11番進昂平も久しぶりにスタメンでの出場となっています。

試合開始からしばらくは、相手の守備陣がややバタバタしている部分と、相手キーパーが安定感を欠いたプレーをしていた印象があり、そこを狙って力強くやや強引にでも攻めてしまって得点ができそうな雰囲気もあったのですが、浦和の試合運びは、対戦相手を見てと言うよりは、自分たちが基本的にやることを遂行しなければという形の動きが目立ち、攻めてるように見えて、あまり相手にとっては脅威になっていない攻めの回数が多いように感じました。

浦和の攻撃の形をいくつか挙げると、

8分に、5番齋藤一穂から縦へのパスで10番関根貴大につなげて11番進昂平にパスからシュートという形、11分に10番関根貴大のインターセプトからのサイド攻撃からのクロスで相手キーパーがファンブルしたところを押し込もうとするも押し込めず。

10番関根貴大が中央やサイドへと動いて仕掛ける場面はたびたび見られたものの、7番広瀬陸斗や27番邦本宜裕が何か迷いを持ってプレーしているのか、前向きに仕掛ける場面が少なく、ポストとしてもやや精度を欠いたプレーが多くなることから、11番進昂平の裏への抜け出しなどがほとんど活かされない状況が続きました。

中盤では、4番茂木力也が捌き役として、良いポジションどりをしながらバランスを考えたプレーをするものの、同じく14番斎藤翔太も中盤でのバランスを考えた守備的なプレーが目立つ中で、攻撃のための中盤に上手く入って楔になるプレーをする選手もなかなか見当たらず、守備のバランスは確かに良いものの、そのバランスが重視されるあまり、攻撃のところでリスクを負うようなプレーが見られず、次第に安定してきた相手守備陣に上手く対応される回数が次第に増えていきました。

もう一つ仕掛けても良いところでの横パス、中盤を上手く使って経由して攻め手も良いところで長めのパスでカットされる場面も目立ちました。悪くはないのですが、行けるところでもバランス重視になっていたのがやや見ていてもどかしかったですね。

崩されてのピンチと言うものはほとんどなかったものの、25分くらいに一度突破されて危ない場面がありましたが、18番関口亮助の好セーブで失点を免れます。

30分に、10番関根貴大が、左サイドから見事なドリブルでディフェンダーをかわしてクロスが27番邦本宜裕に渡り、シュートを放つもコースを埋めた相手ディフェンダーにあたり、得点ならず。

34分には、22番荒木聡太がドリブルでスペースの空いている中へ斜めに切り込んで10番関根貴大へパスを通してチャンスを演出します。

36分には、14番斎藤翔太から7番広瀬陸斗、10番関根貴大、11番進昂平とテンポの良いパス回しから仕掛けます。

40分には、27番邦本宜裕がドリブルで仕掛け、相手ディフェンダーに倒されフリーキックのチャンスを得ます。

そのフリーキックを10番関根貴大が蹴り、4番茂木力也がニアに走ってヘッドで合わせるも決めきれず。

カウンターの形から11番進昂平が左に開いてパスを受け、クロスに27番邦本宜裕が中へ走りこみディフェンダーを引き付けたところで遠い位置に走りこんだ7番広瀬陸斗にパスが通り、シュートを放つも決まらず。

直接チャンスになったわけではないのですが、前半終了間際に、14番斎藤翔太からの低めの巻いて相手ディフェンダーの裏に入る狙いどころの良い、ブクメ個人的に好きな弾道のパスがあったのですが、ここは味方に繋がらず。

前半は0-0で終了します。

チャンスの回数自体は少なくは無かったと思いますが、相手が怖いと思ったのは、おそらく10番関根貴大のサイドからドリブルくらいだったような気がする、そのくらい、攻撃に関しては、どうして毎試合こうなるのかな~という状況が多い前半でした。

