埼玉県S2リーグ 2018/10/08 浦和レッズユースB vs 埼玉平成高校 0-0引き分け・・・楽しい試合

どうも、ブクメです☆

スコアレスドローで引き分けたのに、3位死守が難しくなったのに、どうして楽しいのだろうと言われてしまうかもしれませんが、純粋に今日の試合は、見どころが多くて楽しかったなと思ったのでタイトルに入れてみました。

ということで、体育の日、祝日の月曜日は、埼玉県S2リーグ、浦和レッズユースB vs 埼玉平成高校の試合を観戦してきました。

以前、浦和に住んでいたときには、当然浦和レッズの育成がらみの試合は、自転車で移動できる範囲が多かったのですが、今は、鳩山町に住んでいるということで、なかなか自転車で行こうかなと思う試合ものないのですが、今日の試合の会場の埼玉平成高校は、私の自宅からも6キロ程度の距離にあるということで、久しぶりのユースの試合の自転車での観戦となりました。

雨の確率20%だから、雨の心配もないだろうと思っていたら、ちょうど、家を出て向かう時に、僅かに雨が降り、でも霧雨程度だから大丈夫かと思ったら、途中で、ややしっかりとした雨になりかけてどうなることかと思いましたが、すぐに止んで試合中も雨が降らず、気候的にも暑くもなく、寒くもなくという気候下での試合となりました。

観戦箇所がだいぶ限られたエリアのみという会場だったので、ゴール裏のピッチからかなり近いエリアと言うことで、ネットに隔てられることもなく、久しぶりにこういう近い距離で試合を見たなという印象の残る試合でもありますね。あまり雑談など交わしたことがない方とも話すことなどができるという点では、よくわかりませんが、それも楽しかったようにも感じます(そういえば、最近は、変に距離を置くことが増えていたなと感じる、もともとは、話すのが大好きなブクメですw)

さてさて、

細かいことを言えば、S2リーグからS1リーグへの昇格と言うことを考えたときに、いくつかの他力が生じることにはなりますが、可能性を最大限残すためには、残り2試合を2連勝して、3位で終えて待つということが重要になるということは、前回の試合の時にも書いたので、スコアレスという結果が満足かと言えば、そういうことでもないのですが、この試合は、課題も、もちろんまだまだあるのですが、試合の中での声も良く出ていたし、終始気迫が見られるような試合になっていましたし、そういったところが一つ楽しかった要因でもあるかなと。

もちろん、育成を見るサポーターとして、特徴探して、結果も求めてとかとか、大切にしていることはありますが、見ていて伝わってくる試合が第一なんですよね。具体的にどうこうより、そういうポイントで良かったと。

ということで、試合の話に移ります。

vs埼玉平成高校メンバーと交代は、以下

GK18番西尾優輝、DFが左に19番清水楽人、右に27番清水哲太、真ん中に26番南濵優大と33番舘澤佑磨(後半20分⇒6番上野夏輝)、MFが左に31番木下翼、右に38番松村大也、真ん中に29番奥山圭介(後半24分⇒39番盛嘉伊人)と35番根岸恵汰、FWが22番佐藤陸人(後半スタート⇒37番堀井真海)と34番成田安里(後半38分⇒15番石橋遼大)

となります。

前日のプレミアリーグの時には、メンバーに入っていなかった福井国体の埼玉県代表として戦ってきた1年生のメンバーも、この試合から復帰となっています(昨日帯同していたかまでは、確認できていませんが、遠目から見る限りは、いなかったように思います。)

前半5分に33番舘澤佑磨からのフィードに抜け出した31番木下翼が迫力のあるドリブルを仕掛けるなど、スタートから相手ゴールを狙うプレーが多く見られます。その分、守備のところでは、やや連携が乱れて、突破を許してヒヤリというところも多くはなったものの、結果的に無失点に抑えたように、26番南濵優大を中心に相手の攻撃をしっかり跳ね返し、また、GK18番西尾優輝も危ない場面では、安定した守りを見せてピンチを救うプレーを見せていました。

数試合前は、硬さも見えていた、33番舘澤佑磨もこの試合では、声もしっかり出して、先ほど挙げたように、狙えるところでフィードを通して、攻撃の起点となろうとするプレーもこの試合では、見られました。

前半6分には、パスを受けた22番佐藤陸人が、ワンタッチで流して34番成田安里が抜け出して仕掛けるという場面がありましたが、こういった、細かいパス回しとワンタッチなどで打開しようとする動きに対して、近い距離の選手の反応も悪くはなかったと思いますが、相手の守備陣の寄せも早く、なかなか決定機につながる突破ができない状態にはなりました。

ただ、序盤での最も大きな発見(というか、再確認は、)、中盤に入っていた29番奥山圭介のプレー。

様々なポジションに顔を出してパスを捌くプレーだけでなく、前半10分に見せた、強烈なミドルシュート(相手キーパーに防がれたが)など、シュートの意識と言うことで、やはりどこか全体でドリブル突破や、パス回しできれいに崩そうとなりがちだったチームの中で、打開するための、思い切ったプレーなど含めて、質の高いプレーを連発していました。再確認と言うのは、29番奥山圭介のジュニアユース時代の夏の大会で、それまでは、別のポジションでプレーするところをずっと見ていたところで、決勝トーナメントだったか、中盤でプレーした時に、試合を決める決定的なパスを供給するなどのプレーを見ていて、このポジションで面白いプレーをするなと、そういう特徴を見ていたからですね。

さてさて、流れに戻ると、前半12分に相手に攻め込まれて危険な場面で33番舘澤佑磨がしっかりカバーに入りピンチを防ぎ、その直後の攻撃では、やや長くなってしまって合わなかったものの、右サイドからの反撃で27番清水哲太がクロスを上げる形を作り、前半14分には、33番舘澤佑磨のフィードから34番成田安里が抜け出して仕掛ける形を作ります。

前半20分には、26番南濵優大が見事なインターセプトから、スペースをドリブルで持ち上がり、前線にパスを送り、22番佐藤陸人が受けて仕掛ける形を作ります。

前半27分には、29番奥山圭介からのパスを受けた38番松村大也がパス交換をして仕掛けていく形を作ります。

前半34分には、相手の攻撃を受けて奪ってからのカウンターの形で、38番松村大也から前線に走りこむ34番成田安里へパスを通した早い仕掛けでゴールを狙います。

前半36分には、左サイドで、19番清水楽人が31番木下翼にパスから、左サイドを駆け上がり、再びパスを受けて持ち上がり、クロスを上げてチャンスを作ります。

決定機と言うところでは、なかなか作れなかったものの、惜しい仕掛けや試みが見られる中で、相手の攻撃も割と受ける形にはなったものの集中して守り切り、前半を0-0で折り返します。

後半は、スタートから、交代で入った37番堀井真海が前線でチェイスし、体を張るプレーを見せることで、前半よりも前線での強さ激しさというところが増し、ここからのチャンスが多くなります。

後半2分に早速、37番堀井真海がシュートを放つなど、シュート意識の高さも見られます。後半11分には、パスを受けた37番堀井真海が相手ディフェンダーに囲まれる中でキープして、38番松村大也にパスを通しサイドからの仕掛けで、コーナーキックを奪います。そこで獲得したコーナーキックの流れで、37番堀井真海からのクロスを最後は、29番奥山圭介がシュートを打ちますが、ゴールはならず。

前半までの細かいきれいに崩そうという展開から、前線で相手に余裕のあるプレーをさせないようなプレッシャーとキープしての仕掛けが増えたことで、よりサイドからの攻撃でも、位置取りを高めにとってプレーする回数が増えたように感じます。

後半17分にも、バックラインからのフィードを受けた31番木下翼から37番堀井真海に通し、力強く仕掛け、再びコーナーキックを獲得するなど、セットプレーの回数も増えていきます。

得点が欲しい浦和は、後半20分に33番舘澤佑磨に代えて6番上野夏輝を投入、右サイドに入った6番上野夏輝がさっそく23分に、37番堀井真海とのパス交換でシュートを放ちます。

更に、後半24分には、29番奥山圭介に代わり、39番盛嘉伊人が入ります。

後半27分には、フリーキックのチャンスで、6番上野夏輝からのパスを受けた39番盛嘉伊人がドリブルで仕掛け、クロスから、31番木下海斗がシュートを放ち枠を捉えて良いシュートになったのですが、相手キーパーの好セーブで弾かれます。

後半途中から入った39番盛嘉伊人ですが、国体での活躍で自信をつけたのか、これまでと比べて、変わったなと思ったプレーがあり、その一つを挙げると、パスを受けてドリブルで相手選手をかわそうとした時に、結構プレッシャーもきつくて、抜きに行った時に相手に引っかかり、ボールがこぼれて更にディフェンダーとの接触もある中で、プレーを止めずに、力強く、そのこぼれ球にいち早く反応して、更に仕掛けていった形などありました。かなり良かったです。

おそらく、かなり狙いなども含めて浦和が主導権を握って攻撃ができていた後半だったので、得点が入ってもおかしくないような場面も何度かあったものの、相手の守備の意識や寄せの速さ、そして、パスコースの読みがかなり上手い選手がおり、真ん中でパスを通しての仕掛けが、通ってもおかしくないようなところで、結構触られてしまう場面もありました。

守備のところでは、特に見ていた位置というのもあったのですが、右サイドからの仕掛けからの浦和の選手が触ってのこぼれ球がゴールラインを割ってゴールキックになりそうなところで、6番上野夏輝があきらめずにスライディングでギリギリのところで触って、サイドライン側に蹴り出し、より高い位置で再び狙える、相手スローインにしたプレーなど、こういうプレーも好きですね。

後半30分前後に2つほど大きなチャンスを浦和が作ります。

後半29分に、38番松村大也からのパスを受けた39番盛嘉伊人が思い切ってシュートを狙うも、僅かに枠を捉えきれず。

後半31分には、浮き球の長めのフィードに対して、34番成田安里が走りこんで、ヘッドですらして37番堀井真海に通し、37番堀井真海が枠を捉えたシュートを放つも、ここも相手キーパーの好セーブで弾かれます。

その攻撃の後の相手の攻撃で、かなり危ない形を作られたところでは、27番清水哲太が危険なクロスボールをしっかりクリアし、決定機を逃れます。

後半34分には、今度は、37番堀井真海からのパスを受けた34番成田安里が見事なシュートを放つも、これも相手ディフェンダーに跳ね返されゴールならず(コーナーキックは、獲得。)

その後、後半38分から投入された15番石橋遼大の仕掛けや、惜しいシュートなど、なんとか、1点をもぎ取って勝利を目指す姿勢を最後まで続けた浦和でしたが、相手の集中した守備に阻まれ、また、反撃を受ける回数も少なくはなかったものの、浦和の守備陣も最後まで集中を切らさず、無失点に抑え、結果的に0-0のスコアレスドローに終わったという試合でした。

守備のところや味方の攻撃参加をケアするためにバランスをとることで、35番根岸恵汰は、だいぶ神経を使うような対応が求められて疲労していると思いますが、ここでの貢献もこの試合で守備面でも攻撃面でも見どころが多くなった要因にはなっていると思います。

パススピードのところで、相手の守備を考えると局面で、もう一つパススピードを上げる必要があったかなというところも何度かありましたが、決して甘くはない狙いのパスを狙ったところで、そのパスに反応した相手選手のプレーにも驚きつつ、相手キーパーにも、決して簡単ではないシュート(浦和にとっては、決まっていてもおかしくなかったようなシュート)を防ぐ好プレーを何度も見せられてしまった。

結果としてのスコアレスドローは、妥当だったのかなと思ってしまうんですよね。

もちろん、浦和側を応援している身としては、悔しいですけどね、結果は。

ということで、S2Bリーグ自体は、3位を争う当該チームでは、西武文理高校は敗れたものの、国際学院高校が市立浦和高校を破ったということで、残り1節と言う状況で、浦和は、国際学院に勝ち点2差をつけられて、4位と言う状況になっていると思います。

そして、1か月以上空きますが、最終節は、市立浦和高校との対戦になります。

前節終了時よりも他力の要素が増えてはしましましたが、3位の可能性も消えたわけでもないですし、最後の対戦が前半戦で、強さを見せつけられた市立浦和高校というのも良いですよね。最後は、勝つ、そして、待つ。それだけです。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

埼玉県S2リーグ 2018/09/24 浦和レッズユースB vs 国際学院高校 3-1勝利・・・3位死守をモチベーションに!

