高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/16/ 第16節 vs 三菱養和SCユース 3-0勝利・・・得点を奪うプレー

埼玉スタジアム第2グラウンド2011年10月16日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

テーマを持って戦うことって重要ですよね。浦和レッズユースにとっては、勝点を考えれば待っていても残留は決まる可能性は高かったのですが、今日の三菱養和戦は勝利すれば、残留が確定する試合。優勝の可能性はなくなってしまったものの、自力で達成すべきことはできるに越したことはない。

そして、プレミアリーグも残り3節となったわけですが、この試合を終えるとJユースカップ予選~準々決勝までが10月23~11月末に開催されるため、この大会を挟んで12月に残りの2試合を行うという日程になります。要するに、今年最後のタイトルを賭けた戦いの前の最後の試合が今日と言うことになります。更に、今年はJユースカップの予選がホーム&アウェイではなく、各チームのホームなどで4チームが1回総当りの3試合を行い1位と2位の上位7チームまでが本戦出場ということで、最低1勝1分で勝点4くらいは取れないと、敗退してしまう結構1試合の取りこぼしが致命的になる大会になっています。

前節の試合のブログで厳しいことを書きましたが、チーム力以上に、タイトルを狙うために必要なものが、欠けているように感じられたここ数試合の危険な流れ。

この一試合は、内容や試合運び、心構えとか、色々なものを含めて、浦和レッズユースが結果を残せていないJユースカップに臨むに当たっても確実に影響してくる試合だと思って今日は見させてもらいました。

天気は回復して良かったと思っていたら、気温上がりすぎで、この時期にしては異例の水休憩のある試合となりました。過酷ですが、ピッチコンディションの良い埼スタ第2グラウンドですので、差し引きでもやりやすさは、ここ数試合の中ではかなり良いほうだった思います。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に15番小峯洋介

となります。

交代:7番鈴木悠太(後半30分⇒28番関根貴大)、11番堀田稜(後半34分⇒23番岸伯富実)、15番小峯洋介(後半40分⇒14番繁田秀斗)、21番小坂慎太朗(後半43分⇒19番西澤秀平)、

センターバックが19番西澤秀平から3番寄特直人に代わった以外は前節と同じスタメンになります。

三菱養和と言えば、巣鴨で戦うと拮抗した試合ながら、何か上手く得点が奪えないままに逆に得点されて0-1で負けるような試合が多いイメージ。ただ、思い返してみると昨年新井純平が途中出場で右サイドバックに入って攻撃意識を見せた時に一気に劣勢から盛り返して2点ほど返したという試合もあった(けど、試合は負けた。)

そんな、やりにくいイメージが満載です。

この試合は、どんな立ち上がりになるのかと見守ると、相手は勝点3を取るために勢い良く攻めて来るというよりは、慎重にバランスを崩さないように、失点しないようにやっているように見られました。引き分けOKと考えて臨んできているのかなという印象すら持ちました。

対する浦和ですが、やはり点を奪ってやると言うプレーがほとんど見られず。いわゆる、やられそうもないけど、得点が入りそうな気配もないという序盤。そんな中で、まず大きなチャンスを作ったのは三菱養和。ペナルティエリア近くでFKのチャンスを与えた場面で、ゴール左上を的確に捉えたシュートを放たれるものの、GK30番関口亮助が見事に反応して右手一本ではじき出し、この後の試合の流れを左右しかねない早い時間帯での失点をファインプレーで防ぎます。

こういう危険な場面はありつつも、今日の三菱養和は長めのボールを裏に入れて前線で激しく狙ってくるというような、やられたら嫌だなと思う攻撃は影を潜め、浦和の守備陣も安定して守れていたため、特にフリーキックの場面以外では危ないという場面自体がそれほど作られたことはありませんでした。

ただ、浦和の攻撃もシュート意識を考えると、ファーストシュートを8番片槙吾が狙ってディフェンダーに当たったという場面から2本目のシュートまでがかなり時間が空いたような気がします。少しボールをもらうために、10番矢島慎也が下がる回数が多すぎたり、中盤の関係性がちょっと上手く行っていないという印象。

前の試合よりはサイドのスペースを使わせてくれるため、7番鈴木悠太や11番堀田稜がサイドで受けてドリブルで仕掛けるということは出来ていましたが、クロスのタイミングや狙い、中の動きなどが相手が対応できないというところまではできていなかったように思われます。

0-0の時間が長く続いた前半中盤くらいからは、10番矢島慎也がシュートを狙うような場面はありましたが、比較的コースを限定された上で狙う流れになり、簡単にセーブされてしまうなど、崩す所までは至らず。

前半最も惜しい得点チャンスは、左サイドからの中でパスを受けた15番小峯洋介が思いきりよく狙ったシュートで、ゴール右上を鋭く捉えたシュートでしたが、先ほどの関口亮助のファインセーブ同様相手のキーパーにギリギリで反応されて得点には至りませんでした。

悪くはないのですが、前節での物足りなさが払拭されるには至らないのが本音という前半でした。

後半に入り、得点を奪うためのギアが入ってきたのは浦和だったと思います。

まずは、21番小坂慎太朗の左サイドからの攻撃参加で11番堀田稜へ渡して仕掛けてシュート。続いて、21番小坂慎太朗から11番堀田稜への左サイドでのパスが入った時に、右サイドの7番鈴木悠太がディフェンスラインの裏を斜めに走ってゴールに対して角度がない狙いやすい位置へ飛び出したところに、11番堀田稜からパスが通り惜しい場面を作ります。更に21番小坂慎太朗が左サイドから高い位置までポジションを上げて、ドリブルでペナルティエリアまで侵入して深くまで入り込んでマイナスのパスを15番小峯洋介に出すもここも防がれる(ここは、小坂慎太朗に弾かれても良いのでシュートを狙って欲しかった。)同じく、右サイドで7番鈴木悠太も簡単にクロスを上げずにドリブルで深くまで切り込んで仕掛ける場面を作るなど、より得点を奪うために近い位置まで力強く仕掛ける場面が増えてきます。

そして、待望の先制点が13分に生まれます。

前半、攻撃参加を抑えていた20番新井純平が、ここぞとばかりに右サイドバックの位置から駆け上がり、ボールを受けるとそのままドリブルで持ち上がり、ディフェンダーも交わしてペナルティエリアの深くまで侵入し、ディフェンダーをひきつけたところでマイナスのパスを出し、これに10番矢島慎也が合わせてゴール。

欲しい時間帯で、得点を奪うために一歩深くまで進入することで奪いきったゴール、見事でした。

待望の先制点を奪い、これによって三菱養和も攻めるしかないという状況になる。ここからの10分ほどで相手の反撃を凌ぎながら、追加点を奪ってしまえればより楽になるという試合運びを問われる時間帯で、しっかり2点目を奪うことに成功します。

2点目も形としては、1点目に近いもので、右サイドから20番新井純平が攻撃参加し、ディフェンダーは当然先ほどの強引なドリブルでの仕掛けもあると当然考えるため、深い位置を意識的にケアする動きをしたことを逆手にとって、今度は早めのグラウンダーのクロスを入れる。このスピードのあるグラウンダーのパスに対してゴール前には密集した状態になっている中でパスコースに入っていた15番小峯洋介から狙った場合には密集したディフェンダーに当たる可能性が高いと判断した(はず)ため、そのままスルー。そこに裏から入ってきた6番野崎雅也がこのボールに合わせて見事にゴール。

見事に相手の反撃をいなしながらの追加点に成功。

2-0

そして、更に30分に3点目を奪うことに成功します。

18番西袋裕太がセンターバックの位置から、左サイドの11番堀田稜の前のスペースへかなりの距離のロングフィードを通します。高い位置から一気に11番堀田稜がドリブルでペナルティエリアまで入り込んでマイナスのクロス。このパスに8番片槙吾が合わせて、ディフェンダーにあたりながらもしっかりボールをゴールに転がり込んでゴール(最初10番矢島慎也のゴールと思っていましたが、公式記録では8番片槙吾のゴールになっていたので、間違えないと思います。⇒10番矢島慎也のシュートが8番片槙吾に当たって入ったということのようです。⇒オフィシャルの得点が10番矢島慎也に変更されていました。これにより、得点王争いトップタイの10ゴールになりましたね。)

サイドから仕掛けて崩してのゴールで3ゴールは素晴らしいです。

この後、30分に7番鈴木悠太に代えて28番関根貴大、34分に11番堀田稜に代えて23番岸伯富実、40分に15番小峯洋介に代えて14番繁田秀斗、44分に21番小坂慎太朗に代えて19番西澤秀平と交代枠を使いながら残り時間を戦う中でも印象的な場面が多くありました。

まず、28番関根貴大は、時間帯的に攻撃よりも守備意識が強くなってきていた時間なので攻撃でのチャンスはそこまで多くなかったものの、最初に中盤の位置でパスを受けた時に相手ディフェンスラインに向かって、持ち味である果敢なドリブル突破を仕掛ける場面がありました。ディフェンスの裏、キーパーの前のスペースで、トップスピードに乗ればちょうど28番関根貴大の方が先に触れるという絶妙の位置へ、早いボールを出して、自らでキーパーよりも先に触ってしまうプレーはさすがですね。ただ、ここはキーパーに当たってゴールにはなりませんでした。

このプレーで得たコーナーキックの場面含めて数回セットプレーのチャンスがあったのですが、23番岸伯富実の蹴ったコーナーキックは非常に精度が高く、ここからもかなりゴールが生まれる空気がありました。ピンポイントに合いそうな場面が1回、28番関根貴大に通して、そこからの展開で18番西袋裕太に繋げて、ラストパスで惜しくも決まらなかったものの、セットプレーからの展開で23番岸伯富実からのボールはなかなか得点の可能性に繋がるものでした。

また、14番繁田秀斗も前回のリザーブリーグの時に感じた、プレーの際での激しさをこの試合でも短い時間ながら見せてくれており、2回ほど惜しいシュート場面もありました。

この試合、最初の2得点のアシストを決めた20番新井純平ですが、試合終盤に自らで決められる場面でキーパーに防がれてしまったので、本人としては満足はできない感じだったようですが、数節前のFC東京戦もそうでしたが、こう着状態の試合で先に得点を奪うために必要なプレーをこの試合でも見せてくれたことに見る側としては満足です。

結果的に無失点で終えられたのでOKそれも良かったです。

今日のような展開まで持ち込んだ場合には、終盤に守りの意識を高めすぎずに攻撃で押し切ってしまっても良かったかもしれません。実際に、何度か守備意識と相手の点を取るための前掛かりのプレーの中でキックミスなどで危ない場面も作られていましたので。でも、臨機応変なので、そういうミスを今後なくせるのであれば、問題ないです。

今日の勝利で、自力でしっかり来期もプレミアリーグで戦える位置まで勝点を稼ぐことができました。

そして、次の日曜日は札幌遠征。戦いの舞台は違いますが、前回悔しい思いをしたコンサドーレ札幌との再戦となるJユースカップの初戦ですから、今日の快勝の勢いそのままに勝点3を取って戻ってきましょう!