後半メンバー交代はなかったものの、10番関根貴大が左から右、7番広瀬陸斗が右から左へポジションを入れ替えてのスタートとなりました。

後半に入り、2分にカウンターの形から10番関根貴大、27番邦本宜裕と素早い攻撃でチャンスを作りますが、ハーフタイムを挟んでも状況は改善せず、むしろ思うように使えていない中盤を更に相手に狙われて、後半の序盤は相手に攻められる時間も多くなっていました。

後半6分に、27番邦本宜裕に代えて9番小川紘生が入ります。よりゴールに向かってプレーする9番小川紘生が入ったことにより、徐々に攻撃の回数は増えていきます。

8分には、5番齋藤一穂から9番小川紘生にパスが通り、抜け出す11番進昂平にパスが通り、クロスに7番広瀬陸斗が合わせる惜しい形を作ります。

続いて7番広瀬陸斗が左サイドを持ち上がり、11番進昂平がゴールに向かって走り、ディフェンダーが下がったところで、一つ後ろに走る4番茂木力也にパスを通し、シュートを狙うもこのシュートは枠を外れます。

少しずつ、攻撃の部分で得点の匂いが強くなってきたところで、13分に19番橋岡和樹に代わり、13番條洋介が入ります。この交代で、4番茂木力也がセンターバックに入り、13番條洋介はボランチの位置に入ります。

この交代により、役割分担としてやや明確になったというか、13番條洋介が攻撃的なイメージ強いボランチとして、14番斎藤翔太が守備的なイメージ強いボランチとしてプレーすることによって、攻守のバランスがよりよくなった印象があります。

交代直後に、立て続けに13番條洋介から相手の裏への抜け出す7番広瀬陸斗に13番條洋介らしい相手の裏をかく見事なパスが通り、そこから得点のチャンスが生まれています。

この前後に、10番関根貴大の見事なドリブルからの仕掛けも2度ほど生まれています。

明らかに、得点を奪うためにスイッチが入った浦和は全体的に攻撃の気持ちが強くなり、これにより、ようやく11番進昂平の前線での動きが生きる場面が増えてきます。

21分には、やや難しいサイドチェンジのパスを22番荒木聡太が見事なトラップで前に落とし、そのまま左サイドを駆け上がり、見事なクロスに、走りこんだ11番進昂平が見事なヘディングシュートを放つも、相手キーパーの攻守に阻まれてしまいます。

直後にも、11番進昂平が決定なシュートを放つ場面があり、コースも狙いどころも良かったものの、再び相手キーパーの見事な反応で防がれてしまいます。

この時間帯の攻撃が効果的に作用していた要因は、9番小川紘生と13番條洋介が中盤のスペースに上手く入り、足元ではなくスペースに走ったところにパスが入り、相手のプレッシャーを受けないところで一つ経由してと言う攻撃が増えていたからのように感じます。

そして、やはりブクメとしては、14番斎藤翔太は攻撃的なところで力を発揮してほしいので、気持ち複雑なのですが、13番條洋介とボランチを組む形になった14番斎藤翔太が、中盤の低い位置での経由役としてしっかりキープして捌くという役割に徹することで、結果的に全体的にバランスが良くなった印象があります。

27分に、10番関根貴大に代えて23番安東輝が入ります。やや疲れが見えてきていたことや、明日も試合があることを考慮してもこの交代は正解かと思います。

34分には、右サイドから2番細田真也が仕掛けた際に、真ん中に11番進昂平と23番安東輝が走り込み、遠いサイドから7番広瀬陸斗が走りこむという3人がゴール前に入る形を作り、7番広瀬陸斗を狙ってクロスがあがり、ヘッドで狙うもこれは枠を捉えられず。

39分には、右サイドから23番安東輝が仕掛け、11番進昂平にクロスを上げる相手ディフェンダーがコースを塞いでいたことから、11番進昂平がヘッドで折り返し、7番広瀬陸斗がヘッドで合わせるも、これも決めきれず。

試合終了間際に9番小川紘生が相手ディフェンダーに囲まれながらも強引に突破してペナルティエリアまで侵入してチャンスを作るも惜しくも決められず。

ほぼアディショナルタイムなしで試合終了。0-0とスコアレスドローに終わりました。

後半終盤は、浦和も前がかりになった状況で、相手の攻撃を受けてシュートを放たれる場面が多くなったものの、実際やられたと思うような決定的な形はほとんど作らせていなかったと思います。