どうも、ブクメです☆

3連休の最後の試合観戦は、24日のレッズランドで開催された埼玉県S2リーグになります。

S2リーグに臨んでいる浦和レッズユースBの試合は、日本にいなかったり、プレミアリーグの日程とかぶったりで2試合足を運べていませんが、足を運べなかった本庄第一高校戦に大勝し、昌平高校B戦は、敗れたものの、3点のビハインドから2点を返す意地を見せたり、これまで得点を挙げられていなかった選手が得点を決めて調子も上がってきている様子など、結果と得点者など見るだけですが、良い流れも来ているような雰囲気も感じられる中での久しぶりの観戦となります。

今週は、色々と動き回っていた関係で、S2リーグの試合が24日の14時キックオフであるという情報以外の細かいところは調べられておらず、足を運んでから、来ていたサポーターの友人から、今日の対戦相手の3位の国際学院高校に勝利すれば、3位に自力で浮上するという話を聞き、「上位対決だったのか!」とそこで気が付いたわけです。

で、レギュレーションがいまいちわかっておらず、昇格の可能性がある2位以内が勝ち点的に難しくなった中で、どこをモチベーションに選手が戦えるかと言うポイントをわかっていなかったのですが、詳しい友人に聞いたところ(オフィシャルではないので、誤っている可能性もまだあるが、)昌平高校Bが昇格する条件は、S1リーグを戦っている昌平高校がプリンスリーグに昇格した場合のみである・・・ここまでは知っていたのですが、詳しい友人が言うには、もし昌平高校Bの昇格がなかった時には、3位のチームが繰り上げでS2Aの2位チームとのプレーオフに進めるらしいんですね。

もちろん、昌平高校には、浦和レッズジュニアユース出身の木下海斗が所属していて主力として戦っていますし、昌平高校に進んでいるジュニアユース出身選手もいますし、今後も行くケースが多いでしょうし、また、私の友人にいつのまにか昌平高校をかなり応援するようになっていた人もいますし、実力でプリンスリーグに勝ち上がるのであれば、S2Bの3位チームは、引き下がるしかないのですが、可能性の一つとして残るのであれば、と言う点でも、浦和レッズユースBが戦うS2は、3位を狙い3位死守を是が非でも成し遂げてほしいわけです。

この状況を知ったのは、夜で、実際足を運んでいたときは、勝てば順位をひっくり返せる相手で、前回の対戦では、リードしながら最後に追いつかれて引き分けて勝ち切れなかった相手なので、その2つのモチベーションで勝ってほしいというくらいの、昇格どうこうよりは、出場している選手が、集中してプレーできる要素を探してみたという感じにはなります。

では、試合の話に移りますね。

vs国際学院高校メンバーと交代は、以下

GK25番石塚悠汰、DFが左に19番清水楽人、右に38番松村大也、真ん中に26番南濵優大と27番清水哲太(後半41分⇒29番奥山圭介)、MFが左に31番木下翼(後半26分⇒36番福島竜弥)、右に22番佐藤陸人(後半20分⇒9番二見健太)、真ん中に39番盛嘉伊人(後半26分⇒14番柳田大輝)と35番根岸恵汰、FWが28番長田拓巳(後半9分⇒37番堀井真海)と34番成田安里

*浦和レッズの公式では、27番清水哲太⇒29番奥山圭介の交代が記載されていませんが、交代はありました。

となります。

試合開始から浦和ペースとなり、この試合でキャプテンマークを巻いていた、前日、プレミアリーグの富山第一高校戦でも少しの時間ながら出場していた39番盛嘉伊人が様々なポジションに顔を出しながら、攻撃の起点となるプレーが多くなります。

31番木下翼のドリブルでの仕掛けなど、序盤から攻撃が多くなる中で、迎えた7分、コーナーキックのチャンスで31番木下翼のクロスボールのこぼれ拾った39番盛嘉伊人が再びゴール前に上げ、混戦のこぼれ球を22番佐藤陸人が決めて1-0と先制します。

8分にも先制ゴールを決めた22番佐藤陸人が右サイドから突破し、味方が触ればゴールというグラウンダーの鋭いクロスを入れるもこれは、先にクリアされます。

攻撃的に行き、先制ゴールも早く決めたところで、気が緩んだところがあったのか、相手の攻撃に対してのプレッシャーやポジション取りが甘くなり、また、対応もやや中途半端になる場面が目立ち始め、枠には飛ばされないものの、相手が勢いづいてしまうようなミドルシュートを打たせてしまう場面などが増えてしまいます。

そういった中でも、カウンターが狙える形で、この試合センターバックに入った27番清水哲太が鋭い弾道で前線のスペースに走る22番佐藤陸人へパスを狙った20分の場面(やや長くなり、追いつけなかった)など、受け手カウンターと言う形で反撃を試みる場面は、ありましたが、相手ペースで、GK25番石塚悠汰の好セーブで助けられるような決定機も出始めます。

相手攻撃を耐える時間が続きながらも、30分には、31番木下翼からオーバーラップして上がる19番清水楽人へパスが通り、サイドからの攻撃で惜しい形を作ったり、前半終了間際には、オフサイドになったものの、前線で34番成田安里が見事なトラップからのドリブルで右のスペースに走る28番長田拓巳へのパスを狙った場面がありました。この場面では、左前のスペースには、39番盛嘉伊人も走り出しており、34番成田安里に収まってからの攻撃の狙いと味方の動き出しもかなり良かっただけに、僅かにオフサイドになったのが残念。

ピンチも多かったものの、前半無失点で1-0リードで折り返します。

この試合展開が続くと、前回の対戦の時のような流れになりかねないので、なんとか追加点を決めてもらいたいと思っていた後半は、スタートから2度ほど19番清水楽人と34番成田安里の連携で相手ゴールに迫る形を作り、相手の反撃の勢いを止めると、7分に、31番木下翼のドリブルでの仕掛けからペナルティエリアまでドリブルで侵入し、ラストパスを28番長田拓巳に送ってこれを難なく決めてゴール。2-0と2点差に広げます。

「いや待てよ、2点リードは安心だと思っていて逆転された試合があったな、まだ安心はできない、3点目を奪って試合を決めなければ」

と、S2リーグでの苦い経験を思い出しつつ、後半9分に28番長田拓巳に代えて37番堀井真海を投入し、更に前線で仕掛けて追加点を狙っていくというメッセージのある交代をします。

実際は、3-0で楽になってという形になる前に、30分に相手の反撃を食らい失点して2-1となり相手にも勢いが出る流れにはなってしまったものの、比較的後半は、浦和が相手を押し込む場面が多く、その中で、こちらも後半途中から投入された14番柳田大輝からだったと思いますが、37分に裏に抜け出す37番堀井真海に見事な縦パスを通し、パスを受けた37番堀井真海は、そのままキーパーと1対1の形になり、これを落ち着いて決めて3-1と再び2点差にします。

その後も、相手の反撃は跳ね返しつつ、やはり浦和の攻撃が続き、交代で入った36番福島竜弥のクロスバーを叩く強烈なシュートや、試合終了間際には、コーナーキックの流れから、ペナルティエリアの外にこぼれたボールを14番柳田大輝が狙いすましたシュートを放ち枠を捉えればゴールになっていたくらい相手も対応できないシュートだったものの、僅かに枠をそれてゴールならずも、結果的に相手の反撃を1失点後は許さず3-1で勝利となりました。

これで、勝ち点で国際学院高校と並び、得失点差でかなり有利な浦和が順位で逆転し3位に浮上しました。

S2リーグも残り2試合となり、試合数が少ない西武文理高校が月末に行われる2試合で2連勝すると、勝ち点30まで伸びて残り2試合となるので、勝ち点28の浦和レッズユースBを上回った形で残り2試合を迎えることになりますので、可能性というところで、この西武文理と、勝ち点で並んでいる国際学院との3チームでの3位争いという構図になりました。

もちろん、3位になっても、昇格の可能性は他力になってしまいますが、可能性が残るわけですから、今日自力で暫定でも3位に浮上したわけですから、ここからは、3位死守をモチベーションに残り2試合を戦い抜いてくださいね。

それにしても、10月8日の埼玉平成高校戦を終えたら最終節が11月24日で、1か月半くらい空くというのは、なかなかの日程ですね(高校サッカーの予選などがあるからですよね。)

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

埼玉県S2リーグ 2018/8/29 浦和レッズユースB vs 西武文理高校 0-2敗戦・・・相手守備に苦しみ、後半の工夫が楽しかった

どうも、ブクメです☆

今週は、ミッドウィークにもユースのS2リーグが開催されるということで、水曜日に開催された浦和レッズユースBvs西武文理高校の試合を観戦してきました。会場は、西武台高校第二グラウンドということで、何度か来たことがあるグラウンドだったのですが、今回だいぶ久しぶりに足を運ぶことになったのですが、この数年で、周辺の風景がだいぶ変わっていて(というか、工事中建設中が多い状況ではありましたが)、驚きました。

平日ということでしたが、浦和の試合の前に西武台高校のS1リーグもあって、駐車場が停められないかもしれないということと、運動不足解消も兼ねて、1キロほど離れたパーキングに停めて歩いてみましたが、通れる予定の道が道路工事で通れなかったりで、川沿いの土手をやや遠回りに歩く感じになったりしましたが、そこそこ良い運動になりましたw

湿気はあるものの、気温は、30度に届くか届かないかだったと思います。また、曇り空だったので、いつもに比べると若干涼しげにも感じました(歩いたので、無駄に私は汗をかいていましたが。)

さてさて、S2リーグは折り返しに入っており、対戦相手は、全て2度目の対戦となるわけですが、この日対戦した西武文理高校は、前回のレッズランドでの対戦で敗れている相手。この試合は、足を運ぶことができなかったのですが、S2リーグにAチームで参加しているチームとの対戦の難しさを感じさせられたような試合だったと足を運んだ方に聞いた気がします。

今日の試合は、どうだったかと言うと、S2リーグを戦う浦和レッズユースのメンバーの中でも、またメンバーやポジションが入れ替わっていたりしたことも影響はしたと思いますが、味方の動きを予測したような連携というところで、難しさが出た中で、出足よく、守備の追い込み方の速さ上手さに浦和がはまってしまう形で、個々の技術での突破がことごとく止められて反撃を受けるような展開が多い試合に序盤はなりました。

難しいスタートには、なったものの、そこに対してのハーフタイム以降の後半の工夫など含めて見どころが多くなった試合でもありますが、試合自体は、相手にとってやりやすい、連携が上手く行かず対応が遅れたところからの試合の早い時間での失点から、相手の守備の対応の速さに苦しみ、反撃を受けることが多くなりながらも、後半巻き返していくものの、試合終盤まで得点が奪えず、前がかりになったところで、反撃を受けて追加点を決められるという展開だったので、相手の思い通りの展開にされてしまったとも言えますね。

ということで、少し試合の細かいところを書いていきますね。

vs西武文理高校戦メンバーと交代は、以下

GK18番西尾優輝、DFが左に14番柳田大輝、右に27番清水哲太、真ん中に40番山田奈央と26番南濵優大(後半スタート⇒28番長田拓巳)、MFが左に36番福島竜弥、右に6番上野夏輝(後半28分⇒29番奥山圭介)、真ん中に13番與那覇航和と35番根岸恵汰、FWが34番成田安里と15番石橋遼大(後半44分⇒12番千葉希)

となります。

ベンチメンバーを含めて見たときに、S2リーグのスタメンとしてよく出ている選手たちがいないなと感じましたが、平日だから、学校行事系が夏休みでもあるのか、埼玉県の少年男子が国体出場を決めたので、国体メンバーが招集された練習試合とかが別にあったのかと思いつつ。

毎回メンバーが変わり、慣れたポジション以外をやることになるのも埼玉県S2リーグに浦和レッズBという、より別の要素に左右される形で臨むチームの宿命なので、仕方ないことです。

それぞれのメンバーの能力を考えれば、相手よりも優っているというポジションが多かったわけですが、今回の対戦相手は、特に守備の連係の良さが目立ち、サイド攻撃に対しては、すぐに二人に囲まれるような形で個人で突破することが難しく、ある程度プレスをかけたところでのパスを狙った出足も相手が早く、長いボールに対する守備の対応も早かった。味方同士の連携も、私が見た限りでは、今日の試合での構成も試合でそれほど見たことがある組み合わせでもなかったため、いつも試合を一緒にやっていてポジションも大体同じだから、動きはわかるよというパスの連携での打開などが難しいようにも見えました。

開始早々の相手キーパーに対しての15番石橋遼大のチェイスだったり、運動量や激しさのところでの意識は高く入れていたと思います。

ただ、やはり試合を難しくしたのは、前半4分の失点で、相手のセットプレーに対して、決して相手に有利な形ではなかったと思いますが、こぼれ球に対して、誰がクリアするのかで一瞬迷いが出たというか、そこを狙われて決められてしまいます。