暑い中お疲れ様でした(10月中旬に言うには違和感があるw)

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/09/ 第15節 vs 尚志高校 0-1敗戦・・・何かが足りない

鏡石町営鳥見山陸上競技場2011年10月9日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

前半戦の最終節に対戦して大勝した尚志高校とのアウェイゲームということで、福島県の鏡石町営鳥見山陸上競技場まで行って来ました。行きは下道で行ったのですが、埼スタ付近から国道4号線に入り、200キロほど延々と国道4号線を走り続けると今回の会場付近まで行けると言う非常に分かりやすい道のりでした。

震災から7ヶ月が経過する福島県ですが、市の看板が曲がったままになっていたり、道がでこぼこしていたり、瓦礫があったりと、目に見える跡も見られ、気持ち複雑な部分もありました。そういう環境で尚志の選手達は練習して、この大会を大事に戦ってきたわけですね。

この試合のスタメンは以下、

GKが30番関口亮助、DFがセンターバックに19番西澤秀平と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗(後半42分⇒3番寄特直人)、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾と10番矢島慎也、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に15番小峯洋介(後半15分⇒28番関根貴大)

となります。

尚志高校は守備ラインがきれいでしたね。前線からプレスは余り仕掛けてこないものの、浦和のサイド攻撃や中盤の攻撃をよく研究していて、セオリーどおりの攻撃に関しては、かなりの確率で引っかかる前半。

攻撃は、基本的に守ってカウンターとシンプルでしたね。それでも、やってきた時には迫力があるんです。

多くはチャンスを与えない安定した守備をしていたものの、前半の早い時間に浦和の陣内で攻撃を組み立てる際のパスをカットされて高い位置からカウンターを受ける。サイドから上げられたクロスが凄く良いコースに飛び、なんとゴールになってしまいます。

6分くらいですね、0-1。

慣れないポジションだと思いますが、15番小峯洋介が良く頑張っていました。勘が良いのでしょうね、最初は動きにぎこちなさを感じる部分もあったものの、組織だった相手の4バックのラインを突破するべく、裏に抜け出したり、個人技で仕掛けたり、中盤とのワンツーで崩しにかかったりと相当質の高い動きをしていました。

でも、後半10分くらいで交代となりました。28番関根貴大投入の選択はビハインドを負っている段階では、当然の選択なのですがあれだけ攻撃で存在感を見せていた15番小峯洋介が下げられたことには結構「なんで?」という空気がスタンドに流れていたりしました。

とにかく、今日の試合は前節とは違った、「何かが足りない」という感じの試合なんです。

チャンスは凄く作ってました。

10番矢島慎也が抜け出してシュートを決めたかと思ったがオフサイドだったり、ショートコーナーから7番鈴木悠太を経由して10番矢島慎也がミドルシュートだったり、ゴール前で7番鈴木悠太とワンツーで抜け出した10番矢島慎也がシュートだったり、20番新井純平が10番矢島慎也とワンツーで中へ切れ込んでシュートだったり、10番矢島慎也が裏へ抜けた15番小峯洋介に通して惜しくもオフサイドだったり、7番鈴木悠太が左にポジションを移していた時にクロスに飛び込んだ8番片槙吾のヘディングシュートだったり、8番片槙吾の効果的なインターセプトから一気に攻め込んだり、少し代わった仕掛けでは、11番堀田稜が左サイドから駆け上がってクロスを右サイドの7番鈴木悠太まで大きく上げて折り返して中にいた28番関根貴大へという大きな展開(割とシンプルにゴール前にあげる場面がいつもは多い)、コーナーキックの際に19番西澤秀平の惜しいヘディングもありました。

それでも得点が決まらず、前の試合同様残り時間に18番西袋裕太をセンターフォワードに入れてのパワープレー。やはりというか、競り負けないでしっかりポストとして落とすので守りきりたい尚志としては、脅威になっていたと思います。この試合では、ポストで競るだけでなく、上手く自分の距離にトラップして惜しいシュートを放つシーンもありました。

それでも結局得点は奪えず、0-1と言う結果でした。

内容的に良い時間帯とか沸かせる場面は浦和も多かったです。ただ、得点して追いつく、得点して逆転するという勝負に関わる部分での気迫のようなものが足りないと言えば足りない。逆に、チャンスは多くなく、カウンターに残ったフォワード一人が全力でボールに向かって走るという尚志のほうが得点に対しての空気を感じてしまったのも事実。ロングスローを効果的に使う尚志のプレーにも怖さを感じる部分がある。

技術に関しては、浦和のほうがはっきりと上なのですが、決定的なチャンスも浦和の方が多く作ったかもしれませんが、決定的チャンスをものにする何かが足りない気がしました。

一つの比べる基準として、夏の広島遠征を思い返してみると、あの時の気持ちのこもった全力で勝ちに行くプレーが消えているようにも思います。

プレミアリーグは消化試合ですか?残り試合で1試合くらい勝てば残留は濃厚だから、それは問題ないだろうとか思っていませんか?Jユースカップになったら気持ち入れなおしてやれば勝ち進めるとか安易に思っていませんか?

少し厳しい書き方とすると、目標を低い所に置いている選手は、ピッチに立つ資格はないと思うくらいの意気込みを見せて欲しいです。スタメンに定着して満足してませんか?目標の一つが叶って満足してませんか?もし、そう思ってしまっているなら、考え直してください。それができないなら、ピッチに立たないで下さい。Jリーグの下部組織に所属するということは、そのくらい重いことなのですよ。

浦和レッズユースが今年作り出してきた戦い方というものは、かなりレベルの高い所まで到達していると思います。しかしながら、そこに結果を付ける為には別の要素が不可欠で、それが挙げたような部分なんですよ。

どういう言葉でまとめれば良いのかわかりませんが、勝負に対して自分に厳しくできる努力をして欲しいです。「やっているんだよ!」が形として見えないと評価されないのがサッカーの世界ですからね。その前提を踏まえたうえで戦ってもらって、そこから、良いな~、伸びてるな~と思うプレーは、どんどん見つけてブログで書いていきますからね!

上から目線満載で書いてしまったw

ではでは!!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/10/02/ 第14節 vs 静岡学園高校 1-2敗戦・・・前半と後半

静岡学園高校グラウンド2011年10月2日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

今日の試合の流れをまずは大まかに書こうと思います。今日のような試合の場合、実際プレーしている選手がどのような指示でどのように解釈して、90分を考えてプレーすることになったのかが凄く気になります。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに19番西澤秀平と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に15番小峯洋介(⇒23番岸伯富実:後半25分)と14番繁田秀斗(⇒6番野崎雅也:後半35分)、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に10番矢島慎也

となります。

サッカーのセオリーとしてざっくり書き出してしまえば、非常に簡単な流れで

前半は浦和が相手を圧倒する戦いぶりで展開。フィールドを広く使った展開、攻守の切り替えもしっかり考えながら、サイドバックの攻撃参加も見え、理想的な攻撃の形。両サイドの前線の選手がバックラインからのフィードを受けてサイドを切り裂く攻撃。そして、前半10分で7番鈴木悠太がサイド攻撃から持ち込んでゴールを決めて先制点で1-0。

攻勢を続けながらも、追加点までは届かず進みながらも、38分には相手が2枚目の警告で退場して数的優位もできるというこれまた理想的な展開。

追加点は入らなかったものの、後半の最初に当然相手が点を取りに激しく来る所を凌げば問題なく勝ちきれるだろうという展開。

・・・が、後半に入ると、何か重りを背負ってプレーするかのうように積極的な展開はなく、守備ラインは上がれるタイミングでも上がらず、相手は当然の如くというよりやや、オーバーワーク気味な激しい動き。一人少なくて、あれだけ激しい運動量を見せていれば最後までは持たないだろうと言うくらいの状況。

何か守備に意識を置き過ぎるようなプレーが相手にPKを与える流れになり、同点にされ、更に危険な空気の時間帯のセットプレーで見事に逆転されてしまい、その後の反撃も実らず敗戦という流れ。

正直な所、今日の相手は浦和と比べると数段レベルが劣る相手で、この時期にコンディションを上げてくる高校のチームとは言っても前節の流経大柏高校とは全く異なる相手でした。

正直、後半は何かおかしかったので、余り書きたくないです。

前半に関しては、とにかくロングフィードで相手を切り裂くような展開を狙い、18番西袋裕太や21番小坂慎太朗、少し下がり目の位置に下がった際の10番矢島慎也などから鋭いフィードで展開が何度も見られ、ちょうど自分が見ている位置からは見難い浦和の右サイドの攻撃が多く、7番鈴木悠太と20番新井純平の絡んだ攻撃が何度も見られ、攻守の切り替え自体も早く、オーバーラップを多用しながらも守備でもしっかり相手の攻撃を抑えるプレーを見せていました。左サイドの21番小坂慎太朗も、ここ数試合の中で最も落ち着いて安定した動きで、いわゆる右サイドの20番新井純平の思い切りよいオーバーラップとは対称的な、スルスルとタイミングでいつの間にか攻撃的な位置に上がって攻撃参加もするプレーが見られましたし、全体的に安定感がありました。当然、思った以上に相手のプレスが緩かったこともありますが、とにかくこの相手にはこれで押し切ってしまえば、完璧という内容だったと思います。

久しぶりにセンターバックで先発となった19番西澤秀平も落ち着いたプレーと相手の前線がプレスに来ない時には思い切って持ち上がって高めの位置から攻撃展開をするなど持ち味を見せていました。

後半の良かった部分は、逆転された後に25分ごろから投入された23番岸伯富実の中盤での効果的なスペースを上手く使った動き。視野広く動けていて効果的だったと思います。