さてさて、形上は勝っておきたい相手に勝ち点1を与えてしまった形にはなりましたが、この試合では、いくつか良い意味での変化のようなものを感じました。

一つは、監督が結構熱くなって攻撃の指示を出していたところなんですね。特に、後半のベンチに近い左サイドバックにいた22番荒木聡太に対しては、攻撃のところで高い位置を保たせるような指示がガンガンでていたのですが、まあ、前半から走り回っていて、相当疲労がたまっていた22番荒木聡太は大変そうでしたが、なんか、ああいうのって嫌いじゃないです。

だって、実際チームの攻撃のスイッチがそういうところからも入っていたように思いますから。

毎年チームの色と言うものがありますけど、例えば昨年のチームみたいに何も言わなくても声で鼓舞する選手が数人いるチームもあれば、今年のチームのように、そういう部分でスイッチを入れる選手が少ないチームもある。そう考えた時には、もちろん監督もチームの一員なんですから、監督ができるなら鼓舞すれば良いと思うんですよね(極端な表現ですし、そういう意図ではないかもしれませんが。)

見る側としては、正直未だに今年の戦術の意図が見えないところも多いです。センターバックの1人はセンターバックタイプではない選手を起用する意図。19番橋岡和樹は、おそらく前の試合が初めてで、この試合で2試合目のセンターバックだと思いますので、そのスピードを買われてなのか、そこからの攻撃参加を目指してのものなのか、それにしては、守備のバランスばかりを重視してらしさが見えないプレーが多くなっていることに対する疑問はありました。

これは、怪我で出場していない8番須藤岳晟が最近出場する際に、センターバックに入っていることに関しても同様の意図があります。

ボランチに関しても、それぞれ能力が高い4番茂木力也と14番斎藤翔太を組ませているものの、互いの役割がはっきりしないため、持ち味がかなり減ってしまう状況が続いているんですね。そこにも当然、戦術的な意図があるのでしょうが、そこに関しても、理解できないことが多いです。

育成と言う意図の中で、その選手が今持っている、ジュニアユース時代から見せてくれていた(外部からの選手の場合は、見出された)強烈な持ち味に、新しい一面が加味されていくことが今後のプレーヤーとしての人生にとって必要になることであれば、多少チームとしては苦しんでも続けてもらいたいです。

ただ、浦和の選手には持ち味を発揮させることを重視してほしいですし、それがこれまで曖昧だった浦和の育成の全体的な方針の中で、唯一サポーターも求めている浦和の色だとは思うんですよね。何をするにしても、そこだけは、ベースとして外さないでほしいです。その上で、戦術のベースを上乗せしていってほしいです。

なので、正直、今のこだわっている形で、数選手が悩みせっかくの強みが消えている状況などが数か月続いている。あまり変化が見られないことに対しては、不安を感じる部分はありますが、その先に大きな+があるのであれば、そこは信じてみることもしたいと思います(←えらそうに言ってみるw)

前線の選手は、もっと気楽にやれ(良い意味で)!自信持ってやれば良いんだよ。だって、数年前からの選手もいますし、今年の1年生の場合でも今シーズンスタートから見ていて、今出場している前線の選手の強烈な持ち味は既に確認済み。自信持って仕掛けて失敗したって、その状況を知っている者の評価は変わらない。表面的な評価に惑わされない。思いっきりやってくれ!