そこからは、前半6分のバックラインからの40番山田奈央からの長めのフィードで6番上野夏輝に繋げて仕掛ける形など、相手が浦和がパスを預けたい中盤へのプレッシャーが早かったこともあるかもしれませんが、長めのボールでの展開が多くなったように感じます。

また、サイド攻撃を仕掛けたときに、先ほど書いたように、相手のプレッシャーが早く、そこで奪われてしまうということも多くなりました。

前半は、数が少なかったものの、13番與那覇航和と35番根岸恵汰が近い距離で細かくパスをつないで手数をかけずに右サイドを駆け上がる27番清水哲太にパスを通してサイドからクロスなど、相手が寄せる前にテンポよく攻撃がつながった時は、チャンスになりかけていました。

長めのパスと前線の動きというところでも、34番成田安里が、裏へ流れたり、少し降りてきたりとパスを受ける形を工夫して動こうとしていたものの、そこに対しての相手の守備の対応も早く、また、味方との連携のところでも、ずれることが多く、なかなか収めることができない状態が続きます。

その中でも、16分の15番石橋遼大からいったん6番上野夏輝に下げて、相手が予測したコースの裏をかいたパスを出したところに、34番成田安里が反応してあと一歩で抜け出せるというところだったり、19分に35番根岸恵汰から右の27番清水哲太、裏へ抜け出した34番成田安里へのパスは、オフサイドになるなど、動きとパスの狙いが合ってくると面白くなりそうだという場面が何度かありました。

結果的に決定機が作れていないということは、崩せていないということには、なってしまいますが、15番石橋遼大の仕掛けからファールを受けてゴールに近い位置でフリーキックを得た場面や、13番與那覇航和からのパスを受けて36番福島竜弥が仕掛けてコーナーキックを獲得するなど、セットプレーもそれなりに獲得することはできていましたが、セットプレーの精度もやや欠く前半ではありました。

0-1で折り返した後半は、特に目に留まったのは、13番與那覇航和のプレー。中盤で、守備のところで、相手からインターセプトする回数が多いのは、前半からそうだったのですが、後半は、相手の守備を崩すための動きの工夫が13番與那覇航和のプレーによって多く行われ、実際にそこからチャンスにつながる形も増えていました。

その1つの印象的なプレーは、相手の守備が浦和がサイドから攻撃しようとした時に、2枚で囲んでコースを限定させつつ無理に仕掛けてきたらそこで奪いきってしまう、または、パスミスを狙うようなプレーに引っかかるケースが多いところで、13番與那覇航和は、わざと2枚に食いつかせつつ、そこから中へのドリブルで2枚をはがして引き付けたことによって空いたサイドのスペースに味方を走りこませてパスを通すようなプレー。

中盤で奪われず、また、そのようなプレーが出ることで、前半と比べるとサイドからの攻撃などもより相手のゴールに近づけるようになっていたと思います。

サイドのスペースが空くことで、サイドバックに入っていた14番柳田大輝が攻撃参加できる場面も多くなり、前半と比べると、可能性の高い攻撃が増えていたのは確かなのですが、やはり全体的に、相手の寄せの速さから、パスが中途半端になることが多く、技術がある選手がキープして、足先で出したところに、味方が反応できていないなど、連携がしっかりできていれば、相手を欺く形で突破できるのですが、この辺りが、アバウトに見えてしまうというのが適当でしょうか、やや雑なパスに見えてしまうことも多くはなりました。

ただ、試合の中で、適応力のある選手は、徐々に味方の狙いを読んで細かいパスからの展開などで相手の寄せをかわせるような場面も増えてきます。

また、後半投入された28番長田拓巳も特に後半の中盤以降では、体をはったプレーで前線でキープして収められる回数も増えてきて、捌いたり、粘って相手のファールを誘って高い位置でフリーキックを獲得したり、全体的にシュートが少ない時には、思い切ってシュートを狙ってみる場面も作ったりしていました。

34番成田安里も、本人としては、結果を残せなかったと感じているかもしれませんが、私がこれまで見てきた中では、動きのキレや、狙いなどは、一番良かったように感じています。

S2リーグの難しさと言うよりは、このくらいのレベルのカテゴリになったところで、ある程度の固定メンバーで連携面を高めながら、そこに多くの選手が絡んでいき、シーズンが進むごとに完成度が増していくという形が取れないBチームで臨むことの難しさは見えますよね。高校サッカーのBチームともまた違う、人数がある程度限られる中での戦いでもありますし、入れ替わりも凄く多い。ただ、はっきりと言えることは、浦和レッズユースBチームでS2リーグを戦っているメンバーは、より味方の動きを見て1試合の中でできる限り理解することが求められるので、そこを意識的にできている選手にとっては、今後、他の場面でも確実に生きます。

1試合の中で、味方の動きも理解しながら、相手の動きも理解して、どういうプレーをすることが求められるかを考える適応力も必要になるわけで、考え方によっては、この環境の方が成長が早くなる選手もでてくるかもしれないなとも最近は、思っています。

S2リーグでも、チームとしては、かなり良い経験を積めような環境になっているなと、ここ最近はS2リーグを比較的多く観戦できている中で感じつつも、やはり、では、S1リーグに上がったら、どれだけの経験を積めるのだろう、見ながらどういうことを感じられるのだろうという期待も膨らんでしまっており、それを考えると、やはり結果も求めてしまう自分もいます。

なので、見る側としては、当然ですが、どちらも求めてこれからも見ていきます。今年は、1つのチームで2つの真剣勝負を同時に見させてもらえている。本当に、楽しいです。そして、難しいです。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

高円宮杯プレミアリーグ2018/08/26 浦和レッズユースvs鹿島アントラーズユース 0-1敗戦・・・私は、悪いとは思わない

悔しい敗戦から一夜明けて、頭はリフレッシュされましたか?

ここ最近は、なんだか、車を運転する時間、距離が、麻痺していて、気が付けば、家から昨日の会場だった鹿島アントラーズクラブハウスへの行き帰り下道で4時間ほどと、昨日はおまけで、旅行に行っていた姉を羽生あたりまで迎えに行くというおまけつきで、だいぶ運転したようで、運転している時は大丈夫だったのですが、戻ってから力尽きて、その日のうちには、ブログは書けませんでした。

寝る前に一瞬、ユーティリティプレーヤーについて頭の中で考えながら、過去に、ユースにもユーティリティプレーヤーとして、試合に多く起用され、ただ、プロを目指すという点で考えたときには、アピールポイントが逆に作れずに苦しんでいるようにも見えた選手がいたな、そうならないでほしいなとか頭でぼんやり考えながら、でも、今年のそれは、既に大きな武器を見せている選手で、そのポジションでのプレーに関しては、既に大きなアドバンテージを持っているから、そこが消えなければ大丈夫かと思いつつ、眠りにつきました。

で、見ていた私の方としても、一夜明けて、頭がリフレッシュされていました。

たぶん、そのまま頭がぼんやりした状態で、その日のうちにブログを書いていたら、一夜明けて書くのと別方向から文章を書いていたかもしれません。

で、途中まで文章書いたところで、いったんシャワーを浴びて、またリフレッシュして書き始めると。

クラブユース選手権が終了し、その後、水戸ホーリーホックカップや、和倉ユースを1日だけですが、観戦しつつ、レッズランドでの両面同時開催の横浜F・マリノスユースとの練習試合(・・・は、ほぼ試合の内容がごちゃごちゃになっていて頭に入っていない)と、そして、プレミアリーグの後半戦がスタートで対戦相手が、今シーズンやや抜けた成績で首位に立っている鹿島アントラーズユースが相手。

後々、聞いてみると、鹿島アントラーズのクラブハウスでのアウェイでの試合では、遺恨が残るような出来事もあったということだったのですが、私の記憶にどうしてないのかと思っていたら、日本にいなかったりで、そのアウェイの試合には足を運べていなかったというだけのようで。ただ、昨年からピッチに立っている選手にとっては、そういう思いもあったのかもしれませんが、試合前には、そういう状況は踏めてませんでした。

今年の対戦で言えば、トップチームのバタバタゴタゴタに再び巻き込まれる中での暫定体制下での開幕戦でしたよね。

あれから、新体制になり、少しずつですが、その色というものも見える中で、シーズンの半分が終わって、残り半分がスタートする試合。

クラセンまでが前半戦だと考えると、後半戦への準備段階での期間の数試合を見る限りは、スターティングメンバーの構成というところでは、大きな変化はないものの、数選手が入れ替わり、この試合では、ベンチ入りのメンバーの姿もフレッシュなところがポツポツ。

ちょうど、前日にS2リーグを見た限りでは、前半戦のプレミアリーグやクラブユース選手権で出ていた選手のパフォーマンスは、かなり良かったので、パフォーマンスではないところの背景など(全然わからないですが、忘れ物系とか、態度がとかw、過去にもあったような感じのできごとだったりしてと)も、もしかするとメンバー構成に影響はしているのかもと思う部分もありつつ、それでも、個々では悔しい思いにはなるとしても、継続して、多くの選手にチャンスが与えられているように感じています。

前置きがだいぶ長くなりました。

試合の話に移りますね。

vs鹿島アントラーズユースメンバーと交代は以下、

GK1番石井僚、DFが左に3番林海斗、右に2番北村龍馬、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に11番清宮昴大、右に9番二見健太(後半20分⇒32番佐藤優斗)、真ん中に10番池髙暢希(前半11分⇒22番佐藤陸人/後半43分⇒26番南濵優大)と24番山中惇希、FWが17番波田祥太と4番大桃伶音

となります。

鹿島アントラーズユースと試合をするときには、戦い方を変える必要があるというのは、以前からの対戦でもよく書いてきたように、ちょっと特殊で、ハイボールに対する戦い方などでかなり強さを発揮してきたり、強度のところでの勝負が必要になることから、ある程度は、そういう点を意識した布陣ににはなっていたと思いますが、メンバー構成の名前に大きな変化はないにしても、10番池髙暢希と24番山中惇希という中盤2枚の組み合わせや、スタートからの4番大桃伶音が最前線に入る布陣に関しては、もちろん、4番大桃伶音が前線に入る形は、ここ最近は、よく見られているものの、少し驚きました。

また、これは、試合展開の流れでの負傷交代などもあって、仕方ない部分はあったとは言っても、流れの中で精度の高いキックを蹴れる選手は多くいたものの、実際にこれまで武器になっていた、セットプレーの置いて蹴るというところで精度高く蹴ることができる選手が不在になったことなども、若干影響したことも考えられます。

ディフェンダー専門の選手の前線での起用で毎回思い出すのは、現在VONDS市原でプレーしている浦和レッズユース出身の西袋裕太になるのですが、彼がユース時代にもスタメンからフォワードと言うことは、なかったものの、パワープレーで上がることが多く、そこで実際に結果も多く残していた彼でも、やはり高さを生かした競り合いが強いと言われていても、フォワードとしてのプレーとディフェンダーとしてのプレーは全く違っていて、難しいという言葉は、よく聞かれました。

近い昔だと、現在東京国際大学でプレーしている小木曽佑太もそうでしたね。ヘッドで強い、セットプレーで強いのと、前線でフォワードとしてのプレーができるかは、また別の話なんですよね。

だから、4番大桃伶音が、体が覚えているディフェンスとしての高さと強さを生かしたプレーと前線で求められるプレーが違うかに苦しんでいる姿は、なんとなく想像できます。サイドの前線の選手が、サイドバックで経験を積まされるのとは、まったく別次元ですよね。

その中で、高さ強さでより力を見せるような今日の相手ですから、より難しさを感じてプレーしていたと思います。序盤は、やはり競り合いのところでは、タイミングも取るべきポジションも、相手の方が数段上で、何度か競り合ってフィフティにこぼれるような形が何度か起こるという形にはなりましたが、この試合では、近い位置で11番清宮昴大や17番波田祥太が、こぼれ球に対する意識を強く持ってプレーしていることがうかがえ、ここが機能した数回は、惜しい形に繋げることができていました。

この試合で感じた要素としては、適応力もその一つで、特に、中盤を細かくさばいてとか、キープして展開してみたいな試合になっていない中での、急に入った22番佐藤陸人も、準備のところもそうですし、そもそも、中盤としての求められるものが違うところで急に入ったことで、しばらくは試合に入りきれない様子があったのですが、先ほどの4番大桃伶音も、22番佐藤陸人も、試合が進むにつれて、この早い展開の中で適応していけるのは凄いなと思ったのですが、試合の後半途中から終盤にかけては、4番大桃伶音に関しては、競り方を工夫して収めることができるケースが増えてきて実際に、チャンスに繋げられる回数が増えていたこと。22番佐藤陸人も、受け手としてポジションを考えて、簡単に捌くプレーで攻撃にリズムを生み出すこともできる時間帯が多くなっていました。