また、パワープレーという形にしなければならなかったこと自体は良くないのですが、得点を取るために18番西袋裕太がセンターフォワードの位置に上がった際に、チーム全体でその割にシンプルに高いボールで競らせる意識が浸透していないように感じましたが、20番新井純平はそこをしっかり意識して18番西袋裕太が競りやすい高いボールを放り込んで、そのボールに対して高い確率で18番西袋裕太は競り勝っていた。最終的には、18番西袋裕太が競りやすいボールを他の選手も蹴るようになっていて良かったです。そして、最後の最後に8番片槙吾がペナルティエリアまで持ち込んで倒されたところは、PKだったんですけどね。

サッカーの試合運びで言えば、前半に2点目を取るべき時間帯に取れなかったことが最大の敗因。危険な時間帯のセットプレーに対する対処の甘さ。この2つで説明できる試合でもあったと思います。細かく言えば、センターフォワードタイプとして存在感を見せていた進昂平や決定的な仕事のできる関根貴大が国体でいなかったために、点を取ることに特化したタイプの切り札が不在ということもあるかもしれません。

ただ、今日に関しては例えば、彼らがいて逆転して3-2で勝ったとしてそれでOKだったかなという気になる部分があったんです。知る必要はないけど感じるモヤモヤというか。どこかでミスリーディングが起きているのではないかという不安。いわゆる誤解を招く表現で伝える側と受ける側の意識にズレが生じるような現象というか・・・。

後半スタートに感じた違和感は、反撃してくる相手をいなすための守備意識に対して、指示と解釈にズレがあったのかもしれないとか、勝手な想像ですが。言葉って凄く難しくて、「走れ」「守れ」「上がるな」とか、シンプルな指示も、実際には「臨機応変に走れ」「最初10分は守備意識を強く」「相手が前掛かりに来る時間帯はできるだけ上がるな」など、シンプルな言葉にも裏に意味があることが多いんですよね。

よくわかりませんが、今日の場合は何人かの選手が後半になって指示に縛られているようにも感じられたのも事実です。

サポーターという立場で言えるのはこのくらいまでで限界です。選手間の話し合いは凄くできていると思います。どうして?と思うような指示に対しては、納得できるまで指示を出した人に聴くことも、やらなければならないことだと思いますし、プロを目指すのであれば、その部分のコミュニケーション力は必須能力になると思います。まずは自らで解決を目指してください。

話がかなり逸れてすみません。

来週の遠方アウェイ。気持ち良く勝ちましょう!

お疲れ様でした。

ではでは。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/09/23/ 第13節 vs 流通経済大学柏高校 2-4敗戦・・・プレスの激しさ

レッズランド2011年9月23日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週のアウェイ、ヴェルディユース戦から再びホームに戻りまして今日はレッズランドで行われたプレミアリーグの流通経済大学柏高校との試合を見て来ました。

一昨日の台風の影響がどのくらいでているかと思いつつピッチを試合前に眺めていましたが、見た目は問題なさそうながらも実際は足を取られやすい細かくステップを踏んでプレーするタイプの選手やスピードを生かした攻撃をする選手にとっては結構な重馬場というピッチコンディションだったと思います。

FC東京U18、ヴェルディユース相手に2連勝で勢いに乗る浦和レッズユース。ここで更に連勝を重ねて上を目指したいところです。

この試合のスタメンは以下、

GK30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と18番西袋裕太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と8番片槙吾、FWが左に24番中村駿介、右に7番鈴木悠太、真ん中に25番進昂平

となります。

前節のメンバーから、出場停止の11番堀田稜の左前線に24番中村駿介が入り、センターバックが4番小出啓太から18番西袋裕太に代わっています。

ここ数試合の良いリズムでこの試合も、ペースを握って自分たちのサッカーで進めたい浦和でしたが、相手の激しいプレスと体格差により、試合序盤のペースを握られてしまいます。

プレスが強くかかってくることで、プレーの精度がやや落ちた形でリズムが作れないながらも、例えば相手コーナーキックからのカウンターで25番進昂平に素早く当てて、24番中村駿介に預け、更に前線に走り25番進昂平が攻め上がるなどの攻撃や、20番新井純平から10番矢島慎也を経由してサイドを駆け上がった7番鈴木悠太へとつなげてサイドから攻めるなど、ポイントポイントで攻撃もしかけながらも、やはり相手の激しさでプレーが消極的になったところを狙われてしまいます。

前半7分、前半10分に、それぞれペナルティエリアわずか外のところでディフェンダーの寄せが甘くなったところを強引にシュートを撃たれ、いずれもグラウンダーのシュートがディフェンダーに当たり、キーパーの届かないコースに飛んでしまい連続で2失点してしまいます。

ここまでややサイドに貼り気味だった24番中村駿介ですが、おそらく試合の流れの中で徐々に10番矢島慎也などトップ下の選手とポジションチェンジをしながら持ち味を発揮していくだろうと思っていた矢先に、負傷。足首を痛めてしまったらしく予定外の交代を強いられることになります。

24番中村駿介に代わって28番関根貴大が投入されます。

センターフォワードの位置で存在感を発揮している25番進昂平は、この試合では正直体の強さや体格差などでまともにぶつかり合ってもまだ敵わないような相手と対峙することになって大変だったと思いますが、それでも一旦体をぶつけて裏へぬけ出す動きや、競り勝てないながらもしっかり、競り合うことで、相手のクリアを中途半端にさせるなど、やるべき動き自体はしっかりできていたと思います。

ちょうど、28番関根貴大が投入されて、25番進昂平の動きを良く知っているな~と思うプレーから1点を返すことに成功します。

左サイドに開いた25番進昂平が相手ディフェンダーと競り合う中で簡単には離さずに、相手が処理にもたつくことを察知した28番関根貴大が、こぼれたボールを奪い一気にサイドを駆け上がり右サイドに低めの長いクロスボールを上げ、そこに7番鈴木悠太が走り込み、きっちりゴールに流し込んでゴール。

理想的な展開でビハインドを1点差まで縮めます(22分)。

前半のうちに同点に追いついておきたいところでしたが、相手の激しいプレーで押し込まれる場面も多く、やや相手ペースの中で時折右サイドで7番鈴木悠太と20番新井純平が絡んだ攻撃で打開を図るというシーンが多かった印象。

相手のプレスや勢いを警戒して、守備ラインが思いきって高い位置に上がったりすることがなかなかできない状況の中で10番矢島慎也がトップ下の位置からボランチの位置くらいまで下がったりしながらボールを受けたり、相手の中盤の選手をひきつける動きをしていたものの、そこで空いたスペースを使うなどの余裕が持てる状況が周りになかったのか、なかなか生きない状況が続きました。

ようやく前半の終盤に、浦和が自信を持ってボールを回したり、3番寄特直人のロングフィードからサイドにつなげて一気にサイドから攻撃をしかけたり、中盤で回しながら展開して相手の動きをボールの動きでいなしながら攻められる場面も増えつつも同点ゴールは生まれず、1-2で前半を終了します。

後半に入り、やや右サイドに偏った攻撃になってはいたものの、7番鈴木悠太を経由した形での攻撃のチャンスが多く作れるようになります。右が多い中で時折左サイドから28番関根貴大が鋭いドリブルで仕掛けるという形も見られるようになってきてはいましたが、どうも最初に書いたように重馬場状態のピッチに足が取られるような場面が多く、持ち味が出し切れていないようにも見えました。それでも、その時間帯で1本ドリブルで攻め上がってシュートを放つところまで行く惜しい場面も作れていました。この後半序盤でもっとも惜しかったのは、7番鈴木悠太からのクロスに25番進昂平が合わせたシーンで、難しいボールだったため、合わせるのが精いっぱいでボールはゴールの上を越えてしまいましたが、決定的なところまではいりこめていました。

後半15分くらいまでは、コーナーキックのチャンスや、8番片慎吾が攻め上がったところで受けたファールからのフリーキックでの8番片慎吾をおとりに使って10番矢島慎也が狙ったシュートなど、セットプレーからのチャンスを多く得ながら同点ゴールを狙いますが、決めきれない中で、再び相手の攻勢で耐える時間がここからしばらく続きます。

後半15分過ぎに6番野崎雅也に代えて14番繁田秀斗が入ります。

20分過ぎくらいからは、相手の攻撃の時間も多くなりながらも、浦和にもシュートが増えた時間帯となり、10番矢島慎也のシュートや、8番片慎吾のシュート、14番繁田秀斗のシュートなど、前半よりシュートで終わるプレーが増えていたのも確か。そして、24分には異議で相手選手が退場となり数的優位な状態となります。

守備に重きを置いた相手を崩すのは大変と思いましたが、思った以上にそこからの浦和の攻撃はあと一歩でゴールと言う崩し方ができる場面も多く、2度ほど決定的なチャンスを作るものの、不運というかいずれもわずかにゴールを外れて決まらず、反撃を受けた30分に3失点目を決められてしまいます。

35分に25番進昂平に代えて23番岸伯富実が入ります。

残り10分で2点差をまずは追いつくべく浦和が反撃。

後半残り数分のところで、コーナーキックからの混戦状態で8番片慎吾が押し込んで2-3と1点差まで詰め寄るも、試合終了間際に決定的な4点目を相手に決められてしまい、結局2-4で敗戦となりました。

浦和としては、試合序盤に相手の激しさにプレーに戸惑いが出てしまったところでの2失点がまずは反省するべきところ。これまでの試合で考えると結構さかのぼりますが、浦和カップで浦和東高校とやった時のような苦しみ方に再びはまってしまったように感じられます。

パス回しでリズムを作るサッカーをやる以上は、運動量とプレスの激しさを基本的に厳しくやってくる高校生チームの中でも体格もあって、その激しさも他よりかなり強い流通経済大学柏高校であっても、まずは相手の術中にはまってはいけません。パスでいなして運動量を使わせていく戦いをするべきでしたが、このレベルの公式戦ではまだ経験が浅い選手も多い若い年代が多い今日のメンバー構成でしたし、その辺は経験として次に同じような相手とやった時には、同じようには絶対やられない。そういう意識付けをこの試合を通じて強く持って今後プレーできるようになってもらいたいと思います。

何の決定的な証拠もありませんが、やはりプレーの主導権を握る握らないは重要で、今日の前半2失点は、正直なところ入らないときは入らないゴールです。それが入ってしまうのは、やはり相手の勢いに押されていたということなのかもしれません。逆に、浦和がペースを握っていた時間帯には相手の反撃を受けた時に同じような場面があってもいずれもボールは枠を外れて行きました。

今日のような相手は、なかなかJの下部組織の強豪とやっていても得られないような相手だと思いますし、今日出場して悔しい思いをした選手はむしろ貴重な経験を積めたと考えて、次に活かしてください。

体格で全く歯が立たなかったと感じた選手は、もう少し渡り合えるように体を鍛えるか、ぶつかりあわないでかわせる方法を考えて行くか、色々なパターンが考えられると思いますが、いずれもこの試合を経験した選手たちが考え、伝え、浸透させていくことでより強いチームにして行けると思います。

U22のオリンピック予選を先日テレビで観戦しましたが、あれだけの魅力的なパス回しからの攻めもやはり同じパターンの繰り返しだと相手に対応されて攻めきれていないという、凄く分かりやすい手本を見ることができました。あれと同様に、やはりプレッシャーを受けている時でもワンパターンではなく、局面で必要なプレーを選択してできるようになることが、ワンランク上のレベルに到達するために必要だと思います。

とにかく、結果的には負けました。でも、今日のような試合でも引き分けか逆転にできていた局面を作れてはいました。

自信を持つ部分は自信を持ち続けてください。

・・・でも、ブクメ的なわがままですが、こういう公式戦のホームとして戦うグラウンドはやはり埼スタ第2とか第3グラウンドが良いな~と思ったりもしました。台風のせいもあるかと思いますが、もう少しコンディションの良いピッチで戦ってもらいたかったと思います。

お疲れさまでした!