色々書きつつ、今日だって、柔軟な交代は見られましたし、今年のチームで勝負できる形は、しっかり見せてもらいましたし、得点を奪えというベンチの意思表示も見る側に伝わって来るものがありましたし、それを踏まえての明日がどうなのか、結構楽しみです。

…とは言いつつ、明日は、横浜でジュニアユース観戦からのレッズランドでのユースなので、試合を最初からは見られない可能性もありえるのですけどね。いいんです、既に到着した時に2点3点入っていて、遅れるから見られないんだよとか、突っ込まれるくらいで。

う~ん、何か今日は、伝わる物がありましたよ。

ではでは。

レッズランド2013年6月1日
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日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ2013/05/25 第1戦 – 浦和レッズユースvs常総アイデンティ 11-1勝利・・・大会のスタートとしては上々

レッズランド2013年5月25日

 どうも、浦和サポブクメです☆

今年もクラブユース選手権の予選の季節がやってきました。ふと、2013シーズン用のこの大会のブログのカテゴリを作っていたら、ブクメがこの大会で最初にブログを書いたのが2008年のこの予選。何気に6年目になります、あっという間ですね。で、その時の文章読んだら、順位決定戦は実家に帰るので行けませんとか書いてる。そんなスタンスの時期もあったんだな~としみじみ思いつつ。

さて、今年も暑い暑い群馬での開催が決まっている夏の全国大会となるクラブユース選手権。この予選では、グループ2位以内に入れば、全国大会出場が決まります。対戦相手も、実力差がある相手も多くなり、基本的にはユースでは、新戦力も試しつつ、チーム力を高めるために使える時期でもあり、今年の浦和レッズユースの現状を考えると、層を厚くするということよりも、チームとしての自信を付けるために、チームとして軸を見出すためなど、この大会に求められる要素は、いつも以上に多くなっている気もしますね。

さて、今回のグループでは、柏レイソルU18が最も強敵ですね。あとは、湘南ベルマーレユースや水戸ホーリーホックユースとJクラブのユース勢が気を付けるべき相手。後は、あまり名前を聞いたことがないチームでも組織的にまとまっているチームだと守りきられる可能性があるので様子を見つつ。最終戦が柏レイソルなので、それまでに2位を確定させてしまう感じで進められれば最高ですね。

今日の対戦相手の常総アイデンティですが、初戦の難しさを考慮しても、相手との実力差を考えれば、できるだけ大差をつけて勝利しておきたい相手です。実際に、試合全体を眺めると、思うところはたくさんありましたが、その結果という部分では必要なことをしっかり体現してくれた試合となりました。

この試合のスタメンは以下、

GKが18番関口亮助、DFが左サイドバックに20番長島巧、右サイドバックに2番細田真也、センターバックが左に5番齋藤一穂、右に19番橋岡和樹、MFが左に10番関根貴大、右に27番邦本宜裕、真ん中に14番斎藤翔太と4番茂木力也、FWが左に7番広瀬陸斗、右に9番小川紘生

となります。

基本的には、プリンスリーグでのメンバーをあまり崩さないでメンバーを組みたいという意図が見られつつ、怪我の3番森亮太と8番須藤岳晟のところに、20番長島巧と19番橋岡和樹が入ったというイメージです。

20番長島巧の左サイドバックもあまり印象になく、19番橋岡和樹がセンターバックをやるのは少なくとも今まで見た中で記憶にないので始めてだと思います。何か意図があっての起用なのでしょう。

そして、対戦相手の常総アイデンティで気になったのが(ハーフタイムに来ていた方に聴いてわかった)、キーパーが素手であることと、ベンチメンバーがほぼいない。不思議な感じでした。

試合開始からの印象ですが、やはり実力差がだいぶあるなと言う印象。実際に得点も多く入ったので、今回は得点経過をなぞるような紹介の仕方がで書いていきますね。

前半7分に9番小川紘生のゴールで先制、1-0。

12分に10番関根貴大がペナルティエリアで倒されてPK、これを自らで決めて2-0。

18分に4番茂木力也から右前線に走る2番細田真也につなげ、2番細田真也がドリブルで深くまで持ち上がりクロス、これを7番広瀬陸斗が合わせて3-0。

浦和の圧倒的な攻勢で進むも、3点目以降は、ややこう着状態が続きます。相手に攻められる回数はほぼないのですが、浦和が攻めに工夫を加えられないというか、とにかく得点が入る空気がない時間帯が続きます。