正直なところ、私個人的には、試合開始から前線での競り合いで勝てないところを見ていて、相手のディフェンスラインの高さを見つつ、サイドでプレーをしていた11番清宮昴大を前に入れて、高めではないボールで動きながら競り合いをした方が良かったのではないかと思っていたのも事実です。たらればです。

総合的に見ると、4番大桃伶音を今後も高さと強さを生かしたフォワードとして起用していく意図があるのであれば、この試合での経験と試合の中での変化は、確実に生きていくとは思います。

24番山中惇希に関しても、私が言うまでもないのですが、サイドに置いて仕掛けるほうが、より相手を脅かしてこちら主導に持って行ける可能性があったようにも見えますが、これも結果論ですし、中盤で相手の攻撃をつぶすために走り回るというところでは、彼をそこに入れていたことで機能していたとも言えますし。

後半途中に2番北村龍馬が、右サイドバックで気持ち高めにポジションを置いてプレーしていたところなども、実際に攻撃として機能しかける場面もありました。

バックラインで23番遠藤龍河の気持ちの入ったヘッドでの跳ね返しとかも良かったです。

なんというか、たぶんなのですが、相手の強さを警戒して入ったところや、リスクのかけ方のバランスが悪くなっていたことが、この試合を難しくしてしまった部分もあるのかなと、思ってもいます。

萎縮するくらいポジション移動が制限されていることもないと思いますし、実際に、攻撃がはまっている時の今年の浦和レッズユースを考えれば、ポジション移動やカバーをしあうこともできてきているわけですし、3番林海斗も、セットプレーでのキッカーとしては、思うように蹴れていなかったとしても、動きながらのフィードでは、やはり魅力を見せていましたし、それに加えて、仕掛けることができる時のもう一つ前のへの抜け出しの回数などが、思うように行かなかったのは、相手の攻撃を警戒した守備意識のところにもあったと思いますし、これも、私個人的に思うことですが、センターバックに8番白土大貴を入れている以上は、この試合では、23番遠藤龍河が高さと強さというところで跳ね返せていて、細かいところで8番白土大貴がカバーするという形で機能していたのですから、後半途中からできていたように、自分たちの攻撃の形で相手の強みを半減させるような勝負の仕方ができると良かったのかなとも思いつつ。

少なくとも、新体制になってからのここまでの形を見ている限りは、同じ形でチームを固めきってしまって戦おうというよりは、様々な試みをプレミアリーグでもやっていこうという方針が見えるので、そこは、もちろん、見る側の私の主観での「こうした方が良い」と思うことはありますが、その変化の意図と、ここで求められることは何だったのかなど、見る側としても考えながら見ていかなければなと思った次第です。

ということで、別方面から書いていたら、長くなってしまったので、細かい試合の流れは、書きませんが、この試合で「お!」と思ったところをいくつか挙げて終わりますね。

カウンターが面白いと思った場面がいくつかあったこと。長いボールが多くなった展開で相手の攻撃を受けることも多かったということもありますが、1番石井僚の好セーブからのカウンターと言う形で、9番二見健太を活かしたカウンターで2回ほど相手を脅かすプレーがあったこと。また、この試合でプレミアリーグ初出場となった32番佐藤優斗(S2でもサイドバックが多かったところが、ここで本来の攻撃力が発揮できる、サイドの前目で起用されたのも、なるほどでしたが。)が、カウンターで突破して仕掛けた形は、相手にも確実に脅威になっていました。受ける形が多い試合が多くなるのは、問題ですが、カウンターでの得点パターンとして見えたものとしては面白かったです。

あとは、後半終盤に見せていた中盤とサイドバックが高めにポジションを取って、近い距離での細かいパス回し。22番佐藤陸人と24番山中惇希と高めにポジションをとった時の2番北村龍馬だったり、3番林海斗だったり、サイドで動き回っていた11番清宮昴大だったりともう一人近くにいる選手などでテンポよくパスを回した時には、狭い中でも相手が付いてこられないような場面があり、もちろん、奪われるリスクはあるものの、相手チームのタイプ的には、こういうプレーをすることで、流れを引き寄せることもできるんだよなと、再確認したり。

来週からは、2週連続でホームの駒場スタジアムで勝ち点が近い相手との対戦ですから、今日の試合で得たことの方をしっかり継続して、これまでの強みも継続して、この試合での結果的には敗れたものの、試合の中で得られた手応えの部分を大事にして、勝ちに行きましょう!

クラセンで敗れた清水エスパルスユースとの再戦になりますが、受ける形ではなく、こちら主導で戦える展開になることを願っています。プレミアリーグにおいては、アウェイで既に打ち負かしている。相手の今度は負けないの気持ちに1度はやられたものの、ここからはイーブン(和倉ユースで勝っているから、少しアドバンテージは浦和!)相手も、浦和の戦い方を意識してではなく、自分たちの良さを出して行こうとしてくるはず。うちも良さを活かして。アウェイで勝利した時のような鳥肌の立つ試合を楽しみにしています!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

和倉ユース2018/08/17 浦和レッズユースvsヴィッセル神戸U-18、清水エスパルスユース・・・3日目のみのため、大会全体を考慮できず

どうも、ブクメです☆

毎年恒例の浦和レッズユースの夏の参加大会となっている石川県開催の和倉ユース。

今年は、もろもろ、なんというか、バランスが悪いというか、なんというかで、足を運べなそうだなという流れになっていたのですが、3日目の対戦相手がヴィッセル神戸U-18と清水エスパルスユースとクラセンの再戦のような対戦カードになったということで、強引に仕事を終わらせて、半ば勢いで、夜中に車で出発して、3日目のみ観戦する流れとなりました。

19日の早朝から帯広に行く関係で、18日の早めに戻って仕事をするなど、なんだか、本当に無計画な動きになるため、このブログを書いてから、夜中にまた車で戻ります。強行日程でも、2試合見られますし、合間に睡眠取って、しっかり見たいなと思っていたところで、まあ、ちょっと私の人生の中でも1,2を争うような出来事があり、結果的に、頭の中がフラフラの状態で観戦してしまうという情けない流れになってしまったのですが、初戦のヴィッセル神戸U-18戦は、やや難しい展開の試合になってしまっていましたが、清水エスパルスユース戦で気持ち良いゴールと勝利が見られたので良かったなと思っています。

また、クラセンが終わり、プレミアリーグが再開、そして、Jユースカップへと入っていく中で、色々な選手の組み合わせでのこれからのチームが見られたということも良かったと思います。

ただ、やはり、こういう連戦で試合数が多いという大会は、初日から見ていかないとダメだなと感じたわけで、足を運んだ方に話を聞くと、初日が思うように戦えず、檄が飛んで、2日目の快勝によって決勝トーナメントをもぎ取っての3日目、2日目は、天候がかなり厳しかったらしく、それも含めて2日間でたまった疲労で選手の体を重くしていたのかとか、話を聞いて想像することはできても、実際に自分の目では見られていないわけなので、実際どうだったのかなと。

そういう、自分の試合観戦した際の状態というところでは、不満を持ちつつ、簡単に2試合に降れますね。

*ちなみに、この大会は、30分ハーフで、決勝トーナメントは、引き分けの場合は、即PK戦です。

vsヴィッセル神戸U-18

GK18番西尾優輝、DFが左に3番林海斗、右に2番北村龍馬、真ん中に40番山田奈央と8番白土大貴、MFが左に43番上野夏輝(後半スタート⇒24番山中惇希)、右に7番岡村勇輝(後半スタート⇒20番冨田蓮)、真ん中に22番佐藤陸人(後半スタート⇒16番玉城大志)と21番縄田脩平(後半8分⇒13番與那覇航和)、FWが4番大桃伶音と34番成田安里(後半8分⇒9番二見健太)

となります。

この試合は、全体的に、体が重く見え、更に、歴代でも何度か見てきたような、長くセンターバックでやってきた選手がフォワード起用されるという難しさと言うか、起用の意図がどこにあるかによって、見方も変わってくるとは思いますが、高さ強さの前線への収め方というか、そういうところでの難しさと、組み合わせた選手がもう少し考えるべきなのか、とにかく、そういうところでは、勉強になる試合と言うか、2トップでそれぞれ、やれるであろうプレーが、お互いを活かすのか、活かされるのか、ポイントポイントで見れば、この選手がこういうプレーをできるようになると、良いなと言う部分は、あっても組み合わせとしての難しさもあったのかなと感じつつ。

例えば、4番大桃伶音がフォワードとしてのプレーも今後視野に入れていくとすれば、後半の9番二見健太との組み合わせの方が、9番二見健太が、4番大桃伶音が競った際に、競り勝てるか、競り勝たなかったけど、こぼれ球が来る位置を考えて動いていたことで、そこからのチャンスは、あったかなと。

得点経過とすると、前半4分に失点したものの、後半7分に、4番大桃伶音が少ないチャンスの中で、思い切ったシュートが見事なコースに飛び、ゴール。1-1のまま終了し、PK戦で敗れるという流れでした。

 

vs清水エスパルスユース

GK1番石井僚、DFが左に14番柳田大輝、右に20番冨田蓮(後半19分?⇒2番北村龍馬)、真ん中に40番山田奈央(後半19分⇒4番大桃伶音)と26番南濵優大(後半19分⇒16番玉城大志)、MFが左に24番山中惇希(後半6分⇒21番縄田脩平)、右に7番岡村勇輝、真ん中に43番上野夏輝と22番佐藤陸人、FWが9番二見健太(後半13分⇒34番成田安里)と13番與那覇航和

となります。

この試合は、試合の入りから非常によく、特に久しぶりに中盤の位置に入った43番上野夏輝と22番佐藤陸人の組み合わせのところで、動きにも連動があり、また、左右早い展開での攻撃などで、相手を揺さぶることもできており、実際、相手チームは背番号の番号がかなり大きめの選手が多かったので、クラセンの時のメンバーよりは、1,2年生の選手も多かったのかなとは感じつつも、やはり、個々の選手の能力や技術が高いなと言う印象は受けていたものの、それ以上に浦和のプレーが優っていたという試合。

ただ、浦和ペースには見えていたものの、相手の方がシュートは打っていたという印象が強かった前半は、0-0で終わり、では、ペースは握っていてもシュート意識が少ない浦和がどうやって点を取るかなと思っていた後半4分に、先制点が入るのですが、この試合の細かいパスと動き、そして展開が上手く行っていたという流れを象徴するようなゴールで、ゴール自体は、コーナーキックからの流れにはなりますが、43番上野夏輝からのショートコーナーで受けた20番冨田蓮が鋭いクロスを上げ、40番山田奈央、7番岡村勇輝と経由して、最後は、22番佐藤陸人が良い位置に走りこんでゴール。

これが近い距離でテンポよく、そして、ゴールを決めた22番佐藤陸人も良くその位置に入り込んでいたなと言う形での見事なゴールでした。

そして、後半12分には、21番縄田脩平からのパスをキーパーとどちらが先かと言う、判断力の勝負になるというプレーで9番二見健太が一歩先に触って決めるという、これまた見事なゴールで2-0と突き放し、結果的に2-0で勝利となりました。

結果も良かったのですが、この試合では、前半20分の中盤で22番佐藤陸人がパスを受け、少し降りた位置で13番與那覇航和につながり、9番二見健太に渡し、右サイドから前線に走る7番岡村勇輝に通して、クロスを上げた場面だったり、後半18分の22番佐藤陸人から13番與那覇航和、右のスペースに開くように抜け出した43番上野夏輝から、触れるかどうか、触れればゴールくらいのキーパーと走りこんだ34番成田安里へのクロスまでの流れだったり、縦横細かくリズムの良いパス回しと、そこにサイドを広く使った展開でチャンスを作るという形が多く見られたのも良かったと思います。

ただ、全体的に思い切ったシュートが少ないようにも思えたのは、おそらく清水エスパルスユースの選手の方が思い切ってシュートを打つ回数が多かったからかとは思います。

と言うことで、簡単になりましたが、バタバタと足を運んだ大会3日目のブログを書きつつ、明日の午前にもう1試合あるのですが、ちょっと調整が上手く行かずに、明日試合を見てから運転して戻って、仕事して19日という流れが難しいので、私は、この後、チェックアウトして帰ります。

この和倉温泉とか能登島とか、このエリアは、凄く観光にも良い場所で、特に今回は、つくづく実感したのは、バタバタと試合観戦だけで来るところではないなとw

それでも、1日だけでしたが、足を運んで良かったなと思える1日でした。

あと、現地で心配していただいた皆様、ありがとうございました。そして、お騒がせしました。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

クラブユース選手権2018/07/26 浦和レッズユースvsヴィッセル神戸U-18 3-1勝利・・・またも完勝に近い内容で準々決勝へ!