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/09/18/ 第12節 vs 東京ヴェルディユース 4-2勝利・・・競り勝つ強さ

ヴェルディグラウンド2011年9月18日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

遅刻しましたw 割と余裕を持ってヴェルディグラウンドに向かったはずだったのですが、想像以上の大渋滞で試合開始と同時くらいにはなんとか到着し、5分くらい過ぎたころにグラウンドにたどり着きました。ということで、よし見るぞと構えるまでの最初10分くらいは空白です。

なんとなく雰囲気で、ヴェルディの力強い攻撃を上手く浦和のサッカー(もとい、浦和レッズユースのサッカー)で上手く対応しているというのかな~という、感じに試合展開を空気感から見ました(最初の10分は分かりません。)

クラブユース選手権での大敗。ホームでの試合では引き分け。色々な思いを持って今日選手たちは臨んだと思います。気持ちで負けないという迫力が伝わってくる試合でもありました。

この試合のスタメンは以下、

GK30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と8番片槙吾、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に25番進昂平

となります(確認済み。)

で、よし見るぞと思った時に右サイドからのクロス(7番鈴木悠太が上げたと思う⇒20番新井純平のアシストと判明!)に25番進昂平が上手く体でディフェンダーをブロックして流れたところを10番矢島慎也が押し込んで先制点。

1-0で浦和が先制と幸先の良いスタートとなります。

この試合に関しては、前半から非常に集中して試合に臨んでいて、個々の能力が高いヴェルディなので前線で力強く仕掛けてくる場面は多くありましたが、際のところでしっかり対応できているため、危ないけど問題ないという不思議な安心感のある前半での戦いとなりました。

前線で25番進昂平がクサビとなる動きや、相手のバックラインに対して運動量豊富にプレスをかけて行くことで中盤との絡み、サイドへの展開がスムーズに行き、浦和の攻撃も多彩に展開されていきます。10番矢島慎也から25番進昂平へパスからシュートや、11番堀田稜のシュートがポストを叩くなど惜しい攻撃もありながら、やはり時折ヴェルディの反撃で危ない場面も作られつつ、10番矢島慎也から8番片慎吾、持ち上がってクロス。7番鈴木悠太から裏へぬけだした10番矢島慎也へのパスは惜しくもオフサイド、浦和の2回のチャンスに対して相手が1回のチャンスというくらいの割合だったと思います。

U17ワールドカップで愛着の湧いたヴェルディユースの高木大輔。普段は応援していますが、浦和の試合の時は敵なので絶対にやられたくないと勝手に強い思いを持っているブクメですが、20番新井純平がマッチアップで仕事をさせない上手い守備をするなど、気持ちよかったです見てて。

そういう局面も挟みつつ、前半30分ごろに左サイドバックの21番小坂慎太朗がスルスルと前線に攻撃参加。11番堀田稜に一旦渡し、更にサイドを駆け上がたったところにパスが入り、持ち上がりクロスを上げるも惜しくも合わずでしたが、試合ごとに本来の持ち味を守備と合わせて見られるシーンも多く出て来ました。

浦和にとって前半最大のピンチは前半37分。細かいパスから右サイドを突破されて強烈なシュートを撃たれるも、これをGK30番関口亮介が見事に反応してはじきだします。本当に決定的な場面だったので、よく抑えてくれました!

このピンチの後、浦和の攻撃からゴール前でフリーキックのチャンスがあり、10番矢島慎也が直接フリーキックでゴールを襲い、キーパーに弾かれるも、この後のコーナーからも鋭くゴールを狙い浦和のチャンスもかなり多くなります。

守備の意識高めにプレーしていた20番新井純平もこの時間帯にはチャンスと見て、オーバーラップから7番鈴木悠太とのパス交換で前線に上がりクロスを上げるなど攻撃参加も見られます。

前半終了間際には、6番野崎雅也が相手の攻撃の場面で中盤でプレスをかけインターセプトに成功。一気に前線に走る10番矢島慎也へパスを通し、10番矢島慎也の放ったシュートをキーパーが弾き、そこへ25番進昂平が走り込みこぼれ球をシュートするもこれも弾かれ、混戦からの追加点が入るかと思われましたが、ここは相手ディフェンスに粘られてゴールにはならず。

前半を1-0で折り返します。

後半の序盤も気持ちを緩めることなく、前半と同様のペースで試合を運び、右サイドの7番鈴木悠太から8番片慎吾へつなげてのシュート。コーナーキックから3番寄特直人のヘッドはわずかにゴール右へ。同じくセットプレーから4番小出啓太のヘディングシュートが惜しくも右に外れる、25番進昂平がシュートを放つなど浦和の攻撃が続く中で、迎えた15分。7番鈴木悠太が右サイドをドリブルで駆け上がり、クロス。25番進昂平が7番鈴木悠太に近い位置に動くことでディフェンダーを引き連れ、空いたスペースに入ったところに10番矢島慎也が飛び込んでゴール。

おそらく、1点目とほぼ同じような形でのゴールで2-0とリードを2点に広げます。

その後、18分に25番進昂平に代わって28番関根貴大が入ります。

2点のリードを奪ったことで、ヴェルディの反撃が激しくなり、ここからしばらくはヴェルディの時間帯となりますが、集中した守備ではじき返していました。

23分に6番野崎雅也に代えて14番繁田秀斗が入ります。

30分に11番堀田稜に代えて24番中村駿介が入ります。

この辺からが、いわゆる経験を重視した時間帯だったのかな~と今思うのですが、前線でクサビになる動きを精力的にしていた25番進昂平から裏へ抜けるタイプの28番関根貴大が入ったことや、守備のバランスも上手く取っていた6番野崎雅也が抜けたことで、やや収まりどころが減ったことや、相手の攻撃の意識が高い段階で中盤が代わったこともあり、キープできる24番中村駿介が入って、ここからと言う時に相手の攻撃がはまってしまったこともあり、やや相手の攻撃をディフェンスラインのみで受けるという場面が増えてしまい、ここから32分、35分と立て続けに失点してしまい、たちまち2-2の同点に追いつかれてしまいます。

この辺りが、ヴェルディらしい強さというか、浦和の課題と言うかですが、今日の浦和はここからが違いました。

立て続けの失点でややバランスを崩しかけていたところで、24番中村駿介が前線でボールをキープしたところで28番関根貴大が裏を狙って走るという攻撃が、相手のディフェンスラインを混乱させ、また28番関根貴大自身も、本来の持ち味となる自らのドリブルからの突破も見られ、相手の行けるぞという勢いを上手く削ぐことに成功。

そして、迎えた40分に24番中村駿介にパスが入り、ディフェンダーの裏のスペースへパス、わかっているかのように28番関根貴大がそのスペースへ走り込んでキーパーと1対1の場面を作り、ここでしっかりゴール。

3-2と再びリードを奪います。

後半43分に20番新井純平に代えて2番西山航平が入り、守備意識高く守りに入りながら相手の最後の反撃を抑えつつ、カウンターから右サイドの7番鈴木悠太へパスが通り、そこから鋭くペナルティエリアまで切り込み、思い切りよく放ったシュートがゴール!

試合を決める4点目を7番鈴木悠太が決め、試合終了。

確かに連続失点の場面はよくないのですが、今日非常に大きかったのは、気持ちの面で最後まで相手に負けなかったこと。アウェイで、2点リードを、追いつかれたチームの心理と追いついたチームの心理。どう考えても、相手の方が圧倒的に行けるという気持ちが強くなる場面でしたが、ここを乗り越えて逆転まで持ってったこと。

サッカーは、判定一つで、まったく引っかけていないのにPK取られたり、苦し紛れのシュートで点を取られてしまったり、決定的な場面を何度も作っても本当に点が入らない試合があったり、単純に実力だけで勝てない難しさもありますが、やはり前節や今節のように、駆け引きができて、競り勝つことができるようになればなるほど、勝負にも強いチームになることができると思います。

こういう戦いができてきているのは見ていて誇らしいですよ。

気持ち良い勝利でした!

お疲れさまでした!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/09/11/ 第11節 vs FC東京U-18 1-0勝利・・・経験+勝利が一番良い!