そんな展開ながら35分に9番小川紘生が再びゴールし、4-0。

40分に相手のフリーキックから1点返され4-1。

前半は、4-1で終了します。

後半に入り、10分にコーナーキックのチャンスから、10番関根貴大からのボールに対して、4番茂木力也がニアに走りこみながらヘッドですらして見事なコースに決め5-1。

しかしながら、試合展開としては前半からのこう着状態が続いている印象で、何か攻撃のリズムはよくないという印象でした。

13分に10番関根貴大、7番広瀬陸斗に代わり23番安東輝と11番進昂平が入ると、チームの雰囲気が変わり、特に攻撃の部分での迫力が加わった印象があります。

実際に、直後の14分に右前線に抜け出した27番邦本宜裕からのクロスに対し、11番進昂平が中に走りこんでディフェンダーを引き付け、その奥に走りこんだ9番小川紘生にフリーで通り、これを決めて6-1。小川紘生はこれでハットトリック。

19分に、20番長島巧に代えて22番荒木聡太が入ります。

21分には、得点にはならなかったものの、前半には見られなかった、いわゆる数人が連動した形で2番細田真也抜け出し、クロスに23番安東輝が合わせる場面がありました。

22分に、14番斎藤翔太に代えて13番條洋介が入ります。

24分に、9番小川紘生からのパスを受けた11番進昂平が決めて7-1。

直後の25分に、23番安東輝から13番條洋介、見事なパスを通して抜け出した11番進昂平が決めて8-1。

更に28分には、11番進昂平から攻撃参加する4番茂木力也にパスが通り、シュートを狙うもいったんキーパーに防がれるもこぼれ球を再び4番茂木力也がキープし、自らも狙える状況でしたが、左から走りこんだ13番條洋介へのパスを選択し、これがしっかり通り、13番條洋介が決めて9-1。

29分に、9番小川紘生に代わり21番小島良太が入ります。

31分に11番進昂平が再びゴールし、10-1。11番進昂平は、投入から20分もしないうちにハットトリックを達成。

37分には、11番進昂平からのパスを受けた23番安東輝が決めて11-1。

この後も、23番安東輝から13番條洋介、再び23番安東輝とテンポよくパスが通り、21番小島良太がシュートを放つ場面など、多くのチャンスを作りつつ、試合は終了しました。

これは、ここしばらくずっと感じていることなのですが、今日のスタメンにも、U18日本代表に選ばれている広瀬陸斗と関根貴大、U17日本代表に選ばれている小川紘生、茂木力也、斎藤翔太と計5人が代表という、豪華なメンバー構成になっていたのですが、チームとして考えた時には、やはり何か悪い意味ではまってしまう印象があり、今日の試合でも結果は出したし、個々の動きは悪くなかったものの、求められるプレーとチームの意図がマッチしない印象がやはりあり、むしろ後半に進昂平と安東輝が投入されてからの方が、チームに一本、二本の杭が刺さったというか、チームの雰囲気自体も更に得点が入りそうだという空気になり、実際に得点が量産されたし、全体的な動きもスムーズになった印象がありました

決して、前半のメンバーが悪いということではなく、チーム作りの中で軸となる選手よりも、全体に戦術を求めすぎることで、結果的に、フワッとした印象のチームになってしまっているような気もします。

ただ、今日の試合はプラスに捉えられる試合だと思います。プリンスリーグの横浜FC戦の時のブログにも書いたように、戦術を求める戦い方が前半から後半スタートまでの戦い方だとすれば、後半の交代以降の戦い方は、勝負するための戦い方。十分、今日のような戦い方で全国大会出場までは勝ち進めると思います。

ただ、全国大会でも結果を求めていくことや、プリンスリーグで戦い抜くためのチーム作りをすることを考えると、戦術を重視した戦い方にも、もう少し工夫が加わっていく必要があるような気がします。

そうは思いますが、おそらく、その辺りも計算に入れての今日だったと思いますので、その一歩と考え、来週の試合も見させていただければと思います。

ではでは。

レッズランド2013年5月25日
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