どうも、ブクメです☆

グループステージ最終戦から決勝トーナメントのラウンド16は連戦ということで、ここを乗り越えると、ここからは、試合ごとに1日空くため、疲労の蓄積などもありますが、なんとか踏ん張って戦ってほしい状況。幸い、天候気候としては、グループステージ初戦の猛暑から、試合ごとに少しずつ暑さと言うところでは、和らいでいく(死ぬほど暑いから、普通に暑いになっていった程度w)流れで来ており、ラウンド16の試合では、曇り空で涼しいとまでは、言えないものの、試合に影響があるほどの暑さとはかけ離れた、比較的良いコンディションになりました。

さてさて、この大会の、前橋総合運動公園での試合の時には、どんなこと自分は書いていたかなと昨年のブログを見て見たら、大体同じようなことを書いているのですが、スタンドからピッチまでの距離がやや遠くなるものの、確率的にはそれほど高くない、この会場での試合ながら毎年1試合は、ここで試合をやっているというイメージがあるため、ここで試合があると「全国大会だな~」という感想を持つように勝手になってしまっています。

今日も、そんな感じで、ここに来るといつも一番上で立ってみるのですが、この試合もそんな感じで見させてもらいました。良い意味でリラックスして。

応援する側としたら、選手を鼓舞して負けないようにとにかく勝つことだけに集中して見るぞという感じになるべきなのでしょうが、今大会は、若干不思議な感情がまとわりついています。相手が調子が悪ければ良いなとか、運よくでも点が入れば良いなとか、その真逆で、今年の浦和レッズユースの勝負強さを自分の中でも確固たるものにしたいのか、具体的に今の浦和レッズユースのどこが強いのかを見つけていきたかったので、「相手は凄く強くて、強烈な個を持ったような選手がいて、厳しい試合になるくらいがちょうど良い」という思いが何だか強くなっています。

その点では、この試合の対戦相手のヴィッセル神戸U-18というのは、地域が全然違うので、あまり浦和レッズユースが対戦するという試合を見たことはないにしても、昨年のこの大会のグループステージ最終戦で戦った印象や、ジュニアユースの全国大会の会場で少し試合を見たことがあって、その時の印象からすると、そういう期待ができる相手ではあったのですが、結論から言うと、関西のチームからよく見られるような気迫とか(良い意味での?)怖さとか危なっかしさとか、そういうものも感じられませんでしたし、試合自体も、今の浦和レッズユースの守備を脅かすようなプレーも危険で大胆な試みもほとんどされませんでしたし、そういった意味では、少し残念な気持ちもありました。

では、試合の話に移ります。

vsヴィッセル神戸U-18メンバーと交代

GK30番鈴木彩艶、DFが左に3番林海斗、右に20番冨田蓮、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に24番山中惇希(後半40分⇒37番堀井真海)、右に10番池髙暢希(後半40分+2分⇒26番南濵優大)、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢(後半30分⇒21番縄田脩平)、FWが9番二見健太(後半18分⇒11番清宮昴大)と17番波田祥太(後半27分⇒4番大桃伶音)

となります。

前半スタートから、サイドからの攻撃で多くチャンスを作る浦和は、1分に右前線でボールをキープした10番池髙暢希が攻撃参加する20番冨田蓮に落としてサイドからのクロス、続いて5分には17番波田祥太がサイドに流れてクロスを上げコーナーキックを獲得、10分には、10番池髙暢希の右サイドからの突破からゴール前に入る9番二見健太へのパスは、惜しくもオフサイド(サイド攻撃ではないが、直後の23番遠藤龍河からのパスに抜けだして9番二見健太が放ったシュートは、かなり惜しかった)と、サイドからの攻撃で相手ゴールに迫り、更に、この大会通じて目立っている、ペナルティエリアに近い位置でのボールキープや粘りからの相手ファールを受けてのフリーキックや、サイドの仕掛けからのコーナーキック獲得など、セットプレーのチャンスが、この試合でもかなり多く、6分のコーナーキックからの16番玉城大志のクロスを23番遠藤龍河がヘッドで狙った場面など、そのセットプレーから相手ゴールを脅かすプレーも多くなりました。

攻撃面では、10番池髙暢希のキープ力が試合ごとに更に強さを増していき、13分には、そういうキープした形から17番波田祥太にラストパスを送り、ゴールにはならなかったものの決定機を演出します。

攻勢の中で、迎えた前半17分に10番池髙暢希の仕掛けから相手キーパーが対応しきれずに中途半端に弾いて浮き球が、ちょうどペナルティエリア内の良いポジションに入っていた17番波田祥太のところにこぼれ、これをダイレクトで決めて先制、1-0とします。

前節に引き続き、嗅覚と言うか、来そうなところに入っていたことでの見事なゴールとなりました。

前半33分には、17番波田祥太のキープから左サイドに流れる24番山中惇希につなげ、持ち上がって左サイドからのクロスを10番池髙暢希がシュートを狙った場面も惜しかった。

ほとんど相手に危険なシュートを放たれることのなかった前半ですが、唯一の決定機は、相手シュートが枠を捉えず失点は免れます。

前半を1-0で折り返し、迎えた後半、1点を追う相手の激しい攻撃が・・・となるムード作られる前に9番二見健太の仕掛けからペナルティエリアで倒されてPKを獲得。

このPKを10番池髙暢希が難なく決めて2-0とします。

後半4分には、3番林海斗の左サイドからの攻撃参加し、24番山中惇希からのパスを受けクロスを上げて17番波田祥太がディフェンスと競り合う形でゴールを狙うも、ここは、ファールの判定。

後半9分には、前線への突破を試みた9番二見健太へのパスがこぼれる形でキーパーと1対1になる決定機を作りキーパーは交わしてゴールに流し込もうとするも、ギリギリで戻った相手ディフェンダーにクリアされてゴールならず。

そこで得たセットプレーのチャンスで、16番玉城大志からのクロスを24番山中惇希が受けて、23番遠藤龍河がゴールを狙う惜しい形を作ります。

直後にも思わず、「その位置からのヘッドでなんであれだけ強いヘディングをできるんだ」と一緒に見ていた方から言葉が漏れた(私もそう思っている)、ペナルティエリア外くらいからの5番大城螢のヘディングシュートなどありつつ。

試合展開としては、こんな感じで相手は、もちろん2点ビハインドで後半はゴールを狙いに来ているとは思いますが、そのほとんどの攻撃を浦和の守備陣と中盤の選手などの連携で跳ね返しつつも、何度かは、危険な場面を作られることも出てくる時間の中で、まずこの試合を左右したのが、後半18分の相手の真ん中からの仕掛けに対して、守備陣が並んで下がってしまい、シュートコースが空いてしまったところで放たれた決定的なシュート。これを30番鈴木彩艶がスーパーセーブで防ぎ、失点を免れます。ここで決められていたら、相手が勢いに乗っていたかもしれないとも考えつつ、ペースを相手に渡さずにその後もできていたものの、後半29分に結局相手にゴールを許してしまい1-2の状況になったのですが、今年の浦和レッズユースの本当に強いところが、こういう展開になっても崩れないところなんですね。

更に、グループステージのモンテディオ山形戦同様に、後半途中から投入された11番清宮昴大の追加点は大きかった。

相手ディフェンダーとキーパーの距離がやや空いたところで、そのスペースにパスが出された時に、11番清宮昴大が猛ダッシュ、相手キーパーも飛び出してクリアしようとしたものの、僅かに11番清宮昴大が先に追いつきゴール!

残り10分ほどとなった後半32分(この試合は40分ハーフ)で再び2点差に開いたことで、より浦和レッズの集中力も増し、とにかく点を取らなければならない相手の攻撃で34分にゴール右隅の難しいコースへの決められてもおかしくないようなシュートを30番鈴木彩艶が、見事な反応ではじき出し、このピンチの場面を防いだことで勝負あり。

試合全体を通して、ペースを握った浦和レッズユースの快勝となりました。

28日には、準々決勝で清水エスパルスユースとの対戦になりますね。

既にプレミアリーグで1度対戦している相手で、アウェイで足を運べた方も少なかった中で、今シーズンのチームの躍進の可能性を強く感じさせてもらった、見事な逆転劇の試合。

クラブユース選手権で敗れた三菱養和SCが勝ち上がってきたほうが、今度こそ倒してやるというモチベーションが作りやすいのでやりやすいという声も聞こえてきましたが、それとは逆の、前回の敗戦の借りを返してやろうと、強い気持ちで向かってくることが予想される清水エスパルスユースということで、やりにくさも確かにあるかもしれませんが、その試合に足を運べた数人のサポーターからすると、あの試合での興奮するようなプレーを今度は、多くの方が見られるところで見てもらえるので、その方が良いという考え方でまとまりましたw

ここからの相手は、強烈で手ごわい相手であってほしい。そういう相手とギリギリの戦いをすることで、昨年果たせなかった優勝が見えてくる。

より貪欲に!

ではでは。

写真は、facebookページで掲載しています。この試合の写真はこちら

クラブユース選手権2018/07/25 浦和レッズユースvsコンサドーレ札幌U-18 3-1勝利・・・有利な条件の相手を一蹴、決勝T進出

どうも、ブクメです☆

決勝トーナメントの対戦相手と場所が決まってからブログ書こうと言うことで仕事してたら、書き始めが遅くなりましたw

前橋総合運動公園でヴィッセル神戸U-18との対戦ですね。下増田の確率が高い中ですが、浦和レッズユースの夏の全国では、前橋総合運動公園がかなり高い確率で入ってきますね。前橋総合になりそうだとサポーターの方と話していたら、やはりそうなったり(NTT図南はなんとなく嫌だと言っていて、そういう話題出すとなるからやめよう見たいな話もしてましたがw)

そんな頻度の多い、前橋総合運動公園なので、この会場では、嬉しい勝利の記憶も、悔しい敗戦の記憶も色々残っています。

今回は、嬉しい記憶にしてくれそうだというくらい、チームにエンジンがかかりまくってますね!

そして、天気予報を見る限りは、曇りで30度に届くか届かないかということで、猛暑という余計な動きを鈍らせる要素も少なくなりそうで、少し安心しています。

ということで、グループステージ第3戦。第2戦で快勝した浦和レッズユースでしたが、第1戦勝利した2チームの対戦が引き分けでアビスパ福岡とコンサドーレ札幌が共に勝ち点4まで伸ばしていて、コンサドーレ札幌は、引き分けでも突破が決まるという、浦和レッズユースにとっては、勝利しないと敗退がかなり濃厚になるという、ある意味追い込まれた状況での試合となりました。

この試合も、昼過ぎには結構気温は、上がったものの、試合の時間帯は、曇りベースで多少はプレーしやすい気候になっていたのかと思います(猛暑を考えればマシというレベル。)

ということで、試合の話に移ります。

vsコンサドーレ札幌U-18メンバーと交代

GK30番鈴木彩艶、DFが左に3番林海斗、右に14番柳田大輝(後半スタート⇒20番冨田蓮)、真ん中に8番白土大貴と23番遠藤龍河、MFが左に24番山中惇希(後半35分⇒26番南濵優大)、右に10番池髙暢希、真ん中に16番玉城大志と5番大城螢(後半30分⇒2番北村龍馬)、FWが17番波田祥太(後半26分⇒37番堀井真海)と11番清宮昴大(後半18分⇒4番大桃伶音)

となります。

ここ最近は、年末のGO FORくらいでしか対戦する機会があまりないコンサドーレ札幌U-18ですが、かなり前に浦和レッズユースがプレミアリーグ初年度に戦ったときの強烈な攻撃陣に苦しめられた時の相手のイメージが未だに残っていて、それに加えて、相手は引き分けでもOKという状況になっていたことで、かなり難しい試合になることも考えていたのですが、試合開始早々から、その心配は消え去るくらい終始浦和ペースの試合となりました。

相手の攻撃陣の特徴を気にする前に、浦和の攻撃の時間が多くなり、おそらく攻撃の起点になる選手だろうなと思われる選手を自由にさせない浦和の守備の良さもあったとは思いますが、相手の全体的な動きが重いというか、浦和の攻撃の潰さなければならい選手のところへのプレッシャーもそれほどなく、攻撃の際には、コントロールが上手く行かなかったりすることも多い。