埼玉スタジアム2002第2グラウンド2011年9月11日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

午前中の駒場サブグラウンドから場所を移しまして、午後からは埼スタ第2グラウンドで行われたプレミアリーグ第11節のFC東京U-18戦を観戦してきました。埼スタでJリーグが開催される時はこれまで確か同じ場所(敷地内)でユースの試合も開催したことはなかったと思うのですが、18時からのトップの試合の前の15時から開催と言う事で、少し不思議な感覚で会場まで足を運ぶ感じになりました。

駐車場が使えないということで、自転車で来られた方も多い中で、トップの試合に車で来る人にお願いして乗せてもらい楽して埼スタまで来てしまったヘタレのブクメですw

さて、今日は少し反省してます。タイトルにあるように、この試合、浦和は駆け引きで相手を上回り堂々と勝利をしてくれたのですが、先週の日本平での清水エスパルスユース戦での起用などを見ながら、首位のチームと勝点が結構離れている状況で迎えたこのプレミアリーグの折り返し後は、逆転優勝よりも今後のJユースカップへ向けてのチーム力向上を重視しての戦い方に変えたと解釈して、勝利よりも経験重視なんだと思い込もうと勝手にしてしまっていました。

違います。もちろん、どのメンバーが出ても勝ちきれるようなチーム力への経験は重要ですが、この大会で目指すのはタイトル。間違えないです。逆転で狙えます。狙ってもらいます。

ということで、試合の話に移します。

この試合のスタメンは以下、

GK30番関口亮助、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に24番中村駿介と8番片槙吾、FWが左に11番堀田稜、右に28番関根貴大、真ん中に10番矢島慎也

となります。

アウェイでの前回の対戦の時には、前半手応えを掴んで後半に逆転されてしまい悔しい思いをした相手、そして前節の清水エスパルスユース戦でその時のような後半に相手の反撃を受けて立て続けに失点してしまった後半の入り方の課題。チームとして成長するために、それらの課題を克服して行くことが大前提の試合。

この試合も前半から浦和がポゼッションで主導権を握る展開で進めることに成功します。

少し入りすぎていると感じるくらい、際のプレーでの激しさでは浦和が勝っており、その気持ちの強さがファールになったり警告受けたりした部分もありましたが、この部分で相手を勝っていたことがまず見ていて嬉しかったですね。

センターバックの4番小出啓太が相手の攻撃の時に放り込んできたロングボールに対応する時の競り合う時の力強さなどに特に表れていたと思います。

また、以前もなんどか組み合わされた中盤でボランチに6番野崎雅也、トップ下に8番片槙吾が入った時の相手の攻撃に対して8番片槙吾が守備的にもプレーでき、攻撃の際には攻撃的にも当然プレーできるという特長が上手く出ていたことや、24番中村駿介がキープ力にドリブルのスピードの強弱を上手く絡めながら中盤でボールをしっかりキープできていたこと、バックラインもやや緊張感からミスが出て危ない場面が作られるところもあったりはしましたが、とにかく中盤からバックラインのバランスが良くボールが回せていたため、比較的安心して見ていられました。

前半の攻撃では、左サイドからの11番堀田稜のスピードを活かした攻めに始まり、フォワードの真ん中に入った10番矢島慎也が比較的中盤の位置に入って動くことが多かったため、パッと見でフォワードなしで中盤あたりの位置にいる選手が流れで飛び出してフォワードとしての役割をするような、そんな攻撃もまた良かったと思います。

中盤で8番片槙吾が6番野崎雅也に渡し、オーバーラップした20番新井純平を使ってクロスまで持ち込んだシーンや、28番関根貴大が狙いどころで一気にトップスピードに挙げて攻めて行く場面も迫力がありました。

浦和ペースながら得点が入らず時間が経過した前半30分くらいからは、10番矢島慎也が均衡を破ろうと何度かミドルシュートを狙うものの枠を外れてしまいました。しかしながら、浦和ペースのところで点を取る姿勢を強く出したプレーは必要なプレーでしたしOKです。

更に11番堀田稜のヘディングシュートや28番関根貴大のドリブルから得たファールでのフリーキックで10番矢島慎也が直接ゴールを狙ったり、24番中村駿介の中盤でのキープから、10番矢島慎也へ展開して8番片槙吾へつなげてからのシュート。

惜しいながらも決まらず、28番関根貴大からオーバーラップした20番新井純平へパスからクロスボールも惜しくも合わずと得点が入らない中で、前半終盤にはセットプレーから決定的な場面を作られたりしつつも失点は免れ0-0で前半を終了します。

危険な後半のスタートの入り方をしてしまうことが多いのでその点に注目していましたが、この試合の後半の入りは集中して入れており、むしろ相手の攻撃を受けるよりも浦和が前半そのままに攻勢で仕掛けることが出来ていました。

その中でも右サイドからの20番新井純平と28番関根貴大の絡みでの前半スタートからの攻撃が鋭く、その中でも一旦20番新井純平に預けて前に飛び出した28番関根貴大にプレスに来たディフェンダーを越えたキレイなパスを20番新井純平が通して、28番関根貴大が一気に攻め込むという形も作れていましたが、芝に足を取られて惜しくも得点までには至りませんでした。

その後、相手の反撃から決定的な場面を作られるものの、30番関口亮助の好セーブで失点を防ぎ、その後8番片槙吾がミドルシュートを狙うなど、後半スタートから目まぐるしく展開する中で、雲行きが怪しくなり急に雷が鳴り出して、後半17分のところで試合が中断に入ります。

雷は割とすぐに収まったものの、その後激しい雨が降り、中断から20分後くらいに試合が再開されます。

急な雨でスリッピーなピッチになったものの、ここまで交代枠を使っていない浦和としては予期せぬ雷のおかげで疲れが見え始める時間に休むことができたと言う点では良かったのかもしれません。

残り25分くらいの状況で再開された試合は、やや荒れ模様になります。再開後大きなチャンスを迎えたのは浦和で、11番堀田稜から前線の10番矢島慎也にパス、10番矢島慎也が中盤から前目のポジションに入った8番片槙吾にパスを出すとダイレクトでミドルシュートを放ち、これが鋭く枠を捉えたもののギリギリのところで相手キーパーに弾かれます。このシュートは本当に惜しかったです。

この後、劇的な展開への幕開けとなる展開となります(とは言っても、また浦和に不利な判定を終盤に・・・と言う判定なのですが。) 

相手の攻撃の際に、明らかに倒していないのにペナルティエリアで倒れた相手に対して審判がPKの判定。このPKを30番関口亮助が防ぎ、その後のピンチも回避。残り時間が減っていく中で、20番新井純平が絶対に勝つという気持ちでゴールに繋がる重要なプレーをします。オーバーラップからドリブルで深くまで切り込み更にペナルティエリア内までドリブルで果敢に侵入し、ディフェンダーにクリアされそうになるも浮き球を執念で頭で持ち込んだところでたまらず相手ディフェンダーがファール。倒されてはいましたが、審判によってはPKを取るか微妙なプレーではあったのですが、先ほどのPKの流れもあり、ここで主審がPKの判定。このPKを10番矢島慎也が落ち着いて決めて、結果的にこのゴールが決勝点となり、浦和が1-0で勝利を飾りました。

そこまで考えていたかは分かりませんが、微妙なプレーでPKを取られたことで、同じような状況が浦和にも起こったらPKをもらえる可能性が高いというところで、20番新井純平がペナルティエリアまでドリブルで侵入することを選択した。この駆け引きは勝負を考えた時は、相当重要なので、それが成功し、しっかり勝利をもぎ取った。これは相当大きいです。

また、得点の後に28番関根貴大に代えて7番鈴木悠太、24番中村駿介に代えて25番進昂平、11番堀田稜に代えて14番繁田秀斗という交代を行った中で、代わって入った選手も7番鈴木悠太は果敢に前線でプレスをかけて相手の反撃を許さないプレーが出来、25番進昂平は短い時間の中でも持ち味を見せて、あと一歩で追加点というプレーを見せましたし、時間の使い方と言う意味では21番小坂慎太朗のコーナーフラッグ付近でのキープなども効果的だったと思います。

試合を振り返ると、決めるべき場面で決められなかったところは、やはりもったいないですし、決めていればもっと試合を楽に運べていたこともありますので、フィニッシュに対して突き詰めていく必要はあると思います。

とにもかくにも、今日の勝利は大きいです。

経験も積めて、結果と言う手応えも掴んだ。そして、この勝利で再び首位との勝点差が7まで詰まりました。

タイトルを目指してください。

育成のカテゴリですから、今後も起用などでは色々試合によって変わることも考えられます。でも、意識高く戦えば、勝てますよね。メンバーの組み合わせが変わっても勝てることを広島遠征で見せてくれてますからね。できますよね。

期待してます。

ではでは~。

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/09/04/ 第10節 vs清水エスパルスユース 1-2敗戦・・・どちらに重きを置くか

アウスタ日本平2011年9月4日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

夏の広島遠征で手応えを掴み、いよいよ公式戦が再開されます。優勝を考えた時には数字的に苦しい状況に追い詰められての折り返しとなるプレミアリーグ。見る側としても、逆転優勝のために勝ちに拘った戦い方になるのか、少し育成という面での経験値、Jユースカップや来期まで見据えた、試すことや見極めることに重点を置くのか、少し気持ちの置き所が難しいプレミアリーグはアウェイ日本平での清水エスパルスユース戦で再開となりました。

直接的に直撃しているわけではないものの、巨大台風の影響で所々で物凄い雨が降ったり、強風に見舞われたり、正確なプレーをするには大変な環境下での試合となりました。

この試合のスタメンは以下、

GK30番関口亮助、DFがセンターバックに6番野崎雅也と4番小出啓太、左サイドバックに21番小坂慎太朗、右サイドバックに20番新井純平、MFがボランチに8番片槙吾、トップ下に24番中村駿介と23番岸伯富実、FWが左に11番堀田稜、右に10番矢島慎也、真ん中に12番高田拓弥

となります。

トップ昇格が決まり、昨年の岡本拓也のようにユースの試合には出場させない可能性もあるかと思っていた矢島慎也と野崎雅也が揃ってスタメン出場。しかしながら、野崎雅也はセンターバックとして、矢島慎也がフォワードの右ということで、チームとしては、先を見据えた戦いをするという意図が感じられ、彼らがドッシリと存在感を見せていたポジションにあえておかずに戦うという選択がされていました。

また、公式戦という意味ではこれまでと比べて起用にも何箇所か変化が見られました。左サイドバックには広島遠征でかなり質の高いプレーを見せた21番小坂慎太朗がスタメン、キーパーを1年生の30番関口亮助が任されました。

試合開始から、ペースを握ったのは浦和レッズユース。激しくプレスに来るというよりは、スペースを消そうと言うようなディフェンス。2トップの二人以外は比較的守備に重点を置いた清水エスパルスに対して、浦和が小気味良くボールを回しながら攻撃を展開していくという流れ。

その中でも、トップ下に入った24番中村駿介の中盤でのスペースの使い方が上手く、良い場所に入るため、上手く経由役として前へ後ろへ動きながら攻撃に貢献することができていました。

また、右サイドバックに入った20番新井純平も、まずは持ち味のオーバーラップからの攻撃参加を果敢に仕掛ける場面を何度も作りながら、この試合では数人の選手との連携から抜け出したり、ディフェンダーを越えるフワリとした浮き球で裏へのパスを供給したり、更にバリュエーションが増えている印象がありました。

10番矢島慎也もさすがのボールコントロールでこの試合ではどちらかと言うと、チャンスメイクの方が多かったように感じましたが、存在感を見せていました。

流れは良いものの、相手ゴールを脅かす決定的な場面までなかなか結びつかない中で、中盤でボールを捌きながら23番岸伯富実が意識的にシュートを狙っているのが印象的でした。

時折相手のフォワードが個人技で鋭く攻めて来るところを、ボランチの8番片槙吾が上手く潰していたのも印象的でした。このポジションでしっかりこの仕事ができると守備も大分落ち着きます。

左サイドバックの21番小坂慎太朗は少し動きに堅さが見られたものの、前半終盤ではロングフィードから11番堀田稜が受けた際にタイミングよく前めにポジションを上げて11番堀田稜が下げた所をダイレクトで右前線へ放り込むという場面がありました。これは、キーパーにキャッチされてしまいましたが、広島遠征で頻繁に見せていたこういうタイミングよくスルスルと前線へ押上げながら、攻撃参加するプレーは良かったです。この試合では余り見せられませんでしたが、どの試合でもこういうプレーが何度も見せられると更に相手にとって脅威となると思います。

先ほど書いたように、前半は浦和らしい良さは随所に見られたものの、得点が遠いという時間帯が続きながらも、35分には11番堀田稜がサイドをドリブルで切り裂きシュート。キーパーが弾いた所に10番矢島慎也がシュートを狙うもディフェンダーに触られ惜しくもゴールならず、更にそこで得たコーナーキックのチャンスで混戦から6番野崎雅也が押し込んだかと思ったら、その前でファールがあったとか。本当にファールなの、ふ~ん、と納得いかない判定で浦和の先制ゴールはなりませんでした。

0-0ながら、手応えを掴んでハーフタイムを迎えます。

後半に入り、最初の数分で6番野崎雅也から24番中村駿介へのパス、テンポ良くパスを受けた24番中村駿介がアウトサイドで左前線の11番堀田稜へ渡りクロスという大きなチャンスを作ったり、11番堀田稜から10番矢島慎也へパスが出され、個人技で交わしてシュートを狙うなど、後半も浦和が良いスタートを切るかに思われましたが、どうも全体的にフワッと後半に入ってしまったのか、精度に欠くプレーや浦和の守備ラインに近い位置でミスから奪われるなど、この流れからやられた試合が何試合もある入り方をしてしまいます。

こういうプレーが続くと当然リズムも悪くなり、相手ペースになっていく中で、前線で上手くボールを収めることが出来なかったところをまずは修正しようと言うことだと思いますが、15分に12番高田拓弥に代えて25番進昂平が入ります。

25番進昂平は、相手ディフェンダーの視界から一旦消えてからディフェンダーの前に出るなど駆け引きしながらボールを受ける動きをするものの、どうもフワッとした流れのためか、そこに効果的なパスが供給される所まで行かず。ちょっと危ない時間帯だと思っていた矢先にセットプレーから失点。これで守備陣が慌てたということではないものの、この2分後に得点で勢いづいた相手に攻め込まれ、ディフェンダーの寄せが悪いとは思わないものの、見事なシュートを決められてしまい0-2とされてしまいます。

反撃を試みる浦和は21番中村駿介からのパスを受けた23番岸伯富実がシュートを狙ったり、6番野崎雅也からのパスを受けた10番矢島慎也がシュートを狙うも得点には至らず。

30分に23番岸伯富実に代わり28番関根貴大が入ります。

その後、34分に中村駿介が技ありのミドルシュートでゴールを決め1点差まで詰め寄り、更に交替選手を中心に反撃を試みます。その中でも、ゴールは入らなかったものの、その展開に鳥肌が立ったプレーがあります。それは、25番進昂平にパスが入る瞬間に28番関根貴大がディフェンスの裏めがけて、走ればパスが出ると分かっているかのように鋭く走ると、パスを受けた25番進昂平が素早く鋭いパスを28番関根貴大がトップスピードで走る裏へ通す。飛び出してきたキーパーとどちらが先に触るかというギリギリのところでキーパーに僅かのところで先に触られてしまったものの、あと一歩足が伸びていたら、その動きは確実に倒れこむキーパーを越える浮かすシュートを狙っていたことが分かる。この1連のプレーは凄かったです。でも、ゴールではないんですけど・・・。

そして、パワープレーとしての投入となりますが、40分に24番中村駿介に代えて18番西袋裕太が投入されます。

結果的に、そのパワープレーも得点までは結びつかなかったものの、凄かったのは中盤でボールを捌く以外は前線に飛び出して競る役として上がった18番西袋裕太に残り時間で5本くらいはロングボールが入ったと思うのですが、その全てで競り勝っていたんですね。この大会のFC東京U-18戦のときにも感じましたが、得点を奪わなければならないときの起用方法として、このパターンはかなりの武器になります。

はい、結果は1-2の敗戦です。

ポイントポイントで見ると、今後の戦いに向けて相当期待が広がるプレーを見せた選手も多く、先を見据えて試合を見ればよい試合でした。ただ、やはり勝つために必要な要素では反省してもらいたいことがはっきり出てしまった試合でもありますよね。後半スタートからの精度を欠いたプレーの連発。このフワッとした流れに対して怒る選手がおらず、そのまま全体的にふわふわっとしていましたよ。また、やはり決め所での激しさやここで決めておけば試合自体の進め方が楽になるという局面で、決めきる迫力を感じなかったです。確かに6番野崎雅也の得点がカウントされていれば流れは変わっていたかもしれませんので、そこは複雑ですが・・・。

それぞれの選手に新しく誉めたい箇所が見られながらも、怒りたい試合でもある。複雑です。

札幌引き分けましたよ。まだまだ逆転優勝狙えますよ。

今日のような、経験やこれからの戦いを考えた起用采配でも、はっきり言ってこのくらいの戦い方ができるのであれば勝ちながら同時にやれるはずです。

だから、ワガママですが見る側のブクメとしては、新たな発見を毎回見つけられ、更に結果も伴っている。プレミアリーグにはそれを求めることにします。

大荒れのコンディションの中、お疲れ様でした!

ではでは~!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/16/ 第9節 vs青森山田高校 1-3敗戦・・・簡単だけど難しいこと

青森山田高校2011年7月16日

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

先週の札幌遠征に続き、今週も浦和レッズユースにとって過酷な遠方遠征となる青森遠征。第9節の対戦相手は青森山田高校・・・というよりも、今の浦和レッズユースにとっての敵は自らになっているとも言えるのかも知れません。

この試合のスタメンは以下、

GK16番高浪祐希、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:1番三上綾太、18番西袋裕太、19番西澤秀平、23番岸伯富実、28番関根貴大、となります。

前節のコンサドーレ札幌U18戦からキーパーが16番高浪祐希に代わり、右サイドに7番鈴木悠太が復活と言う布陣になりました。

試合開始から、ディフェンスの集中力が感じられ、まずは相手の勢いを凌ごうと言う意図が感じられる試合の入り方をした浦和でしたが、リズムを掴むために重要な6番野崎雅也のところのマークがきつく、ディフェンスラインからの攻撃の起点として6番野崎雅也にボールを入れられずに、サイドサイドに偏った形になり、更にこれは最近どの相手もやってくるのですが、浦和のスピードある攻撃で相手の脅威となる両サイドのスペースを空けないように集中して守られる形を青森山田も当然の如くしっかり行ってきたことから、サイドの選手を使った攻撃が引っかかりロングボールからカウンターという形を作られ、守備の意識は高いものの、リズムを作るためのパス回しができないままに、自信を持ってパスを回せないように見えました。

前線でのプレスが激しい青森山田でしたので、ある程度絞りやすい形にはまってしまった中で狙いやすい状況もあり、ディフェンスラインからのパスを狙われ奪われてしまい、10分まで行かない所で早くも失点してしまいます。

浦和も3番寄特直人が何度かロングフィードを使った大きな展開で打開を図ります。失点後のチャンスとしてそのロングフィードから11番堀田稜が仕掛け、10番矢島慎也へパス。そこからシュートを狙うも決められず。

守備ラインのところが、不安定な中で、やってはいけない2失点目を早くも15分に決められてしまい、バランスをとろうとする試みが逆に消極的なパス回しになってしまっているところで苦しい展開になってしまいます。

2失点目以降は、11番堀田稜がサイドばかりではなく、中に切れ込んだり、そこに10番矢島慎也が絡んだりと工夫した攻撃を見せることで青森山田のハーフで攻撃を仕掛けられる回数が徐々に増えていきます。

前半の内に1点返しておきたいところでしたが、前半は0-2のまま終了。

後半に入り、3番寄特直人がタイミングで攻撃参加するなど、普段ではあまり見られない狙いを見せることで相手の守備をやや混乱させることに成功し、後半の序盤は浦和ペースで試合が展開されます。6番野崎雅也を経由して14番繁田秀斗、10番矢島慎也、11番堀田稜と細かいパスでテンポよく仕掛けるような前半には見られなかった展開も作り出すことができたり、打開するために10番矢島慎也が個人技で打開してミドルシュートを放つなど、前半に比べて圧倒的に得点の臭いがしていたものの、得点には至らないまま迎えた後半20分に、ゴール前でフリーキックを与えてしまい、ここで相手のトリックプレーに引っかかってしまい、致命的な3失点目を喫してしまいます。

その後、2番西山航平に代えて19番西澤秀平が入り、その後、5番佐藤大介に代えて18番西袋裕太が入りますが、この交代の意図が得点を取りに行くための交代には感じられず、どういう意図なのかな~と思いつつ、試合が進み、残り10分くらいのところで12番高田拓弥に代えて28番関根貴大、14番繁田秀斗に代えて23番岸伯富実が投入されます。

28番関根貴大が前線で力強くボールをキープして惜しいチャンスも何度か生まれたものの、残り時間が少なすぎて結局試合終了間際にPKを得て、10番矢島慎也が決めて1点返したものの試合はそのまま1-3で終了となりました。