もしかすると、暑さで疲労が蓄積されたピークの状態になっていたのかなと感じるところも実はありました。

開始早々から、14番柳田大輝のロングフィードに17番波田祥太のポストプレーから24番山中惇希につながればと言う展開や、2分の24番山中惇希の枠を捉えられなかったものの思い切ったシュート、5分の5番大城螢のロングスローを受けた11番清宮昴大の前線での粘り、6分に相手の攻撃を摘んだ3番林海斗が16番玉城大志につなげて前線に供給し、これを前線で11番清宮昴大がしっかり収めて仕掛ける形、7分の10番池髙暢希の相手のプレスが甘いとわかったところで力強いドリブルでの突破から、大きく左サイドに展開し、前線のスペースに走っていた3番林海斗に通して、クロスが合えばという惜しい形などなど、相手ゴールに迫る場面を多く作ります。

特に、前節途中出場で存在感を示してこの試合スタメンだった11番清宮昴大が前線へのパスをしっかりキープできていたことが大きく、それによって、前線に入った時に17番波田祥太が、11番清宮昴大を意識しながら、ボールが収まったところで、相手の激しい守備にあっても、粘ってパスを受けたり、こぼれたところにいち早く反応して17番波田祥太が、そのチャンスを生かして仕掛けるという形も多かったように感じます。

前半9分には、相手の早い仕掛けで決定機を作られた場面もあったものの、ほとんど相手の思うような攻撃をさせずに攻撃を繰り返した中で先制ゴールが18分に生まれます。

直接でも狙えるし合わせる形もある良い位置でのフリーキックを獲得し、ちょうど、今年のチームはセットプレーで良く得点が入るという話を一緒に見ていた方としつつ、でも直接はあまり入った記憶がないですね~、みたいな話をしていたところで、10番池髙暢希が直接決めるという形。お見事でした。

*すごくわかりにくいですが、フリーキックを10番池髙暢希が決める時の蹴る瞬間。

先制点の後も、23分の24番山中惇希のインターセプトから11番清宮昴大に当てて、いったん下げて16番玉城大志からの右サイドの10番池髙暢希につなげるテンポ良い攻撃でチャンスを作ったり、25分の11番清宮昴大の前線でのキープから17番波田祥太につながっての仕掛け、26分には10番池髙暢希が右サイドをオーバーラップする14番柳田大輝にヒールキックでパスを通し、抜け出しての惜しいクロス。

27分のセットプレーでは、10番池髙暢希のクロスに23番遠藤龍河がヘッドで狙う惜しい形。

特に惜しかったのは、31分の10番池髙暢希からの折り返しのパスを11番清宮昴大が受けて放ったシュートで、僅かにゴールをそれるシュートでした。

前半の終盤には、相手チームの攻撃の回数が増える場面があり、一瞬やられたように見えたループシュートを狙われた場面などありましたが、相手の反撃ムードを止める浦和の追加点が、前半終了間際に生まれます。

右サイドからの攻撃で、ペナルティエリア内のファーサイドの方に走りこんでいた17番波田祥太へのクロスだったか、もう少し手前を狙っていたかもしれませんがクロスに対して相手がクリアできず、17番波田祥太のところまで届いたところで、このチャンスをしっかり決めて2-0とします。

*ゴールを決めて喜んでいる17番波田祥太と24番山中惇希。他の方の写真でツイッターなどでも流れていましたが、ゴール決めた瞬間の17番波田祥太の決めたぞアピールは、なかなか良かったですw

ということで、相手にとっては引き分けでも良い状況を考えると2点差が安心とは言えないものの、試合内容でも、経過でも、運動量でも、浦和が完全に優る形で前半終了。

後半、点を取らなければならない相手がどのような戦いをしてくるかと気にして見ていたところ、おそらく、交代メンバーを見る限りは、浦和の右サイド、相手の左サイドからの仕掛けでチャンスを作っていこうという交代に見えたのですが、やはり、相手の攻撃の怖さを感じる前に、浦和の守備が硬く相手に自由に攻撃させず、それでも、相手の2番の選手が仕掛けた時などに何度か危険な場面を作られたり、交代で入っていたサイドバックの4番の選手が攻撃参加できたときなどは、やや危険な形を作られかけたものの、後半から出場して右サイドバックに入っていた20番冨田蓮が対応して、相手のスピードある突破を遅らせて、あとは、味方が囲んで奪うみたいな、そういう守備ができていたことで、相手が勢いづくようなプレーをさせなかったのも大きかったと思います。

後半は、よりサイドバックの選手の攻撃参加が増えたり、中盤真ん中の5番大城螢が右前線のスペースに流れて行ってパスを受けて攻撃など、前半以上に相手の守備が対応に困るような攻撃の形が増えていく浦和と言う感じで、3点差にしたら試合自体は決まりだろうなというくらいの雰囲気になっていたところで、迎えた17分にドリブルを仕掛けてペナルティエリアに侵入した17番波田祥太が倒されPKを獲得。

このPKのチャンスを10番池髙暢希がなんなく決め3-0とします。

20180725003

*10番池髙暢希がPKを落ち着いて決める(真ん中に蹴っていたぽい!)

その後、パワープレーではない形のため、ロングボールが少ない状況ながら、4番大桃伶音が交代で前線に入り、高さだけではなく、流れながらボールを受けて仕掛けるようなプレーもありつつ(もちろん高さでの強さも見せていた)、3番林海斗の惜しいシュートだったり、26番南濵優大が入ったところで、ボランチの位置に上がった8番白土大貴が途中交代で入った、37番堀井真海からの折り返しのパスを受けて、ポストを強烈に叩くような、かなり惜しいシュートを放ったり、終盤に1点は返されたものの、終始浦和の強さが目立つ形で3-1での勝利となりました。

今日の試合の何が凄かったかと言うと、疲労が蓄積する3試合目で色々な選手が起用はされているものの、出場時間自体はかなり長くなっている選手も多い中で、その3試合目の試合の終盤のところで、そう言った選手たちが、動きの質を落とすことなく、むしろ、気が付けば攻撃参加してゴールを狙って惜しい形まで作っていたりするというところ。

これが今年の浦和レッズユースの勝負強さの要因の一つとは言え、試合の終盤にギアを一つ上げられるところが凄いなと。

コンサドーレ札幌U-18は地域の関係もあり、ほとんど見る機会が最近はないため、この試合では、本来の強さが見せられなかったのかもしれませんが、そういった点で、かなり浦和がわかりやすく優ってしまった試合だったのかなとも思います。

暑さ対策も、今日はついにクーリングブレイクの時に扇風機を持っている選手もいたりしましたし、ドリンクのボトルに保冷用の反射シートを巻いていたり、そういったチームとしての暑さ対策含めたコントロールがしっかりできていることが、ここで差につながったのかなと思います。

追い込まれた状態だったのに、本当に見ていて安心感のある試合を見せてもらいました。

ということで、これでグループステージは終了。2位で突破し、グループ1位通過してきたヴィッセル神戸U-18と決勝トーナメント初戦で対戦することになりました。

ここからは、またグループステージとは違った難しさのある戦いになりますが、今日のような戦いをすることができれば、どんな相手でも倒せます。

連戦になりますが、明日も今日のような戦いを見せてください!

楽しみです!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら

埼玉S2リーグ 2018/7/16 浦和レッズユースB vs 埼玉平成高校 2-1勝利・・・短時間で印象の残るプレー。気迫の逆転勝利!

どうも、ブクメです☆

おなじみのレッズランドのネット越しの写真しか撮っておらず、見辛くてすみません。

昨日のプレミアリーグに引き続き日曜日は、埼玉県S2リーグを観戦してきました。昨日の駒場スタジアムでの試合も17時キックオフだったのですが、昼間の気温が上がりすぎているここ最近の日本の夏を考えると、17時キックオフくらいでようやく涼しくなってくる感じで助かりましたね。

昼間が暑すぎるここ最近の日本なので、今後は、Jリーグなどに限らず、下部組織などの試合も夏場は、夕方から夜に開催できるような仕組みになっていくのが現実的にプレーする選手にとっても観戦する側としても必要になってくるのかと思います。日本代表の活躍で日本サッカー協会にお金がたくさん入ったようですし、ナイター設備の助成をがっつりお願いしますw

さてさて、浦和レッズユースBで臨んでいるS2リーグでの戦いは、特に対戦相手がAチームで来た場合には、主導権は握れても、なかなか簡単には崩し切れない難しさと、試合運びのところで、3年生中心の相手のチームの方がうまく、劣勢の中でも取りどころで少ないチャンスで得点を奪われてしまい、前節のように引き分けに持ち込まれたり、終盤で逆転をされるような試合も出たりしています。

それでも、メンバーが絶えず入れ替わり、1つのチームとしてのベースを作って戦っているプレミアリーグと比べて明らかに別の点での難しさをかかえる状況下ながら、基本的には、どの相手に対しても、相手主導で圧倒されるという試合なく戦えているのは、さすがだなと毎試合感じているわけです。

ただ、今日の試合に関しては、背景の細かいところまでは、わからないものの、若干チームの中でのメンバーでのモチベーションに差があるように感じられたのも事実です。

前日のプレミアリーグの試合と比べたら、確かに3つ下のカテゴリの試合にはなりますが、基本的に、足を運んだユースを応援しているサポーターの見方は同じで、それぞれの選手の動きや表情を見ながら、S2リーグとしての結果を残しての昇格を目指してもらいながら、それぞれの選手からの発見を楽しみにしているわけです。だから、カテゴリ下だからという、緩いプレーは見たくないですし、アピールもしっかりしてもらいたいと考えて見ています。

ということで、試合の話に移りますね。

vs埼玉平成高校戦メンバーと交代は、以下

GK25番石塚悠汰、DFが左に19番清水楽人、右に38番松村大也(後半19分⇒27番清水哲太)、真ん中に40番山田奈央と26番南濵優大、MFが左に22番佐藤陸人(後半32分⇒15番石橋遼大)、右に13番與那覇航和(後半スタート⇒32番佐藤優斗)、真ん中に35番根岸恵汰と14番柳田大輝、FWが39番盛嘉伊人(後半45分⇒12番千葉希)と37番堀井真海

となります。

前節の国際学院戦は、キーパー以外は1,2年生のみという構成になっていましたが、今日の試合では、22番佐藤陸人と14番柳田大輝と言った、プレミアリーグでも存在感のあるプレーを見せている3年生が2名スタメンに入り、また、昨日のプレミアリーグにも途中出場していた、37番堀井真海や、13番與那覇航和ももスタメンとしてプレーすることになりました。

例えば、チームとしてこういうベースでシーズンを戦い続けていれば、既にその3年生を軸にしたチームとして連携などもスムーズかもしれませんが、入れ替わりが多い状況にどうしてもなるため、3年生が入ることでの頼もしさと同様に、連携などを考えると、また、難しさが出てくるのかなというところは、正直なところ見ていて感じました。

更に、22番佐藤陸人が中盤の左、14番柳田大輝がボランチということで、このポジションでプレーする彼らと言うのも、私が見た限りでは、ほぼないという状況だったかとも思います。

私が見てきた限りでは、S2では、ずっとセンターバックでチームを落ち着ける役割をしていた19番清水楽人がサイドバックに入っていたり、38番松村大也がここしばらくは、サイドの前目だったところが、サイドバックのポジションになるなど、なんかいつもと違うなと言う印象を持ちつつ試合開始。

ややふわっと試合に入ってしまったところで、いきなり攻め込まれてクロスバーを叩くシュートを放たれてしまいます。

対戦相手の情報は、正直なかったのですが、前節終了時までで、浦和レッズユースBの3位に続く4位につけている埼玉平成高校ということで、Aチームで臨むチームで上位争いをしているチームですので、なかなかに手ごわかったですし、番号だけですみませんが、7番の選手と10番の選手は、かなり危険なプレーをする選手でした。

この試合では、開始早々のピンチの後は、比較的、浦和が主導権を握り返すという形になったので、相手が守備に負われる時間が多くなっていたので、わかりませんが、攻勢に出られるような展開になった時の彼らのプレーを見てみたいなと思ったりもしていました。

最初のピンチでピリッとしたのか、守備のところでは、ある程度相手の攻撃を危険なところまで行かせないということは、できていたものの、攻撃のところでは、どうも、連携というかしっくりこないという形が続き、パスが長くなってしまったり、パスを受けた後のプレーが雑になってしまったり、そういう課題を抱えながら試合が進んでいく印象。

5分くらいに、13番與那覇航和から35番根岸恵汰を経由して少し長めのパスを左前線に供給し、22番佐藤陸人が受けての攻撃など、テンポ良くチャンスにつながりそうな場面でしたが、若干の意思疎通のずれがあるようにも見えました。