とりあえず、見ていた側として出そうな感想として、審判の判定がブレブレでやばかったとか、3点取られた時点でこの試合は経験を積むため、2日後の彩の国カップへ向けて主力を休ませることや、トレセンに参加する選手を余り疲れさせないために遅く起用するという目的の試合にするとベンチが判断しているのかと考えた方も多かったと思いますが、それはそれとして、選手達の気合いの入り方とは裏腹にこういう結果になってしまったことについて少し自分は書かせてもらいたいと思います。

ちょうどクラブユース選手権の予選の横浜FC戦辺りから、分かりやすいくらいに浦和の長所を潰すための研究をしてきているというチームが続き、選手達としても、やりにくい状況になってきているのは明らかになっています。

そんな簡単なものではないですが、両サイドの選手が走るスペースを与えない自由にさせないような試みと、攻撃の起点とリズムを作るポイントとなるボランチのところを経由させないようなプレスのかけかたとか、わかりやすいことをされていて、それにはまってしまっている。上手くいかないから、少し消極的になってしまっている。

これが、苦戦の要因だとは思います。

確かに、相手チームの場合は入ってしまうような惜しい場面が浦和の場合にはことごとくゴールからそれてしまうなど少し運の無い所もあるとは思います。

結果には結びついていませんが、相手の研究にかからないような工夫が見られているのも確かで、青森山田高校との試合で言えば、11番堀田稜がサイドばかりではなく、中へのドリブルを試みることを何度か加えたことで相手守備陣は明らかに混乱していましたし、それにより開いたスペースに5番佐藤大介が上がったり、10番矢島慎也がサイドに流れたり、効果的な場面もありました。

3番寄特直人の攻撃の仕掛けも、効果的に作用していました。

攻めで停滞しそうな時の試みとしては、このような工夫を続けていけば全く問題ないと思います。

問題は、失敗を恐れるメンタリティが先行してしまっていることなのかもしれません。

本来であれば、浦和の形を作ってバランスの良い流れを作って、それでも相手が浦和の攻撃パターンを研究してきて崩しきれない時に工夫して打開していく流れになるべきが、その前の段階で相手に主導権を奪われてしまい、ビハインドを返すために工夫するという悪循環になってしまっています。

浦和のチームバランスがボランチにあるのであれば、そこを徹底的に狙われた時には主導権を握るまでは2ボランチにしても良いと思います。今年のチームは考えてプレーすることができる選手が多いと思いますので、良い意味での「臨機応変」を見せて欲しいです。頑ななバランスではなくて、柔軟性のあるバランス。簡単そうで結構難しいとは思いますが、今年の浦和がやろうとしているサッカーの完成形は、相当レベルの高いところにあると思いますので、これらの実践を強いメンタルを持って行うべきだと思います。

「何?ボランチを徹底的にマークしてくんの?じゃあ、その分そっちが手薄になっているところを突いてやるよ。」

くらいの意識で。人数は同じなんですから、相手が過剰に対応する場合はその分どこかが手薄になるわけですから。

メンタルだけでサッカーは勝てるものではないことは、あるところを見ていれば分かると思いますが、今年作り上げてきたベースとなる戦術は浦和レッズユースにはあるのですから、そこで自信を失わないで下さい。自信を持ってください。絶対どこ相手でも通用するベースを持っているんですよ。

なんか、まとまらない文章になってしまいすみません。

2週連続の遠方遠征お疲れ様でした!

ではでは~!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/10/ 第8節 vsコンサドーレ札幌U-18 1-3敗戦・・・全国レベルの厳しさ

札幌サッカーアミューズメントパーク(天然芝)2011年7月10日

 

 

 

 

 

どうも、浦和サポブクメです☆

やってきました、札幌の地。全国リーグとして新たにスタートした今年の戦いですが、比較的近い場所が多く全国での戦いと言う印象が今一つ薄い感じもしていたものの、ここに来て全国での戦いという名にふさわしい遠方でのアウェイでの試合となりました。

よくよく考えてみると、夏の全国大会で福島、夏の遠征で海外などは、これまでもあるものの純粋に試合や大会として遠くの地へ遠征してアウェイで戦うという機会はこれまでほとんどなかったんですよね。

トップの試合に多く足を運んでいたときは普通でしたが、下部組織の試合ではある意味初めてに近いというか、相手には慣れ親しんだ、浦和にとっては初めての会場でのアウェイでの戦いとなりました。

暑すぎる埼玉と比べて、びっくりするくらい快適な気候の北海道は札幌の今回の会場となった札幌サッカーアミューズメントパークは、一見するとアウェイということを忘れてしまうくらい、やりやすそうな環境に試合前は感じられたものでした。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に27番金野僚太、真ん中に12番高田拓弥

控え:15番小峯洋介、18番西袋裕太、24番中村駿介、28番関根貴大、GK16番高浪祐希

となります。

最近のメンバー構成から考えると、右サイドの7番鈴木悠太が今日は体調不良で帯同自体しておらず、その位置にこの大会初スタメンとなる27番金野僚太が入りました。U17日本代表での戦いを終えた20番新井純平は、おそらく他のチームでは同大会に参加していたメンバーが普通に出場していたため、参加できないという状況ではなかったとは思いますが、今回の遠征自体に帯同していませんでした。

試合の入り方は決して悪くはなく、いつもよりも10番矢島慎也がボランチに近い位置くらいまで下がってボールを受ける回数が多いとは感じつつも、12番高田拓弥の動きの質も良く、スタートからしばらくは浦和がこの試合のペースを握るのではないかという展開でスタートします。

実際に、先制点は浦和。左サイドをドリブルで持ち上がった11番堀田稜が絶妙のクロスを上げると相手キーパーが処理できずに前線での攻撃に運動量豊富に絡んでいた12番高田拓弥が押し込んでの先制点となりました。

試合の入り方、早い時間での先制点と、遠方アウェイでの戦い方としてはこの上ないスタートを切れたのですが、先制点の後の流れが、浦和としてはやってはいけない展開でした。

浦和ペースでの序盤はコンサドーレ札幌の良さというものはあまり見えなかったものの、浦和の先制点の後に当然のごとく相手は反撃してくるわけで、そういう時間帯をいなしてペースを渡さないサッカーをしていく必要があったのですが、守備陣が受けてしまい、やや対応が遅くなったところで、同点ゴールを決められてしまいます。

この得点を決めた選手がU18日本代表にも選ばれている札幌の11番榊翔太になるわけですが、代表だからということではありませんが、なるほどストライカーだなという質の高いプレーを見せられてしまったという印象でした。

この失点の後、更に相手が攻勢になることは当然の流れになるのですが、更にこれを浦和が受けてしまうことで試合の流れが完全に攻めるコンサドーレ札幌、守る浦和という構図に代わってしまいます。

こうなると、この世代別の代表に呼ばれている選手が多い札幌だけあって、個人のプレーの質の高さを見せつけられるような形になり、正確なパス回しと前線にストライカータイプがしっかり待ち構えてゴールを狙っているという状況を容易に作られてしまい、チームとして相手を翻弄していくべき今年の浦和のサッカーが影をひそめてしまう展開になってしまいます。

それでも同点という状況なので耐えて行けば、問題ないアウェイという場所での試合運びにもできたはずだったのですが、風の影響もあったかもしれませんが、浦和のミスから失点を喫してしまい、1-2と追いかける状況へと追い込まれて行ってしまいます。

この失点が前半15分くらいでしたので、これ以降前半の残り30分くらいは完全に札幌ペースになりました。

本来であれば、ポゼッションは浦和で相手を走らせて浦和ペースで展開という形を見事に相手に渡してしまう形になりました。中盤での動きの質でも相手が勝っており、前半はとにかくやられたなという印象でした。

実際、GK1番三上綾太の連続ファインセーブがなければ、更に失点していた可能性も十分にあったわけで、前半終了を1点差で終えられたことで後半に可能性を残すことはできていました。

とにかく、後半は中盤の主導権を相手から奪い返すような動きがまず必要で、そこが上手くいけば前線の選手交代など使いながら攻めていけば、まだまだ勝機はあるという考えで後半を見ていました。

後半スタートから5番佐藤大介に代わり18番西袋裕太が入ります。18番西袋裕太はセンターバックの位置に入り、3番寄特 直人が左サイドバックの位置に入りました。

守備ラインを変更してきた浦和でしたが、ペース自体は後半もしばらく札幌が握り、浦和は守備に追われる形になります。

前半気になっていた、浦和の中盤での距離感や動きの質の悪さが少しずつ改善され、14番繁田秀斗の動きが良くなってきた流れの15分に11番堀田稜に代わり28番関根貴大、12番高田拓弥に代わり15番小峯洋介が入ります。

とにかく相手のプレーの質が高く、浦和も対抗するために質の高いプレーが求められたこの試合の中で、まずは最前線でボールを収めるために10番矢島慎也がセンターフォワードの位置へと上がり、中盤の活性化と思い切りの良い攻撃での仕掛けを15番小峯洋介と28番関根貴大にという狙いが見えて良かったですし、実際にこの交代と試合終盤に27番金野僚太と代わって入った24番中村駿介らが見せた中盤でのプレーにより後半の終盤は浦和の大きな得点チャンスも何度か訪れていました。

ただ、結果的には前がかりになったところで反撃を受けたところで守備ラインでの対応を一度誤ったところをしっかり決められてしまって結果的には1-3の完敗という結果になりました。

正直今日の相手は強かったです。個々の能力も高かったですし、パス回しのミスもほとんどなく、試合の中での勝負どころでのプレー(同点ゴールを決められたところ)、後半終盤で前線を走り回れる選手を投入して浦和の前がかりのところを常に狙いミスを誘い、少ないチャンスでダメ押しの得点をしっかり決めてしまう。

ただ、悔しかったのは、浦和が今年やってきた浦和の強さを自分たち主導で落ち着いて行うことができなかったことであるわけでして、以前確かに聞いた「今年は突出した選手がいないからチームで戦うことができていることで強さを見せられている」ということができていなかったことでして、今後はこの部分をもう少し突き詰めて(自信を持って自分たちの形に持ち込む)ことをして欲しいなと思います。

とにかく、このレベルの相手と対峙する時には受けてしまっては必ずこういう試合になります。

確かにこの全国リーグも既に8試合目となり、どのチームも浦和の長所を消すプレーをしっかり研究してきていますが、中盤でのポゼッションに関しては、これまで今年の浦和レッズユースがやってきた動きやプレーがしっかりできていれば研究されたからどうこうというほど簡単に対応されるものではないと思っています。

攻撃の際の仕掛けに対する対処は、研究されればされるほど更に更に工夫が必要になり得点も簡単にはできなくなっては来ると思いますが、その前にやるべき、主導権を握るための浦和のプレーまで見失ってはだめですよ。

この辺りが、どの試合でもできることでドッシリしたチームになるわけで、それがそこからの崩しを考える楽しさや手応えに繋がっていくわけですから。できるのだからやってください。できないのであれば、やれとは言いません。

試合後に挨拶に来てくれたときに、悔しくて下を向いてしまいたいような終わり方の試合でしたが「次は勝ちます!」と力強い言葉が聴けたのは嬉しかったですし、その言葉を信じますので次の青森山田戦では、今年の浦和の強さをまず自らで崩さないように見せつけて主導権を握り、そこから相手のスカウティングを崩すような攻撃での試みを多く見せてください。

サイドバックの攻撃参加、中盤での細かい仕掛け、バックラインからのロングボールでの大きな展開から一気にフィニッシュまで持ち込むスピードある攻撃、更に時には強引なストライカーらしいプレーに戻って仕掛けることができる選手はそれをやっても良いですし、それら全ての基になるのが、中盤でのポゼッションで相手を上回ることですからね。

期待しています。

試合は敗戦で悔しいですが、冷静に考えるとやはり、このレベルの相手と相手が慣れたグラウンドで戦うアウェイゲームというのは本当に経験値を積めるので、良い舞台が浦和には用意されているなと思うのも本音です。

ではでは~!

 

高円宮杯U18プレミアリーグ2011/07/03/ 第7節 vs三菱養和SCユース 0-1敗戦・・・悪い空気をすみません

三菱養和会 巣鴨スポーツセンターグラウンド2011年7月3日

どうも、浦和サポブクメです☆

浦和レッズサポーターに限らずだと思いますが、応援しているチームが負けたりすると、自分の応援が足りなかったとか思ったりすることが多々あります。なんか、そういうものを今日は自分が持ち込んでしまったのかな~と思ったりしています。

こちらのブログを読んでくださっている方にはご存知の通り、U17ワールドカップの日本代表に浦和レッズユースから参加している新井純平を応援にメキシコに行っていました。ただ、浦和レッズユースの全国リーグの再開には合わせたいということでこの日の試合観戦に間に合うように日程を組みました。

メキシコから日本へ帰国する日。早朝にメキシコ・シティのホテルから空港へタクシーで向かうと連日降り続いている雨の影響で空港へ向かう道が冠水状態で1台がやっと通れるくらいの水が少ないところに車が殺到し、大渋滞。これによって、なんと帰国便に間に合わず、当日日本に向かう便がないということで、まさかの経由地ダラス(アメリカ)で一泊することになってしまい、翌日の空いている便で帰国することになりました。成田空港到着が13:05予定だったので、今日の試合の巣鴨へ向かえば15:30の試合にギリギリ間に合うという計算・・・してたら、その便の出発が普通に30分遅れ、到着も20分ほど遅れ、更に間に合うための手段となる京成スカイライナー13:59発には間に合わず、節電ダイヤでその次の電車はキャンセル。結局、その次のスカイライナーで現地に着いたのが試合開始5分過ぎくらいから。それ以外にもダラスで仲良くなった人との待ち合わせが上手くかみ合わずだったり、滞在先のホテルの住所を確認しないで出かけて帰りにタクシーで帰る時に系列のホテルがダラスにたくさんあって行き先に苦戦したり、まあそんな感じで悪い流れをこの試合に引っ張りこんでしまった感じというか、こういうのは結構責任感じます。さらに、相性の悪い相手でここではすっきり試合が進まないことが多いと思ってしまったり。チームの敗戦の反省や、次の札幌遠征で切り替えて戦うことなどはやっていると思うので、何か上手く行かなかった流れの責任の何%か自分も背負わせてもらいます。。

ということで、試合。

この試合のスタメンは以下、

GK1番三上綾太、DFがセンターバックに3番寄特直人と4番小出啓太、左サイドバックに5番佐藤大介、右サイドバックに2番西山航平、MFがボランチに6番野崎雅也、トップ下に10番矢島慎也と14番繁田秀斗、FWが左に11番堀田稜、右に7番鈴木悠太、真ん中に12番高田拓弥

控え:18番西袋裕太、24番中村駿介、25番進昂平、28番関根貴大、30番関口亮助

となります。

この中断明けから、登録メンバーが30人に変わったとか?よくわかりませんが、これにより、より多くの選手を登録してチャンスを待ち、試合直前にアピールできたメンバーが出場できるわけですね。

ブクメが到着したのは前半開始5分過ぎくらいなのですが、これまでの間に14番繁田秀斗の惜しい得点チャンスがあったそうです。

試合展開としては、浦和の攻撃の一つのオプションとなる両サイドの前線の攻撃に対してしっかりマークについて浦和の長所を潰そうとする意図を感じました。実際にこれにより、サイドを使っての攻撃がかなり封じられてしまっていたように感じます。

また、このグラウンドは通常のグラウンドよりも狭い人工芝ぐらうんどで、ややサイドチェンジなどの際に目測を誤ってラインを超えてしまう場面もなんどか見られました。

このような試合の時には、両サイドバックも攻撃参加して入れ替わりながら仕掛けたりすることが必要になるのですが、相手の攻撃もサイドが上がろうとするスペースを狙う印象もあり、なんというかシンプルに正確に狙ってというよりは、中盤に入ったらやや雑にフワリとしたボールをとりあえず前線に放り込み、そこに前線の選手が鋭く狙ってくるというのでしょうか、とにかく正確ではないのに結果的に危険な攻撃になってしまうような、ディフェンスとしてはやりにくい攻め方をしてきます。

それにより、サイドも攻撃参加に集中することはできないような様子でしたね。

そのような中で、前半はリズムよく攻撃ができず、しかしながら決定的に危ないシーンも少ないというような、養和戦にありがちな展開で進んでいきます。

リズムが良くないため、なかなか12番高田拓弥にボールが収まらず、サイドもスペースを狙ってという形が先ほど書いたような理由でなかなか上手く行かない印象。

前半のチャンスとしては、6番野崎雅也から右へ展開された、パスを受けた7番鈴木悠太が仕掛けてクロス、飛び込んだ12番高田拓弥に僅かに合わずのシーンや、同じく7番鈴木悠太からパスを受けた10番矢島慎也のシュート、タイミングを見ながらの5番佐藤大介の攻撃参加、また、サイドをケアされる守備を突破するために、7番鈴木悠太が中へのドリブルで切り込むなど工夫も見られたものの、シュートがいずれも枠を捉えられません。前半最後にフリーキックのチャンスで、5番佐藤大介が直接ゴールを襲う鋭いシュートを放つも相手キーパーに弾かれて得点には至りません。

前半は0-0で終了します。

後半に入ると、浦和は細かい仕掛け、トリッキーな仕掛けで打開を図りだし、これにより前半に比べると相手が対応できず、突破できる回数が多くなります。

前半から、養和の選手の数名が激しいプレスというより少しラフなプレーが目立ち心配されましたが、その流れが悪い結果を生んでしまいます。右サイドで安定した守備をしていた2番西山航平がファールを受け、顔から出血(細かくは不明)でプレーを続行できず。早い段階で守備の交代を余儀なくされます。代わって18番西袋裕太が入り、右サイドバックに4番小出啓太が入り、18番西袋裕太がセンターバックの位置に入ります。

なんというか、前半を踏まえて対応しようと浦和の選手達が考えてプレーして、サイドではなく中を通すパスを使ってみたり、細かく打開するプレー、12番高田拓弥の動きも後半は正確さを増すなど、やりにくそうな展開は変わらないものの、後半は前半より可能性を感じるプレーが増えた印象があります。

後半15分に7番鈴木悠太に代わり28番関根貴大が入ります。リズムが良くなったとは言えないものの、代わった28番関根貴大から10番矢島慎也、12番高田拓弥とテンポ良い攻撃なども見え始めます。

更なる攻撃のバリュエーションを加えるために、25番進昂平を準備しているところで、ディフェンスラインの裏にパスを通され、GK1番三上綾太が飛び出すも一歩相手が先に触り失点。

決定的にやられている印象がないなかで反撃を試みようとするところでの失点が痛かったです。。

失点後に12番高田拓弥に代わり25番進昂平が入り、反撃を試みます。

浦和がやや押している後半終盤の時間帯で連続で獲得したコーナーキックのチャンスで18番西袋裕太が競り勝って味方にヘッドで繋げて狙うと言う場面が何度か見られましたが、これも得点までには至らず。

後半40分に5番佐藤大介に代えて24番中村駿介を投入して、なんとか得点を奪おうと残り時間得点を狙うも、結果的に得点はできずに0-1で試合終了。

やられた感じはないものの、終わってみると負けていたという、三菱養和との試合の時によくある展開での敗戦となってしまいました。

決定的に何が悪かったと言い難い試合でしたが、今後更に研究されることを考えると以前から触れている、スカウティングに負けないバリュエーションをどんどんトライしていく必要が今後は多くありそうですね。今日の試合を見ている限りでは、後半10番矢島慎也が絡んだ何度かのプレーで見られた、細かいトリッキーなプレーでの2人3人が絡んだコンビネーションは、相手も対応できていませんでしたので、このようなプレーを織り交ぜながら、相手がここを潰せばOKという状況ではない工夫でペースとリズムを掴んで、いつもの浦和の戦い方に相手を引き込んでしまえればよいかと思います。

さすがに全国リーグは簡単ではないですね。やりがいがあるでしょう?

さて、この試合の後に練習試合が行われたのですが、その試合は、24番中村駿介のゴールで1-0で勝利しました。怪我から復帰した15番小峯洋介が久々に登場し、ボランチの位置で持ちすぎず上手く捌き中盤でよい距離感で攻撃に絡んでいました。良い感じです。また、左サイドで前線の13番長谷優と左サイドバックの21番小坂慎太朗が、サイドからの攻撃をどんどん仕掛け、アピールしてました。これも良い感じです。

ということで、次は今節勝って浦和より上に行って首位に立ったコンサドーレ札幌U18とのアウェイでの試合になります。

きっちり勝って首位を奪回してやりましょう!

蒸し暑いコンディションの中お疲れ様でした!

ではでは~。