7分には、ボランチの位置に入った14番柳田大輝がアウトサイドで相手ディフェンダーの裏に巻いて入るようなパスを狙い、そこに37番堀井真海が走りこんで合えばという惜しい形がありました。

合う合わないというところでは、全体的に課題がありながらでしたが、昨日も長い時間ではなかったものの、前線で運動量多く走っていて、疲労もありそうなものですが、まったく感じさせないような、運動量の多いプレーを37番堀井真海がこの試合も最後まで見せていたのは印象的でしたし、この試合では、特に目立っていました。

10分くらいのバックラインからの26番南濵優大かからのくさびのパスを上下の動きで下がって受けて、右サイドの38番松村大也への展開だったり、上下の動きも良かったです。

また、サイドバックに入っていた19番清水楽人のプレーにも注目して見ていたのですが、基本的にどのポジションでも落ち着いて判断してプレーできるんだなという感想です。何がかというと、サイドバックだったので、攻撃参加も求められるポジションになりますが、行ける時に攻撃参加した時のプレーが正確というか判断が良いというか、それを感じた最初のプレーが11分の左サイドでの22番佐藤陸人とのパス交換から、行けるとなったところでのスムーズなパス交換からの前線への仕掛け。

シンプルな仕掛けに対して相手の守備で阻まれるケースが多かった試合で、回数は多くなかったものの、こういう仕掛けができたときには、より大きいチャンスになる空気が強かったので印象に残りました。

攻めながらも決定機が作れないという状況が多い前半でしたが、38番松村大也の右サイドからの前線へのパスに抜け出した37番堀井真海がファールを受けてのセットプレーが何度かあったり、39番盛嘉伊人が裏へ抜けながらパスを受けようとしたところで相手に倒されてフリーキックを獲得するなど、セットプレーの獲得数は、前半だけでも結構あったと思いますが、ゴールは奪えず0-0で前半終了。

後半スタートから、32番佐藤優斗を投入し、より積極的に仕掛けていくか形が増えます。

味方の動きがよくわかるということもあるとは思いますが、39番盛嘉伊人が受けてからのパスが前半よりも精度が増しよりチャンスになりそうな形が増えてきます。

後半6分には、38番松村大也から22番佐藤陸人を経由し、39番盛嘉伊人につなげて惜しいシュートを放つ場面を作ります。

相手ゴールに迫る場面も増えて、そろそろ得点が奪えるかと思っていたところですが、それでも、やはりどこかきれいに崩してやろうというプレーが多くなっていたのか、思い切ったプレーが少ない印象で得点が奪えない中で、相手の反撃を受けた後半15分・・・決められてしまい0-1とビハインドを背負う形になります。

今日の試合逆転勝利までつながった大きな大きな要因が、ここから。

失点後の19分に27番清水哲太がが投入されます。わかりませんが、これまでS2リーグでは、私が見た中では、右サイドバックは27番清水哲太がスタメンという試合が多かった中で、この試合は、押し出される形で控えに回ったのかもしれませんが、ここで腐らずに、プレーで答えを出した27番清水哲太が本当にすごかったわけです。

例えば、この試合では、右サイドでの仕掛けと言うところで、相手ディフェンダーを1枚はがせば、一気にゴールに行けるというところで戻してしまうなど、そこで強引に行かないと相手が楽だというプレーも多く見られていたところで、そのプレーではダメだと言わんばかりに、入ってすぐのチャンスで27番清水哲太がドリブルで右サイドから仕掛け、相手ディフェンダーを交わしてペナルティエリア内深くまで侵入し、結果的にゴールにはならなかったものの、大きなチャンスを作り出します。

そして、迎えた後半24分。コーナーキックの場面で、39番盛嘉伊人が上げたボールをディフェンダーが大きくクリアしたところをペナルティエリア外から、27番清水哲太が思い切ってシュートを放ち強烈なミドルシュートがゴールを突き刺します。

後半途中で投入されてからわずか5分ほどでのこの試合での27番清水哲太のインパクトは凄かったです。

これで、流れは、一気に浦和に傾き、また、チーム自体のプレーもより激しさを増したというかゴールを奪ってやるという姿勢が強くなったように感じます。

35分には、セットプレーのチャンスで26番南濵優大のヘディングシュートから混戦で35番根岸恵汰が最後は押し込んでゴールを奪ったかに見えたものの、これは、ファールを取られます(その前のところで競った選手のキーパーチャージを取られたようですが、接触してないし、キーパーが痛がっただけでファールになるのかという話などもありましたが・・・結論から言えば、勝者は物言わずで良いというw)

この後、35分の15番石橋遼大からのパスを受けた32番佐藤陸人のシュート(枠を捉えられず)や、19番清水楽人がサイドから相手ディフェンダー交わして抜け出して37番堀井真海にパスを通しての仕掛けなど、惜しい形を作りつつ、迎えたアディショナルタイムに入ろうかと言う45分に、ペナルティエリア内に侵入した37番堀井真海にパスが通り、ここでディフェンダーのプレッシャーを受けつつも、しっかり体を張ってパスを出し、最後は39番盛嘉伊人が決めて2-1と最後の最後で逆転に成功します。

アディショナルタイムも集中してボールをコントロールし、2-1で勝利となりました。

試合の主導権は、浦和が握っていたとは思いますが、おそらく、27番清水哲太のプレーがなかったら、攻めながらもそのまま0-1で逃げ切られていた可能性もあったような試合での見事な逆転劇。良いものを見させてもらいました。

課題も多い試合となりましたが、集中した守備をして崩せない相手に対して、どういうプレーをすべきなのか。そういう部分でも非常に今後にとってもプラスになる展開もありました。

そして、ちょうど前期最終節となる21日には、ここまでの成績を見る限りは、S2Bリーグの中で、最も強敵(前節までの結果で首位)となる市立浦和高校との一戦ですね。どのようなメンバー構成で臨むのかは、わかりませんが、大きな大きな1戦として、今日の逆転勝利を勢いに首位チームを倒してしまいましょう!

プレミアリーグも、S2リーグも共に勝負強さを見せての勝利(ジュニアユースも日程勘違いで足を運べなかったものの、勝負強さを見せた勝利でしたね)を見せてくれた楽しい週末でした!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

埼玉S2リーグ 2018/7/7 浦和レッズユースBvs国際学院高校 1-1引き分け・・・簡単には勝たせてくれない

どうも、ブクメです☆

今日は、ユースのS2リーグと、ユースのプレミアリーグの掛け持ち観戦ができるということで、おそらく多くの方がそうであろう、5時ごろまでベルギーvsブラジルの試合を見て、少しだけ睡眠をとってというワールドカップの時期ならではの、若干無理のある動きをする1日となりました。

最初は、浦和南高校で開催された埼玉県S2リーグのvs国際学院高校戦を観戦してきました。この場所では、恒例となった(?)、歩道橋の上からの観戦になります。

新体制になってからの浦和レッズユースは、プレミアリーグ(クラブユース選手権予選)とS2リーグの複数のカテゴリでの公式戦でやっている選手にとっては、S2リーグでの活躍が実際に上のチームへのチャンスを与えられ活躍される選手がいる中で、見る側としては、どちらのカテゴリにも意味があると考えて見ているものの、夏に入ってきたところで、まだチャンスが与えられていないもどかしさや、チャンスを与えられたことがある流れで、またS2での試合に出ることになるなど、様々な思いを抱えてプレーする選手も出てきている時期になるかと思います。

単純に、スタートのころは、S2リーグというカテゴリでAチームを目指してという全選手のモチベーションから、現時点では、選手によって様々な状況が起こっている。もちろん、怪我との戦いになっている選手もいる。実際に見ている側としては、わからないことの方が多いですが、その辺も含めて、考えながら見るようにしています。

ただ、どういう状況であれ、やはり今日の国際学院高校との試合でも感じたように、決して簡単に勝てるリーグではないんだよS2リーグは、と言う部分も見えるのが、やはりこのカテゴリに昇格したことのメリットを感じます。

もちろん、上手さで言えば、学年が違くても、浦和の方が上手い選手がほとんどということになりますが、ゴール前での粘りでも、守備に甘さを見せた時の迫力も、やはり違うなと言う印象はあります。

攻めている回数が多くても、結果的にこの試合は1点しか取れなかったことと、少ないチャンスでも、相手にはしっかり1点奪われてしまったという引き分け。これをどう考えるかだけでも、今後が全く変わってきます。

・・・と、まとめみたいなことを先に書いてしまってから、試合の話に移っていくというw

vs国際学院高校戦メンバーと交代は、以下

GK18番西尾優輝、DFが左に32番佐藤優斗、右に27番清水哲太、真ん中に19番清水楽人と26番南濵優大、MFが左に15番石橋遼大(後半15分⇒12番千葉希)、右に38番松村大也(後半42分⇒36番福島竜弥)、真ん中に35番根岸恵汰と40番山田奈央、FWが34番成田安里と39番盛嘉伊人

となります。

5月末の昌平高校B戦の頃に前線に入っていた、長田拓巳と堀井真海が、この数週間プレミアリーグで出場機会を得ている中で、この試合での前線2枚は、34番成田安里と、39番盛嘉伊人という組み合わせになりました。

既に、39番盛嘉伊人に関しては、ややスタートは、味方との動きや、思ったよりも寄せが早い相手に苦しんでいる印象もありましたが、それでも、セットプレーでのキッカー含めて、攻撃のキーとしての存在感はこの試合でも出ていました。

興味深かったのが、この試合フル出場を果たした34番成田安里。見ている側としては、出場機会がこれまであまりなかった理由に関してはよくわからないので、出たときに見て、特徴をつかみ取る課題を考えるという感じにはなるのですが、なかなか長い時間見させてもらえる機会がなかったので、今日は、しっかり見させてもらいました。

今日感じたのは、フォワードらしいプレーをシンプルに質高くやれるタイプの選手なんだなと。

前半4分の38番松村大也からのフィードを34番成田安里がヘッドで流して抜け出した39番盛嘉伊人につなげてチャンスを作った場面や、序盤は、相手ディフェンダーとの競り合いや背負ったところでのプレーにやや苦しんでいる印象もあったのですが、試合時間が経過するごとに、体のぶつけ方や、前線で受けた時の体の向きや、キープの仕方など、相手守備陣が対応しにくいプレーを多く見せてくれました。

試合終盤では、実際にあとは、シュートだけという決定機を数回作っていたところまでの動きは良く、あとは、今日の相手は最後のところで決めさせてくれなかったところを今後は、どのように決められるようになっていくかと言うところかなと思います。楽しみです。

相手の運動量や出足が優っていたのかもしれませんが、なんとなく、少し気になったのは、序盤の相手の攻撃陣に対しての守備の緩さで、相手10番の選手にシュートの精度など欠いていたから良かったものの、抜け出されて、決定機を作れる場面も実際少なくはなかったと思います。

そういった展開を浦和ペースに代えていったのは、ボランチの位置に入っていた35番根岸恵汰のプレーだったのかなと思います。この試合かなり効いてました。相手の出足を摘む守備でのインターセプトなども結構な数やってました。

試合の流れに沿って書いていなかったのですが、試合の展開としては、割と緩く入ってしまったところはあるように見えたものの、この試合センターバックに入っていた26番南濵優大の強さが守備面と同時に攻撃でも光った流れで、前半24分にコーナーキックの流れから、最後は、26番南濵優大が押し込んでのゴールで浦和が1-0と先制します。

得点をした辺りから、全体的に運動量が増えたようにも感じられました。

前半の終盤は、右サイドバックの27番清水哲太が参加する形での右サイドからの攻撃でのチャンスが多くなりました。また、相手の反撃で抜け出されたら危険と言う場面での27番清水哲太のタックルで相手の攻撃を止めた場面も見事でした。

前半を1-0で折り返した流れで、後半も多くのチャンスを作る形で試合を進めていたものの、徐々に疲労もできてきた後半30分ごろ、一瞬の隙をつかれ突破をされてしまい、PKを与えてしまい、ここで1-1の同点に追いつかれます。

こういうところが、S2リーグにAチームで臨んできている高校は、この試合に限らずいくつか見てきた中で、強いなと思うんですね。

だから、既にこういう展開を経験してきている選手もS2リーグにいるので、こういう展開にさせないことが今後はできるようになっていくと、勝点1ではなく3がしっかり奪えるようになるのかなと思います。

ただ、結果的に逆転ゴールは奪えなかったものの、より攻撃に意識を置いた残り15分の浦和の攻撃は、特に面白かったですね。

先ほど書いたように、34番成田安里もこの時間帯にキーパーに弾かれてしまったものの、決定的な突破をしてシュートまで持ち込んでいますし、攻撃に意識を置いた32番佐藤優斗の迫力も凄かったですし、右からの38番松村大也の攻撃も、本当にいつゴールが入ってもおかしくないくらいのプレーになっていました。失点直後に40番山田奈央が粘って獲得したフリーキックのチャンスも。

そして、試合最終版にセットプレーのチャンスが増える中での39番盛嘉伊人のバーを叩く惜しいフリーキックも印象に残っています。

そういうスイッチが入った時のプレーを、試合をコントロールしながら、こういう展開になる前にできるようになるとより良いかなと思います。

もちろん、実はプレミアリーグよりも活躍した選手にチャンスが与えられて、ポッといつもいるメンバーが抜けてしまうS2リーグに臨むチームの方が、チーム作りや連携を高めるのが難しいことはわかっていますが、まあ、見るほうは要求が高いだけなので、その辺は許してください。

あとは、活躍すればチャンスが与えられると安易に書いていますが、実際のところ、印象的なプレーをする選手が多い良い循環になっていることで、チャンスを与える選手を選ぶのも実は大変になっているのではないかなとも正直感じています。

だから、私が見る限りでは、S2リーグがベースになっている選手で、チャンスを与えられてもおかしくないという選手が他にも多くいるのも事実です。

私が選ぶわけではないので、あとは、そういった選手が質の高いプレーをS2リーグで見せ続けてくれ、プレミアリーグや、全国大会などでチャンスを与えられることを期待しています。

お世辞ではなく、全体的にすごく良い流れになっていると思います。

ではでは。

この試合の写真は、facebookページで掲載しています⇒こちら

第42回 日本クラブユースサッカー選手権 関東大会準決勝 2018/6/3 浦和レッズユースvs三菱養和SCユース 2-3敗戦・・・背景が考慮されない過酷な世界

どうも、ブクメです☆

タイトルにちょっと意味深な文言入れて見たのですが、別に大変なことが起こっていましたとかそういうことでもなくて、この試合単発の試合をフラッと足を運んだサッカー好きが見た感想と、この2日間の試合をどちらも足を運んだ浦和レッズユース側を応援しながら見ようとして足を運んだサポーターが見た感想は、全く変わってくると思うけど、サッカーの世界はシビアで、フラット足を運んだサッカー好きが見る感想で評価されないと損をすることも多い世界だよなと感じたりしたので、書いてみました。

例えば、だいぶ前ですが、大宮アルディージャユースとのダービーマッチで、選手のプレーが気持ちが入っていないように見えてしまったことがあり、関根貴大がいたころにその中でも関根貴大の動きに力がなくて、勝敗以上に姿勢が気にいらなくてすごくイラついて見てしまったことがあって、あとで聞いたら結構な高熱でギリギリの状態でプレーしていたとか。あ~、なるほどと。でも、そういう状況がわからないと、淡々とプレーして負けて悔しくないのか、ダービーなのに、そういう思いも弱まったのかとか、そういうところまで感じてしまう壮大な勘違いとか。

特にそういうことがあってからは、敗戦した試合は課題と同時に背景も考えてみるようにしています。もちろん、今日の試合に関しては、2,3失点は、緩くなったところをしっかり狙われた課題の多い失点になります。

ただ、なんとなく背景には、思った以上の前日の試合でのピッチコンディションが悪い中での試合が疲労を蓄積させた流れでの連戦で、既に先週同じ場所でプレーしているとしても、また違ったタイプの人工芝でのピッチで、2日連続で同じピッチでプレーした相手との試合の進め方と終盤の課題(三菱養和SCは前日勝利したものの、終了間際に追いつかれてPK戦まで持ち込まれるという終盤の課題と言うものを直近に経験してきている)で差がでてしまったのかなとおもいます。

なので、もし、考慮されたこの理由であっているところが多いとすれば、試合序盤にペースを握り、先制に成功するも徐々に相手のサイド攻撃に対して、動きで着いていけなくなり、合わせて相手10番の中盤でのクレバーな動きに苦しめられていき、同点に追いつかれて、その後、疲労もあるのか、相手の攻撃についていけない選手が出てきたところで、守備の連動でふわっとした瞬間を狙われて逆転、追加点とやられてしまい、最後は、10番池髙暢希のキープ力と突破力で前線の選手が活性化されて奪ったPKで1点差まで行ったものの、もう1点を奪うことができなかった試合。

試合の全体を通して集中力が落ちなかったという点で相手に軍配が上がったのかなという試合です。

はい、では、少し細かく書きますね。

vs三菱養和SCユース戦のスタメンと交代は以下、

GK30番鈴木彩艶、DFが左に2番北村龍馬、右に14番柳田大輝(後半39分⇒26番南濵優大)、真ん中に4番大桃伶音と5番大城螢、MFが左に24番山中惇希(後半スタート⇒10番池髙暢希)、右に20番冨田蓮(後半15分⇒9番二見健太)、真ん中に39番盛嘉伊人(後半11分⇒21番縄田脩平)と8番白土大貴、FWが左に17番波田祥太、右に11番清宮昴大(後半15分⇒13番與那覇航和)

となります。

本戦出場を決めた東京武蔵野シティU-18戦では(私は遅刻してスタートの15分ほどは見れていなかったのですが)、試合の入りが悪くて相手にペースを握られた試合になったものの、3回戦、そしてこの準決勝も試合の入りでは浦和が主導権を握る形でスタートすることに成功。

攻めの回数は浦和が多い形で行くものの、これは、両チームともに言えたものの、守備陣の集中力が高く、崩して決定機と言う形はどちらも作ることができない前半で、その中で、高い位置からのフリーキックや、コーナーキックのチャンスでゴールを狙う中で、前半5分くらいのコーナーキックからの5番大城螢の惜しいヘディングシュートなど早い時間からチャンスを作り、先制点もセットプレーから。

11分に、39番盛嘉伊人のコーナーキックからの流れから4番大桃伶音がヘッドで決めて1-0とします。

相手は前線に2枚大きい選手を置いて、高さ勝負も狙ってくるもののその点では、4番大桃伶音と5番大城螢の高さのあるセンターバックのコンビがしっかり跳ね返していたものの、その辺でフラストレーションを貯めたのか、そもそもそういうプレースタイルなのか、ちょっとラフなプレーが目立っていたりもしましたね。

浦和ペースで進み、先制点も奪えた中での流れで、20分あたりから、やや相手10番などのテクニックや抜け出しで対応が遅れだすところなどがある中で、危ない場面も増えていく形が増えてきた印象がありました。

若干運動量で差がでているポジションもあり、この辺りで感じていたのが、連戦で思った以上に疲労がたまっているのかなという話でして。

ただ、流れから決められるということは前半はなかったものの、前半終了間際にセットプレーから失点を喫し1-1と追いつかれて前半を折り返します。

後半スタートから10番池髙暢希が入り、前線でのキープ力が加わり、攻撃のリズムを作っていこうとする中で、守備の部分では、やや相手の攻撃の対応に苦慮する場面も増えた後半は、早々に大ピンチを迎える(反対側のゴール前での混戦状態で細かくは、よくわからなかったものの、相手に押し込まれかけたところを30番鈴木彩艶がなんとか跳ね返した形)など、相手が浦和ゴールに迫る場面、前半はあまりなかったシュートを枠に飛ばされる場面も見え始めます。

それでも攻撃面では、17番波田祥太と11番清宮昴大の2トップで前半は、相手の激しい守備に苦戦していたところが、11番清宮昴大がサイドに入って前線に10番池髙暢希が入ったことで、17番波田祥太と3人での仕掛けでのチャンスは増えたように感じます。

実際11分の17番波田祥太のキープから抜け出した11番清宮昴大へパスが通ってのシュートでコーナーキックを獲得したり、その直後に10番池髙暢希のキープから抜け出した17番波田祥太がシュートまで持ち込む形など、見られました。

セットプレーでも、2回戦で値千金のゴールをヘッドで決めた2番北村龍馬の惜しいヘディングシュートもその直後にありました。

後半15分に3回戦で攻撃の特徴の違いを上手く生かして流れを変えた13番與那覇航和と9番二見健太が同時投入され(並びとしては、前線は、17番波田祥太と10番池髙暢希の2枚で中盤左に13番與那覇航和、右に9番二見健太という感じ)、ここから攻撃と言うところで、守備が少しふわっとしたところを突かれて失点し1-2とビハインドを追う形になったのは、痛かったですね。

その後、攻撃が活性化され、25分くらいには、連続でコーナーキックを獲得するなど相手ゴール前でのチャンスが増えていた中で、37分に再び相手の反撃で失点を喫し残り10分ほどで2点を追いかける展開になります。

一見すると相手ペースに見えたものの、あくまで2失点は隙をつかれたもので浦和の攻撃がかなり相手ゴールを脅かしている流れではあり、迎えた38分には、9番二見健太が相手ディフェンダーをボールを軽く浮かせる形で抜いて17番波田祥太につなげ、ペナルティエリアに侵入した10番池髙暢希にパスをつなげて突破を図ったところで相手に倒されPKを獲得。相手ディフェンダーとの駆け引きを見せたワンタッチで9番二見健太のプレーが起点となった形で1点差まで詰め寄ります。

流れとしては、そのままやっていけば同点ゴールを決められそうな雰囲気はあったのですが、これは、結果論ではあります(実際プレミアリーグの市立船橋戦では4番大桃伶音がパワープレーの時間帯にPKを獲得して追いついているので)が、残りアディショナルタイムを入れての10分ほどを4番大桃伶音と5番大城螢を前線に上げてのパワープレーでゴールを狙うという選択肢になったところで、惜しい形もあったものの、同点ゴールを決めることができずに終了となります。

なんんとなく、1点差に追いついたPKを奪ったあたりの流れだと、あの時間帯は、先ほどの前線の並びでの攻撃に相手が対応できなくなってきていたようにも見えたので、そのまま前線はいじらずにやっていても良かったのではとも思います。たらればですが。

2-3で敗れて、残念ながらクラブユース選手権の関東大会は、準決勝で敗退と言う形になりました。

ただ、本番は夏の全国大会ですからね。それで考えるともう1試合多く強い相手と試合をするチャンスを失ったということは残念ではありますが、しっかりと全国を決め、試合の入り方に課題のある難しい試合展開でも勝負強さを見せ、その後の試合は試合の入り方に成功して、先制して有利に試合運びをする試合も2つ作れた。

そして、今日の試合も失点の場面には課題は残ったものの、やはり追う展開になっても試合終盤での迫力や勝負強さのところでは、今年の浦和レッズユースは、かなり相手を上回れる戦いができることも証明できている。

前線の選手の特徴を組み合わせたバリュエーションで色々な発見があったことも書きましたが、それは、中盤にも言えることで、今日は、久しぶりに8番白土大貴が中盤の位置でプレーしていて、センターバックやサイドバックでやっている時と同様に、やはり試合の流れを読んだプレーで秀でているなと感じ、この試合8番白土大貴と組んだ39番盛嘉伊人は、攻撃的な中盤として一味違った色を出せることを再確認できたところはありますし、パスでの攻撃を作るだけではなく、前線サイドのスペースに入っていってのプレーもなかなか良いなと。そして、怪我から復帰して久しぶりに途中出場で入った21番縄田脩平も、中盤のポジションで安定したプレーを見せていましたし、中盤の選手の組み合わせというのも、面白い。バックラインもサイドも、とにかく今年は、様々な選手が既に特徴を見せてくれていて、本当に色々なことができるだけに、監督はメンバーの選び方に苦労しているのだろうなと考えてしまうこともあるくらいのレベル。

その質を作っている存在としてやはり、ユースBが戦っている埼玉県S2リーグの存在があり、ここでもこれまでと比べて質の高いチームがいるカテゴリまで上がってきているので、ここでしっかり存在感を見せれば、そのままAチームが戦っている舞台にも入っていけている印象があるのも事実。

だからこそ、この循環を確固たるものにするべく、難しい戦いがあってもS1への昇格を今年で達成できると、来年以降が凄いことになりそうとか、そういう想像もしてしまいます。

夏の大会の予選が終了し、ここからは、夏の全国本番の前に6月24日に再開されるプレミアリーグの4試合に向けてということになっていくと思いますので、今回の経験と課題もしっかり生かして、成長した部分を確固たるものにして、また課題の部分を相手に狙われて同じような状況にされないようにまたチーム作りをしていってください。

暑さの中での2連戦お疲れさまでした!

ではでは。

この試合の写真は、facebookページに掲載しています⇒こちら